「我慢すべきか注意すべきか毎日悩んでる」
天井から響くドスンドスンという足音。
あなたは今、上の階の子供が走り回る音に我慢すべきかどうか、答えが出せずに苦しんでいませんか?
「お互い様だから」と自分に言い聞かせながらも、集中できない仕事、休めない休日、積み重なるストレスに心が悲鳴を上げている。
実は、同じ悩みを抱えている方は予想以上に多く、管理会社への相談件数も本当に多いです。
しかし、対処方法を間違えると近隣トラブルに発展したり、逆に何もせずに我慢し続けて心身を壊してしまうケースも少なくありません。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界のプロが『【体験談】上の階の子供が走り回る音は我慢すべきか?2年間の全記録』と題して徹底紹介します。
最後まで読めば、実際に2年間あらゆる対策を試した実体験者の具体的な行動と判断基準がわかり、あなたが今どう動くべきか明確な答えが見つかります。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

-
不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

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【この記事の取材・確認方法】
この記事は、実体験者への取材・ヒアリング内容をもとに作成しました。不動産の種類や住まいの状況、当時の悩み、検討した選択肢、実際に取った行動、その後の暮らしの変化などを確認したうえで、個人が特定されないよう一部情報を調整。実務・専門的な判断を要する箇所は、不動産コンサルタントの執筆者・西田が補足。※体験談は個別事情に基づく内容であり、同じ結果を保証するものではありません。
【体験談】我慢すべきか?上の階の子供が走り回る音に耐えた2年間

早速、上の階の子供が走り回る音に我慢すべきか悩み続けた京都府在住の田辺雄一さんにお話を伺います。
- 田辺 雄一さん(仮名)

-
【年齢】38歳【居住地】京都府
Webデザイナーとして完全在宅勤務。京都市内の築34年マンション3階に妻と二人で8年間暮らしていたが、2年前に上階へ3歳と5歳の兄弟がいるファミリーが引っ越してきた。平日は朝7時から夜9時まで断続的に足音が響く。全戸の注意ビラ配布では効果もなく、管理会社経由で計4回注意。自分でも直接3回注意し、自費で天井に遮音シートも施工したが改善せず。市販の騒音計で3カ月間測定記録を取り、弁護士相談も進めたものの、精神的負担が限界に達し、葛藤の末に売却を決断。現在は郊外の中古の築浅戸建てへ買い替えて、ストレスフリーな日々を取り戻している。
プロ20年 田辺さん、本日は
貴重なお時間をいただき
ありがとうございます
田辺さん こちらこそ、私と同じように
悩んでいる方の参考に
なれば嬉しいです
- 上の階から子供が走り回る音が聞こえ始めてどう感じた?
- 在宅勤務中の騒音はどれくらい深刻だった?仕事への影響は?
- 「我慢すべきか」vs「対応すべきか」で悩み続けた心境は?
- 管理会社・直接注意・遮音シート…すべて試した後の心境は?
- 弁護士に相談後「もう売却しかない…」と決断した瞬間は?
- 戸建てへ買い替え後、マンションと比べて何が一番変わった?
- 上の階の子供の走り回る音を「我慢すべきか」悩む人へひと言
現在は郊外の築浅戸建てに買い替えて、ストレスフリーな日々を取り戻している田辺さんの2年間の全記録を、詳しくお聞きしていきます。
上の階から子供が走り回る音が聞こえ始めてどう感じた?
最初に騒音が始まったのは、上階に新しい家族が引っ越してきた週末の朝だったそうです。
田辺さん 土曜日の朝8時頃から
ドスンドスンって
天井が揺れるような音でした
田辺さんは当初、引っ越し作業の音だろうと考えていました。
しかし翌週の平日も同じ時間帯から音が続き、それが日常的なものだと気づいたといいます。
田辺さん 最初の1週間は
まだ子供も環境に
慣れてないんだろうと思って
上の階に子供がいるのは挨拶で知っていたため、自分も我慢すべきかなという気持ちが先に立ったそうです。
ただ、実際に聞こえてきた音は、想像以上に大きなものでした。
- 走り回る足音が天井全体から響く
- 飛び跳ねる衝撃で照明が揺れる
- おもちゃを床に落とす音が頻繁に聞こえる
- 兄弟で鬼ごっこやかくれんぼのような足音が続く
妻も最初は「子供だから仕方ない…」と言っていましたが、毎日続くと表情が曇るようになったと振り返ります。
1カ月が過ぎても状況は変わらず、田辺さんの中で「これは我慢できる範囲を超えている」という思いが芽生え始めました。
在宅勤務中の騒音はどれくらい深刻だった?仕事への影響は?
