【体験談】分譲マンション騒音でノイローゼ…菊地さんの売却決断

「上階の足音が毎日うるさくて眠れない…」
「管理組合に相談しても改善されない…」
「このまま住み続けるのは無理かも…」

分譲マンションの騒音に悩まされている方は、あなただけではありません。

むしろ、同じように毎日の騒音に心をすり減らしながら、どうすることもできずに我慢を続けている方は想像以上に多いのです。

「せっかく購入したマンションだから」「住宅ローンも残っているし」という思いから、限界まで耐え続けてしまう気持ち、よくわかります。

でも、我慢を続けるべきか、環境を変えるべきか、その判断を誤ると取り返しのつかないダメージを受けることもあるのです。

実際に、深刻な騒音トラブルを経験し、最終的に新しい住まいを手に入れた方の体験談からは、多くの学びが得られるでしょう。

そこでこの記事では、不動産×住宅業界のプロが『【体験談】分譲マンション騒音でノイローゼ…菊地さんの売却決断』と題して、貴重な実体験を紹介します。

最後まで読めば、騒音問題で苦しむ今の状況からどう抜け出すべきか、具体的な行動の選択肢が見えてくるはずです。

この記事の執筆・監修者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

分譲マンションの騒音でノイローゼ…1年以上苦しんだ末の決断

分譲マンションの騒音でノイローゼ経験を語る菊地恵子さん
早速、分譲マンションの騒音でノイローゼに悩まされた神奈川県在住の菊地恵子さんにお話を伺います。

今回お話を聞いた実体験者
菊地 恵子さん(キクチ ケイコ)
菊地 恵子さん
【年齢】41歳【居住地】神奈川県
【自己紹介】築9年の分譲マンション(3LDK・14階建ての10階)に夫と小学生の娘1人で暮らしていたが、上階に引っ越してきた家族の足音や衝撃音に1年以上悩まされ続けた。管理組合経由で計5回注意喚起しても改善されず、動悸や不眠、イライラで心療内科を2回受診しノイローゼと診断された。限界を感じて、旦那が売却を決断。3カ月後に買い手が見つかり、一戸建てへ住み替えたことで騒音ストレスから解放され、心身ともに回復した
プロ20年プロ20年

菊地さん、本日は
貴重なお時間をいただき
ありがとうございます

菊地 恵子さん

こちらこそ、私の経験が
同じように苦しんでいる人の
参考になれば幸いです

質問項目

  1. 上階からの騒音に最初に気づいたのはいつ?どんな音だった?
  2. 管理組合へ5回注意喚起を依頼した経緯と相手の反応は?
  3. 騒音ストレスで心療内科を受診するまでの心身の変化は?
  4. 「もう限界…」と旦那さんが売却を決断した決定的な瞬間は?
  5. 不動産会社へ相談する際「騒音が理由」と正直に伝えた?
  6. マンションから一戸建てへ住み替えて心身はどう回復した?
  7. 分譲マンションの騒音でノイローゼに悩む方へひと言
プロ20年プロ20年

騒音問題は本当に
深刻な健康被害に
つながりますね

それでは、具体的な騒音被害の実態と、売却に至るまでの経緯について詳しくお聞きしていきましょう。

上階からの騒音に最初に気づいたのはいつ?どんな音だった?

上階の家族が引っ越してきたのは、約2年前のこと。

菊地 恵子さん

引っ越してきた初日の夜から
ドスンドスンという重い足音が
聞こえてきたんです

夜8時を過ぎても子どもが走り回る音が続き、まるでボールを落としているような衝撃音が繰り返し響いてきたそうです。

最初は「引っ越し作業の疲れで子どもが興奮しているのかな」と思っていましたが、翌日も、その翌日も同じ状況が続きました。

菊地 恵子さん

週末の早朝から
目が覚めることも
しょっちゅうでした

特に気になった騒音の種類について、菊地さんは次のように説明してくれました。

  • 子どもが走り回る重い足音(朝6時台から夜10時過ぎまで)
  • 何かを落としたような衝撃音(1日に20回以上)
  • 椅子を引きずる音(食事時間帯に頻繁)
  • 大人の足音も響く(深夜0時を過ぎることも)
プロ20年プロ20年

