「西向きマンション、本当にやめたほうが良い?」
「予算も立地も良いけど後悔しないか不安…」
「実際に住んでいる人の本音が知りたい」
物件探しをしていて、条件の良い西向きマンションに出会ったとき、こんな迷いが浮かんでくる方は少なくありません。
ネット上には西向きマンションのネガティブな情報があふれています。
「西向きやめとけ」といった言葉を目にすると、途端に不安になってしまいますよね。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界のプロが『【ブログ】西向きマンションやめとけ?後悔?新谷さんが語る4年の結論』と題して徹底解説します。
最後まで読めば、西向きマンションの本当のデメリットと対策方法、そしてあなたにとって西向き物件が選択肢になるのかどうか、判断できるはずです!
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
【この記事の取材・確認方法】
この記事は、実体験者への取材・ヒアリング内容をもとに作成しました。不動産の種類や住まいの状況、当時の悩み、検討した選択肢、実際に取った行動、その後の暮らしの変化などを確認したうえで、個人が特定されないよう一部情報を調整。実務・専門的な判断を要する箇所は、不動産コンサルタントの執筆者・西田が補足。※体験談は個別事情に基づく内容であり、同じ結果を保証するものではありません。
【体験談】西向きやめとけと言われたマンション、4年住んだ後悔と本音

早速、西向きやめとけと周囲から言われながらもマンションを購入した新谷さんにお話を伺います。
- 新谷さん(仮名)

-
【年齢】35歳【居住地】山梨県
夫と小学2年生の息子との3人暮らし。4年前、甲府市内の中古マンション6階を2,680万円で購入。駅徒歩圏内で南向きは予算オーバーだったため西向き住戸を選択した。入居当初から夏場の西日が想像以上に厳しく、リビングの室温が午後3時以降に急上昇し、冷房代が月額4,500円増。家具や床材の色褪せも気になり始め、遮光カーテンや遮熱フィルムで計9万円の追加出費が必要だった。午前中に干した洗濯物もなかなか乾かず梅雨時期は苦労したが、西日対策を工夫するうち快適さが向上。予算内で駅近立地を優先できた利点も大きく、現在は西向きを選んで正解だったと感じている。
プロ20年 新谷さん、本日は
貴重なお時間をいただき
ありがとうございます
新谷さん 私の経験が、西向き物件で
迷っている人の参考に
なれば嬉しいです
- 西向きマンションを選んだ決め手は何だった?
- 入居後、「西向きはやめとけ」の意味を実感した瞬間は?
- 西向きマンションで最も後悔したことは?
- 西日対策に実際どれくらいの費用と手間がかかった?
- 対策後、西向きの住み心地はどう変わった?
- 4年住んで感じる西向きマンションのメリットは?
- 今、西向きマンションで迷っている人へアドバイス
それでは、西向きマンションでの4年間の暮らしについて、詳しくお聞きしていきましょう。
西向きマンションを選んだ決め手は何だった?
マンション探しを始めた当初、新谷さん一家は南向きを第一条件にしていました。
プロ20年 予算内で南向きは
見つかりませんでしたか?
新谷さん 希望エリアだと
予算オーバーで
現実は厳しかったです
夫婦で何度も話し合いを重ねた結果、立地と予算を優先して西向きマンションを購入しました。
西向き物件を選んだ主な理由は以下の通りです。
- 駅まで徒歩8分の好立地
- 息子の小学校まで徒歩5分
- 予算内で3LDKを確保できる
- 築15年で室内がきれい
- 管理状態が良好
新谷さん 西向きの欠点より
立地の良さなどが
勝ったんです
内覧時、営業担当者から「西日は遮光カーテンで対応できます」と説明を受けたそうです。
その言葉を信じて、西向きのデメリットを軽く考えていたと振り返ります。
入居後、「西向きはやめとけ」の意味を実感した瞬間は?
