「毎月の返済額が想像以上に苦しい…」
「子どもの将来のことを考えると不安…」
「このまま返済を続けられるのだろうか…」
新築マンション購入から3年、住宅ローンの返済に追われる日々を送っていた中村さん。
妻の退職というアクシデントが重なり、毎月15.8万円の住宅ローン返済が重荷に。
このままでは生活が破たんしかねない事態の中、借り換えや様々な節約術を試みた末、最終的には住み慣れたマンションを売却することで、借りすぎた住宅ローンの苦しみから解放されたそうです。
この記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『【体験談】住宅ローン借りすぎ後悔ブログ…苦しい中村さんの売却まで』と題して、貴重な実体験を紹介します。
最後まで読めば、住宅ローンの返済に行き詰まった時の具体的な対処法と、自分に合った見直し方がわかります。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
-
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
- 中村 洋介さん(ナカムラ ヨウスケ)
-
【年齢】36歳【居住地】愛知県名古屋市
【自己紹介】食品メーカーに勤務。夫婦の合算年収950万円を前提に6,200万円の新築マンションを購入。その後、第二子の出産をきっかけに、住宅ローン返済3年目で妻が退職。自身の年収640万円だけでは毎月15.8万円が想定以上の重荷に。泣く泣く5,580万円で売却を決断。今は賃貸アパートで新たな人生設計を立てている。※プライバシー保護により仮名
住宅ローン借りすぎで後悔…月15.8万円の苦しい返済から解放
早速このブログでは、住宅ローンの借りすぎで苦しい後悔をされた中村洋介さんにお話を伺います。
中村さん、本日は貴重な
お時間をいただき
ありがとうございます
同じような状況の人の
参考になれば
嬉しく思います
食品メーカーに勤務する中村さんは、夫婦の合算年収950万円を前提に6,200万円の新築マンションを購入したものの、第二子の出産をきっかけに妻が退職。
住宅ローン返済の重圧から解放されるまでの経緯について、詳しくお聞きしていきたいと思います。
- 返済が苦しくなるかも…という不安は買う前からあった?
- 6,200万円の新築マンション購入を決めた理由は?
- 毎月15.8万円の返済が「重荷」になったのはいつ頃?
- 奥様の退職後、具体的にどんな家計の苦しさがあった?
- 実際にマンションの売却を決意するまでに試みた節約術は?
- 売却前に住宅ローンの「借り換え」は検討しなかった?
- たった3年で「売却」という決断に至るまでの葛藤は?
- 住宅ローンが苦しい日々を振り返って今だから話せる本音は?
- 今、借りすぎた住宅ローンで苦しい人へアドバイスを
返済額15.8万円は
手取り収入に対して
かなり厳しい金額ですね
はい…月々の支払いに
追われる毎日で心が
休まる時がありませんでした
「このままでは家計が破綻してしまう」という危機感から、様々な節約や借り換えを検討したものの、最終的には泣く泣くマンションを手放すことを決断。
それでは、具体的な体験談をお聞きしていきましょう。
返済が苦しくなるかも…という不安は買う前からあった?
購入前の心境について、中村さんは少し考え込むように言葉を選びます。
マンション購入を決める前に
返済に対する不安は
なかったのでしょうか?
正直、まったくないと
言えば嘘になります
でも…
「夫婦共働きなら余裕で返せる」という甘い考えが、不安な気持ちを打ち消してしまっていたと振り返ります。
当時は第一子も2歳で、将来的に教育費がかかることも漠然と考えていたそうです。
将来の支出増加に対する
具体的なシミュレーションは
されていましたか?
いいえ…ただ漠然と
なんとかなるだろうと
思っていただけでした
実は購入前、ファイナンシャルプランナーから「返済額が高すぎる」と指摘を受けていたことも。
その指摘を受けて
どのように感じられま
したか?
「若いうちだし将来的に
収入は増えるはず」と
楽観的に考えてしまって…
住宅ローンを借りすぎるリスクを、当時の自分は過小評価していたと、今では反省しているそうです。
6,200万円の新築マンション購入を決めた理由は?
高額なマンションを選んだ理由について、中村さんは当時の気持ちを詳しく教えてくれました。
この物件に決めた
決定的な要因は
何だったのでしょう?
主な購入理由として、以下の3点を挙げてくれました。
- 名古屋市内の人気エリアで資産価値が下がりにくい立地
- 新築なので当面の修繕費用を抑えられる
- 間取りが3LDKで子育て世帯に適している
特に立地にこだわりが
強くて、通勤時間も
30分以内に収まるんです
確かに物件自体の条件は良かったものの、「予算をもう少し抑えるべきでした」と、今では冷静に分析します。
同じエリアでも
4,500万円台から
物件はありましたよね?
