
「実家どうするか決められずにいる…」
「このまま放置するわけにはいかないけど…」
このような悩みを抱えている方は決して少なくありません。
都市部に出た子どもたちが誰も実家に戻らず、高齢の親が亡くなった後の田舎の実家をどうするかは、多くの家庭が直面する深刻な問題です。
誰も継がない実家を放置することは、想像以上に多くのリスクを生み出してしまいます。
建物の老朽化や近隣トラブル、継続的な税負担など、時間が経つほど問題は複雑化し、解決にかかる費用も増大してしまうでしょう。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界のプロが『誰も継がない田舎の実家じまいどうする?放置する11のリスク』と題して徹底解説します。
最後まで読めば、実家を放置することの具体的なリスクを理解し、今すぐ取るべき行動が明確になります。
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- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
 
- 
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
 【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
 【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
「実家じまいって何から始めればいいの?」 「手続きが多すぎて何が必要かわからない」 このような悩みを抱えている方は、実は非常に多くいらっしゃいます。 親御さんの他界や施設入所をきっかけに、突然実家じまいが必要になったもの …
放置NG!
誰も継がない田舎の実家じまいどうする?

誰も継がない田舎の実家を、やむを得ず放置している人は大勢います。
ただ、ゴミの不法投棄、放火の危険、不法侵入から住み着きの他、老朽化により災害時に大きな被害を受けるなどのリスクもゼロではないため、早々に「売却」の方向で実家じまいを進めるべきでしょう。
いずれ親族の誰が利用する予定があれば、一旦残す選択も1つですが、その予定もないなら「売却」一択です。
まず、相続人1名が代表して相続し、地元の不動産会社に売却や買取を依頼。
その後、売ったお金を法定相続分で振り分けるのが結果的に一番楽です。
もし実家の中に荷物や不用品が残っている場合は、売却を依頼する不動産会社に地元の処分業者を紹介してもらうといいでしょう。
全員の相続放棄はおすすめできない
一方、誰も継がないからといって、全員が相続放棄する方法はあまりおすすめできません。
家庭裁判所を通して、弁護士等に相続財産管理人を選任する面倒な手続きや多額の費用が必要になり、とても大変だからです。
かといって放置しておくと、いずれは関係ない子供等へ相続人の権利が移っていくため、誰も継がない実家なら今の代で処分しておくべきでしょう。
誰も継がない田舎の実家を放置する11のリスク

田舎の実家を誰も継がずに放置することは、想像以上に深刻な問題を引き起こす可能性があります。
放置によって生じるリスクは多岐にわたり、時間が経過するほど解決が困難になってしまうのが現実です。
- 建物の老朽化と倒壊の危険性
- 不法投棄によるゴミ屋敷化
- 放火や不審火の発生リスク
- 不法侵入者の住み着き
- 害虫・害獣の大量発生
- 雑草や庭木の繁茂による近隣迷惑
- 固定資産税の継続的な負担
- 特定空家等に指定されるリスク
- 近隣住民とのトラブル発生
- 不動産価値の継続的な下落
- 将来世代への負の遺産継承
 
						これだけのリスクが
あるなんて知りませんでした
1.建物の老朽化と倒壊の危険性
誰も継がない実家を放置すると、建物の老朽化が急速に進行してしまいます。
人が住まない建物は換気や掃除が行われないため、湿気がこもり、カビや腐朽が発生しやすくなります。
特に田舎の実家は築年数が古いことも多く、放置期間が長くなるほど倒壊の危険性が高まります。
雨漏りが発生しても修理されないため、構造材の腐食が進み、台風や地震などの自然災害時には倒壊リスクが格段に上がってしまうでしょう。
 
						定期的なメンテナンスが
いかに大切かわかるの~
万が一倒壊した場合、隣接する住宅や通行人に被害を与える可能性もあり、損害賠償責任を問われることもあります。
2.不法投棄によるゴミ屋敷化
管理されていない実家は、不法投棄の格好のターゲットになってしまいます。
人の出入りがない空き家だと判断されると、家庭ゴミから粗大ゴミ、さらには産業廃棄物まで投げ込まれるケースが後を絶ちません。
 
