
「駅から遠い家、老後にどう影響する?」
「老後は住み替えか現在地か…判断に迷う」
このような悩みを抱えている方は決して少なくありません。
現在は車での移動に問題がなくても、数年後、数十年後の生活を想像すると、交通アクセスの悪い立地での暮らしに疑問を感じるのは当然のことです。
しかし、老後に実際どんな困りごとが発生するのか、いつ住み替えを検討すべきかといった判断材料がないまま月日が経つと、手遅れになってから慌てることになりかねません。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界のプロが『駅から遠い家で老後は大丈夫?7つの問題点と住み替え判断基準』と題して徹底解説します。
最後まで読めば、老後の生活で直面する現実的な課題を理解し、自分の状況に合った最適な住まいの選択ができるようになるでしょう。
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- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
老後に駅から遠い家で困る7つの問題点は?

老後の生活を考えると、駅から遠い家で本当に安心して暮らせるのかという不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
現在は車での移動が中心で不便を感じていなくても、年齢を重ねるにつれて様々な問題が浮上してくる可能性があります。
- 交通手段の不便さ
- 病院に行く時間がかかる
- 日常の買い物の不便さ
- 公共施設が利用しにくい
- 娯楽施設が足りない
- 親族や友人が来づらい
- 社会的な孤立を感じる
それぞれの問題点を詳しく見ていきましょう。
問題点1.交通手段の不便さ
老後の生活で最も深刻な課題となるのが、運転免許返納後の移動手段です。
現在は車で自由に移動できていても、視力や反射神経の低下により、いずれは運転を諦めなければならない日がやってきます。
将来のことを考えると
不安になりますね
駅から遠い立地では、公共交通機関へのアクセスが制限されるため、以下のような深刻な問題が生じます。
| 移動手段 | 課題 | 対処法 |
|---|---|---|
| バス | バス停まで遠い、本数が少ない | 時刻表の確認、早めの外出計画 |
| タクシー | 料金が高額、待ち時間が長い | 事前予約、複数回利用の検討 |
| 家族の送迎 | 気を遣う、時間調整が困難 | 事前相談、お礼の気持ちを示す |
| 徒歩・自転車 | 体力的に厳しい、天候に左右される | 電動アシスト自転車の活用 |
特に雨や雪の日は、バス停まで歩くことさえ危険になるケースも少なくありません。
天候に左右されるのは
つらいもんじゃな~
体力の衰えとともに、外出すること自体が億劫になり、引きこもりがちになってしまう恐れもあります。
問題点2.病院に行く時間がかかる
老後は医療機関への通院頻度が高くなりますが、駅から遠い家に住んでいると通院だけで1日がかりになってしまうことがあります。
大きな総合病院や専門クリニックは利便性の良い場所に立地していることが多く、片道1時間以上かかるケースも珍しくありません。
通院だけで疲れ果てて
しまいそうです
また、定期的な検査や治療が必要な場合、交通費も相当な負担となります。
月に3回通院するとして、往復のタクシー代が1回5,000円だった場合、月15,000円、年間18万円もの出費になる計算です。
交通費だけで
こんなにかかるんですね
急な体調不良の際にも、救急車を呼ぶべきか、タクシーで向かうべきか判断に迷う場面が増えてきます。
緊急時の対応も
考えておく必要があるな
かかりつけ医との距離が遠いと、継続的な健康管理にも支障をきたす可能性があるでしょう。
問題点3.日常の買い物の不便さ
食料品や日用品の調達は、老後の自立した生活において非常に重要な要素です。
しかし、大型スーパーや商業施設は交通アクセスの良い場所に建設されることが多く、駅から遠い地域では買い物の選択肢が限られてしまいます。
近所に小さな商店があっても、品揃えや価格面で満足できない場合があります。