新谷さん 7月に入ってから
一気にきました
衝撃的でしたね
午後3時を過ぎるとリビングの温度が急上昇し、エアコンをつけても室温が下がらない状況に直面しました。
特に印象に残っているのは、ある7月の土曜日の出来事です。
- 午後3時の室温が32度に到達
- ソファに座ると背中が汗だく
- 息子が「暑くて宿題できない」と訴える
新谷さん これが毎日続くのかと
思うとゾッとしました
プロ20年 西日の影響は
想像以上だったんですね
6階だと遮るものがないので
さらに困ったのは、洗濯物の問題でした。
午前中にベランダに干しても、日が当たるのは午後からです。
梅雨時期は乾くまで時間がかかり、部屋干しと併用する必要が出てきました。
西向きマンションで最も後悔したことは?
4年間の暮らしの中で、新谷さんが最も後悔したのは家具や床材の色褪せでした。
新谷さん 2年目の夏に
気づいたんです
ショックでした
リビングに置いていた茶色の革ソファが、部分的に色が抜けていたそうです。
西日が当たる側だけが明らかに退色し、元の色との差が目立つ状態になっていました。
また、リビング横にある和室の畳の変色(ラグを敷いていた部分だけ元の色が残る)も深刻な問題でした。
新谷さん 買ったばかりの家具が
こんなに早く傷むなんて
思いませんでした
電気代の増加も予想外の負担になりました。
南向きの友人宅と比較すると、夏場の冷房代が月額4,500円ほど高くなっていたといいます。
西日対策に実際どれくらいの費用と手間がかかった?
西日の厳しさを実感してから、新谷さんは本格的な対策に乗り出しました。
新谷さん 段階的に試して
最終的に9万円
かかりました
最初に購入したのは、遮光1級カーテンです。
リビングの大きな窓に合わせてオーダーし、2枚で3万8,000円の出費となりました。
次に取り組んだのが、窓ガラスへの遮熱フィルム貼りです。
- リビング窓2枚分のフィルム代:1万2,000円
- 施工業者への依頼費用:2万5,000円
- 寝室窓のフィルム施工:1万5,000円
プロ20年 フィルム施工は
自分でやるより
業者のほうが確実ですね
新谷さん 気泡が入らないよう
プロに頼んで正解でした
さらに外側の対策として、ベランダにサンシェードを設置しました。
突っ張り式のタイプを選び、費用は約1万円です。
これらの対策を合わせると、総額で約9万円の追加出費になりました。
新谷さん 想定外の出費でしたが
快適さには代えられません
対策後、西向きの住み心地はどう変わった?
さまざまな対策を施した結果、住環境は大きく改善したそうです。
プロ20年 実際に効果は
実感できましたか?
新谷さん 全然違います
別の部屋みたいに
快適になりました
遮熱フィルムとサンシェードの組み合わせで、室温の上昇が以前より3度ほど抑えられるようになりました。
冷房の効きも良くなり、電気代は対策前と比べて月2,000円ほど下がったといいます。
家具の日焼け対策としては、配置を工夫しました。
- 高価な家具は窓から離れた場所に移動
- 窓際には日焼けしても問題ない物を配置
新谷さん ちょっとした工夫で
かなり変わるんです
3年目からはグリーンカーテンにも挑戦しました。
ゴーヤを育てて窓の外に緑のカーテンを作ったところ、自然な涼しさと見た目の爽やかさで一石二鳥だったそうです。
新谷さん 息子も水やりを
手伝ってくれて
楽しんでいます
4年住んで感じる西向きマンションのメリットは?
