【査定結果】築50年一戸建ての売却相場いくら?実際の査定額を公開
「築50年の家、正直いくらで売れるの?」
「二束三文にしかならないと思うけど…」
「むしろ解体費用で赤字になりそうで怖い」

そう感じている方、多いと思います。

親が他界して空き家になった実家、自分が長年暮らしてきた古い家…「売りたい気持ちはあるけれど、築50年じゃ相手にされないのでは」と、最初の一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。

実際、築50年超の一戸建てでも、土地の条件や会社選び次第で想定を大きく上回る査定額がつくケースは珍しくありません。

問題は築年数ではなく、「正しい情報を持って動けるかどうか」です。

私は不動産業界で20年以上、3,000件超の相談・2,000件超の査定に携わってきた不動産コンサルタントです。そのリアルな経験をもとに、今回は『【査定結果】築50年一戸建ての売却相場いくら?実際の査定額を公開』と題して徹底解説します。

最後まで読めば、「自分の物件がいくらになるか」の相場感と、査定を有利に進めるための具体的な判断軸が手に入ります。

「売れるかどうかも、いくらになるかもわからない」という不安を、この記事で少しでも解消できれば幸いです。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

築50年一戸建ての正確な売却相場を知るには?

築50年一戸建ての正確な売却相場を知る

早速、築50年一戸建ての正確な売却相場は、

不動産会社「3社以上」の査定額の「範囲」で判断する

複数社の査定額を比較することで「売却できる価格帯(範囲)」が見え、全社の平均を取れば「実際に売れる可能性が高い金額」もわかります。

レオ教授

実際の計算例を
紹介するぞ!

正確な売却相場の計算例は?

正確な売却相場を計算

まず、3社へ同時に査定依頼すると下記のような結果になることが多いです。

計算例①
不動産会社 査定額
A社 2,880万円
B社 3,050万円
C社 2,610万円

この場合は、2,610万~3,050万円の範囲が売却相場と見て、3社を平均した2,850万円前後で売れる可能性が高いと考えます。

計算例②
不動産会社 査定額
A社 3,550万円
B社 3,390万円
C社 3,870万円

この場合は、3,390万~3,870万円の範囲が売却相場と見て、3社を平均した3,600万円前後で売れる可能性が高いといえるでしょう。

レオ教授

査定数が増えれば、
より正確性があがるぞ!

ただし、各社が出した査定額の根拠は必ず確認し、信頼できる金額のみ参考にしてください。

※個人でも、近隣の売却事例と比較することで売却相場を判断できる、と説明する方もいますが、個人が得られる近隣の売却事例は限られており、正確に把握することはまず難しいです。

【実例公開】築50年一戸建てを売却査定した結果は?

築50年一戸建てを売却査定
「築50年の一戸建てなんて、査定に出しても意味がない…」そう思っている方に、実際の査定結果をお見せします。

私がこれまで携わってきた売却相談の中には、築50年超の一戸建てでも想定以上の価格がついたケースが少なくありません。

査定額は、建物の状態や土地の広さ、立地条件によって大きく変わります。「どうせ二束三文だろう」と最初から諦めてしまうのは、非常にもったいない判断です。

プロ20年プロ20年

以下では、実際に査定した物件の
具体的な結果を、
条件とともにそのまま公開します

【ケース1】村上 奈緒さん(58歳/神奈川県横浜市郊外)


■ 一戸建て情報
築53年・3LDK・120㎡・道路4m・南向き
売却理由:父が他界し、母は老人ホームへ入居。空き家になった実家を相続して処分することに
物件の状態:外壁のひび割れあり。内装は当時のまま手つかずだが、雨漏りや床の傾きはなし。