- 商品の種類が少なく、欲しいものが見つからない
- 価格が割高に設定されている傾向がある
- 営業時間が短く、都合の良い時間に利用できない
- 重い荷物を運ぶのが体力的に困難
- 特売日やセール情報が入手しにくい
毎日の買い物が
こんなに大変になるとは…
最近はネットスーパーも普及していますが、操作に慣れるまでに時間がかかったり、商品を直接確認できない不安を感じる方も多いようです。
新しい技術に慣れるのは
なかなか大変じゃよ
また、買い物は貴重な外出機会でもあるため、それが制限されることで活動量の低下につながる恐れもあります。
問題点4.公共施設が利用しにくい
年金や健康保険の手続き、各種証明書の取得など、老後は行政サービスを利用する機会が増加します。
市役所や区役所は市街地の中心部に位置していることが一般的で、駅から遠い家からでは半日がかりの外出となってしまいます。
手続きのたびに
遠出するのは負担ですね
図書館や公民館なども同様で、知的活動や地域交流の機会が制限されがちです。
特に以下のような場面で不便さを実感することになるでしょう。
- 介護保険の申請や更新手続き
- 健康診断や予防接種の受診
- 住民票や印鑑証明書の取得
- 税務相談や確定申告のサポート
- 地域の講座やイベントへの参加
地域活動に参加
しにくくなるのも困りもんじゃ
デジタル化が進む中でも、高齢者にとっては直接窓口での対応が安心できる場合が多く、アクセスの悪さが生活の質に直結してしまいます。
問題点5.娯楽施設が足りない
仕事を退職すると自由な時間が格段に増えますが、楽しみを見つける場所が近くにないと、単調で退屈な日々を過ごすことになりかねません。
映画館、カラオケボックス、ショッピングモール、レストランなどは、駅前や繁華街に集中していることがほとんどです。
楽しい場所が遠いと
気分も沈みがちになります
趣味の用品を購入したり、友人と食事を楽しんだりする機会も自然と減ってしまいます。
文化的な刺激や社会的な交流の機会が乏しくなることで、認知機能の低下や抑うつ状態のリスクも高まる可能性があります。
趣味を楽しむのも
一苦労になりそうです
健康で充実した老後を送るためには、適度な刺激や楽しみも必要ですが、それを得る機会が物理的に制限されてしまうのは大きなデメリットといえます。
人生を楽しむことも
大切じゃからの~
問題点6.親族や友人が来づらい
家族や友人との交流は、老後の精神的な支えとして非常に重要な役割を果たします。
しかし、駅から遠い立地では、来客にとってアクセスが困難になり、訪問のハードルが高くなってしまう傾向があります。
子どもや孫が遠方に住んでいる場合、わざわざ車で迎えに行ったり、高額なタクシー代を負担したりする必要が生じ、気軽に会うことが難しくなります。
来客が敬遠する理由として、以下のような要因があります。
- 最寄り駅からの距離が遠く、迎えが必要
- タクシー料金が高額で負担をかけてしまう
- 車でのアクセスも道順が複雑な場合がある
- 公共交通機関の最終便を気にする必要がある
- 荷物を持参する際の移動が困難
みんなに迷惑をかけるのは
心苦しいです
その結果、人との接触機会が自然と減少し、孤独感を感じやすくなる恐れがあります。
人のつながりは
何より大切にしたいの~
また、緊急時に頼れる人が近くにいないという不安も、日常生活に重くのしかかってくる場合があります。
問題点7.社会的な孤立を感じる
これまで述べてきた問題点が重なり合うことで、最終的には社会から切り離されたような感覚を抱く方が少なくありません。
交通手段の制約により外出機会が減り、人との交流も限られてくると、情報収集の機会も少なくなり、社会とのつながりが徐々に薄れていく傾向があります。
現代社会では情報の更新スピードが非常に速く、物理的な距離が情報格差を生み出すリスクも存在します。
世の中の流れについていけなく
なるのが心配です
社会的孤立が深刻化すると、以下のような影響が懸念されます。
- 地域のニュースや最新情報に疎くなる
- コミュニティから疎外されたように感じる
- 新しいサービスや制度について知る機会が減る
- 孤独感が増し、精神的な健康に悪影響を及ぼす
- 認知機能の低下リスクが高まる可能性がある