はい…でも新築という
こだわりを捨てられず
予算をオーバーしてしまい…
住宅ローンの借り入れを決める際、「新築マンション」へのこだわりが冷静な判断を鈍らせてしまったと反省されていました。
毎月15.8万円の返済が「重荷」になったのはいつ頃?
返済の重圧を感じ始めた時期について、中村さんは表情を曇らせながら話し始めました。
具体的にいつ頃から
返済に不安を感じ
始めましたか?
第二子の妊娠が分かった
時から、徐々に重荷に
感じ始めました
入居から1年後、第二子の妊娠が判明。
その時点で奥様の退職は決まっていませんでしたが、将来的な収入減を考えると、毎月の住宅ローン返済額が不安になってきたそうです。
返済以外の支出も
増えていく状況で
さぞ心配でしたね
はい…出産費用に加えて
これから保育料なども
かかってくるので
実際、奥様の産休に入った時点で、手取り収入は約40%減少。
住宅ローンを借りすぎていたことで、家計の柔軟性が失われていたことを痛感したといいます。
収入が減る前に
何か対策は考えられま
したか?
必死で転職先を探しましたが
条件の良い仕事が見つからず
苦しい日々が続きました
奥様の退職後、具体的にどんな家計の苦しさがあった?
奥様の退職後の家計状況について、中村さんは具体的な数字を示しながら説明してくれました。
収支バランスが崩れて
具体的にどんな影響が
ありましたか?
毎月の手取り37万円から
住宅ローン15.8万円を
引くと残りは21.2万円
そこから固定費を差し引くと、生活費として使える金額は以下の通りだったそうです。
- 光熱費・通信費:4.5万円
- 食費:6万円
- 保育料:3.2万円
- 車関連費用:2.5万円
- 生命保険:2万円
残りの生活費は
かなり厳しい金額に
なりましたね
必要な固定費を支払うと、残りは3万円程度。
予期せぬ出費や子どもの将来の教育費は考える余裕すらない状況でした。
冠婚葬祭などがあると、
家計がパンクしそうでした
住宅ローンを借りすぎていたことで、急な支出にも対応できない追い詰められた状況に。
「このままでは子どもたちの将来に大きな影響が出てしまう」という不安が日増しに強くなっていったといいます。
実際にマンションの売却を決意するまでに試みた節約術は?
売却を決断する前に、様々な節約を試みたと中村さん。
具体的にどんな節約を
実践されましたか?
実践した主な節約術について、次のように教えてくれました。
- 食費を1万円削減(外食を控え自炊を徹底)
- 光熱費の見直しで0.3万円削減
- 携帯電話を格安スマホに変更で0.8万円削減
- 生命保険を見直して0.4万円削減
できる限りの節約を
して月2.5万円ほど
削減できました
かなり頑張って
削減されましたね
それでも厳しかった?
「節約で浮いた分を住宅ローンの返済に回しても、なかなか余裕は生まれず、逆に生活の質が著しく低下してしまった」と振り返ります。
子どもたちにも我慢を
強いることになって
とても辛かったです
売却前に住宅ローンの「借り換え」は検討しなかった?
中村さんは、売却を決断する前に住宅ローンの借り換えも検討したそうです。
借り換えについては
具体的に検討
されたのですか?
はい、複数の金融機関に
相談して試算してもらい
ましたが…
借り換えにかかる費用が30万円以上必要な上、金利の見直しだけでは返済額の大幅な削減は難しいことがわかったといいます。
初期費用と手間を考えると、効果が見合わないと判断せざるを得なかったようです。
たった3年で「売却」という決断に至るまでの葛藤は?
住み慣れた我が家を手放す決断について、中村さんは深いため息をつきながら話し始めました。
売却を決意されるまで
どんな思いがあったか
教えていただけますか?
正直、かなり悩みました
夜も眠れないくらい
苦しい時期でしたね
特に以下の点で気持ちが揺れ動いたといいます。
- 子どもたちの転居のストレス
- 近所付き合いをまた一からやり直す負担
- 住宅ローンを借りすぎて3年で諦めたという後ろめたさ
- 両親や周囲の目が気になる
決断の最後の
きっかけは何か
ありましたか?
妻と二人で長時間話し合い
「子どもたちの将来のために
今決断すべき」と
このまま住宅ローンの返済に追われ続けるよりも、一度リセットして将来の選択肢を増やしたいという結論に至ったそうです。
ご家族で向き合って
出した結論だったんですね
「苦しい決断でしたが、家族の幸せを最優先に考えられた」と、今では前向きに捉えているようです。
住宅ローンが苦しい日々を振り返って今だから話せる本音は?
あれから半年、賃貸アパートでの新生活を送る中村さん。当時を振り返ってもらいました。
今の心境を
率直にお聞かせ
いただけますか?
