「買ったばかりなのに売るなんて…」
「周りの目が気になって決断できない」
「同じ経験をした人の話が聞きたいな」
あなたと同じように、予期せぬ事情で買ったばかりの家を売るか悩んでいる方は、実は少なくありません。
転勤、家族の事情、体調の変化…人生には予測できない転機が訪れるものです。
企業の公式サイトには載っていない、リアルな体験談を求めてブログを探しているあなたの気持ちは、とてもよく分かります。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界のプロが『【ブログ】買ったばかりの家を売る体験談。大阪→三重へ村瀬さんの決断』と題して徹底紹介します。
最後まで読めば、同じ境遇の方がどのように決断し、実際にどんな流れで売却を進めたのか、生々しい体験から学べるはずです。

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【この記事の取材・確認方法】
この記事は、実体験者への取材・ヒアリング内容をもとに作成しました。不動産の種類や住まいの状況、当時の悩み、検討した選択肢、実際に取った行動、その後の暮らしの変化などを確認したうえで、個人が特定されないよう一部情報を調整。実務・専門的な判断を要する箇所は、不動産コンサルタントの執筆者・西田が補足。※体験談は個別事情に基づく内容であり、同じ結果を保証するものではありません。
買ったばかりの家を売る決断、購入4ヶ月で直面した現実

早速、買ったばかりの家を売る経験をした大阪府在住の村瀬幸彦さんにお話を伺います。
- 村瀬 幸彦さん(仮名)

-
【年齢】43歳【居住地】大阪府
昨年12月、阪急京都線・茨木市駅から徒歩8分という立地に惹かれ、中古一戸建てを3,180万円で購入。妻と小学4年生の娘との新生活を始めたが、入居からわずか4ヶ月後、三重県に住む父親が脳梗塞で倒れ右半身麻痺が残る状態となった。大阪から実家まで片道2時間半以上かかるため週末往復は現実的でなく、母親1人では介護負担が重すぎると判断し売却を決意。内見者8組からは「買ってすぐ売る理由」を必ず聞かれたが、父の容態を正直に説明することで理解を得られ、最終的に3,100万円での売却に成功した。
プロ20年 村瀬さん、本日は貴重な
お時間をいただき
ありがとうございます
村瀬さん こちらこそ、私と同じように
悩んでいる人の参考に
なればと思います
- 購入から売却決断まで何ヶ月?決断の決め手は?
- 買ったばかりの家を売ることへの葛藤や周囲の反応は?
- 5社査定で450万円の差、不動産会社選びのポイントは?
- 内見者に「すぐ売る理由」を聞かれたとき、何と答えた?
- 売却にかかった費用と期間、実際はどうだった?
- 買ったばかりの家を売るか迷う人へ、経験から伝えたいこと
それでは、購入からわずか数ヶ月での売却決断に至った背景と、実際の売却プロセスについて具体的に伺っていきましょう。
購入から売却決断まで何ヶ月?決断の決め手は?
村瀬さんが阪急京都線・茨木市駅から徒歩8分という好立地の中古一戸建て(3,180万円)を購入したのは、昨年12月のことでした。
妻と小学4年生の娘との3人暮らしをスタートさせ、新しい生活に希望を抱いていた矢先の出来事でした。
入居からわずか4ヶ月後の4月、三重県に住む父親が脳梗塞で倒れ、右半身麻痺が残る状態になってしまったのです。
村瀬さん 電話で知らせを受けた時は
頭が真っ白になりました
大阪から実家まで片道2時間半以上かかる距離。
週末ごとに往復するのは現実的ではなく、何より母親1人では介護負担が重すぎると感じました。
プロ20年 ご家族でどのような
話し合いをされましたか?
妻と何度も話し合いを重ねた結果、以下の選択肢が浮かび上がりました。
- 父親を大阪の施設に移す
- 母親を大阪に呼び寄せる
- 村瀬さん一家が三重に移住する
村瀬さん 父は三重で生まれ育った人間で
住み慣れた土地を離れるのは
酷だと思いました
結局、家族全員で三重に移住し、両親をサポートしながら暮らす道を選択したのです。
そうなると、買ったばかりの家を売るしかありません。
プロ20年 購入から売却決断までは
どのくらいの期間
でしたか?
