「戸建てを買ったばかりなのに…」
「マンションにすれば良かった…」
マイホームとして一戸建てを購入したものの、住み始めてすぐに後悔の念を抱えてしまう方は多いです。
これは決して特別なことではありません。
家の購入は人生で大きな買い物の一つであり、入居後に新たな発見や気付きが生まれるのは自然なことです。
中には、後悔に耐えられず「売却」に踏みきった人も実際に多いです。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『マンションにすれば良かった10人の体験談…戸建てに後悔して売却』と題して徹底紹介します。
最後まで読めば、戸建ての売却を決断すべきかどうか、あなたの状況にあわせた最適な判断ができるはずです。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
[体験談]マンションにすれば良かった…後悔の末に売った人の声
一戸建てを購入したものの「マンションにすれば良かった」と後悔し、売却を決断した方々の生の声をご紹介します。
後悔している人は
意外と多いぞ!
その体験談から、あなたが抱える後悔と照らし合わせながら、これからの住まいについて一緒に考えていきましょう。
工藤 勇一さん(42歳・千葉県)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 築20年の中古戸建てを購入したのですが、雨漏りや外壁の劣化など、修繕箇所が次々と見つかりました。
毎回数十万円単位の修繕費がかかり、5年で予定外の出費が500万円を超えてしまいました。
結局、将来の修繕費を考えると、きちんと管理された分譲マンションの方が安心だと気づきました。
大規模修繕も修繕積立金で計画的に行えるので、突然の出費に悩まされることがないですよね。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 修繕費をかけた分、売却時の損失は300万円程度で済みました。
ただ、5年間の修繕費を含めると実質800万円ほどの損失になります。
でも、このまま戸建てに住み続けていたら、もっと大きな修繕費用がかかっていたはずです。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- マンションは月々の管理費は必要ですが、その分しっかり管理してもらえるので安心です。
設備の不具合もすぐに対応してくれて、「自分で何とかしなきゃ」というストレスから解放されました。
駅から徒歩圏内に住めるようになり、家族の通勤・通学も楽になりました。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- 戸建ての維持管理に不安を感じているなら、専門家による管理体制が整ったマンションへの住み替えをお勧めします。
物件探しの時間は必要ですが、生活の質は確実に上がりますよ。
椎名 真由美さん(46歳・埼玉県)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 3年前に建てた戸建ては、広い庭があって最初は憧れでした。
でも、草刈りや剪定、落ち葉の掃除など、休日が庭の管理に追われる生活に疲れてしまいました。
夫は仕事が忙しく、私ひとりで家事と庭の管理を両立するのが大変でした。
メンテナンス費用も予想以上にかかり、同じ予算ならマンションの方が快適に暮らせたと気づきました。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 建物の価値が下がっていたので、購入価格から600万円ほどの損失がありました。
それでも、今後のメンテナンス費用を考えると、長く住み続けるほど出費が増えると判断して売却を決意しました。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- 本当に住み替えて正解でした。
24時間有人管理で、不在時も安心です。
共用施設の管理も行き届いていて、休日は趣味の時間が持てるようになりました。
光熱費も戸建ての半分以下になり、家計的にも助かっています。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- 一度決めた選択を変更するのは勇気がいりますが、毎日の生活が楽しければ、それは正しい選択だと思います。
住まいは人生の質を大きく左右するので、我慢せずに行動することをお勧めします。
瀬戸 香織さん(34歳・東京都)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 一戸建ては夢だったのですが、夫の単身赴任が決まり、小学生の娘と2人で住むことになりました。
戸建ての1階で寝るのが怖くて、夜も眠れないことが多くなってしまいました。
近所付き合いも希薄で、何かあっても誰も気づいてくれないんじゃないかという不安が募っていきました。
セキュリティの整ったマンションなら、こんなに神経をすり減らさなくて済んだのにと後悔しました。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 購入から2年でしたが、建物の減価償却で450万円ほどの損失が出ました。
でも、精神的な安心を得られることを考えれば、この損失は仕方ないと割り切りました。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- オートロックと防犯カメラがあるマンションに引っ越して、やっと安心して眠れるようになりました。
同じマンションには共働き家庭が多く、学童保育から帰ってきた子どもたちが一緒に遊ぶコミュニティもできました。
娘も新しい環境にすっかり馴染んで、表情が明るくなりました。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- 特に女性や子育て世帯の方は、住まいの防犯面はとても重要です。
不安を感じながらの生活は想像以上に疲れます。
安全で安心な暮らしを選ぶことは、決して間違った選択ではありませんよ。
堀川 正明さん(58歳・大阪府)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 25年住んだ戸建てでしたが、階段の上り下りが妻の膝に負担がかかるようになりました。
将来の介護のことを考えると、バリアフリー設計のマンションの方が良かったと気づいたんです。
子どもたちも独立して、広い家の掃除も大変になってきました。
何より、高齢化が進む住宅地で、空き家が増えていく様子を見るのが寂しかったですね。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 土地は若干値上がりしていましたが、建物の価値がほぼなくなっていたので、トータルで700万円ほどの損失でした。
ただ、バリアフリーリフォームを考えると1000万円以上かかると言われ、それなら住み替えた方が良いと判断しました。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- エレベーターのある低層階のマンションに引っ越して、妻の膝の負担が減りました。
掃除の手間も大幅に減り、余暇を楽しめるようになりました。
マンション内にはシニア世代も多く、気の合う友人もできて、新しいコミュニティが広がっています。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- 年齢とともに住まいに求めるものは変わってきます。
将来の暮らしやすさを考えての決断は、きっと正しい選択になるはずです。
住み慣れた家を手放すのは寂しいですが、新しい暮らしには新しい発見がありますよ。
