【体験談】20代でマイホームに後悔…帆足さんが2年4カ月で手放した話
「勢いで家を買ったけど、正直後悔している」
「20代でローンを抱えて、この先どうすればいい」
「購入を考えているけど、若すぎるのか不安になってきた」

そんな気持ちを抱えている方は、決してあなただけではありません。

20代という若さでマイホームを手に入れたものの、育休による収入減・転勤リスク・想定外の維持費など、「買う前には見えていなかった現実」に直面して、じわじわと不安が募っている…そんな気持ち、ひとりで抱え込んでいませんか。

マイホームは人生で最大級の買い物。後悔に気づいたまま動かないでいると、時間が経つほど選択肢が狭まります

この記事では、不動産×住宅業界のプロが『【体験談】20代でマイホームに後悔…帆足さんが2年4カ月で手放した話』と題して紹介します。

帆足悠斗さんが語る「あのとき誰かに相談していれば」というリアルな後悔と再出発の記録を、ぜひ最後まで読んでみてください。

同じ後悔を繰り返さないためのヒントが、きっと見つかるはずです。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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ここで紹介するのは全22人の体験談のうちの1つです。マイホームや新築への後悔から「家を売りたい…」と決断するまでの経緯は人それぞれ異なります。ほかの方の体験談、売却に向けた知識や全体像をまとめて知りたい方は『マイホーム・新築の後悔をリセット!家を売りたい22人の体験談と売却の全体像』の記事を参考にしてください。

後悔した20代マイホーム。衝動購入から180万円の損失と賃貸出戻りの実体験

20代でマイホームに後悔した帆足 悠斗さん

早速、20代でマイホームを購入して後悔した経験を持つ、神奈川県在住の帆足悠斗さんにお話を伺います。

今回お話を聞いた実体験者
帆足 悠斗さん(ホアシユウト)
帆足 悠斗さん
【年齢】29歳【居住地】神奈川県
【自己紹介】都内のIT系ベンチャー企業に勤める会社員。27歳のとき「同期がマイホームを買った」という話に触発され、JR沿線・神奈川県内の新築建売一戸建て(3LDK)を3,780万円・35年ローンで購入。しかし妻の妊娠・育休による収入減や将来への不安が重なり、購入からわずか2年4ヵ月で売却を決断。売却価格がローン残債を約180万円下回るオーバーローン状態となり、不足分は親から借り入れて何とか手放すことができた。現在は賃貸マンションに家族3人で暮らしている。※プライバシー保護により仮名
プロ20年プロ20年

帆足さん、本日は
貴重な経験をお聞かせ
いただけて光栄です

帆足さん帆足さん

同じような状況で悩んでいる
20代の方の参考に
少しでもなれば嬉しいです

帆足さんは27歳のとき、JR沿線・神奈川県内の新築建売一戸建て(3LDK・97㎡)を物件価格3,780万円で購入。

しかし購入からわずか2年4ヵ月で売却を余儀なくされ、180万円のオーバーローンという厳しい現実に直面することになりました。

質問項目

  1. 購入を決めたのは同期が買った話がきっかけ?その時ライフプランは考えていた?
  2. 妻の妊娠・育休で月13万円収入が減ったとき、家計はどんな状態だった?
  3. 購入からわずか2年4ヵ月で売却を決断した「最後の一押し」は?
  4. オーバーローン180万円の現実を知ったのはいつ?「売れば清算できる」と思い込んでいた?
  5. 賃貸に戻った今、住居費の負担感や気持ちの面でマイホーム時代と比べて変わったことは?
  6. 20代でマイホームを買って後悔している人へ、同じ経験をした立場から伝えたいことは?

それでは、衝動に近い購入の経緯から、売却・賃貸への出戻りに至るまでを詳しく聞いていきましょう。

購入を決めたのは同期が買った話がきっかけ?その時ライフプランは考えていた?

帆足さんが家を買おうと思い立ったのは、職場の同期から「マイホームを買った」という話を聞いたことがきっかけでした。

プロ20年プロ20年

その話を聞いて
すぐに動いたんですか?

