【ブログ】住宅ローン地獄で後悔…大原さん年収230万円減で売却
「住宅ローンの返済がこんなに重いなんて…」
「毎月の支払い日が近づくと胃が痛くなる…」

夢のマイホームを手に入れたはずなのに、気づけば毎月の返済に追われて心の余裕がない。
家族との会話も減り、将来への不安だけが膨らんでいく。

住宅ローン地獄で後悔しながらも、誰にも相談できずに一人で抱え込んでいる人は想像以上に多いのです。

しかし、問題を先送りにしていても状況が自然に好転することはなく、むしろ深刻化していくケースがほとんどです。

実際に住宅ローン地獄を経験し、そこから抜け出した人のリアルな体験談を知ることで、あなたが今できる具体的な行動が見えてくるはずです。

そこでこの記事では、不動産×住宅業界のプロが『【ブログ】住宅ローン地獄で後悔…大原さん年収230万円減で売却』と題して徹底解説します。

他の人がどのような状況で、どんな決断をし、今どんな生活を送っているのか、その生の声には、マニュアルには載っていない貴重なヒントが詰まっています。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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【この記事の取材・確認方法】
この記事は、実体験者への取材・ヒアリング内容をもとに作成しました。不動産の種類や住まいの状況、当時の悩み、検討した選択肢、実際に取った行動、その後の暮らしの変化などを確認したうえで、個人が特定されないよう一部情報を調整。実務・専門的な判断を要する箇所は、不動産コンサルタントの執筆者・西田が補足。※体験談は個別事情に基づく内容であり、同じ結果を保証するものではありません。

【体験談】住宅ローン地獄で後悔した…年収680万円→450万円の苦しみ

インタビューを受ける大原和也さん
※記事内の写真はイメージです

早速、住宅ローン地獄で後悔を経験した東京都在住の大原和也さんにお話を伺います。

今回お話を聞いた方
大原 和也さん(仮名)
大原 和也さん
【年齢】38歳【居住地】東京都
都内IT企業勤務の会社員。5年前、第一子誕生を機に東京都下の中古マンションを5,200万円で購入した。当時の年収は680万円。諸費用を除いて頭金500万円を入れて35年ローン(借入額4,700万円)を組み、月々12万8千円の返済をスタート。しかし2年後に勤務先の業績悪化で残業代とボーナスが激減し、年収は450万円に下落。生活費の値上がりも重なり、毎月5万5千円の赤字に陥った。貯金を切り崩す日々が続き、妻との関係も悪化。半年間苦しんだ末、4,800万円で売却。現在は家賃10万円の賃貸アパートで再スタートを切っている。
プロ20年プロ20年

大原さん、本日は
お時間をいただき
ありがとうございます

大原さん大原さん

こちらこそ
同じように悩んでいる人の
参考になれば幸いです

質問項目

  1. 住宅ローンを組んだ当初、月12万8千円は問題なく払えた?
  2. 年収450万円への下落で「地獄が始まった」と感じた瞬間は?
  3. 月5万5千円の赤字が続く中、最もしんどかった出来事は?
  4. 売却を決断するまでに半年間も悩んだ理由は?
  5. 賃貸アパートでの今の生活は、マイホーム時代と比べてどう?
  6. 今、住宅ローン地獄で後悔している人へ本音のアドバイス

それでは、住宅ローン地獄から抜け出すまでの具体的な流れと、今の生活について詳しくお聞きしていきましょう。

住宅ローンを組んだ当初、月12万8千円は問題なく払えた?

まず、マイホーム購入を決めた当時の状況について伺いました。

プロ20年プロ20年

購入当時の年収680万円で
月12万8千円の返済は
余裕がありましたか?

