中古住宅の内覧で聞くこと&聞いてはいけないこと

「中古住宅の内覧で何を聞いたらいいんだろう?」
「こんなこと聞いて失礼にならないかな?」

中古住宅の内覧で聞くことって、結構悩みませんか?

中古住宅の内覧時の立会いは下記の2パターン。


  • 売主さんと不動産会社の営業マン
  • 不動産会社の営業マンのみ

その内、売主さんも立ち会ってくれる内覧は実はチャンスなんです。
今、住んでいる人や長年所有している人ほど、その物件の情報を持っている人はいないからです。

かと言って、あまりに根掘り葉掘り聞くことは、気分を悪くさせてしまいます。
中古住宅の内覧で聞くこと&聞いてはいけないことには、どんなものがあるのでしょうか?

ニシダ社長-不動産業界15年-ニシダ社長-不動産業界15年-

レオ教授!
今日は、「中古住宅の内覧で聞くこと&聞いてはいけないこと」をテーマにしていきましょう!

レオ教授レオ教授

うむ、なるほど。いいテーマじゃ!
内覧時に聞いておけば、スムーズに検討できる質問も多いからの~
では目次じゃ!

それでは、今回の不動産とーく『中古住宅の内覧で聞くこと&聞いてはいけないこと』を始めていきましょう!

中古住宅の購入にあたって、内覧を控えている方は必見です。

中古住宅の内覧で聞くこと[おすすめ10選]

まずは、「中古住宅の内覧で聞くこと」から。

周辺環境について、建物の状態について、必ず聞いておきたいポイントがいくつかあります。
大切なものを厳選して下記10項目まとめてみました。

  • 駅までの距離や交通の便
  • リフォームや修繕、増築の履歴
  • 隣地との境界線は確定しているか
  • 近所付き合いや町内会の状況
  • 幼稚園や小中学校の評判
  • 病院までの距離&評判
  • 引き渡しはすぐにしてもらえるか
  • 建築当時の設計図面があるかどうか
  • スーパーなど買い物施設の距離や評判
  • 売主さんの今まで住んでみた感想
レオ教授レオ教授

全部聞くと、肝心の物件を見る時間が無くなるの~
あなたが気になる質問を選んで確認してみるといいぞ。

1.駅までの距離や交通の便

駅と電車
中古住宅の内覧で聞くこと1つ目は、
『駅までの距離や交通の便』

生活環境の中で特に大切なポイントが交通の便です。
駅までの距離やバスの行先などは、生活の利便性を高める上で大きなウエイトをしめると思います。

地図で見ると駅まで近そうだけど、実は信号待ちが長くて時間がかかる。
また、夜は暗くて物騒なので、回り道をした方が良いなど、住んでいる人だからこそ持っている情報を聞くことができればベターです。

また、バスの運行状況や、通勤時の込み具合なども、今後毎日バスに乗るのであれば知っておきたいポイントです。

もし、家族に保育園や幼稚園に通う子供さんがいるなら、スクールバスがくるのかどうかなども聞いておきたいところです。

交通の便は、普段の生活の中に大きく密着しています。
中古住宅の内覧の時に聞いておきたいところですね。

2.リフォームや修繕、増築の履歴

中古住宅のリフォーム
中古住宅の内覧で聞くこと2つ目は、
『リフォームや修繕、増築の履歴』

中古住宅の購入後、大きな修理が必要になるなどのリスクは避けないといけません。
過去にどの程度のリフォームや修繕を行ったのか、いつ頃行ったのかなどの点も押さえておきたいポイントです。

