60歳からの持たない暮らし入門!メリットデメリット+実践8手順

「物が多すぎて片付けが大変…」
「将来家族に迷惑をかけないか心配」
「身軽な生活に憧れるけど何から始めれば?」

60歳という人生の節目を迎え、多くの方が同じような悩みを抱えながらも、具体的な解決策を見つけられずにいます。

子どもの独立や定年退職を機に、これまで蓄積してきた物の多さに圧迫感を感じながらも、「今さら生活スタイルを変えるのは難しいのでは…」と躊躇してしまう気持ちも当然です。

しかし、適切な方法と手順を知ることで、無理なく理想の暮らしを実現することは十分可能なのです。

一方で、間違ったやり方で進めてしまうと、後悔や家族間のトラブルを招くリスクもあるため、正しい知識を身につけることが重要になります。

そこでこの記事では、不動産×住宅業界のプロが『60歳からの持たない暮らし入門!メリットデメリット+実践8手順』と題して徹底解説します。

最後まで読めば、あなたも安心して第一歩を踏み出せ、家族が心から共感できる素晴らしい決断ができるようになるでしょう。

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

60歳からの持たない暮らしとは?基本の考え方


60歳からの持たない暮らしとは、人生の後半戦に向けて物を必要最小限に絞り、身軽で心豊かな生活を送るライフスタイルのことです。

単なる断捨離とは異なり、この年代特有の体力面や将来への不安を考慮した、現実的なアプローチが特徴になります。

従来の断捨離と60歳からの持たない暮らしの違い

60歳という年齢だからこそ意味のある、持たない暮らしの考え方を整理してみましょう。

従来の断捨離60歳からの持たない暮らし
物を減らすことが目的老後の不安や負担を軽減することが目的
一気に大量処分する体力に合わせて無理のないペースで進める
おしゃれな部屋作りを重視管理しやすさと安全性を重視
個人の価値観で判断家族への配慮も含めて判断
ケイスケ

60歳だからこその
視点があるんですね

この年代から持たない暮らしを始める最大の意味は、残された時間を本当に大切なことに使える点にあります。

掃除や整理整頓に費やす時間を減らし、趣味や家族との時間、健康管理により多くの時間を割けるようになるでしょう。

60歳から始める3つの基本原則

持たない暮らしを成功させるために、まずは以下の3つの原則を理解しておくことが大切です。

  • 無理をせず体力に合わせたペースで進める
  • 家族の理解と協力を得ながら取り組む
  • 完璧を目指さず8割程度の達成感で満足する
マチ

完璧を目指さないって
大事なポイントですね

特に重要なのは、一人で抱え込まずに家族と相談しながら進めることです。

長年一緒に暮らしてきた配偶者にとっても、急激な変化は戸惑いを感じる場合があるからです。

レオ教授

家族の気持ちも
大切にするんじゃ!

また、将来的な住み替えや相続の準備としても、60歳からの持たない暮らしは非常に有効な選択肢だといえます。

以上、60歳からの持たない暮らしの基本的な考え方について解説しました。

次からは、具体的なメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

持たない暮らしを60歳から始めるメリットデメリット


60歳から持たない暮らしを始めることは、多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも理解しておく必要があります。

事前にメリットとデメリットの両方を把握しておくことで、後悔のない選択ができるでしょう。

メリットデメリット
  • 掃除や片付けの時間が短縮される
  • 物を探す時間やストレスがなくなる
  • 家事負担が軽減され体力的に楽になる
  • 住居費や維持費を大きく削減できる
  • 引っ越しや住み替えが簡単になる
  • 災害時の被害や心配事が少なくなる
  • 本当に大切なものに集中できる
  • 家族への相続負担を軽減できる
  • 必要な時に物がなくて困ることがある
  • 家族や友人から理解されない場合がある
  • 思い出の品を手放す際の心理的負担がある
  • 手放したあとで後悔する場合がある
  • 買い直しで余計な出費になる場合がある
  • 生活の質や快適さが低下する恐れがある
ケイスケ