在宅勤務が中心の田辺さんにとって、平日の騒音は仕事に直結する深刻な問題でした。
特に困ったのは、オンライン会議での音声トラブルだったといいます。
クライアントとの打ち合わせ中、上の階から「ドンドンドン」という連続音が響き、「今、工事中ですか?」と聞かれたこともあったそうです。
田辺さん 本当に恥ずかしくて
説明するのも辛かったです
プロ20年 会議のたびに気を使う
状況だったんですね
田辺さんは対策として、ノイズキャンセリング機能付きのヘッドセットを購入しました。
しかし振動まではカットできず、結局は会議の時間帯を調整せざるを得なくなったといいます。
仕事への影響は具体的に以下のようなものでした。
- 集中力が続かず制作時間が1.5倍に増えた
- オンライン会議を早朝や夜遅くに変更した
- 納期に間に合わせるため週末も作業が必要になった
- ストレスで睡眠不足が続き体調を崩した
田辺さん クライアントに迷惑を
かけたくなくて必死でしたよ
妻からは「カフェで作業したら?」と提案されましたが、セキュリティ上の理由でクライアントのデータを外に持ち出せない案件も多く、自宅で仕事をせざるを得ない状況だったそうです。
「我慢すべきか」vs「対応すべきか」で悩み続けた心境は?
騒音が始まって2カ月が経過した頃、田辺さんは大きな葛藤を抱えていました。
田辺さん 小さな子供のいる
家庭は大変だから、
注意するのは気が引けて…
田辺さんの頭の中では、相反する2つの気持ちが常に戦っていたといいます。
我慢すべきだと思う理由は、子育て家庭への配慮からでした。
- 子供は元気に走り回るのが当たり前
- 注意したら親が気を使って辛いはず
- 集合住宅はお互い様の精神が大切
- 神経質な住民だと思われたくない
田辺さん 自分が過敏すぎるのかなと
何度も考えました
一方で、対応すべきだと思う理由も明確にありました。
- 生活に支障が出ているのは事実
- 仕事にも影響が出ている
- このまま我慢し続けると精神的に限界になる
- 何も言わずに耐えるのは解決にならない
プロ20年 どちらを選んでも
罪悪感が残る状況
だったんですね
田辺さん 妻とも何度も話し合って
どうすべきか悩みました
妻は「まずは管理会社に相談してみたら?」と提案してくれたそうです。
直接注意するよりも、第三者を通して伝えるほうがトラブルになりにくいと判断しました。
ただ、それでも「注意したことで相手を傷つけるかもしれない」という罪悪感は消えなかったといいます。
管理会社・直接注意・遮音シート…すべて試した後の心境は?
田辺さんは解決に向けて、考えられる対策をすべて実行しました。
プロ20年 最初は管理会社に
相談されたんですよね?
田辺さん はい、電話で状況を説明して
全戸にビラを配布
してもらいました
しかし、一般的な注意喚起のビラでは、ほとんど効果がなかったそうです。
その後、管理会社を通じて上階の住人に直接注意してもらうことを4回依頼しました。
- 1回目:一時的に静かになったが3日で元に戻った
- 2回目:2週間ほど改善が見られた
- 3回目:ほとんど効果なし
- 4回目:上階から「子供なので仕方ない」と返答があった
田辺さん 管理会社も困り果てて
これ以上は難しいと
言われました
次に田辺さんは、意を決して直接上階に注意しに行きました。
1回目は丁寧に状況を説明し、相手も謝罪してくれたものの、やはり数日で元に戻ったといいます。
田辺さん 2回目3回目と直接行くのは
本当に勇気がいりました
3回目の訪問時には、上階の奥さんから「これ以上どうしろと言うんですか」と涙ながらに言われてしまったそうです。
プロ20年 お互いに辛い状況に
なってしまったんですね
田辺さん 相手も悪気があるわけじゃ
ないのはわかるんです
でもこっちも限界で…
最後の手段として、田辺さんは天井に遮音シートを施工することにしました。
リフォーム業者に依頼し、約18万円をかけて施工しましたが、振動音まではカットできなかったといいます。
田辺さん お金をかけても
解決しなかった時は
本当に絶望的でした
すべての対策を試しても改善しなかった時、田辺さんの心には「もうここには住めない…」という思いが固まり始めました。
弁護士に相談後「もう売却しかない…」と決断した瞬間は?
