【ブログ】家を売って住み替えるまで。矢部さんの迷い・失敗・その後
「住み替えたい気持ちはあるのに、動けない」
「売ってから買うの?買ってから売るの?」
「失敗したときのことを考えると怖くて…」

こんな気持ちを抱えている方は、本当に多いです。

「そろそろ住み替えを考えたい」と思いながらも、夫婦の話し合いが毎回同じところを堂々巡り…なかなか前に進めずにいる方も少なくありません。

家を売って住み替えるという決断は、人生の中でも特に大きなお金と時間が動く選択です。

だからこそ、「自分と似た状況の人が、実際にどう動いたのか」というリアルな体験談が、何よりの道しるべになります。

専門家の解説だけでは分からない「本音の迷い」や「想定外だったこと」を知らないまま動き出すと、「こんなはずじゃなかった」という後悔につながりやすくなります。

この記事では、不動産×住宅業界のプロが『【ブログ】家を売って住み替えるまで。矢部さんの迷い・失敗・その後』と題して紹介します。

実際に住み替えを経験した方の等身大の体験談が、「わが家はどうすればいいのか」を考えるきっかけになれば幸いです。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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【この記事の取材・確認方法】
この記事は、実体験者への取材・ヒアリング内容をもとに作成しました。不動産の種類や住まいの状況、当時の悩み、検討した選択肢、実際に取った行動、その後の暮らしの変化などを確認したうえで、個人が特定されないよう一部情報を調整。実務・専門的な判断を要する箇所は、不動産コンサルタントの執筆者・西田が補足。※体験談は個別事情に基づく内容であり、同じ結果を保証するものではありません。

【体験談】家を売って住み替える主婦の迷い・失敗・その後。このブログで全部話す

家を売って住み替える経験を語る矢部 恵理さん
※記事内の写真はイメージです

「売ったらいくらになるのか」「次の家はどう探すのか」。住み替えを考え始めてからも、なかなか動けない方は多いのではないでしょうか。

今回は、千葉市内の4LDK戸建てから、さいたま市内の2LDKマンションへの住み替えを経験した矢部恵理さん(52歳)に、そのリアルな体験をお話しいただきます。

今回お話を聞いた方
矢部 恵理さん(仮名)
矢部 恵理さん
【年齢】52歳【居住地】千葉県
千葉市内の4LDK戸建て(築21年)に夫と二人暮らし。末っ子が県外へ進学して以来、空いたままの子ども部屋3つに虚しさを感じ、住み替えを検討。しかし夫との話し合いは堂々巡りが続き、不動産会社に相談するまでに8カ月を要した。売却から購入まで想定外の判断の連続に精神的に追い詰められながらも、さいたま市内の2LDKマンションへの転居を果たした経験を持つ。
プロ20年プロ20年

矢部さん、本日は貴重な
お時間をいただき
ありがとうございます

矢部さん矢部さん

こちらこそ、同じように
「動けない」と悩んでいる方の
背中を少しでも押せたら嬉しいです

検討から住み替え完了まで約1年。その間に感じた迷いや、想定外だった費用のこと、精神的につらかった場面まで、包み隠さず話していただきました。

質問項目

  1. 家を売って住み替えることを考え始めたきっかけは?
  2. 最初の一歩を踏み出すまでに8カ月かかった理由は?
  3. 築21年の戸建てはいくらで売れた?査定から売却までの流れは?
  4. 売却と新居購入のタイミング、どう段取りした?仮住まいは必要だった?
  5. 住み替えにかかった費用の総額、事前のイメージとどれくらい違った?
  6. 売ってから住み替え完了までに一番精神的にきつかった場面はどこ?
  7. 4LDK戸建てから2LDKマンションへ、住んでみて実際どう?
  8. 家を売って住み替えを検討中の人へ、動き出すタイミングについてひと言

それでは、住み替えを決意するまでの経緯から詳しく聞いていきましょう。

家を売って住み替えることを考え始めたきっかけは?

