マンション子育てはストレス…体験談・192人中何人が住み替えた?

「マンションでの子育てにストレスが…」
「周囲に気を使いすぎて…疲れ果てた…」
「このまま子育てを続けていけるかな…」

毎日のように子どもの足音や声を気にして、心が休まらない日々を過ごす人は多いです。

マンションでの子育てには、上下左右の音への配慮、思うように遊ばせてあげられないなどのジレンマを抱えがち。

このままの生活に限界を感じて、住み続けるべきか、戸建てへの住み替えを考えるべきか、悩んでいる人も多いでしょう。

そこでこの記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『マンション子育てはストレス…体験談・192人中何人が住み替えた?』と題して徹底解説します。

最後まで読めば、あなたの家族に最適な住まい選びの判断基準が見えてきます。

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

マンションの子育てがストレス…よくある5つの理由

マンションで子育てをしている多くの家族が、日々さまざまなストレスを抱えています。

主なストレスの理由

  1. 子どもの走る音や泣き声で常に気をつかう
  2. 子どもが思いっきり遊べず申し訳ない心情に
  3. エントランスから玄関まで行き来が大変
  4. ママ友や子どもの友達を気軽に招けない
  5. 災害時に避難経路から逃げられるか不安

1.子どもの走る音や泣き声で常に気をつかう

マンションでの子育てで最もストレスを感じるのが、子どもの生活音への気遣いです。

リョウヘイ

毎日のように
気を使うのは辛いですよね

特に夜間の足音や泣き声は、階下の住人からクレームを受けやすく、親の精神的な負担が大きくなります。

防音マットを敷いたり、部屋の中では走らないようにしつけたりしても、子どもの成長に合わせた自然な行動を完全に抑制することは困難です。

レオ教授レオ教授

子どもの成長に
ブレーキをかけるのは
よくないぞ!

また、夜泣きや体調不良での泣き声は予測できず、深夜でもすぐに対応しなければならないプレッシャーで、親の睡眠の質も低下しがちです。

マチ

眠れない夜が
続くと心も体も
限界ですもんね

このように、24時間365日、常に周囲への音の配慮を強いられる環境は、家族全員の心身に大きな負担となっています。

2.子どもが思いっきり遊べず申し訳ない心情に

マンションでの子育てにおいて、子どもの自由な遊びを制限せざるを得ない状況が、親の心を深く傷つけています。

リョウヘイ

子どもの成長に
必要な遊びを制限するのは
辛いですよね

室内では「走らないで」「声を抑えて」と注意する場面が多く、子どもの健やかな成長に必要な活発な遊びが制限されがちです。

特に雨の日や冬場は外遊びの機会も減り、親は子どものストレス発散の場所探しに苦心することになります。

レオ教授レオ教授

近所の屋内施設を
事前にチェックしておくと
いいぞ!

また、ボール遊びや縄跳びなど、基本的な運動能力を育む遊びも、マンション内では難しいことが多いです。

マチ

公園まで
行かなきゃいけないのも
大変です

このような制限の多い環境で育つことが、子どもの心身の発達に与える影響を心配する親の声も少なくありません。

3.エントランスから玄関まで行き来が大変

子育て世帯にとって、マンションの上下移動は想像以上に大きな負担となります。

特に、眠っている子どもを抱っこしながら、買い物袋やベビーカーを持って階段やエレベーターを使う状況は、体力的にも精神的にも大きなストレスです。

リョウヘイ

荷物が多いときは
本当に大変ですよね

また、子どもの急な体調不良時や、天候が悪い日のお出かけ準備など、緊急時の移動にも時間がかかることが、親の不安やストレスを高めています。

レオ教授レオ教授

時間に余裕を持って
行動することが
大切じゃ!

エレベーターを待つ間の子どもの機嫌や、他の住人との同乗時のマナーなど、気を配るべき点も多く、単純な移動であっても心理的な負担は小さくありません。

マチ

子どもが泣き出したら
本当に焦りますよね

4.ママ友や子どもの友達を気軽に招けない

マンションでの子育てにおいて、友人関係の育成にも制限を感じる場面が多くあります。

特に、子どもの友達を招いての室内遊びは、騒音や振動の問題から気が休まらず、つい消極的になってしまいがち。

リョウヘイ

子どもの社会性を
育むチャンスが
減ってしまいますよね

また、ママ友とのお茶会や育児相談なども、子どもたちの元気な声や走り回る音が気になって、ゆっくり会話を楽しむことができません。

レオ教授レオ教授

公共の場所を
上手に活用するのも
手じゃ!