あらゆる対策を試した田辺さんは、最終手段として法的措置も検討し始めました。
田辺さん 騒音計で3カ月間
測定記録を取って
証拠を集めました
測定の結果、日中の平均騒音レベルは55~65dBで、瞬間的には70dB以上を記録することもあったそうです。
プロ20年 一般的な生活音を
超えるレベルだったんですね
有料相談で弁護士に話を聞いたところ、以下のような説明を受けたといいます。
- 訴訟には半年から1年以上かかる可能性がある
- 証拠は十分だが子供の生活音は判断が難しい
- 訴訟費用と時間を考えると引っ越しも選択肢
田辺さん 弁護士さんに引っ越しも
選択肢だと言われて
目が覚めました
その言葉を聞いた瞬間、これ以上このマンションで消耗し続けるより、新しい環境で再スタートするほうが建設的だと気づいたそうです。
ただ、上の階の子供が走り回る音の問題を抱えたマンションが、果たして売れるのかという不安もあったといいます。
プロ20年 売却活動では騒音問題を
不動産会社に伝えましたか?
田辺さん はい、正直に状況を
説明しました
隠しても後でトラブルになるので
田辺さんは複数の不動産会社に査定を依頼することにしました。
プロ20年 査定はどのように
進められたんですか?
田辺さん 不動産一括査定を
使って5社に依頼しました
比較できて良かったです
騒音問題を伝えた上での査定結果は以下の通りでした。
| 不動産会社 | 査定額 | コメント |
|---|---|---|
| A社(大手) | 2,480万円 | 騒音問題は告知すれば問題なし |
| B社(大手) | 2,520万円 | 立地を評価 |
| C社(地元) | 2,350万円 | 騒音問題で慎重な査定 |
| D社(大手) | 2,550万円 | 立地を評価 |
| E社(地元) | 2,400万円 | 築年数を考慮した査定 |
田辺さん 正直に話しても
意外と査定額に
大きな差はなかったです
最終的に、担当者の対応が誠実で、騒音問題にも理解を示してくれたD社に売却を依頼しました。
田辺さん 購入希望者には必ず
上階の状況を説明して
納得してもらいました
約4カ月後、単身赴任で平日は不在が多いという方が購入を決めてくれたそうです。
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※査定後に売るかどうかは自由です
※面積はおおよそでも進められます
戸建てへ買い替え後、マンションと比べて何が一番変わった?
売却後、田辺さんは郊外の築浅戸建てを購入しました。
プロ20年 戸建てに住み替えて
どんな変化がありましたか?
田辺さん 何より上からの音を
気にしなくていい
これが本当に大きいです
田辺さんが感じた具体的な変化は以下の通りです。
- 在宅勤務中も集中力が持続するようになった
- オンライン会議を時間帯で調整する必要がなくなった
- 夜もぐっすり眠れて体調が良くなった
- 妻の表情が明るくなった
- 週末にリラックスできるようになった
特に印象的だったのは、天井を見上げて身構える癖がなくなったことだそうです。
田辺さん マンションでは無意識に
天井を気にしていたんです
今は本当に気が楽です
一方で、戸建て生活で気になる点もあったといいます。
- 庭の手入れが必要になった
- 防犯面で戸締まりを気にするようになった
- 修繕費用を自分で準備する必要がある
プロ20年 マンションとは違う
管理の手間は
出てきますよね
田辺さん でもそれ以上に
騒音から解放された
メリットが大きいです
田辺さんは、もっと早く決断していればよかったと振り返ります。
上の階の子供の走り回る音を「我慢すべきか」悩む人へひと言
最後に田辺さんは、賃貸の場合と持ち家の場合で分けてアドバイスしてくれました。
賃貸に住んでいる方へのアドバイスは以下の通りです。
- まずは管理会社に相談して記録を残す
- 改善しない場合は無理せず引っ越しを検討する
- 我慢し続けて心身を壊すほうがリスクが高い
- 次の物件選びでは最上階や角部屋を優先する
田辺さん 賃貸なら引っ越しやすいので
早めの決断をお勧めします
一方、持ち家の場合のアドバイスは以下の通りです。
- 管理会社への相談と記録は必ず残す
- 可能な範囲で遮音対策を試してみる
- それでも改善しないなら売却も選択肢に
- 売る・売らない問わず査定額は把握しておく
- 騒音問題は正直に伝えても売却は可能
田辺さん 持ち家だからって
一生我慢する必要はないと思います
「我慢すべきか」と悩み続けるより、自分の心身の健康を優先する選択も間違いではないと強調します。
プロ20年 精神的な限界の前に
行動を起こすことも大切ですね
田辺さん 私は2年も我慢しましたが
もっと早く決断すれば
よかったと思っています
最後に、これから決断を迫られている人へ向けて、次のようなメッセージをいただきました。
プロ20年 本日は貴重な体験談を
ありがとうございました!