帆足さん帆足さん

正直、かなり早かったです
「うちも買えるんじゃないか」
という気持ちが先に動いた感じで

27歳という年齢、入籍したばかりのタイミング、そして「早く買うほうが得」という漠然とした思い込みが重なり、物件を探し始めてから購入契約まで、あっという間に話が進んだといいます。

気になるのは、購入前にライフプランをきちんと考えていたかどうかです。

帆足さん帆足さん

正直に言うと、ほとんど
考えていなかったです
子どものことも転勤のことも

プロ20年プロ20年

頭金150万円・35年ローンという
資金計画について、不安は
なかったですか?

帆足さん帆足さん

月々の返済額だけ見て
「払えるな」と思ってしまって
それ以上は深く考えなかったです

物件価格3,780万円に対して頭金150万円は約4%。

頭金の割合が低いほどローン残債が多く残るため、売却時にオーバーローンになりやすいという点は、当時まったく意識していなかったと振り返ります。

帆足さん帆足さん

固定資産税の請求が来たときは
「あ、これもあるのか」って
正直、焦りました

ライフプランも家計シミュレーションも後回しにしたまま、勢いで決断してしまったことが、後の苦しさにつながっていきます。

妻の妊娠・育休で月13万円収入が減ったとき、家計はどんな状態だった?

購入から1年も経たないうちに、妻の妊娠が判明。育児休業に入ったことで、世帯収入が月13万円ほど一気に減少しました

プロ20年プロ20年

収入が減った時期、
家計の実態はどんな
状況でしたか?

帆足さん帆足さん

住宅ローンの返済が月約10万円で
そこに生活費、光熱費、固定資産税…
毎月赤字ギリギリでした

育休給付金はあるものの、それまでの手取りとは大きく異なります。

帆足さん1人の収入で住宅ローンを回しながら、生活費・育児費用をまかなう状況は、精神的にもかなりきつかったといいます。

さらにこの時期、別の不安も同時に押し寄せてきました。

帆足さん帆足さん

子どもが生まれたら
3LDKじゃ将来的に
足りなくなるんじゃないかって

加えて、帆足さんの勤務先はIT系ベンチャー企業。転勤の可能性がゼロではない職場環境で、「もし転勤になったら、このローンを抱えたままどうする」という焦りも頭から離れなかったといいます。

帆足さん帆足さん

収入減・将来の間取り不足・
転勤リスク、この3つが
同時に頭に浮かんで眠れない夜も

マイホームを購入する前には想定していなかった不安が、次々と現実味を帯びてきた時期でした。

購入からわずか2年4ヵ月で売却を決断した「最後の一押し」は?

収入の減少、間取りへの不安、転勤リスク…と不安要素が積み重なる中で、帆足さんが「売ろう」と最終的に決断した理由は何だったのでしょうか。

プロ20年プロ20年

迷いながらも決断できた
きっかけを教えて
いただけますか?

帆足さん帆足さん

会社で転勤の内示が
具体的な話として
浮上してきたんです

それまで「もう少し様子を見よう」と先送りしていた気持ちが、その話を聞いた瞬間にぷつりと切れた感覚があったといいます。

帆足さん帆足さん

転勤が決まってからでは
売却活動も焦ることになる
今動かないと後がないと思って

それでも、「売る=負け」という気持ちは正直あったと帆足さんは苦笑いで話します。

帆足さん帆足さん

「2年ちょっとで売るのか」って
自分への情けなさは
ありましたよ、やっぱり

それでも、「何もしないまま時間だけが過ぎる」ことのほうが、損失よりずっと怖かったと振り返ります。

オーバーローン180万円の現実を知ったのはいつ?「売れば清算できる」と思い込んでいた?

売却を決意した帆足さんが次に直面したのは、思っていた以上に厳しい現実でした。

プロ20年プロ20年

売却の準備を進める中で
査定額はどのように
確認されましたか?

