【体験談】天井高2400mmの後悔…篠崎さんが築4年目に振り返る
「天井高2400mmって標準だし、問題ないよね?」
「オプション費用をかけてまで上げる必要ある?」
「実際に住んでみて後悔した人の声が聞きたい」

注文住宅を検討中の方なら、一度はこんな気持ちになったことがあるのではないでしょうか。

天井高は、間取りや外観ほど目立たない項目です。

でも、決めてしまえば後から変えることができない要素のひとつ。

「標準仕様だから大丈夫」という感覚のまま進めてしまうと、完成後に気づいても簡単には手を打てないのが天井高の怖いところです

この記事では、不動産×住宅業界のプロが『【体験談】天井高2400mmの後悔…篠崎さんが築4年目に振り返る』と題して紹介します。

築4年目を迎えた篠崎さんのリアルな声が、あなたの家づくりの判断材料になれば嬉しいです。

これから天井高を決めようとしているなら、この記事を読んでから判断しても遅くはありません

この記事の執筆・監修者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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天井高2400mmで後悔した築4年目の本音と対策

天井高2400mmの後悔を語る篠崎 和輝さん

早速、愛知県で注文住宅を建てた篠崎和輝さんに話を伺います。

今回お話を聞いた実体験者
篠崎 和輝さん(シノザキカズキ)
篠崎 和輝さん
【年齢】37歳【居住地】愛知県
【自己紹介】IT系メーカー勤務。妻と子ども2人の4人家族。2021年に延床32坪の注文住宅を新築し、現在築4年目。全室を天井高2400mmの標準仕様で建てたものの、入居後に友人宅との開放感の差からリビングの圧迫感が気になり始めた。その後、間接照明の導入や家具の見直しで空間を改善。現在は快適に暮らしながら、「同じ後悔をしてほしくない」という思いで体験談を語ってくれた。※プライバシー保護により仮名
プロ20年プロ20年

篠崎さん、本日は
貴重なお話を聞かせて
いただきありがとうございます

篠崎さん篠崎さん

こちらこそ、同じように
天井高で迷っている方の
参考になれば嬉しいです

篠崎さんは2021年に延床面積32坪の注文住宅を建て、現在築4年目。

家づくりの際にコスト削減を優先し、天井高を全室2400mmの標準仕様にした経緯と、入居後に感じた本音をじっくり語ってもらいました。

質問項目

  1. 天井高2400mmに決めた理由と、工務店からの説明は?
  2. 天井高2400mmで「後悔した」と初めて感じた瞬間は?
  3. リビング以外で「ここも天井高を上げたかった」と感じた場所は?
  4. 後悔をカバーするためにやった工夫と、かかった費用は?
  5. 入居4年目のいま、2400mmの選択をどう受け止めている?
  6. 天井高2400mmで検討中の人へ後悔しないためのアドバイス

それでは、家づくり当時の判断から振り返ってもらいましょう。

天井高2400mmに決めた理由と、工務店からの説明は?

天井高をどう決めたのか、まずそこから聞かせてもらいました。

プロ20年プロ20年

家づくりのプランを進める中で、
天井高についてはどんな
流れで決まりましたか?

篠崎さん篠崎さん

最初から2400mmが
標準仕様として提示されていて
特に疑問も持たなかったんです

工務店からは「一般的な住宅は2400mmが標準で、居住性として十分な高さ」と説明を受けたそうです。

プロ20年プロ20年

最初に工務店を選ぶ段階では
どのように候補を絞って
いったんですか?

篠崎さん篠崎さん

建築プランの一括依頼サイトを
使いました。複数社の提案と
見積もりをまとめて比べられたので
予算のイメージが早めにつかめました

プロ20年プロ20年

複数社を並べて見ると
各社の特徴や提案の差が
見えやすくなりますよね

各社から届いた提案には、それぞれ異なる特徴があったそうです。

提案会社 天井高の提案 印象・特徴
A社(大手ハウスメーカー) 標準2400mm/2600mmオプションあり オプション費用の説明が明確で比較しやすかった
B社(地元工務店) 標準2400mm 天井高への言及はなく、間取りの提案が中心だった
C社(設計事務所系工務店) 2500mmを標準として提案 空間づくりへの意識が高く、天井高の重要性を説明してくれた
篠崎さん篠崎さん