田辺さん 同じ悩みを抱えている方の
参考になれば本当に嬉しいです
以上、上の階の子供が走り回る音に2年間悩み続け、我慢すべきか葛藤の末に売却を決断した田辺雄一さんの貴重な体験談を、インタビュー形式で紹介しました。
実際に売却するかどうかは別として、「いざとなれば動ける」という選択肢の存在。
これにより、日々の騒音ストレスへの向き合い方が変わったそうです。
プロ20年 ただし、騒音問題を抱えた
マンションは、会社によって
評価が大きく分かれます
実際に複数社の査定額を比較するなら、60秒でまとめて依頼できるスーモの一括査定が便利です。
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【271人アンケート】上の階の騒音…住み替えか?我慢すべきか?

マンションで上の階の子供が走り回る騒音…我慢すべきかは悩ましいですよね。
田辺さんのように、ひと通り相談や対策をしても改善されない場合は「こちらが住み替える」も1つの手ではあります。
参考情報として、過去に上の階のうるさい騒音に悩まされた271人に「こちらが住み替えた」「我慢して住み続けた」のどちらを選択したかアンケートを取ってみました。
プロ20年 結果は以下のとおりです

「我慢して住み続けた」が多い結果は予想できましたが、「こちらが住み替えた」が3割近くもいた事実には驚きました。
賃貸のほか、分譲マンションを売って住み替えた人も多く、やはり売却してでも「騒音から解放されて平穏に暮らしたい」、そんな思いを持った人が少なくないようですね。
売却する?住み続ける?
金額次第で決める人が多い

今後の選択は自由ですが、子供が走り回る音をずっと我慢して住み続けるのなら「売却→住み替え」も間違いではありません。
「金額次第では売却してもいいかな」
「高く売れるなら住み替えようかな」
もしあなたも同じ気持ちなら、一度は無料査定に出してみることをおすすめします。
査定額を確認した結果、
- 希望以上で売れるなら
→具体的に売却を検討する - 希望未満でしか売れないなら
→現時点では持ち続ける ※他の方法を検討
プロ20年 実際にこうやって
判断する方が多いです
査定に出しても必ず売る必要はないので、まずは「いくらで売れるのか?」を知ることから始めてみて下さい。
どこに査定を頼めばいいのか迷い、1社の金額だけで決めてしまう方は少なくありません。実際、3社以上に査定を出した612名の約75%が「最高値と最低値に100万円以上の差があった」と回答しています。複数社の比較に役立つプロ厳選の一括査定サイトを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
「不動産査定はどこに頼めばいいの?」 「1社だけでは損するって聞いたけど?」 「まだ売るか決めていない…査定していい?」 いざ売却を考え始めたけど、こうした不安を抱えていませんか? 結論、不動産査定で大切なのは、「どの1 …
上の階の子供が走り回る…我慢すべきか迷ったら整理したい6つのこと
田辺さんは「子供だから仕方ない」と考えて我慢を続けましたが、仕事や睡眠への影響が重なり、管理会社への相談や自費の対策をしても改善せず、最終的に住み替えを選びました。
ただし、田辺さんが住み替えたから、あなたも同じ選択が正解とは限りません。
大切なのは「まだ我慢できるか」だけで考えず、今の生活への影響と、これまでの対応結果を整理することです。
プロ20年 子供の足音だからと
我慢するかどうかだけで
考える必要はありません
まず状況の整理が大切ですね
下の6項目について、すでに確認・整理できているものだけにチェックを入れてみてください。
| 確認したいこと | |
|---|---|
| 足音の時間帯・頻度と生活への影響を整理している | |
| 同居家族を含め、どこまでなら住み続けられるか話し合っている | |
| 管理会社などへ相談した内容と、その後の変化を整理している | |
| 自分で試した騒音対策と、その効果・負担を確認している | |
| 我慢を続ける場合と、さらに対応する場合の負担を比べている | |
| 引っ越し・住み替えを選ぶ場合の現実性を確認している |
チェックが付かなかったところは、あなたの我慢が足りないという意味ではありません。
まだ判断材料を十分に確認できていない項目として、このあとの整理に使ってください。
足音の時間帯・頻度と生活への影響を整理できていますか?