心の健康も気になります
特にデジタル化が進む現代では、オンラインでの情報収集やコミュニケーションが主流となっており、技術的な格差が生活の質に大きく影響する可能性があります。
時代の変化に合わせるのも
なかなか難しいもんじゃ
緊急時に助けを求められる場所や人が遠いという現実的な不安も、毎日の生活に影を落とすことになるでしょう。
以上、駅から遠い家で老後を迎える際に想定される7つの問題点について詳しく解説しました。
これらの課題を理解した上で、将来の住まい選びや生活設計を慎重に検討することが、安心できる老後生活への第一歩となるでしょう。
老後、駅から遠い家で暮らせる?住み替え判断基準

駅から遠い立地でも老後を安心して過ごせるかどうかは、様々な要因によって決まります。
住み替えを検討する前に、まずは客観的な判断基準を使って現在の状況を整理してみましょう。
- 健康状態と体力を確認する
- 経済状況と費用を計算する
- 家族のサポートを確認する
- 地域の利便性を調査する
- 住み替え先を比較検討する
具体的な基準があると
判断しやすいですね
それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
1.健康状態と体力を確認する
老後の生活において最も重要なのは、現在の健康状態と将来の変化を正しく把握することです。
駅から遠い家で継続して暮らすためには、ある程度の体力と移動能力が不可欠になります。
以下のチェックリストで、現在の状況を確認してみてください。
- 1km以上歩くことができるか
- 階段の昇降に不安はないか
- 視力や聴力に問題はないか
- 夜間の運転に不安を感じるか
- 定期的な通院が必要な病気があるか
- 薬の管理を自分でできるか
将来のことを考えると
少し不安になります
3つ以上該当するなら、今のうちから住み替えの準備を始めることをおすすめします。
特に運転免許の返納を考えている方は、公共交通機関でアクセスしやすい立地への住み替えが急務となるでしょう。
体の変化は避けられん
早めの準備が肝心じゃ
また、かかりつけ医との相談を通じて、今後5~10年の健康見通しを聞いてみることも大切です。
2.経済状況と費用を計算する
住み替えには相当な費用がかかるため、現実的な資金計画を立てることが不可欠です。
まずは現在お住まいの家がいくらで売れるのか、正確な査定額を把握しましょう。
不動産の価値は会社によって評価が異なるため、複数社に査定を依頼することで適正価格を知ることができます。
家の値段って会社によって
違うものなんですね
住み替えにかかる主な費用を整理すると、以下のようになります。
| 費用項目 | 金額の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 仲介手数料(売却) | 売却価格の3~6% | 不動産会社への手数料 |
| 住み替え先の購入費用 | 物件価格+諸費用 | 登記費用、税金など含む |
| 引越し費用 | 10万円~50万円 | 距離や荷物量により変動 |
| リフォーム費用 | 50万円~300万円 | バリアフリー化など |
預貯金や年金収入とのバランスを慎重に検討し、無理のない範囲で計画を立てることが重要です。
無茶は禁物じゃよ
身の丈に合った計画をの~
老後の生活費や医療費も考慮して、住み替え後も安心して暮らせる資金を確保しておきましょう。
3.家族のサポートを確認する
老後の住まい選びでは、いざという時に頼れる人がいるかどうかも重要な判断材料となります。
現在の家族構成と、将来受けられるサポートの内容を整理してみましょう。
一人だと心細いですが
家族が近くにいると安心です
家族サポートの有無によって、住み替えの必要性は大きく変わってきます。
- 子どもや親戚が車で迎えに来てくれるか
- 緊急時にすぐ駆けつけてもらえるか
- 買い物や通院の付き添いを頼めるか
- 定期的な安否確認をしてもらえるか
- 家事や庭の手入れを手伝ってもらえるか
家族からの継続的なサポートが期待できる場合は、駅から遠い家でも安心して暮らせる可能性が高くなります。
家族の協力があるかどうかで
選択肢が変わってきますね