藤堂 玲子さん(39歳・京都府)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 築7年の戸建てに住んでいましたが、冬の寒さと夏の暑さが想像以上でした。
断熱性の低さから、エアコンをつけっぱなしでも快適な温度にならず、光熱費が毎月8万円を超えることも。
環境にも家計にも良くないと悩んでいた時、友人の高断熱マンションを訪ねて衝撃を受けました。
エアコンの設定温度が5度も違うのに、とても快適だったんです。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 建売住宅でしたので、550万円ほどの損失が出ましたが、光熱費の削減分を考えれば、5年程度で取り戻せる計算です。
高断熱マンションは価格は高めでしたが、家計の将来を考えると正しい選択だと確信しています。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- 住み替えてから光熱費が月3万円程度まで下がり、家計的な余裕ができました。
二重サッシと床暖房で結露の心配もなくなり、子どもの冬場の体調も安定しています。
何より、環境に優しい暮らしができることに満足しています。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- 住宅の性能は暮らしの質に大きく影響します。
光熱費や快適性で悩んでいる方は、高性能マンションへの住み替えを検討する価値がありますよ。
神谷 浩二さん(44歳・福岡県)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 戸建ては静かな環境だと思って購入したのですが、隣家との距離が近く、生活音が想像以上に気になりました。
お隣の洗濯機の振動や子どもの飛び跳ねる音が伝わってきて、休日もゆっくり過ごせません。
かといって防音リフォームをするのは費用的に難しく、結局ストレスを抱えたまま3年が経ちました。
鉄筋コンクリート造のマンションなら、こんなに音に悩まされることはなかったはずです。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 築浅物件だったため、400万円程度の損失で済みました。
精神的なストレスを考えれば、この程度の損失は受け入れられる範囲でした。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- コンクリート造の遮音性の高さに感動しています。
隣家の音を気にせず生活でき、自分たちの音も気兼ねなく過ごせます。
休日に映画を観たり、子どもが楽器の練習をしたりと、自由な暮らしを楽しんでいます。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- 音の問題は実際に住んでみないとわからないものです。
でも一度悩み始めると、なかなか解決は難しいもの。
思い切った決断が、より快適な暮らしへの第一歩になるかもしれません。
桜井 麻衣さん(36歳・静岡県)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 中古戸建てを購入して2年目、突然の配管トラブルで家中が水浸しになりました。
築年数から考えると、他の配管も老朽化している可能性が高いと業者から指摘されました。
全面的な配管の交換には数百万円かかると言われ、途方に暮れました。
設備の更新がきちんと行われているマンションの方が、こういったトラブルのリスクは低かったはずです。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 配管工事を実施してから売却したため、合計で800万円ほどの損失になりました。
でも、このまま次々と設備トラブルが起きることを考えると、早めの決断で良かったと思っています。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- 設備の不具合が起きても、管理会社が迅速に対応してくれるので安心です。
大規模修繕も計画的に行われているので、突然の高額出費の心配もありません。
何より、水回りのトラブルに怯えることなく、毎日を過ごせることが一番の喜びです。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- 設備トラブルは本当に突然やってきます。
特に中古戸建ての場合は、目に見えない部分の劣化が進んでいることも。
不安を感じたら、早めに住み替えを検討することをお勧めします。
成瀬 雄大さん(35歳・愛知県)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 憧れのガレージライフを夢見て戸建てを購入したのですが、現実は厳しかったです。
車の出し入れが意外と大変で、道路が狭いため切り返しが必要でした。
雨の日は傘を差しながらシャッターの開け閉めをするのも一苦労。
来客用の駐車スペースもなく、友人が来た時は近くのコインパーキングを案内する始末。
マンションなら機械式駐車場で雨に濡れることもなく、来客用駐車場もあったはずなのにと後悔しました。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 築4年で480万円ほどの損失でした。
ただ、ガレージ部分のメンテナンスにもお金がかかっていたので、長期的に見ればむしろ良かったと思います。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- マンションの機械式駐車場は最初は不安でしたが、慣れてみると楽チンです。
雨の日でも濡れずに車に乗れて、来客用駐車場もあるので友人を気軽に招けるようになりました。
車の防犯面でも安心できて、カーライフが充実しています。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- 戸建てのガレージライフに憧れる方は多いと思いますが、実際の使い勝手は想像と違うことも。
日々の利便性を重視するなら、設備の整ったマンションの方が快適かもしれません。
村瀬 智恵さん(41歳・群馬県)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 愛犬と暮らすために庭付き戸建てを選んだのですが、現実は大変でした。
犬の散歩で庭が傷み、芝生は所々枯れてしまいました。
掘り返された花壇の手入れも追いつかず、雨の日は泥だらけに。
ご近所からも犬の鳴き声で苦情があり、心が休まりませんでした。
ペット可マンションなら、ドッグランもあって、近隣トラブルも少なかったはずです。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 築3年で350万円の損失でした。
庭のメンテナンス費用を考えると、この程度の損失は受け入れられました。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- ペット専用設備が整ったマンションに引っ越して、本当に快適です。
屋上ドッグランで他の飼い主さんと交流もでき、愛犬も新しい環境で生き生きしています。
共用廊下も防音・防水仕様で、雨の日の散歩後も気兼ねなく歩けます。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- ペットとの暮らしは、戸建てが最適とは限りません。
最近のペット可マンションは設備が充実していて、むしろ快適に暮らせることも。
ぜひ一度、見学してみることをお勧めします。
石橋 良一さん(49歳・広島県)
- マンションにすれば良かった理由は?
