
「家を手放すって本当に悲しいな…」
購入当時なんとか頑張って手に入れ、長く暮らしてきた愛着のわいた自宅の家。
そんな大切な家を手放すことはとても悲しいことですよね。
この記事では、不動産業界18年のプロが『家を手放すことになりました…悲しい・寂しい気持ちをどう乗り切る?』と題して解説します。
実際の経験者の声や体験談も紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
-
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
大切な家だからこそ、納得の価格で高く手放したい人には、下記の記事が特におすすめです。
『【実践版】300万高く売る!家の売却に強い不動産会社選びのガイド』では、私が18年で3,000人以上をサポートした経験から、初めての人でも失敗せず実践できるようにまとめました。
「今の家をできるだけ高く売りたいな」 「実績ある不動産会社に売却を任せたい」 あなたも同じ気持ちをもっていませんか? 100万円→200万円→300万円、高く売れた分だけ売却代金の使い道も広がるので、できるだけ好条件で売 …
※2025年3月現在は全文無料で公開していますが、予告なく有料記事に変更する場合があります。
家を手放す際、悲しい・寂しい気持ちを経験した人の具体的理由は?
あなたと同じく、購入した自宅の家を手放す際、悲しい気持ちや寂しい気持ちを抱えた人に、その具体的な理由を聞いてみました。
- 思い出が詰まった家が、知らない他人のものになってしまうから
- これまで過ごした人生の時間と決別するような気持ちになったから
- 何十年分の家族との時間と思い出がたくさんあったから
- この家で二度と同じ生活を送ることがないんだと考えてしまったから
- はじめて母親になって長男を懸命に育てた家だったから
- 心が落ち着く家にもう帰ることができない喪失感から
- 離婚で手放すことになり、家を建てた時の夢や希望も全て無くなると実感したから
その他にも、
- 購入した時の幸せな気持ちを思い出し、過去に戻りたいと思ったから
- 事業が失敗し、借金の抵当として手放すことになったから
- 可愛がっていたペットとの思い出がつまっている家だったから
- 家中のいたるところに思い出があり、写真やビデオでは再現できないから
- 子どもが壁につけた傷などを見て、懐かしい当時の事を思い出したから
- 窓から景色がもう見られない寂しさと、親身な隣人との別れから
- 結婚して苦労して初めて買った家で、愛犬もこの家で亡くなっていたから
家を手放す際の悲しいor寂しい気持ちは人それぞれですが、大切な思い出の場所を失う、そんな感覚になる人がやはり多いように思います。
自分の状況と重なって共感できる人も多いのではないでしょうか。
[体験談]家を手放すことになりました…悲しい気持ちをどう解消?
家を手放すことになりました…と、悲しい気持ちを抱えた人の「体験談」を紹介します。
経験者はどうやって悲しい気持ちや寂しい気持ちを解消したのでしょうか?
西川 智香さん(48歳・千葉県)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- 25年間住んだ家には、子どもたちの成長の記録が至る所に残っています。
壁に刻まれた身長測定の跡や、庭の隅で育てていた息子のひまわり。
これらの思い出と同時に、妻と二人三脚で頑張ってきたローンの記憶も手放さなければなりません。
引っ越しの準備をしながら、一つ一つの部屋に腰を下ろしては昔のことを思い出し、涙が止まらなくなります。 - 悲しい気持ちをどう解消した?
- 家族で最後の思い出作りをすることにしました。
子どもたちと一緒に庭でバーベキューをしたり、リビングで写真アルバムを見ながら思い出話に花を咲かせたり。
そうすることで、この家での生活は終わりではなく、新しい場所での人生の始まりなのだと前向きに考えられるようになりました。
大切なのは建物ではなく、共に過ごす家族なのだと気付けたことで、心が少し軽くなりました。
高橋 寛子さん(36歳・奈良県)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- 祖母から相続した築80年の町家です。
小さい頃から慣れ親しんだ縁側でのお茶の時間や、風情ある坪庭での季節の移ろい。
古い建具のきしむ音や畳の香りまでもが、私の人生の一部でした。
修繕費用が高額になり、泣く泣く売却を決意しましたが、伝統ある建物を守れなかった後ろめたさで胸が苦しくなります。 - 悲しい気持ちをどう解消した?
- 不動産会社の方が、町家の価値を理解してくれる買い手を探してくださいました。
新しいオーナーは、建物の歴史を大切にしながらゲストハウスとして活用する計画だそうです。
私の大切な思い出の場所が、世界中の人々との出会いの場になると思うと、少し気持ちが明るくなりました。
今でも時々外から眺めに行きますが、以前より町家が生き生きとしているように感じます。
渡辺 明さん(37歳・東京都)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- これまでの思い出が消えてなくなる気がした
- 悲しい気持ちをどう解消した?
- 長年住み続けた家でショックが大きかったけど、過去より未来を重要視することで払拭しました。