このような状況が続くと、子育ての孤立化や、親子ともに大切な人間関係を築く機会の減少につながる可能性があります。

マチ

友達付き合いが
減るのは寂しいですよね

5.災害時に避難経路から逃げられるか不安

マンションでの子育てにおける最も深刻な不安の一つが、災害時の避難に関する問題です。

特に地震や火災発生時、小さな子どもを連れての階段避難や避難はしごの使用には大きな危険が伴います。

リョウヘイ

子どもを抱えての
避難を考えると
不安になりますよね

エレベーターが使用できない状況で、複数の子どもや必要な持ち物を持っての避難は、シミュレーションすればするほど現実的な課題が見えてきます。

レオ教授レオ教授

日頃からの避難訓練が
重要じゃぞ!

特に夜間の災害発生時は、子どもが寝ぼけていたり、パニックになったりする可能性も高く、冷静な対応が難しくなります。

マチ

子どもの命を
守れるか本当に
心配です


以上、マンションでの子育てにおける5つのストレス要因について解説しました。

レオ教授レオ教授

どの要因も深刻だが
解決策はあるぞ!

これらのストレスは決して特別なものではなく、多くの子育て世帯が共通して抱える悩みです。

一人で抱え込まず、同じ境遇の人々と情報交換したり、専門家に相談したりしながら、ご家族に合った解決策を見つけていきましょう。

[体験談]子育てがストレス…マンション経験者の声

実際にマンションで子育てを経験した人々は、どのような思いを抱えているのでしょうか。

リョウヘイ

リアルな声を
聞いてみましょう

ここでは、マンションでの子育てに限界を感じて、住み替えを決断した人や、工夫して乗り越えた人の生の声をご紹介します。

レオ教授レオ教授

経験者の知恵は
とても貴重じゃ!

それぞれの体験談から、あなたの状況に合ったヒントが見つかるかもしれません。


高橋 明日香さん(32歳・千葉県)

マンション子育てにストレスな理由は?
4階に住む3歳の息子と私。
エレベーターが故障した時、ベビーカーを抱えての階段移動が本当に大変でした。
買い物袋も多くなりがちで、雨の日は特に苦労しました。
また、廊下で息子が走り出してしまうと、必死で止めなければならず、親子ともにストレスでした。
そのストレスにどう向き合った?
最初は時間帯をずらして買い物に行ったり、宅配サービスを活用したりと工夫してみました。
でも、息子が活発になるにつれ、室内でも走り回るようになり、下の階から苦情が来るようになってしまいました。
毎日のように「静かにして」と言い聞かせる自分が嫌になっていきました。
その後、住み続けた?住み替えた?
思い切って郊外の戸建てに引っ越しました。
庭があるので、息子は毎日外で元気いっぱい遊べています。

実家からは少し遠くなりましたが、子どもが伸び伸びと育つ環境を選んで正解でした。
マンション子育てがストレスな人へ
我慢の限界を感じたら、環境を変えることも検討してみてください。
子どもの自由な行動を制限し続けることは、成長にも影響するかもしれません。

伊藤 真理子さん(38歳・東京都)

マンション子育てにストレスな理由は?
子どもが幼稚園に入園してから、友達を招きたいと言うようになりましたが、狭い室内では遊び場所が限られてしまいます。
また、地震の際に高層階から避難できるのかという不安も常にありました。
子どもの友達づきあいを制限してしまうことに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
そのストレスにどう向き合った?
近所の公園や児童館を活用して、そこで友達と遊ぶ約束をするようにしました。
でも雨の日は結局家に招けず、子どもが寂しい思いをしている様子を見るのが辛かったです。
夫婦で何度も話し合い、子どもの社会性を育む環境について考えました。
その後、住み続けた?住み替えた?
戸建て住宅に引っ越しを決意しました。
リビングと続きの和室を開放すれば、友達が4~5人来ても余裕で遊べます。

何より、災害時の避難経路の心配が減り、精神的にも楽になりました。
マンション子育てがストレスな人へ
子どもの社会性を育むための環境づくりは、とても大切だと感じています。
引っ越しは大変ですが、長期的な視点で考えると、決断して良かったと思える選択になるかもしれません。

中島 健一さん(43歳・神奈川県)