査定結果
不動産会社 査定額(古家付き現状渡し) 査定額(更地渡し・解体後)
A社(地元密着の中堅) 1,200万円 1,380万円
B社(大手仲介系) 1,450万円 1,600万円
C社(買取専門) 900万円
売却相場 900万~1,450万円(幅550万円) 1,380万~1,600万円(幅220万円)
想定売却額(仲介2社平均) 1,325万円前後 1,490万円前後
※解体費用の目安:木造120㎡の場合、130万~170万円程度
ポイント
  • 横浜市郊外は土地需要が高く、築50年超でも古家付き土地として1,000万円超の査定がついた
  • 買取専門の査定は仲介の最高額より550万円も低く、スピード重視か価格重視かの判断が重要になる
  • 解体費用を自己負担して更地にしても、手残りの差が小さく、現状渡しのほうが合理的だった
「相続の手続きだけで精一杯で、売却のことを考える余裕がなかったんです。しかも外壁がボロボロだったので、どうせ値段なんてつかないと思っていました。
でも試しに一括査定を使ってみたら、複数の会社から連絡が来て、中には『このエリアは土地を探している方が多いので、建物はそのままで大丈夫ですよ』と言ってくれた会社もあって。
最終的に1,280万円で売れたときは、本当に拍子抜けするくらい驚きました。最初から諦めていたら絶対に損していたと思います」(村上さん)
プロ20年プロ20年

横浜・川崎エリアは
土地の需要が根強いため
築50年超でも思いのほか
高値がつくケースがありますね

【ケース2】安藤 誠一さん(49歳/大阪府大阪市内)


■ 一戸建て情報
築50年・2階建て・3DK・85㎡・道路3.5m・西向き
売却理由:祖父から相続した古い町家風の一戸建てを処分。自分は別の場所で生活しており管理が限界に。
物件の状態:水回りは老朽化が進み使用困難。外壁塗装は剥がれあり。接道が狭く、建て替え時の制限(再建築不可ではないが注意が必要な幅員)あり。

査定結果
不動産会社 査定額(古家付き現状渡し) 査定額(更地渡し・解体後)
A社(大阪市内に強い地元業者) 680万円 820万円
B社(大手系) 750万円 900万円
C社(リノベ専門系) 820万円
D社(買取専門) 540万円
売却相場 680万~820万円(幅140万円) 820万~900万円(幅80万円)
想定売却額(仲介3社平均) 750万円前後 860万円前後
※解体費用の目安:木造85㎡の場合、100万~130万円程度/道路幅が狭い場合は割増になることがあります
ポイント
  • 大阪市内という立地の強さが、狭い道路幅や水回りの劣化というマイナスを補った
  • リノベ専門の会社が古い町家風の雰囲気に価値を見出し、最高査定額をつけた
  • 道路幅の問題から「再建築不可」を懸念していたが、条件をクリアしており価値の棄損がなかった点が安心材料に
「まさかこんな値段がつくとは思っていませんでした。水も出ない、道も狭い、壁もボロボロ…正直、解体費用だけかかって終わりだろうと覚悟していたくらいです。
査定に出すのも半分諦め半分でした。ところが、リノベーションを得意とする会社の担当者が『この昭和の雰囲気、むしろ需要あります』と言ってきて、目が点になりましたよ。大阪市内という立地だけで、これほど評価が変わるとは。
780万円で売却できて、管理の重荷からも解放されて、今はすっきりしています」(安藤さん)
プロ20年プロ20年

リノベ需要の高い都市部では
古い建物の「味」が
逆に評価されることがあります
諦める前に必ず複数社に聞いてみてください

【ケース3】中島 里奈さん(44歳/愛知県名古屋市近郊)


■ 一戸建て情報
築51年・平屋・2DK・70㎡・道路4m・南西向き
売却理由:母が認知症のため施設に入居。管理できなくなった実家を早めに処分したい。
物件の状態:平屋のため老朽化が外観に出やすい。雨漏りの跡あり。ただし土地は角地で約95㎡。

