「カビを除去してもまた翌年に同じ場所へ出てくる」
「住み替えたい気持ちはあるけど、費用や手続きが不安で動けない」
そう感じながらも、なかなか動き出せずにいる方は少なくありません。
「少し暗いだけだから」と自分に言い聞かせながら、気づけば何年も経っていた——日当たりの悪い家での暮らしは、そうやって「慣れたつもりで消耗し続ける」日々になりやすいのです。
この記事では、不動産×住宅業界のプロが『【ブログ】日当たりの悪い家から引っ越したい…竹内さんの決断と結末』と題して紹介します。
4年間耐えた末に住み替えを決断し、購入価格3,180万円の家を3,450万円で売却した竹内さんのリアルな体験談を通じて、「自分の場合はどうすればいいか」を具体的にイメージできる記事を目指しました。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

-
不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

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【この記事の取材・確認方法】
この記事は、実体験者への取材・ヒアリング内容をもとに作成しました。不動産の種類や住まいの状況、当時の悩み、検討した選択肢、実際に取った行動、その後の暮らしの変化などを確認したうえで、個人が特定されないよう一部情報を調整。実務・専門的な判断を要する箇所は、不動産コンサルタントの執筆者・西田が補足。※体験談は個別事情に基づく内容であり、同じ結果を保証するものではありません。
【体験談】日当たりの悪い家に4年耐えた末、住み替えを決断するまで

「日当たりが悪い家から引っ越したい」——そう思いながらも、売れるかどうかの不安や費用への懸念で動けずにいる方は少なくないはずです。
京都府在住の竹内有沙さん(38歳)もそのひとりでした。
購入時には問題なかった家が、隣地への新築をきっかけに日当たりが激変。4年間耐えながらも、最終的に住み替えを決断し、購入価格を上回る3,450万円での売却に成功した竹内さんに、そのリアルな経緯を詳しくお聞きしました。
- 竹内 有沙さん(仮名)

-
【年齢】38歳【居住地】 京都府
夫と小学2年生の息子との3人家族。6年前に京都市内の中古戸建て(4LDK)を3,180万円で購入したが、翌年に南側隣地へ3階建て住宅が新築されたことで1階リビングの日照が激変。冬場は終日陽が差さず、カビの再発にも悩まされた。息子に「お母さんいつも暗い顔してる」と言われたことをきっかけに売却を決意し、3,450万円での売却に成功。現在は阪急京都線沿線の分譲マンション6階・南向きの部屋で、明るい暮らしを取り戻している。
プロ20年 竹内さん、本日は
貴重なお時間を
ありがとうございます
竹内さん 同じ悩みを抱えている方の
参考になれば、と思って
お話しします
夫と小学2年生の息子さんの3人家族。
6年前に京都市内の中古戸建て(4LDK)を購入し、隣家の新築をきっかけに日照が激変。
4年間耐えながら、最終的に思い切って住み替えを決断した竹内さんのリアルな体験談です。
- 内覧時は問題なかった家が、なぜ日当たりが悪くなった?
- 南側に3階建てが建ってから、暮らしはどう激変した?
- 「今の家を売って住み替えよう」と決意した最後の一押しは?
- 売却前、「日当たりが悪い=売れにくい」という不安はあった?
- 売却と住み替え先の購入、同時進行で「一番大変だった手続き」は?
- 引っ越し後、家族の暮らしと気持ちはどう変わっていった?
- 日当たりの悪い家から引っ越したい人へ―動き出すタイミングのアドバイス
それでは、日当たりの悪い家に至った経緯から順に聞いていきましょう。
内覧時は問題なかった家が、なぜ日当たりが悪くなった?
6年前、竹内さんが購入したのは京都市内の東側道路・築14年の中古戸建て。
価格は3,180万円で、4LDKというファミリー向けの間取りです。
プロ20年 購入前の内覧時、
日当たりについてはどんな
印象でしたか?
