
「その後悔はあらかじめ対策できるかな?」
あなたも気になりますか?
実家の建て替えは、親や子供にとっても大きな決断です。
今後の快適な生活を考えた「建て替え」は有効な手段ですが、大きな決断に伴う後悔も考えて進めることが大事です。
この記事では、不動産・住宅業界18年のプロが『実家の建て替えで多い141人の後悔は?未然に防ぐ5つの対策』と題して徹底解説します。
記事を読めば、経験者に多い後悔に備えて、慎重に建て替えを検討できるはずです。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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141人に聞いた!
実家の建て替えで多い後悔は何?
実家の建て替えを経験した141人に、後悔した理由を聞いてアンケートにまとめました。
アンケート結果は以下の通りじゃ!

「建築予算のオーバー」と「設計や間取りの失敗」による後悔が同程度で最も多く、それに次いで「リフォームでよかった」と「建築会社選びの失敗」による後悔が多い結果になりました。
どれも大きな後悔になりそうですね…
特に、設計や間取りの失敗については、
- 部屋数を多くしたため、1つ1つの部屋が小さくなり暮らしにくくなった
- 自分の部屋を広く作ってもらったが、結局あまり住まなかった
- 狭い土地で3階建てにしたが、上の階は年々使わなくなった
- 親が要介護になる可能性を考えて、バリアフリーにこだわればよかった
などなど、後悔の声も多い印象です。
それでは、これら実家の建て替えで多い後悔を避けるには、一体どうすればいいのでしょうか。
対策を解説するぞ!
実家の建て替えで多い後悔を未然に防ぐ対策5つ