C社の話を聞いていたら
もう少し天井高を真剣に
考えていたかもしれません

プロ20年プロ20年

会社によって天井高への
意識にかなり差がありますね
複数社を比べることで
見えてくることは多いです

最終的にはコストを重視してB社の工務店に依頼。

追加で天井を高くするオプションについても一応確認したところ、リビングのみを2600mmにアップする場合、当時の見積もりで約15万~20万円の追加費用という提示でした。

篠崎さん篠崎さん

15万円以上となると
他の設備に充てたいと思って
あっさり見送ったんです

プロ20年プロ20年

天井高アップの費用は
工務店によって差がありますが
15万円前後は一般的な水準ですね

間取りや設備選びに時間を取られていたこともあり、天井高はほぼノータッチで確定してしまったと話します。

間取りや設備の打ち合わせに集中していた当時、天井高は「後で考えればいい話」くらいの感覚だったと振り返ります。

※費用は工務店・ハウスメーカーや施工面積によって大きく異なります。

天井高2400mmで「後悔した」と初めて感じた瞬間は?

入居してしばらくは「こんなものかな」と感じていた篠崎さん。

後悔が芽生えたのは、ある日の外出がきっかけでした。

プロ20年プロ20年

実際に後悔したと感じたのは
どんなタイミングでしたか?

篠崎さん篠崎さん

入居から1年ほど経った頃
友人の新築に遊びに行ったんです
そこで一気に差を感じました

友人宅は天井高2600mm。

同じような広さのリビングなのに、空間がぱっと広がる感じがあって、自分の家と比べてどこか窮屈だと気づいてしまったそうです。

篠崎さん篠崎さん

「あ、うちって低いんだな」って
その場で思いましたね
帰宅してから余計に気になって

プロ20年プロ20年

体感した後に自宅を見ると
同じ空間でも印象が
変わりますよね

篠崎さんの自宅リビングは16畳。

広さは十分なはずなのに、友人宅から帰った日の夜、ソファに座って見回したとき、なんとなく天井がのしかかってくるような感覚があったそうです。

特にテレビを見ながらゆったり過ごしたい時間帯に、壁と天井が視野に入り込んでくる圧迫感が気になり始めたといいます。

篠崎さん篠崎さん

くつろごうとしているのに
なんとなく圧が感じられる…
それが積み重なってきました

プロ20年プロ20年

16畳あっても横の広さと
縦の高さのバランスが崩れると
体感的な圧迫感につながります

リビング以外で「ここも天井高を上げたかった」と感じた場所は?

後悔はリビングだけにとどまりませんでした。

生活を続ける中で、他にも「ここは高くすればよかった」と感じた場所があったそうです。

プロ20年プロ20年

リビング以外で
天井高が気になった場所は
ありましたか?

篠崎さん篠崎さん

いくつかありましたね
特に玄関は
盲点でした

それぞれの理由を具体的に話してもらいました。

場所 気になった理由
玄関ホール 友人を招いたとき「思ったより狭いね」と言われてしまい、第一印象でつまずいた感じがした
主寝室 ベッドに横になると天井が近く感じ、圧迫感がある
2階の廊下 幅が狭い分、天井まで低いと通るたびに閉塞感がある
篠崎さん篠崎さん

玄関は特に悔やみましたね
「家の顔」なのに
もったいなかったと思って

プロ20年プロ20年

玄関は吹き抜けにしなくても
天井高を上げるだけで
印象がかなり変わりますよ

主寝室については、天井が低い空間でベッドに横になると、起き上がる動作でも圧迫感を覚えることがあると言います。

逆に、子ども部屋については「子どもが過ごす分には今のところあまり気にならない」とのこと。

過ごし方や家具の配置によって、天井高の影響度には部屋ごとに差があるというのが篠崎さんの実感です。

後悔をカバーするためにやった工夫と、かかった費用は?