デメリットばかりが目立つ西向きマンションですが、実際に住んでみて感じたメリットもあるといいます。
新谷さん 意外と多いんです
最初は気づきませんでした
最大のメリットは、やはり予算内で希望の立地と間取りを手に入れられたことです。
同じマンションの南向き住戸は、購入時に350万円ほど高額でした。
その差額を見越して、家具や家電を新調できたそうです。
- 冷蔵庫を大型タイプに買い替え
- ドラム式の洗濯乾燥機を導入
- リビングのエアコンを高性能モデルに
プロ20年 価格差を有効活用
できたわけですね
新谷さん 結果的に良い選択
だったと思います
午後の日当たりの良さも、実は便利な面があります。
洗濯物は午後にしっかり日が当たるため、夕方まで干しておけば十分乾くことが多いそうです。
新谷さん 朝バタバタしていても
午後から干せば間に合うんです
冬場は西日のおかげで、夕方まで部屋が暖かいのも利点でした。
プロ20年 季節によっては
西日が味方になりますね
今、西向きマンションで迷っている人へアドバイス
最後に、西向きマンションの購入や賃貸を検討している人へ、実体験からのアドバイスを伺いました。
新谷さん 自分の優先順位を
はっきりさせることが
大切だと思います
新谷さんが考える「西向きをやめたほうが良い人」は以下の通りです。
- 日当たりを最重視する人
- 追加の対策費用を出したくない人
- 高価な家具を窓際に置きたい人
- 午前中に洗濯物を完全に乾かしたい人
- 暑さに極端に弱い人
新谷さん 無理して選ぶと
ストレスになります
一方で、「西向きでも問題ない人」の特徴も教えてくれました。
- 立地や予算を優先したい人
- 対策や工夫を楽しめる人
- 日中は家にいないことが多い人
- 朝はゆっくり過ごしたい人
- 南向きより安く購入したい人
プロ20年 ライフスタイルに
合っているかが
ポイントですね
西向きマンションを選ぶ前に必ず確認してほしいこととして、以下の項目を挙げています。
- 夏場の午後に実際に現地を訪問する(できれば)
- 対策費用として10万円程度を予算に入れる
- ベランダの向きと周辺の建物を確認する
- 窓の大きさと数をチェックする
- 住んでいる人に話を聞いてみる
新谷さん 内覧は必ず午後2時以降に
行くことをおすすめします
プロ20年 実際の西日の状態を
体感できますね
午前の内覧だけだと
気づきにくいポイントです
最後に、西向きマンションで迷っている人へ向けて、次のようなメッセージをいただきました。
プロ20年 本日は貴重な体験談を
ありがとうございました
新谷さん 私の経験が少しでも
参考になれば嬉しいです
以上、西向きやめとけと言われながらもマンションを購入し、4年間暮らした新谷さんの実体験を、インタビュー形式で紹介しました。
【購入前チェック】西向きマンションで後悔しないために確かめたい6つのこと

新谷さんは、西日の暑さや家具の色褪せに悩みながらも、対策を重ね、立地と予算を優先した選択に納得しています。
あなたの場合は、西日による負担と、希望する暮らしが両立するかを確かめてみてください。
次の表は、問題に当てはまったらではなく、判断に必要な情報を確認・整理できたらチェックする一覧です。
| 確認したいこと | |
|---|---|
| 午後の西日の入り方と室内の暑さを確認していますか? | |
| 西日が入る時間帯と家族の過ごし方を照らし合わせていますか? | |
| その住戸でできる西日対策と追加費用を確認していますか? | |
| 家具や床の日焼けを考えた配置・使い方を整理できていますか? | |
| 洗濯物を干す・取り込む時間と乾かし方を整理できていますか? | |
| 方角・立地・広さ・予算の優先順位を家族で共有できていますか? |
プロ20年 気になる項目のリンクから
詳しい説明を読めますよ
チェックが付かない項目は、西向きを避ける理由ではなく、次に確かめたいこととして残しておきましょう。
午後の西日の入り方と室内の暑さを確認していますか?
新谷さん宅では、夏の午後にリビングが暑くなり、入居前の想像との違いを感じています。
候補の住戸では、午後にどの窓から、部屋のどこまで日が差すかを確認できているでしょうか?
窓の大きさや周囲の建物も合わせて見て、室内で感じる暑さを確かめることが判断材料になります。
プロ20年 内覧した日の天気や季節も
一緒に記録しておくと
判断の助けになりますよ
涼しい季節や午前中の内覧だけでは、夏の午後の状態は判断しきれません。
夏に訪問できなければ売主や居住者に暑さを聞き、実際に体感できたことと、まだ分からないことを分けておきましょう。
西日が入る時間帯と家族の過ごし方を照らし合わせていますか?
