60歳過ぎたら2階で寝てはいけない6つの理由+3つの解決策

「なぜ60歳過ぎたら2階で寝てはいけない?」
「でも2階が寝室の我が家…どうしようかな…」

年齢とともに気になり始める2階での就寝問題。

実は60歳を過ぎてから2階で寝続けることで、予期せぬ事故やトラブルに見舞われるケースが増えています。

そのため、年齢に応じた適切な対策と準備を進めることで、安全で快適な暮らしを実現しましょう。

そこでこの記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『60歳過ぎたら2階で寝てはいけない6つの理由+3つの解決策』と題して徹底解説します。

最後まで読めば、ご自身の状況に合わせた具体的な対策と、将来の備えのための賢い選択肢がわかります。

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

60歳過ぎたら2階で寝てはいけない理由6つ

加齢とともに2階での就寝はさまざまなリスクを伴います。

特に60歳を過ぎてからは、階段の上り下りによる事故や体調悪化のリスクが高まります。

60歳からの2階就寝リスク

  1. 夜間のトイレ移動で転倒リスクが高まる
  2. 夏場は熱中症のリスクがある
  3. 冬はヒートショックの危険が高まる
  4. 体調不良時に1階への移動が困難に
  5. 災害時の避難が遅れる可能性がある
  6. いずれトイレの補助で家族の睡眠を妨げる

1.夜間のトイレ移動で転倒リスクが高まる

60歳を過ぎると夜間のトイレ回数が増える傾向にあり、真っ暗な階段の上り下りは重大な事故につながりかねません。

ケイスケ

年齢とともに
増えるんですよね

加齢による筋力の低下や平衡感覚の衰えに加えて、夜間は視界も悪くなるため、階段での転倒リスクは想像以上に高くなります。

また、睡眠中の突然のトイレ急で慌てて移動することも多く、そんな時はより一層注意が必要です。

レオ教授レオ教授

慌てた時こそ
危険が潜んでるぞ!

実際に、深夜のトイレ移動時の転倒事故は年々増加傾向にあり、骨折などの重症化も珍しくありません。

2.夏場は熱中症のリスクがある

2階は温度が上昇しやすく、60歳を過ぎると暑さに対する体の抵抗力が弱まるため、熱中症のリスクが高まります。

カエデ

扇風機だけじゃ
足りないかも

特に日中に暖められた屋根からの輻射熱により、夜になっても2階の室温は下がりにくい特徴があります。

エアコンを使用すれば温度管理は可能ですが、高齢になると温度変化に気づきにくくなるため、就寝中に体調を崩すケースも少なくありません。

レオ教授レオ教授

温度管理は命に
関わることじゃ!

3.冬はヒートショックの危険が高まる

冬場は暖かい寝室と寒い階段との温度差が大きく、60歳を過ぎてからは特にヒートショックのリスクに注意が必要です。

ケイスケ

温度差がやっぱり
気になりますね

暖かい布団から出て寒い階段を降りる際、急激な温度変化により血圧が大きく変動し、最悪の場合は心臓に重大な負担がかかることもあります。

真冬の深夜や早朝のトイレ移動は、体への負担が特に大きくなりがちです。

レオ教授レオ教授

階段は家の中でも
要注意ゾーンじゃ!

4.体調不良時に1階への移動が困難に

60歳を過ぎると、予期せぬ体調不良に見舞われるリスクが高まります。

特に発熱や関節痛が起きた際、2階から1階への移動は大きな負担となります。

ケイスケ

そういえば最近
膝が痛むんですよね

階段の上り下りは通常時でも体力を使いますが、体調が優れない時は特に危険です。

また、めまいや立ちくらみなどの症状がある場合、階段での転倒リスクはより一層高まります。

レオ教授レオ教授

無理は絶対に
してはいかんぞ!

救急車を呼ぶような緊急時でも、2階からの搬送は救助隊の到着が遅れる原因になりかねません。

5.災害時の避難が遅れる可能性がある

地震や火災などの災害時、60歳を過ぎてからは2階からの迅速な避難が難しくなります。

カエデ

避難経路の確認
しておかないと

特に夜間の災害発生時は、暗闇と焦りで階段を安全に降りることが困難になる可能性が高くなります。

また、地震で階段が損傷した場合、2階に閉じ込められてしまうリスクもあります。

レオ教授レオ教授

日頃からの備えが
大切なんじゃ!