実家の建て替えで多い後悔を、未然に防ぐための対策について解説します。
| 対策 | 後悔 |
|---|---|
| 複数社の建築プランと見積もりを比較する | ・建築予算のオーバー ・設計や間取りの失敗 ・建築会社選びの失敗 ・固定資産税の負担増加 |
| 建て替えとリフォームプランを比較する | ・リフォームでよかった |
| 全員揃って話し合う機会をもうける | ・親や兄弟姉妹間のトラブル |
| 余裕をもって不用な家具や荷物を処分する | ・引っ越し作業の負担 |
| 挨拶回りと初期対応の早さを徹底する | ・近隣住人とのトラブル |
後悔しないための対策①
複数社の建築プランと見積もりを比較する
は、実家の建て替えで下記4つの後悔をしないために有効な対策です。
・設計や間取りの失敗
・建築会社選びの失敗
・固定資産税の負担増加
まず、実家の建て替え費用は、同じ土地・同じ条件であっても、各建築会社で500万円以上の差が出ることが多いため、複数社比較は必須です。
各社で建築の坪単価や仕様などが異なるからじゃ!
次に、設計や間取りについては、複数社の建築プランを比較して収集することで、それらのアイデアや工夫を1つのプランに活かすことができます。
各社の良いとこ取りをするわけですね!
そして、実際に建て替えを依頼する建築会社については、建築プランと見積もりだけでなく、対応や実績なども含め、総合的な目線で比較して決定しましょう。
複数社比較の際は「一括依頼サイト」が便利じゃ!
おすすめサイトも3つ紹介しておくぞ!
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建て替えでは、一般的に1年以上の長い付き合いになるため、何でも相談できる営業マンの人柄の良さなども重要視して選ぶことをおすすめします。
最後の固定資産税については、完成して課税されるまで税額の詳細はわかりませんが、建築会社の経験等からおおよその範囲では確認ができます。
複数社の意見をまとめて、
平均額を知るとズレが少ないぞ!
確認した税負担が大きいと感じた場合は、余分な建物面積を減らして計画をしてみて下さい。
後悔しないための対策②
建て替えとリフォームプランを比較する
は、実家の建て替えで下記の後悔をしないために有効な対策です。
まず、どのような家にしたいのか、何を重視するのかを考えて、共有することが大事です。
その上で、建築会社に建て替えプランとリフォームプランの両方を作成してもらい、見積もりも含めて比較検討しましょう。
建築会社によっては、1社で建築もリフォームも可能な会社もあれば、建築のみ、リフォームのみの会社もあります。
ただ、比較の質を上げるなら、建築専門・リフォーム専門の会社へそれぞれ作成依頼する方が、各分野に特化した提案が得られるのでおすすめです。
建て替えプランもリフォームプランも
「複数社」への依頼がポイントじゃ!
建て替え費用やリフォーム費用には明確な相場がないので、各社で数百万単位の差が出るからです。
それに、必ず提案内容も異なることから、実家を建て替えかリフォームか正しく判断するために、「複数社」のプランを取り寄せた上で検討しましょう。
後悔しないための対策③
全員揃って話し合う機会をもうける
は、実家の建て替えで下記の後悔をしないために有効な対策です。
「全員揃って」がポイントじゃな!
話し合いにおいては、まずは「建て替えの目的」を家族全員で共有し、1人1人が納得するまで理解を深めることです。
そして、建築費用や打ち合わせ作業の分担などの他、相続が発生した場合に「誰が住むのか、売却するのか」まで話し合っておくと、将来的なトラブルも未然に防げるはずです。
もし家族間で意見がまとまらない場合は、建築会社や不動産会社など専門家の意見も参考にしながら、決して焦らず一歩ずつ形にしていくといいでしょう。
後悔しないための対策④
余裕をもって不用な家具や荷物を処分する
は、実家の建て替えで下記の後悔をしないために有効な対策です。
実家の建て替えに伴う引っ越しは「2回」必要になります。
今の実家→仮住まい→新居の2回じゃ
特に、親が高齢の場合は1回の引っ越しでも大きな負担になるでしょう。
そのため、新居に合わない家具家電、不用な荷物などは、スケジュールに余裕をもって処分を開始していくことがポイントです。
また、必要なものでも仮住まいでは使わないものなら、新居完成までトランクルームなどに預けておけば、引っ越し作業の負担を減らせるのでおすすめです。
後悔しないための対策⑤
挨拶回りと初期対応の早さを徹底する
は、実家の建て替えで下記の後悔をしないために有効な対策です。
実家の建て替え時の近隣対策を、決して建築会社任せにしないことがポイントです。
特に事前の挨拶回りは重要で、あなたや親が施主として挨拶回り、後日に重ねて建築会社が挨拶回りをすることで、周囲の警戒や緊張もほぐれるでしょう。
工事中の騒音や振動の可能性などを
建築会社から細かく説明しておくんじゃ!
工事の曜日や時間帯の周知も
説明しておきたい情報ですね
そして、実際に建て替え工事が始まると、近隣住人に何らかの迷惑は必ずかかります。
そのため、建築会社には対応窓口の連絡と迅速な初期対応について、念を押してお願いしておきましょう。
以上、実家の建て替えで多い後悔を、未然に防ぐための対策について解説しました。
| 対策 | 後悔 |
|---|---|
| 複数社の建築プランと見積もりを比較する | ・建築予算のオーバー ・設計や間取りの失敗 ・建築会社選びの失敗 ・固定資産税の負担増加 |
| 建て替えとリフォームプランを比較する | ・リフォームでよかった |
| 全員揃って話し合う機会をもうける | ・親や兄弟姉妹間のトラブル |
| 余裕をもって不用な家具や荷物を処分する | ・引っ越し作業の負担 |
| 挨拶回りと初期対応の早さを徹底する | ・近隣住人とのトラブル |
実家の建て替えで
後悔しないハウスメーカー選びのコツ

古くなった今の実家を、長く安心して住める家に建て替えたいですよね。
とはいえ、ハウスメーカーをどうやって選べばいいか悩んでいる人が大勢います。
家づくり成功のカギを握るハウスメーカー選び。
大切な実家の建て替えだからこそ、後悔しない1社に出会いたいですよね。
けれど、はじめての人は特に
失敗が多いのが現状なんじゃ…
参考に「ハウスメーカー&工務店選びがうまくいかなかった…」と後悔する332人にその原因を聞いたところ、