新谷さんの息子さんは、暑さで宿題がしづらいと訴えたそうです。
自分が日中不在でも、家族が午後にどの部屋で何をするかによって、西日の負担は変わります。
平日だけでなく、休日や子どもの長期休みも含めて考えてみてください。
- 在宅勤務や宿題をする場所に西日が当たるか確認する
- 午後に家族が集まる部屋と、別に使える部屋を把握する
- 家族それぞれの暑さの感じ方や、冷房への希望を聞く
プロ20年 家にいる時間が長い方の
感じ方も聞いておきたいですね
午後に長く使う部屋を変えられない場合は、そこで無理なく過ごせるかが大きな判断材料です。
一方、過ごす場所を調整できるなら、間取りの使い方も含めて候補を評価できます。
その住戸でできる西日対策と追加費用を確認していますか?
新谷さんは、遮光カーテンだけでなく、遮熱フィルムやサンシェードも取り入れています。
購入前には、実際に取り入れられる対策と、その費用まで確認しておきたいところです。
窓に合う製品や施工の可否、設置に関する管理規約などが未確認なら、対策できると決めつけずに残しておきましょう。
プロ20年 対策できるという説明を
その住戸で何ができるかまで
具体的に聞けると安心ですね
対策費や冷房費が予算から抜けていると、購入価格には納得しても、暮らし始めてから負担を感じかねません。
必要な対策が予算内でできる場合と、設置できない・費用をかけられない場合では、同じ住戸でも選び方が変わります。
家具や床の日焼けを考えた配置・使い方を整理できていますか?
新谷さんが最も後悔したのは家具や床材の色褪せで、その後は家具の配置も工夫しています。
あなたが置きたいソファや大切な家具は、直射日光が当たりにくい場所に配置できるか、間取りに当てはめてみてください。
家具を動かせても、床や畳は同じようには移せないため、日差しを遮る使い方を受け入れられるかも確認が必要です。
プロ20年 置けるかだけでなく
その配置で暮らしやすいかも
見ておきたいですね
窓際の配置や、カーテンを開けた眺望を優先したい場合は、日焼け対策との両立が課題になります。
配置や日中の窓まわりの使い方を変えられるなら、その工夫を続けられるかまで考えておきましょう。
洗濯物を干す・取り込む時間と乾かし方を整理できていますか?
新谷さんは梅雨時期の乾きにくさに困った一方、午後の日差しを利用できる点には便利さも感じています。
ここでは、洗濯物を何時までに乾かしたいかを、ご自身の生活に当てはめてみてください。
午前中に取り込みたい暮らしと、夕方まで干しておける暮らしでは、求める条件が違います。
プロ20年 乾き方は方角だけでなく
天気や風通しにも左右されます
外干しだけで希望の時間に乾くと考えている場合は、雨の日や乾きにくい日の対応が未確認です。
部屋干しの場所や乾燥機の利用も含めて、無理なく続けられる乾かし方があるかを整理すると、日当たりの評価がしやすくなります。
方角・立地・広さ・予算の優先順位を家族で共有できていますか?