逆に、家族が遠方に住んでいたり、頼れる人が少ない状況では、公共サービスや地域のサポート体制が充実した立地を選ぶことが大切です。
頼れる人がおらんと
不安になるもんじゃな
4.地域の利便性を調査する
駅から遠い立地でも、周辺環境が整っていれば老後も快適に過ごすことができます。
お住まいの地域について、実際に歩いて調査してみることをおすすめします。
徒歩や自転車で行ける範囲に、以下の施設やサービスがあるかチェックしてみてください。
- 食料品や日用品を購入できる店舗
- かかりつけ医や薬局
- 銀行や郵便局
- 理美容室やクリーニング店
- 図書館や公民館
- バス停や駅
歩いて行ける範囲に
いろいろあると便利ですね
また、地域独自のサービスも重要な要素です。
コミュニティバスや宅配サービス、見守り支援などが充実している地域では、交通の不便さをある程度カバーできます。
地域のサービスって
調べてみる価値がありそうです
自治体の窓口で高齢者向けサービスについて相談すると、意外と知らなかった支援制度を教えてもらえることもあります。
役所に聞いてみるのも
ええアイデアじゃの~
近所の方との関係性も大切で、普段から挨拶を交わしたり、ちょっとした困りごとを相談できる間柄があると心強いものです。
5.住み替え先を比較検討する
住み替えを決断した場合、どのような住まいを選ぶかが老後の生活の質を大きく左右します。
年齢を重ねてからの住み替えでは、利便性と安心感を最優先に考えることが大切です。
老後に人気の高い住まいのタイプと、それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 住居タイプ | おすすめポイント | 注意点 |
|---|---|---|
| 駅近マンション | 交通便利、セキュリティ良好、管理が楽 | 価格が高い、専有面積が狭い |
| 駅近一戸建て | 交通便利、庭あり、プライバシー確保 | 価格が高い、維持管理が大変 |
| シニア向け住宅 | 介護サービス充実、緊急時対応あり | 月額費用が高い、入居条件あり |
| 地方都市の家 | 価格が安い、自然環境が良い | 医療機関が少ない、交通が不便 |
それぞれメリットと
デメリットがあるんですね
住み替え先を探す際は、実際に現地を訪れて周辺環境を確認することが重要です。
日中と夜間、平日と休日の様子を観察して、安全性や利便性を総合的に判断しましょう。
時間帯によって
雰囲気が変わりそうですね
また、複数の不動産会社に相談することで、より多くの選択肢と専門的なアドバイスを得ることができ、後悔のない住み替えが実現できます。
焦らずじっくり選んで
納得のいく住まいを見つけるんじゃ
以上、老後の住み替えを判断する5つの基準について解説いたしました。
これらの基準を活用して、駅から遠い現在の家で安心して過ごせるか、それとも住み替えが必要かを総合的に判断していただければと思います。
老後に向け、駅から遠い家を住み替えた人の体験談

老後に向け、駅から遠い家を住み替えた人の体験談を紹介します。
高橋 文子さん(65歳・長崎県)

- 住み替えて「良かった」点は?
- 駅から徒歩5分の場所に引っ越したおかげで、外出がぐっと楽になりました。以前はバスの本数が少なく、特に雨の日なんかは本当に大変でした。今は、急な用事や体調が優れない時でも、すぐに電車に乗れる安心感があります。
- 住み替えて「悪かった」点は?
- 新しい家はコンパクトで、以前に比べて収納スペースが少ないです。古い家具や思い出の品々を処分しなければならず、少し寂しい思いをしました。それに、駅近なので人通りが多く、時折夜遅くまで騒がしいのが気になります。以前は静かな住宅街で、夜は本当に静かだったので、騒音にはまだ慣れていません。
- 老後に向けて住み替えを迷う人へ一言
- 老後はやはり体力も落ちるし、何より安心感が大切です。駅に近いと外出が簡単になるので、心の負担がかなり軽くなります。ただ、住み替える際には、生活スタイルに合った間取りや周囲の環境もよく考えた方が良いですね。騒音問題など、意外なデメリットもあるので、実際に足を運んで確かめることをお勧めします。
田中 義雄さん(72歳・大阪府)

- 住み替えて「良かった」点は?