「変えられないなら、工夫するしかない」と気持ちを切り替えた篠崎さん。

トータル約15万円をかけて、空間の見え方を変えるいくつかの取り組みを実践しました。

効果が高かったと感じた順に話してもらいます。

プロ20年プロ20年

具体的にどんな工夫を
されたんですか?

篠崎さん篠崎さん

まず試したのが間接照明の追加です
これが一番効いたと思います

取り組み 費用の目安 効果の実感
①間接照明の追加設置(テレビ背面・棚上) 約7万円 壁と天井がふんわり明るくなり、空間が上に伸びた感覚があった
②ロースタイル家具への入れ替え(ソファ・テレビボード) 約7万円 視線が下がって天井まで距離ができ、体感的な圧迫感がかなり和らいだ
③カーテンを床まで長いものに交換 約1万円 縦のラインが生まれて、部屋全体がすっきり高く見えるようになった
篠崎さん篠崎さん

間接照明は業者に頼んだので
費用はかかりましたが
雰囲気ごとガラッと変わりました

プロ20年プロ20年

照明計画は後付けでも
できますが、配線工事が
必要な場合はコストが上がります
新築時に検討しておくのが理想ですね

ロースタイルの家具については、天井を高くするより低い家具を選ぶほうが視覚効果は同等に近いと感じているそうで、費用対効果の高さに驚いたと言います。

篠崎さん篠崎さん

正直、家具を替えただけで
こんなに変わるとは
思っていませんでした

カーテンは1万円程度でできる手軽な工夫ですが、縦ラインを強調することで天井高の低さを補う効果が期待できると篠崎さんは話します。

プロ20年プロ20年

トータル約15万円の工夫で
空間の見え方がここまで変わるなら
かなりコスパがいいですね

篠崎さん篠崎さん

後悔はありましたが
対処法があったので
気持ちも切り替えられました

入居4年目のいま、2400mmの選択をどう受け止めている?

後悔と工夫を経て、篠崎さんは今の家をどう感じているのでしょうか。

プロ20年プロ20年

4年住んでみて、いまは
2400mmという選択を
どう感じていますか?

篠崎さん篠崎さん

正直、やり直せるなら
リビングだけは上げたかったです
それは今も変わらない本音です

ただ、照明を変えて家具を替えて、少しずつ自分たちの空間に育てていく中で、「この家が好き」という気持ちが戻ってきたと篠崎さんは言います。

後悔がゼロとは言い切れない。でも、工夫できる余地があると分かってからは、天井高のことを毎日引きずることはなくなったそうです。

プロ20年プロ20年

住んでみて気づくことは
必ずあるものです
工夫できる余地があるのは強みですね

一方で、子どもたちが成長してリビングで過ごす時間が増えてきた今、「家族が集まる空間こそ、もう少しゆとりがあればよかった」という気持ちも残っていると率直に話してくれました。

2400mmという選択は間違いではないけれど、「もっとよく考えられた」という気持ちは築4年目のいまも消えていない。

それが、篠崎さんの正直な答えです。

天井高2400mmで検討中の人へ後悔しないためのアドバイス

最後に、今まさに天井高をどうするか悩んでいる方へ向けて、篠崎さんの実体験からのアドバイスをまとめてもらいました。

プロ20年プロ20年

これから家づくりをする人に
天井高の選択で
伝えておきたいことはありますか?

篠崎さん篠崎さん

「標準仕様だから大丈夫」という
思い込みを一度外して
ほしいんですよね

篠崎さんが特に伝えたい後悔しないためのポイントは以下の通りです。

  • 実際に天井高が異なる住宅展示場やモデルハウスで体感してから決める
  • リビングや玄関など「滞在時間が長い場所・来客がある場所」は優先して検討する
  • 天井高アップの追加費用と、入居後に工夫へかかるコストを先に試算してから判断する
  • 数字だけで判断せず、広さとのバランスも一緒に確認する
プロ20年プロ20年

天井高は後から変えられない
数少ない要素のひとつです
予算配分の優先度を上げてほしいですね

篠崎さん篠崎さん

そうなんです。展示場で
2400mmと2600mmを
並べて見るだけで全然違います

天井高アップの費用は確かに安くありません。

ただ、建築時の数万円〜数十万円の追加と、入居後に工夫へかけるコスト+ずっと残る後悔感を天秤にかけると、答えは意外とシンプルかもしれません。

プロ20年プロ20年

建築時に変更するほうが
あとから改修するより
コストを抑えやすいことが多いです

篠崎さん篠崎さん

今からやり直せるなら
絶対に一度シミュレーションを
してから決めると思います

後悔した経験があるからこそ言える、「迷っているうちに体感しておくこと」の大切さが篠崎さんの最後のメッセージです。

プロ20年プロ20年

本日はリアルな体験談を
ありがとうございました!