竹内さん 秋の昼間に内覧したんですが
リビングにちゃんと光が
入っていたんですよね
秋の昼間という条件のもと、リビングに光が差し込む様子を確認して安心したそうです。
ところが、購入翌年の春。
南側隣地に3階建て住宅が新築され、1階リビングへの日照が激変しました。
竹内さん 内覧時は隣地が空き地で
そこに家が建つなんて
まったく想像もしていなくて
隣家との距離が狭い立地だった竹内さんのケースでは、冬場は朝から夕方まで陽が差し込まない日が続くほど日当たりが悪化しました。
竹内さん 防ぐ方法がなかったとわかっても
やっぱり悔しかったですね
「住んでいる間に日当たりが悪くなった」というケースは決して珍しくない、と竹内さんは伝えます。
南側に3階建てが建ってから、暮らしはどう激変した?
3階建て住宅が完成した後、竹内さん一家の日常はどう変わったのでしょうか。
竹内さん 日中でも電気をつけないと
暗くて生活できない状態に
なっていきました
プロ20年 室内が薄暗いと
気分にも影響しやすいですよね
体への影響は感じましたか?
竹内さん だるさと気分の落ち込みが
続くようになったんです
それがまた地味につらくて
日照不足によりセロトニンの分泌が減少し、気分の落ち込みや倦怠感につながることがあるといわれています。
さらに、竹内さんを悩ませた問題はもうひとつありました。
それが、カビです。
2年目の梅雨に、押し入れと洗面所の壁に黒カビが発生しました。
専門業者に依頼して約3万円の費用をかけて除去したものの、翌年も同じ箇所に再発。
プロ20年 日当たりが悪いと湿気が逃げず
カビが根付きやすくなります
再発するのはまさにその典型です
日当たりが悪い家で積み重なっていったダメージを整理すると、以下のようになります。
| 問題 | 具体的な影響 |
|---|---|
| 日照の激減 | 冬場は朝から夕方まで陽が差し込まない日が続き、日中も電気なしでは生活できない状態に |
| カビの発生・再発 | 2年目の梅雨に押し入れと洗面所に黒カビが発生。専門業者への除去費用(約3万円)をかけても翌年再発した |
| 体調・気分への影響 | 体のだるさと気分の落ち込みが続くように。日照不足による影響とみられる |
| 家族関係への影響 | 息子から「お母さん、いつも家で暗い顔してる」と言われるほど、表情にも出るようになった |
そして、竹内さんの心にいちばん刺さったのは、息子さんのある一言でした。
竹内さん 「お母さん、いつも家で
暗い顔してる」って
言われたときはつらかった
子どもは素直です。
親が感じているストレスを、言葉より先に表情で読み取ります。
「家の中でいつも暗い顔をしている自分」に気づかされた瞬間だったと、竹内さんは振り返ります。
「今の家を売って住み替えよう」と決意した最後の一押しは?
体調の変化、カビの再発、子どもの一言。
それでも、竹内さんはすぐには動けなかったといいます。
プロ20年 住み替えを考え始めたのは
どのあたりからですか?
竹内さん カビが2回目に再発したとき
「もうここに住み続けるのは
無理かも」と感じたんです
ただ、「売れるのだろうか」「費用はどれくらいかかるのか」という不安がぬぐえず、なかなか踏み出せなかったそうです。
そんな竹内さんの背中を押したのは、夫の言葉でした。
竹内さん 夫に改めて相談したら
「思い切って住み替えようか」
って言ってくれたんです
プロ20年 パートナーの一言って
大きな後押しになりますよね
「隣に3階建てが建った以上、日当たりは永久に戻らない」と気づいたことが、最後の一押しになったと竹内さんは言います。
カビも暗さも、リフォームで一時的に抑えられても根本は変わらない。
そして、息子さんの言葉を聞いた後も「もう少し様子を見よう」と先延ばしにしていた自分を、夫の言葉がリセットしてくれたと話します。
売却前、「日当たりが悪い=売れにくい」という不安はあった?
住み替えを決意したとはいえ、竹内さんには大きな不安がありました。
竹内さん 「日当たりが悪い家なんて
買ってくれる人いるの?」
って正直思っていました
プロ20年 それは多くの方が
最初に感じる不安ですね
査定はどのように依頼されましたか?