家を売って住み替えることが頭をよぎったのは、末っ子が県外の大学へ進学した春のことでした。

プロ20年プロ20年

子どもが独立したタイミングで
家への気持ちが変わった方は
本当に多いですよね

矢部さん矢部さん

3つあった子ども部屋が
一気に全部空いて…
なんか家がよそよそしくなった感じで

8畳の部屋が3つ、誰も使わないまま存在している。

「掃除だけはしなきゃいけないし、窓も開けないといけない。なのに誰もいない」という感覚が、じわじわとストレスになっていったそうです。

加えて、築21年という年数が現実的に重くのしかかってきたとも言います。

矢部さん矢部さん

給湯器がそろそろ限界で
外壁も気になってきて
「次は何が壊れるんだろう」って

プロ20年プロ20年

築20年を超えると
設備の交換サイクルが
重なりやすいんです
費用が一気に重なることも

給湯器・外壁・屋根・水回りと、修繕が同じ時期に重なるのは築年数的に珍しくありません。

あなたも「次は何が壊れるだろう」と、ふと不安になったことはありませんか?

「誰も使わない部屋の維持費を払いながら、これからどんどん修繕費がかかる家に住み続ける意味があるのか」という思いが、住み替えを考え始めた一番正直な理由だったと矢部さんは振り返ります。

最初の一歩を踏み出すまでに8カ月かかった理由は?

家を売って住み替えようという気持ちが動いてから、最初の不動産会社に相談するまでに実に8カ月。その間、何が壁になっていたのでしょうか。

矢部さん矢部さん

夫に「そろそろ住み替えを
考えてみない?」って話したら
質問攻めにあって(笑)

「売ったらいくらになるのか」「次の家はどう探すのか」「仮住まいはどうするのか」。

夫の疑問はもっともですが、矢部さん自身もその答えを持っていなかったため、話し合いのたびに同じところをぐるぐると回り続けました。

プロ20年プロ20年

住み替えって決めることが多くて
どこから手をつければいいか
分からなくなりがちですよね

ネットで体験談を調べてみても、「わが家の場合」にそのまま当てはまる話はなかなか見つかりません。

矢部さん矢部さん

みなさん事情が違うから
「うちはこれでいいのか」って
いつも思ってしまって

もう一つ動けなかった理由が、「失敗したくない」という心理です。

長年暮らしてきた家を売るという決断は、一度やり直しのきかない大きな選択。その重さが足をすくませていたと矢部さんは言います。

プロ20年プロ20年

動かない時間も
修繕費という形で
コストになりますよね

矢部さん矢部さん

それ、後から気づいて
「もっと早く動けばよかった」って
本当に思いました

「完璧に準備してから動く」より「動きながら考える」ほうが住み替えはうまくいくケースが多い。矢部さんの8カ月が、それを証明しています。

築21年の戸建てはいくらで売れた?査定から売却までの流れは?

築21年の戸建てを売って住み替えるにあたり、矢部さんがまず動いたのは「今の家がいくらで売れるか」を知ることでした。

リフォームや修繕については不動産会社に相談してから判断しようと考え、売り出し前の大がかりな工事は一切しなかったそうです。

プロ20年プロ20年

売却前のリフォームは
費用を回収できないケースも多いので
その判断は正解だと思います

査定を複数社に依頼する際に、矢部さんはどのように動いたのでしょうか。

矢部さん矢部さん

不動産一括査定を使いました
複数社にまとめて依頼できるので
比較しやすかったですよ

プロ20年プロ20年

1社だけだと
それが相場だと思い込みやすいので
複数社で比較するのは大事ですね

矢部さん矢部さん

そうなんです
査定額だけじゃなくて
各社の提案の違いも見えて参考になりました

矢部さんが受けた査定結果は以下の通りです。

不動産会社 査定額 査定根拠 提案内容・印象
A社(大手) 2,980万円 近隣の成約事例を複数提示し、相場から算出 「3カ月以内に売れる価格」と説明。担当者の対応が丁寧で信頼感があった
B社(大手) 3,100万円 内装の状態を高く評価し、強気の価格設定 高値スタートで様子を見る戦略を提案。少し強引な印象もあった
C社(地元) 2,850万円 エリアの需要動向をもとに現実的な価格を算出 「早期売却を優先するならこの価格」と明確なアドバイス。誠実な印象
D社(地元) 2,750万円 外壁の劣化を指摘し、補修コストを考慮した価格 低めの評価だったが売却後のフォローまで丁寧に説明してくれた
※査定額はあくまで参考値であり、実際の成約額を保証するものではありません。