大原さん大原さん

正直なところ
ギリギリではありましたが
やっていけると思っていました

当時の手取り月収は約42万円。
そこから住宅ローン12万8千円を引いても、29万2千円が残る計算です。

プロ20年プロ20年

手取りの3割程度なら
一般的には問題ない
範囲ですね

実際の生活費の内訳は、次のようなものだったそうです。

  • 食費や日用品で8万円
  • 光熱費や通信費で3万5千円
  • 車のローンと維持費で4万円
  • 保険料で2万5千円
  • その他雑費で3万円

これらを合計すると21万円で、手元に残るのは8万2千円ほど。

大原さん大原さん

子どもが生まれる前は
妻も働いていたので
余裕があったんです

妻の収入が加わることで、貯金もできていたと振り返ります。

しかし、出産後は妻が育休に入り、世帯収入は大原さんの給料のみに。

プロ20年プロ20年

育休中は収入が減るので
家計への影響は
大きいですよね

それでも当時は残業代とボーナスがしっかり出ていたため、年2回のボーナスで50万円ずつ貯金に回せていました。

「マイホームで子育てができる幸せ」を感じながら、順調な生活を送っていたのです。

年収450万円への下落で「地獄が始まった」と感じた瞬間は?

購入から2年後、大原さんの生活は一変します。

プロ20年プロ20年

年収が下がった
きっかけは何だった
のでしょうか?

大原さん大原さん

勤務先の業績悪化で
残業が激減したんです
ボーナスもカットされました

それまで月30時間ほどあった残業が、ほぼゼロに。

残業代だけで月8万円程度の収入減となり、ボーナスも夏冬合わせて100万円から40万円まで下がりました。

プロ20年プロ20年

年収230万円の減少は
返済比率が一気に
跳ね上がりますね

手取り月収が42万円から28万円まで落ち込み、住宅ローン12万8千円と管理費等2万3千円を払うと残り12万9千円しかありません。

さらに追い打ちをかけたのが、生活費の値上がりでした。

  • 電気代が月1万2千円から1万6千円に上昇
  • ガス代が8千円から1万1千円に上昇
  • 食費が物価高で8万円から9万5千円に増加
  • 保育園に通い始めて月4万5千円の負担増

車を手放して維持費4万円を削減し、保険も見直して月1万円減らしましたが、それでも追いつきません。

大原さん大原さん

節約しても毎月
5万5千円ほどの赤字に
なっていました

地獄が始まったと感じた瞬間について、大原さんは具体的に教えてくれました。

「通帳の残高が毎月確実に減っていく。そのスピードが想像以上に早くて、夜も眠れなくなったんです」
プロ20年プロ20年

貯金が減り続けると
精神的にも追い詰められますね…

用意していた貯金300万円が、あっという間に100万円を切りました。

住宅ローン地獄の恐ろしさは、収入が減っても返済額は変わらない点にあります。

月5万5千円の赤字が続く中、最もしんどかった出来事は?

赤字の生活が続く中で、大原さんが最もつらかったのは家族との関係でした。

大原さん大原さん

妻との喧嘩が
本当に増えました
お金の話ばかりで…

週末に外食する余裕もなくなり、子どもの服も新品を買えない状況に。

妻からは「こんなはずじゃなかった」と何度も言われたそうです。

プロ20年プロ20年

家計の問題は
夫婦関係に直結するので
早めの対処が必要ですね

特につらかった出来事として、次のようなエピソードを教えてくれました。

  • 子どもの誕生日プレゼントを安物で済ませた罪悪感
  • 友人の結婚式を金銭的理由で欠席した情けなさ
  • クレジットカードの支払いが遅れそうになった恐怖
  • 妻が実家から食材を送ってもらう姿を見た時の無力感
大原さん大原さん

夢のマイホームが
いつの間にか
重荷になっていました

住宅ローンの返済のために生きているような感覚になり、心から笑えない日々が続きました。

また、将来への不安も大きくなっていったと言います。

「このまま貯金がゼロになったら、子どもの教育費はどうする?老後の資金は?考えれば考えるほど出口が見えませんでした」
プロ20年プロ20年

収入回復の見込みがないと
どこかで決断が
必要になりますね

会社の業績も回復の兆しが見えず、このままでは家族が壊れてしまうという危機感が、売却を考えるきっかけになりました。

売却を決断するまでに半年間も悩んだ理由は?

赤字生活が始まってから、売却を決断するまでに半年間かかったそうです。

プロ20年プロ20年

すぐに売却に
踏み切れなかった
理由は何ですか?

