老後の住み替えに潜む恐ろしい罠は、
町内活動に積極的に参加できない高齢者。
こころよく迎えてくれる町内も多い一方で、ドライな対応をする町内も少なくありません。
老後の住み替えで失敗したくないなら、若くて元気な内に早めの住み替えをおすすめします。
せめて50代の内には住み替えを完了し、老後に備えて町内住人との良好な関係を築くといいでしょう。
この記事では、業界18年のプロが『老後の住み替えに潜む恐ろしい罠とは?持ち家・賃貸どっちが失敗しない?』と題して徹底解説します。
失敗しない老後の住み替えに向けて、必要な知識が得られるはずです!
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産 x 住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替え等をサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
老後の住み替えを安易に考えると、将来に大きな後悔をしそうですね
うむ、いざ老後になってからの住み替えでは弊害も多そうじゃ
老後の住み替えに持ち家?賃貸?どっちが失敗しない?
改めて、老後の住み替えに潜む恐ろしい罠は、
老後の住み替えで失敗しないためにも、慎重かつ綿密な計画が大事です。
次にまず迷うのが、老後の住まいを「持ち家にするか?賃貸にするか?」の選択。
ただし、どちらの住まいが正解かは人それぞれです。
専門家によっても意見が分かれるからの~
老後の住み替えを前提に、持ち家と賃貸のメリット・デメリットを整理しておきましょう。
老後に向けて「持ち家」に住み替えるメリット・デメリット
老後に向けて「持ち家」に住み替えるメリット・デメリットは以下の通りです。
- メリット
- ローンを完済すれば住居費が軽くなる
- 自分が所有している安心感
- バリアフリー仕様にリフォーム可能
- 将来的に子供へ相続できる
- デメリット
- 簡単に転居できない
- 固定資産税が毎年かかる
- 老朽化や災害により修繕費がかかる
- 頭金の支払いで貯金が減る
- マンションなら管理費等も必要
老後に向けて「賃貸」に住み替えるメリット・デメリット
老後に向けて「賃貸」に住み替えるメリット・デメリットは以下の通りです。
- メリット
- 生活トラブルがあっても比較的転居しやすい
- 家の修繕費は原則賃貸オーナーが負担
- 老後にまとまった借金(住宅ローン)を背負わなくていい
- デメリット
- 一生家賃の支払いが続く
- 急な立ち退きもゼロではない
- 自由にリフォームできない
- 高齢者は入居を断られる可能性あり
- 子供に不動産を残してやれない
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住み替えの目的に合わせて老後の住まいを選択しよう
持ち家にも賃貸にもメリット・デメリットはつきものです。
人それぞれ、住まいへの価値観や生活背景は異なるため、万人にとっての正解はありません。
あなたが老後に求める理想の生活を想像し、住み替えの目的に適した方の住まいを選択することが大切です。
老後の住み替えに「持ち家」を選択する場合は、失敗ができんから慎重にじゃ!
より慎重に進めるのであれば、
こんな方法も1つの賢い進め方です。
一方、「賃貸」を希望して住み替える場合、高齢者の入居を敬遠するオーナーもいるため、早い段階での住み替えが望ましいと言えます。
また、建物の老朽化による退去の可能性に備えて、いつでも中古の持ち家を購入できるだけの現金を貯めておくことをおすすめします。
想定外の理由で失敗しないようにの~
以上、老後の住み替えには持ち家と賃貸のどちらの住まいが理想なのか、各メリット・デメリットを紹介し、解説しました。
続いては、今が持ち家の人に向けて、売却計画の重要性を含めて解説します。
今が持ち家の人へ!
老後の住み替えに売却計画は万全?
現在持ち家の人で、失敗しない老後の住み替えには「今の家の売却がカギ」を握ります。
ここで、実際に住み替えを行動へ移す時に売却計画を立てるのでは、失敗する可能性大です。
最低限「現時点の家の査定額を知ること」、さらに現時点の査定額だけではなく、今後の値動きの動向も確認することがポイントです。
不動産会社の市場予測を参考にして、
- 売却相場が下がる可能性が高い
→ 早めの住み替えを検討 - 売却相場が上がる・現状維持の可能性が高い
→ 老後に向けて適切な住み替えのタイミングを図る
状況に合わせた住み替えの計画をおすすめします。
とはいえ、相場は生き物じゃ!
何事も前倒しで検討する方が安心じゃぞ!
住み替え先が賃貸にしろ再度持ち家にしろ、あなたにとって老後の理想の住まいと生活はやはり優先すべき。
理想を叶えるなら、今の家を一番良いタイミングで、しかも高値で売却するための計画を立てましょう。
老後の住み替えに向けて
家がいくらで売れるか簡単に知る方法
老後の住み替えに向けて、最近は家がいくらで売れるか簡単に査定依頼できるサイトがあるので、とても便利になりました。
各不動産会社で300~500万円の差はごく普通に出るため、複数社の査定結果を取り寄せて比較することで、正確な売却相場と高く売れる見込みがわかります。
それに、査定に出したからといって必ず売る必要はないので、まずは「現時点の家の査定額を知ること」から始めてみて下さい。
あなたの家いくらで売れる?