生活リズムへの
影響も深刻ですね

「そのうち落ち着くだろう」と我慢していたものの、1カ月経っても全く改善されず、娘さんが「うるさくて宿題に集中できない」と訴え始めたことで、菊地さんも放置できなくなりました。

分譲マンションだからこそ、簡単に引っ越すわけにもいかず、まずは管理組合に相談することを決めたそうです。

管理会社へ5回注意喚起を依頼した経緯と相手の反応は?

プロ20年プロ20年

管理会社への相談は
どのように進めましたか?

菊地 恵子さん

電話で状況を説明して
全戸配布の注意文書を
お願いしたんです

管理会社は丁寧に対応してくれて、1週間後には「生活音への配慮をお願いします」という内容の文書が全戸に配られました。

しかし、配布後も騒音は全く変わらず、むしろエスカレートしているように感じたと菊地さんは振り返ります。

2回目の相談は初回から2カ月後。

今度は具体的な時間帯や音の種類を記録したメモを持参して、理事長と直接面談しました。

菊地 恵子さん

記録を見せたら理事長も
驚いていて、改めて該当階に
配布すると約束してくれました

プロ20年プロ20年

記録を残すことは
とても重要な対策ですね

その後の対応の流れは以下の通りです。

  1. 3回目(5カ月後):該当フロアのみへの注意喚起文書配布
  2. 4回目(8カ月後):管理会社から電話での注意
  3. 5回目(11カ月後):理事長が直接訪問して口頭注意

理事長が訪問した際、上階の住人からは「気を付けます」という返事があったそうです。

しかし実際には、その後も騒音は続き、数日間だけ静かになってもすぐに元通りという状況が繰り返されました。

菊地 恵子さん

何度注意しても改善されず
こちらの精神が
限界に近づいていきました

プロ20年プロ20年

相手の生活習慣が
変わらない限り解決は
難しいケースですね

直接苦情を言うことも考えたそうですが、今後の関係悪化や報復を恐れて踏み切れず、結局は管理会社や管理組合を通じた対応に頼るしかなかったと言います。

騒音ストレスで心療内科を受診するまでの心身の変化は?

騒音が始まって半年を過ぎた頃から、菊地さんの体に明らかな異変が現れ始めました。

プロ20年プロ20年

具体的にどんな症状が
出始めましたか?

菊地 恵子さん

上から音が聞こえるたびに
心臓がバクバクして
手が震えるようになりました

最初は夜の騒音だけが気になっていたのが、次第に日中の音にも過敏に反応するようになり、常に上階の気配を気にしながら生活する状態に陥っていったそうです。

特に辛かったという心身の変化は次の通りです。

  • 寝つきが悪くなり、夜中に何度も目が覚める
  • 些細な物音でイライラして家族に八つ当たり
  • 頭痛と肩こりが慢性化する
  • 食欲が落ちて体重が3kg減少
  • 仕事中も騒音のことが頭から離れない
菊地 恵子さん

家にいるだけで
ストレスが溜まって
本当に辛かったです

夫から「最近おかしいよ」と心配されたことがきっかけで、騒音が始まって9カ月後に初めて心療内科を受診。

医師からは「慢性的なストレス状態にあり、このまま続けば深刻な抑うつ状態になる可能性がある」と告げられました。

睡眠導入剤と抗不安薬を処方されて、一時的には夜眠れるようになったものの、根本的な騒音問題は解決していません。

2カ月後の2回目の受診では、症状がさらに悪化していることが判明。

菊地 恵子さん

先生から「ノイローゼの状態
と診断されて、環境を変える
ことも検討してと言われました

この診断が、後に売却を決断する大きな要因になったと菊地さんは語ります。

「もう限界…」と旦那さんが売却を決断した決定的な瞬間は?