「見極める知識が足りなかった」「比較の仕方がわからなかった」が大多数で、合計で全体の「8割」をしめる結果になりました。
つまり、10人中8人の失敗は
この2つのどちらかが原因じゃ…
ハウスメーカー選びの
むずかしさを感じますね…
ハウスメーカー選びに
成功する「たった1つのコツ」

18年で3,000人以上をサポートした経験から、あなたに伝えたい「たった1つのコツ」は、
3〜5社を紹介してもらい
その中で「1社」に絞ること
このやり方が最も
成功率が高いぞ!
アンケートの通り、はじめてのハウスメーカー&工務店選びでは、特に「見極める知識が足りなかった」「比較の仕方がわからなかった」の失敗原因がついてまわります。
そんな中で誰のチカラもかりず、10も20もある会社から候補を選び、ホームページや口コミを調べて、気になった会社のモデルハウスを1つ1つまわり、
その度に営業をうけながら、建築プランや見積もりを比較し、最終的に「信頼の1社」を選びきるのは本当に至難のワザです。
冷静に考えたら
失敗しそうですね…
そこで、家づくり経験が豊富な人に希望をつたえて、その希望にあった「3~5社」を紹介してもらえば、最初から「あなたに合ったハウスメーカーだけ」を効率よく比較できるので、成功する確率がグンとあがります。
でも、経験豊富な人なんて
まわりに1人もいませんが…
それなら良い方法があるぞ!
家づくり経験が豊富な人に
ハウスメーカーを紹介してもらう方法

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スーモカウンターのメリットは、
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その他にも、
- 営業がなくて急かされる心配がない
- 大手リクルートの運営で安心できる
- スマホやパソコンからリモートでOK
- なんでも質問OKで不安を解消できる
紹介されたハウスメーカーや工務店で必ず契約する必要もなく、「なんか違うな…」と感じたらお断り代行までしてくれます。
気になる会社があった場合でも、紹介して終わりではなく、契約まで一緒に伴走してくれる点も嬉しいポイントです。
無料でここまでの
対応はおどろきですね
大手のスーモだからできる
かなり手厚いサービスじゃ!
山田 紗季さん(34歳・埼玉県)

- なぜ利用しましたか?
- 初めての家づくりで何から始めればいいのか分からなかったからです。
夫の転勤が決まり、実家近くに家を建てることになったのですが、土地探しから始める必要があって途方に暮れていました。 - 実際に利用した感想は?
- アドバイザーの方が私たちの希望をじっくり聞いてくださり、予算や土地探しの相談にも親身に乗ってくれました。
希望にあうハウスメーカーを3社紹介していただき、2ヶ月の土地探しを経て、最終的に理想にちかい会社と契約できました。
あのとき相談して本当によかったです。
池田 俊介さん(29歳・大阪府)

- なぜ利用しましたか?
- 結婚を機にマイホームを建てることになり、展示場巡りをしていたのですが、営業の方の熱心な勧誘に疲れていました。
もっと落ち着いて検討したいと思っていたところ、友人から勧められました。 - 実際に利用した感想は?
- オンラインだったので、仕事終わりに相談できて助かりました。
希望する和モダンテイストの得意なハウスメーカーを絞ってくれて、提案もわかりやすくかったです。
営業の方を介さず冷静に検討できたことで、納得のいく選択ができたと思います。
細川 拓也さん(42歳・福岡県)

- なぜ利用しましたか?
- 子どもが成長して手狭になってきた家から、広い庭付きの注文住宅を建てたいと考えていました。
知り合いの工務店に依頼するつもりでいたものの、それが最適なのか不安になり、まずは相談だけでもと思って利用しました。 - 実際に利用した感想は?
- 知り合いの会社しか見ていなかった分、視野が大きく広がりました。
特に資金計画の面でしっかりとアドバイスをいただき、20年、30年先まで考えて比較できたことがとても良かったです。
最終、スーモさん経由の大手1社と、知り合いの会社で悩んでいた時、どちらにかたよる事もなく、相談にのってくれて感謝しています。
家づくり成功のカギを握るハウスメーカー選び。
スーモカウンターを通して、信頼できる建築会社に出会えた人は本当に多いです。
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[体験談]実家を建て替えて後悔した点・良かった点
![[体験談]実家を建て替えて良かった点・後悔した点](https://realestate-talkbar.jp/wp-content/uploads/2023/03/i0087.jpg)
実家の建て替えを決意したものの、「本当にこれで良かったのか」と後悔に悩む方は少なくありません。
そこで、実際に建て替えを経験した方々に、率直な後悔談や改善点、良かった点などを語っていただきました。
ぜひ参考にしてくれい!
佐藤 亜希子さん(45歳・埼玉県)