メリットの方が
多いんですね

しかし、60歳からという年齢を考えると、メリットがデメリットを大きく上回る場合が多いといえます。

メリット8つ

60歳からの持たない暮らしで得られるメリットは、この年代だからこそ実感できるものばかりです。

以下の8つのメリットを詳しく見ていきましょう。

得られるメリット

  1. 掃除や片付けの時間が短縮される
  2. 物を探す時間やストレスがなくなる
  3. 家事負担が軽減され体力的に楽になる
  4. 住居費や維持費を大きく削減できる
  5. 引っ越しや住み替えが簡単になる
  6. 災害時の被害や心配事が少なくなる
  7. 本当に大切なものに集中できる
  8. 家族への相続負担を軽減できる
マチ

どれも60歳だからこそ
重要なメリットですね

1.掃除や片付けの時間が短縮される

物が少なくなることで、日々の掃除や片付けにかかる時間が大幅に短縮されます。

60歳を過ぎると体力的な負担も大きくなるため、家事時間の短縮は想像以上に大きなメリットになるでしょう。

ケイスケ

掃除が楽になるのは
助かりますね

たとえば、リビングの掃除機かけが10分で済むようになったり、書類整理が月1回から数カ月に1回になったりします。

2.物を探す時間やストレスがなくなる

必要な物がすぐに見つかるようになり、探し物によるイライラやストレスから解放されます。

60歳からは記憶力の衰えも気になり始めるため、物の管理がシンプルになることで精神的な負担も軽くなります。

マチ

探し物のストレスって
意外と大きいですもんね

3.家事負担が軽減され体力的に楽になる

洗濯物の量が減り、収納の整理も簡単になることで、全体的な家事負担が軽減されます。

特に重い物の移動や高い場所の掃除など、体力を必要とする作業が大幅に減るのは60歳以降には大きなメリットです。

レオ教授

体力の衰えを考えると
大事なポイントじゃ!

4.住居費や維持費を大きく削減できる

物が少なくなると、より小さな住まいに住み替えることが可能になります。

家賃や固定資産税、光熱費などの住居費を年間数十万円削減できる場合もあるでしょう。

ケイスケ

年金生活には
嬉しい節約効果です

また、家具や家電の買い替え費用も大幅に抑えられます。

5.引っ越しや住み替えが簡単になる

将来的に施設への入居や子どもとの同居を考えている場合、持たない暮らしをしていると引っ越しが格段に楽になります。

荷造りや運搬の手間が少なく、引っ越し費用も大幅に削減できるでしょう。

マチ

将来の住み替えも
安心ですね

6.災害時の被害や心配事が少なくなる

地震や水害などの自然災害が発生した際、失う物が少ないため心理的なダメージを軽減できます。

また、避難時の持ち出し品も整理されているため、迅速な避難行動がとりやすくなるのも重要なメリットです。

ケイスケ

災害への備えにも
なるんですね

7.本当に大切なものに集中できる

物が減ることで、本当に必要で大切な物だけに囲まれた生活ができるようになります。

趣味や健康管理、家族との時間など、60歳からの人生で重要なことにより多くの時間とエネルギーを注げるでしょう。

マチ

人生の優先順位が
見えてきそうです

8.家族への相続負担を軽減できる

将来的に家族が遺品整理をする際の負担を大幅に軽減できます。

相続手続きもシンプルになり、家族間のトラブルも避けやすくなるため、家族への思いやりとしても大きな意味があります。

レオ教授

家族のことを考えた
優しい選択じゃな!


