「築50年のマンション買って後悔してる…」
「同じ経験をした人のブログを覗いてみたい」
こんな気持ちを抱えている方は、決して少なくありません。
「リノベーション済みで内装はきれいだし、価格も立地も申し分ない」――そう感じて築古マンションを選んだのに、いざ住み始めると想定外の問題が次々と出てきた、という声はよく聞きます。
築50年前後の中古マンションは価格や立地の魅力がある一方で、購入前に見落としがちなポイントを知らずに進めてしまうと、入居後に後悔するリスクがあります。
この記事では、不動産×住宅業界のプロが『【ブログ】築50年マンションに後悔。入居半年の岸田さん失敗談』と題して紹介します。
大阪市内の築51年マンションを購入し、入居半年で後悔した岸田朋子さんのリアルな体験談をもとに、「買う前に知っておけばよかった」と感じた後悔ポイントと、同じ失敗を防ぐための具体的な視点をお伝えします。
購入を迷っている方も、すでに購入して不安を感じている方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

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築50年のマンションに後悔。入居半年で気づいた6つの誤算

早速、大阪市内の築51年マンションを購入し、後悔した経験をお持ちの岸田朋子さんにお話を伺います。
- 岸田 朋子さん(キシダトモコ)

-
【年齢】42歳【居住地】大阪府
【自己紹介】大阪市内のIT系企業に勤めるワーキングマザー。夫と小学3年生の息子との3人暮らし。2020年に「駅徒歩4分・3LDK・1,280万円」という好条件に惹かれ、大阪市内の築51年マンションを購入。リノベーション済みの内装に安心していたが、入居後まもなく排水管の異臭や冬場の結露・光熱費の高さなど、内見では気づけなかった問題が次々と発覚。購入からわずか4年で売却を決断し、現在は築13年のマンションへ住み替えた。※プライバシー保護により仮名
プロ20年 岸田さん、本日は貴重な
体験を聞かせていただき
ありがとうございます
岸田さん 築50年のマンション購入で
いろいろ後悔しましたが
包み隠さずお話しします
岸田さんは2020年、大阪市内の築51年・9階建て(4階部分)の中古マンションを1,280万円で購入しました。
リノベーション済みで内装はきれいだったものの、入居から半年も経たないうちに、排水管の異臭・窓の結露・想定外の光熱費・耐震への不安……問題が次々と表面化していきます。
購入前の内見では気づけなかった後悔ポイントが、暮らし始めてから一気に噴き出したと語る岸田さん。具体的に何が起き、どんな誤算があったのか、率直に聞いていきたいと思います。
- 築51年マンションの「購入の決め手」は何だった?
- 「リノベーション済み」の予想外の落とし穴とは?
- 入居後に発覚した「排水管・結露・光熱費」の実態は?
- 耐震性や修繕積立金の不安はなかった?
- 家族や子どもへの「生活面での影響」は?
- 購入4年で売却を決断した理由と売れるまでの道のりは?
- 築50年マンション。後悔しないリアルなアドバイス
それでは、実体験をもとに詳しくお聞きしていきましょう。
築51年マンションの「購入の決め手」は何だった?
「なぜ築50年超の物件を?」と思う方も多いはずです。
プロ20年 岸田さんが築51年という
物件を選ばれた理由を
教えていただけますか?
岸田さん 正直に言うと価格です
「駅徒歩4分・3LDK・1,280万円」
この条件に一目惚れしました
大阪市内で駅徒歩4分、3LDKでこの価格帯は、なかなか出てこない物件です。
岸田さんはITエンジニアとして夫と共働きをしながら、マイホームの購入機会をうかがっていました。
新築や築浅マンションでは予算的に厳しく、「立地と広さを優先して築年数は妥協しよう」という判断が、この物件への決断を後押ししたそうです。
岸田さん リノベ済みで内装がきれいだったことも
大きかったです
「これなら大丈夫」と思っていました
内見時の第一印象は、フローリングも白い壁も清潔感があり、「古さ」をほとんど感じなかったと言います。
築50年超という数字の重みよりも、目の前のきれいな内装に意識が向いてしまったのが、後悔の出発点になりました。
「リノベーション済み」の予想外の落とし穴とは?
