
雑誌やネットの記事を読んでいると、老後は最後まで自宅を売ってはいけないと言われることがよくあります。
とはいえ、実際は老後に家を売却する人も多く、例えば下記の理由があげられます。
- まとまった老後資金がほしい
- 夫婦2人の小さな家に買い替えたい
- バリアフリー住宅で暮らしたい
などです。
とはいえ、周囲の情報に流されて、家の売却に後悔する人が多いことも事実なので注意が必要です。
この記事では、不動産業界17年のプロが『老後に家を売ってはいけない?最後まで自宅を売ってはいけない人の特徴4つ』と題して徹底解説します。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産業界17年。相談件数2,800件超・査定件数2,000件超。不動産コンサルティング事業を行なうクラウドハーツ・リアルエステート代表。≫詳しいプロフィール
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士
老後に最後まで自宅の家を売ってはいけない人の特徴[4つ]
老後に最後まで自宅の家を売ってはいけない人の特徴は下記4つです。

1つでも当てはまる人は、
慎重に考えた方がいいじゃろう
売ってはいけない特徴1.
まとまった売却益が出ない
『まとまった売却益が出ない』は、老後に最後まで自宅の家を売ってはいけない人の特徴の1つです。
多額のお金が必要になる老後なのに、金銭的なメリットが少ない売却は逆にデメリットになるからです。

老後は生活費だけでなく予期せぬ医療費がかかりがちじゃ
そのため、売却の基準は、家を売ることでまとまったお金が手に入り、転居先で経済的に安心した老後を迎えるられることと考えます。
売ってはいけない特徴2.
パートナーや子供が反対している
『パートナーや子供が反対している』は、老後に最後まで自宅の家を売ってはいけない人の特徴の1つです。
反対を押し切って売却しても、結果的に後悔する人が多いからです。

これは言うまでもないの~
家族を優先するか、お金を優先するかなど、意見が交わらない場合も多い老後の選択ですが、家の売却は身内全員が納得した上で進めるべきでしょう。

皆の意見にちゃんと耳を傾ける姿勢も大事ですね
売ってはいけない特徴3.
転居先で近所付き合いに自信がない
『転居先で近所付き合いに自信がない』は、老後に最後まで自宅の家を売ってはいけない人の特徴の1つです。
近所付き合いにストレスを感じ、転居先で孤立してしまうからです。
新たな環境で老後生活を始めることは、一見前向きなイメージを持つ人も多いですが、今までの町内環境や人間関係を捨てることにもなります。
老後生活では、家そのものより生活環境を重視すべき。
そのため、近所付き合いに自信がない場合はよほどの事情がない限り、家を売ってはいけないと考えます。
老後の住み替えに潜む恐ろしい罠とは何か気になりますか?この記事では、その潜む罠の答え、老後の住み替えには持ち家か賃貸か選ぶべき住まいの考え方、失敗しないための注意点などを解説しています。
売ってはいけない特徴4.
新たに住宅ローンを組んで買い替える
『新たに住宅ローンを組んで買い替える』は、老後に最後まで自宅の家を売ってはいけない人の特徴の1つです。
せっかくの老後生活が住居費に追われて後悔するからです。
各銀行の住宅ローン借入可能な年齢を見ると、65歳や70歳でも申込みOKな場合も多いので、つい小額ならと借りてしまいがちですが、おすすめできません。

ローンと言えばまだ聞こえはいいが、借金じゃからの~
また、住宅ローンを組まない場合でも、今の家の売却代金を全額買い替え資金に使うこともおすすめできません。
売ってはいけない特徴「1.まとまった売却益が出ない」で解説した通り、老後には住居費以外の生活費や医療費が多額にかかるからです。
以上、老後に最後まで自宅の家を売ってはいけない人の特徴を解説しました。
まとめ:老後に家を売るなら査定額を知って判断しよう
今回の不動産とーくは『老後に家を売ってはいけない?最後まで自宅を売ってはいけない人の特徴4つ』と題して解説しました。
裏を返せば、売ってはいけない特徴と逆の人は老後に家を売っても大丈夫と言えます。
- まとまった売却益が出る
- パートナーや子供が賛成している
- 転居先で近所付き合いに自信がある
- 新たに住宅ローンを組まない(家を購入しても充分な現金が残る)
もちろん、子供夫婦や親族と同居する場合も売却して問題ないでしょう。
もし老後に家の売却を考えたいなら?
もし老後に売却を考えたいなら、まずは家がいくらで売れるかを知り、あなたにとって売却が有効な選択肢かどうか判断してみて下さい。
今は、家がいくらで売れるか簡単に査定依頼できるサイトがあって、とても便利です。

おすすめは下記3サイトじゃ!
どれも1~2分で依頼できるぞ!
※査定後に売却するorしないは自由です。
各不動産会社で300~500万円の差はごく普通に出るので、複数社それも「3社以上」を目安に査定結果を取り寄せれば、正確な売却相場と高く売れる見込みがわかります。
信頼性の高い不動産会社のみ集めた査定サイトが少ない中、これら3サイトなら安心しておすすめできます。(もちろん無料です)
査定に出しても必ず売る必要はないので、まずは家がいくらで売れるかを知り、あなたにとって売却が有効な選択肢かどうか判断することが大切。
その上で、老後に家を売ってはいけないかどうか判断してみて下さい。
もしサイト選びに迷ったら?
もしサイト選びに迷ったら、最も知名度が高く人気の「スーモ売却」、または売却力が高い大手6社限定の「すまいValue」がおすすめです。(すまいValueは対応地域に注意)
地方や田舎で周辺に不動産会社が少ない地域の場合は、地方立地に強いと評判の「HOME4U(ホームフォーユー)」で依頼先を探してみましょう。

おおよそ1~3日後には結果が揃うぞ!
くれぐれも老後に家を売るなら、何を優先すべきか慎重に話し合うべきです。
家族や身内と充分に相談しながら、あなたの老後生活がより安心したものになるように選択してみて下さい。
「老後に今の家は広すぎるかな」 「今の内に住み替えるべきかな」 子供達が家から独立し、夫婦2人の老後には広すぎる今の家をどうするか、悩んでいる人が本当に多いです。 まだフットワークの軽い今の内に、老後の家の問題は解決して …
以上『老後に家を売ってはいけない?最後まで自宅を売ってはいけない人の特徴4つ』でした。