売却を決断したのは、実は菊地さん本人ではなく、ご主人からの提案でした。

プロ20年プロ20年

旦那さんが売却を
決断されたきっかけは
何だったんですか?

菊地 恵子さん

ある夜、私が泣きながら
「もうこの家にいたくない」と
訴えたのを見てだと思います

その日は深夜0時を過ぎても上階から断続的に物音が響き、限界を超えた菊地さんが感情を抑えきれず号泣してしまったそうです。

翌朝、ご主人から「真剣に引っ越しを考えよう」と切り出されました。

菊地 恵子さん

最初は住宅ローンも残ってるし
簡単に売却なんてできないと
思っていました

しかし、ご主人は次のように説得してくれたそうです。

  • お金の問題より家族の健康が最優先
  • このまま我慢して病気になるほうが問題
  • 娘の成長にも悪影響が出ている
  • 騒音主が引っ越す可能性は低い
プロ20年プロ20年

ご家族の健康を最優先に
考えた決断だったんですね

特に決定的だったのは、娘さんが「毎日うるさくて嫌だ。違う家に住みたい」と訴えたことでした。

菊地 恵子さん

子どもにまで我慢を
強いている状況に気づいて
決断できました

心療内科の診断書も後押しとなり、騒音が始まってから1年2カ月後、菊地さん一家は売却に向けて動き出すことを決めました。

不動産会社へ相談する際「騒音が理由」と正直に伝えた?

売却を決めた翌週、菊地さんは複数の不動産会社に査定を依頼しました。

プロ20年プロ20年

査定の際、騒音が売却理由
だと正直に伝えましたか?

菊地 恵子さん

はい、最初は迷いましたが
結局すべて正直に話しました

隠して売却しても後でトラブルになる可能性を考え、上階の騒音問題と自身がノイローゼと診断された経緯を包み隠さず説明したそうです。

不動産会社の反応はさまざまでした。

不動産会社の反応 実際の対応内容
A社:積極的 「騒音は主観的な問題。買主の方が気にしない可能性も高い」と前向き
B社:慎重 「告知義務があるか弁護士に確認しましょう」と提案
C社:消極的 「騒音トラブルがあるマンションは売却が難しい」と難色
プロ20年プロ20年

騒音問題の扱いは
会社の経験値で判断が
大きく変わりますね

最終的に菊地さんが選んだのは、弁護士と連携して適切な対応を提案してくれたB社でした。

菊地 恵子さん

騒音の記録を残していたことが
プラスに働いて、客観的な
説明ができました

弁護士の見解では、「騒音は個人の感じ方による部分が大きいが、誠実な対応として購入希望者には説明したほうが良い」とのことでした。

プロ20年プロ20年

正直に伝える姿勢が
かえって、信頼につながる
こともよくあります

マンションから一戸建てへ住み替えて心身はどう回復した?

売却活動を始めて3カ月後、無事に買い手が見つかり、住み替えを実現した菊池さん。

プロ20年プロ20年

一戸建てに住み替えて
変化はありましたか?

菊地 恵子さん

もう天と地の差です
こんなに静かな生活が
あったんだと実感しました

引っ越して最初の夜、音を気にせず眠れたことに涙が出るほど感動したと菊地さんは語ります。

住み替え後の心身の変化について、具体的に教えてくれました。

  • 夜ぐっすり眠れるようになり睡眠薬が不要に
  • 些細な音にイライラしなくなった
  • 食欲が戻り体重も元に戻った
  • 家族との会話が増えて笑顔が戻った
  • 娘が「新しい家大好き!」と喜んでいる
プロ20年プロ20年

本当に良かったですね!

