
「築7年の一戸建てなら売却相場どのくらいかな」
新築から6年7年が経過すると、生活や仕事環境の変化、子供が増えて手狭になるなどで、住み替えを考える人も多いです。
そこで気になるのが「今いくらで売れるのか?」「新築からどの程度下がったのか」ということ。
売却には「住宅ローンの完済」が条件になるため、今後の計画のために知っておきたいですよね。
この記事では、不動産業界17年のプロが『築6年・築7年一戸建ての売却相場は?新築時からいくら下がる?』と題して徹底解説します。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産業界17年。相談件数2,800件超・査定件数2,000件超。不動産コンサルティング事業を行なうクラウドハーツ・リアルエステート代表。≫詳しいプロフィール
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士
築6年・築7年一戸建ての売却相場は?新築時からいくら下がる?
まず、築6年・築7年の一戸建ては、新築や築浅には手が届かない買主が積極的に検討するので、比較的スムーズに売りやすいです。
築6年・築7年の一戸建ての売却相場を、国土交通省の公表資料内の不動産流通推進センターのマニュアルに基づく試算から見ていくと、

木造一戸建ての試算結果(一番左のオレンジ線)は、築6年で新築時の約65%、築7年で約60%の市場価値を示しています。

くれぐれも土地は除く建物のみの価値じゃ!
例えば、新築時3,500万円(建物1,700万円・土地1,800万円)の木造一戸建てを、築6年・築7年で売却する場合は、
築年数 | 建物 | 土地 | 合計 |
---|---|---|---|
新築時 | 1,700万円(100%) | 1,800万円 | 3,500万円 |
築6年 | 約1,105万円(約65%) | 1,800万円 | 2,905万円 |
築7年 | 約1,020万円(約60%) | 1,800万円 | 2,820万円 |
以上の試算結果になります。
新築時の土地建物価格の内訳は、購入当時の不動産売買契約書または建築工事請負契約書などに記載があるはずです。

ただし、あくまで試算結果の一例じゃ!
実際の築6年・築7年の一戸建ての売却相場は、
- 建物の特徴
- 基本性能
- 住宅性能評価
- リフォームの有無
- 維持管理の状況
- 保証内容及び期間
- 不具合発生の有無(外壁のひび割れ・雨漏り・シロアリ被害等)
などを考慮して個々に増減します。
そのため、正確な売却相場を知りたい場合は、必ず「不動産会社の査定結果」で確認しましょう。
築6年・築7年一戸建ての正確な売却相場を知る方法【プロ解説】
築6年・築7年一戸建ての売却相場は、
さらに、全ての査定額を平均することで、実際に売却できる可能性が高い金額もわかります。
3社の査定結果による
正確な売却相場の計算例は?
まず、3社へ同時に査定依頼すると下記のような結果になるはずです。(価格帯は参考です)
A社 | 2,880万円 |
---|---|
B社 | 3,050万円 |
C社 | 2,610万円 |
この場合は、2,610万円~3,050万円の範囲が売却相場と見て、3社を平均した2,846万円前後で売れる可能性が高いと考えます。

査定額の数が増えれば、より正確になるぞ!
ただし、各社が出した査定額の根拠は要確認で、信頼できる査定額のみ参考にしましょう。

でも3社以上へ査定に出すなんて面倒ね…

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それに、査定したからといって必ず売却する必要はなく、気軽に使えるのも一括査定の魅力です。

しかも「無料」なんじゃ!
ただ、一括査定を調べると10サイトも20サイトも見つかるため、どれを選べばいいか迷うと思います。
そこで、築6年・築7年一戸建ての売却を検討中のあなたへ「プロ17年厳選の無料一括査定サイト」を3つ紹介します。
築6年・築7年一戸建ての売却相場は?
プロ17年厳選の無料一括査定TOP3
※査定後に売却するorしないは自由です。
各不動産会社で300~500万円の差はごく普通に出るので、複数社それも「3社以上」を目安に査定結果を取り寄せれば、正確な売却相場と高く売れる見込みがわかります。
信頼性の高い不動産会社のみ集めた査定サイトが少ない中、これら3サイトなら安心しておすすめできます。(もちろん無料です)
実際に売るかどうかは査定額や売却相場を見て決めればOKなので、まずは「あなたの築6年・築7年一戸建てがいくらで売れるか?高く売れるか?」を知ることから始めてみて下さい。
もし査定サイト選びに迷ったら?

参考に当サイトでは、
「スーモ売却」の利用が最も多いの~
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以上、築6年・築7年一戸建ての売却を検討中のあなたへ「プロ17年厳選の無料一括査定サイト」を紹介しました。
築6年・築7年一戸建ての売却相場を知る+売却する際の注意点[4つ]
改めて、築6年・築7年一戸建ての売却相場は、不動産会社「3社以上」の査定額の「範囲」で判断すれば正確にわかります。
さらに踏み込んで、築6年・築7年の一戸建ての売却相場を知る+売却する際の注意点は以下の4つです。
注意点1.
査定額の根拠を必ず確認する
『査定額の根拠を必ず確認する』は、築6年・築7年の一戸建ての売却相場を知る+売却する際の注意点です。
根拠の乏しい査定額では、売却相場にズレが生じるからです。
また、わざと高い査定額を出して売却依頼を獲得しようとする会社もゼロではありません。
そのため、各社の査定額の根拠は必ず確認しましょう。

根拠が不充分と感じた会社の査定額は計算から除外じゃ!
注意点2.
個別査定ではなく一括査定を利用する
『個別査定ではなく一括査定を利用する』は築6年・築7年の一戸建ての売却相場を知る+売却する際の注意点です。
1社1社探して依頼する個別査定では、手間と時間がかかるからです。
また、個別査定は一般的に来店が必要ですが、一括査定では来店不要で査定結果を受け取れます。
効率よく売却相場を知るためにも、迷わず一括査定を使いましょう。
注意点3.
不具合は売却前にできるだけ修繕する
『不具合は売却前にできるだけ修繕する』は、築6年・築7年の一戸建てを売却する際の注意点です。
築6年や築7年の一戸建てを購入する買主は、リフォームの必要がないことを前提に検討している人がほとんどだからです。

さらに、不具合を理由に値引き交渉する買主も多いからの~
特にキッチン・風呂・トイレ・洗面など水回りの細かな不具合、部屋の壁紙・障子(しょうじ)・襖(ふすま)・網戸の破れなどがあれば、売却前にできるだけ修繕しておきましょう。
不具合は告知義務がありますが、不具合が無くなれば告知する必要もなく、内覧時にマイナスな印象を与えることもないので安心です。
注意点4.
引き継ぎ可能な保証内容をまとめる
『引き継ぎ可能な保証内容をまとめる』は、築6年・築7年の一戸建てを売却する際の注意点です。
保証があれば買主の安心材料になり、売りやすくなるからです。
特に構造、雨漏り、シロアリなど建物主要部分の保証はまとめておきましょう。

売却しても保証が引き継ぎ可能かどうか要確認じゃ!
以上、築6年・築7年一戸建ての売却相場を知る+売却する際の注意点を解説しました。
まとめ
今回の不動産とーくは『築6年・築7年一戸建ての売却相場は?新築時からいくら下がる?』と題して、下記の項目を解説しました。

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以上『築6年・築7年一戸建ての売却相場は?新築時からいくら下がる?』でした。