帆足さん帆足さん

不動産一括査定を使いました
複数社に一気に依頼できるので
まず相場感をつかもうと

一括査定には4社が応じ、後日それぞれから査定額と提案内容が届きました。

会社 査定額 査定額の根拠 提案・印象
A社(大手) 3,480万円 近隣の成約事例を複数提示 「3ヵ月以内の売却を目指せる」とやや強気な印象
B社(大手) 3,420万円 築浅物件としての市場性を評価 「3,400万円台が現実的」と冷静で好感が持てた
C社(地域密着) 3,350万円 売れ残り事例も正直に提示 「焦らず3,350万~3,400万円で」と堅実な提案
D社(大手) 3,500万円 築2年の希少性を強調し高め査定 「成約は市況次第」と補足あり。数字は魅力的だが…
プロ20年プロ20年

一括査定は複数社の
相場観を一度に比較できるので
使ってみて正解でしたね

帆足さん帆足さん

1社だけに聞いていたら
高い査定額を信じて
判断を誤っていたかもしれません

なお、複数社の比較には人気の『スーモ売却(無料)』一括査定がおすすめです。

他サイトと違って、選択時に各社の売却実績数が確認できるので、どの会社に査定を依頼するか迷わずに進められます。

※面積はおおよそで大丈夫です
※査定後に売るかどうかは自由

査定結果を見て最初に思ったのは、「ローンの残債と比べてどうなんだろう」ということでした。

売却時点のローン残債は約3,570万円。

査定額の中央付近である3,400万円前後での売却を想定すると、売っても180万円前後の不足が生じるオーバーローン状態であることがはっきりしました。

帆足さん帆足さん

「売れば清算できる」と
どこかで思い込んでいたので
数字を見たときはぞっとしました

プロ20年プロ20年

新築プレミアムが
早い段階で剥落するため
築浅でも油断は禁物なんです

最終的な成約額は3,390万円。

売却活動を開始してから買主が決まるまで約2ヵ月半かかりましたが、売り出し価格を現実的な水準に設定したことが、スムーズな成約につながったといいます。

残った不足分の約180万円は、親に頭を下げて借り入れることで何とか抵当権を抹消できました。

帆足さん帆足さん

親への借り入れが
一番つらかったです
情けないというか、申し訳なくて

プロ20年プロ20年

オーバーローンになると
自己資金で不足分を
補わないと売れませんからね

帆足さん自身、「買った瞬間から価値は下がる、という話は聞いていたけど、まさか2年でここまでとは」と苦い顔で振り返ります。

賃貸に戻った今、住居費の負担感や気持ちの面でマイホーム時代と比べて変わったことは?

売却を終え、近隣の賃貸マンションに家族3人で引っ越した帆足さん。

マイホームを手放したことで、暮らしの何が変わったのでしょうか。

帆足さん帆足さん

月々の支払い額は
ローン時代とほぼ変わらないけど
気持ちの重さが全然違います

住居費の金額より、「どれだけ収入が変わっても固定費を変えられない」というプレッシャーから解放されたことが大きいといいます。

プロ20年プロ20年

賃貸と持ち家の違いって
金額より「選択肢があるかどうか」
という部分が大きいですよね

帆足さん帆足さん

転勤になっても解約すればいい
子どもが増えたら広い所に移れる
その「動ける感覚」が今は心地いい

もちろん、いいことばかりではありません。

親への借り入れ180万円を返済しながら家賃を払う二重の負担は、今も続いています

「マイホームを持ち続けていたら…」という気持ちがゼロかといえば、そうではない。

それでも帆足さんははっきりと言います。

帆足さん帆足さん

あのまま無理して持ち続けたら
精神的に限界が来ていたと思う
あのタイミングで動いてよかった

大切なのは「今の自分のライフステージに合っているか」を軸に考えることで、帆足さんはその問いを、身をもって体験した方です。

20代でマイホームを買って後悔している人へ、同じ経験をした立場から伝えたいことは?

最後に、同じように20代でマイホームを買って後悔している人、そしてこれから購入を考えている20代の方へ向けて、帆足さんに言葉をもらいました。

プロ20年プロ20年

同じ境遇の方や
購入を検討中の20代に
ひと言もらえますか?