村瀬さん 父が倒れたのが4ヶ月後の4月で
家族で話し合って決めたのが
5月の連休明けでした
買ったばかりの家を売ることへの葛藤や周囲の反応は?
購入してすぐに売却を決めた村瀬さんでしたが、その心境は複雑だったようです。
プロ20年 売却を決断した時
どんな気持ちでしたか?
村瀬さん 正直、悔しくて
悲しくて…
涙が出ました
家族で何度も内覧に通い、やっと見つけた理想の住まい。
娘の通学を考えて選んだ立地、将来のライフプランを描いて組んだ住宅ローン。
すべてが一瞬で崩れ去ってしまったような感覚だったと振り返ります。
プロ20年 周囲の反応は
いかがでしたか?
親戚や友人からは、さまざまな声が聞こえてきました。
- 「もったいない」と惜しむ声
- 「損するよ」と心配する声
- 「介護は施設に任せれば」という提案
- 「もう少し様子を見たら」という慎重論
村瀬さん 色々な意見をもらいましたが
最終的には家族で決めるしか
ないと思いました
特に妻は、義父の介護を自分たちでしっかりサポートしたいという強い気持ちを持っていました。
プロ20年 家族全員の気持ちが
一致することは
本当に大切ですね
娘も「おじいちゃんのそばにいたい」と言ってくれたそうです。
家族全員が同じ方向を向いたことで、売却という決断に踏み切れたと村瀬さんは語ります。
村瀬さん 家は買い直せますが
親孝行できる時間は
限られていますから
5社査定で450万円の差、不動産会社選びのポイントは?
売却を決断した村瀬さんが最初に直面したのは、住宅ローン残債の問題でした。
プロ20年 ローン残債は
どのくらいありましたか?
村瀬さん 3,000万円を超えていました
購入したばかりなので
ほぼ減っていない状態です
売却価格が残債を下回れば、自己資金で補填しなければなりません。
駅近という好条件を最大限活かすため、村瀬さんは不動産会社5社へ査定を依頼することにしました。
プロ20年 査定額の確認は
どのように進めましたか?
村瀬さん 不動産一括査定を使いました
一度の入力で複数社に依頼できて
時間の節約になりましたね
実際に届いた査定結果には、驚くほどの開きがありました。
| 不動産会社 | 査定額 |
|---|---|
| A社(大手) | 2,780万円[最低額] |
| B社(地元) | 3,050万円 |
| C社(地元) | 3,100万円 |
| D社(地元) | 3,230万円[最高額] |
| E社(大手) | 2,900万円 |
村瀬さん 最大で450万円も差があって
本当にびっくりしました
プロ20年 450万円の差は
かなり大きいですね
どの会社を選びましたか?
最終的に村瀬さんが選んだのは、C社でした。
D社の査定額が最も高かったものの、担当者との相性や売却実績を総合的に判断した結果だといいます。
- 駅近物件の売却実績が豊富
- 担当者の説明が具体的で分かりやすい
- 査定根拠を明確に示してくれた
- 売却スケジュールに柔軟に対応してくれる姿勢
村瀬さん 高い査定額も魅力ですが
信頼できる担当者かどうかが
一番大事だと感じました
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買って間もない家だからこそ、できるだけ損を抑えて売るためにも、まず複数社の査定額を比べておくと安心です。≫今の家の査定額を比べる(無料)
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内見者に「すぐ売る理由」を聞かれたとき、何と答えた?
売却活動を開始してから、村瀬さんは内見者8組の対応をしました。
プロ20年 内見で必ず聞かれた
質問はありますか?
村瀬さん 全員から「なぜ買ってすぐ
売るんですか?」と
聞かれましたね
この質問は、買ったばかりの家を売る際に避けて通れないポイントです。
購入者は「何か物件に問題があるのでは?」と不安を感じるのも当然のこと。
プロ20年 その質問にどう
答えましたか?