新谷さん夫婦は話し合いを重ね、希望する立地や間取りを予算内で確保することを優先しました。
あなたの候補でも、西向きを選ぶことで満たせる希望と、受け入れる負担を並べてみましょう。
別の方角の候補に変えたとき、駅からの距離や広さ、価格がどう変わるかまで分かると、比べる対象が具体的になります。
プロ20年 価格に納得できることと
住み心地に納得できることは
分けて話すと整理しやすいです
価格が魅力でも、家族が大切にしたい過ごし方を諦める必要があるなら、その負担を軽く見ないことが大切です。
反対に、対策を続けられ、立地や広さの利点を重視できるなら、「西向きはやめとけ」という意見だけで候補から外す必要はありません。
- チェックが付かなかった項目は、判断材料が足りない可能性があることとして残す
- 家族の過ごしやすさや、対策の可否・費用など、選択を大きく左右する項目から確かめる
- 必要な情報が揃ってから、西向きとほかの候補を暮らしや予算に照らして比べる
新谷さんの結論をそのまま当てはめず、ご自身の家族が納得して暮らせる条件を揃えてから、選択につなげてください。
【プロが分析】西向きマンションの後悔と納得を分けた3つの要因
新谷さんの4年間には、家具の色褪せへの後悔と、購入して良かったという納得が共存しています。
この違いを読み解く鍵は、購入前に軽く考えていた負担と、対策後も変わらなかった立地の価値です。
- 350万円の価格差だけでなく、立地と間取りを守れた
- 住み心地を変えたのは、カーテンだけに頼らない対策だった
- 暑さが和らいでも、家具の後悔や家事への影響は別に残る
プロ20年 満足したという結論だけでなく
そこに至るまでの負担にも
目を向けたいですね
西向きマンションのブログを購入判断に活かすには、結果だけでなく、その結果が成立した条件まで読むことが大切です。
350万円の価格差だけでなく、立地と間取りを守れた
新谷さんが購入したのは、2,680万円の中古マンションです。
同じマンションの南向き住戸は約350万円高く、希望エリアで南向きを選ぶと予算を超える状況でした。
西向きを選んだことで、駅徒歩8分・小学校徒歩5分の立地と3LDKを予算内で確保できています。
納得を支えたのは安さだけでなく、家族が優先した条件を手放さずに済んだことと考えられます。
プロ20年 方角を優先したときに
どの条件を譲ることになるか
比較すると考えやすいですね
ただし、比較した住戸の広さや階数などがすべて同じかは不明なため、約350万円をそのまま西向きによる値引き額とは扱えません。
また、購入価格の差と、その後にかかった負担は分けて読む必要があります。
| 体験談の数字 | 購入判断での読み取り方 |
|---|---|
| 南向き住戸との価格差は約350万円 | 当時の候補間の差であり、西向き全般の相場差には広げない |
| 西日対策は総額約9万円と説明 | 記載された個別費用はサンシェードまで含めると約10万円になるため、同じ金額で対策できるとは見込まない |
| 南向きの友人宅より夏の冷房代が月約4,500円高い | 広さや使用時間などの条件がそろっていないため、全額を方角による差とは判断しない |
新谷さんの事例は、価格差から対策費を引けば、そのまま得になると示すものではありません。
別の向きでも希望の立地・広さを予算内で選べる方なら、西日の負担を受け入れる理由は変わります。
比較するべきなのは方角ごとの評判ではなく、実際に選べる住戸同士で、購入後の負担まで含めて何を得られるかです。
住み心地を変えたのは、カーテンだけに頼らない対策だった
新谷さんは内覧時に、営業担当者から「西日は遮光カーテンで対応できます」と説明され、西日の負担を軽く考えていたと振り返っています。
しかし、入居後の7月には午後3時の室温が32℃に達し、息子さんの宿題にも支障が出ました。
その後、遮光カーテンに加えて遮熱フィルムやサンシェードを取り入れ、室温の上昇が以前より約3℃抑えられたと話しています。
ここで重要なのは、複数の対策を組み合わせた後の改善であり、カーテンだけで十分だったという結果ではないことです。
プロ20年 対策できるという説明も
何をどこまで使う前提かで
受け止め方が変わりますね
窓の外側で日差しを遮る方法は、室内に入る熱を減らすための対策です。
新谷さんがサンシェードを併用したことも改善に関わったと考えられますが、体験談だけでは、それぞれの対策が何℃分の効果を生んだかまでは分かりません。