以上、60歳からの持たない暮らしで得られる8つのメリットについて解説しました。

一方で、デメリットも理解しておくことが重要です。

デメリット6つ

60歳からの持たない暮らしには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。

事前にデメリットを理解しておくことで、対策を立てながら進めることができるでしょう。

注意すべきデメリット

  1. 必要な時に物がなくて困ることがある
  2. 家族や友人から理解されない場合がある
  3. 思い出の品を手放す際の心理的負担がある
  4. 手放したあとで後悔する場合がある
  5. 買い直しで余計な出費になる場合がある
  6. 生活の質や快適さが低下する恐れがある
マチ

デメリットも
しっかり知っておきたいです

1.必要な時に物がなくて困ることがある

物を減らしすぎた結果、本当に必要な時に手元にないという状況が発生する場合があります。

特に季節用品や非常用グッズ、来客用の食器などは、使用頻度が低いため手放してしまいがちです。

ケイスケ

確かに後から
必要になることもありますね

60歳からは体調面での急な変化もあるため、医療用品や介護用品なども慎重に判断する必要があります。

2.家族や友人から理解されない場合がある

持たない暮らしの価値観は、まだ一般的ではないため、家族や友人から「もったいない」と反対されることがあります。

特に長年連れ添った配偶者にとって、急激な変化は不安を感じる要因になりかねません。

マチ

家族の理解を得るのって
大変そうですね

また、プレゼントを贈りにくくなったり、来客時の対応に困ったりする場合もあるでしょう。

3.思い出の品を手放す際の心理的負担がある

60歳まで生きてきた中で蓄積された思い出の品を手放すのは、想像以上に心理的な負担が大きいものです。

子どもの成長記録や亡くなった親の遺品などは、価値判断が特に困難になります。

ケイスケ

思い出の品って
手放すのが辛いです

一度手放してしまうと二度と戻らないため、慎重な判断が求められます。

4.手放したあとで後悔する場合がある

勢いよく断捨離を進めた結果、後から「あれは取っておけばよかった」と後悔するケースがあります。

特に趣味の道具や専門書籍、記念品などは、年月が経ってから価値を再認識することが多いでしょう。

レオ教授

一度手放すと
戻らないからのう…

60歳からの持たない暮らしでは、急がずじっくりと検討することが大切です。

5.買い直しで余計な出費になる場合がある

手放した物を再び必要になった際、新しく購入する費用が発生してしまいます。

年金生活では収入が限られているため、このような無駄な出費は家計に大きな影響を与える可能性があります。

マチ

買い直しの費用も
考えないといけませんね

特に家電製品や工具類などは、一度処分すると高額な買い直し費用がかかることもあるでしょう。

6.生活の質や快適さが低下する恐れがある

物を減らしすぎることで、日常生活の便利さや快適さが失われる場合があります。

たとえば、調理器具を減らしすぎて料理のバリエーションが減ったり、家具を処分して座る場所が不足したりすることも考えられます。

ケイスケ

快適さとのバランスが
難しそうです

60歳からの持たない暮らしでは、生活の質を保ちながら適度に物を減らすことが重要になります。


以上、60歳からの持たない暮らしで注意すべき6つのデメリットについて解説しました。

レオ教授

もう一度、
表でおさらいしておくぞ

メリットデメリット
  • 掃除や片付けの時間が短縮される
  • 物を探す時間やストレスがなくなる
  • 家事負担が軽減され体力的に楽になる
  • 住居費や維持費を大きく削減できる
  • 引っ越しや住み替えが簡単になる
  • 災害時の被害や心配事が少なくなる
  • 本当に大切なものに集中できる
  • 家族への相続負担を軽減できる
  • 必要な時に物がなくて困ることがある
  • 家族や友人から理解されない場合がある
  • 思い出の品を手放す際の心理的負担がある
  • 手放したあとで後悔する場合がある
  • 買い直しで余計な出費になる場合がある
  • 生活の質や快適さが低下する恐れがある
マチ

しっかり理解しておきます!

