「築4年の一戸建てなら売却相場は高いかな」
新築の輝きがまだ色褪せない築3年・築4年の一戸建て。
住み始めてわかることや気持ちの変化も多々あり、売却を考える人も少なくありません。
中には、転勤や離婚など特別な事情でやむを得ず売却する人もいるでしょう。
築3年や築4年の一戸建てを売却する際、その価値はどのように評価されるのでしょうか?
新築からわずか数年、まだ新しいとも言える一戸建ての売却相場は、新築時と比較してどの程度の価格差があるのでしょうか?
この記事では、不動産業界18年のプロが『築3年・築4年一戸建ての正確な売却相場は?新築時のいくらマイナス?』と題して徹底解説します。
売却相場の知識はもちろん、あなたの売却成功に向けて、役立つ情報が得られるはずです!
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
-
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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築3年・築4年の一戸建ては売却市場でどう見られる?有利?不利?
まず、築3年や築4年の一戸建ては、新築と中古の間のポジションで「築浅」を印象づけて売却できるので、比較的高く売りやすいです。
現代の生活スタイルに合った最新の間取りや機能性などに魅力を感じ、新築には手が届かない買主が積極的に検討する傾向にあります。
劣化によるリスクが
考えにくいからの~
特に、新築の価格が高騰している地域では、築3年・築4年の一戸建ては注目度が高いため、売却を有利に進められることが大半です。
やはり「築浅」は人気なので、他に競合物件の少ないタイミングで売りに出せば、地域の売却相場より高く売れることも多いと考えます。
正確に?大体で?
築3年・築4年一戸建ての売却相場を知るには?
まず、築3年・築4年一戸建ての売却相場を正確に知りたい場合は「不動産会社へ査定依頼」一択です。
たとえ、同じ地域や町内にある家であっても、建物の特徴、基本性能、住宅性能評価、維持管理の状況、保証内容及び期間、不具合発生の有無、新築時オプションなどの違いで、個々に大きく増減するからです。
具体的に売却を前に相場を知るなら
プロへ査定依頼した方がいいんですね
築3年・築4年一戸建ての売却検討に当たり、相場を具体的かつ正確に知りたい人は、記事中盤の「【プロ解説】築3年・築4年一戸建ての正確な売却相場を知る方法」からが参考になります。
築3年・築4年一戸建ては新築時から大体いくらマイナス?
一方で、築3年・築4年一戸建ての「大体」の売却相場を知りたい場合、新築当時の金額からある程度は予測できます。
当時の売買契約書や請負契約書から土地と建物の内訳がわかるので、新築時を100として、築3年or築4年経過した分の金額をマイナスします。(ただし、土地建物の内訳は不動産会社や建築会社が調整している場合もあるため「参考価格」として)
「大体」の売却相場を調べる際には、国土交通省の公表資料内の不動産流通推進センターのマニュアルに基づく下記試算が役に立ちます。
木造一戸建ての試算結果(一番左のオレンジ線)は、新築時を100%として、築3年で約82%、築4年で約77%になる市場価値が算出されています。(隣の肌色線は会計上の減価償却による下落率のため除外)
くれぐれも建物のみの下落じゃ!
土地の売却相場は、社会情勢や景気の変動等が無いことを前提に、まず変わらないと考えていきます。
簡単にまとめると、当時新築で買った築3年・築4年一戸建ての「大体」の売却相場は、新築時を100%として、
- 築3年:土地100%+建物約82%
- 築4年:土地100%+建物約77%
この数字が1つの
目安になるじゃろう
シミュレーション1.
新築時3700万円(建物1800万・土地1900万)を築3年・築4年で売却
例えば、新築時3700万円(建物1800万・土地1900万)の木造一戸建てを、築3年・築4年で売却する場合は、
合計価値(建物土地) | 建物価値(残存率) | 土地価値(一定) | |
---|---|---|---|
新築時 | 3700万円 | 1800万円(100%) | 1900万円 |
築3年 | 約3376万円 | 約1476万円(約82%) | 1900万円 |
築4年 | 約3286万円 | 約1386万円(約77%) | 1900万円 |
上記表の通り、新築時3700万円(建物1800万・土地1900万)の木造一戸建ては、築3年で「約3376万円」、築4年で「約3286万円」がおおよその目安になります。
シミュレーション2.
