築3年・築4年一戸建ての売却相場は?買った値段からいくらマイナス?
「築3年、まだ早いけど売却しようかな」
「築4年の一戸建てなら売却相場は高いかな」

新築から3年4年とはいえ、住み始めてわかることや気持ちの変化も多々あり、売却を考える人は大勢います。

転勤や離婚など特別な事情でやむを得ず、売却する人もいるでしょう。

この記事では、不動産業界17年のプロが『築3年・築4年一戸建ての売却相場は?買った値段からいくらマイナス?』と題して徹底解説します。

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産業界17年。相談件数2,800件超・査定件数2,000件超。不動産コンサルティング事業を行なうクラウドハーツ・リアルエステート代表。≫詳しいプロフィール
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士

築3年・築4年一戸建ての売却相場は?
買った値段からいくらマイナス?

まず、築3年・築4年の一戸建ては「築浅」を印象づけて売却できるので、比較的高く売りやすいです。

築3年・築4年の一戸建ての売却相場を、国土交通省の公表資料内の不動産流通推進センターのマニュアルに基づく試算から確認すると、

引用:中古住宅流通、リフォーム市場の現状※一部追記

木造一戸建ての試算結果(一番左のオレンジ線)は、築3年で新築価値の約82%、築4年で約77%の市場価値が算出されています。

レオ教授レオ教授

くれぐれも建物のみの下落幅じゃ!
土地は相場変動がなければ一定じゃ!

例えば、新築時3,700万円(土地1,900万円・建物1,800万円)の木造一戸建てを、築3年・築4年で売却する場合は、

築年数建物土地合計
新築時1,800万円(100%)1,900万円3,700万円
築3年約1,476万円(約82%)1,900万円3,376万円
築4年約1,386万円(約77%)1,900万円3,286万円
※土地相場が一定であることが条件

以上の試算結果になります。

新築時の土地建物価格の内訳は、購入当時の不動産売買契約書または建築工事請負契約書などに記載があるはずです。

レオ教授レオ教授

くれぐれも試算結果の「一例」じゃぞ!

実際の築3年・築4年の一戸建ての売却相場は、

  • 建物の特徴
  • 基本性能
  • 住宅性能評価
  • 維持管理の状況
  • 保証内容及び期間
  • 不具合発生の有無
  • 新築時オプション

なども検討材料に個々で増減します。

そのため、正確な売却相場を知りたい場合は、必ず「不動産会社の査定結果」で把握しましょう。

【プロ解説】
築3年・築4年一戸建ての正確な売却相場を知るには?

築3年・築4年一戸建ての売却相場は、

不動産会社「3社以上」の査定額の「範囲」で判断

さらに、3社以上の査定額を平均して、実際に売却できる確率が高い金額も知ることができます。

3社の査定結果による
正確な売却相場の計算例は?

築3年・築4年一戸建ての売却相場を知る際の計算例
まず、3社へ同時に査定依頼すると下記のような結果になるはずです。(価格帯は参考です)

A社3,250万円
B社3,020万円
C社3,470万円

この場合は、3,020万円~3,470万円の範囲が売却相場と見て、3社を平均した3,246万円前後で売れる可能性が高いと考えます。

レオ教授レオ教授

査定額の数が増えれば、
より正確に算出できるぞ!

くれぐれも、各不動産会社が出した査定額の根拠は要チェックです。

築3年・築4年一戸建ての売却相場を知る+売却する際のポイント[4つ]

先に解説した通り、築3年・築4年一戸建ての売却相場は、不動産会社「3社以上」の査定額の「範囲」で判断すれば正確にわかります。

さらに踏み込んで、築3年・築4年一戸建ての売却相場を知る+売却する際のポイントは下記の4つです。

ポイント1.
高く売るなら早めに決断する

『高く売るなら早めに決断する』は、築3年・築4年一戸建てを売却する際のポイントです。

築浅の基準を「5年以内」と考える人が多いからです。

また、スーモやホームズなどの住宅情報サイトでは、物件検索条件が「3年以内」「5年以内」の選択になるため、早いほど築浅を求める買主の目にとまります。

実際に売却を取り扱った経験から言っても、築5年を超えるor超えないで、買主に与える印象がガラッと変わりました。

ポイント2.
売却理由はしっかり告知する

『売却理由はしっかり告知する』は、築3年・築4年一戸建てを売却する際のポイントです。

築浅の売却では「何か大きなトラブルがあったんじゃ…」と疑いをもつ買主が大半だからです。

紹介時に不動産会社が自信をもって理由を回答できるように、曖昧な内容を伝えるのは控えましょう。

ただし、売却理由がマイナスな事情の場合、嘘をつくのはもちろん厳禁です。

レオ教授レオ教授

あとあとバレた時にトラブルの原因になるから要注意じゃ!

ポイント3.
新築時のオプション工事は伝える

『新築時のオプション工事は伝える』は、築3年・築4年一戸建ての売却相場を知る+売却する際のポイントです。

オプション内容によっては、建物価値を上積みできるからです。

外壁や内装の高級素材、床暖房、キッチン・風呂・トイレの追加機能など、他の一戸建てと差別化できるオプション工事があれば、必ず伝えて売却を有利に進めましょう。

ポイント4.
売却益が出る場合は税金に注意

『売却益が出る場合は税金に注意』は、築3年・築4年一戸建てを売却する際のポイントです。

築3年・築4年の売却の場合、短期譲渡所得により税額が高いからです。

所有期間税率
長期譲渡所得5年超所得税15%+住民税5%
短期譲渡所得5年以下所得税30%+住民税9%
※復興特別所得税は別途(所得税額×2.1%)
※所有期間は売却した年の1月1日時点

経費抜きの単純計算ですが、もし仮に3,500万円で買った一戸建てが地価上昇により3,800万円で売れたら、売却益300万円について約117万円(約39%)の税金がかかるため要注意です。(詳しくは短期譲渡所得の税額の計算|国税庁を参照)

ただし、自分が居住するマイホームを売却した場合は「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」が使えるので、非課税になるケースが大半です。

※3,000万円の特別控除の特例は確定申告して初めて適用されます。


以上、築3年・築4年一戸建ての売却相場を知る+売却する際のポイントを解説しました。

まとめ

今回の不動産とーくは『築3年・築4年一戸建ての売却相場は?買った値段からいくらマイナス?』と題して、下記の項目を解説しました。

レオ教授レオ教授

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以上『築3年・築4年一戸建ての売却相場は?買った値段からいくらマイナス?』でした。