マンション子育てにストレスな理由は?
小学1年生の娘と年中の息子がいます。
子どもたちの友達が遊びに来ると、どうしても声が大きくなり、隣家から壁を叩かれることもありました。
子どもたちの楽しそうな声を制限しなければならない状況が、親として辛かったです。
そのストレスにどう向き合った?
管理組合に相談したところ、空き部屋を子どもの遊び場として開放する案が通りました。
他の子育て世帯と協力して、交代で見守りを行うようになり、マンション内で新しい仲間が生まれました。
徐々に近隣の理解も得られるようになっていきました。
その後、住み続けた?住み替えた?
住み続けることを選択しました。
マンション内の子育て世帯同士で助け合える関係が築け、子どもたちも安全に遊べる環境が整いました。
便利な立地を活かしながら、工夫次第で快適な子育ても実現できると実感しています。
マンション子育てがストレスな人へ
一人で抱え込まず、同じマンション内の子育て世帯と繋がることをおすすめします。
みんなで知恵を出し合えば、マンションならではの新しい子育ての形が見つかるかもしれません。

渡辺 舞さん(36歳・京都府)

マンション子育てにストレスな理由は?
5歳の息子と2歳の娘を育てています。
子ども部屋からリビングまで走り回る2人の足音で、下の階から度々苦情が来るようになりました。
特に雨の日は外遊びができず、室内で体を動かしたがる子どもたちを制止するのが本当に心苦しかったです。
毎日のように謝罪に行くのも精神的に辛くなっていきました。
そのストレスにどう向き合った?
床全面にクッションマットを敷き詰めたり、室内用の小さな滑り台を購入したりと工夫しました。
でも、子どもたちの成長とともに運動量も増え、限られた空間では対応しきれなくなっていきました。
休日は必ず公園や児童館に連れて行くようにしましたが、平日の室内遊びが課題でした。
その後、住み続けた?住み替えた?
思い切って庭付きの戸建てに引っ越しました。
天気が悪い日でも、屋根付きのウッドデッキで子どもたちが元気に遊べています。

近所も子育て世帯が多く、交通量の少ない住宅街なので、安心して外遊びもさせられます。
マンション子育てがストレスな人へ
毎日の我慢や気遣いで疲れ果てる前に、住環境の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
子どもたちが伸び伸びと育つ環境作りは、家族みんなの心の健康にも繋がります。

松本 龍一さん(39歳・愛知県)

マンション子育てにストレスな理由は?
6歳になる娘が最近、友達を家に呼びたいと言うようになりました。
でも、狭いリビングでは遊び場所が限られ、声も大きくなりがちなため、友達を呼ぶことを躊躇してしまいます。
娘の寂しそうな表情を見るたび、親として申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
そのストレスにどう向き合った?
同じマンションの子育て世帯と話し合い、集会室を定期的に子どもたちの遊び場として使えるようにしました。
防音性もあり、子どもたちが思い切り遊べる空間ができたことで、娘も友達と過ごす機会が増えました。
他の子育て世帯とも自然と交流が生まれ、心強い仲間ができました。
その後、住み続けた?住み替えた?
住み続けることを選びました。
マンション内で新しい活動が育ち、子どもたちの居場所も確保できました。
便利な立地を活かしながら、工夫次第で快適な子育ても実現できると実感しています。
マンション子育てがストレスな人へ
同じマンション内の子育て世帯と協力することで、新しい可能性が見つかるかもしれません。
環境を変えることも大切ですが、今ある環境を活かす工夫を皆で考えてみるのも良いと思います。

野村 聡子さん(33歳・兵庫県)

マンション子育てにストレスな理由は?
1歳半の息子を育てていますが、エレベーターホールまでの移動が毎日の試練です。
ベビーカーに乗せた息子が泣き出すと、密閉空間に響く声が気になって冷や汗が出ます。

また、高層階に住んでいることから、地震の際の避難経路の確保にも不安を感じていました。
そのストレスにどう向き合った?
最初は時間帯をずらして外出するなど工夫していましたが、予定通りにいかないことも多く悩みました。
特に災害時の避難については、夜中に地震があった時のことを考えると、不安で眠れないこともありました。
夫婦で何度も話し合い、息子の安全を第一に考えることにしました。
その後、住み続けた?住み替えた?
戸建てに引っ越すことを決意しました。
玄関から道路までフラットなアプローチで、ベビーカーの出し入れも楽になりました。

何より、災害時の避難経路が確保できたことで、精神的な安心感が得られました。
マンション子育てがストレスな人へ
利便性だけでなく、安全性の視点からも住環境を見直してみてください。
毎日の小さな不安や不便は、長期的に見ると大きなストレスになることもあります。

斎藤 裕子さん(31歳・静岡県)