						空き家だと思われると
狙われやすいんですね
一度ゴミが投棄されると、さらなる不法投棄を呼び込む悪循環に陥ってしまいます。
結果的に敷地全体がゴミ屋敷化し、悪臭や害虫の発生源となり、近隣住民に多大な迷惑をかけることになります。
清掃費用も数十万円から数百万円かかることもあり、所有者の負担は想像以上に重くなるでしょう。
3.放火や不審火の発生リスク
誰も継がない田舎の実家は、放火犯にとって格好の標的となる危険性があります。
人の気配がない建物は犯行が発覚しにくく、乾燥した木材や雑草が燃えやすい環境を作り出してしまうからです。
 
						人がいない建物は
狙われやすいからの~
一度火災が発生すると、近隣住宅への延焼も深刻な問題となります。
田舎では消防署が遠く、初期消火が遅れがちなため、被害が拡大しやすい傾向があります。
火災保険に加入していても、管理を怠っていた空き家の場合は保険金が支払われない可能性もあり、多額の損害賠償を求められるリスクもあるでしょう。
4.不法侵入者の住み着き
管理されていない実家には、ホームレスや薬物使用者などが不法に住み着く可能性があります。
鍵が壊れていたり、窓ガラスが割れていたりすると、簡単に侵入されてしまうでしょう。
 
						知らないうちに
誰かが住んでいるなんて
怖すぎます
一度住み着かれると、立ち退かせるのは非常に困難になります。
法的手続きが必要になることも多く、弁護士費用や時間的な負担も大きくなってしまいます。
また、不法侵入者による近隣でのトラブルや犯罪行為が発生した場合、所有者にも管理責任を問われる可能性があります。
5.害虫・害獣の大量発生
人が住まない実家は、ネズミやコウモリ、ハチなどの害獣・害虫にとって絶好の住処になってしまいます。
換気されない室内は湿度が高く、害虫が繁殖しやすい環境となり、あっという間に大量発生してしまうでしょう。
 
						虫が苦手な私には
想像するだけで
ゾッとします
害虫・害獣の駆除には専門業者への依頼が必要となり、数十万円の費用がかかることも珍しくありません。
また、ハチの巣ができた場合は近隣住民への危険も生じ、早急な対応が求められます。
実家どうするかを先延ばしにしているうちに、駆除費用だけで売却価格を上回ってしまうケースもあります。
6.雑草や庭木の繁茂による近隣迷惑
田舎の実家には広い庭があることが多く、管理を怠ると雑草や庭木が異常に繁茂してしまいます。
雑草は隣地に根を張り、庭木の枝は隣家の敷地に侵入し、近隣住民に深刻な迷惑をかけることになります。
 
						庭の管理も
大変な作業じゃからの~
特に竹やつる性植物は成長が早く、放置すると手がつけられない状態になってしまうでしょう。
年に数回の草刈りや剪定作業が必要となり、遠方に住んでいる場合は業者への依頼費用も相当な負担になります。
近隣住民からの苦情や損害賠償請求に発展するケースもあり、人間関係にも悪影響を与えてしまいます。
7.固定資産税の継続的な負担
誰も継がない実家でも、所有している限り毎年固定資産税の支払い義務が発生します。
田舎の実家であっても年間数万円から十数万円の税額となることが多く、使わない建物のために継続的な出費を強いられることになります。
 
						使わない家に
税金を払い続けるなんて
もったいないですね
さらに、空き家の状態が続くと住宅用地の特例が適用されなくなり、土地の固定資産税が最大6倍に跳ね上がる可能性もあります。
長期間放置すればするほど税負担は重くなり、複数の不動産会社に査定を依頼して売却を検討した方が結果的に経済的でしょう。
8.特定空家等に指定されるリスク
適切な管理が行われていない空き家は、自治体から「特定空家等」に指定される可能性があります。
特定空家等に指定されると、まず改善指導が行われ、従わない場合は勧告、命令へと段階的に進んでいきます。
 