竹内さん 一括査定サービスを使ったんです
1度の入力で4社から連絡が来て
思ったより手間がかからなくて
一括査定サービスを利用したことで、複数社の査定額と提案内容をまとめて確認できた点が特に助かったそうです。
| 査定会社 | 査定額 | 担当者の印象・提案内容 |
|---|---|---|
| A社(大手) | 3,350万円 | 日当たりの問題は織り込み済みとの説明。販売実績が豊富で、ポータルサイトへの掲載プランが具体的だった |
| B社(大手) | 3,280万円 | 「早期売却重視なら価格を下げることも視野に」とアドバイスあり。根拠の説明がわかりやすかった |
| C社(地元) | 3,100万円 | エリアに精通しており地元の需要に詳しかった。査定額は控えめだが、地域密着型の活動に強みがある印象 |
| D社(地元) | 3,200万円 | 内装や立地のポジティブな点を丁寧に説明。日当たり以外の価値を積極的にアピールする姿勢があった |
プロ20年 4社の査定額に200万円以上の
開きがありますね
竹内さん 1社だけに聞いていたら
相場がわからなかったと思います
比較できて本当に良かった
選択時に各社の売却実績数を確認できるので、どの会社に査定を依頼するか迷わずに進められます。
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※査定後に売るかどうかは自由です
※面積はおおよそでも進められます
4社の査定額と担当者の印象を比較した竹内さんは、もっとも具体的な販売戦略を示してくれたA社と媒介契約を締結。売却活動を開始しました。
竹内さん A社は日当たりの問題も
正直に織り込んだうえで
「それでもこの価格で売れる」と
根拠を示してくれたので
信頼できると感じました
活動開始から約2カ月後に購入申し込みが入り、値引き交渉を経て成約額は3,450万円。購入価格の3,180万円を270万円上回る結果となりました。
プロ20年 日当たりが悪くても
エリアの需要や間取り次第で
しっかり売れるケースは多いです
今回はまさにその好例ですね
売却と住み替え先の購入、同時進行で「一番大変だった手続き」は?
売却が順調に進んだ一方で、住み替えはシンプルではありませんでした。
竹内さん 売却と購入を同時に進めるって
こんなに段取りが多いんだって
驚きました
竹内さんが選んだのは「売り先行」での住み替え。
つまり、今の家の売却を確定させてから、住み替え先の購入へと進むスタイルです。
プロ20年 売り先行の場合、仮住まいを
用意するケースもありますが
実際にはどのように対応されましたか?
竹内さん 仮住まいはせずに済みました
売却物件の契約と同日に
購入物件の契約もして
引き渡し猶予をいただいて
その間に引っ越す流れでした
売却の決済と購入の決済を同日に行なう「同日決済」にして、引き渡し猶予(7〜10日が目安)の間に引っ越せば仮住まいは不要です。
うまく段取りが組めれば余計な費用もかかりません。
竹内さんが「一番大変だった」と振り返るのは、スケジュールの調整です。
- 売却の引き渡し日と購入物件の決済日を同日に合わせる
- 売却先・購入先・金融機関、3者のスケジュールを調整する
- 引き渡し猶予期間(7〜10日)内に引っ越しを完了させる
- 住み替えローンの審査と手続きを並行して進める
竹内さん 不動産会社の担当者に
細かくサポートしてもらえたので
なんとか乗り越えられました
プロ20年 3者のスケジュール調整は
ひとりで抱えると本当に大変です
だからこそ担当者との連携が
住み替えの成否を左右しますね
「信頼できる担当者を選ぶことが、同時進行の住み替えをスムーズに進める最大のポイント」だと竹内さんは強調します。
段取りの多さに圧倒されそうになりますが、全体の流れを把握して、プロのサポートをしっかり活用することが大切です。
引っ越し後、家族の暮らしと気持ちはどう変わっていった?
現在、竹内さん一家は阪急京都線沿線の分譲マンション6階・南向きの部屋に暮らしています。
プロ20年 新しい住まいでの暮らしは
いかがですか?