- 実家の建て替えを決断した理由は?
- 築40年の木造住宅で、雨漏りや床の傾きが気になり始めました。
両親も高齢になってきて、段差の多い家での生活に不安を感じていました。
将来の介護も見据えて、バリアフリー設計の平屋にすることに決めました。 - 具体的にどんな後悔をしている?
- 設計の段階で、両親の意見をもっと聞くべきでした。
私たち子ども世代の考えを押し付けすぎて、両親が使いづらい設備がいくつもできてしまいました。
特にキッチンは母が使いにくそうで、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
実家とはいえ、主に生活する人の意見を第一に考えるべきでした。 - 反対に良かったことはある?
- 玄関からリビングまでの動線が短くなり、両親の負担が減りました。
収納も大容量になったので、季節の飾りつけなど母の趣味の物も余裕を持って片付けられます。
介護の必要性が出てきた時のことを考えると、今のうちに建て替えて良かったと思います。 - これから実家を建て替えたい人へ一言
- 建て替えは、住む人の生活スタイルに合わせることが何より大切です。
「子どもの理想」より「親の使いやすさ」を重視してください。
鈴木 真一郎さん(41歳・福岡県)

- 実家の建て替えを決断した理由は?
- 耐震診断でD判定が出たことがきっかけです。
父が他界して母一人が住んでいましたが、地震の多い地域なので不安でした。
建て替えか補強工事か迷いましたが、補強工事だけでも予算が大きかったため、思い切って建て替えを選びました。 - 具体的にどんな後悔をしている?
- 仮住まいの期間が当初の予定より3ヶ月も延びてしまい、母の負担が大きくなりました。
解体後に地盤の問題が見つかり、追加工事で予算が大幅にオーバーしてしまったのです。
事前の地盤調査をもっと丁寧にするべきでした。 - 反対に良かったことはある?
- 光熱費が以前の半分近くまで下がりました。
高気密・高断熱の家は、母の体調管理にもとても良い影響を与えています。
また、庭を小さくして駐車スペースを広げたことで、私たち家族が訪問しやすくなりました。 - これから実家を建て替えたい人へ一言
- 必ず複数の会社に見積もりを依頼してください。
その際、地盤調査は必須で、できれば2社以上に依頼することをお勧めします。
渡辺 みゆきさん(38歳・石川県)

- 実家の建て替えを決断した理由は?
- 私が結婚を機に実家を出て、両親二人だけの生活になりました。
4LDKの家は広すぎて、掃除や管理が両親の負担になっていました。
それなら思い切って、コンパクトで暮らしやすい家に建て替えようと考えました。 - 具体的にどんな後悔をしている?
- 二階建てにしたことです。
両親は「子どもや孫が遊びに来た時のために」と言いましたが、実際には二階の部屋はほとんど使われていません。
掃除や空調管理の手間も増えてしまい、平屋にすれば良かったと後悔しています。
一時的な来客のために、常に管理が必要な空間を作ってしまいました。 - 反対に良かったことはある?
- シンプルな間取りにしたことで、家事の動線が短くなりました。
特に洗濯室を1階のお風呂場の近くに配置したのは大正解でした。
また、大きな窓で明るくなったリビングは、両親のお気に入りの場所になっています。 - これから実家を建て替えたい人へ一言
- 将来の生活スタイルを具体的にイメージしましょう。
「いつか使うかも」ではなく「日常的に使う」空間を優先して考えることをお勧めします。
伊藤 康彦さん(49歳・愛知県)

