実家がなくなるということ…実家じまいは寂しい?売却後161人の回答
「実家がなくなるということ…」
「実家じまいは本当に寂しい…」
「つらい売却を乗り切れるかな…」

実家じまいでの寂しくつらい気持ちは、経験して初めて痛感する人が大半です。

実家は、生まれ育った大切な場所、思い出がたくさん詰まっている場所であり、その実家がなくなるということは、多くの場合に喪失感を伴い、なくなって初めて感慨深くなる人が本当に多いです。

とはいえ、誰も住む予定のない実家なら、維持管理もままならず老朽化が進む一方です。

災害時の危険等も考えれば、空き家で放置するわけにもいかないため、早かれ遅かれ「売却」や「処分」は正しい決断と言えます。

この記事では、不動産業界18年のプロが『実家がなくなるということ…実家じまいは寂しい?売却後161人の回答』と題して解説します。

最後まで読めば、これから実家の売却を検討している人にとって、寂しさやつらさとどう向き合い、どのように乗り越えるべきか、貴重なヒントが得られるはずです!

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産 x 住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替え等をサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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[売却後161人の回答]
実家じまいは寂しいものだった?

[売却後161人の回答]実家じまいは寂しいものだった?

実家じまいとは、両親との同居、他界、または施設や病院へ入る事を機に、誰も住まない実家を売却または処分すること。

過去の思い出や家族の絆を再確認する場合も多く、その寂しい、つらい思いから、実家がなくなるということを受け入れられず、なかなか一歩踏み出せない人も少なくありません。

そこで実際に、実家じまいで売却を経験した161人に『実家じまいは寂しいものだった?』と聞いて、アンケートを取ってみました。

レオ教授レオ教授

結果は以下の通りじゃ!

161人のアンケート結果:実家じまいは寂しいものだった?

  • はい→129人(80.1%)
  • いいえ→32人(19.9%)
※調査概要:161人/2023.11.14~11.19/Webアンケート

上記の通り「はい(寂しいものだった)」と答えた人が全体の約8割にのぼりました。

この高い割合は、実家じまいが単なる不動産の売却ではなく、個人的な思い出や感情が詰まった場所を手放す行為でもあるということを物語っていると考えます。

幼少期から成長期にかけての大切な記憶、家族との絆や共有した瞬間を振り返らせるため、実家じまいでの売却は、多くの人にとって感情的に寂しい、つらいものとなるのでしょう。

[体験談]実家がなくなるということ…売却の寂しい心境

[体験談]実家がなくなるということ…売却の寂しい心境
実家がなくなるということを経験した人は、実際にどんな心境だったのでしょうか。

実家じまいの売却で、寂しいorつらい気持ちを経験した人へ「体験談」をお願いしました。


佐藤 三奈さん(40歳・東京都)

実家じまいで売却を決めた理由は?
実家がだんだん古びていき、そのままにしておくと周囲に迷惑をかけるため。
寂しいorつらい気持ちになった理由は?
そこが私が長年暮らした場所であり、数多くの思い出が詰まっていたからです。楽しかったことや辛かったことを思い出すと、その場所を手放すことが寂しく感じました。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
寂しい気持ちは時間が癒やしてくれると考えました。最初は非常に寂しい思いをしましたが、時間が経つにつれて、その気持ちが懐かしさに変わり、心が落ち着いてきました。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
寂しい気持ちは最初のうちだけです。現実的な問題を考慮すると、そのままにしておく方がリスクが大きいので、早めの決断をお勧めします。

田中 隆司さん(39歳・大阪府)

実家じまいで売却を決めた理由は?
両親が亡くなり、実家に住む人がいなくなったため。
寂しいorつらい気持ちになった理由は?
25年以上実家に住んでいたため、売却時には寂しい気持ちになりました。家族で過ごした誕生日会やクリスマスパーティー、喧嘩して壁に穴を開けた思い出などが蘇り、売却を決めた時には特に寂しく、つらい気持ちになりました。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
実家を売却するのは辛かったですが、売却前日に弟と一緒にリビングで床に座り、お弁当を食べながらお酒を飲み、様々な思い出を語り合って笑うことで、寂しい気持ちを和らげました。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
実家を売却する際には、良い思い出がある人もない人も、最後くらいは笑顔で過ごすことをお勧めします。売却で得られる金額は大きくないかもしれませんが、実家での思い出はかけがえのないものです。最後は笑顔でお別れすることが、亡くなった両親も喜ぶと思います。