帆足さん帆足さん

「誰かが買ったから」という
理由だけは絶対に
やめてほしいですね

「自分が買う前にこれをやっていたら、結果は変わっていたかもしれない」と帆足さんが語る、後悔しないための事前準備は次の5つです。

  • 購入前に10年後・15年後のライフプランを夫婦で書き出す
  • 転勤・転職・収入減など「もしも」のシナリオを複数想定する
  • 月々の返済額だけでなく、固定資産税・修繕費込みの年間コストを試算する
  • 頭金の割合とローン残債の関係を把握し、売却時のリスクを理解しておく
  • 不動産会社や銀行だけでなく、利害関係のない中立的な専門家にも意見を聞く
プロ20年プロ20年

不動産会社は売ることが仕事
銀行は融資することが仕事
立場が違えばアドバイスも変わります

帆足さん帆足さん

当時の自分に一番伝えたいのは
「焦って決める前に
誰かに相談しろ」ってことですね

すでにマイホームを買って後悔している人には、「一人で抱え込まないで」とも言います。

早めに動くほど選択肢が広がるのは、帆足さん自身が身をもって感じたことです。

売却・賃貸・リカバリープランなど、解決策は必ず存在します。

まずは現状を正確に把握することが、次の一歩につながります。

プロ20年プロ20年

本日は赤裸々な経験を
話してくださって
本当にありがとうございました!

帆足さん帆足さん

同じ20代で迷っている方の
背中を少しでも押せたなら
それで十分です


以上、27歳でマイホームを購入し、わずか2年4ヵ月で売却するという苦い経験をされた帆足悠斗さんの、リアルな後悔と再出発の体験談をインタビュー形式でお届けしました。

帆足さんが売却を決意してまず取り組んだのが、査定で「今の物件がいくらか」を知ることでした。

「売れると思っていたのに、実は赤字だった」という現実は、査定を受けるまで誰にも気づけないものです。

プロ20年プロ20年

査定額を知るだけで
漠然とした不安が
具体的な数字に変わります

「今すぐ売る気はない」という段階でも、現状を把握しないまま時間だけが過ぎるのが、実は一番のリスクです。

「売るかどうか」はその後に考えれば十分です。

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まとめ:20代の後悔はまだ取り戻せる。動くなら早いほどいい

今回の不動産とーくは『【体験談】20代でマイホームに後悔…帆足さんが2年4カ月で手放した話』と題して、下記の項目を解説しました。

この記事で解説したこと

  1. 後悔した20代マイホーム。衝動購入から180万円の損失と賃貸出戻りの実体験

帆足さんの話を通じて伝わったのは、「20代のマイホーム購入が悪い」ということではありません。

「ライフプランなき購入」が、後悔の根本にあるということです。

27歳、入籍直後、同期に触発された衝動…どれも若い世代なら十分ありうる状況で、帆足さんが特別だったわけではありません。

もしあなたが今「早まったかも」と感じているなら、それは気づくのが早かった証拠です。

だからこそ、今の自分の状況を数字で把握することが、最初の一歩になります。

  • 今のローン残債はいくら残っているか
  • 現在の物件の市場価値はどのくらいか
  • 売却した場合、オーバーローンになるかどうか
  • このまま持ち続けた場合の10年後の家計への影響
  • 賃貸・住み替えなど、他の選択肢との比較

帆足さんも最初の一歩は、一括査定で「今の物件がいくらで売れるか」を知ることでした。

売るかどうかはその後に考えればいい。「現状を知る」だけでも、不安の正体はずいぶんはっきりします

何も動かないまま時間が過ぎるほど、選択肢は狭まっていきます

業界歴20年以上「不動産コンサル西田」のアドバイス

プロ20年プロ20年

20代でマイホームを買って
後悔している方から
よく相談を受けます

そのほとんどに共通しているのは、「誰にも相談できずに一人で抱え込んでいる」という状況です。

不動産会社に相談すれば「売りましょう」、銀行に相談すれば「ローンは続けて」と言われる。

それぞれの立場があるので仕方ないのですが、売っても買っても得をしない中立的な立場からの意見こそ、迷っているときほど判断の助けになります

プロ20年プロ20年

「後悔している=失敗した」
ではないんです
20代で気づけたことは財産です

30代・40代になってから同じ状況に気づく方も、決して少なくありません。

まず「自分の家は今いくらで売れるのか」を知ることが、すべての出発点です。

プロ20年プロ20年

後悔の数だけ
次の判断が
賢くなりますから


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。「自分だけじゃなかった」「次にどう動けばいいかわかった」と、少しでも気持ちが軽くなっていたら嬉しいです。

あなたの状況に合った答えは、必ずあります。一歩ずつ、前に進んでいきましょう。

以上『【体験談】20代でマイホームに後悔…帆足さんが2年4カ月で手放した話』でした。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
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