査定結果
不動産会社 査定額(古家付き現状渡し) 査定額(更地渡し・解体後)
A社(地元密着) 820万円 920万円
B社(大手系) 950万円 1,050万円
C社(地元中堅) 780万円 880万円
売却相場 780万~950万円(幅170万円) 880万~1,050万円(幅170万円)
想定売却額(全社平均) 850万円前後 950万円前後
※解体費用の目安:木造70㎡の場合、80万~110万円程度/角地のため作業効率がよく、解体費が抑えられやすい
ポイント
  • 平屋で建物の評価はほぼゼロだったが、角地という希少性が土地価格を大きく引き上げた
  • 雨漏りがあっても、角地・南西向きというプラス条件が相殺し、想定以上の査定額に
  • 現状渡しと更地渡しの差が約100万円と小さく、解体費用を考えると現状渡しが有利と判明した
「母が施設に入って、もう実家の管理なんてとてもできない状態で。雨漏りまであるし、どうせ二束三文だろうって、売ることより『どうやって処分するか』ばかり考えていました。
査定に出したのも、半ば義務感からでした。担当者に『角地は価値が高い』と言われたとき、正直ピンと来なかったです。でも蓋を開けてみたら900万円近い数字が並んでいて。施設の費用のめどが立って、肩の荷が下りた感覚でした。
もっと早く動けばよかったと、少し後悔しています」(中島さん)
プロ20年プロ20年

角地は接道が2面あり
建物の配置の自由度が高いため
購入者にとって使いやすい土地です
建物の状態よりも
評価が高くなるケースも多いですよ


以上、築50年一戸建ての実際の売却査定について紹介しました。

実例を参考に、まずは自分の物件の相場感をつかむことが、売却成功への第一歩になります。

まとめ:築50年でも売れる!今すぐ相場を確認しよう

築50年の一戸建てを売却
今回の不動産とーくは『【査定結果】築50年一戸建ての売却相場いくら?実際の査定額を公開』と題して、下記の項目を解説しました。

この記事で解説したこと

  1. 築50年一戸建ての正確な売却相場を知るには?
  2. 【実例公開】築50年一戸建てを売却査定した結果は?
プロ20年プロ20年

ここまで読んでいただいて
疑問は解決できましたか?
「意外と売れるかも」と
感じてもらえたなら嬉しいです

「築50年じゃ無理だろう」と最初から諦めていた方ほど、実際に査定を出した後に驚く方が多いです。

売却価格を左右するのは築年数より「土地の条件」と「どの会社に頼むか」です。

あなたの物件が実際にいくらになるかは、査定に出してみるまでわかりません。

業界歴20年以上「不動産コンサル西田」のアドバイス

20年以上この業界に関わってきた中で、私が繰り返し目の当たりにしてきた後悔があります。

それは、「どうせ安いだろう」と思い込んで動かないまま、売り時を逃してしまうこと。

プロ20年プロ20年

相場は常に動いています
今日の査定額が、
1年後も同じとは限りません

売却を決断する前でも構いません。まず「自分の物件がいくらになるか」を知ることが、最初の一歩になります。

その際に、私が特に意識してほしいことをまとめました。

  • 査定は必ず複数社に依頼する(1社だけでは相場の上限がわからない)
  • 解体して更地にする前に、必ず現状渡しの査定額を先に確認する
  • 買取専門会社の査定は「最低ライン」の目安として参考程度にとどめる
  • 「古家付き土地」として売り出すことを前提に相談してみる
  • 急いでいるときほど1社の言い値に流されやすいため、複数社への査定依頼を徹底する
プロ20年プロ20年

「査定=売却の確定」では
ありません
相場を確認してから
売るかどうかを判断すれば
選択肢が広がりますよ

査定を出した後で「やっぱり売らない」と決めることも、もちろん自由です。

でも、何も知らないまま判断するより、相場を把握したうえで判断するほうが、絶対に後悔は少ない。それだけは、自信を持って言えます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

築50年の一戸建てでも、複数社への査定と会社選びさえ間違えなければ、思いのほか納得のいく売却ができます。

あなたの売却が、納得のいく結果につながることを心から願っています。

以上『【査定結果】築50年一戸建ての売却相場いくら?実際の査定額を公開』でした。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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