村瀬さんは、父親の容態を正直に説明する道を選びました。
- 父親が脳梗塞で倒れたこと
- 右半身麻痺が残り介護が必要になったこと
- 三重県の実家に家族で移住する決断をしたこと
- この家自体には何の問題もないこと
村瀬さん 隠しても仕方ないと思って
全て正直に話しました
すると、ほとんどの内見者が理解を示してくれたそうです。
中には「大変ですね」「お父様お大事に」と声をかけてくれる方もいました。
変に取り繕おうとせず、事実を伝えることで相手の不安を取り除けたと村瀬さんは振り返ります。
村瀬さん 正直に話すことで
かえって信頼してもらえた
気がします
ただし、設備や建物の状態については、より丁寧な説明を心がけました。
- 購入時の物件状況報告書を見せる
- 住んでみて気づいた点を伝える
- リフォーム履歴を説明する
- 近隣環境の良い点を紹介する
プロ20年 マイナス面も含めて
伝えることが大切ですね
売却にかかった費用と期間、実際はどうだった?
村瀬さんの売却活動は、想定よりもスムーズに進んだようです。
プロ20年 最終的な売却価格は
いくらでしたか?
村瀬さん 3,100万円で売却できました
C社の査定額通りです
購入価格3,180万円から考えると、80万円のマイナスです。
しかし、売却にかかる諸経費を含めると、実際の損失額はもう少し大きくなります。
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| 仲介手数料 | 約109万円 |
| 印紙代 | 1万円 |
| 登記関連費用 ※売渡し・抵当権抹消 | 約7万円 |
| 繰り上げ返済手数料 | 約3万円 |
| 合計 | 約120万円 |
プロ20年 諸経費込みで約200万円の
損失になったということですね
村瀬さん そうです
でも駅近の好立地だったおかげで
最小限に抑えられました
売却期間についても、村瀬さんは満足しています。
プロ20年 売却活動を開始してから
契約までどのくらい
かかりましたか?
村瀬さん 約2カ月です
思ったより早く決まって
ほっとしました
内見者8組のうち、3組から購入申し込みがあったそうです。
- 1組目:3,000万円での購入希望
- 2組目:3,050万円での購入希望
- 3組目:3,100万円での購入希望
プロ20年 複数の申し込みがあると
より良い条件を選べますね
3組目の購入希望者は30代の夫婦で、駅近の立地を特に気に入ってくれたといいます。
村瀬さん お子さんの通学を考えて
この立地は理想的だと
言ってもらえました
買ったばかりの家を売るか迷う人へ、経験から伝えたいこと
最後に、同じような状況で悩んでいる方へ向けて、実体験からのアドバイスを伺いました。
村瀬さん 売却を迷っている場合は
まず査定だけでも
してみることをお勧めします
村瀬さんが特に強調するのは、早めの行動が損失を最小限に抑える鍵になるという点です。
- 市場の動向は日々変化する
- 住宅ローン返済には毎月利息がかかる
- 空き家にすると管理コストが発生する
- 時間が経つほど物件の価値は下がりやすい
プロ20年 タイミングを逃すと
さらに損失が膨らむ
可能性がありますね
村瀬さん そうなんです
私も最初は躊躇しましたが
動いてよかったと思っています
また、不動産会社選びについても重要なアドバイスをいただきました。
- 必ず複数社の査定を比較する
- 高額査定だけで決めない(根拠が重要)
- 担当者の説明が具体的か確認する
- 周辺での売却実績を詳しく聞く
プロ20年 信頼できる会社と
出会えるかが
成功の分かれ目ですね
買ったばかりの家を売ることに対する罪悪感や後ろめたさについても、村瀬さんは次のように語ります。
村瀬さん 最初は「せっかく買ったのに」
という気持ちが強かったですが
今は売却して正解だったと思います
三重での新生活は順調で、父親のリハビリも少しずつ進んでいるといいます。
村瀬さん 毎日父と母の顔を見られるのは
本当にありがたいことです
娘も祖父母と過ごす時間を
楽しんでいます
最後に、これから同じ決断をする方へ向けて、こんなメッセージをいただきました。
プロ20年 本日は貴重な体験談を
ありがとうございました
村瀬さん 私の経験が誰かの
背中を押せたら嬉しいです
以上、買ったばかりの家を売る決断をした村瀬幸彦さんの貴重な体験談を、ブログ形式のインタビューで紹介しました。
プロ20年 1社だけの査定では
決して判断できませんから
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買ったばかりの家を売るか迷ったら確認したい5つの判断材料
買ったばかりの家を売るブログを読んでも、売却理由や家族の状況、住宅ローンなどの条件はそれぞれ違います。
村瀬さんは購入から4カ月で予想外の家族事情に直面しましたが、すぐ結論を出したわけではなく、家族で複数の選択肢を比較してから売却を決めています。
あなたの場合も「買ったばかりだから売らないほうがいい」と考えるのではなく、判断に必要な材料がそろっているかを1つずつ確認してみてください。
| 確認したいこと | |
|---|---|
プロ20年 買った時期の短さより
これからの暮らしに
合っているかどうかが
大事な判断材料ですね
チェックが付かなかった項目は、売る・住み続けるを決める前に確認したいこととして使えます。
売りたい理由が今後の暮らしへ与える影響を整理できていますか?