電気代が対策前より月約2,000円下がったという結果も含め、同じ対策で同じ効果が出る保証はありません。
窓ガラスとフィルムの組み合わせによっては、温度差でガラスが割れる「熱割れ」の検討も必要になるため、施工会社に適合性を確認することが対策の前提です。
プロ20年 同じ商品をそろえる前に
その窓で使える方法なのか
相談しておくと安心ですね
候補の住戸で使える対策が限られるなら、新谷さんと同じ改善を見込んで購入する判断は慎重になるでしょう。
この体験から学べるのは、西向きでも必ず快適になるということではなく、実行できる対策まで具体化して初めて、購入後の暮らしを見通せるということです。
暑さが和らいでも、家具の後悔や家事への影響は別に残る
新谷さんが最も後悔したのは、2年目の夏に気づいた革ソファや畳の色褪せでした。
対策後は高価な家具を窓から離しましたが、元の色に戻ったという記載はありません。
室温を下げる対策と、すでに生じた家具の傷みは別の問題です。
つまり、住み心地が改善しても、それ以前の後悔まで解消されるとは限りません。
プロ20年 大切な家具の置き場所も
入居前の段階で考えると
後悔を減らしやすいですね
一方、洗濯物については、午前中や梅雨時期には乾きにくく困ったものの、午後の日差しを使えば夕方までに乾くことが多いと話しています。
これは体験談の矛盾ではなく、季節や取り込む時刻によって、同じ西向きの評価が変わることを示しています。
夕方まで干せる暮らしなら利点になっても、午前中に洗濯を終えたい方には、同じ解決方法が合うとは限りません。
新谷さんの納得は、対策に加え、家具の配置や暮らし方を調整できたことにも支えられていると考えられます。
プロ20年 工夫できる範囲はそれぞれです
毎日の無理につながるなら
別の向きを選ぶ理由になります
西向きはやめとけ、西向きはやめたほうが良いという意見を、そのまま自分の結論にする必要はありません。
ただし、新谷さんが最後に満足したからといって、自分も負担に慣れるはずと考えるのは避けたいところです。
立地の利点と引き換えに必要になる費用や手間、暮らしの調整を受け入れられるかが、西向きマンションで後悔を残さない判断につながります。
以上、新谷さんの実体験をもとに、西向きマンションの後悔と納得を分けた3つの要因を解説しました。
まとめ:予算と立地優先なら西向きマンションもあり

今回の不動産とーくは『【ブログ】西向きマンションやめとけ?後悔?新谷さんが語る4年の結論』と題して解説しました。
西向きマンションの検討で迷っているあなたは、きっと「後悔したくない」という気持ちが強いのではないでしょうか。
物件探しをしていると、つい「あれも欲しい、これも欲しい」と条件を積み上げてしまいがちです。
南向きで、駅近で、広くて、新しくて、予算内で…。
でも現実には、すべてを満たす物件はなかなか見つかりません。
プロ20年 だからこそ、発想を
変えてみてください
「何が必要か」ではなく、「何なら手放せるか」を考えてみるんです。
たとえば、日中ほとんど家にいない共働き夫婦なら、午後の西日はそれほど影響しないかもしれません。
もちろん、西日の厳しさを軽視するわけではなく、何の対策もせずに快適に暮らせるわけではないのは事実です。
プロ20年 だからこそ、晴れた日の
西日が強い午後に
必ず現地を訪れてください
実際に部屋に入って、西日がどう差し込むか、どれくらい暑くなるか、体感してください。
そして可能なら、マンションに住んでいる方に話を聞いてみましょう。
ネット上の情報よりも、その場所で実際に暮らしている人の言葉のほうが、はるかに参考になります。
最後に、「西向きやめとけ」といった言葉は、万人に当てはまるアドバイスではありません。
プロ20年 あなたの暮らし方、優先順位、
予算、家族構成によって、
最適な答えは変わります
周りの意見やネットの情報に惑わされず、自分たちの暮らしを想像してください。
あなたとあなたの家族が、心から「この家を選んで良かった」と思える住まいに出会えることを願っています。
以上『【ブログ】西向きマンションやめとけ?後悔?新谷さんが語る4年の結論』でした。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

-
不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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