リノベーション済みの物件は、見た目の清潔感から「新築同様」と錯覚しがちです。
しかし岸田さんは、入居後にその認識を根本から覆されることになります。
岸田さん 正直、内見のときは
壁も床もきれいだったので
疑う余地がなかったんです
壁紙・フローリング・キッチン・浴室などの「見える部分」は新しくなっていても、配管・断熱材・サッシなどの「見えない部分」は築年数なりのままということが珍しくありません。
岸田さんが後から気づいた「内見前にやっておけばよかった確認作業」をまとめると、次の通りです。
- リノベーションの施工箇所と範囲を書面で確認する
- 長期修繕計画書を取り寄せ、直近の大規模修繕の予定を確認する
- ホームインスペクション(住宅診断)を依頼してプロに建物状態を診てもらう
- 給水・排水管の素材と最終更新時期を管理組合に確認する
岸田さん ホームインスペクションは
購入後に知りました
事前に知っていれば使っていました
ホームインスペクションは目視による基本調査で5万円前後〜が目安で、専門家が建物の状態を客観的に診断してくれます。
築古物件の購入では、費用を惜しまずプロの目を借りることが、後悔を防ぐ確実な手段のひとつです。
入居後に発覚した「排水管・結露・光熱費」の実態は?
岸田さんが最初に異変を感じたのは、入居から3カ月ほど経った頃のことでした。
岸田さん キッチンや洗面所の排水口から
なんとも言えない異臭がするようになって
最初は自分の掃除不足かと思ったんです
こまめに掃除しても臭いはなくならず、管理組合へ相談したところ、共用部の縦管(排水の本管)が竣工当時のままで、一度も更新されていないことが判明しました。
プロ20年 築50年を超えると
配管の老朽化は本当に深刻です
臭いが出始めたら要注意のサインです
管理組合からは「現在、修繕計画を検討中」との回答があったそうですが、具体的な時期は未定のまま。
異臭問題は入居後ずっと続き、精神的な消耗につながったといいます。
さらに追い打ちをかけたのが、冬場の結露問題でした。
岸田さん 窓ガラスが毎朝びしょびしょで
カーテンにまでカビが生えてきて
窓を換えようと思ったんですが…
管理組合に窓の交換を申し入れても、全戸一括での対応が必要になるため、個人レベルでは動かせないと言われたそうです。
岸田さんが窓の扱いを「共用部分」だと知ったのも、このときが初めてでした。
単板ガラス1枚の古いサッシは断熱性がほぼなく、暖房をつけても室温がなかなか上がらない状態が続きました。
光熱費の実態も、購入前の想定を大きく超えるものでした。
岸田さん 冬場の電気代とガス代を合わせると
以前の賃貸より月1万5,000円ほど
高くなっていました
プロ20年 年間で考えると
相当な差になりますね
年間に換算すると18万円近い差額です。
光熱費のランニングコストまで含めて購入コストを試算することが、築古物件選びでは欠かせません。
耐震性や修繕積立金の不安はなかった?
築50年前後のマンションを購入する際に、多くの方が気にするのが耐震性と修繕積立金の問題です。
プロ20年 購入前に耐震性の確認は
されていましたか?
岸田さん 「旧耐震基準」という言葉は
知っていたんですが
深くは調べませんでした
1981年6月以前に建築確認を受けた建物は「旧耐震基準」で建てられており、現在の新耐震基準に比べて耐震性が低い場合があります。
岸田さんが購入した物件は旧耐震基準の建物で、耐震診断の実施履歴も、耐震補強工事の記録も確認できませんでした。
修繕積立金については、こんな実態もありました。
岸田さん 月々の修繕積立金が
思ったより安くて
最初は「ラッキー」と思ったんです
修繕積立金が低い場合、積立不足に陥っているケースがあります。
購入時に確認しておきたいのは以下の3点です。
- 修繕積立金の現在の残高(管理組合の総会議事録などで確認できる)
- 長期修繕計画における今後10年の修繕予定と費用の見通し
- 積立金の値上げ予定の有無
積立金の「安さ」はメリットではなくリスクのサインです。
実際、岸田さんのもとには入居後に「段階的値上げ」の通知が届き、購入時の想定コストを改めて計算し直すことになりました。
家族や子どもへの「生活面での影響」は?