大原さん大原さん

やっぱり手放すのが
悔しくて…
負けた気がしたんです

大原さんが売却をためらった理由は、次のようなものでした。

  • 購入時の夢や期待を諦めることへの抵抗感
  • 周囲に失敗を知られることへの恥ずかしさ
  • 売却しても住宅ローンが残る可能性への不安
  • 賃貸に戻ることは後退だという思い込み
プロ20年プロ20年

マイホームへの
思い入れが強いほど
決断は難しいですね

特に両親からは「せっかく買ったのに」「もう少し頑張れないのか」と言われ、それが心に重くのしかかったそうです。

大原さん大原さん

親の反対もあって
なかなか動けませんでした
でも限界だったんです

決断のきっかけになったのは、妻からの一言でした。

「このままだと私たち、本当に壊れちゃうよ」

家族の幸せを守るためには、マイホームという形にこだわる必要はないと気づきました。

プロ20年プロ20年

売却は決して後退ではなく
生活を立て直すための
前向きな選択ですね

そこから不動産会社への相談を決意し、まずは家の価値を知ることから始めたのです。

大原さん大原さん

一括査定サービスを
使ってみたんです
複数社に依頼できて便利でした

プロ20年プロ20年

一括査定は、効率的に比較
できて、皆さん使ってますね

実際に査定を依頼した結果、次のような金額が提示されました。

不動産会社 査定額 特徴
A社(大手) 4,800万円 販売力が強く、早期売却に自信あり
B社(地域密着) 4,700万円 地元での実績が豊富で丁寧な対応
C社(大手) 4,850万円 査定額は高めだが売却期間は不明
D社(中堅) 4,650万円 査定額は控えめ、相場に基づいて堅実
大原さん大原さん

相場観が一気に
つかめたのは
本当に助かりました

購入価格5,200万円に対して、5年後の査定額は4,650万円~4,850万円というのが現実。

最終的に、販売力と対応の良さからA社を選び、査定額どおり4,800万円で売却が成立しました。

今の家がいくらで売れるか確認

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「せっかく買った家を手放していいのか」と悩んでいるなら、まず査定額を知るだけでも、感情だけでなく数字をもとに家族で今後を考えられます。

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※査定後に売るかどうかは自由です
※面積はおおよそでも進められます

賃貸アパートでの今の生活は、マイホーム時代と比べてどう?

売却後、大原さん一家は家賃10万円の賃貸アパートに引っ越しました。

プロ20年プロ20年

賃貸に戻っての生活は
いかがですか?

大原さん大原さん

正直、すごく楽に
なりました
心に余裕が戻ってきました

住宅ローン12万8千円から家賃10万円に変わり、毎月2万8千円の負担減。

さらに、マンションの管理費や修繕積立金2万3千円もなくなったため、実質的には月5万1千円の支出減となりました。

プロ20年プロ20年

固定費が下がると
家計の安定感が
違いますよね

売却代金から住宅ローンの残債を返済した後、手元には約120万円が残りました。

この資金を生活の立て直しに充て、少しずつ貯金も再開できているそうです。

生活の変化について、大原さんは次のように話します。

  • 週末に家族で外食する余裕ができた
  • 子どもの習い事を始められた
  • 妻との会話が前向きなものに変わった
  • 将来の不安が軽減され、夜眠れるようになった
大原さん大原さん

家は狭くなりましたが
家族の笑顔は増えました

確かに広さは3LDKから2DKに減りましたが、その分掃除も楽になり、光熱費も下がったとのこと。

持ち家のプレッシャーから解放され、家族との時間を心から楽しめるようになりました。

プロ20年プロ20年

家族の笑顔が戻ったことが
何よりの成功ですね

今、住宅ローン地獄で後悔している人へ本音のアドバイス

最後に、今まさに住宅ローンで苦しんでいる方へ向けて、アドバイスを伺いました。

大原さん大原さん

まずは現実を
しっかり見つめることが
大事だと思います

大原さんが特に伝えたいポイントは、次の通りです。

  • 我慢し続けても状況は改善しない
  • 早めに専門家に相談することで選択肢が広がる
  • 売却は失敗ではなく、前に進むための手段
  • 家族の幸せが何よりも優先されるべき
プロ20年プロ20年

一人で抱え込まず
相談することが
重要ですね

特に、「いつか状況が良くなるはず」という根拠のない期待で時間を無駄にしてはいけないと強調します。

大原さん大原さん

僕も半年悩みましたが
もっと早く動けば
良かったと思います

また、売却以外の選択肢についても、きちんと検討すべきだとアドバイスします。

  • 金融機関に返済条件の変更を相談する
  • 借り換えで金利負担を軽減できないか検討する
  • どうしても無理なら売却を前向きに検討する
プロ20年プロ20年