- 以前は車がなければどこにも行けなかったが、気軽に電車に乗って買い物や病院へ行けるのが嬉しいです。親族も訪れやすくなったみたいで、訪問の頻度が増えました。久しぶりに友達と昼ごはんに行ったり、孫たちと楽しく過ごしたりと、外出する機会が増えたことが良かったです。
- 住み替えて「悪かった」点は?
- 周辺に自然が少ないことです。前は庭があって、季節ごとに花を植えたり、野菜を育てたりするのが楽しみでした。現在のマンションにはもちろんそんなスペースはなく、植物を育てる楽しみが失われました。マンションの規則が厳しく、ベランダに大きな鉢植えも置けないのが少し不満です。
- 老後に向けて住み替えを迷う人へ一言
- 老後の生活を考えると、交通の便が良い場所に住むのは重要です。とはいえ、自分が何を重視するのかを考え、妥協できるポイントを見極めることも大事だと思います。便利さを取るか、環境の良さを取るか、それは人それぞれですが、私自身は便利さを取って正解だったと思っています。
相馬 大志さん(67歳・広島県)

- 住み替えて「良かった」点は?
- サラリーマン時代、郊外の一戸建てを購入しました。当時は自動車通勤で問題なかったのですが、バスや電車では不便な立地でした。
年を重ねるにつれ、老後の生活を考え、より便利な場所での生活を望むようになりました。その結果、郊外の団地から駅近のマンションに住み替えました。
この変更で交通の便が良くなり、商店が多く、買い物が楽になりました。
また、病院も近く、生活する上での全ての条件が改善され、とても良かったと思っています。 - 住み替えて「悪かった」点は?
- 以前の郊外の団地では、70坪の広い土地と庭があり、ガーデニングや子どもの遊び場として活用していました。
しかし、駅近のマンションに移住したことで、庭がなくなり、以前のような庭遊びができなくなりました。
ベランダでのプランター栽培は可能ですが、それまでの庭の代わりにはなりません。
また、車を所有しているため、駐車場代が追加でかかるようになりました。 - 老後に向けて住み替えを迷う人へ一言
- 若い頃は郊外でも車があれば問題ありませんが、年を取ると坂道のある団地生活が辛くなります。
住居の近くに商店や病院、便利な交通手段がある「平地での、楽で、無理なく、ストレスのない」生活が一番良いと思います。
若いうちから人生設計をし、老後の「終の棲家」をよく考え、決断することがとても大切だと思います。
鎌田 恵美さん(60歳・東京都)

- 住み替えて「良かった」点は?
- 駅近の便利さは想像以上でした。駅に直結しているショッピングモールや、徒歩圏内の病院が多いことに驚きました。これまではバスを使って出かけるのが億劫で、買い物もまとめ買いが必要でしたが、今はちょっとした用事でもすぐに出かけられます。
- 住み替えて「悪かった」点は?
- 都心に近い場所なので、物価が高いのが悩みの種です。食料品や日用品の価格が以前と比べて高く感じます。日々の出費が増えてしまったので、家計のやりくりが少し大変になりました。加えて、駅に近い分、人の出入りも多く、セキュリティに少し不安が残ります。防犯意識を持ちながら生活する必要があると感じました。
- 老後に向けて住み替えを迷う人へ一言
- 駅に近い場所は、何よりも便利さが際立ちますが、生活費やセキュリティに対する意識も重要です。実際にその地域を何度か訪れてみて、色々とチェックしてから決めるのが賢いです。
山本 隆一さん(68歳・福岡県)

- 住み替えて「良かった」点は?
- 電車の利用が便利になり、趣味の旅行が格段に楽になりました。駅が近いと早朝の出発や夜遅くの帰宅もスムーズですし、駅周辺に新しいお店がたくさんあるので、散歩がてらの買い物が楽しみになりました。
- 住み替えて「悪かった」点は?