						行政から注意されるなんて
考えただけでも恥ずかしい
最終的には行政代執行により強制解体が行われ、解体費用は所有者に請求されます。
解体費用は100万円~300万円程度かかることが多く、分割払いに応じてもらえない場合もあります。
田舎の実家どうするかを早めに決断し、売却や適切な管理を行うことで、このようなリスクを避けることができるでしょう。
9.近隣住民とのトラブル発生
管理されていない実家は、近隣住民との様々なトラブルの原因となってしまいます。
雑草の繁茂、害虫の発生、不審者の出入りなど、放置によって生じる問題は近隣の生活環境に直接影響するからです。
 
						ご近所トラブルは
避けたいものじゃの~
近隣住民からの苦情や損害賠償請求に発展することもあり、金銭的な負担だけでなく精神的な苦痛も大きくなります。
特に田舎では地域コミュニティが密接なため、一度トラブルになると長期間にわたって問題が続くことも少なくありません。
複数の不動産会社に相談することで、トラブルを避けながら適切な解決策を見つけることができるでしょう。
10.不動産価値の継続的な下落
誰も継がない実家を放置すると、建物の劣化とともに不動産価値も継続的に下落していきます。
メンテナンスが行われない建物は老朽化が進み、売却時の査定額も大幅に下がってしまいます。
 
						早く売却しないと
どんどん価値が
下がってしまうんですね
さらに、田舎の不動産市場は都市部に比べて需要が限られているため、時間が経つほど買い手を見つけるのが困難になります。
今なら数百万円で売れる実家も、数年後には数十万円、最終的には解体費用を考慮してマイナス査定になる可能性もあります。
実家どうするかを迷っているうちに、貴重な資産価値を失ってしまうのは非常にもったいないでしょう。
11.将来世代への負の遺産継承
放置された田舎の実家は、最終的に子どもや孫の世代に引き継がれることになります。
現在の所有者が問題を先送りすることで、将来世代により大きな負担を押し付けることになってしまうでしょう。
 
						子どもたちに迷惑を
かけたくありませんね
時間が経つほど建物の劣化は進み、解体費用や処分費用も高額になってしまいます。
また、相続時には複数の相続人が関わることも多く、意見がまとまらずに問題がさらに複雑化する可能性もあります。
 
						今の世代で解決することが
一番じゃからの~
現在の世代で適切に処分することで、将来世代に負担をかけずに済み、家族関係も良好に保つことができるでしょう。
以上、誰も継がない田舎の実家を放置することで生じる11のリスクについて解説しました。
これらのリスクを避けるためにも、早めの行動と適切な対策が重要になってきます。
誰も継がない田舎の実家じまい…
最初にやるべき1つの事

誰も継がない実家じまいを前に、まず最初にやるべきは、
これだけで現状がかなりクリアになります。
査定の結果、もし値段がついて売れそうなら、継がない予定だった実家を、やはり相続して売る選択も浮上すると思います。
ちなみに、地方や田舎の実家は勝手に価値ナシと踏んで相続放棄し、あとで数百万、数千万の値がついたと知って後悔する人も多いため、あなたは失敗しないようにしましょう。
仮に、今の時点なら高く売れる、あるいは今後資産価値の下落が考えられると判断されたなら、早期に売却して実家じまいをする事も1つの選択になると思います。
 
						実家の相続問題は
早めの行動が吉じゃ!
誰も継がない実家の
査定額を簡単に知る方法とは?