新築時4580万円(建物2380万・土地2200万)を築3年・築4年で売却
次に、新築時4580万円(建物2380万・土地2200万)の木造一戸建てを、築3年・築4年で売却する場合は、
合計価値(建物土地) | 建物価値(残存率) | 土地価値(一定) | |
---|---|---|---|
新築時 | 4580万円 | 2380万円(100%) | 2200万円 |
築3年 | 約4152万円 | 約1952万円(約82%) | 2200万円 |
築4年 | 約4033万円 | 約1833万円(約77%) | 2200万円 |
上記表の通り、新築時4580万円(建物2380万・土地2200万)の木造一戸建ては、築3年で「約4152万円」、築4年で「約4033万円」がおおよその目安になります。
シミュレーション3.
新築時5880万円(建物2780万・土地3100万)を築3年・築4年で売却
最後に、新築時5880万円(建物2780万・土地3100万)の木造一戸建てを、築3年・築4年で売却する場合は、
合計価値(建物土地) | 建物価値(残存率) | 土地価値(一定) | |
---|---|---|---|
新築時 | 5880万円 | 2780万円(100%) | 3100万円 |
築3年 | 約5380万円 | 約2280万円(約82%) | 3100万円 |
築4年 | 約5241万円 | 約2141万円(約77%) | 3100万円 |
上記表の通り、新築時5880万円(建物2780万・土地3100万)の木造一戸建ては、築3年で「約5380万円」、築4年で「約5241万円」がおおよその目安になるでしょう。
各売却相場のシミュレーションをまとめると
シミュレーション1 3700万円(建物1800万・土地1900万) |
シミュレーション2 4580万円(建物2380万・土地2200万) |
シミュレーション3 5880万円(建物2780万・土地3100万) |
|
---|---|---|---|
新築時 | 3700万円 | 4580万円 | 5880万円 |
築3年 | 約3376万円 | 約4152万円 | 約5380万円 |
築4年 | 約3286万円 | 約4033万円 | 約5241万円 |
お気づきの人もいるかもしれませんが、築年数経過により価値が下落するのは建物だけなので、
- 土地価格より建物価格の比重が多い
→下落幅も多い - 土地価格より建物価格の比重が少ない
→下落幅も少ない
上記の考え方が一般的じゃな
ただここまでは、1つ考え方に基づくおおよその試算結果であり、建物の特徴、基本性能、住宅性能評価、維持管理の状況、保証内容及び期間、不具合発生の有無、新築時オプションなどの違いで、個々に大きく増減することは理解しておきましょう。
また、土地の市場価値は変わらない前提で試算しましたが、実際は新築以降の社会情勢や景気の変動等により上下するため、その点も考慮して参考にすることが大事です。
くれぐれも、築3年・築4年一戸建ての売却相場を正確に知りたい場合は「不動産会社へ査定依頼」一択になることは、頭に入れておいて下さいね。
【プロ解説】築3年・築4年一戸建ての正確な売却相場を知る方法
改めて、築3年・築4年一戸建ての売却相場を正確に知りたい場合は「不動産会社へ査定依頼」一択です。
正確な売却相場を知るなら、
さらに、3社以上の査定額を平均して、実際に売却できる確率が高い金額も知ることができます。
3社の査定結果による正しい売却相場の計算例は?
まず、3社へ同時に査定依頼すると下記のような結果になるはずです。(価格帯は参考です)
A社 | 3,250万円 |
---|---|
B社 | 3,020万円 |
C社 | 3,470万円 |
上記場合は、3,020万円~3,470万円の範囲が売却相場と見て、3社を平均した3,246万円前後で売れる可能性が高いと考えます。
A社 | 4,190万円 |
---|---|
B社 | 4,650万円 |
C社 | 4,330万円 |
上記場合は、4,190万円~4,650万円の範囲が売却相場と見て、3社を平均した4,390万円前後で売れる可能性が高いと考えます。
査定額の数が増えれば、
より正確に算出できるぞ!