山田 健一郎さん(31歳・愛知県)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- 独立して3年目で購入したマンションでしたが、不況の影響で事業が立ち行かなくなりました。
自分の力で手に入れた初めての家で、インテリアも全て自分の好みで揃えました。
休日には友人を招いてホームパーティーを開いたり、テラスで朝食を楽しんだり。
夢と希望に満ちていた生活が突然終わりを迎え、まるで自分の人生が否定されたような気持ちです。 - 悲しい気持ちをどう解消した?
- 同じような経験をした先輩起業家とオンラインで話す機会がありました。
その方は「家は手放しても、そこで得た経験は一生の財産になる」と励ましてくれました。
確かに、家探しやローン審査、内装の選び方など、多くのことを学びました。
今は賃貸暮らしですが、いつか必ず再チャレンジしようと前を向けるようになっています。
横山 良平さん(40歳・広島県)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- たくさんの思い出ごと手放すような感覚になった
- 悲しい気持ちをどう解消した?
- 手放した家にあった思い出の物は今の家に飾り、使える家具などもそのまま利用したり、リメイクを加えて使うようにしました。
思い出を一緒に持ってきたような環境を作りました。
松井 恵理子さん(42歳・静岡県)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- 両親の介護のため、15年住んだマンションを売却することになりました。
海が見える最上階の部屋で、休日は朝からベランダでコーヒーを飲むのが日課でした。
窓からの富士山と駿河湾の眺めは、仕事で疲れた心を癒してくれる私だけの特等席。
この景色と別れることが、まるで大切な友人との永遠の別れのように感じられて、引っ越しの準備中もずっと胸が痛みました。 - 悲しい気持ちをどう解消した?
- 思い出の景色をスマートフォンで撮りためることにしました。
朝焼けや夕暮れ、晴れの日も雨の日も、季節ごとの表情を写真に収めていくうちに、感謝の気持ちが湧いてきました。
両親との新生活は大変ですが、介護の合間に写真を見返すと、また頑張ろうという気持ちになれます。
いつか、また海の見える部屋に住めることを夢見ながら、今を大切に生きています。
松岡 一郎さん(50歳・北海道)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- 家族の1人が病気で施設に入ることが手放すきっかけになったので
- 悲しい気持ちをどう解消した?
- 古い家を買い取ってリフォームして売ることが得意な業者に売却し、家自体は存続するようにしました。
次に住む家族の生活を支えることになるので、手放すことにも意義があると考えられるようになりました。
本田 菜々子さん(33歳・福岡県)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- 良い思い出も悪い思い出も自分の人生の一部を失うようで
- 悲しい気持ちをどう解消した?
- 1番は時間が解決してくれたと思いますが、新居での生活や環境に夢中で、次第にそちらに気持ちが傾いていきました。
写真を見ながら懐かしい思い出を味わって、あえて悲しむ行為も私には良かったです。
新しい環境での友人や仲間との繋がりで、だんだん考える事も少なくなっていきました。
栗原 俊介さん(39歳・石川県)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- 転職を機に購入した一戸建てでしたが、会社の都合で首都圏への転勤を命じられました。
妻と二人で休日ごとにDIYで仕上げた壁紙や、手作りのウッドデッキには愛着がありすぎて。
近所の方々とも仲良くなり、週末は庭で採れた野菜をおすそ分けし合うような温かいコミュニティもできていました。
たった2年の暮らしでしたが、やっと見つけた理想の住まいと生活を手放すのが辛くて、何度も転勤を断ることを考えました。 - 悲しい気持ちをどう解消した?
- DIYの経験を活かして、賃貸でも工夫できることを探し始めました。
賃貸でもOKな範囲で簡単な模様替えができることが分かり、それを楽しみにする気持ちが芽生えてきました。
近所の方々には惜しまれながらも、温かい言葉をかけていただき、この家での暮らしは失敗ではなかったと気付けました。
人とのつながりは距離が離れても続けられること、新天地での出会いも楽しみになってきています。
藤原 隆司さん(68歳・千葉県)
- 家を手放すことでなぜ悲しい気持ちに?
- 結婚してやっと手に入れたマイホームでの思い出がなくなってしまう気がしました
- 悲しい気持ちをどう解消した?
- 前の家を離れる時、部屋ごとに心を込めて感謝の言葉を投げかけてお別れしました。
全ての部屋にありがとうと何遍も言って感謝したら、気持ちが楽になりました。
記念に一部屋ごとの写真を撮ってアルバムに入れ、時々見返しては明日へのエネルギーとしました。
以上、家を手放すことになりました…と、悲しい気持ちを抱えた人の「体験談」を紹介しました。
悲しい気持ちや寂しい気持ちの解消は人それぞれですが、誰もがうまく乗り切るための方法などはないのでしょうか。
家を手放す際の悲しい・寂しい気持ちをうまく乗り切る方法とは?
家を手放す際の悲しい気持ちや寂しい気持ちをうまく乗り切るには、