とにもかくにも、田舎の実家じまいで最初にやるべきは「査定額の確認」です。
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これら3サイトでは、登録する不動産会社がしっかり管理されており、はじめての人でも質の高い比較ができるからです。(もちろん無料です)
 
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簡単に依頼できるぞ!
地方や田舎の実家は勝手に価値ナシと踏んで相続放棄し、あとで数百万、数千万の値がついたと知って後悔する人も多いので、まずは査定額を知ることが重要です。
査定に出したからといって必ず売る必要はないので、「誰も継がない実家がいくらで売れるか?」を知ることから始めてみて下さい。
 
						必ず売る必要はないなら
気軽に使えそうですね
ちなみに、紹介した3サイトはどれも登録する不動産会社数が多い全国対応の有名サイトです。
ただ、田舎はどうしても不動産会社の数が限られるため、サイトによっては査定可能な会社が少ない、または査定不可の場合もあります。
その場合は、例えば、『スーモ売却』→『HOME4U』→『イエウール』の順に見ていき、複数のサイトを併用してもOKです。(参考:スーモ売却で1社+HOME4Uで2社=計3社に査定)
以上、誰も継がない実家じまいに悩む際に最初にやるべき1つの事、そして実家がいくらで売れるか簡単に知る方法を解説しました。
もし値段がつかなかったら、タダでも空き家が欲しい人の集まる人気サイト『みんなの0円物件』に登録して処分する方法がおすすめです。
くれぐれも、誰も継がない田舎の実家じまいを放置して、将来的に関係ない子供等へ迷惑がかからないように処理することが大事です。
まとめ:まずは実家の査定から始めよう

今回の不動産とーくは『誰も継がない田舎の実家じまいどうする?放置する11のリスク』と題して、下記の項目を解説しました。
- 誰も継がない田舎の実家じまいどうする?
- 誰も継がない田舎の実家を放置する11のリスク
- 誰も継がない田舎の実家じまい…最初にやるべき1つの事
- まとめ:まずは実家の査定から始めよう
 
						疑問は解決できたかの~?
誰も継がない田舎の実家を抱えている方にとって、放置することのリスクは想像以上に深刻だということがお分かりいただけたと思います。
建物の老朽化から始まり、近隣トラブル、税負担、そして将来世代への負の遺産継承まで、11のリスクはどれも避けて通れない現実的な問題です。
 
						こんなにたくさんの
リスクがあるなんて
驚きました
特に、時間が経つほど問題は複雑化し、解決にかかる費用も増大してしまいます。
今は数百万円で売却できる実家も、数年後には解体費用を考慮してマイナス査定になる可能性もあるでしょう。
実家の査定額を知ることから全てが始まる
実家どうするかを迷っている方にとって、最初にやるべきは査定額の確認です。
査定額がわかれば、売却するか管理を続けるか、具体的な判断材料が手に入ります。
 
						査定額次第で
選択肢が変わりますね
複数の不動産会社に査定を依頼することで、より正確な市場価値を把握できるため、1社だけでなく必ず複数社に相談することをおすすめします。
田舎の実家は勝手に価値がないと思い込んでしまいがちですが、実際に査定してみると予想外の高値がつくケースも少なくありません。
 
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査定に出したからといって必ず売却する必要はないため、まずは現状を正確に把握することから始めてみましょう。
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※査定後、売る・売らないは自由です
家族の未来のために今できることを
誰も継がない実家の問題は、先延ばしにすればするほど家族全体に重い負担をかけることになります。
兄弟姉妹での押し付けあいや、次の世代への問題の先送りは、家族関係にも悪影響を与えてしまうでしょう。
 
						家族みんなが
幸せになれる解決策を
見つけたいです
現在の世代で適切に対処することで、将来世代に負担をかけずに済み、家族全体の安心につながります。
実家じまいは確かに寂しく辛い決断ですが、家族の未来を守るための大切な選択だと考えることもできるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたとご家族にとって最良の解決策が見つかることを心から願っています。
以上『誰も継がない田舎の実家じまいどうする?放置する11のリスク』でした。
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 2009年~
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