- 急な斜面に建つ戸建てを購入したのですが、想定以上に大変でした。
大雨の度に擁壁が心配で眠れず、土砂災害警戒区域に指定されていることも後から分かりました。
高台なので買い物帰りは重い荷物を持って坂道を上るのが辛く、妻も疲れ果てていました。
平地のマンションなら、こんな苦労はなかったはずです。 - 戸建てを売った損失はどの程度だった?
- 地形的な条件もあり、650万円ほどの損失が出ましたが、家族の安全を考えれば妥当な決断でした。
擁壁の補強工事を見積もったら1000万円以上かかると言われ、住み替えを決意しました。 - 売却後マンションに住み替えてよかった?
- 平地にある駅前マンションに引っ越して、生活が一変しました。
スーパーが徒歩圏内で、妻の買い物の負担も激減。
何より災害の心配が減って、家族全員が安心して眠れるようになりました。 - マンションにすれば良かったと悩む人にひと言
- 住宅の立地条件は、想像以上に暮らしに影響します。
特に災害リスクは軽視できない問題。
早めに気づいて対処できたことを、今では感謝しています。
以上、体験談を紹介しました。
一戸建てからマンションへの住み替えは、大きな決断が必要です。
しかし、毎日の暮らしの中で感じる違和感は、きっと理由があるはず。
体験者の声にあるように、住み替えによって新しい快適な生活が始まることも。
ご自身の状況に合わせて、マンション暮らしという選択肢をもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
マンションにすれば良かった167人。何人が戸建てを売却した?
「戸建てよりマンションにすれば良かった…」と後悔した経験者167人に、下記どちらの選択をしたかアンケートを取りました。
- 売却してリセットした
- やむを得ず住み続けた
結果は以下の通りじゃ
- 売却してリセットした
→ 54人(32.3%) - やむを得ず住み続けた
→ 113人(67.7%)
「やむを得ず住み続けた」が多くなる結果は予想できましたが、「売却してリセットした」が167人中54人もいた結果になりました。
改めてマンション購入という選択肢を得られることが、大きな決め手になったと考えられます。
あなたはどちらを選択しますか?
売却する?住み続ける?
迷ったら金額次第で決める人が多い
今後の選択は自由ですが、後悔をかかえて住み続けるくらいなら「売却」も間違いではありません。
「金額次第では売却してもいいかな」
「高く売れるならリセットしようかな」
もしあなたも同じ気持ちなら、一度は無料の査定に出してみることをおすすめします。
査定額を確認した結果、
- 希望以上で売れるなら
→売却してリセットする - 希望未満でしか売れないなら
→やむを得ず住み続ける ※他の解消法を検討
実際にこうやって
判断する人が多いぞ
査定に出しても必ず売る必要はないので、まずは「いくらで売れるのか?」を知ることから始めてみて下さい。
まとめ:理想のマンション暮らしは諦めなければ実現できる
今回の不動産とーくは『マンションにすれば良かった10人の体験談…戸建てに後悔して売却』と題して徹底解説しました。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
悩みすぎず
前を向いていこうぞ!
戸建てへの後悔は決して特別なことではなく、むしろ珍しくありません。
マイホームという大きな買い物だからこそ、入居後の気づきは自然なことです。
新しい選択で
人生が変わるんじゃ!
今回ご紹介した方々の多くが、新たな住まいで理想の暮らしを実現しています。
マンション暮らしならではの利点を活かして、快適な生活を送っているのです。
あなたも、これらの体験談を参考に、ご自身の状況に合わせた最適な判断をしてみてはいかがでしょうか?
心機一転、理想の住まい探しへの第一歩を踏み出してください!
以上『マンションにすれば良かった10人の体験談…戸建てに後悔して売却』でした。
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