高橋 浩司さん(45歳・福岡県)

実家じまいで売却を決めた理由は?
母が年老いて私のもとに引っ越し、実家が空き家になったため、資産価値があるうちに売却することに決めました。
寂しいorつらい気持ちになった理由は?
幼い頃からの家族の歴史が詰まった実家を売却することには、強い喪失感がありました。新築の工事を鮮明に覚えており、その長い歴史を考えると、売却によってそれがリセットされるような寂しさがありました。また、「帰ってくる場所」がなくなることも辛かったです。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
母を自分の元に呼び寄せた後の生活を楽しむことに焦点を当てることで寂しさを乗り越えました。新しい生活に慣れるための多くのことに取り組む中で、自然と寂しい気持ちは紛れていきました。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
信頼できる不動産業者に依頼することが重要です。個人的なつながりによる売却ではなく、不動産屋や行政書士に依頼して適正な価格での売却と手続きを行うことをお勧めします。

広瀬 雄大さん(40歳・広島県)

実家じまいで売却を決めた理由は?
両親が早くに亡くなり、相続した実家には住む予定がなく、定期的な管理の大変さから。
寂しいorつらい気持ちになった理由は?
実家には亡くなった両親や兄弟との思い出が詰まっており、楽しいことだけでなく辛いことも多かったため、売却後は心に穴が開いたような寂しさを感じました。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
新しい家で家族や友人と食事を楽しんだり、子供と実家での楽しい思い出を再現することで、徐々に寂しさを乗り越えました。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
実家の売却に際しては、寂しい気持ちは自然なものですが、新たな家族が新しい思い出を築くと考えると楽になります。また、実家の家具を再利用するなど、思い出を新しい住まいに取り入れることもおすすめです。

伊藤 隼人さん(34歳・東京都)

実家じまいで売却を決めた理由は?
父から相続した実家に住む予定がなく、固定資産税もかかるため。
寂しいorつらい気持ちになった理由は?
寂しいというよりは、地域の密接なコミュニティ内での反応により辛い気持ちになりました。田舎なので近所付き合いや地域の結束が強く、売却の話が広まると区長さんから電話があり、色々と言われてしまいました。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
売却による金銭的なメリットを考えると気持ちが穏やかになりました。また、実家を売却して現在住んでいる場所に家を建てるためであると説明すると、周囲の人たちも納得してくれました。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
実家の売却を考えている方には、住まないなら税金がかかるだけなので売却を検討するのも一つの選択です。地域からの反対意見には、「新しい家を建てるために売却する」という理由を伝えると納得してもらいやすいです。

小林 美和さん(37歳・神奈川県)

実家じまいで売却を決めた理由は?
父が亡くなり、母が一人での生活を不安に感じて近くに引っ越してくることになったため、実家に住む人がいなくなったから。
寂しいorつらい気持ちになった理由は?
遠方にある実家を持ち続けると定期的な管理や固定資産税が負担になり、兄弟も住む予定がなかったため、築年数が浅いうちに売却することを選びました。借家として出すことも考えましたが、大家としての義務や手続きを考えると売却が最善だと感じました。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
実家は生まれ育った場所であり、一人暮らしや結婚後も常に帰る場所として存在していました。その拠り所を失った喪失感が大きかったです。売買契約が無事に完了すると一時的な満足感はありましたが、お盆や年末年始になると寂しさを感じることがあります。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
家は誰も住まないと劣化が進むため、この先住む予定がない場合は早めの売却を勧めます。ただし、家具や荷物の整理には時間が必要なので、焦らずに計画的に行うことが大切です。実家が朽ちていくのを見るよりは、縁のある人に大切に住んでもらうことで気持ちを前向きに切り替えると良いでしょう。

中曽根 雄太さん(44歳・東京都)