「うるさい」と感じているだけでは、今の状態が一時的なのか、生活そのものに影響しているのかを切り分けにくくなります。
まずはいつ・どのくらい続き・生活のどこに影響しているかを整理できているか確認してみてください。
田辺さんの場合、上の階の子供が走り回る音は平日の朝7時頃から夜9時頃まで断続的に続き、在宅勤務にも影響しました。
- 足音が続く時間帯や頻度を把握する
- 仕事・勉強などへの影響を整理する
- 睡眠や自宅で過ごす時間への影響を振り返る
プロ20年 音の大きさだけでなく
暮らしへの影響まで
整理してみると
状況が見えやすいですね
田辺さんは制作時間が通常の1.5倍になり、オンライン会議の時間を変えたり、週末に仕事をしたりする状況にもなっています。
仕事や睡眠まで崩れている場合と、特定の時間帯だけ気になる場合では、同じ足音でも今後の判断は変わるでしょう。
同居家族を含め、どこまでなら住み続けられるか話し合えていますか?
騒音の感じ方は家族でも同じとは限らないため、自分1人の感覚だけで結論を出さないことも大切です。
田辺さんの妻も当初は「子供だから仕方ない」と考えていましたが、毎日続く中で表情が曇るようになり、夫婦で何度も話し合っています。
家族それぞれが今どう感じているかを言葉にできているでしょうか。
プロ20年 同じ家で暮らしていても
感じる負担には
差が出ることもあるので
話してみたいですね
「この状態ならまだ住める」「ここまで生活に影響するなら別の選択肢も考えたい」など、住み続けられる条件を家族で共有しておくと判断しやすくなります。
反対に、家族への影響を確認しないまま我慢を続けると、騒音以外のストレスまで重なってしまう可能性があります。
管理会社などへ相談した内容と、その後の変化を整理できていますか?
上の階の子供が走り回る音に我慢すべきか考えるときは、「相談したか」だけでなく相談後にどれくらい改善したかまで振り返ることが大切です。
田辺さんは管理会社を通して4回注意してもらい、1回目は3日ほど、2回目は2週間ほど改善したものの、その後は再び足音が続きました。
プロ20年 一度静かになっても
また元に戻るなら
その経過まで含めて
考えたいところですね
一時的でも改善が続いているなら、しばらく様子を見る判断も考えられます。
一方で、何度相談しても改善が続かない状態なら、「さらに同じ対応を続けるのか」を考える材料になります。
相談回数そのものではなく、対応によって状況がどう変わったかを整理してみてください。
自分で試した騒音対策と、その効果・負担を確認できていますか?
できる範囲の対策をした結果も、我慢を続けるか判断する大切な材料です。
田辺さんはノイズキャンセリング機能付きのヘッドセットを使いましたが、足音による振動までは防げませんでした。
さらに約18万円をかけて天井へ遮音シートを施工したものの、振動音の改善にはつながらなかったと話しています。
プロ20年 お金をかければ
必ず解決するとは
限らない点も
考えておきたいですね
自分の場合も、すでに行った対策について「少し楽になった」「ほとんど変わらない」など、実際の効果を切り分けて確認してみてください。
まだ負担の少ない対策が残っている場合と、費用や生活上できる対策をひと通り試した場合では、次に考える選択肢も変わります。
我慢を続ける場合と、さらに対応する場合の負担を比べられていますか?
「我慢するか」「注意するか」だけで考えていると、選択肢が2つしかないように感じてしまいます。
田辺さんは管理会社への相談や直接の注意を重ねたあと、騒音を3カ月間測定して弁護士にも相談しました。
そこで訴訟には半年~1年以上かかる可能性があり、子供の生活音は判断が難しいとの説明を受け、さらに対応を続ける時間や負担も含めて考えています。
プロ20年 解決できる可能性だけでなく
そこまでにかかる
時間や負担まで見ると
選び方も変わりますね
法的な対応まで進めるかどうかは個々の状況によりますが、「解決するまで我慢し続けられるか」も無視できない判断材料です。
住み続ける負担と、さらに解決へ動く負担を比べて、自分や家族がどこまで受け入れられるかを整理してみてください。
引っ越し・住み替えを選ぶ場合の現実性を確認できていますか?