査定額には最大350万円の差がありました。1社だけに相談していたら、この差は見えなかったかもしれません。

最終的に矢部さんが選んだのはA社。担当者の説明の丁寧さと、売却後の流れまで見通しを持って話してくれた点が決め手でした。

矢部さん矢部さん

査定額が1番高い会社じゃなくて
「この人なら安心して任せられる」
という会社を選びました

なお、複数社の比較には『スーモの一括査定』がおすすめです。

選択時に各社の売却実績数を確認できるので、どの会社に査定を依頼するか迷わずに進められます。

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売り出し価格は3,050万円でスタートし、売却活動期間は約3カ月(一般的な目安の範囲内)。最終的な成約額は2,950万円でした。

売却中に一番不安だったのは、内覧の反応がしばらく読めなかったことだといいます。

矢部さん矢部さん

内覧に来てくれても
「また連絡します」で終わると
毎回ドキドキしていました

「この家、本当に売れるんだろうか」という不安が売却活動中ずっとついてまわったそうです。

売却と新居購入のタイミング、どう段取りした?仮住まいは必要だった?

住み替えで多くの方が悩むのが、「売却」と「購入」の順番と段取りです。矢部さんはどう動いたのでしょうか。

プロ20年プロ20年

売却と購入、どちらを先に
動かしたのか教えていただけますか?

矢部さん矢部さん

売却を先に進めました
「買い先行」は資金的に
無理だったので

売り先行を選んだ矢部さんの動きを時系列で整理します。

  1. 売却査定・不動産会社を決定する(住み替え検討から約8カ月後)
  2. 売り出しを開始し、並行して新居の条件を絞り込む
  3. 購入候補のマンションを内覧して絞り込む
  4. 売却物件に買付(購入申込)が入る
  5. 売買契約を締結し、同時期に新居の購入契約も締結する
  6. 売却・購入を同日決済する(引き渡し猶予:決済後も一定期間住み続けられる期間を7~10日間設定)
  7. 猶予期間中に引っ越しを完了し、新居へ入居する
プロ20年プロ20年

売り先行の場合、売却契約後すぐに
購入契約を結ぶことができれば
仮住まいなしで乗り切れる場合があります

矢部さん矢部さん

最初は仮住まい前提で
考えていたので、必要なかったと
分かった時は正直ホッとしました

ただし、売却側と購入側の両方のスケジュールが合うことが前提になります。

プロ20年プロ20年

タイミングが合わない場合は
数週間~1カ月程度の
仮住まいが必要になることも

矢部さんの場合は、売却物件に買付が入ったタイミングで、候補のマンションがまだ売れ残っていたため、スムーズに同日決済へ持ち込めました。

ただし、購入物件を焦って決めるリスクもあるため、事前に「これ以上は下げない条件」を夫婦でしっかり話し合っておくことが重要だったと振り返ります。

住み替えにかかった費用の総額、事前のイメージとどれくらい違った?

住み替えの検討段階では、費用のイメージが甘かったと矢部さんは苦笑いします。

矢部さん矢部さん

「売れた分で買える」と
なんとなく思っていたんですが
諸費用が思った以上にかかって

プロ20年プロ20年

売却と購入、両方に
諸費用が発生するので
合計すると結構な金額になりますよね

矢部さんの住み替えでかかった費用の内訳は、おおむね以下の通りです。

費用の種類 金額の目安 内容
売却時の仲介手数料 約96万円 成約額2,950万円×3%+6万円+消費税
売却時の印紙税・登記費用など 約15万円 抵当権抹消登記・印紙税など
購入時の仲介手数料 約82万円 購入価格2,280万円×3%+6万円+消費税
購入時の登記費用・ローン関連 約40万円 所有権移転登記・ローン設定費用など
引っ越し費用 約25万円 繁忙期を避けた平日移動で抑えた
新居の入居後の初期費用 約30万円 カーテン・照明・エアコン追加など
※金額はあくまで目安です。物件の状況や契約内容によって異なります。

諸費用の合計はおよそ280万円。

矢部さん矢部さん

「100万円もあれば足りるかな」って
思っていたので
3倍近い金額に正直びっくりしました

売却益が出ても、諸費用を差し引くと手元に残る金額は想定より少なくなりがちです。

プロ20年プロ20年

仲介手数料だけで
売却・購入合わせると
170万円近くになりますからね

また、矢部さんの場合は住宅ローンの残債がほぼない状態での住み替えでしたが、残債がある場合は売却額でローンを完済できるかどうかの確認も欠かせません。

残債が売却額を上回るいわゆる「オーバーローン」の状態では、売却自体が難しくなるため、早めに確認しておくことが重要です。

売ってから住み替え完了までに一番精神的にきつかった場面はどこ?