複数の選択肢を
比較することが
大切ですね

大原さん自身、金融機関への相談も行いましたが、年収が下がった状態では条件変更も難しく、売却が最善と判断しました。

大原さん大原さん

プロに相談したことで
冷静に判断できました
一人で悩まないでください

最後に、住宅ローン地獄で後悔している人へのメッセージをいただきました。

「マイホームは幸せになるための手段であって、目的ではありません。今苦しいなら、手放すことも勇気ある選択です。僕は売却して本当に良かったと思っています」
プロ20年プロ20年

貴重な体験談を
ありがとうございました

大原さん大原さん

少しでも同じ悩みを
抱える人の参考になれば
嬉しいです


以上、住宅ローン地獄で後悔した大原和也さんの実体験をインタビュー形式で紹介しました。

大原さんがインタビューの中で何度も口にしたのが、「もっと早く動けばよかった」という言葉でした。

事前に今の家がいくらで売れるのかを知っていれば、半年も1人で悩む必要はなかったかもしれません。

プロ20年プロ20年

査定はゴールではなく
選べる道を並べるための
スタートなんですよね

大原さんも4社の査定額を並べたことで、住宅ローンの残債と照らし合わせながら冷静に判断できました。

実際に複数社の査定額を比較するなら、60秒でまとめて依頼できるスーモの一括査定が便利です。

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※査定後に売るかどうかは自由です
※面積はおおよそでも進められます

査定額を正しく見極めるために不動産の査定額は売却価格の目安であり、その金額での売却を保証するものではありません。査定額の高さだけでなく、算出根拠と担当者の説明もしっかり確認しましょう。

住宅ローン地獄で後悔…家を手放す前に整理したい6つのこと


大原さんは、住宅ローンの返済額が高いという理由だけでマンションを売ったわけではありません。

年収が680万円から450万円へ下がった後、家計の赤字や貯金の減少、家族への影響などを見ながら、半年かけて今後の暮らしを考えています。

住宅ローン地獄で後悔し、同じような体験談やブログを読んでいる方も、まずは自分の家計を数字で整理することから始めると、迷っている理由が見えやすくなります。

プロ20年プロ20年

大原さんと同じ状況かではなく
自分の家計ならどうなるかを
置き換えて考えることが
大切ですね

次の6項目は、問題に当てはまるかではなく、判断に必要な情報を確認できているかでチェックしてください。

【確認】□にチェックできます
確認したいこと
現在の家計収支と住居費を確認している
貯金が持つ期間と収入回復の見込みを確認している
売却以外に返済負担を軽くできる選択肢を確認している
家を売った場合に手元へ残る金額を確認している
売却後の住居費と暮らしを具体的に比べている
家族で優先したい暮らしと売却を迷う理由を整理している

チェックが付かなかった項目は、売るべきという意味ではありません。

まだ確認できていない判断材料として、この後に1つずつ整理してみてください。

現在の家計収支と住居費を確認できていますか?

住宅ローンの返済額だけを見ても、本当に住み続けられるかは判断しにくいものです。

大原さんは手取り月収が42万円から28万円へ減り、住宅ローン12万8千円に管理費など2万3千円を加えると、住居費だけで月15万1千円になりました。

車を手放し、保険も見直しましたが、生活費などを含めると毎月約5万5千円の赤字が残っています。

プロ20年プロ20年

ローン返済額だけでなく
管理費なども含めた
毎月の住居費で見ると
家計を整理しやすいですね

大原さんと同じ金額かどうかではなく、あなたの収入から住居費や生活に必要なお金を引いた後に、毎月いくら残るのかを確認することが大切です。

無理なく黒字を維持できる家計と、支出を減らしても赤字が続く家計では、今の家に住み続ける判断も変わってきます。

貯金が持つ期間と収入回復の見込みを確認できていますか?