実家じまいで売却を決めた理由は?
母と弟が住んでいましたが、母が亡くなり、弟も一人で実家を見るのが面倒とのことでしたので。
寂しいorつらい気持ちになった理由は?
自分が育った場所がなくなることに寂しさを感じたからです。家だけでなく、その地域に行く機会もなくなり、深く考えさせられました。最後には、長年住んでいた近所の方々に挨拶し、泣きそうになりました。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
正月に箱根駅伝のコース近くに行っています。実家がその近くにあったため、昔はよく沿道で応援していました。今でも、できる限り兄弟と一緒に行っています。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
建物を壊して平地にする等、一次的な費用が必要になるため、事前の準備が重要です。また、売却には時間がかかるため、売却後すぐにお金を使うことはできないという認識を持っておくことをお勧めします。

笹原 和彦さん(68歳・静岡県)

実家じまいで売却を決めた理由は?
両親が他界し、兄弟も住む予定がないことから、相続税の手続きを含めて実家の処分を決断しました。
寂しいorつらい気持ちになった理由は?
両親の思い出が詰まった実家は、子供にとって特別な存在でした。建築家だった父が設計から材料選びに至るまで妥協せずに作り上げた立派な平屋建てでした。法事の際に帰省する宿泊施設として利用することも考えましたが、相続税の支払い期限と、兄弟も独立しており住む予定がなかったため、やむを得ず解体処分しました。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
実家がなくなり、兄弟とも疎遠になることは非常に寂しいです。特に、父が自慢するほど立派だった家を売却するのはつらい決断でした。日々、仏壇の両親に対して謝罪の気持ちを伝えています。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
空き家状態の維持には治安、火災、天災などのリスクが伴います。将来的に兄弟の誰かが住む予定がある場合は維持も一つの選択ですが、誰も住まないと決まっている場合は早期売却をお勧めします。

高田 美知恵さん(54歳・愛知県)

実家じまいで売却を決めた理由は?
実父が他界し、私と弟は他県に住んでおり、実母も施設に入所していました。知人が貸していた家を退去したいと言ったので、その機会に。

寂しいorつらい気持ちになった理由は?
両親が私の誕生を機に建てた家で、結婚する前日まで住んでいました。庭でのプール遊びやバーベキューなど楽しい思い出がたくさんあります。家を建てたときに植えた桜の木は、私が結婚するときに満開でした。実家が人手に渡ると桜もなくなると思うと悲しい気持ちになりました。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
売却する前に、まだつぼみだった桜の枝を一本切って持ち帰りました。花瓶に入れて咲くのを期待しましたが、うまくいかず悲しい気持ちになりました。しかし、それを機に「一つの時代が終わった」と自分に言い聞かせ、心の整理がつきました。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
寂しい気持ちや悲しみ、虚しさなど様々な感情が交錯します。しかし、時代は常に流れており、終わりがあればまた始まりがあります。悲しい気持ちを新しい始まりへの期待に変えると、意外にも心が軽くなります。明るい方向にいきますよ。

瀬野 ほのかさん(39歳・京都府)

実家じまいで売却を決めた理由は?
3人の子どもが全て独立し、夫婦二人では大きくて断熱効果の低い家から引っ越したいという母の強い希望があったため。

寂しいorつらい気持ちになった理由は?
生まれ育った家であり、小さい頃の思い出が詰まっていたため、売却の話を初めて聞いたときは衝撃的でした。しかし、「小さくてこだわりの詰まった快適な家を建てるのが残りの人生でやりたいこと!」という母の気持ちを聞いて、家を出た自分たちが反対することはできませんでした。育児日記に書かれた「今マイホームの計画中です」という言葉を見て、家の寿命に寂しい気持ちになりました。
その寂しいorつらい気持ちをどう乗り切った?
新しい家を計画中の母が生き生きとして楽しそうだったのを見て、すぐに気持ちが切り替わりました。新しい家の最新設備や使い勝手を見て、両親にとって最善の選択だったと納得しました。旧実家にもすぐに買い手が見つかり、安心しました。
今後、実家じまいで売却を考えている人へ一言
一人で抱え込まずに家族と話し合ってください。家の販売サイトを見ることで具体的なイメージが湧きます。寂しい気持ちはありますが、物より思い出を大切にし、歳を取っていく両親のことを考えると、この決断が最善だったと思います。

その他、心境のみ語ってくれた人の体験談

実家がなくなるということを経験した後の心境のみ語ってくれた人の体験談も、下記に紹介します。


土屋 信彦さん(33歳・岡山県)
家の管理や庭の手入れ、近所の付きあい、固定資産税の支払いもなくなり、心が楽になりました。
一方で、幼い頃から暮らした場所、当たり前の景色、一つの帰る場所が無くなくなることで、他の体験では味わえない独特な気持ちになり、少し寂しく感じ入るものがありました。