検討から完了まで約1年。その中で、一番しんどかったのはいつだったのか率直に聞いてみました。

矢部さん矢部さん

決済が同日に重なった日、
あれは頭が追いつかなくて
手が震えました

「この判断で本当にいいのか」という不安が、一気に押し寄せてきたといいます。

プロ20年プロ20年

あの場面は
経験者の方のほぼ全員が
緊張すると言いますよ

矢部さん矢部さん

夫も黙ってしまって…
「もう後には引けない」って
二人で顔を見合わせました

精神的に立て直すきっかけになったのは、担当の営業担当者が「一緒に動きましょう」と積極的に動いてくれたことでした。

プロ20年プロ20年

住み替えをスムーズに
進めるには、売却担当者が
購入側もサポートしてくれる体制が理想ですね

矢部さん矢部さん

売却だけ頼んで
購入は別の会社、では
正直ついていけなかったと思います

住み替えはゴールが「売ること」ではなく「新しい暮らしをスタートすること」。一連の流れを見通してくれる担当者かどうかが、精神的な負担の大きさを左右すると矢部さんは強調します。

4LDK戸建てから2LDKマンションへ、住んでみて実際どう?

住み替え後の正直な感想を聞かせてもらいました。

矢部さん矢部さん

最初は「2LDKで足りるかな」って
夫も私も半信半疑で
いたんですよ

広さのダウンサイズへの不安は、検討段階からずっとあったといいます。

でも実際に暮らし始めると、その感覚は180度変わりました。

矢部さん矢部さん

二人で使う分には
むしろちょうどよくて
掃除がぐんと楽になりました

「広いから豊かな暮らし」ではなく「ちょうどいい広さが快適な暮らし」という実感が、今の矢部さんにはあります。

戸建てからマンションへのギャップについても聞いてみると、驚きの回答が返ってきました。

プロ20年プロ20年

戸建てからマンションへの
切り替えで、日常生活に
違和感はありましたか?

矢部さん矢部さん

管理費・修繕積立金が
毎月2万5,000円前後かかるのは
最初少し気になりましたが
設備のトラブルがないのが快適で

築21年の戸建てでは「次は何が壊れるか」とびくびくしていた日々が、マンションでの暮らしでは感じなくなったそうです。

エリアの変化(千葉→さいたま)については、夫の職場に近くなったこともあり、通勤時間が片道で約30分短縮されました。

矢部さん矢部さん

夫の帰りが早くなって
夕食を二人で食べることが
増えたのが一番うれしい変化です

プロ20年プロ20年

住み替えって家の話だけじゃなくて
生活の質そのものが
変わることがありますよね

もちろん、「庭がなくなった」「近所付き合いの距離感が変わった」といったマイナスな変化もゼロではないと矢部さんは正直に話してくれました。

ただ、それを差し引いても「住み替えてよかった」という気持ちは揺るがないといいます。

家を売って住み替えを検討中の人へ、動き出すタイミングについてひと言

最後に、今まさに住み替えを考えながらも動けずにいる方へ向けて、矢部さんにメッセージをお願いしました。

プロ20年プロ20年

「動き出すタイミング」に
迷っている方へ、矢部さんから
アドバイスをお願いできますか?