竹内さん 午前中からリビングに
陽光がいっぱい入ってきて
毎朝本当に気持ちいいんです
体調の変化について聞いてみると、はっきりした言葉が返ってきました。
竹内さん だるさも気分の落ち込みも
引っ越して3週間ほどで
スーッと消えていきました
「家の日当たりがこんなに気持ちに影響するとは思っていなかった」というのが、住み替えを経験した竹内さんの率直な感想です。
住み替え先を選ぶ際に、竹内さんがこだわった条件は日当たりだけではありませんでした。
| こだわり条件 | 理由・背景 |
|---|---|
| 南向き・高層階 | 日当たりの問題を二度と繰り返さないため。周辺に建物が建っても影響を受けにくいマンション高層階を重視した |
| 息子の学区 | 小学校の転校を避けるため、現在の学区内または近隣エリアを条件にした |
| 駅からの距離 | 徒歩10分以内。夫の通勤と日常の利便性を重視した |
| マンションの管理状態 | 修繕積立金の状況や管理組合の活動状況を事前に確認した |
プロ20年 南向き・高層階を選んでおくと
隣地に建物が建ったとしても
日照への影響を受けにくいので
同じ失敗を防ぎやすくなりますね
そして、竹内さんが特に嬉しかったのは、息子さんの言葉の変化です。
以前「いつも暗い顔してる」と言った息子さんが、引っ越し後に言ったのは全く逆の言葉でした。
竹内さん 「家が明るくなって
お母さんもいつも笑ってる」
って言ってくれたんです
以前、「いつも暗い顔してる」と言った息子さんが、今度は全く逆の言葉をくれた。
家族全員が「住み替えて良かった」と感じていると、竹内さんはにこやかに話してくれました。
日当たりの悪い家から引っ越したい人へ―動き出すタイミングのアドバイス
最後に、竹内さんと同じように日当たりが悪い家でストレスを抱えながらも、売却や費用・手間への不安から踏み出せずにいる方へ、実体験からのアドバイスをお聞きしました。
プロ20年 住み替えを迷っている方に
竹内さんが伝えたいことを
教えていただけますか?
竹内さん 「もう少し様子を見よう」って
先延ばしにするほど
心が消耗していくと思います
竹内さんが特に伝えたいのは、「動き出すのに完璧なタイミングはない」ということです。
- まずは査定に出して、自分の家の価値を知ることから始める
- 「売れるかどうか」は査定してみないとわからない
- 費用や手続きへの不安は、不動産会社の担当者に相談すれば整理できる
- 売却と購入の同時進行は複雑に見えるが、担当者のサポートで乗り越えられる
- 「日当たりが悪い=売れない」は思い込みの場合が多い
プロ20年 査定額を知るだけでも
「動ける状況なのかどうか」が
見えてきますよね
竹内さん そうなんです
査定してみて初めて
選択肢があると気づけました
日当たりの悪い家でのストレスを「当たり前のこと」として抱え続けるより、まず現状を把握する一歩を踏み出してほしい。
そう伝える竹内さんの表情は、今の暮らしへの満足感に満ちていました。
最後に、これから踏み出そうとしている方へのメッセージをいただきました。
プロ20年 本日は貴重な体験談を
ありがとうございました!
竹内さん 日当たりが悪い家で
悩んでいる方に少しでも
届けばうれしいです
以上、日当たりの悪い家から住み替えを決断し、3,450万円での売却に成功した竹内有沙さんの貴重な体験談を、インタビュー形式で紹介しました。
竹内さんが最初に動き出せたのは、査定で「自分の家がいくらで売れるか」という現実を知ることができたからです。
プロ20年 「売れるかどうかもわからない」
という不安は、査定額を見た瞬間に
「選択肢がある」という手応えに変わります
迷っている時間が長いほど、消耗するのは心だけです。

1社だけの査定額では、高いのか安いのか判断しにくいものです。CMでおなじみ『スーモ』の一括査定なら、約60秒で複数社にまとめて依頼できます。査定の実例や流れは、公式ページで確認してみてください。 ≫スーモの無料査定はこちら
【セルフチェック】日当たりが悪い家から今が引っ越しどき?