上の階の子供が走り回る音から離れたいと思っても、実際に住まいを変えられるかどうかは別の問題です。
田辺さんも当初は「騒音問題のあるマンションが売れるのか」という不安を抱えていました。
そこで騒音の状況を伝えたうえで5社から査定を取り、査定額は2,350万円~2,550万円となり、最終的には約4カ月後に売却しています。
プロ20年 逃げ道があるのかを
先に確認するだけでも
我慢するかどうかを
考えやすくなりますね
持ち家なら今のマンションを売った場合の見込み、賃貸なら引っ越しに必要な費用や次の住居費など、自分が動ける条件を確認しておくとよいでしょう。
また、田辺さんは郊外の築浅戸建てへ住み替え、上からの音を気にしない生活になった一方で、庭の手入れや防犯、修繕費の準備といった負担も増えました。
「騒音から離れられるか」だけでなく、次の住まいで増える負担まで受け入れられるかを比べることで、住み替えが自分に合う選択なのか見えやすくなります。
- チェックが付かなかった項目は、まだ確認できていない判断材料として整理する
- 生活・仕事・睡眠への影響など、負担の大きい未確認項目から確認する
- これまでの対応で改善したのか、今後も同じ状態が続きそうなのかを振り返る
- 住み続ける場合と住まいを変える場合の条件を揃えてから比較する
田辺さんは2年間我慢した末に住み替えましたが、同じ騒音でも生活への影響や取れる選択肢は方によって違います。
チェックが付かなかった部分を1つずつ確認し、「自分の場合は何を優先したいのか」を整理する材料にしてください。
どこに査定を頼めばいいのか迷い、1社の金額だけで決めてしまう方は少なくありません。実際、3社以上に査定を出した612名の約75%が「最高値と最低値に100万円以上の差があった」と回答しています。複数社の比較に役立つプロ厳選の一括査定サイトを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
「不動産査定はどこに頼めばいいの?」 「1社だけでは損するって聞いたけど?」 「まだ売るか決めていない…査定していい?」 いざ売却を考え始めたけど、こうした不安を抱えていませんか? 結論、不動産査定で大切なのは、「どの1 …
上の階の子供が走り回る騒音で消耗しない|田辺さんの2年間から見る転換点
田辺さんは、上の階に3歳と5歳の兄弟が引っ越してきてから約2年間、管理会社への相談、直接の注意、自費の遮音対策、騒音記録、弁護士相談まで進めました。
結果だけを見ると「もっと早く売却すればよかった」とも考えられますが、この体験で本当に参考にしたいのは、行動を重ねるごとに判断材料が増えていったことです。
一方、効果の薄い方法を続けるほど、時間・お金・精神的な負担まで大きくなることも見えてきました。
プロ20年 最初から売却が
正解だったわけではなく
試した結果を見ながら
判断が変わったんですね
田辺さんの2年間を不動産・住宅の視点から振り返ると、特に重要だったのは次の4点です。
- 「子供だから仕方ない」より生活への支障が判断材料になった
- 管理会社への4回の依頼で「改善が続くか」を見極められた
- 18万円の遮音対策でも振動音が残り、住戸側対策の限界が見えた
- 記録と弁護士相談が「争うか」ではなく「住まいを変えるか」の判断につながった
ここからは、上の階の子供が走り回る音に我慢すべきか迷っている方が、田辺さんと同じように長期間消耗しないために、この4点を掘り下げます。
「子供だから仕方ない」より生活への支障が判断材料になった
田辺さんも最初から上の階へ強い不満を持っていたわけではなく、「子供だから仕方ない」「自分が過敏すぎるのかな」と考えていました。
ただ、平日は朝7時から夜9時まで断続的に足音が響き、完全在宅勤務だった田辺さんは、オンライン会議で相手から「今、工事中ですか?」と聞かれたこともあります。
制作時間が1.5倍になり、会議時間をずらし、週末まで仕事をする状態になったうえ、睡眠不足が続いて体調まで崩したことは見逃せません。
ここまでくると、問題は単に「足音が気になる」という感覚だけではなく、仕事や日常生活への具体的な支障へ変わっています。
プロ20年 子供の足音だからと
考え続けるより
暮らしへの影響を見ると
状況を整理しやすいですね
同じ程度の音でも、日中はほとんど家にいない方と、田辺さんのように自宅が仕事場になっている方では負担が変わります。
そのため、「子供の生活音かどうか」だけで我慢の線引きをしないことが大切です。
田辺さんの場合は、妻とも何度も話し合うほど負担が続き、生活の組み立て方まで騒音に合わせざるを得なくなっていました。
上の階の子供が走り回る音に我慢すべきかを考えるときは、周囲と比べるより、自分たちの生活がどこまで変えられているかを見るほうが、後悔の少ない判断につながります。
管理会社への4回の依頼で「改善が続くか」を見極められた
田辺さんは妻からの提案もあり、最初から上階へ直接行くのではなく、まず管理会社に相談しています。