山川 純一さん(46歳・兵庫県)
親戚や兄弟でお盆や年末年始に集まることがなくなったが、一緒に旅行するなどして親戚間のつながりを意識するようになった。
今までは何かあっても自然にそこに頼れば良いという感覚もあったが、育ってきた実家がなくなるということで、真の意味で自立したとも感じる。


松永 秀樹さん(37歳・東京都)
資産価値の低下について都度気にしなくなり、身軽な気持ちで前へ進めるので、実際に行動してよかったと思います。
行動直後は、思い出の詰まった実家との別れが寂しい心境でしたが、過去を断ち切って前へ進むという覚悟の現れにもつながる重大な行為であり、人生の転機として認識しています。


倉田 真理さん(50歳・大分県)
地元の神奈川県に帰る目的が少なくなり、地元の友人と会う機会が減りました。
私自身、結婚してから夫の転勤等で何度も転居しているため、住居に愛着はありません。
建物としての形はなくなり、小さい頃の家族と過ごした思い出は記憶だけになって、1つの世代が新しく交代されたことだと思います。


西尾 優子さん(33歳/大阪府)
年末に兄弟や親戚と集まっていた実家ですが、売却後はみんなで集まる事が一切なくなり、兄弟とも会う機会がかなり減りました。
子供の頃からずっと住み、思い出がたくさん詰まった実家がなくなるということは正直悲しかったです。
帰る場所がなくなってしまった思いでした。


藤野 悠さん(32歳・愛知県)
毎年の行事のようになっていた実家に帰ることがなくなり、一年の節目がなくなった感じがしました。
また、兄弟などで集まる機会が圧倒的に減り、集まろうと言わない限り集まらないように…。
自宅があっても帰る場所がなくなった感じで、実家とは自分にとって落ち着ける、懐かしい心の拠り所だったと思いました。


北島 彩花さん(35歳・大分県)
私は色々あって二回実家がなくなったんですが、やはり帰る場所がないのは寂しいです。
実家がなくなるということは、もうどんな事があっても自分で暮らしていくしかない、いつでも頼って帰れる場所はないということだと思います。


石山 菜々子さん(37歳・兵庫県)
実家がなくなったのは寂しいですが、今はまだ両親が健在のため、転居した家に遊びに行きますし、兄弟ともそこに集まります。
終活のひとつかなとも思うので、仕方ないと思っています。
小さいころ好きでよく行っていた遊園地もなくなり、代休の度に母と行った水族館も建て替えが決まり、思い出の場所がなくなったなと感じています。
写真を見たり、家族と話す中でどこに何があったとか、あそこであんなことがあったとか、寂しいけど何となく思い出す場所の1つになりました。


以上、実家じまいの売却で、寂しいorつらい気持ちを経験した人、の体験談を紹介しました。

マチ②

実家がなくなるということについて
それぞれの思いが強く伝わってきます

実家がなくなるということを受け入れる為にできる事は?

実家がなくなるということを受け入れる為にできる事

まずは、ゆっくり時間かけて気持ちを整理することです。

実家がなくなるということで、心にわいた寂しい感情やつらい感情と向き合いましょう。

レオ教授レオ教授

くれぐれも焦らずじゃ!

写真や動画を見返しながら、兄弟姉妹で思い出話に花を咲かせたり、実家周辺を散策して当時の事を思い出したり。

あなたのルーツをたどり、良い思い出の1つ1つが今後の人生の糧(かて)になっていくはずです。

それらを余す事なく、ゆっくり心に刻み込むことで、実家じまいによる寂しい気持ちから少しずつ解放され、いずれは売却を前向きに考えられると思います。

親が残してくれた実家を
少しでも高く売却すること

そして何より、実家は親が残してくれた大切な財産です。

今現在、両親が存命でも他界していても、少しでも高く売却することが、最後の親孝行になるのではないでしょうか。

ケイスケ

最後まで親を思う心ですね

一方で、親から見ても、実家が高く売れた事で得たお金が、子供であるあなたの人生に役立つなら、これ程嬉しいことはないと考えます。

マチ

高く売って実家じまいするには
どうすればいいんでしょうか?