あとあと、こう話す
経験者がやはり多いの~
悲しい気持ちはいずれ時間が解決してくれると思いますが、
「まとまったお金になって本当に助かった」
こう思えたなら、悲しい気持ちや寂しい気持ちは早く払拭できるはずです。
同時に、あなたが大切に住んだ家が高く売れることで、悲しい気持ちの中にも、少しだけ嬉しい気持ちが芽生えるかもしれません。
ですが反対に、もし安く売ることになれば、大切な家を安く手放したことに後悔して、悲しい気持ちはなかなか消えないように思います。
家を高く手放すための第一歩は?
今の悲しい気持ちや寂しい気持ちを乗り切るために、家をできるだけ高く手放すには、

まずはこれが第一歩じゃ!
各不動産会社で
300~500万円の差はごく普通に出る
例えば、3社へ同時に査定依頼すると、下記のような結果になることが多いです。
査定額 | |
---|---|
不動産会社A | 3,340万円 |
不動産会社B | 3,770万円 |
不動産会社C | 3,590万円 |

こんなに差が出たんだ!?

この程度の差は
ごく普通じゃ!
もしあなたが1社しか査定せず、その1社が運悪く最安値の会社だったらどうなるでしょう?
もっと高く売れる可能性に気付かず売却し、あとで「…安く売るハメになった」と後悔すると思います。
[アンケート]高く手放すために
250人中223人は複数社を比較していた
参考に「何社に査定を出しましたか?」と売却経験者250人に聞いたところ、
結果は「3社」がダントツで、多くの人が「2~3社」を比較していることがわかりました。

1社だけの36人も多く見えるが
全体でみるとたった14%じゃ
1社だけを除く250人中214人、つまり「10人中8人」は2~7社以上の複数社を比較していました。
この結果から、「複数社」の「比較」は、高くかつスムーズに売るための常識になりつつありますね。

でも複数社へ査定依頼なんて
とても手間がかかりそうです…

それなら一括査定サイトを
使うといいじゃろう!
簡単に比較もできる
一括査定サイトが便利!
最近は、ネットで簡単に一括査定へ出せるサイトがあって、とても便利になりました。
一括査定は利用するメリットが多くて、
- 地域に対応した不動産会社が自動で表示される
- スマホやパソコンがあれば1~2分で依頼できる
- 面倒な来店も不要で複数の査定結果を受け取れる
それに、査定したからといって必ず売る必要はなく、気軽に使えるのも一括査定の魅力です。

しかも「無料」なんじゃ!
ただ、一括査定は探すと10サイトも20サイトも見つかるため、おすすめを3つ紹介します。
おすすめ一括査定サイト3選
※2024年9月1日時点の公式サイト掲載情報です。
※査定後に売却する・しないは自由です。
中でも『スーモ売却』と『すまいValue』は特におすすめです。
登録する不動産会社が厳選されており、はじめての人でもかなり質の高い比較ができるからです。

どちらサイトも1~2分で
簡単に依頼できるぞ!
それぞれ査定に出せる不動産会社が異なるため、これら3サイトを併用してもOKです。
例えば、『スーモ売却』から地域で実績数の多い2~3社へ査定に出した後、『すまいValue』で売却力の高い1~2社へ重ねて査定に出せば、地域の優良な会社を取りこぼさず比較できます。
気になる人はチェックしてみて下さいね↓
『スーモ売却』は、主要大手から地元に強い不動産会社まで全国2,000店舗が登録している人気の一括査定サイトです。 ゼクシィ・じゃらん・ホットペッパーなど、数多くの有名サービスを展開する大手リクルートが10年以上も運営。 …
『すまいValue』は、年間11万件の成約実績をもつ“ 大手6社 ”に絞って査定比較できる人気サイト。 査定依頼は77万件を突破し、今もっとも勢いのある一括査定の1つです。 この記事では、すまいValueの特徴や口コミに …
実際に「不動産一括査定サイトを使った体験談」がみたい人は、下記の記事が参考になります。
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以上、家を手放す悲しい気持ちや寂しい気持ちを乗り切るために、高く手放す第一歩からプロおすすめの一括査定サイトまで紹介しました。
まとめ:家を手放すことになりました…価格には納得して進めよう
今回の不動産とーくは『家を手放すことになりました…悲しい・寂しい気持ちをどう乗り切る?』と題して、下記の項目を解説しました。

参考になったかの~?
どんな事情であれ、家を手放すのは悲しいけれど、価格には納得できたから良かったと思えるように売却を進めたいものですね。
以上『家を手放すことになりました…悲しい・寂しい気持ちをどう乗り切る?』でした。
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※2025年3月現在は全文無料で公開していますが、予告なく有料記事に変更する場合があります。
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