- 駅近の環境は少し都会的過ぎて、慣れるまで時間がかかりました。人が多く、車も多いので、以前のようにのんびりとした時間を過ごすことが難しくなりました。以前住んでいた場所では隣人と仲が良かったのですが、今の住まいでは近所付き合いが希薄で、少し寂しい気もしています。
- 老後に向けて住み替えを迷う人へ一言
- 便利さを取るか、ゆったりとした生活を取るか、住み替えを考える際はよく検討する必要があります。自分のペースで生活を楽しむことが一番大切ですから、焦らずにじっくりと考えてみてください。
森本 彩花さん(58歳・千葉県)

- 住み替えて「良かった」点は?
- これまで車が必要だった移動がすべて徒歩で済むようになり、運転が苦手な私にとっては大きなメリットです。駅近の便利さは、急な予定が入ったときでもすぐに行動できる安心感につながっています。
- 住み替えて「悪かった」点は?
- 駅近の便利さの反面、マンションの周りには自然が少なく、緑が恋しくなることがあります。庭の手入れや、近くの公園で散歩するのが日課だったのですが、今はコンクリートジャングルに囲まれてしまい、少し窮屈に感じることもあります。朝早くから夜遅くまで賑やかなのは、年齢を重ねるにつれて少し疲れるものです。
- 老後に向けて住み替えを迷う人へ一言
- 住み替えは大きな決断ですが、何を優先するかが大事です。便利さは老後生活において大きな魅力ですが、その反面、環境の変化にも対応する必要があります。自分が何に価値を置いているのかをよく考え、じっくりと計画を立てることをおすすめします。
中村 幸雄さん(52歳・茨城県)

- 住み替えて「良かった」点は?
- 前の家では、車で10分以上走らないとスーパーに行けなかったため、老後の運転能力の低下も考えて、徒歩圏内にスーパーがある便利な場所に住み替えることを望んでいました。
結果的に、希望に合う中古の一戸建て(平屋)を見つけて即購入しました。 - 住み替えて「悪かった」点は?
- 購入した住宅は築36年で、住むためにはリフォームが必要でした。
そのため、購入費用とリフォーム費用の合計が予算をオーバーしてしまいました。
また、新しい近所付き合いでは隣人トラブルが発生し、精神的に苦痛を感じ、隣人に恵まれなかったことを少し後悔しています。 - 老後に向けて住み替えを迷う人へ一言
- 駅から近い便利な場所へ移れたのは満足していますが、住み替えにあたっては予算の管理と良い不動産屋やリフォーム業者の選択にも気を付けた方が良いです。
私の場合はバタバタと話が進んだので、他の業者と見積もりを比較せず行なってしまいました。
また、物件選びでは、近所の人も合わせて注意した方が良いです。
私が購入した物件には隣人が興味を持っていたようで、先に購入したことでトラブルが生じました。
以前の家の売却が決まっていたため現金で購入したのですが、もう少し周りも確認すればよかったと後悔しました。
以上、老後に向け、駅から遠い家を住み替えた人の体験談を紹介しました。
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まとめ:老後を見据えた住み替え計画を立てよう

今回の不動産とーくは『駅から遠い家で老後は大丈夫?7つの問題点と住み替え判断基準』と題して、下記の項目を解説しました。
- 老後に駅から遠い家で困る7つの問題点は?
- 老後、駅から遠い家で暮らせる?住み替え判断基準
- [体験談]老後前に駅から遠い家を住み替えた人の声
疑問は解決できたかの~?