買ったばかりの家を売るか考えるときは、まず今の問題が住み続けることで解消できるのかを整理したいところです。
村瀬さんの場合、購入4カ月後に三重県の父親が倒れ、大阪から実家まで片道2時間半以上かかることや、母親1人では介護の負担が重いことが大きな判断材料になりました。
プロ20年 一時的な問題なのか
住む場所そのものを
変える必要があるのかで
判断はかなり変わりますね
一方、時間の経過や生活の工夫で解消できる問題なら、すぐ売却する以外の選択肢も考えられます。
大切なのは「買ったばかりなのにもったいない」という気持ちだけで決めず、今後も続く事情なのかまで考えることです。
売却以外に考えられる選択肢も比較できていますか?
村瀬さん一家は、最初から「家を売って三重へ行く」と決めていたわけではありません。
家族で話し合い、次の3つの選択肢を比較しています。
- 父親を大阪の施設へ移す
- 母親を大阪へ呼び寄せる
- 家族で三重へ移住する
その結果、両親を三重で支えながら暮らす道を選び、今の家を売る必要性が明確になりました。
プロ20年 売るか残すかの
2択だけにしないほうが
気持ちを整理しやすい
場合もありますね
あなたの場合も、住み続けながら問題を解決する方法や家族側の環境を変える方法など、売却以外の可能性が残っているかもしれません。
考えられる選択肢を一度並べてから比較すると、「本当に売る必要があるのか」が見えやすくなります。
家族の優先順位と売却後の暮らしを話し合えていますか?
家は家族の生活に直結するため、自分1人の希望だけでは決めにくいものです。
村瀬さんの場合は妻と何度も話し合い、妻にも義父を支えたい気持ちがあり、娘も祖父のそばにいたいと話したことで、家族が同じ方向を向けました。
プロ20年 家族それぞれの希望を
先に出しておくと
売ったあとの暮らしも
考えやすくなりますね
反対に、売りたい方と住み続けたい方に分かれているなら、急いで結論を出すことで新たな後悔につながる可能性があります。
「今の家を残したいか」だけでなく、売ったあとに家族がどんな暮らしをしたいのかまで話せているか確認してみてください。
今の家がいくらで売れそうか把握できていますか?
売るか住み続けるかを現実的に比べるには、購入価格ではなく現在いくらで売れる可能性があるのかを知る必要があります。
村瀬さんが5社へ査定を依頼したところ、最低2,780万円から最高3,230万円まで、査定額には450万円の差がありました。
プロ20年 買った時の価格と
今売れる価格は
別の数字として
考えたいところですね
最終的には3,100万円で売却できましたが、1つの査定額しか知らなければ、判断材料そのものが大きく変わっていた可能性もあります。
査定額はその金額で売れる保証ではありませんが、今の家の売却見込みを知らないままでは、住み続ける場合との比較も難しくなります。
選択時に各社の売却実績数を確認できるので、どの会社に査定を依頼するか迷わずに進められます。
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※面積はおおよそでも進められます
住宅ローン残債や諸費用を含めた資金負担を整理できていますか?
