「捨てるにも分別が複雑で全然進まない」
「罪悪感はあるけど、正直うんざりしてる」
親を亡くしたあと、誰かが片付けを担わなければならない。
頭ではわかっていても、実際に直面してみると、その重さは想像をはるかに超えてきます。
実家の片付けにうんざりしている方、あなただけではありません。
遠方への移動、終わりの見えない不用品の山、複雑な分別ルール…。心身ともに疲れ果てながら、それでも「自分がやるしかない」と歯を食いしばっている方は、実はたくさんいます。
ただ、「自分でやり切るしかない」と思い込んだまま進むことには、見えない落とし穴もあります。
その思い込みが、もっと楽な出口をふさいでしまうことがあるのです。
この記事では、不動産×住宅業界のプロが『【体験談】実家の片付けにうんざり…疲れた富田さん不用品ごと家売却』と題して紹介します。
実家の片付けに疲れた状況を打破するために、ある方がどんな選択をしたのか。その実体験をもとに、同じ状況を抱える方が一歩踏み出すためのヒントを具体的にお伝えします。
同じ状況で悩んでいる方の、出口を見つけるヒントになれば幸いです。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

-
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
実家片付けにうんざり…不用品ごと家を売って心身を解放した全記録

今回は、父親の急逝後に静岡県浜松市の実家の片付けと向き合い続けた、神奈川県在住の富田佐保子さん(54歳)にお話を伺います。
- 富田 佐保子さん(トミタサホコ)

-
【年齢】54歳【居住地】神奈川県
【自己紹介】パート勤務と子育てを続けながら、2年前に父親(76歳)を突然亡くす。JR東海道線で約2時間の距離にある静岡県浜松市の実家(築38年)に毎週末通い、一人で片付けを担った。昭和製の家電20点以上・食器棚3本・30年分以上の新聞雑誌など膨大な不用品の処分に3カ月以上行き詰まったが、「荷物もゴミも残したまま買い取ってくれる不動産会社がある」と知り査定を依頼。1,950万円の買取価格に即決し、清掃・搬出をすべて任せて実家を手放した。※プライバシー保護により仮名
プロ20年 富田さん、本日は
つらい経験を話してくださり
ありがとうございます
富田さん 同じ状況で苦しんでいる方の
少しでも力になれれば
と思って来ました
パート勤務と子育てをこなしながら、2年間にわたって一人で実家の片付けを担い続けた富田さん。
その末に選んだ「不用品ごと家を売る」という決断が、どのようにして生まれたのか、詳しく聞いていきます。
- 往復4時間の移動と作業で「実家の片付けに疲れた…」と限界を感じた瞬間は?
- 9割を占める「ただのゴミ」に囲まれ、作業が停滞した原因と葛藤は?
- 自力での整理を諦め「不動産買取」という選択肢に辿り着いたきっかけは?
- 「荷物もゴミもそのままでOK」という条件が、精神面に与えた変化は?
- 今まさに「実家の片付けにうんざり…」と絶望している人への出口の見つけ方は?
それでは、富田さんの体験を順番に掘り下げていきましょう。
往復4時間の移動と作業で「実家の片付けに疲れた…」と限界を感じた瞬間は?
父親が急逝したのは、富田さんが52歳のとき。
突然のことで悲しむ間もなく、実家の後始末が一気に押し寄せてきたといいます。
プロ20年 実家への移動だけで
かなりの時間がかかりますよね
週末はどんな状況でしたか?
富田さん 土曜の朝に家を出て
夕方に帰ってくると
それだけで1日が終わるんです
神奈川の自宅からJR東海道線を乗り継いで浜松まで約2時間。
土曜の朝7時に家を出て、作業を終えて帰宅すると夜の8時を回っている、そんな週末が続きました。
往復4時間の移動だけでも体はじわじわと削られていくのに、到着した先には片付けの終わらない実家が待っている。
「早く終わらせなければ」というプレッシャーを抱えながら現地で動ける時間はせいぜい4~5時間で、いくら通っても物は減らず、終わりが見えない焦りだけが積み重なっていきました。
富田さん 収納が6か所あって
どこを開けても物が
ぎっちり詰まっているんです
衣類だけでも押し入れ2か所と洋服ダンス3本分、昭和製の家電は20点以上、農機具は庭の物置に山積み、さらに30年以上分の新聞・雑誌の束が部屋ごとに積み上がっていました。
プロ20年 それだけの物量だと
「片付けに疲れた」と
感じるのも当然ですね
子どもの学校行事に顔を出せなかった日もあり、夫にも「また今週末も?」という空気が漂い始めたと、富田さんは少し目を伏せながら話してくれました。
富田さん 片付けから帰ると
体がぐったりで
何もできないんですよね
3カ月が過ぎた頃には、実家のことを考えるだけで気分が沈むようになっていたといいます。
実家の片付けにうんざりしながらも、「投げ出すわけにもいかない」という使命感だけが、富田さんを週末ごとに浜松へ向かわせていました。
9割を占める「ただのゴミ」に囲まれ、作業が停滞した原因と葛藤は?