60歳からの持たない暮らし実践手順1~8


60歳から持たない暮らしを実践するには、段階的かつ計画的なアプローチが重要になります。

以下の8つの手順に沿って進めることで、無理なく理想的なライフスタイルを実現できるでしょう。

実践手順

  1. 現在の持ち物を全て把握する
  2. 手放す基準と残す基準を決める
  3. 思い出の品から整理を始める
  4. 服や日用品の断捨離を進める
  5. 家具や大型家電の見直しを行う
  6. デジタル化できるものは行う
  7. 新しい住まいへの住み替えを検討する
  8. 持たない暮らしのルールを家族と共有する
ケイスケ

手順が明確だと
安心して始められますね

体力や時間に配慮しながら、自分のペースで進めることが成功の秘訣です。

手順1.現在の持ち物を全て把握する

まずは家の中にある物を全て洗い出し、現状を正確に把握することから始めましょう。

60歳まで生活してきた家には、想像以上に多くの物が蓄積されているものです。

  • 部屋ごとに物の種類と数量をリストアップする
  • 押入れやクローゼットの奥まで確認する
  • 屋根裏や地下室なども忘れずにチェックする
  • 写真を撮って記録として残しておく
マチ

想像以上に物が多くて
驚くかもしれませんね

この作業は時間がかかりますが、後の整理作業をスムーズに進めるための重要な基盤になります。

手順2.手放す基準と残す基準を決める

物を整理する前に、明確な判断基準を設けることが大切です。

60歳からの生活スタイルに合わせた基準を作ることで、迷いなく作業を進められるでしょう。

手放す基準残す基準
1年以上使っていない物日常的に使用している物
同じ用途の物が複数ある代替できない特別な物
故障・劣化が激しい物思い出が深く心が離れない物
管理が負担になっている物将来確実に必要になる物
レオ教授

基準があると
迷わず決断できるのじゃ!

また、家族と相談しながら基準を決めることで、後々のトラブルも避けられます。

手順3.思い出の品から整理を始める

60歳からの持たない暮らしでは、思い出の品の整理が最も重要かつ難しい作業になります。

感情的な判断ではなく、冷静に価値を見極めることが大切です。

  • 写真やアルバムをデジタル化して保存する
  • 子どもの作品は厳選して数点のみ残す
  • 故人の遺品は家族で話し合って決める
  • 記念品は本当に大切な物だけに絞る
マチ

思い出の品って
心残りが大きいですね

無理に一度で決めず、何度かに分けて検討することで、後悔のない選択ができるでしょう。

手順4.服や日用品の断捨離を進める

衣類や日用品は比較的判断しやすく、断捨離の効果も実感しやすい分野です。

60歳からのライフスタイルに合わせた必要量を見極めることがポイントになります。

カテゴリ適正量の目安処分対象
洋服普段着20着程度サイズが合わない・流行遅れ
5足程度履き心地が悪い・傷みが激しい
タオル10枚程度古くて硬い・吸水力が落ちた
食器家族分×2セット欠けている・使用頻度が低い
ケイスケ

目安があると
どれくらい減らせばいいか分かりますね

手順5.家具や大型家電の見直しを行う

大型の家具や家電は、60歳からの体力や生活パターンに合わせて見直しが必要です。

安全性と使いやすさを最優先に考えながら選択しましょう。

  • 重すぎる家具は軽量なものに買い替える
  • 高すぎる収納は手の届く高さに変更する
  • 古い家電は省エネ型に買い替えを検討する
  • 使用頻度の低い家電は処分する
マチ

安全面も考えた
家具選びが大切ですね

処分時は複数のリサイクル業者に査定を依頼することで、より適正な価格で売却できる可能性があります。

手順6.デジタル化できるものは行う

書類や写真、本などは、デジタル化することで大幅にスペースを削減できます。

60歳からでも使いやすいデジタル機器を活用して、効率的に整理を進めましょう。

対象物デジタル化方法保存先
写真・アルバムスキャナーで読み取りパソコン・クラウド
重要書類複合機でスキャン外付けHDD・クラウド
本・雑誌裁断+スキャンタブレット・電子書籍
CD・DVDリッピング音楽・動画配信サービス
レオ教授

デジタル化すれば
場所も取らんのじゃ!