買ったばかりの家では住宅ローンがあまり減っていない場合もあるため、売却価格だけを見て判断するのは避けたいところです。
村瀬さんも売却を考えた時点で住宅ローン残債が3,000万円を超えており、売却額と残債の関係が大きな判断材料になりました。
プロ20年 売れる金額だけでなく
ローンと費用まで並べると
売却後の負担が
ぐっと見えやすくなりますね
実際には3,180万円で購入した家を3,100万円で売却し、記事内で確認できる売却諸費用は約120万円、購入額との差を合わせると約200万円の負担になっています。
あなたの場合も、住宅ローン残債や売却時の費用まで含め、売った場合に自己資金が必要になるのか、その負担を受け入れられるのかまで整理できれば、より現実的に判断できます。
- 売りたい理由や家族の考えが未整理なら、まず今後の暮らしと選択肢を話し合う
- 売却価格や住宅ローンの状況が未確認なら、資金面の判断材料をそろえる
- 複数の未確認項目があるなら、判断を大きく左右する項目から確認する
- 必要な情報がそろってから、売る場合と住み続ける場合を比較する
買ったばかりの家を売るか迷ったときほど、購入からの期間だけにとらわれず、あなたと家族にとって納得できる選択をするための判断材料を1つずつそろえていきましょう。
どこに査定を頼めばいいのか迷い、1社の金額だけで決めてしまう方は少なくありません。実際、3社以上に査定を出した612名の約75%が「最高値と最低値に100万円以上の差があった」と回答しています。複数社の比較に役立つプロ厳選の一括査定サイトを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
「不動産査定はどこに頼めばいいの?」 「1社だけでは損するって聞いたけど?」 「まだ売るか決めていない…査定していい?」 いざ売却を考え始めたけど、こうした不安を抱えていませんか? 結論、不動産査定で大切なのは、「どの1 …
専門家が分析!村瀬さんの早期売却で見えた4つのお金の項目
村瀬さんは、3,180万円で購入した中古一戸建てを、購入から間もない時期に3,100万円で売却しました。
一見すると「80万円の値下がりで済んだ」と見えますが、買ったばかりの家を売るブログとして本当に参考にしたいのは、売却価格だけでは見えないお金の動きです。
また、駅徒歩8分という条件や住宅ローン残債3,000万円超など、村瀬さんだからこその前提条件も切り分ける必要があります。
- 購入額3,180万円→売却額3,100万円でも「損失80万円」とは言い切れない
- 残債3,000万円超では売却価格より「引き渡し時の完済額」が重要
- 3,100万円で売れた背景には駅徒歩8分という条件があった
- 約200万円の負担と税務上の譲渡損失は別に考える
ここからは、村瀬さんの数字をもとに、同じような早期売却で判断を誤らないためのポイントを整理します。
購入額3,180万円→売却額3,100万円でも「損失80万円」とは言い切れない
村瀬さんの中古一戸建ては、購入額3,180万円に対して売却額3,100万円だったため、売買価格だけを比べると差は80万円です。
しかし、実際の売却では仲介手数料約109万円、印紙代1万円、登記関連費用約7万円、繰り上げ返済手数料約3万円がかかり、売却諸費用は合計約120万円でした。
つまり、記事で確認できる範囲でも「購入額と売却額の差80万円」と「売却諸費用約120万円」を分けて考える必要があります。
| 村瀬さんの実体験 | 金額 |
|---|---|
| 購入額 | 3,180万円 |
| 売却額 | 3,100万円 |
| 購入額と売却額の差 | 80万円 |
| 売却諸費用 | 約120万円 |
| 上記2つを合わせた負担 | 約200万円 |
プロ20年 購入額との差だけで
損失を決めつけず
かかった費用を分けて
見ると整理しやすいですね
ここで注意したいのは、約200万円を村瀬さんの「最終的な損失総額」とは断定できないことです。
購入時にも登記費用などが発生していますし、住宅ローンの利息や引っ越し費用などもあります。
買ったばかりの家を売るときは、「いくら値下がりしたか」だけではなく、売却までに必要なお金を含めて見ないと、想定以上の持ち出しにつながる場合があります。