交換費用まで聞くのは、売主さんに不快感を与える可能性もあります。
ですので、リフォームや修繕の有無だけでも聞いておきましょう。

また、増築した箇所があるなら、その点も聞いておきましょう。

実は、中古住宅など一戸建ての場合、増築後に登記を行っていないことや、建ぺい率や容積率がオーバーしてしまい、知らないうちに違反建築物になっていることがあります。

後々「そんなこと聞いてなかった!」と、大きな失敗をしないように、中古住宅の内覧の時にリフォームや修繕、増築の履歴も聞くことがポイントです。

3.隣地との境界線は確定しているか

土地の境界線
中古住宅の内覧で聞くこと3つ目は、
『隣地との境界線は確定しているか』

中古住宅の購入後、トラブルになりやすいケースの1つとして、境界線でのもめごとがあります。

普通は「地積測量図」といって道路や隣接地との境界を明確に区分けしている図面があります。

しかし、古い宅地ですと地積測量図そのものがなかったり、また、地積測量図が何十年も前のものですと、現況と大きな違いがあることが多々。
その場合は、新たに境界線の立ち会いをして、確定する必要があります。

全国的に境界線でもめることは多く、隣地との境界の取り決めを明確にすることはとても大切です。

中古住宅の内覧時に、隣地との境界の状況を聞くことは、後々のトラブルを未然に防ぐためにも必要です。

4.近所付き合いや町内会の状況

町内会や自治会
中古住宅の内覧で聞くこと4つ目は、
『近所付き合いや町内会の状況』

基本的に、中古住宅、新築住宅とわず長期間住むことを目的に購入しますよね。
長く住むにあたり「その地域にも住む」という視点でも考えることが重要です。

そこで、チェックしておきたいのが、近所付き合いや町内会など、近隣住人に関すること。
お隣はもちろん、町内の人間関係を、大まかに聞いておきましょう。

また、町内会の状況もきちんと聞くことは後々便利です。
町内会費などの費用、年間の集まりごとや、町内会の会長のまわり具合など、あなたの生活スタイルに合っているのか考えることができます。

5.幼稚園や小中学校の評判

小学校
中古住宅の内覧で聞くこと5つ目は、
『幼稚園や小中学校の評判』

子供がいる家庭では、幼稚園や学校の評判がとても気になるはずです。
幼稚園、小学校や中学校の評判は確認しておきましょう。

また、学校までの距離や、登下校時の防犯面、夕方暗くないのかなどの点もわかるならば聞いておきましょう。

売主さんに、子供がいる場合、子供を心配する親の気持ちは充分理解してくれていることが多いです。

また、学校についての質問も積極的に話してくれる人が多い印象です。

6.病院までの距離&評判

中古住宅の内覧で聞くこと6つ目は、
『病院までの距離&評判』

病院

特に、家族の中に小さな子供や高齢の方がいる場合は、病院が近い点も大きなポイントです。

また、病院そのものの評判も聞いておきましょう。
評判が悪い場合、他に近い病院の情報や専門医をいくつか聞いておくと、あなたが住んだ後とても便利です。

売主さんのおすすめの病院などが聞き出せればさらにベターですね。

7.引き渡しはすぐにしてもらえるか

中古住宅の引き渡し
中古住宅の内覧で聞くこと7つ目は、
『引き渡しはすぐにしてもらえるか』

内覧した家が気に入り、購入申し込み→契約へと進む場合、その後すぐに引き渡してくれるのかは気になるところです。

売主さんの転居先が決まっている場合は、問題ありません。
ただ、これから転居先を探す場合、転居先が新築住宅で建築中の場合は、引き渡しが数ヶ月延びることもあります。

引越し時期が気になるのは当然ですので、遠慮なく聞くことをおすすめします。

レオ教授レオ教授

ベストなのは、中古住宅の内覧前に、不動産会社へ聞いておくといいぞ。
引き渡しの時期があなたの希望と合わない場合は、そもそも内覧する必要がないからの~

8.建築当時の設計図面があるかどうか

新築時の設計図面
中古住宅の内覧で聞くこと8つ目は、
『建築当時の設計図面があるかどうか』

築年数の古い中古住宅を購入する場合、リフォームの内容を検討しますよね。
リフォームを行う際にあると大変便利な物が「建築当時の設計図面」です。

設計図面には細かな寸法の記載があり、購入後にリフォーム業者との打ち合わせをスムーズに進められます。

反対に、設計図面がない場合は1から間取り図面を引く必要があるので、少し手間です。

レオ教授レオ教授

ただ、築年数の古い住宅はほとんど残ってないかもしれんの~。
あればラッキーって感覚でいいと思うぞ。
その中古物件が気に入ったら、不動産会社へ確認してみたらええぞ。