手順7.新しい住まいへの住み替えを検討する

物が減ったタイミングで、より管理しやすい住まいへの住み替えを検討してみましょう。

60歳からの生活に適した住環境を選ぶことで、さらに快適な暮らしが実現できます。

  • バリアフリー対応の住まいを優先する
  • 医療機関や商業施設へのアクセスを確認する
  • 管理費や固定費の負担を比較検討する
  • 将来の介護サービス利用も視野に入れる
ケイスケ

住み替えも含めて考えると
選択肢が広がりますね

住み替えを検討する際は、複数の不動産会社に相談することで、より良い条件の物件を見つけやすくなります。

手順8.持たない暮らしのルールを家族と共有する

最後に、家族全員で持たない暮らしのルールを決めて共有しましょう。

継続的に実践するためには、家族の理解と協力が不可欠です。

ルール例具体的な取り決め
新しい物を買う前のチェック本当に必要か家族で相談する
定期的な見直し半年に1回は持ち物を整理する
プレゼントの約束事物より体験や時間を贈り合う
処分方法の統一リサイクルや寄付を優先する
マチ

家族みんなで協力できれば
長続きしそうですね

また、ルールは柔軟に見直しながら、家族にとって最適な形に調整していくことが大切です。


以上、60歳からの持たない暮らしを実践するための8つの手順について詳しく解説しました。

焦らず一歩ずつ進めることで、理想的なライフスタイルを手に入れることができるでしょう。

60歳からの断捨離で手放すべきもの・残すべきもの


60歳からの断捨離では、今後の生活に本当に必要かどうかを基準に判断することが最も重要です。

若い頃とは異なり、体力面や生活パターンの変化を考慮して、管理しやすい適正量を維持することが快適な暮らしにつながります。

手放すべきもの残すべきもの
  • サイズが合わない洋服
  • 1年以上使っていない調理器具
  • 古い雑誌や新聞の切り抜き
  • 壊れたまま放置している家電
  • 重複している日用品のストック
  • 子どもが使わなくなった学用品
  • 流行遅れのアクセサリーや時計
  • 読み返さない古い手紙やハガキ
  • 使用期限切れの化粧品や薬品
  • 趣味で集めた大量のコレクション
  • 日常的に使用している衣類
  • 基本的な調理器具と食器
  • 重要な書類と保険証書
  • 健康管理に必要な医療用品
  • 思い出深い写真や記念品
  • 緊急時用の防災グッズ
  • 季節家電(エアコン・暖房器具)
  • 趣味を続けるための最低限の道具
  • 将来必要になる介護用品
  • 家族とのコミュニケーション用品
ケイスケ

表を見ると判断基準が
はっきりしますね

手放すべき物の多くは、過去の生活スタイルに合わせて購入したものや、将来使うかもしれないという不安から保管していた物です。

一方で残すべき物は、現在の生活に密着している物や、60歳からの暮らしで重要性が高まる物に集約されています。

マチ

将来の介護用品まで
考えておくと安心ですね

特に注意すべきは、思い出の品や家族との関係性がある物の扱いです。

一人で判断せず、家族と相談しながら進めることで、後悔のない選択ができるでしょう。

レオ教授

家族の気持ちも
大切にするんじゃ!

また、高価な物や価値が不明な物については、複数の専門業者に査定を依頼することで適正な価値を知ることができ、手放すか残すかの判断材料になります。

この基準を参考に、あなたらしい持たない暮らしを実現してください。

【体験談】60歳から持たない暮らしを始めた人の声


60歳を機に持たない暮らしを始めた方々の体験談をご紹介します。

定年退職や生活の変化をきっかけに、長年蓄積してきた物と向き合い、新しいライフスタイルを選択した皆さんの声です。

物を手放すことで得られた意外なメリットや、実際に直面した困難など、リアルな体験を通して持たない暮らしの実情をお伝えします。


伊藤 千代子さん(60歳・新潟県)