「引っ越したい気持ちはあるけれど、本当に今が動きどきなのかわからない」という方のために、判断の目安となるセルフチェックをまとめました。
竹内さんのように、ストレスを抱えながらも「もう少し様子を見よう」と先延ばしにしているうちに、心身への影響が積み重なっていくケースは少なくありません。
日当たりの悪さだけでなく、生活全体への影響を多角的に確認してみましょう。
| 項目 | |
|---|---|
- 0〜2個
→現時点では深刻な影響は少ない状況です。ただし、今後も定期的に住環境を見直す習慣をつけておきましょう - 3〜5個
→日当たりの悪さが生活の一部に影響し始めています。今後さらに支障が広がる前に、住み替えの可能性を含めて選択肢を整理しておくといいでしょう - 6〜9個
→生活や体調への影響が積み重なっている段階です。「まだ大丈夫」と先送りせず、まずは自宅の査定額を確認して、動ける状況かどうかを把握することをお勧めします - 10個以上
→住環境が心身・家族・資産に幅広く影響している可能性が高い状況です。早めに行動することが、生活の質と将来的な負担軽減の両面で重要になります
チェックした項目が多いほど、住み替えを検討する現実的な理由が積み重なっているサインです。
プロ20年 日当たりの悪さによるストレスは
目に見えにくい分だけ深く蓄積します
体調・気分・家族・家計へのじわじわとした影響を「当たり前のこと」として放置しないことが、住環境を考え直す最初の一歩になります。
「まだ大丈夫」と思えているうちに現状を把握しておくことが、後悔のない選択につながります。
もし希望以上で売れるなら引っ越したい人へ
「高く売れるなら引っ越したいな」
もしあなたも同じ気持ちなら、一度は無料査定に出してみることをおすすめします。
査定額を確認した結果、
- 希望以上で売れるなら
→具体的に売却を検討する - 希望未満でしか売れないなら
→現時点では持ち続ける ※他の方法を検討
プロ20年 実際にこうやって
判断する方が多いです
査定に出しても必ず売る必要はないので、まずは「いくらで売れるのか?」を知ることから始めてみて下さい。
なお、実際の査定では各不動産会社で数百万円の差が出るケースもあるため、1社だけの金額では判断しきれません。
複数社の比較には『スーモ売却(無料)』一括査定がおすすめです。
選択時に各社の売却実績数を確認できるので、どの会社に査定を依頼するか迷わずに進められます。
※面積はおおよそで大丈夫です
※査定後に売るかどうかは自由
日当たりの悪い家を売って引っ越す前に整理すべき5つのこと
日当たりの悪い家から引っ越したいと気持ちが固まったら、動き出す前に整理しておきたいことが5つあります。
私が20年以上この業界で見てきたなかでも、住み替え後の後悔は、必要な確認をしないまま勢いで進めたことから生まれるケースが少なくありませんでした。
- 日当たりの悪さがリフォームや工夫で改善できるか確認する
- 住宅ローンの残債と売却見込み額の差を把握する
- 売却と購入にかかる費用の総額を先に計算する
- 日当たりの悪さを買主にどう伝えるか決めておく
- 次の住まいは購入か賃貸か、方向性を決めておく
逆にいえば、この5つを順番に押さえておけば、迷いや不安を減らしながら判断しやすくなります。
1つずつ見ていきましょう。
日当たりの悪さがリフォームや工夫で改善できるか確認する
最初にやってほしいのは、「売る以外に方法はないのか」を一度きちんと確認することです。
売却は大きな決断ですから、その前に改善の余地を確認しておくと、あとから「あの方法を試せばよかった」と揺り戻しが起きにくくなります。
主な改善策と確認しておきたい点をまとめました。
| 改善策 | 費用の考え方 | 期待できること・限界 |
|---|---|---|
| 天窓(トップライト)を設置する | 屋根の形状や防水工事の内容によって大きく変わる | 上から光を取り込める。ただし、雨仕舞いや夏場の日射熱、メンテナンスへの配慮が必要 |
| 吹き抜けや室内窓を増設する | 建物の構造や工事範囲によって大きく変わる | 別の場所から光を取り込める可能性があるが、構造上実施できないケースもある |
| 壁紙や床材を明るい色に替える | 施工面積や使用する材料によって変わる | 室内の明るい印象をつくりやすいが、日照そのものは増えない |