矢部さん矢部さん

「準備が整ってから」って
思っていると、私みたいに
8カ月が飛びますよ(笑)

矢部さんが「動き出すきっかけ」として特に伝えたいのは、次の3つです。

  • 今の家に「違和感」を感じたら、まず査定だけでも受けてみる
  • 夫婦で意見が合わなくても、「条件を整理する作業」から始める
  • 全部分かってから動こうとせず、動きながら情報を集める
プロ20年プロ20年

査定は売却の義務ではないので
「今の家の価値を知る」だけでも
十分な一歩になりますよね

矢部さん矢部さん

そうなんです、査定して
「あ、これだけの価値があるんだ」と
分かったことが大きな後押しになりました

「どうしよう」とぐるぐる考え続ける時間は、精神的に消耗するだけでなく、修繕費という形で家計にも影響します。

住み替えに「完璧なタイミング」はありません。「なんとなく気になり始めた」という感覚こそが、動き出すサインかもしれません。

プロ20年プロ20年

本日は包み隠さず
話していただき
ありがとうございました!

矢部さん矢部さん

少しでも「動いてみようかな」と
思ってもらえたら
それだけで嬉しいです!


以上、千葉市内の4LDK戸建てからさいたま市内の2LDKマンションへの住み替えを経験した矢部恵理さんの、迷い・失敗・その後を、インタビュー形式でご紹介しました。

矢部さんが住み替えを動き出せたきっかけの一つが、まず「今の家の価値を知ること」でした。

査定を受けるまでは「売ったらいくらになるのか」が分からず、夫婦の話し合いも毎回堂々巡り。でも査定額という具体的な数字が出た瞬間、ふわっとした不安が「考えられる不安」に変わったと言います。

プロ20年プロ20年

くれぐれも、
査定は売却の義務ではないので
「今の家の価値を知るだけ」でも十分です

実際に複数社の査定額を比較するなら、60秒でまとめて依頼できるスーモの一括査定が便利です。

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※査定後に売るかどうかは自由です
※面積はおおよそでも進められます

査定額を正しく見極めるために不動産の査定額は売却価格の目安であり、その金額での売却を保証するものではありません。査定額の高さだけでなく、算出根拠と担当者の説明もしっかり確認しましょう。

【チェックリスト】家を売って住み替える時期?あなたはいくつ当てはまる?

「そろそろ家を売って住み替える時期なのかな…」と感じながらも、判断がつかないまま時間だけが過ぎている方は少なくありません。

矢部さんも「違和感はあったけど、本当に動くべきタイミングなのかは分からなかった」と話していました。

プロ20年プロ20年

迷いが長引くほど
判断の材料が増えるとは
限らないんですよね

そこで、住み替えを考えるサインになる項目をまとめました。あなたはいくつ当てはまるでしょうか?

【チェック】□にチェックできます
項目
【チェック結果】
  • 0~2個
    →今すぐ動く必要はないので、家の状態と暮らしの変化を年に1度は見直しておきましょう
  • 3~5個
    →住み替えを意識し始める時期です。まずは今の家の査定額を把握しておくと判断しやすくなります
  • 6~9個
    →具体的に検討する段階です。売却と購入の流れを整理して、早めに準備を始めたい時期といえます
  • 10個以上
    →先延ばしにするほど修繕費や機会の損失が積み上がりやすいので、動き出す優先度は高めです
※おおよその目安で、個別の事情によって判断は変わります

大切なのは当てはまった数の多さより、その項目が今の暮らしにどれだけ影響しているかです。

たった1つでも、毎日の安全や家計に直結する内容なら、優先度は一気に上がります。

プロ20年プロ20年

「まだ早いかな」と迷う間に
修繕費だけが増えていく…
そんなケースも実際にありますよ

迷っている間も家は少しずつ古くなり、修繕費はじわじわ積み上がっていく。これは、どの家にも等しく起きることです。

住み替えるかどうかを決める前に、まずは今の家がいくらで売れるのかを知る。

チェックの数に関わらず、そこから動き出すだけで、判断の材料はぐっと増えます。

もし希望以上で売れるなら住み替えたい人へ

「価格次第では売却しようかな」
「高く売れるなら住み替えたいな」

もしあなたも同じ気持ちなら、一度は無料査定に出してみることをおすすめします。

査定額を確認した結果、

  • 希望以上で売れるなら
    →具体的に売却を検討する
  • 希望未満でしか売れないなら
    →現時点では持ち続ける ※他の方法を検討

プロ20年プロ20年

実際にこうやって
判断する方が多いです

査定に出しても必ず売る必要はないので、まずは「いくらで売れるのか?」を知ることから始めてみて下さい。

はじめて査定を受ける方へ

どこに査定を頼めばいいのか迷い、1社の金額だけで決めてしまう方は少なくありません。実際、3社以上に査定を出した612名の約75%が「最高値と最低値に100万円以上の差があった」と回答しています。複数社の比較に役立つプロ厳選の一括査定サイトを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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家を売って住み替える際は「売却・購入・引っ越し」の資金を一体で考える