引っ越して2カ月後、心療内科で再診を受けた際には、医師から「もう通院の必要はない」と告げられました。

菊地 恵子さん

ストレスの原因がなくなった
だけで、こんなに回復する
とは思いませんでした

一戸建てを選んだ理由について、菊地さんは次のように説明します。

「また同じ経験をするのが怖くて、もう分譲マンションには住めないと思いました。一戸建てなら上下階の騒音を気にしなくていいので安心です」

分譲マンションでの1年以上の騒音体験が、今後の住まい選びにも大きく影響を与えたことがわかります。

分譲マンションの騒音でノイローゼに悩む方へひと言

最後に、同じように騒音で苦しんでいる人へ向けて、メッセージをいただきました。

菊地 恵子さん

我慢し続けることが
美徳ではないと
気づいてほしいです

菊地さんが特に伝えたいポイントは以下の通りです。

  • 心身に不調が出たら専門医に相談する
  • 騒音の記録を詳細に残しておく
  • 管理会社への相談は諦めずに続ける
  • 売却も選択肢として早めに検討する
  • 家族の健康を最優先に考える
菊地 恵子さん

私も最初は「せっかく買った
マンションを手放すなんて」と
抵抗がありました

しかし、住まいは家族が健康で幸せに暮らすための場所であり、ストレスを我慢する場所ではないと気づいたことで決断できたそうです。

プロ20年プロ20年

健康を害してまで
住み続ける必要は
ありませんね

特に強調したいのは、騒音問題が改善されない場合の早めの対応です。

菊地 恵子さん

何度注意しても改善されない
状況なら、思い切って環境を
変えることも大切です

「分譲マンションだから簡単に引っ越せない」という固定観念にとらわれず、自分と家族の健康を第一に考えてほしいと訴えます。

プロ20年プロ20年

本日は貴重な体験談を
ありがとうございました!

菊地 恵子さん

私の経験が、同じように
苦しんでいる方の参考に
なれば嬉しいです

まとめ:騒音に限界を感じたら、住み替えも前向きな選択肢

今回の不動産とーくは『【体験談】分譲マンション騒音でノイローゼ…菊地さんの売却決断』と題して解説しました。

騒音問題には「解決できる問題」と「解決できない問題」の2種類があります。

設備の不具合や一時的な工事音は解決できる問題ですが、住人の生活習慣や価値観に起因する騒音は、他人を変えることはできないため、根本的な解決が極めて困難です。

何度注意しても改善されない場合、それは「相手が変わる可能性がほぼない」ことを意味しています。

プロ20年プロ20年

あなたが今できることは、
大きく分けて以下の3つです

  • このまま耐え続けるか
  • 法的措置を検討するか
  • 今の環境を変えるか

ただし、法的措置は時間もお金もかかり、解決までに数年かかることも珍しくありません。

その間もあなたは騒音に耐え続けることになり、心身へのダメージは蓄積していきます。

だからこそ、「今の環境を変える」という選択肢を、早い段階で視野に入れておくことが大切です。

プロ20年プロ20年

「売却を考える=負け」ではなく
自分と家族の健康を守る
ための、勇気ある決断です

騒音に苦しむあなたへ、一歩踏み出す勇気を

騒音問題で最も危険なのは「慣れ」です。

毎日続く騒音に少しずつ慣れていくうちに、自分がどれだけ消耗しているかわからなくなってしまうのです。

菊地さんも最初は「そのうち落ち着くだろう」と思っていましたが、1年以上経っても状況は変わりませんでした。

プロ20年プロ20年

まずは選択肢を知ること
から始めてみてください

今の家がいくらで売れるのか、どんな不動産会社がどんな提案をしてくれるのか。
それを知るだけで、あなたの視野は大きく広がります。

プロ20年プロ20年

もちろん、査定したからといって
売却を急ぐ必要はありません

査定額を知るだけでも「いざとなれば動ける」という安心感が生まれ、精神的な余裕につながることもあります。

静かな朝、ぐっすり眠れる夜、家族との穏やかな時間。
それは特別なことではなく、本来誰もが享受できるはずの日常です。

プロ20年プロ20年

あなたにも、その日常を
取り戻す権利があります

以上『【体験談】分譲マンション騒音でノイローゼ…菊地さんの売却決断』でした。

この記事の執筆・監修者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
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【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

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