物量の多さだけが問題ではありませんでした。
実家の片付けが疲れた状態のまま停滞し続けた背景には、もっと根深い理由がいくつも重なっていました。
プロ20年 捨てる以前に
分別の問題もありますよね
浜松市のルールはどうでしたか?
富田さん 品目ごとに出し方が
ぜんぶ違って最初は
本当に混乱しました
浜松市の家庭ごみは品目ごとに細かく分類が必要で、大型の家電は家電リサイクル法の対象になるものもあり、費用が発生するケースもあります。
農機具はエンジンやバッテリーを含むものが多く、原則として自治体の粗大ごみに出すことができません。
専門業者への依頼が必要になるため、何をどこに頼めばいいかを調べるだけで、作業の貴重な時間が削られていきました。
さらに追い打ちをかけたのが、「捨てられない世代」である父が残した価値観との戦いです。
富田さん 「まだ使える」「もったいない」って
ものが本当に多くて
手が止まるんですよね
昭和の食器、使いかけの調味料、古びた作業着…。
どれも父の生活の一部ではあるけれど、遺品と呼ぶには程遠い「ただのもの」です。
それでも、ゴミ袋に入れる瞬間に「自分は親の痕跡を消しているんじゃないか」という罪悪感がじわっとにじんでくる。
感情の整理がつかないまま、ゴミ袋を手に固まってしまう時間だけが過ぎていく。
実家の片付けが疲れた状態のまま停滞し続けたのは、体力の問題だけではなかったのです。
自力での整理を諦め「不動産買取」という選択肢に辿り着いたきっかけは?
転機は、意外なほど身近なところからやってきました。
富田さん 実家の近所の方が
「買取会社なら荷物もゴミも
残したまま引き取ってくれる」って
最初は「そんな都合のいい話があるのか」と疑っていたといいます。
「荷物をそのまま残して売れる」と聞いても、「本当に全部引き取ってもらえるのか」「悪質な会社に捕まらないか」という不安のほうが先に立ちました。
プロ20年 業者選びへの不安は
多くの方が感じる部分です
どうやって解消しましたか?
富田さん 一括査定サービスを使って
複数の会社を同時に
比較したんです
一括査定を使うと、1回の入力で複数社に査定を依頼できるため、1社だけに絞り込む前に相場感をつかめます。
「査定額だけでなく、各社の対応や説明の丁寧さを見比べられたのが大きかった」と富田さんは語ります。
プロ20年 実際に何社から
連絡がありましたか?
そのときの印象はどうでしたか?
富田さん 4社から連絡があって
対応の差がはっきり出て
すごく参考になりました
一括査定で連絡のあった4社の査定結果と、各社の対応印象は以下の通りです。
| 査定会社 | 査定額(目安) | 対応・提案の印象 |
|---|---|---|
| A社 | 1,800万円 | 荷物の残置を条件に承諾。土地の活用プランを具体的に説明してくれた |
| B社 | 1,850万円 | 荷物・ゴミの残置OK。買取後は解体して新築用地にする予定と明示。説明が丁寧で信頼感があった |
| C社 | 1,700万円 | 査定は出たが、荷物の残置については「別途相談」との回答で条件が不明確だった |
| D社 | 2,050万円 | 査定額は最高値だったが、「荷物の量次第で減額の可能性あり」と言われ、条件面で不安が残った |
※上記は一括査定時の初期査定額(荷物量がおおよその前提での目安)です。実際の買取額は現地確認後に正式提示されます。
プロ20年 査定額だけでなく
条件面や対応の質を
比較できるのが一括査定の強みですね
富田さんが最終的にB社を選んだ決め手は、「買取後のプランを最初から明確に説明してくれたこと、そして荷物の残置について一切の曖昧さがなかったこと」でした。
B社による現地確認を経て、実際の買取額(成約額)は1,950万円で正式に合意しました。
初期査定より若干下がったものの、清掃・分別・搬出のすべてが含まれる条件に、富田さんはすぐに「これでいい」と感じたそうです。
「荷物もゴミもそのままでOK」という条件が、精神面に与えた変化は?
契約が成立したとき、富田さんはどんな気持ちだったのでしょうか。
富田さん 正直、泣きそうになりました
「これで終わるんだ」って
ようやく思えた瞬間で
片付けに疲れて実家通いを続けていた3カ月間、ずっと頭の中を占領していたあの重さが、契約書にサインした瞬間にすっと消えたといいます。
プロ20年 「全部そのままでいい」という
条件が精神面に与える
効果は本当に大きいんです
自力での片付けでは、「分別する」「搬出する」「清掃する」という3つの作業がそれぞれに時間と労力を奪っていきます。
それが一切不要になるというのは、単に「手間が省ける」という話ではありません。
「もう判断しなくていい」という解放感が、精神的な負担をまるごと取り除いてくれるのです。
富田さん 処分するかどうか
悩む必要もなくなったので
頭の中がすっきりしました
仲介売却を選べば、もう少し高い金額が期待できたかもしれません。
でも富田さんが失い続けていたのは、お金ではなく「時間」と「気力」でした。
清掃・分別・搬出にかかる労力とストレスをお金に換算したとき、買取との価格差は案外小さいかもしれない。
「1,900万円は当初の想定を上回っていたし、仲介で何カ月もかけるより今すぐ終わることのほうがずっと価値があった」と富田さんは語ります。
売却後、初めて「実家のことを考えなくていい週末」を迎えたとき、ようやく肩の力が抜けたそうです。
富田さん 子どもと普通に
週末を過ごせた時に
ああ、終わったんだって
プロ20年 日常が戻る感覚は
何物にも代えられません
「早く終わらせる」ことに
価値を置いてもいい、という視点を
多くの方に知ってほしいですね
今まさに「実家の片付けにうんざり…」と絶望している人への出口の見つけ方は?