家を売って住み替える時の資金計画は、売却・購入・引っ越しを別々に考えると、資金が必要になる時期を見落とし、途中で現金が足りなくなるおそれがあります。

プロ20年プロ20年

売却の相談だけ先に進めて
購入の資金は後回し…
というご相談が実は多いんです

私が20年以上の現場で実感してきたのは、3つを1本の流れとして並べて見るだけで、迷いがぐっと減るということです。

まずは家を売って手元に残るお金を正確に出す

住み替えの資金計画は、査定額を確認するところから始まります。ただし、査定額がそのまま手元に残るわけではありません。

売却価格から住宅ローンの残債と売却時の諸費用を差し引いた金額が、次の家に回せるお金の目安です。売却によって譲渡所得税などが発生する場合は、税金も考慮する必要があります。

  1. 返済予定表や残高証明書などで、ローン残債を確認する
  2. 複数社の査定を比較し、売却できそうな価格帯をつかむ
  3. 仲介手数料や登記費用など、売却に必要な諸費用を差し引く
  4. 必要に応じて税金も見込み、次の家に使える「手残り」を計算する

売却の諸費用には、仲介手数料のほか、売買契約書の印紙税や抵当権抹消の登記費用などが含まれます。物件の状況によっては、測量費や建物の解体費、残置物の処分費などが必要になることもあります。

プロ20年プロ20年

ローン残債は金融機関の
ネット照会などでも確認できるので
まずそこから押さえましょう

私はいつも、この手残りを最初に出すことをお勧めしています。予算の土台がないまま新居を探し始めると、気持ちだけが先に走ってしまうからです。

新居の購入で「いつ」現金が必要になるかを把握する

購入で見落とされやすいのが、金額そのものよりも「現金が必要になる時期」です。

売却代金が入金されるのは原則として決済・引き渡しの時ですが、それより前に現金が必要になる場面があります。

時期 必要になるお金 確認しておきたい点
購入の申し込み時 申込証拠金 不要な場合もあり、金額や返還条件は物件によって異なる
売買契約時 手付金・印紙税 手付金の金額や支払方法は契約条件によって異なる
ローン契約時 事務手数料・保証料など 借入額や金融機関、選ぶ商品によって幅がある
決済・引き渡し時 残代金・仲介手数料・登記費用など 固定資産税等の精算金や火災保険料などが必要になる場合もある
※中古住宅を購入する場合の一例です。必要な費用や支払時期は、契約内容や金融機関によって異なります

中でも注意したいのが手付金です。売買価格に対する割合や金額は契約によって異なりますが、売買契約の締結時に振込などで支払うのが一般的です。

プロ20年プロ20年

売却代金をあてにしていると
手付金の場面で慌てるので
先に手元資金を確認しておきましょう

手付金は売却代金が入る前に支払う可能性があるという前提で組み立てておくと、直前になって焦らずにすみます。

引っ越しと入居後にかかるお金を別枠で用意しておく

住み替えの資金計画で最後まで軽く見られがちなのが、引っ越しと入居後の費用です。

売却と購入の金額が大きいぶん、引っ越しや設備購入などの出費が小さく見えてしまう。この感覚のズレが、あとで家計を圧迫します。

  • 引っ越し費用(荷物量・移動距離・時期・作業条件によって変わる)
  • 仮住まいが必要な場合の家賃・敷金・礼金・仲介手数料
  • 荷物を預けるトランクルーム代
  • カーテン・照明・エアコンなど新居の設備費
  • 不用品の処分費用や粗大ごみの手数料