- 実家の建て替えを決断した理由は?
- 父が趣味で集めていた盆栽や園芸用品が増えすぎて、庭や物置が手狭になっていました。
両親の生き甲斐である趣味を楽しむスペースを確保するため、思い切って建て替えを決意しました。
古い和風住宅だったので、耐震性の向上も兼ねることができました。 - 具体的にどんな後悔をしている?
- 趣味部屋を作ることに集中しすぎて、生活動線を疎かにしてしまいました。
特に、キッチンから趣味の部屋まで荷物を運ぶ動線が長く、両親の体力的な負担になっています。
水回りの配置ももっと工夫できたはずです。
今では、動線の重要性を痛感する日々です。 - 反対に良かったことはある?
- 大きな窓から庭が見渡せる趣味部屋は、両親のお気に入りの空間になりました。
近所の友人を招いてお茶会ができる和室を設けたことで、両親の交友関係も広がりました。
収納力が増えたことで、家の中がいつもすっきりと片付いています。 - これから実家を建て替えたい人へ一言
- 趣味の空間は大切ですが、日常生活の動線を最優先に考えましょう。
理想の空間づくりと実用性のバランスが、長く快適に暮らすポイントです。
木村 千恵さん(43歳・群馬県)

- 実家の建て替えを決断した理由は?
- 実家が車の往来が多い道路に面していて、騒音や排気ガスが気になっていました。
両親の寝室が道路側にあり、夜間の大型車の振動で良く眠れないと聞いて心配になりました。
建て替えを機に、間取りを大きく変更することにしました。 - 具体的にどんな後悔をしている?
- 防音対策に予算をかけすぎて、当初計画していた太陽光発電の設置を諦めることになりました。
結果的に電気代が以前より高くなってしまい、両親の生活費の負担が増えてしまいました。
優先順位の付け方を、もっとよく考えるべきでした。
防音と節電、両方の対策ができたはずです。 - 反対に良かったことはある?
- 寝室を庭側に移動したことで、両親の睡眠環境は格段に改善されました。
二重窓と断熱材の効果で、道路からの騒音もほとんど気にならなくなりました。
玄関も道路から見えにくい位置に変更でき、防犯面でも安心です。 - これから実家を建て替えたい人へ一言
- 環境の改善と将来的なランニングコストは、同時に考える必要があります。
一つの問題解決に予算を使いすぎて、他の大切な要素を削らないよう注意してください。
小林 秀樹さん(52歳・兵庫県)

- 実家の建て替えを決断した理由は?
- 築45年の家で、水回りの老朽化が深刻でした。
配管の取り替えだけでも大がかりな工事が必要だと分かり、建て替えを検討し始めました。
両親も「このタイミングで、思い切って新しい家にしよう」と前向きでした。 - 具体的にどんな後悔をしている?
- 解体前の荷物整理を十分にしなかったことです。
仮住まい先に持って行けず、有料の収納施設を急きょ借りることになり、予定外の出費がかさみました。
古い家具や思い出の品々の扱いについて、もっと早めに両親と話し合っておくべきでした。
結局、工事後も処分できない荷物が残ってしまいました。 - 反対に良かったことはある?
- 水回りを一か所に集中させたことで、掃除や管理が楽になりました。
特に洗面所から浴室、トイレまでの動線が短くなり、夜間の移動も安全になりました。
新しい給湯システムのおかげで、光熱費も予想以上に節約できています。 - これから実家を建て替えたい人へ一言
- 解体前の荷物整理は、想像以上に時間がかかります。
建て替えの半年前には、必要な物と処分する物の仕分けを始めることをお勧めします。
松田 洋平さん(46歳・大阪府)

- 実家の建て替えを決断した理由は?
- 母が要支援1の認定を受け、家の中での転倒が心配になりました。
古い家は廊下が狭く、段差も多かったのです。
将来の介護を見据えて、今のうちに住みやすい家にしようと考えました。 - 具体的にどんな後悔をしている?
- 浴室を広くしすぎてしまいました。
床暖房を入れたものの、広すぎる空間は温まりにくく、寒さで母が長湯できなくなってしまいました。
介護スペースは必要ですが、適度な広さにすべきでした。
掃除の手間も予想以上にかかっています。 - 反対に良かったことはある?
- 廊下を広くし、手すりを付けたことで、母の歩行が安定しました。
リビングから和室まで段差をなくしたおかげで、母が自力で移動できる範囲が広がりました。
玄関のスロープも、予想以上に便利に使っています。 - これから実家を建て替えたい人へ一言
- 介護を見据えた設計は大切ですが、広ければ良いというものではありません。
使う人の体力に合わせた適度な広さと、温かみのある空間づくりを心がけてください。
加藤 恵美さん(39歳・千葉県)