最後に、実家の片付けに疲れて出口が見えない方に向けて、富田さんと私からそれぞれアドバイスをお伝えします。
プロ20年 今まさに同じ状況で
苦しんでいる方に
伝えたいことはありますか?
富田さん 「全部自分でやらなきゃ」って
思い込みを手放すことが
まず第一歩だと思います
富田さんが実感した「作業を前に進めるための考え方」を整理すると、以下の通りです。
- 「残すもの」だけを先に決める(捨てるかどうかを一つずつ判断しない)
- 遺品として手元に置くものは段ボール数箱分に絞り込む
- 残りは「処分するもの」ではなく「プロに任せるもの」と割り切る
- 自治体の分別ルールで行き詰まったら、不用品ごと引き取れる不動産買取の条件を先に確認する
- 一括査定で複数社の条件を比較してから、1社に絞り込む
プロ20年 不動産買取は「安く売るもの」
というイメージがありますが
片付け費用と労力を含めて考えると
トータルで得になるケースも多いです
「仲介売却で高く売る」と「手間ゼロで早く売る」のどちらが合っているかは、それぞれの状況によって違います。
ただ、実家の片付けにうんざりして限界を感じているなら、まず知っておいてほしいのは「買取という選択肢は、逃げではなく立派な解決策」だということです。
富田さん 選択肢を知っているだけで
気持ちがだいぶ楽に
なれると思うんです
物を一つずつ「捨てるか・残すか」で悩み続ける時間は、あなたの人生の時間でもあります。
「すべて自分でやらなければ」という責任感が、一番の重荷になっているかもしれません。
不動産買取という選択肢は、思っているより身近なところにあります。
プロ20年 今日お話を聞いて
同じ状況の方に
届いてほしいと心から思います
富田さん 片付けで追い詰められている方に
「出口はある」と
伝えたかったんです
以上、実家の片付けにうんざりしながらも不動産買取という選択で心身を解放した、富田佐保子さんの貴重な体験談をインタビュー形式でお届けしました。
富田さんが査定を依頼するまでの間、最もつらかったのは「どうすればいいかわからない」という孤独感だったといいます。
プロ20年 でも今は、自宅にいながら
複数の不動産会社に
一度で査定を依頼できる時代です
実際に動いてみて初めて、「こんな選択肢があったのか」と気づく方がほとんどです。
実家の片付けにうんざりしている今こそ、一括査定で複数社の条件を比較するところから始めてみてください。
まとめ:片付けの苦痛を手放し、プロの力を借りて日常を取り戻そう

今回の不動産とーくは『【体験談】実家の片付けにうんざり…疲れた富田さん不用品ごと家売却』と題して紹介しました。
今まさに実家の片付けにうんざりして、「いつになったら終わるんだろう」と感じている方に、富田さんの体験を通じてどうしても伝えたいことがあります。
それは、「片付けを頑張り切った人だけが、前に進める」わけではないということです。
富田さんは自力での片付けを諦めました。
でも、その諦めが「逃げ」ではなく、自分と家族の生活を守るための、正しい判断だったと今は言い切れます。
プロ20年 「売る前に片付けを終わらせる」という
思い込みを持つ方は本当に多いんです
でも実際には、荷物もゴミも残したまま
買い取ってもらえるケースは珍しくありません
不動産買取という選択肢は「高く売ることを諦めるもの」ではなく、時間・体力・精神力をこれ以上削らないための、賢い出口です。
もし今、同じ状況で立ち止まっているなら、次の順番で一度だけ動いてみてください。
- 「手元に残したいもの」だけを先に決める(段ボール数箱分に絞り込むイメージで)
- 一括査定で複数社に連絡し、荷物の残置に対応できるか条件を確認する
- 査定額だけでなく、各社の説明の丁寧さや条件の明確さを見比べる
- 納得できる会社が見つかったら、迷わず進む
「相場と選択肢を知る」だけでも、あの出口の見えない閉塞感はぐっと和らぎます。
「もっと早く知っていれば」と富田さんは言います。
楽になるタイミングは、片付けを終わらせた先ではなく、手放す決断をした瞬間に来ることが多いのです。
あなたにも、その感覚が早く届いてほしいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。一人で抱え込まず、まず「知る」ことから始めてみてください。
あなたの日常が、一日でも早く戻ることを応援しています。
以上『【体験談】実家の片付けにうんざり…疲れた富田さん不用品ごと家売却』でした。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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