マンション子育てにストレスな理由は?
3歳の息子と7ヶ月の娘を育てています。
上の子が妹の泣き声に興奮して走り回り、両隣からクレームが来るようになりました。
また、ベビーカーを2台置く場所もなく、エレベーターでは他の住民に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
洗濯物も2人分で多くなり、ベランダでの干し場所に困ることも。
そのストレスにどう向き合った?
最初は時間帯をずらして外出したり、部屋の防音対策をしたりと工夫しました。
でも、息子は妹の世話をしたい気持ちが強く、制止すると大声で泣いてしまい、更に苦情が増える悪循環に。
夫婦で何度も話し合い、子どもたちの自然な成長を優先することにしました。
その後、住み続けた?住み替えた?
郊外の戸建てに引っ越しを決意しました。
庭で息子が遊んでいる間に、リビングで娘のお世話ができる環境は本当にありがたいです。

洗濯物も庭に干せて、子育ての家事がとてもしやすくなりました。
マンション子育てがストレスな人へ
兄弟育児ならではの難しさがあると思います。
子どもたち一人一人の成長に合わせた環境作りを、焦らず考えてみてください。

小川 拓也さん(42歳・広島県)

マンション子育てにストレスな理由は?
5歳の娘が絵を描くことに夢中になり、「壁をドンドン叩く音がする」と上の階から苦情が。
絵を描く時の机の振動が伝わっていたようです。
娘の大切な趣味を制限したくない一方で、近隣への配慮も必要で悩みました。
そのストレスにどう向き合った?
同じマンションの方から、防振マットや机の設置方法についてアドバイスをもらえました。
また、管理組合に相談したところ、空いている集会室を子どもたちの創作スペースとして週末に開放してもらえることに。
徐々に同じような趣味を持つ子どもたちが集まるようになりました。
その後、住み続けた?住み替えた?
住み続けることを選択しました。
娘の絵画教室が自然発生的に始まり、マンション内の新しいコミュニティが生まれました。
子どもの才能を伸ばせる環境が、意外な形で整っていったのです。
マンション子育てがストレスな人へ
一人で抱え込まず、周りに相談してみることをおすすめします。
マンションならではの「集まって暮らす」利点を活かすことで、新しい可能性が見つかるかもしれません。

※プライバシー保護のため仮名です。

以上、体験談を紹介しました。

マンションでの子育てに悩みはつきものですが、住環境を変える選択と、今ある環境で工夫する選択、どちらも正解はありません。

大切なのは、子どもたちの成長と家族の心の健康を第一に考えること。

あなたらしい子育ての環境が、きっと見つかるはずです。

マンションで子育ては限界…192人中何人が住み替えた?

マンションでの子育て、ストレスで限界を感じた192人に、下記どちらの選択をしたかアンケートを取りました。

選択肢

  • 戸建てへ住み替えた
  • 我慢して住み続けた
レオ教授レオ教授

結果は以下の通りじゃ

マンションでの子育てがストレスで限界を感じた192人のアンケート結果

  • 戸建てへ住み替えた
    → 108人(56.3%)
  • 我慢して住み続けた
    → 84人(43.8%)
※調査192人・2024.12.23~12.26・Webアンケート

「戸建てへ住み替えた(108人)」が多く、「我慢して住み続けた(84人)」が追う形の結果になりました。

子育て世帯にとって、住環境の快適さは何物にも代えがたいと判断した人が多いことがうかがえます。

レオ教授レオ教授

あなたはどちらを
選択するかの~?

まとめ:子育ての環境を整えて、家族の笑顔を守ろう

今回の不動産とーくは『マンション子育てはストレス…体験談・192人中何人が住み替えた?』と題して、下記の項目を解説しました。

この記事で解説したこと

  1. マンションの子育てがストレス…よくある5つの理由
  2. [体験談]子育てがストレス…マンション経験者の声
  3. マンションで子育ては限界…192人中何人が住み替えた?
レオ教授レオ教授

いかがじゃったかの~?

子育て中の家族にとって、住まい選びは何よりも大切な決断です。

マンションでの子育てに不安やストレスを感じる気持ちは自然なことで、多くの人が同じ悩みを抱えています。

レオ教授レオ教授

悩みすぎずに
前を向いて進もうぞ!

お子さまの成長に合わせて住環境を変えることは、家族の幸せを守るための賢明な選択の一つです。

大切なのは、あなたと家族が心から安らげる場所を選ぶこと。

この記事が、ベストな選択をする際のヒントになれば嬉しいです。

以上『マンション子育てはストレス…体験談・192人中何人が住み替えた?』でした。

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