赤字になっている場合は、今月を乗り切れるかだけでなく、この状態をあとどれくらい続けられるかも確認したいところです。

大原さんは毎月の赤字を貯金で補い、用意していた300万円が100万円を切るまで減っていました。

さらに勤務先の業績には回復の兆しがなく、子どもの教育費や老後資金への不安も大きくなっています。

プロ20年プロ20年

一時的な収入減なのか
今後も続きそうなのかで
同じ赤字でも
判断は変わってきますね

貯金残高と毎月の赤字額だけでなく、今後の収入がいつ、どの程度戻る見込みがあるのかまで整理してみてください。

収入回復の具体的な見込みがある場合と、見通しが立たないまま貯金が減り続ける場合では、待つ意味が大きく異なります。

売却以外に返済負担を軽くできる選択肢を確認できていますか?

住宅ローンが苦しいからといって、最初から売却だけに絞る必要はありません。

大原さんも金融機関へ相談しましたが、年収が下がった状況では条件変更が難しく、最終的に売却を選んでいます。

つまり重要なのは、売却するか我慢するかの2択ではなく、今の返済負担を下げられる現実的な方法があるかを確認することです。

プロ20年プロ20年

売る前に他の方法も
確認しておけば
選べる道を並べたうえで
考えやすくなりますね

金融機関への返済条件の相談や借り換えなどによって家計を立て直せる可能性があるなら、今の家に住み続ける選択肢も残ります。

一方、確認しても赤字を解消できる見込みが立たないなら、その事実も次の判断に必要な材料になります。

家を売った場合に手元へ残る金額を確認できていますか?

「住宅ローンが残りそうだから売れない」と思っていても、家の現在価値を調べなければ実際の状況は分かりません。

大原さんのマンションは購入価格5,200万円に対し、5年後の査定額が4,650万円~4,850万円で、最終的には4,800万円で売却できました。

住宅ローンを返済した後には約120万円が残り、生活を立て直す資金にしています。

プロ20年プロ20年

購入した時の価格ではなく
今いくらで売れそうかと
今いくら残っているかを
並べて考えたいですね

あなたの場合も、現在の査定額と住宅ローン残債を確認し、売却に伴う費用も含めて手元に残る金額を整理しておきたいところです。

査定額より残債などの負担が大きい場合と、完済後にも資金を残せる見込みがある場合では、売却という選択肢の現実性が変わります。

売却後の住居費と暮らしを具体的に比べられていますか?

売却できるとしても、その後の暮らしが成り立たなければ家計の問題は解決しません。

大原さん一家は家賃10万円の賃貸アパートへ移り、住宅ローン12万8千円と管理費など2万3千円を負担していた頃と比べ、毎月の住居費が5万1千円減りました。

一方で、住まいは3LDKから2DKへ狭くなっています。

プロ20年プロ20年

住居費が下がっても
暮らしに合わなければ
長くは続けにくいので
両方を見たいですね

大原さんの場合は、広さより家計と家族の時間を優先した結果、売却後の生活に心の余裕が戻りました。

あなたも今の家と売却後の候補について、費用だけでなく広さを含めた暮らしの変化まで受け入れられるかを確認してみてください。

家族で優先したい暮らしと売却を迷う理由を整理できていますか?

住宅ローンの問題は数字だけで決められず、家への思い入れや家族の気持ちも判断に影響します。

大原さんは、購入時の夢を諦めたくない気持ちや周囲に失敗と思われる不安、両親からの反対もあり、売却を決めるまで半年間迷いました。

その中で妻から家族関係について話されたことが、暮らし方を考え直す大きなきっかけになっています。

プロ20年プロ20年

家を残したい理由と
暮らしを変えたい理由を
分けて話してみると
本音が見えやすいですね

あなたも「家を手放したくない理由」が家計上の合理的な理由なのか、思い入れや周囲の目など気持ちの面が大きいのかを一度分けて考えてみてください。

今の家を守ることと家族が望む暮らしを守ることが一致しているなら住み続ける判断もできますが、両者がずれているなら家族で優先順位を確認する意味があります。


【チェック後の見方】
チェックが何個付いたかではなく、重要な判断材料が揃っているかを見てください。

  • チェックが付いた項目は、確認した事実をもとに選択肢を比較する
  • チェックが付かなかった項目は、次に確認する情報として整理する
  • 家計や貯金など、今後の生活を大きく左右する未確認項目から確認する
  • 必要な情報が揃ってから、住み続ける場合と売却する場合を比べる