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必ず「複数社」の査定額を「比較」すること
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レオ教授レオ教授

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寂しい気持ちで実家じまいが進まない場合の考え方3つ

寂しい気持ちで実家じまいが進まない場合の考え方

実家がなくなるということは本当に寂しいものです。

そんな寂しい気持ちで実家じまいが進まない場合に、下記3つの考え方が参考になると思います。

考え方1.売却したお金で親は最後に子供の役に立ちたい

『売却したお金で親は最後に子供の役に立ちたい』は、寂しい気持ちで実家じまいが進まない場合の考え方の1つです。

長年の親子の暮らしを振り返れば、息子や娘に多くのことをしてあげられなかったことを、どこか後悔する親も多いからです。

ケイスケ

親心というものは
本当に深いですね

実家の売却は、そうした親が息子や娘に対して「最後に何かをしてあげたい」という願いを、経済的な面で実現する手段となることがあります。

レオ教授レオ教授

これも1つの愛情表現
と言えるじゃろう

例えば、実家を売却して得られたお金は、住宅購入の援助や孫の教育資金、あるいは生活をサポートするための資金に充てることで大きな助けになります。

『売却したお金で親は最後に子供の役に立ちたい』という考え方に触れて、実家がなくなるということを受け入れ、実家じまいを前向きに捉えるきっかけになる人もいるのではないでしょうか。

考え方2.実家を売却せずに残しておくとリスクがある

『実家を売却せずに残しておくとリスクがある』は、寂しい気持ちで実家じまいが進まない場合の考え方の1つです。

ゴミの不法投棄、放火の危険、不法侵入から住み着きの他、老朽化により災害時に大きな被害を受けるなどの可能性もゼロではありません。

レオ教授レオ教授

固定資産税の支払いが
毎年続くことも1つじゃ

『実家を売却せずに残しておくとリスクがある』という考え方に触れ、早期に売却することで、ネガティブな事態に巻き込まれることを未然に防ぐ人も多くなりました。

ケイスケ

早めの対策が大切ですね

寂しいつらいなどの感情的な側面だけでなく、現実的なリスク管理の観点から考えることも重要なことと言えるでしょう。

考え方3.老朽化が進む前に縁のある人に引き継ぐ

『老朽化が進む前に縁のある人に引き継ぐ』は、寂しい気持ちで実家じまいが進まない場合の考え方の1つです。

老朽化するとその価値は大きく下がり、いざ売却しようと踏み切った時に「なかなか売れない…」と、処分に悩む人も多いからです。

レオ教授レオ教授

大切だった実家が、将来的に
悩みの種になるケースじゃ

実家がまだ充分に使える状態の方が、買い手にとっても価値が高く、より良い条件での取引が可能になります。

また、親が大切にしてきた家を、引き続き大切にしてくれる人の手に渡ることは、感情的な安心感にもつながるでしょう。

寂しい気持ちを感じるのは当然ですが、実家が新しい家族に引き継がれることを想像すると、その寂しさも和らぎます。

マチ

それは心が温まる話ですね

『老朽化が進む前に縁のある人に引き継ぐ』という考え方に触れ、実家がなくなるということを受け入れて、実家じまいを前向きに捉えるきっかけになる人も多いのではないでしょうか。


以上、寂しい気持ちで実家じまいが進まない場合の考え方を紹介しました。

まとめ:実家じまいは誰もが寂しい…少しでも前向きな気持ちで

今回の不動産とーくは実家がなくなるということ…実家じまいは寂しい?売却後161人の回答と題して、下記の項目を解説しました。

レオ教授レオ教授

参考になったかの~?

寂しい気持ちから長年空き家で放置し、実家じまいになかなか手を付けられない人も多いと思います。

ただ、経験者の中には、災害時の恐さや維持管理の大変さを身に染みて感じ、「実家じまいを早く進めるべきだった…」と後悔する人が多いことも事実です。

実家がなくなるということは、とても寂しい出来事ですが、少しでも前向きな気持ちで、新しい未来に進んでいってもらえればと思います。

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※2024年10月現在は全文無料で公開していますが、予告なく有料記事に変更する場合があります。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

以上『実家がなくなるということ…実家じまいは寂しい?売却後161人の回答』でした。

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