- 実家の建て替えを決断した理由は?
- 私が実家に戻ることになり、両親と同居するためです。
古い2階建ての間取りでは、お互いのプライバシーを保つことが難しいと感じました。
思い切って二世帯住宅に建て替えることにしました。 - 具体的にどんな後悔をしている?
- 完全分離型の二世帯にこだわりすぎました。
玄関を別々にしたため、母の料理を届けあったり、急な用事を伝えるのにも一度外に出なければならず不便です。
生活動線をもっと考えるべきでした。
親子なのに、必要以上に遠慮が生まれてしまいました。 - 反対に良かったことはある?
- キッチンとリビングは別々なので、それぞれの生活リズムを守れています。
共用の和室を中間に設けたことで、顔を合わせる機会も自然と保てています。
光熱費も別々に管理できるので、お互い気兼ねなく使えます。 - これから実家を建て替えたい人へ一言
- 二世帯住宅は、独立性と交流のバランスが重要です。
完全分離にこだわりすぎず、家族の関係性に合わせた間取りを考えることをお勧めします。
以上、体験談を紹介しました。
実家の建て替えは、家族の未来に関わる大きな決断です。
費用面の不安もあるじゃろう
けれど、みなさんの体験談から分かるように、綿密な計画と家族との十分な話し合いがあれば、後悔は最小限に抑えられます。
より良い実家づくりのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
建て替えでいい?
実家を売って住み替える選択は考えた?

後悔も多い実家の建て替えですが、その一方で、建て替えはせず、売って住み替える人も大勢います。
建物が古くても土地の価値は一定なので、利便性の高い立地などでは、売却代金で住み替え先の購入費用の大部分をまかなえるケースも多いからです。
「建て替えにこだわっている訳ではない」
もしあなたも同じ気持ちなら、実家を売った場合の査定額を一度確認してみることをおすすめします。
その上で、「建て替えor住み替え」のどちらが合っているのかを選択すればOKです。
そうすれば、
あとの後悔も残らんぞ
不動産会社へ査定に出す流れですが、査定しても必ず売る必要はないので、まずは実家の売値を知ることから始めてみましょう。
今は、人気の『スーモ売却査定(無料)』など、家がいくらで売れるかネットで簡単に査定依頼できるサイトがあって、とても便利です。
※査定後、売る・売らないは自由です
まとめ:実家の建て替えは慎重な計画で後悔ゼロに
今回の不動産とーくは『実家の建て替えで多い141人の後悔は?未然に防ぐ5つの対策』と題して、下記の項目を解説しました。
疑問は解決できたかの~?
実家の建て替え、そしてその後の生活は、親や子供にとっても大きな変化になります。
後悔を避けるために、家族全員で密なコミュニケーションをとって意見を共有し、細かいところまで慎重に計画を立てることが大事です。
また、実家を売って住み替える選択肢を同時に比較検討することで、「本当に建て替えでいいのか?」を冷静に見つめることができます。
ぜひ専門家のアドバイスも聞きながら、後悔の可能性を避けて、より良い暮らしを手に入れて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
あなたの選択が、幸せな家族の未来を築く第一歩となりますように。
以上『実家の建て替えで多い141人の後悔は?未然に防ぐ5つの対策』でした。
この記事を読んだ人には、下記の記事もおすすめです。
ぜひチェックしてみて下さい。
「実家がなくなるということ…」 「実家じまいは本当に寂しい…」 「つらい売却を乗り切れるかな…」 実家じまいでの寂しくつらい気持ちは、経験して初めて痛感する人が大半です。 実家は、生まれ育った大切な場所、思い出がたくさん …