持たない暮らしを始めたきっかけは?
腰を痛めてしまい、重い物を運ぶのがつらくなったことです。
掃除機をかけるのも一苦労で、家具の間を縫って歩くのが大変でした。
体の負担を減らすために、思い切って物を減らそうと決心しました。
60歳から始めて良かった点
掃除がとても楽になりました。
モップ一本でさっと床が拭けるようになって、毎日気持ちよく過ごせます。
腰への負担も軽くなって、体調が良くなったことが何より嬉しいです。
60歳から始めて大変だった点
どこから手をつけていいかわからず、最初は途方に暮れました。
リサイクル店への持ち込みも体力的にきつくて、何度かに分けて運ぶ必要がありました。
持たない暮らしを検討中の人へひと言
体の声に素直に従うことが大切だと思います。
無理をせず、できる範囲から始めてみてください。

渡辺 正夫さん(66歳・静岡県)

持たない暮らしを始めたきっかけは?
定年後に時間ができて、改めて家の中を見回してみると、使っていない物がいかに多いかに気がつきました。
特に趣味で集めていたプラモデルや工具類が押入れや物置に大量にあって、正直もったいないことをしていたなと反省しました。
年金生活に入るタイミングで生活を見直そうと考えて、まずは物の整理から始めることにしたんです。
60歳から始めて良かった点
家計の無駄が見えるようになって、計画的にお金を使えるようになりました。
物を買う前に「本当に必要かどうか」をしっかり考える習慣がついて、衝動買いをすることがなくなりました。
その結果、貯金も順調に増えて、老後の不安が少し和らぎました。
60歳から始めて大変だった点
長年集めてきたコレクションを手放すときは、やはり寂しい気持ちになりました。
一つ一つに思い出があるので、なかなか決断できませんでした。
また妻との価値観の違いで、何を残して何を処分するかで意見が分かれることもありました。
持たない暮らしを検討中の人へひと言
家族とよく話し合いながら進めることをおすすめします。
一人で抱え込まずに、周りの人の意見も聞いてみてください。
思っているより楽になりますし、新しい発見もありますよ。

松本 雅代さん(61歳・島根県)

持たない暮らしを始めたきっかけは?
友人宅にお邪魔したとき、とてもすっきりした住空間を見て衝撃を受けました。
我が家と比べると、その違いは歴然でした。
帰宅後、自分の家がこんなにも物であふれていることに初めて気づいたのです。
60歳から始めて良かった点
探し物をする時間がゼロになりました!
以前は鍵や眼鏡を探すのに毎朝時間を取られていましたが、今はすべて定位置が決まっています。
ストレスがなくなって、朝の時間に余裕ができました。
60歳から始めて大変だった点
最初は物への愛着が強すぎて進みませんでした。
「もったいない」という気持ちが強く、なかなか手放せませんでした。
でも慣れてくると、だんだんコツがわかってきます。
持たない暮らしを検討中の人へひと言
小さなスペースから始めて成功体験を積むのがおすすめです。
きっと新しい世界が開けますよ。

中村 隆志さん(64歳・沖縄県)

持たない暮らしを始めたきっかけは?
単身赴任から帰ってきたとき、家の中が物置状態になっていて愕然としました。妻は「あなたがいない間に物が増えてしまって」と申し訳なさそうでしたが、実際は私の物も相当ありました。二人とも働いていて片付ける時間がなく、気がついたら収拾がつかない状態になっていたんです。このままではいけないと夫婦で話し合い、老後を快適に過ごすための準備として物の整理を始めました。
60歳から始めて良かった点
夫婦の時間が増えたことが一番の収穫でした。掃除や整理整頓にかかる時間が短縮されて、二人で散歩したり映画を見たりする時間が確保できるようになりました。また、必要最小限の物で暮らすことで、本当に大切な物の価値を再認識できました。生活にメリハリが生まれて、毎日が充実しています。
60歳から始めて大変だった点
夫婦間での価値観の調整が思った以上に大変でした。私が不要だと思う物を妻が大切にしていたり、その逆もあったりして、話し合いが必要でした。また、長年の生活習慣を変えるのは簡単ではなく、つい元の状態に戻ってしまうことも何度かありました。継続するための仕組み作りに時間がかかりました。
持たない暮らしを検討中の人へひと言
夫婦や家族で目標を共有することが成功の秘訣だと思います。一人だけが頑張っても限界があります。みんなで協力して取り組めば、きっと理想的な暮らしが実現できるはずです。焦らず、楽しみながら進めてください。