最初の全戸への注意ビラではほとんど変化がなく、その後は上階へ直接注意してもらうよう管理会社へ計4回依頼しました。
1回目は3日ほど、2回目は約2週間静かになりましたが、3回目はほとんど効果がなく、4回目には上階から「子供なので仕方ない」と返答があったそうです。
ここで見るべきなのは相談した「4回」という数字より、注意後の改善が長く続かなかったことです。
プロ20年 一度静かになれば
解決したと思いがちですが
元に戻るかどうかまで
見ておきたいところですね
その後、田辺さん自身も3回直接伝えましたが、3回目には上階の奥さんから「これ以上どうしろと言うんですか」と涙ながらに返されました。
直接伝えるほど解決に近づくとは限らず、住民同士の精神的な負担まで増えることが、この体験からよくわかります。
もちろん、管理会社からの注意をきっかけに改善が続いていれば、田辺さんの判断も違った可能性があります。
反対に、管理会社から「これ以上は難しい」といわれ、直接伝えても状況が変わらないのであれば、同じ対応を繰り返すだけでは解決しにくい段階に入ったと考える必要があります。
プロ20年 相手を責めることより
今の方法を続けても
変化が期待できるのか
見極めることが大切ですね
田辺さんの場合は、この段階で「誰が悪いのか」だけを追い続けず、別の対策へ進んだことが次の転換点になりました。
18万円の遮音対策でも振動音が残り、住戸側対策の限界が見えた
直接の注意でも改善しなかった田辺さんは、自分の住戸の天井へ約18万円をかけて遮音シートを施工しました。
それでも走ったり飛び跳ねたりするときの振動音は改善しませんでした。
ここで「もっと高額な工事なら解決したのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、単純に費用だけでは判断できません。
国土交通省の住宅性能表示制度でも、上階の歩行や重量のある物の落下による衝撃音は「重量床衝撃音」として扱われ、上下階を隔てる床の構造や遮音性能に関係する項目として整理されています。
プロ20年 音の種類によって
効きやすい対策は違うので
お金をかける前の
見極めが重要なんですね
つまり、田辺さんのようなケースでは、下階の天井側だけを対策しても、建物を通じて伝わる衝撃や振動を十分に抑えられない場合があります。
「自宅側で工事すれば解決できる」とは限らない点は、特に知っておきたいところです。
一方、音の種類や建物の構造、施工方法が違えば、対策によって改善する可能性もあるため、田辺さんの結果だけを理由に遮音工事そのものが無意味とはいえません。
ただし、1つの対策で効果が出なかったときに、原因を整理しないまま追加費用を重ねるのは避けたいところです。
プロ20年 田辺さんの場合は
18万円を使った結果も
次の判断へ進むための
大きな材料になりましたね
田辺さんにとって遮音工事が改善につながらなかったことは、「自分の部屋だけで解決する」という選択肢の限界を知る出来事になりました。
記録と弁護士相談が「争うか」ではなく「住まいを変えるか」の判断につながった
田辺さんは騒音計で3カ月間記録を取り、日中の平均で55~65dB、瞬間的には70dB以上になることも確認してから、弁護士へ有料相談しています。
弁護士からは、証拠はあるものの子供の生活音は判断が難しいことや、訴訟には半年~1年以上かかる可能性があること、時間や費用を考えれば引っ越しも選択肢になることを説明されたそうです。
ここで重要なのは、記録が「相手に勝つため」だけの材料ではなかったことです。
3カ月の記録とこれまでの対応履歴があったからこそ、専門家へ具体的な状況を伝え、今後選べる手段を整理できました。
プロ20年 記録を取る目的は
相手を追い込むことではなく
自分の選択肢を
整理するためでもあります
一方、55dBや70dBといった数値だけで法的な結論が決まるわけではありません。
集合住宅の騒音を扱った裁判例でも、音の程度だけではなく、行為の状況や被害の内容などを踏まえ、社会生活上の受忍限度を超えるかが個別に判断されています。
そのため「何dBを超えたから必ず請求できる」といった考え方はせず、法的対応まで考える場合は記録を持って専門家へ相談するほうが現実的です。
| 田辺さんが取った行動 | 新たに得られた判断材料 |
|---|---|
| 3カ月間騒音を測定・記録する | 音の発生状況を具体的に説明できる状態にする |
| 弁護士へ相談する | 法的対応に必要な時間や難しさを知る |
| 騒音問題を伝えて5社へ査定を依頼する | 2,350万円~2,550万円の査定結果を得る |
| 購入希望者へ上階の状況を説明して売却する | 約4カ月後に購入者が決まる |
弁護士相談をきっかけに田辺さんは、「騒音を止めるためにどこまで争うか」だけでなく、「このマンションから離れる方法は現実的か」という方向へ視点を変えました。