くれぐれも、各不動産会社が出した査定額の根拠は要チェックです。
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実際に「不動産一括査定サイトを使った体験談」がみたい人は、下記の記事が参考になります。
「家を高く売るタイミングを逃したくない…」 「不動産一括査定って個人情報が心配だけど…」 「売却相場もわからないからやってみようかな…」 築27年の戸建てを13年間大切に住んできて、売却のベストタイミングを見極めたいと悩 …
以上、築3年・築4年一戸建ての売却相場を知りたい人へ「プロおすすめの無料一括査定サイト」を紹介しました。
築3年・築4年一戸建ての売値が売却相場より前後する要因4つ
築3年・築4年一戸建ての売値が売却相場より前後する要因として、下記の4つ解説します。
要因1.土地条件の違い
『土地条件の違い』は、築3年や築4年一戸建ての売値が売却相場より前後する要因の1つです。
一戸建ての価値を決める要素として、建物自体の特性はもちろん重要ですが、土地の条件もまた、売値に大きな影響を及ぼします。
具体的には、土地の方角や道路への接道条件、土地の形状、高低差などが挙げられます。
方角でいえば、南向きの土地は
他の方角より高くて人気ですよね
これらの条件は、住環境や利便性、さらには将来的な価値の変動にも関わってきます。
例えば、6m程度の広い道路に面した間口がゆったりとした土地の一戸建ては、車の出入りもしやすく、建物への日当たりも確保しやすいため、価値が高い傾向にあります。
一方で、過度な変形地や高低差が大きいなどの土地は、その状況の程度によって、売値が売却相場よりも低くなることもあるでしょう。
以上から『土地条件の違い』は、築3年や築4年一戸建ての売値が売却相場より上下する要因の1つとなるため、土地の有利不利な特性も理解しておきましょう。
要因2.建物条件の違い
『建物条件の違い』は、築3年や築4年一戸建ての売値が売却相場より前後する要因の1つです。
築年数が浅い一戸建てでは、建物の品質や間取り、設備の状態などが、買主の評価に大きく影響するからです。
細かく言えば、使い勝手やデザイン、耐震性、省エネ性の高さなどがそれに当たります。
新しい家ほど慎重に見ますよね
また、保証内容の充実度も、買主にとっては重要な安心材料の1つと言えるでしょう。
その一方で、例えば、ファミリーに向かない特殊な間取りや、安っぽいシンプルな設備を使っている一戸建ては、買主にどこか後ろ向きな印象を与えてしまいます。
以上から『建物条件の違い』は、築3年や築4年一戸建ての売値が売却相場より上下する要因の1つとなります。
建物の魅力的なポイントが多いor少ないにより、高額売却や早期売却の実現に直接の影響が出るでしょう。
要因3.新築時の建築会社の違い
『新築時の建築会社の違い』は、築3年や築4年一戸建ての売値が売却相場より前後する要因の1つです。
建築会社の信頼性を重視し、中古でも安心して住める家を求める買主がとても多いからです。
中でも、大手ハウスメーカーが建てた一戸建ては、そのブランド力と高い建築技術、充実したアフターサービスにより、売却市場で高い評価を受ける傾向にあります。
建築会社のブランドって
やはり大事なんですね
これに対し、低予算で建てられた一戸建ては、コストを抑えるために使用される材料や設備のグレードが異なることが多く、それが売値に反映されます。
以上から『新築時の建築会社の違い』は、築3年や築4年一戸建ての売値が売却相場より上下する要因の1つとなります。
新築同様に建築会社が決め手に
なるケースが多いからの~
建築会社の違いは、単に初期コストだけでなく、長期的な資産価値にも影響を及ぼすため、この点をしっかりと検討に入れる買主が増えています。
要因4.トラブルの有無
『トラブルの有無』は、築3年や築4年一戸建ての売値が売却相場より前後する要因の1つです。
価格でも安くない限り、トラブルのある一戸建てを購入する買主は少ないからです。
住み心地や安心感に
直結するからの~
例えば、隣家からの騒音や境界線に関するものはよくあるトラブルです。
どんなに気に入った一戸建てでも、不動産会社からそれらのトラブルの存在を告げられて、購入を断念するケースは実際に多いです。
トラブルを隠して
売却できませんもんね
解決の兆しがあれば買主の不安も少ないですが、心理的にネガティブな影響を完全にぬぐい切れず、やはり価格で折り合いをつけるケースが多いと思います。
以上から『トラブルの有無』は、築3年や築4年一戸建ての売値が売却相場より上下する要因の1つとなります。
以上、築3年・築4年一戸建ての売値が売却相場より前後する要因を解説しました。
築3年・築4年一戸建てをうまく売却する際のコツ4つ
先に解説した通り、築3年・築4年一戸建ての売却相場は、不動産会社「3社以上」の査定額の「範囲」で判断すれば正確にわかります。
さらに踏み込んで、築3年・築4年一戸建てを売却する際のコツを4つ紹介します。
コツ1.