| 照明を増設・調光式に交換する | 器具の種類や配線工事の有無によって変わる | 室内の暗さを補いやすいが、自然光そのものを増やす方法ではない |
| 除湿機やサーキュレーターを導入する | 機種や設置台数によって変わる | 湿気対策を補助できるが、暗さそのものは解決しない |
表を見てもらうとわかる通り、南側に建った建物など敷地外の障害物が原因で日照が減っている場合、室内の工夫だけで以前の日当たりを取り戻すのは困難です。
プロ20年 大きな費用をかけても
日当たりそのものが改善しにくいなら
その費用を住み替えに回すほうが
納得できる場合もありますね
一方で、暗さの原因が「窓が小さい」「背の高い家具が光をさえぎっている」といった室内側にあるなら、家具の配置や内装、照明の工夫で印象が変わることもあります。
判断の分かれ目は原因が敷地の外にあるか、家の中にあるかです。
隣の建物や擁壁など外側が主な原因なら、改善できる範囲を専門家に確認したうえで、住み替えも選択肢に入れてよい段階といえます。
住宅ローンの残債と売却見込み額の差を把握する
持ち家の住み替えで最初につまずきやすいのが、お金の順番です。
売却見込み額がローン残債を上回るかどうかで、選べる進め方が大きく変わります。
- 金融機関の残高証明書やネットバンキングでローン残債を確認する
- 複数社の査定を受けて売却見込み額の幅をつかむ
- 「売却見込み額-残債-売却諸費用」で手元に残る金額を計算する
計算結果がプラスなら、税金や引っ越し費用なども考慮したうえで、その一部を次の住まいの頭金や購入諸費用に充てられる可能性があります。
プロ20年 査定額そのままではなく
諸費用を引いた金額で
考えておくと安心ですよ
問題は、計算結果がマイナスになるケースです。
いわゆるオーバーローンの状態ですが、この場合でも道が閉ざされるわけではありません。
- 不足分を自己資金で補い、売却時に住宅ローンを完済する
- 住み替えローンを利用できるか金融機関に相談する
- 繰上返済などで残債を減らしながら、売却時期を見直す
親族から資金援助を受ける場合は、金額や方法によって贈与税などが関係する可能性もあるため、事前に税務署や税理士へ確認しておきましょう。
また、住み替えローンは、売却後に残る債務を新居の購入資金と合わせて借りる仕組みです。借入額が大きくなりやすいため、審査結果だけでなく、毎月の返済額や総返済額まで確認することが重要です。
私が相談を受けるときも、この段階で数字を出さずに家探しを始めてしまい、あとから予算が合わずに振り出しに戻る方が少なくありません。
数字を先に、家探しは後。
この順番を守ることで、無理のない住み替え計画を立てやすくなります。
売却と購入にかかる費用の総額を先に計算する
「引っ越したいけれど費用が不安で動けない」という方にこそ、やってほしいのがこの計算です。
不安の正体は、金額の大きさだけでなく総額がわからないことにもあるからです。
代表的な費用を整理しました。
| 区分 | 費用項目 | 金額・確認方法の目安 |
|---|---|---|
| 売却時 | 仲介手数料 | 売買価格が400万円を超える場合、売買価格×3%+6万円+消費税が上限 |
| 印紙税 | 契約書の記載金額が1,000万円超5,000万円以下の場合は1万円(軽減措置の適用期間内に作成する契約書) | |
| 抵当権抹消の費用 | 登録免許税は不動産1個につき1,000円。司法書士へ依頼する場合は別途報酬がかかる | |
| 引っ越し費用 | 人数・移動距離・荷物量・時期によって変わるため、複数社の見積もりで確認する | |
| 購入時 | 仲介手数料・登記費用・ローン関連費用・火災保険料・税金など | 物件の種類、借入条件、登記内容などによって異なるため、購入代金とは別に見積もる |
たとえば3,000万円で売って3,000万円の中古住宅を買う場合でも、売却時の仲介手数料や登記費用、購入時の仲介手数料、ローン関連費用、税金などが別にかかります。
売却価格と購入価格が同じだからといって、追加資金が不要になるわけではありません。
プロ20年 数字を見て驚く方もいますが
先に知っておけば
資金計画は組み立てられます
なお、マイホームの売却で譲渡所得が出ても、一定の要件を満たせば、譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例があります。