特に負担が大きくなりやすいのが仮住まいです。引っ越しが2回になるうえ、仮住まいの初期費用や家賃、荷物の保管費などが加わる可能性があります。

プロ20年プロ20年

売買契約の段階で
引き渡し時期をすり合わせると
仮住まいを避けやすくなりますよ

私は、この部分を売却・購入の予算とは分けて、見積もりを取ったうえで余裕を持たせて確保しておくことをお勧めしています。使わなければ、そのまま新生活の余裕になります。

売り先行と買い先行でお金の流れがどう変わるかを知る

売却と購入のどちらを先に動かすかは、段取りの問題であると同時に、資金の問題でもあります。

売り先行 買い先行
お金の面のメリット
  • 手残りを確認してから新居の予算を決めやすい
  • 購入資金の不足に気づきやすい
  • 二重ローンの期間を避けやすい
  • 新居探しの時間を確保しやすい
  • 仮住まいの費用が発生しにくい
  • 引っ越しが1回ですむ可能性が高い
お金の面の注意点
  • 新居が決まらないと仮住まいが必要になる
  • 引っ越しが2回になる可能性がある
  • 一定期間、旧居と新居のローン返済が重なる可能性がある
  • 旧居の売却が長引くと資金計画を見直す必要がある
  • 利用する融資によっては利息や手数料が加わる
※どちらが適しているかは、住宅ローン残債、自己資金、売却の見込み、入居希望時期などによって変わります

自己資金に余裕がない場合は、売り先行のほうが資金計画を立てやすいと私は考えています。手元に残るお金が見えないまま購入を決断するのは、やはり負担が大きいからです。

プロ20年プロ20年

買い先行を選ぶ場合は
二重返済や売却の長期化に耐えられるか
先に確認しておきましょう

なお、売却代金だけでは住宅ローンを完済できない場合、金融機関によっては住み替えローンを利用できることがあります。

ただし、旧居の残債を新居の購入資金に上乗せして借りるため、借入額や毎月の返済負担が大きくなる可能性があります。審査基準や取扱条件は金融機関によって異なります。

税金の特例を確認して手元に残る金額を増やす

売却で利益が出た場合も損失が出た場合も、税制上の特例を利用できるかどうかで、最終的な手残りが変わることがあります。ここを知らずに進めてしまうのは、正直もったいないです。

制度 内容
居住用財産の3,000万円特別控除 一定の要件を満たすと、マイホームの譲渡所得から最高3,000万円を控除できる
所有期間10年超の軽減税率 売却した年の1月1日時点で所有期間が10年を超えるなど、一定の要件を満たすと軽減税率を適用できる
特定の居住用財産の買換え特例 一定の要件を満たす買い換えでは、譲渡益に対する課税を将来に繰り延べられる場合がある
譲渡損失の損益通算・繰越控除 一定の要件を満たす場合、マイホームの譲渡損失を給与所得などと損益通算し、控除しきれない金額を翌年以後に繰り越せることがある
※いずれも適用要件や期限があり、確定申告が必要です。制度内容は改正されることがあるため、必ず売却時点の最新情報を確認してください

注意したいのは、3,000万円特別控除などの売却時の特例を利用すると、新居の住宅ローン控除を受けられない場合がある点です。売却した年と新居へ入居した年だけでなく、その前後の年に利用した特例も判定に影響することがあります。

一方、一定の要件を満たす譲渡損失の損益通算・繰越控除は、住宅ローン控除と併用できる場合があります。

プロ20年プロ20年

どの制度が有利かは
売却益や新居の借入額によって変わるので
早めに税務署や税理士へ相談しましょう

売却や購入の契約を進める前に、利用できる特例と併用の可否を確認しておくのがポイントです。後から選択を変更できない場合もあります。

3つの資金を1枚の表にまとめて全体像を確認する

ここまでの内容を、最後に1枚にまとめます。紙でもスマホのメモでも構いません。

  1. 売却見込み額からローン残債、売却諸費用、必要に応じて税金を差し引き、手残りを出す
  2. 手残りと自己資金を足して、新居に使える総額を確認する
  3. 購入価格と購入諸費用を差し引く
  4. 引っ越しと入居後の費用を差し引く
  5. 予備費を差し引き、残った金額が暮らしの余裕分になる

予備費は、一律の割合で決めるのではなく、手元資金や建物の状態、設備交換の可能性を踏まえて、無理のない金額を別枠で確保することが大切です。設備の不具合や追加工事、引き渡し時期の変更など、想定外の出費に備えられます。