9.スーパーなど買い物施設の距離や評判

家の近くのスーパーで買い物
中古住宅の内覧で聞くこと9つ目は、
『スーパーなど買い物施設の距離』

結婚をしている場合、奥様にとって特に大切なポイントの1つですよね。

買い物はほぼ毎日の日課になりますので、できれば自宅から近いところが良いはず。
しかも、安いなどの評判の良いスーパーならば大きなプラスポイントになります。

夫婦共働きの世帯であれば、ご夫婦とも帰りが遅い場合もあります。
閉店の時間もチェックしておくとなおいいでしょう。

売主さんから、どこのスーパーが良いかなどの情報も手に入れられたらベストですね。

生徒:マチ生徒:マチ

スーパーはどこに行かれますか?近くでおすすめはありますか?という感じで聞いたらいいんでしょうか?

レオ教授レオ教授

そうじゃな、良い感じじゃ!
こころよく答えてくれると思うぞ。

10.売主さんの今まで住んでみた感想

マイホームの話
中古住宅の内覧で聞くこと10こ目は、
『売主さんの今まで住んでみた感想』です。

売主さんが今まで住んでみたの感想を聞いておきましょう。
案外、誠実に答えてくれることが多いんです。

住んだ人しかわからないメリットや、ちょっとしたデメリットも聞けるかもしれませんね。


以上、中古住宅の内覧で聞くことで、おすすめの10質問をまとめてみました。

  • 駅までの距離や交通の便
  • リフォームや修繕、増築の履歴
  • 隣地との境界線は確定しているか
  • 近所付き合いや町内会の状況
  • 幼稚園や小中学校の評判
  • 病院までの距離&評判
  • 引き渡しはすぐにしてもらえるか
  • 建築当時の設計図面があるかどうか
  • スーパーなど買い物施設の距離や評判
  • 売主さんの今まで住んでみた感想

続いては反対に、中古住宅の内覧で売主さんに直接聞いてはいけないことを紹介していきましょう。

中古住宅の内覧で売主に直接聞いてはいけないこと[5選]

中古住宅の内覧で聞くことに加え、内覧時に「売主さんへ直接聞いてはいけないこと」も紹介しておきます。
いわゆるタブーとなる質問は下記5つです。

  • 住宅や設備の欠点について
  • 価格交渉ができるか
  • 心理的瑕疵などのデリケートな質問
  • ほめ過ぎる意見や質問
  • 売却する理由
レオ教授レオ教授

どうしても聞きたい場合は、内覧前&内覧後に不動産会社へ聞いてみるといいぞ。

1.住宅や設備の欠点について

キッチン設備等の不具合
売主さんに直接聞いてはいけないこと1つ目は、
『住宅や設備の欠点について』です。

中古住宅の内覧中、売主さんに聞こえるように住宅に欠点を指摘しないようにして下さい。

「えっ、床暖房はないんですか?」
「えっ、何で網戸が破れてるんですか?」
「えっ、食洗機って付いてないんですか?」など直接質問するのもNGです。

生徒:マチ生徒:マチ

うわ~嫌な人です。

売主さんにとっては大変愛着のある住宅です。

その住宅を、いくら購入希望だからといって、何ヶ所も欠点を指摘されてしまっては面白くはありません。
初対面で、しかも今日初めて見に来た人にです。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