正直に言うと…すごく
楽になりました
心にゆとりが戻りました
月々の住居費が7万円に下がり、子どもたちの習い事や家族での外食も少しずつ楽しめるようになったとのこと。
持ち家にこだわることが
必ずしも正解とは
限りませんよね
そうですね…住宅ローンを
借りすぎて苦しむより
賃貸でも充実した暮らしを
「マイホーム神話」にとらわれすぎていたと、今では冷静に分析できるようです。
今、借りすぎた住宅ローンで苦しい人へアドバイスを
最後に、同じような状況で悩む人へのアドバイスを伺いました。
ご自身の経験から
アドバイスをお願い
できますか?
中村さんからのアドバイスは以下の通りです。
- 返済の不安を感じ始めたら、すぐに家族で話し合う
- 収入が減る前に、できるだけ早めに対策を考える
- 売却も含めて、あらゆる選択肢を検討する
- 周囲の目を気にしすぎず、自分たちの幸せを優先する
一番大切なのは家族の
笑顔です。住宅ローンに
追われる生活は危険です
「決断が遅れると選択肢が狭まります。不安を感じたら、思い切って見直すことをお勧めします」
本日は貴重なお話を
ありがとうございました!
この経験が誰かの
参考になれば幸いです
借りすぎた住宅ローン…苦しい後悔で273人中何人が売却?
借りすぎた住宅ローンで苦しい後悔した273人に、下記どちらの選択をしたかアンケートを取りました。
- 売却してリセットした
- やむを得ず住み続けた
結果は以下の通りです
- 売却してリセットした
→ 113人(41.4%) - やむを得ず住み続けた
→ 160人(58.6%)
「やむを得ず住み続けた」が多くなる結果は予想できましたが、「売却してリセットした」が全体の4割以上もいた結果になりました。
住宅ローンの返済に追われる生活より、思い切って売却して新たな人生を選択したいという考えが強かったからでしょう。
あなたはどちらを選択しますか?
さらに補足すると、売っても住宅ローンの完済ができない理由で売却を断念した人も多く、潜在的には「売却してリセットした」の方が多かったと思われます。
売却する?住み続ける?
迷ったら金額次第で決める人が多い
今後の選択は自由ですが、後悔をかかえて住み続けるくらいなら「売却」も間違いではありません。
「金額次第では売却してもいいかな」
「高く売れるならリセットしようかな」
もしあなたも同じ気持ちなら、一度は無料の査定に出してみることをおすすめします。
査定額を確認した結果、
- 希望以上 or 残債以上で売れるなら
→売却してリセットする - 希望未満or残債未満でしか売れないなら
→やむを得ず住み続ける
実際にこうやって
判断する人が多いです
査定に出しても必ず売る必要はないので、まずは「いくらで売れるのか?」を知ることから始めてみて下さい。
ブログまとめ:借りすぎた住宅ローンは早めの対策で解決可
今回の不動産とーくは『【体験談】住宅ローン借りすぎ後悔ブログ…苦しい中村さんの売却まで』と題して、下記の項目を紹介しました。
- 住宅ローン借りすぎで後悔…月15.8万円の苦しい返済から解放
- 借りすぎた住宅ローン…苦しい後悔で273人中何人が売却?
疑問は解決できましたか?
中村さんは毎月15.8万円の住宅ローン返済に追われながら、様々な節約術や借り換えを試みました。
生活が限界に近づいていた時、家族の将来を見据えて住み慣れたマンションの売却を決断。
売却後の家賃はグッと抑えられて
快適な暮らしを実現されています
この決断が、結果として新しい人生の始まりとなりました。
一人で悩まず、早めに専門家に相談することで道は必ず開けます。
家族の幸せのために
できることから始めましょう
住宅ローンの見直しを考えているあなたの勇気ある決断を、心から応援しています。
以上『【体験談】住宅ローン借りすぎ後悔ブログ…苦しい中村さんの売却まで』でした。
この記事を読んだ人には下記もおすすめです。
ぜひあわせてチェックしてみて下さい。
「このままじゃ一家離散になる…」 「もう夜も眠れない日々が続く…」 「返済の督促に手が震える毎日…」 給与カット後、住宅ローンの返済が滞り始め、不動産会社からの売却査定が残債より300万円も不足すると告げられた野口さん。 …
旦那さんがクビやリストラで失業し、住宅ローンが払えない状況に悩んでいませんか?この記事では、会社のリストラなどで旦那さんがクビで失業し、住宅ローンが払えない事態に取るべき行動を詳しく解説しています。
「80歳まで住宅ローンが残るなんて…」 「老後の返済が不安で夜も眠れない…」 「このまま本当に返していけるかな…」 80歳まで住宅ローンが払えないという不安を抱えている方は、実は珍しくありません。 全国で多くの方が、住宅 …