住宅ローン地獄で後悔している状況でも、大原さんの結論をそのまま自分に当てはめる必要はありません。

自分の家計と家族にとって何が無理なく続けられるのかを整理したうえで、今後の住まいを判断していきましょう。

もし希望以上で売れるならリセットしたい人へ

今後もずっと住宅ローンの悩みを抱え続けるくらいなら、売却も決して間違いではないと思います。

「価格次第では売却しようかな」
「高く売れるならリセットしたいな」

もしあなたも同じ気持ちなら、一度は無料査定に出してみることをおすすめします。

査定額を確認した結果、

  • 希望以上で売れるなら
    →具体的に売却を検討する
  • 希望未満でしか売れないなら
    →現時点では持ち続ける ※他の方法を検討

プロ20年プロ20年

実際にこうやって
判断する方が多いです

査定に出しても必ず売る必要はないので、まずは「いくらで売れるのか?」を知ることから始めてみて下さい。

はじめて査定を受ける方へ

どこに査定を頼めばいいのか迷い、1社の金額だけで決めてしまう方は少なくありません。実際、3社以上に査定を出した612名の約75%が「最高値と最低値に100万円以上の差があった」と回答しています。複数社の比較に役立つプロ厳選の一括査定サイトを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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専門家が分析!大原さんが住宅ローン地獄から抜け出せた4つの判断材料

大原さんのケースで注目したいのは、単に「住宅ローンが高いから家を売った」のではないことです。

購入当初は払えていた月12万8千円の返済が、年収680万円から450万円への減少などで重くなり、節約や金融機関への相談を経て売却へ進んでいます。

プロ20年プロ20年

住宅ローンの問題は
返済額だけを見ても
本当の苦しさまでは
判断しにくいんですよね

専門家として見ると、大原さんの判断で重要だったのは、今払えているかではなく、今後も家計を立て直せるかという視点です。

さらに、売却後の暮らしまで数字でつながったことが、住宅ローン地獄から抜け出す結果を後押ししたと考えられます。

大原さんのケースで見る4つの判断材料

  1. 購入時に払えていた月12万8千円でも年収230万円減で前提が崩れた
  2. 節約後も月5万5千円の赤字が残り「耐える」だけでは改善しなかった
  3. 返済条件変更が難しくても4社の査定で売却の現実性を確認できた
  4. 売却後に住居費を月5万1千円下げられたことが家計再建を後押しした

住宅ローン地獄で後悔してブログを読み続けている方ほど、大原さんと同じ結論ではなく、自分と条件が違う部分にも目を向けながら読み進めてみてください。

購入時に払えていた月12万8千円でも年収230万円減で前提が崩れた

大原さんは5,200万円の中古マンションに頭金500万円を入れ、4,700万円を35年ローンで借りています。

購入当時の年収は680万円、手取り月収は約42万円で、月12万8千円の住宅ローンを払った後も生活を続けられていました。

ところが勤務先の業績悪化で残業代が月約8万円減り、年間のボーナスも100万円から40万円へ下落した結果、年収は450万円まで下がっています。

プロ20年プロ20年

購入時の年収だけで
返せると判断すると
収入が変わった時に
苦しくなりやすいですね

特に見逃せないのが、住宅ローン12万8千円そのものは変わらないまま、手取り月収が42万円から28万円へ減った点です。

さらに管理費等2万3千円、保育園の月4万5千円などの負担もあり、購入時に成り立っていた家計の前提が変わっていきました。

家計の変化 購入当時など 収入減後
年収 680万円 450万円
手取り月収 約42万円 約28万円
年間ボーナス 100万円 40万円
住宅ローン 月12万8千円 月12万8千円