篠崎さん篠崎さん

同じ悩みを持つ方の
背中を少し押せたなら
うれしいです


以上、愛知県で注文住宅を建てた篠崎和輝さんの、天井高2400mmにまつわる後悔と工夫の体験談をインタビュー形式でお届けしました。

プロ20年プロ20年

天井高に限らず、家づくりの
後悔の多くは「比較不足」から
生まれることが多いです

篠崎さんが振り返るように、複数の工務店の提案を早い段階で並べて見ることができれば、天井高のオプション費用も含めた予算全体のバランスを冷静に判断できる機会が増えます。

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【アンケート】258人は何社の建築プランを比較した?

注文住宅の建築プランを比較

天井高2400mmの検討時はもちろん、家づくりに失敗しないためには「複数社の比較」は絶対です。

参考に「何社のハウスメーカーや工務店を比較しましたか?」と経験者258人へ聞いたところ、

アンケート結果:注文住宅の建築会社比較件数
※対象258人/2026.2.26~3.5/Webアンケート

結果は「3社」がダントツで、大多数が「2~4社」を比較していることがわかりました。

同時に少し見方を変えると、1社のみ19人をのぞく2社以上の比較をした人の合計は「258人中239人」、つまり「10人中9人」が複数社を比較していました。

プロ20年プロ20年

複数社の比較は
もはや常識ですね!

ハウスメーカーや工務店により、コンセプトや仕様などが異なるため、たとえ同じ土地・同じ条件であっても建築プランはガラッと変わります。

それに気になる見積もりは、各社で500万~1000万円近くの差が出ることもあるので、建築プランと共にしっかり比較しましょう。

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プロ20年プロ20年

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まとめ:迷うなら、後悔する前にシミュレーションを

今回の不動産とーくは『【体験談】天井高2400mmの後悔…篠崎さんが築4年目に振り返る』と題して、下記の項目を解説しました。

この記事で解説したこと

  1. 天井高2400mmで後悔した築4年目の本音と対策
  2. 【アンケート】258人は何社の建築プランを比較した?

篠崎さんが後悔を語るとき、一番強調していたのは「天井高そのもの」ではありませんでした。「もっと考える時間を取ればよかった」という点です。

間取りや設備に比べると、天井高は地味に見える項目かもしれません。

でも、ソファでくつろぐ時間も、家族が集まる夕食の場面も、その空間が「広く感じるか・詰まった感じがするか」を毎日決めているのが天井高です。

後悔しやすいのは、決める段階で「比べていない」からです。

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天井高は完成後に変えられません
費用対効果を含めて
検討できるのは建築前だけです
その機会を活かしてほしいですね

今まさに天井高をどうするか迷っているなら、次のことだけは決める前に試してみてください。

  • 住宅展示場やモデルハウスで、天井高の違いを体で確かめる
  • 天井高アップの費用を、他のオプションと並べて優先度を考える
  • リビング・玄関・寝室など、場所ごとに「上げる・上げない」を分けて検討する

そして、複数の工務店の提案を早い段階で比べることが、こうした検討を具体的に進める一番の近道です。

建築プランの一括依頼サイトを使えば、各社の仕様や見積もりをまとめて確認できるので、天井高のオプション費用も含めた予算の全体像をつかみやすくなります。

篠崎さんが「あの時もっと比べておけばよかった」と感じたのは、建てた後だったからです。あなたにはまだ、選べる時間があります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。ぜひ後悔のない家づくりの参考にしてみてください。

以上『【体験談】天井高2400mmの後悔…篠崎さんが築4年目に振り返る』でした。

この記事の執筆・監修者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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