残債3,000万円超では売却価格より「引き渡し時の完済額」が重要
村瀬さんは購入から日が浅く、売却を考えた時点でも住宅ローン残債が3,000万円を超えていました。
最終的な売却価格は3,100万円なので数字だけを見ると残債に届きそうですが、ここで「3,100万円で売れるからローンも問題ない」と考えるのは早いです。
通常の売却では、原則として引き渡しに合わせて住宅ローンを完済し、金融機関の抵当権を抹消できる状態にする必要があります。
そのため、見るべき数字は売却を考えた日の残高ではなく、金融機関に確認した引き渡し予定日時点の完済に必要な金額です。
プロ20年 売れそうな金額と
ローン残債が近いほど
数十万円の違いでも
資金計画に影響しますね
さらに村瀬さんには約120万円の売却諸費用も発生しています。
売却額3,100万円から約120万円を単純に差し引けば2,980万円ですが、費用は支払う時期がそれぞれ異なり、住宅ローン残債も「3,000万円超」としか分かっていません。
したがって、村瀬さんが実際にいくら自己資金を使ったのかは、記事内の数字だけでは断定できません。
同じように売却を考える方も、査定額と住宅ローン残債だけを比べて売却できると判断しないことが大切です。
査定額、引き渡し時の完済額、売却諸費用を別々に出しておけば、「売れるけれど現金が足りない」という事態を避けやすくなります。
3,100万円で売れた背景には駅徒歩8分という条件があった
村瀬さんは3,180万円で買った中古一戸建てを3,100万円で売っているため、「買ったばかりなら購入額に近い金額で売れる」と受け取る方もいるかもしれません。
しかし、この結果を考えるうえで外せないのが、阪急京都線・茨木市駅から徒歩8分という立地です。
売却活動では約2カ月で8組が内見し、そのうち3組から3,000万円、3,050万円、3,100万円の購入申し込みが入りました。
最終的な購入希望者も、お子さんの通学を考えて駅近の立地を評価しています。
プロ20年 購入からの短さより
その家を欲しい方が
どれだけいるのかが
売却価格には効きますね
この経過を見ると、購入希望者が重なったことが3,100万円での売却を後押しした要素のひとつと考えられます。
一方、駅から遠い、周辺の売り出しが多い、似た条件の中古一戸建てより購入価格が高かったなど、条件が変われば同じ結果になるとは限りません。
村瀬さんの「購入額から80万円下がっただけ」という結果を、自宅にもそのまま当てはめるのは危険です。
買ったばかりかどうかより、今その地域で似た家がいくらで成約しているか、どの程度の購入需要があるかによって売却価格は変わります。
約200万円の負担と税務上の譲渡損失は別に考える
もう1つ、村瀬さんの数字を見るときに混同したくないのが、「実際に負担したお金」と「税務上の譲渡損益」です。
記事では購入額と売却額の差80万円に売却諸費用約120万円を合わせ、約200万円という数字が出ています。
しかし、税務上の譲渡所得は原則として「譲渡価額-(取得費+譲渡費用)」で計算し、建物の取得費については減価償却費相当額を差し引きます。
そのため、約200万円という負担額と税務上の譲渡損失は同じものではありません。
プロ20年 実際のお金の負担と
税金を計算する損益は
似ているようで別なので
分けて考えたいですね
また、マイホームの譲渡損失を給与所得などと損益通算できる特例には、原則として売った年の1月1日時点で所有期間が5年を超えることなどの要件があります。
購入から数カ月で売却した村瀬さんのようなケースでは、「売却で損をしたから給与所得から差し引ける」とは考えられません。
一方、税務上の譲渡所得が生じた場合には、一定の要件を満たすマイホームなら、所有期間の長短にかかわらず最高3,000万円の特別控除を使える場合があります。
つまり、買ったばかりの家を売るときは「購入額より安く売れたから税金は関係ない」と自己判断せず、取得費や譲渡費用まで含めて確認することが大切です。
売却価格・住宅ローン・実際の負担額・税務上の損益を4つに分けると、早期売却のお金をかなり整理しやすくなるでしょう。
以上、買ったばかりの家を売った村瀬さんの実体験から、早期売却で見落としたくないお金の分岐点を専門家視点で分析しました。
買ったばかりの家を高く売る際に「1番重要なこと」は?