高く売るなら早めに決断する
は、築3年・築4年一戸建てをうまく売却する際のコツです。
築浅の基準を「5年以内」と考える人が多いからです。
また、スーモやホームズなどの住宅情報サイトでは、物件検索条件が「3年以内」「5年以内」の選択になるため、早いほど築浅を求める買主の目にとまります。
実際に売却を取り扱った経験から言っても、築5年を超えるor超えないで、買主に与える印象がガラッと変わりました。
コツ2.
売却理由はしっかり告知する
は、築3年・築4年一戸建てをうまく売却する際のコツです。
築浅の売却では「何か大きなトラブルがあったんじゃ…」と疑いをもつ買主が大半だからです。
紹介時に不動産会社が自信をもって理由を回答できるように、曖昧な内容を伝えるのは控えましょう。
ただし、売却理由がマイナスな事情の場合、嘘をつくのはもちろん厳禁です。
あとあとバレた時にトラブルの原因になるから要注意じゃ!
コツ3.
新築時のオプション工事は伝える
は、築3年・築4年一戸建てをうまく売却する際のコツです。
オプション内容によっては、建物価値を上積みできるからです。
外壁や内装の高級素材、床暖房、キッチン・風呂・トイレの追加機能など、他の一戸建てと差別化できるオプション工事があれば、必ず伝えて売却を有利に進めましょう。
コツ4.
売却益が出る場合は税金に注意
は、築3年・築4年一戸建てをうまく売却する際のコツです。
築3年・築4年の売却の場合、短期譲渡所得により税額が高いからです。
所有期間 | 税率 | |
---|---|---|
長期譲渡所得 | 5年超 | 所得税15%+住民税5% |
短期譲渡所得 | 5年以下 | 所得税30%+住民税9% |
※所有期間は売却した年の1月1日時点
経費抜きの単純計算ですが、もし仮に3,500万円で買った一戸建てが地価上昇により3,800万円で売れたら、売却益300万円について約117万円(約39%)の税金がかかるため要注意です。(詳しくは短期譲渡所得の税額の計算|国税庁を参照)
ただし、自分が居住するマイホームを売却した場合は「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」が使えるので、非課税になるケースが大半です。
※3,000万円の特別控除の特例は確定申告して初めて適用されます。
以上、築3年・築4年一戸建てをうまく売却する際のコツを解説しました。
では、実際に具体的な売却を検討する場合に、最も重要な事について解説していきます。
築3年・築4年一戸建ての売却成功のために最も重要な事とは?
築3年・築4年一戸建ての高額売却や早期売却、つまり売却成功のために最も重要な事は「不動産会社選び」です。
専門家のほとんどが
こう答えるじゃろう!
くわえて、過去に不動産売却を経験した287人に「売却で1番重要だったことは?」と聞くと、
- 不動産会社選び:158人(55.1%)
- 売り出し価格:57人(19.9%)
- 売るタイミング:41人(14.3%)
- 売却の知識:22人(7.7%)
- 掃除や荷物整理:9人(3.1%)
全体の半分以上の人が「不動産会社選びが1番重要だった」と答える結果になりました。
売却してはじめて
実感した人も多いはずじゃ!
高く売る販売戦略の計画、見込み客への積極的なアプローチ、Webサイトやチラシの広告活動など、売却成功に必要なことはすべて「不動産会社」が進めるため、当然の結果といえるでしょう。
あなたが築3年や築4年一戸建てを、納得の価格でスムーズに売却したいなら、先に売却した人の経験を活かして、ぜひ「不動産会社選び」を優先してみて下さい。
不動産会社はどうやって
探せばいいんですか?