漠然とした不安から具体的な対策へ
駅から遠い家での老後生活について、何となく心配だった方も多いのではないでしょうか。
今回の記事を通じて、どのような問題が起こりうるのか、何を基準に判断すればよいのかが明確になったと思います。
問題点がはっきりして
対策を立てやすくなりました
交通手段の確保、医療機関へのアクセス、買い物の利便性など、老後に直面する課題は一つずつ対処していけば解決可能なものばかりです。
大切なのは、体力や判断力があるうちに行動を起こすことです。
現在は車での移動に問題がなくても、将来を見据えた準備を今から始めることが重要になります。
早めに動いておけば
選択肢も増えますよね
住み替えは感情と現実のバランスが鍵
住み替えを検討するかどうかは、単純に交通の便だけで決められるものではありません。
長年住み慣れた家への愛着、近所の方との関係、経済的な事情など、様々な要素が絡み合っています。
気持ちの面も
大切にしたいですね
だからこそ、今回ご紹介した5つの判断基準を活用して、客観的に状況を整理することが大切です。
健康状態、経済状況、家族のサポート、地域の利便性、住み替え先の選択肢を一つずつ検討すれば、自分にとって最適な選択が見えてくるはずです。
また、住み替えが必要だと感じた場合でも、慌てて決める必要はありません。
時間をかけて情報を集め、納得のいく住まいを見つけることが何より重要です。
焦りは禁物じゃよ
じっくり検討するのが一番じゃ
今日からできる第一歩
記事を読んで「将来が不安になった」と感じた方もいるかもしれませんが、心配する必要はありません。
問題を認識できたということは、対策を立てられるということでもあります。
まずは以下のことから始めてみてください。
- かかりつけ医に今後の健康見通しを相談する
- お住まいの自治体で高齢者向けサービスを調べる
- 家族と将来の生活プランについて話し合う
- 現在の家の市場価値を把握する
- 老後の収支バランスを確認する
一つずつ進めていけば
きっと道筋が見えてきます
特に、現在の家がどのくらいの価値があるのかを知っておくことは、将来の選択肢を考える上で非常に重要です。
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情報があると判断しやすく
なりますもんね
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※査定後、売る・売らないは自由です
今すぐ住み替えを決める必要はありませんが、将来に備えて準備しておくことで、いざという時に慌てずに済むでしょう。
備えあれば憂いなし
というやつじゃな~
あなたの老後が、どのような住まいを選んでも、健康で充実したものになることを心から願っています。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
この記事が、あなたの将来への不安を少しでも和らげ、具体的な行動への背中押しになれば嬉しく思います。
以上『駅から遠い家で老後は大丈夫?7つの問題点と住み替え判断基準』でした。
「駅から歩いて30分…もう限界かも…」 「雨の日の通勤がこんなつらいなんて…」 「駅から遠い家に本当に後悔している…」 駅から遠い家に住むストレスで悩んでいるあなた。毎日の通勤や買い物で感じる不便さ、本当に大変ですよね。 …
「駅から遠い家は売れないのかな?」 「徒歩15分では買い手がつかない?」 「大幅に値下げしないといけない?」 こうした不安を抱えながら家の売却を検討している方は決して少なくありません。 実際に不動産市場では駅近物件が人気 …
【2025年10月追記】
家が高く売れる時はいつ?
結論から言えば、
すでに家が高く売れる時はきています。
あなたは、近年の住宅価格が上昇していることをご存じですか?
直近の2025年8月29日、国土交通省が公表した日本全国の不動産価格指数によると、
- ・マンション(緑の線)
- 2013年1月頃から上昇し約2.16倍
- ・
- 2020年7月頃から上昇し約1.17倍
- ・住宅地(橙の線)
- 2020年7月頃から上昇し約1.18倍
例えば、2010年に3,500万円で売られていた同じ条件の物件が、それぞれ下記の価格で取引されているイメージです。
特にマンションの伸びは異常で、東京や大阪の他、日本全国の主要都市を中心に大きく右肩上がりを続けています。
立地や購入時期によっては
予想以上に高値がつく
ことが多いぞ!
…がしかし、この好調相場もいつ下落するかわかりません。
仮に、日銀の金融引き締めなどが入ると、その影響で株価は下がり、経済への不安から不動産価格も下落していくことが考えられます。
「あの時に売っておけば…」と後悔しないためにも、高値で売れる「売り時」を逃さないことが大事です。
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