さて、買ったばかりの家を売る際には「できるだけ高く売りたい!」と考える人が大半ですよね。
結論から言うと、高く売るには「不動産会社選び」が最も重要になります。
ここで、過去に不動産売却を経験した287人に「売却で1番重要だったことは?」と聞いた結果が以下のとおりです。

- 不動産会社選び:158人(55.1%)
- 売り出し価格:57人(19.9%)
- 売るタイミング:41人(14.3%)
- 売却の知識:22人(7.7%)
- 掃除や荷物整理:9人(3.1%)
全体の半分以上が「不動産会社選び」と答える結果になりました。
高くかつ早く売る販売戦略の立案、見込み客への積極的なアプローチ、Webサイトやチラシの広告活動など、売却成功に必要なことはすべて「不動産会社」が進めるため、当然の結果と言えるかもしれませんね。
家の売却に強い!
不動産会社選びの3条件

断言しますが、買ったばかりの家が高く売れるかどうかの8割は「不動産会社選び」で決まります。
売却の強さで選ぶなら、下記「3つの条件をすべて満たすこと」が大きなポイントです。
- 大手または地域で実績の多い会社
買い手のほとんどは、大手または地域で実績の多い会社を中心に集まります。アピールできる買い手が多いことは、高く売る・早く売る両方の実現に直結するため、地域で上位の会社だけに絞って選びましょう。
- 売却情報の拡散力がある
高くかつ早く売るには「1人でも多くの買主に情報をとどけること」が重要です。そのために、十分な広告量はもちろん、自社で情報をかこい込まず、協力他社への情報提供にも積極的な会社を選びましょう。
- 90%以上の顧客満足度
売却での実績や安心感のある対応などが、顧客満足度に大きく反映されます。90%以上、つまり10人中9人が満足する基準で選べば、売却成功の確率はグンと上がるはずです。厳しい基準ですが、大切な売却を信頼できる会社で進めるためにも、妥協せず選びましょう。
以上が売却の強さを判断する3つの条件です。
特に売却がはじめての場合、査定額や印象だけで会社選びをしがちで、その結果「安く売るハメに…」「なかなか売れない…」と後悔している人が本当に多いです。
そのため、できるだけ「3つの条件をすべて満たす」不動産会社選びを心掛けてみて下さい。
けど、そんな良い会社
探すの難しそうです…汗
プロ20年 厳選した大手2社を
紹介しておきますね
3条件をすべてクリア!
プロが選ぶ売却に強い大手2社
2026年10月現在まで私が約20年間で500社以上と接してきた経験から、特におすすめは下記「大手2社」です。(対応地域に注意)
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| 対応地域 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都 ※一部地域を除く |
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SREリアルティは、売主の利益を優先し、できるだけ高く売ることを追求する売却スタイルが特徴です。
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査定額の根拠がはっきりしていて安心できました。
他社では曖昧だった部分も、詳しく説明してもらえました

良い点だけでなく、気になる点もしっかり説明してもらえました。
査定も丁寧で安心できました。

スマホから査定をお願いできて便利でした。
売る時期についても相談できたので、今後を考える参考になりました
※No.1評価:一都三県の不動産売却経験者調査/2024.12.20〜23
実績・安心感を重視したい人向け
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| 対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・愛知・北海道・宮城・広島・岡山・福岡 ※一部地域を除く |
| 公式ページ | ≫ 三井のリハウス査定ページはこちら |
三井のリハウスは、累計100万件を超える豊富な売買実績と、全国規模のネットワークを活かした売却力が強みです。
これまでの豊富な取引データや地域情報をもとに、売りたい不動産に合った査定や販売方法を提案し、早期売却まで徹底サポートしてくれます。

この地域の売却相場を詳しく説明してもらえて、よく分かりました。
無料査定でここまで見てもらえるとは思っていませんでした。

思っていたより高い査定額が出て、少し驚きました。
まだ売るか迷っていましたが、まず価格が分かったのは良かったです。

査定結果をその日のうちに出してもらえました。
急いでいたので、早く対応してもらえて助かりました
※取扱数No1:三井不動産リアルティグループの86~25年度全国売買仲介取扱件数
プロ20年 どちらが上というより、
何を重視するかで選び分けるのが
おすすめです
できるだけ高く売るため、幅広く買主を探してほしいなら「SREリアルティ」、大手の実績・安心感や地域力を重視するなら「三井のリハウス」が候補になります。
迷う場合は、両社の公式査定ページを見比べて、自分に合いそうなほうを確認してみてください。
以上、買ったばかりの家を高く売る際に1番重要な「不動産会社選び」について、売却に強い条件からおすすめの大手2社まで詳しく解説しました。
ブログまとめ:売却は早めの行動が損失を最小限にする
今回の不動産とーくは『【ブログ】買ったばかりの家を売る体験談。大阪→三重へ村瀬さんの決断』と題して解説しました。
プロ20年 買ったばかりの家を売る
迷いは、少しだけでも
整理できましたか?