同じ立場だったら絶対嫌ですね。

最悪、この買い手には売らないなんて言い出すかもしれません。

そこまででなくても、金額の交渉などを行いたい場合には大きなマイナスポイントになります。

対応が失礼な人とは取引をしたくないものです。
欠点は内覧後、売主ではなく仲介の不動産会社に話すようにしましょう。

2.価格交渉ができるか

物件価格の交渉
売主さんに直接聞いてはいけないこと2つ目は、
『価格交渉ができるか』です。

その場に売主さんがいるからといって直接価格交渉する人がいます。
これは、マイナスでしかありません。

売主さんに対し、「あなたの住宅の価値はもっと低いです」と言っているようなものです。
売主さんも気分を害してしまいます。

基本的に、売主さんへ直接の価格交渉はルール違反です。
不動産の売買には、仲介の不動産会社がついていますからね。

仲介の不動産会社の主な仕事は、双方が納得して契約ができるように仲立ちを行うことです。
しかし、勝手に金額交渉などをされてしまったら、どうしようもありません。

不動産会社の顔をつぶしてしまうことにも繋がります。

価格交渉や条件交渉は全て、内覧後に仲介の不動産会社にお願いしましょう。

3.心理的瑕疵などのデリケートな質問

心理的瑕疵
売主さんに直接聞いてはいけないこと3つ目は、
『心理的瑕疵などのデリケートな質問』です。

売主さんの気持ちも考えずに、ズケズケとデリケートな質問をすることは控えましょう。
例えば、心理的瑕疵がある物件かどうかなど、聞かれて気持ちのいい売主さんは1人もいません。
実際にあってもなくてもです。

ただ、大事な質問の1つですので、不動産会社には必ず聞くことにしましょう。

4.ほめ過ぎる意見や質問

物件の良いところを褒め過ぎる
売主さんに直接聞いてはいけないこと4つ目は、
『ほめ過ぎる意見や質問』です。

中古住宅の内覧時に、必要以上に物件をほめてしまう人がいます。
売主さんに配慮しすぎた場合に起こりやすいのですが、ほめ過ぎるのも控えておきましょう。

実際に気に入って価格交渉を行う場合、「あんなにほめていたのに値引き言ってくるんだ…」と、売主さんが気分を害する可能性があります。

欠点を指摘するよりも良いとは思いますが、ほめ過ぎは禁物です。

価格交渉をすることも視野に入れながら、決してほめ過ぎないように注意してください。

5.売却する理由

売却理由のヒアリング
売主さんに直接聞いてはいけないこと5つ目は、
『売却する理由』です。

中古住宅を内覧する際に必ず聞いておきたい質問ですが、売主さんへ直接はやめておきましょう。

不動産を売却する際は、プラスの理由ばかりではありません。
予期もしない転勤、夫婦の別れなどマイナスな理由も多いものです。

ただ、売却する理由を聞いておくのは大事です。
不動産会社には確認しておくようにしましょう。


以上、中古住宅の内覧で売主に直接聞いてはいけないことについて解説しました。

  • 住宅や設備の欠点について
  • 価格交渉ができるか
  • 心理的瑕疵などのデリケートな質問
  • ほめ過ぎる意見や質問
  • 売却する理由

まとめ

「中古住宅の内覧で聞くこと」記事のまとめ
今回の不動産とーく『中古住宅の内覧で聞くこと&聞いてはいけないこと』もまとめです。

レオ教授レオ教授

いかがじゃったかの~?

生徒:マチ生徒:マチ

ありがとうございます!
勉強になりました。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

次回の内覧で活かしたいと思います!

本ページで解説したこと・中古住宅の内覧で聞くこと[おすすめ10選]
・中古住宅の内覧で売主に直接聞いてはいけないこと[5選]

中古住宅の内覧で聞くこと、反対に売主さんに直接聞いてはいけないことをまとめました。

あなたの生活スタイルにあった物件かどうか判断できる、効果的な質問を用意しておくことがおすすめです。

たくさん聞きたい点や、言いにくい点などは、仲介の不動産会社を通して確認することも大事。
そうすることで、お互いに気持ちの良い内覧ができます。

内覧時の人となりが好印象ですと、交渉などもスムーズに進みやすい場合も多いです。

中古住宅の内覧では、売主さんに感謝しながら内覧させてもらいましょう。

以上、『中古住宅の内覧で聞くこと&聞いてはいけないこと』でした。