ただし、新居の住宅ローン控除との関係では、売却年や新居への入居時期などによって適用できなくなる場合があります。どの制度を利用するかで税額が変わる可能性があるため、売却や購入の契約前に税務署や税理士へ確認しておきましょう。
見えない費用が見える費用に変わると、不安は「あといくら必要か」という具体的な課題に変わります。
日当たりの悪さを買主にどう伝えるか決めておく
売ると決めたあと、多くの方が悩むのがここです。
日当たりの悪さをできるだけ伝えたくない気持ちはよくわかりますが、買主の判断に影響する事実について説明が不十分なまま契約すると、引き渡し後の認識違いやトラブルにつながるおそれがあります。
日当たりの程度だけで直ちに契約上の問題になるとは限りませんが、カビや結露、雨漏りなど把握している不具合がある場合は、不動産会社に伝えたうえで説明方法を相談しましょう。
私の経験上、確認できている事実を伝えたうえで別の魅力を丁寧に説明したほうが、買主との認識を合わせやすいと感じています。
伝え方と見せ方で、印象は変えられます。
- 内覧は、その家で比較的光が入りやすい時間帯に設定する
- 内覧前に照明を点け、室内を整理して明るく見せる
- カビや結露などが発生したことがある場合は、状況と対処内容を不動産会社に伝える
- 日照が減った経緯を把握している場合は、確認できる事実の範囲で説明する
プロ20年 隠そうとするより
確認できている事実を伝えるほうが
買主との認識を合わせやすいですよ
そのうえで、日当たり以外の価値を洗い出しておきましょう。
駅までの距離、学区、間取りの使いやすさ、周辺の生活利便性。
さらに、日差しの入り方によっては、夏場の強い直射日光や床・家具の日焼けを抑えやすいと感じる買主もいます。
在宅ワークで、日中にモニターへ直射日光が映り込みにくい環境を希望する方もいるでしょう。
自分にとってのマイナスが、別の人にとってはそれほど大きなマイナスにならない。
これは不動産の売買で、私が何度も見てきた光景です。
次の住まいは購入か賃貸か、方向性を決めておく
最後に整理しておきたいのが、引っ越し先を買うのか借りるのかという方向性です。
ここが決まっていないと、売却スケジュールも資金計画も定まりにくいまま進んでしまいます。
| 購入する場合 | 賃貸に移る場合 | |
|---|---|---|
| 向いている方 |
|
|
| 注意したい点 |
|
|
プロ20年 迷うなら、まず賃貸で
明るい暮らしを実感してから
購入を考える進め方もありますね
どちらを選ぶ場合でも、次の住まいの内覧は可能であれば季節や時間帯を変えて確認することをおすすめします。
太陽の高さや方角は季節や時刻によって変わるため、同じ部屋でも光の入り方が異なるからです。
さらに、南側や東側に空き地・駐車場・低層の建物がある場合は、地図と現地の両方で確認しておきたいところ。
現在は日当たりがよくても、法令や地域の規制の範囲内で周辺に建物が建ち、日照環境が変わる可能性があります。
ここまでの5つを整理できたら、次は自分の家がいくらで売れそうか、現実的な数字を確認していきましょう。
なお、実際の査定では各不動産会社で数百万円の差が出るケースもあるため、1社だけの金額では判断しきれません。
複数社の比較には『スーモ売却(無料)』一括査定がおすすめです。
選択時に各社の売却実績数を確認できるので、どの会社に査定を依頼するか迷わずに進められます。
※面積はおおよそで大丈夫です
※査定後に売るかどうかは自由
以上、日当たりの悪い家を売って引っ越す前に整理すべき5つのことを紹介しました。
マイホームや新築の購入後に後悔を感じ、「家を売りたい…」と思われている方も少なくありません。売却を検討する理由や流れ、実際に家を売った方々のリアルな体験談を幅広く知りたい場合は、下記の記事がきっと参考になります。
「こんなに後悔するなら買わなければよかった」 「売りたい気持ちはあるけど、本当に売っていいのか」 「買ったばかりの家を売るなんて、周りにどう思われるか」 夢だったはずのマイホームに、住み始めてから「こんなはずじゃなかった …
ブログまとめ:日当たりの悪い家から引っ越したい人はまず査定額を確認
今回の不動産とーくは『【ブログ】日当たりの悪い家から引っ越したい…竹内さんの決断と結末』と題して、下記の項目を解説しました。
- 【体験談】日当たりの悪い家に4年耐えた末、住み替えを決断するまで
- 【セルフチェック】日当たりが悪い家から今が引っ越しどき?