ここまで残債や諸費用の話をしてきましたが、実のところ、多くの方の足を止めているのはお金の問題ではありません。
「買ったばかりなのに売るなんて、見る目がなかったと思われる」
この後ろめたさこそが、最大のブレーキになっているのではないでしょうか。
私のところに来る相談でも、数字より先に「周りに何と言われるか」を口にする方が本当に多いです。
「失敗した」と思う必要はまったくない理由
ここで冷静に考えてみてください。あなたが今の家を選んだとき、判断材料として持っていなかった情報は何でしたか。
- 親が倒れて介護が必要になること
- 隣人がどんな方で、どんな音を立てるか
- 入居後に体調や働き方がどう変わるか
- 実際に住んでみて感じる日当たりや音の印象
どれも、購入前に知りようがなかったことばかりです。知り得なかった情報のせいで生じた結果は、判断ミスとは呼びません。
プロ20年 内見1時間で
すべてを見抜くのは
プロでも不可能ですよ
村瀬さんも「見る目がなかったわけじゃない」と何度も自分に言い聞かせたそうです。あの決断は失敗の後始末ではなく、状況の変化に合わせた軌道修正でした。
そして軌道修正は、早いほど傷が浅く済みます。これは不動産に限らず、どんな場面でも同じですよね。
業界歴20年以上「不動産コンサル西田」のアドバイス
3,000件を超える相談を受けてきて、私が確信していることが1つあります。
それは、後悔の量を決めるのは損失額ではなく、悩んでいた期間の長さだということ。
200万円の損失で半年後に動いた方と、同じ200万円の損失で3年悩み続けた方。後者のほうが、はるかに深い疲れを抱えています。
プロ20年 失った金額より
失った時間のほうを
悔やむ方が多いんです
だからこそ、まずは今の家の価値を知ってください。査定を受けることは、売る決意表明ではありません。選択肢を1つ持つか、持たないまま我慢し続けるかの違いだけです。
金額を見て「思ったより高い、なら売ろう」となる方もいれば、「この条件なら住み続けよう」と腹をくくる方もいます。どちらも、数字を知ったからこそ出せた答えです。
プロ20年 売らないと決める材料に
なることも多いので
気負わなくて大丈夫ですよ
家は人生を支える道具であって、人生そのものではありません。道具が合わなくなったら、持ち替えればいい。私はそう考えています。

1社だけの査定額では、高いのか安いのか判断しにくいものです。CMでおなじみ『スーモ』の一括査定なら、約60秒で複数社にまとめて依頼できます。査定の実例や流れは、公式ページで確認してみてください。 ≫スーモの無料査定はこちら
長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
買ったばかりの家をどうするか悩む時間は、静かに心をすり減らしていきます。
でも、ここまで読み進めたあなたは、もう考えるだけの段階を抜け出しかけています。焦らず、ご自身のペースで一歩を踏み出してください。
以上『【ブログ】買ったばかりの家を売る体験談。大阪→三重へ村瀬さんの決断』でした。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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