うむ、売却に成功するための
会社選びの条件を解説しておくぞ!
築3年・築4年一戸建ての
売却成功を実現する会社選びの条件4つ
改めて、築3年・築4年一戸建ての高額売却や早期売却、つまり売却の成功を実現できるかは「不動産会社選び」でほぼ決まると思っていいでしょう。
そのため、売却成功には下記「4つの条件を満たす不動産会社を選ぶこと」がコツになります。
- 大手または地域で実績の多い会社
買い手の大多数は、大手または地域で実績の多い会社を中心に集まります。アピールできる買い手が多いことは、高額売却、早期売却の実現に直結するため、地域で上位の会社だけに絞って選びましょう。
- 売却情報の拡散力がある
高くかつ早く売るには「1人でも多くの買主に情報を届けること」が重要です。そのために、充分な広告量はもちろん、自社で情報を囲い込まず、協力他社への情報提供にも積極的な会社を選びましょう。
- 90%以上の顧客満足度(公開している場合のみ)
高く早く売却できた実績や安心感のある対応等が、顧客満足度に大きく反映されます。10人中9人が満足する基準で選べば、売却成功の確率はグンと上がるはずです。90%以上は厳しい基準ですが、大切な売却を信頼できる会社に任せるためにも、妥協せず選びましょう。
- 査定額に納得できる根拠がある
査定額はあくまで売却予想価格です。中には、わざと高い金額を出して、あなたの気を引く会社もゼロではありません。そのため、査定額の根拠が乏しい場合はキッパリ断り、根拠が明確かつ納得できる会社を選びましょう。
以上が4つの条件じゃ!
売却が初めての場合、査定額や印象だけで会社選びをしがちで、その結果「安く売るハメに…」「なかなか売れない…」と後悔している人は多いです。
特に最終的な売値は、任せた不動産会社次第で300~500万円変わることもよくあります。
そのため、できるだけ「4つの条件を満たす不動産会社を選ぶこと」を心掛けてみて下さい。
条件を満たす会社なんて
簡単に見つかりませんよね…
1社1社の検討は大変じゃな
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1.SREリアルティ(エスアールイーリアルティ)
対応地域 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都 ※一部地域を除く |
---|---|
免許番号 | 国土交通大臣(2)第9297号 |
設立 | 2014年 |
大手『SREリアルティ』は、100%売主第一を徹底し、売主利益の最大化を追求する独自の売却手法が好評判。
第三者の大手リサーチ企業が行なった不動産売却経験者のアンケート調査で、
- 高値売却につながるNo1
- サービスの先進性No1
- 知人に紹介したいNo1
以上の3部門で1位に選ばれた不動産会社です。※1
他社と比較しても、積極的な物件情報の公開と広告量にこだわり、1人でも多くの買主に情報を届ける拡散力が大きな強み。
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※【対応地域】東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都(一部地域を除く)
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2.三井のリハウス
・おすすめ度:4.1
・顧客満足度:97.0% ※2
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・愛知・三重・北海道・宮城・広島・岡山・福岡 ※一部地域を除く |
---|---|
免許番号 | 国土交通大臣(15)第777号、他 |
設立 | 1969年 |
大手三井不動産グループ『三井のリハウス』は、38年連続で全国の売買仲介取扱件数No1の実績を誇る不動産会社です。
三井のリハウスの強みは、
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- 全国289店舗のネットワーク※2
- 32万組以上の年間相談件数※1
- 有名人起用のテレビCMで知名度◎
- 宅地建物取引士が原則対応
また、1965年からの約60年で累計100万件の取扱いを突破し、全国の競合他社を圧倒しています。
高額売却の評判はもちろん、2人に1人以上を2ヶ月以内に成約させる早期売却力※1も好評判で、信頼して任せられる不動産会社です。
※【対応地域】東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・愛知・三重・北海道・宮城・広島・岡山・福岡(一部地域を除く)
※1.2023年度 ※2.2024年4月1日現在 ※38年連続No1:三井不動産リアルティグループの86年度~23年度全国売買仲介取引件数
どちらか1社選ぶなら、物件情報の拡散力の点で、SREリアルティをおすすめしますが、正直なところ優劣つけがたいです。
各社1~2分あれば査定依頼できるので、もし両方の対応地域に該当するなら、『SREリアルティ』と『三井のリハウス』の2社共に査定を出して、実際の査定額や対応、提案等を直に比較してみて下さい。
直に比較すれば、よりあなたに
合った方の会社を選べるはずじゃ!