騒音問題を不動産会社へ伝えたうえで5社へ査定したところ、査定額は2,350万円~2,550万円で、田辺さんは対応が誠実で騒音問題にも理解を示したD社へ売却を依頼しています。
その後も購入希望者へ上階の状況を説明し、約4カ月後、平日は不在が多い単身赴任の方が購入しました。
プロ20年 同じマンションでも
暮らし方が違えば
音の受け止め方まで
変わる場合がありますね
この結果から「騒音問題があるマンションでも必ず売れる」と一般化はできませんが、少なくとも田辺さんの場合は、騒音があるだけで売却できないと決まったわけではありませんでした。
法的に解決する以外の出口が現実的だとわかったことが、最終的な売却判断を後押しした要素のひとつと考えられます。
上の階の子供が走り回る音に我慢すべきか悩んでいると、どうしても「相手を静かにさせるか、自分が我慢するか」の2択になりがちです。
しかし、田辺さんの2年間から学びたいのは、管理会社への相談、直接の注意、遮音対策、法律相談まで進めても改善しないなら、解決しない方法へ時間と気力を使い続けないという視点です。
プロ20年 売却と決めなくても
選べる道を把握すると
我慢だけに縛られず
考えやすくなりますね
以上、上の階の子供が走り回る騒音に2年間悩んだ田辺さんの実体験から、失敗や後悔を減らすために知っておきたい4つの転換点を専門家の視点で紹介しました。

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まとめ:子供の足音だからと我慢せず、生活への影響を基準に対処しよう

今回の不動産とーくは『【体験談】上の階の子供が走り回る音は我慢すべきか?2年間の全記録』と題して解説しました。
プロ20年 今のモヤモヤを整理する
きっかけになりましたか?
上の階の子供が走り回る音を我慢すべきか。この問いに、他人が正解を出すことはできません。
ただし、判断のものさしは変えられます。
「音の大きさ」ではなく「自分の生活がどれだけ削られているか」で考えてみてください。
同じ足音でも、日中ほとんど留守の方と、在宅で仕事をする方では受けるダメージがまったく違います。
だから、周りと比べて我慢が足りないなんて思わなくていいんです。
そして、我慢には2つの種類があります。
- 寝れば回復する我慢…数日で気持ちが戻る
- 積み上がっていく我慢…天井を見上げて身構える癖がつく
プロ20年 後者に心当たりがあるなら
すでに我慢の質が
変わってきているサインです
後者の状態を放置すると、眠りや仕事、家族の会話まで巻き込まれていきます。
田辺さんが「もっと早く決断すればよかった」と振り返ったのは、まさにこの部分でした。
業界歴20年以上「不動産コンサル西田」のアドバイス
最後に、相談の現場で私がよく説明していることを1つ。
子供が走り回る音や飛び跳ねる音は、専門的には「重量床衝撃音」と呼ばれます。
スプーンを落とすような軽い音とは性質が違い、床のコンクリート(スラブ)の厚みや広さで伝わり方が決まるタイプの音です。
プロ20年 だからカーペットや
天井の遮音シートでは
効きにくいんですよね
田辺さんが18万円かけた遮音シートで改善しなかったのも、ここに理由があります。
上階がマットを敷いてくれても、この種類の音は完全には消えません。
つまり今のつらさは、相手の配慮不足だけが原因ではなく、建物との相性という側面もあるわけです。
そう考えると、少し肩の力が抜けませんか。
次に住まいを探すときは、以下を確認してみてください。
- 床スラブの厚みを図面や担当者に確認する(200mm以上が目安といわれる)
- 上階が水回りかリビングか、間取り図を重ねて確かめる
- 内見は上階に人がいる夕方や休日を選ぶ
- 室内で数分間黙って立ち、生活音が届くか耳を澄ませる
プロ20年 担当者が答えられない場合は
管理会社に確認してもらうと
教えてもらえることが多いです
そして、今すぐ引っ越しや売却を決める必要はありません。
私がすすめたいのは、逃げ道を1本だけ用意しておくこと。
賃貸なら候補の部屋を1件だけ内見してみる。持ち家なら、今の価値がいくらなのか数字を知っておく。
決断ではなく準備なので、気持ちの負担もほとんどありません。
選択肢がないと思い込んでいる状態こそ、一番心を削ります。

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長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今の住まいで頑張ってきた時間は、決して無駄ではありません。
あなたが静かな夜を取り戻せるよう、心から応援しています。
以上『【体験談】上の階の子供が走り回る音は我慢すべきか?2年間の全記録』でした。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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