小林 和恵さん(62歳・石川県)

持たない暮らしを始めたきっかけは?
娘の結婚式で着物を着ようと思ったら、タンスから出すのに一苦労でした。
他にも使わない物がたくさん詰まっていて、本当に必要な物が取り出せない状況でした。
これはまずいと思い、整理を始めました。
60歳から始めて良かった点
おしゃれが楽しくなりました。
厳選した服だけが残ったので、どの服を組み合わせてもコーディネートが決まります。
毎朝鏡を見るのが楽しみになって、外出する機会も増えました。
60歳から始めて大変だった点
着物や和装小物の整理が特に困りました。
価値がよくわからず、処分していいのか判断に迷いました。
専門店に相談する必要があって、思った以上に手間がかかりました。
持たない暮らしを検討中の人へひと言
迷ったら専門家に相談してみてください。
思わぬ価値のある物が見つかることもありますし、適切な処分方法も教えてもらえます。

※プライバシー保護のため仮名です。

以上、60歳から持たない暮らしを始めた人の体験談を紹介しました。

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まとめ:持たない暮らしで心軽やかな毎日を送ろう

今回の不動産とーくは『60歳からの持たない暮らし入門!メリットデメリット+実践8手順』と題して、下記の項目を解説しました。

この記事で解説したこと

  1. 60歳からの持たない暮らしとは?基本の考え方
  2. 持たない暮らしを60歳から始めるメリットデメリット
  3. 60歳からの持たない暮らし実践手順1~8
  4. 60歳からの断捨離で手放すべきもの・残すべきもの
  5. 【体験談】60歳から持たない暮らしを始めた人の声
レオ教授

今回のテーマは
どうじゃったかの~?

60歳からが人生の新しいスタート

60歳という節目を迎えることは、決して終わりではなく新しい始まりです。

これまで蓄積してきた物と向き合い、本当に大切なものを見極めることで、より充実した人生を歩むことができるでしょう。

ケイスケ

物に縛られない生活って
想像以上に自由ですね

持たない暮らしは、単に物を減らすことが目的ではありません。

残された時間を自分らしく、心軽やかに過ごすための手段なのです。

一歩踏み出す勇気を大切に

「今さら生活を変えるのは難しい」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、小さな一歩から始めることで、確実に変化を実感できるはずです。

マチ

無理をせず自分のペースで
進めることが大切ですね

家族の理解を得ながら、焦らずゆっくりと取り組むことで、60歳からでも理想の暮らしは必ず実現できます。

レオ教授

年齢は関係ないのじゃ!
やる気があれば何でもできる!

あなたらしい持たない暮らしを見つけよう

持たない暮らしに正解はありません。

あなたと家族にとって最適なバランスを見つけることが、長続きする秘訣です。

ケイスケ

完璧を目指さず8割程度で
満足するのがコツですね

物を手放すことで得られる時間と心の余裕を、趣味や健康管理、大切な人との時間に使ってください。

そして何より、家族に負担をかけない優しい選択として、将来への準備も整えられるでしょう。

マチ

家族のことを考えた
素敵な決断だと思います

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

あなたの60歳からの新しい暮らしが、心軽やかで充実したものになることを心から願っています。

以上『60歳からの持たない暮らし入門!メリットデメリット+実践8手順』でした。