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※2024年9月1日時点の公式サイト掲載情報です。
※査定後に売却する・しないは自由です。
信頼性の高い不動産会社のみ集めた査定サイトが少ない中、これら3サイトなら安心しておすすめできます。(もちろん無料です)
あなたが老後の住み替えに失敗しないために、まずは査定額を知って現実的に可能な計画を立てることが大切です。
また、具体的に住み替えを進める際には、各社それぞれの対応や提案を比較して、信頼できる不動産会社に絞れば失敗を避けられるでしょう。
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運営開始 | 2009年~ |
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査定4社に300万円ほど差がありましたが、大体の相場感がわかってよかったです。
気軽に査定を依頼できるのは嬉しいです。
とにかく早く査定額を知りたかったので、スピーディーな対応に感謝です。
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『スーモ売却』では査定に出しても必ず売る必要はないので、まずは「現時点の家の査定額を知ること」から始めてみて下さいね。
以上、老後の住み替えに向けて家がいくらで売れるか簡単に知る方法を解説しました。
続いては、老後の住み替えに失敗しないための注意点を解説していきます。
老後の住み替えに失敗しないための注意点[6つ]
老後の住み替えに失敗しないための注意点は以下の6つです。
1.老後の生活資金は充分に残す
は、老後の住み替えに失敗しないための注意点です。
住み替えで大半の手元資金を使ってしまうと、経済的に不安な老後生活を迎えることになるからです。
特に、持ち家を購入するなら、
- 頭金に使い過ぎない
- 住宅ローンを借り過ぎない
などを意識して、物件を選ぶべきです。
賃貸にしても、一生家賃を払い続けることを考えて、あまり背伸びせずに物件を探しましょう。
住居費は生活費の大部分を占めてきます。
老後の住み替えでは、経済的に負担のない予算設定が大事です。
「2000万の家なら頭金いくら払えばいい?」 あなたも同じように考えていませんか? 頭金の一般的な目安は物件価格の「10%~20%」と言われていますが、実際のところはどれくらいの頭金を準備すべきなのでしょうか? そこでこ …
「3000の家を買う時に頭金はいくら必要なの?」 あなたも同じ疑問を抱えていませんか? 頭金は、一般的に購入価格の「10~20%」が目安と言われることも多いですが、人それぞれ経済的な背景が異なるため、安易に鵜吞みにしては …
「4000万の家を検討中…頭金いくら準備すればいい?」 あなたも同じ疑問をもっていませんか? マイホーム購入時の頭金の額は、それぞれの経済状況やリスク管理、価値観などによって大きく左右されます。 一般的に購入価格の「10 …
2.一戸建てかマンションか安易に選択しない
は、老後の住み替えに失敗しないための注意点です。
同じ住まいであるとはいえ、老後の暮らしやすさに大きな違いが出てくるからです。
例えば、マンションはオートロックや防犯カメラなどセキュリティ性が高い一方で、一戸建ては防犯面に不安があります。
かわって、一戸建ては隣家や町内との交流がある一方で、マンションは思ったより交流が少ない印象があります。
持ち家か?賃貸か?の選択同様、老後の住み替えに万人の正解はなく人それぞれです。
一戸建て・マンションの各メリット・デメリットを知り時間をかけて比較するといいでしょう。
3.交通や買い物の利便性を重視する
は、老後の住み替えに失敗しないための注意点です。
老後は生活の行動範囲が狭くなる傾向にあるからです。
いずれは車も運転しなくなるでしょう。
駅、バス停、スーパー、ドラッグストアなどが近くにあることは最低限チェックしておくべきです。
4.周辺の病院をチェックする
は、老後の住み替えに失敗しないための注意点です。
年齢を重ねると、もちろん病院へ通う機会が多くなるからです。
病院の有無だけではなく評判もチェックし、信頼できる病院が近くにあることが大事です。
病院までのアクセス方法も要確認じゃ!
5.住む地域の評判を調べる
は、老後の住み替えに失敗しないための注意点です。
老後に安心した生活を送るためには、地域の見た目より中身を知ることが大事だからです。
見た目にはわからない、老後の住み替えに潜む恐ろしい罠があるかもしれません。
一見、良さそうな町に見えても、
- 犯罪件数が多く安心して住めない
- 過疎化が進み商業施設の撤退が目立つ
- 自治体の財政難で公共サービスが不充分
- 地域住人の輪が強く新参者を受け入れない
などの問題を抱えている場合もあり得ます。
まず、インターネット上に市区町村のホームページや掲示板がある場合には、隅から隅まで目を通しましょう。
また、地元にある複数の不動産会社に評判を聞くことも1つの方法です。
各社同意見なら住み替え地域を決める上で、有力な参考にします。
1社ではなく複数社に聞くことが失敗しないポイントじゃ!
老後の住み替えで失敗しないためにも、地域の「実態」を知ることを忘れないでおきましょう。
6.隣接住人がどんな人か聞く
は、老後の住み替えに失敗しないための注意点です。
隣接住人が常識人であることは、老後生活に重要な要素だからです。
万一、日常生活での迷惑やトラブルに巻き込まれてしまっては、つらい住まいになるからです。
一戸建てなら両隣と真裏、マンションなら両隣に加え上下階も聞いておくんじゃ!
賃貸なら転居できても、持ち家は一生付き合っていく可能性大ね…
また、将来に生活で不自由さが出てきた時、隣接住人が助けになってくれることもあります。
以上、老後の住み替えに失敗しないための注意点を解説しました。
どの注意点も、見落とすと大きな失敗につながりそうですね
老後をむかえて初めて気付くのは避けたいもんじゃ
まとめ:老後の住み替えに潜む恐ろしい罠を避けて進めよう
今回の不動産とーくは『老後の住み替えに潜む恐ろしい罠とは?持ち家・賃貸どっちが失敗しない?』と題して、下記の項目を解説しました。
どうじゃったかの~?
老後の住み替えに潜む恐ろしい罠は、
どんなに快適な家であれ、どんなに利便性の高い町であれ、孤独感には勝てません。
将来も人と関わりをもちやすい住まいを、老後に向けた住み替え条件の1つに検討してみて下さい。
以上『老後の住み替えに潜む恐ろしい罠とは?持ち家・賃貸どっちが失敗しない?』でした。
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