ここからわかるのは、住宅ローンを組んだ時点で払えていた事実だけでは、長期の返済能力まで判断できないことです。

大原さんの場合は残業代やボーナスの減少が大きく影響しましたが、配偶者の収入減や教育費の増加など、家計を変える要因は家庭ごとに異なります。

「借りた時の家計」ではなく「今の収入でこの先も続けられるか」を基準に考え直すことが、後悔を深くしないための大切な視点です。

節約後も月5万5千円の赤字が残り「耐える」だけでは改善しなかった

大原さんは家計が苦しくなった後、車を手放して月4万円の維持費を削り、保険も見直して月1万円減らしています。

それでも毎月約5万5千円の赤字が残ったことが、このケースを考えるうえで重要です。

単にぜいたくを減らせば解決する家計ではなく、収入と固定的な支出の差そのものが大きくなっていました。

プロ20年プロ20年

削れる支出を削っても
赤字が続く場合は
我慢の問題ではなく
家計構造を見たいですね

さらに、貯金300万円は100万円を切るまで減り、妻との喧嘩が増え、夜も眠れない状態になったと話しています。

会社の業績にも回復の兆しが見えなかったため、「いつか収入が戻る」と待ち続ける根拠も乏しい状況でした。

一方、収入減が一時的で復職時期や収入回復の見込みが具体的にある家庭なら、同じ赤字でも判断は変わります。

プロ20年プロ20年

同じ赤字額でも
数カ月後に戻るのか
今後も続きそうなのかで
選択肢は変わりますね

大原さんのケースから学びたいのは、赤字額だけで売却を決めることではありません。

家計改善をしても赤字が残り、収入回復も見込みにくい状態かまで見たことで、売却を含めた別の方法を考える必要性が高まったといえます。

返済条件変更が難しくても4社の査定で売却の現実性を確認できた

大原さんは、いきなりマンションを売ったわけではありません。

金融機関へ住宅ローンの返済について相談したものの、年収が下がった状態では希望する条件変更が難しく、別の方法を考えることになりました。

返済方法の変更は金融機関や契約内容、返済状況などで対応が異なるため、相談すれば必ず毎月の返済額を下げられるわけではありません。

プロ20年プロ20年

金融機関への相談で
難しいと言われても
そこで選択肢が全部
なくなるわけではありません

そこで大原さんが次に確認したのが、マンションを売った場合の価格です。

4社から提示された査定額は4,650万円~4,850万円で、最終的にはA社を選び、4,800万円で売却しています。

査定額は売却を保証する金額ではありませんが、大原さんの場合は住宅ローンを抱えたまま耐える以外の道を、具体的な金額で考えられるようになったわけです。

プロ20年プロ20年

家を売るか迷う時は
査定額を見るだけでなく
残債との関係まで見ると
判断しやすくなりますね

実際、記事では売却代金から住宅ローン残債を返済した後、約120万円が手元に残ったと紹介されています。

ただし、購入価格5,200万円と売却価格4,800万円の差額400万円を、そのまま「400万円の損失」と考えることはできません。

また、売却価格が住宅ローン残債や売却に必要な費用へ届かない場合は、大原さんと同じ進め方ができるとは限らず、自己資金で補う方法や金融機関との調整などが必要になります。

原則として、返済継続が難しく通常の売却で住宅ローンを完済できない場合には、金融機関と相談しながら任意売却を検討するケースもあるため、滞納する前の段階で状況を伝えることが大切です。

売却後に住居費を月5万1千円下げられたことが家計再建を後押しした

大原さんの売却を「成功だった」と考えるうえで、売却価格と同じくらい重要なのが、その後の住まいです。

売却前は住宅ローン月12万8千円に管理費等2万3千円がかかっていましたが、売却後は家賃10万円の賃貸アパートへ移っています。

この2つだけを比べると、毎月の住居費は15万1千円から10万円へ5万1千円下がった計算です。

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家を売る判断では
売却価格だけでなく
次の住居費まで含めて
考えたいところですね

もちろん、実際の住居費を比べる際は、持ち家側の固定資産税や保険、賃貸側の更新料、引っ越し費用なども条件に応じて考える必要があります。

それでも大原さんの場合、住宅ローン地獄の原因になっていた毎月の固定的な負担を大きく減らせたことは、生活を立て直すうえで大きな意味を持ちました。

一方で、売却後に同じ地域の賃貸へ移ると家賃が高くなる方や、通勤・通学の事情で住居費を下げにくい方もいます。

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売っただけでは
家計は改善しないので
次に住む家とのセットで
考えるのがポイントです

大原さん一家は3LDKから2DKへ住まいが狭くなりましたが、その条件を受け入れる代わりに家計負担を軽くし、少しずつ貯金も再開できています。

つまり、「持ち家か賃貸か」ではなく、家族が無理なく続けられる住居費へ変えられるかが、このケースの重要な判断材料だったと考えられます。

住宅ローン地獄で後悔している方にとって大原さんの体験から得られる最大の教訓は、苦しくなったらすぐ売ることではなく、収入回復の見込み、改善後の赤字、返済条件、売却価格、売却後の暮らしまでつなげて判断することです。