- 日当たりの悪い家を売って引っ越す前に整理すべき5つのこと
プロ20年 竹内さんの4年間
読んでみていかがでしたか?
「うちと似ている」と
感じた方も多いのでは?
日当たりの悪さのつらさは、誰かに話しても「そのうち慣れるよ」で終わってしまいがちです。
けがや故障のように目に見えるわけでもなく、我慢できてしまうぶん、つらさを感じている自分のほうがおかしいのかもと思い込んでしまう方が本当に多い。
でも、日中も照明が手放せない部屋で過ごし、毎年同じ場所にカビが出て、家族の表情まで曇っていく。
これは、気の持ちようでどうにかなる話ではありません。
プロ20年 我慢の限界を数字で
測れないからこそ
判断が先延ばしになりますよね
そして、引っ越したい気持ちが固まっていても動けない理由は、たいてい次の3つに集約されます。
- 売れるかどうかがわからないから、決断の材料がない
- 費用の総額が見えないから、払えるかどうか判断できない
- 手続きの全体像がわからないから、最初の一歩が踏み出せない
3つとも共通しているのは、情報が足りないだけで、能力や覚悟の問題ではないということ。
しかも、この3つのうち2つは、査定を受けた時点で同時にほどけます。
金額がわかれば売れるかどうかの答えが出て、担当者と話せば費用と手続きの見通しも一緒についてくるからです。
竹内さんも「売れないかもしれない」と思い込んでいた時期が長く続きましたが、査定を受けた瞬間に、その思い込みはあっさり崩れました。
業界歴20年以上「不動産コンサル西田」のアドバイス
査定を受けるときに、私がぜひ伝えてほしいと思っているのが「日当たりが悪い」という事実です。
マイナス材料は隠したくなるものですが、実はここに、会社選びを見極める絶好の材料が隠れています。
日照のようなマイナス要因は、価格への織り込み方が会社ごとにまったく違います。
機械的に減額する会社もあれば、周辺の成約事例をもとに「この立地なら影響は限定的」と判断する会社もある。
つまり、同じ家でも査定額に差が出るのは当然なんです。
プロ20年 先に伝えたほうが
根拠のある査定額と
現実的な販売戦略が返ってきますよ
私が査定書を見るとき、最初に確認するのは金額ではなく、その根拠が言葉で説明されているかどうかです。
高い数字だけを並べて、理由を語らない会社は要注意。
反対に、弱点を認めたうえで「それでもこの価格で売れる」と根拠を示せる担当者なら、売却活動が始まってからも頼りになります。
そしてもう1つ。
査定は、売ると決めた方だけのものではありません。
家の価値を知るための情報収集であって、結果を見てから住み続ける選択をしてもまったく問題ないんです。
金額を知れば、「動ける」のか「もう少し待つ」のかが、感情ではなく数字で判断できるようになります。
プロ20年 答えが出ないまま悩む時間が
いちばん心をすり減らしますから
まず現実の数字を見てみませんか?
なお、いま賃貸にお住まいの方は、査定という手順こそ不要ですが、考え方は同じです。
更新料や引っ越し費用と、暗い部屋で暮らし続けるストレスを並べて比べてみる。
比較する材料をそろえた瞬間から、悩みは選択に変わります。
暗い部屋で過ごす毎日に、少しずつ気力を削られていく感覚は、経験した方にしかわからないつらさだと思います。
だからこそ、その時間を我慢だけで終わらせないでほしい。
すぐに動かなくても大丈夫ですから、まずは判断材料をそろえるところから始めてみませんか。

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長い記事をここまで読んでくださって、ありがとうございます。
日当たりの悪い家で過ごしてきた時間も、迷ってきた時間も、決して無駄ではありません。
竹内さんがそうだったように、あなたの毎日にも朝の光が戻ることを願っています。
以上『【ブログ】日当たりの悪い家から引っ越したい…竹内さんの決断と結末』でした。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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