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数字が1枚に並ぶと
ご夫婦の話し合いも
前に進みやすくなりますよ

大切なのは、最初からすべての金額を確定させることより、3つの資金を同じ画面で見て、必要な時期まで確認することです。ぼんやりした不安が、具体的な数字と課題に変わります。


以上、家を売って住み替える際の資金を、売却・購入・引っ越しの3つに分けて一体で組み立てる方法を紹介しました。

売却を進める前に確認したいこと現状に悩みや負担があっても、すぐに売却したほうがいいとは限りません。ローン残債、家族や親族の意向、今後の暮らしや維持管理を整理しないまま進めると、売ったあとに後悔することがあります。検討の際は、売却した場合と売却せずに今の状態を続けた場合を十分に比べることが大切です。

ブログまとめ:「いつか住み替え」を「いま」に変えるのは、小さな1歩でいい

今回の不動産とーくは『【ブログ】家を売って住み替えるまで。矢部さんの迷い・失敗・その後』と題して解説しました。

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矢部さんの体験談は
あなたの状況と
重なる部分がありましたか?

矢部さんが動けなかった8カ月を振り返ると、足りなかったのは情報量ではありませんでした。

「売るか、売らないか」を先に決めようとしていたことが、話し合いを堂々巡りにさせていたんです。

でも実際に動き出してみると、最初にやったのは決断ではなく、査定の依頼という調べる作業だけでした。

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決めるのは、材料が
そろってからでいいんです
順番を逆にしないことですね

住み替えは、いきなり全部を決める必要はありません。今日か明日にでもできることから、順番に手をつければ十分です。

  • 返済予定表でローン残債を確認する(売却できる状態かが分かる)
  • 今の家に感じている不満を3つ書き出す(次の家の条件がここから決まる)
  • 譲れない条件を夫婦それぞれ3つ挙げて見せ合う(話し合いのズレが数字で見える)
  • 今の家がいくらで売れそうか査定で目安を知る(予算の土台になる)

どれも1日で終わる作業ばかりです。それでも、頭の中だけで回していた不安が、紙の上の情報に変わる感覚は、想像以上に大きいと思います。

業界歴20年以上「不動産コンサル西田」のアドバイス

私のところに相談に来られる方の多くは、「住み替えるべきかどうか」で立ち止まっています。

でも20年以上この仕事をしてきて感じるのは、迷いの正体が情報不足ではなく判断の基準がまだ言葉になっていないことのほうが多い、ということです。

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「何が不満なのか」を
言葉にした瞬間に
答えが見えることもありますよ

「広さが余っている」のか、「維持費が重い」のか、「立地が合っていない」のか。理由が違えば、選ぶべき次の住まいも変わります。

逆に言えば、理由さえはっきりすれば、売るという選択が正解とは限らないことも見えてきます。

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リフォームや賃貸に出す道も
選択肢に入れて比べたほうが
納得感は高まりますよね

そのうえで、もう1つ知っておいてほしいことがあります。住み替えは、途中まで進んでも引き返せる期間が意外と長いということです。

査定を受ける、不動産会社と媒介契約を結ぶ、売り出してみる。ここまでは、やめると決めれば止められる段階です。

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後戻りできなくなるのは
売買契約を結んでから
そこまではまだ検討中ですよ

「動き出す=もう引き返せない」と思い込んでいる方は本当に多いのですが、実際はそうではありません。

査定額を知ったからといって売る義務はありませんし、断ってもまったく問題ないんです。

迷っている間も、家は静かに古くなっていきます。売るか売らないかを決めるためにこそ、今の数字を手元に置いてみてください。

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査定額を正しく見極めるために不動産の査定額は売却価格の目安であり、その金額での売却を保証するものではありません。査定額の高さだけでなく、算出根拠と担当者の説明もしっかり確認しましょう。

長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

矢部さんが手に入れたのは新しい間取りだけでなく、夫と向かい合う夕食の時間でした。その始まりは、電話を1本かけただけです。

あなたのペースで大丈夫なので、気になったことから1つ、手をつけてみてください。

以上『【ブログ】家を売って住み替えるまで。矢部さんの迷い・失敗・その後』でした。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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