避難訓練では問題なく移動できても、実際の災害時は想定以上にパニックになりやすいことを覚えておきましょう。

6.いずれトイレの補助で家族の睡眠を妨げる

60歳を過ぎると、徐々に夜間のトイレ介助が必要になる可能性が高まります。

2階で就寝している場合、介助する家族も階段の上り下りが必要となり、家族の睡眠の質も低下します。

ケイスケ

家族の負担も
考えないとですね

特に真夜中のトイレ介助は、介助する側も階段での事故リスクを抱えることになります。

また、頻繁な介助が必要になると、家族の心身の疲労も蓄積されやすくなります。

カエデ

みんなの健康に
関わる問題ですね

将来的な介護の可能性を考えると、早めに1階での生活を検討することが望ましいでしょう。


以上、60歳を過ぎてからの2階就寝に関する6つの重要な理由について解説しました。

レオ教授レオ教授

早めの対策が
賢明な選択じゃ!

年齢とともに増えるリスクに備えて、ご自身と家族の安全で快適な暮らしを実現しましょう。

60歳からの寝室はどうする?3つの解決策

60歳を過ぎてからの2階就寝には様々なリスクが伴うため、早めの対策が重要です。

寝室の対策方法

  1. 1階一部を寝室に変更orリフォームする
  2. やむを得ず2階で寝るならトイレを増設
  3. 今の家から平屋やマンションへ住み替える

1.1階一部を寝室に変更orリフォームする

60歳を過ぎたら2階で寝てはいけないとわかっていても、すぐに大きな変更は難しいものです。

まずは1階の和室や洋室、リビングの一部を寝室として活用することから始めましょう。

ケイスケ

できることから
始められそうです

リビングの一角をパーティションで区切ったり、和室を洋室にリフォームしたりする方法があります。

布団からベッドに切り替えることで、立ち座りの負担も軽減できます。

レオ教授レオ教授

快適な睡眠は
健康の基本じゃ!

リフォーム費用は50万円から200万円程度が目安ですが、将来の安全を考えれば十分な投資といえます。

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2.やむを得ず2階で寝るならトイレを増設

諸事情により60歳を過ぎても2階で寝続ける必要がある場合、2階へのトイレ増設が有効な対策となります。

カエデ

夜中の階段移動が
減りそうですね

トイレ増設の工事費用は、配管の状況にもよりますが、通常100万円から300万円程度です。

ただし、トイレ増設だけでは熱中症やヒートショックなどのリスクは解消されないことに注意が必要です。

レオ教授レオ教授

部分的な対策でも
命を守れるぞ!

手すりの設置や足元灯の導入など、できる範囲での安全対策も併せて検討しましょう。

3.今の家から平屋やマンションへ住み替える

将来的な安全を最優先するなら、思い切って平屋建ての戸建てやマンションの1階・低層階への住み替えを検討しましょう。

ケイスケ

大きな決断に
なりそうです

特にマンションは、エレベーターがあるため上層階でも安心です。

また、防犯面でも安心で、建物のバリアフリー化も進んでいるため、将来の介護対応もしやすくなっています。

レオ教授レオ教授

先を見据えた
決断が大切じゃ!

住み慣れた家を離れる決断は簡単ではありませんが、60歳を過ぎてから2階での生活を続けることのリスクを考えると、検討する価値は十分にあります。

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以上、60歳からの寝室に関する3つの解決策について解説しました。

レオ教授レオ教授

安全な暮らしこそが
何より大切じゃ!

年齢とともに変化する身体状況に合わせて、ご自身に合った対策を選択し、安心で快適な住まい作りを目指しましょう。

まとめ:健康と安全を考えた寝室の選択を

今回の不動産とーくは『60歳過ぎたら2階で寝てはいけない6つの理由+3つの解決策』と題して、下記の項目を解説しました。

この記事で解説したこと

  1. 60歳過ぎたら2階で寝てはいけない理由6つ
  2. 60歳からの寝室はどうする?3つの解決策
レオ教授レオ教授

いかがじゃったかの~?

年齢に応じた住まい方の見直しは、健康で安心な暮らしの第一歩です。

今回ご紹介した6つの理由を知ることで、多くの方が将来への不安を感じられたかもしれません。

でも大丈夫です。

1階への寝室変更やリフォーム、さらには住み替えなど、解決策は必ずあります

レオ教授レオ教授

無理なく少しずつ
準備を進めるのじゃ!

大切なのは、ご自身やご家族の状況に合わせて、余裕を持って対策を考えることです。

快適な暮らしのために、今できることから始めていきましょう。

この記事が、皆様の健康で安心な暮らしづくりのお役に立てば幸いです。

一緒に、より良い住まい方を考えていきましょう。

以上『60歳過ぎたら2階で寝てはいけない6つの理由+3つの解決策』でした。

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