以上、年収230万円の減少をきっかけに住宅ローン地獄を経験した大原さんの実体験から、売却という結論に至った重要な判断材料を専門家視点で解説しました。

売却を進める前に確認したいこと現状に悩みや負担があっても、すぐに売却したほうがいいとは限りません。ローン残債、家族や親族の意向、今後の暮らしや維持管理を整理しないまま進めると、売ったあとに後悔することがあります。検討の際は、売却した場合と売却せずに今の状態を続けた場合を十分に比べることが大切です。

ブログまとめ:住宅ローン地獄は必ず抜け出せる!後悔より行動を

今回の不動産とーくは『【ブログ】住宅ローン地獄で後悔…大原さん年収230万円減で売却』と題して解説しました。

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今の苦しさに
名前がついて
少し整理できましたか?

住宅ローン地獄で後悔している方のブログを何本読んでも、心が晴れないことがあります。

なぜなら、読んでいる間は「自分だけじゃない」と安心できても、明日の返済日は変わらずやってくるからです。

大原さんの言葉の中で私がいちばん重く受け止めたのは、「もっと早く動けばよかった」という一言でした。

半年悩んでいる間に、貯金は減り、夫婦の会話も減っていった。

悩む時間そのものが、家計と心を削っていくのが住宅ローン地獄の怖さです。

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動くといっても
いきなり売る必要は
まったくありませんよ

これまで多くの相談を受けてきた中で、苦しい時期を抜け出せた方には、いくつか共通点がありました。

  • 家計の数字を家族と隠さず共有していた
  • 完璧な正解を探さず、期限を決めて選んでいた
  • 売る場合と売らない場合を両方とも比べていた
  • 世間体より、家族が笑える暮らしを優先していた

どれも特別な才能ではなく、今日から真似できることばかり。

反対に、抜け出せずに追い詰められた方に多かったのは、誰にも打ち明けないまま、貯金だけが減っていったケースでした。

業界歴20年以上「不動産コンサル西田」のアドバイス

最後に、20年以上この業界にいる私から伝えたいことがあります。

住宅ローンで苦しむ方の多くは、「自分の判断が甘かった」と自分を責めています。

でも、収入の減少や物価の上昇を5年先まで読み切れる方など、どこにもいません。

大原さんも、購入時は手取りの3割という無理のない返済額でスタートしていました。

責めるべきは、あなた自身ではなく状況のほうです。

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私が相談を受ける中でも
真面目な方ほど
1人で抱え込みがちです

そのうえで、相談先は1種類に絞らないでください。

不動産会社だけに聞けば売る前提の話に、金融機関だけに聞けば借り続ける前提の話に、どうしても寄っていきます。

親や友人に聞けば、今度は感情の話が中心になりがち。

立場の違う相手から3つの意見をそろえると、はじめて全体像がつかめます。

もう1つ大切なのが、「売らずに住み続けた場合」の数字も出しておくこと。

10年後までの返済額、修繕費、固定資産税を書き出すと、我慢の総額が見えてきます。

そこまで並べたうえで持ち続けると決めたなら、それは立派な前向きな選択です。

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売らない結論に
たどり着いた方も
気持ちがすっと軽くなります

そして、「3カ月後の家族会議までに材料をそろえる」といった期限を決めましょう。

期限のない検討は、そのまま先延ばしに変わります。

査定も金融機関への相談も、費用はかかりません。

無料で手に入る判断材料を寝かせておく理由は、どこにもないはずです。

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査定額を正しく見極めるために不動産の査定額は売却価格の目安であり、その金額での売却を保証するものではありません。査定額の高さだけでなく、算出根拠と担当者の説明もしっかり確認しましょう。

長い記事を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

ここまで読み進めたということは、あなたはもう「変えたい」と思えているということ。

その気持ちさえあれば大丈夫です。数カ月後、家族と穏やかに笑っている自分を思い描きながら、まずは小さな一歩を踏み出してみてください。

以上『【ブログ】住宅ローン地獄で後悔…大原さん年収230万円減で売却』でした。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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