以上、築3年・築4年一戸建ての高額かつ早期売却が期待できる大手2社を紹介しました。
まとめ
今回の不動産とーくは『築3年・築4年一戸建ての正確な売却相場は?新築時のいくらマイナス?』と題して、下記の項目を解説しました。
参考になったかの~?
築3年や築4年の一戸建てが、新築時の価格からどれくらいのマイナスになるかは、物件の状態や立地条件、市場の動向によって異なりますが、この記事を通じて、その考え方を少なからず掴んでもらえたのではないでしょうか。
おさらいになりますが、築3年・築4年一戸建ての売却相場は、不動産会社「3社以上」の査定額の「範囲」で判断すれば正確にわかります。
参考例をあげると、
A社 | 3,250万円 |
---|---|
B社 | 3,020万円 |
C社 | 3,470万円 |
この場合は、3,020万円~3,470万円の範囲が売却相場と見て、3社を平均した3,246万円前後で売れる可能性が高いと考えます。
3社以上の査定額を取り寄せる際は、記事中で紹介した「築3年・築4年一戸建ての売却相場を知る!プロ厳選の無料一括査定3選」が便利です。
一戸建ての売却は複雑なプロセスですが、適切な情報と準備を持って臨めば、より良い結果につながることでしょう。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
以上『築3年・築4年一戸建ての正確な売却相場は?新築時のいくらマイナス?』でした。
築3年や築4年の一戸建てが高く売れるかどうかの8割は「不動産会社選び」で決まります。
『【実践版】300万高く売る!家の売却に強い不動産会社選びのガイド』では、私が18年で3,000人以上をサポートした経験から、初めての人でも失敗せず実践できるようにまとめました。
「今の家をできるだけ高く売りたいな」 「実績ある不動産会社に売却を任せたい」 あなたも同じ気持ちをもっていませんか? 100万円→200万円→300万円、高く売れた分だけ売却代金の使い道も広がるので、できるだけ好条件で売 …
※2025年1月現在は全文無料で公開していますが、予告なく有料記事に変更する場合があります。
【2025年1月追記】
一戸建てが高く売れる時はいつ?
結論から言えば、
すでに一戸建てが高く売れる時はきています。
あなたは、近年の住宅価格が上昇していることをご存じですか?
直近の2024年12月27日、国土交通省が公表した日本全国の不動産価格指数によると、
- ・マンション(緑の線)
- 2013年1月頃から上昇し約2.07倍 ※2倍超え
- ・
- 2020年7月頃から上昇し約1.18倍
- ・住宅地(橙の線)
- 2020年7月頃から上昇し約1.17倍
例えば、2010年に3,500万円で売られていた同価値の物件が、それぞれ下記の価格で売買されているイメージです。
地域や購入時期によっては
予想以上に高値がつく
ことが多くなっています!
…がしかし、この好調相場もいつ下落するかわかりません。
仮に、日銀の金融引き締めなどが入ると、住宅ローン金利の上昇・株価下落の影響から、不動産価格もマイナスに転じることが考えられます。
「あの時に売っておけば…」と後悔しないためにも、早めに査定額を確認して、高値で売れるタイミングを逃さないことが大事です。
かんたんに査定額を確認するには?
最近は、今いくらで売れるのか簡単にわかるサイトがあって、とても便利になりました。
今一番のおすすめは『スーモ売却(無料)』です。
スーモ売却の強みは、
- 完全無料だからリスクがない
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- 複数の額を比較して適正額がわかる
- 大手リクルートが15年も運営して安心
査定したからといって必ず売る必要はなく、気軽に使えるのも魅力の1つです。
まずは、好調相場の波に乗って「今いくらで売れるのか?」を知ることから始めてみて下さいね。