問題は建物だけにとどまりませんでした。
毎日の暮らしの中で、家族への影響も少しずつ積み重なっていったと言います。
岸田さん 息子が小学校に上がる頃から
「部屋が寒い」と毎朝言うようになって
布団からなかなか出てこなくて
断熱性の低い建物では、暖房を切った夜間から翌朝にかけて室温が15℃前後まで冷え込むことも珍しくなく、特に冬の朝は布団から出るのがつらいほどの寒さを感じることがあります。
子どもが寒さを理由に朝の支度を嫌がるようになり、岸田さん自身も毎朝バタバタしながら気持ちが削られていったと振り返ります。
また、排水管の異臭については、息子さんがにおいに敏感で食事中に不快感を示すこともあったとのこと。
岸田さん 「くさい」と言って
食欲が落ちることもあって
それが一番つらかったです
子どもに「くさい」と言わせてしまう環境に、罪悪感を感じながら暮らす日々が続きました。
夫との話し合いも自然と増え、「このまま住み続けるべきか」という問いが家族の間に漂い始めたといいます。
住まいの問題は、家族全員の日常のストレスに直結します。
建物の問題を「自分だけの悩み」と抱え込まず、早めに家族で状況を共有して話し合うことが大切だと、岸田さんは強調します。
購入4年で売却を決断した理由と売れるまでの道のりは?
異臭・結露・光熱費・耐震への不安……問題が積み重なる中で、岸田さん夫婦はついに「売却」という選択肢を真剣に検討し始めます。
岸田さん 夫が「このままここに住み続けることが
本当に家族のためになるのか」と言い出して
その言葉で決断が固まりました
購入からわずか4年での売却決断は、決して軽い判断ではありませんでした。
「築50年超の物件が売れるのか」という不安が最も大きかったと岸田さんは言います。
プロ20年 築古マンションの売却は
価格設定と会社選びが肝になります
早速査定をされたんですか?
岸田さん はい、不動産一括査定を使って
4社に査定を依頼しました
各社の査定額に差があって驚きました
査定額を比較することで相場感が把握でき、その後の価格設定に自信が持てたそうです。
各社の査定結果は以下の通りでした。
| 査定会社 | 査定額 |
|---|---|
| A社 | 960万円 |
| B社 | 1,020万円 |
| C社 | 1,080万円 |
| D社 | 1,050万円 |
プロ20年 査定額に120万円の開きがありますね
1社だけに頼っていたら
この差に気づけなかったかもしれません
岸田さん 比較して本当によかったです
一番高い査定額のC社に
媒介をお願いしました
売却活動を開始してから成約まで、約3カ月かかりました。
「築50年超のマンションを買う人なんているのか」という不安は強かったものの、駅近・3LDK・価格の手頃さという条件が投資目的の購入者に響き、問い合わせが入りました。
売却価格は1,030万円での成約となりましたが、住み替えに向けて気持ちを切り替えられたことへの安堵感のほうが大きかったと言います。
岸田さん 売れるかどうかが一番心配でしたが
意外と動いてくれてほっとしました
早めに動いてよかったと思います
1社だけに査定を頼むと損します。複数社を比較すれば300~500万円の差が当たり前に出るからです。
できるだけ高値を出すなら、まず大手を比較すべき。三井のリハウス・東急リバブル・住友不動産ステップなど業界トップクラスの大手6社に一括査定できるのは『すまいValue(無料)』だけ!
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築50年マンション。後悔しないリアルなアドバイス
最後に、岸田さんの実体験をもとに、購入検討中の方と購入済みの方それぞれへのアドバイスを伺いました。
岸田さん はい、私の失敗から
気づいたことをそのまま
お伝えできればと思います
まず、購入を検討している方へ向けてのアドバイスです。
- リノベーション済みでも「見えない部分(配管・サッシ・断熱材)」の状態を必ず確認する
- 管理組合に共用部の修繕履歴と長期修繕計画書を取り寄せる
- 旧耐震基準か新耐震基準かを確認し、耐震補強の有無もチェックする
- 修繕積立金の残高と今後の値上げ予定を確認する
- ホームインスペクションを活用し、プロの目で建物の状態を把握しておく
- 光熱費のランニングコストを含めた総コストで購入判断をする
プロ20年 「安い」には必ず理由があります
価格だけを見ず
維持コストまで含めて判断してほしいです
続いて、すでに購入済みで後悔や不安を感じている方へのアドバイスです。
- 抱えている問題(異臭・結露・設備の不具合など)をリストアップして管理組合に相談する
- 耐震診断や修繕計画の現状を把握し、リスクを客観的に整理する
- 一度、不動産一括査定で現在の売却可能額を把握しておく(売るかどうかは後で判断でいい)
- 住み替えを検討するなら、早めに動くほど選択肢が広がる
岸田さん 「売れるかどうか」を確かめるだけでも
気持ちがかなり楽になります
動いてみて初めてわかることって多いです
「後悔しているから終わり」ではなく、今の状況を正確に把握することが次の一手につながります。
プロ20年 本日は率直な体験談を
シェアいただき
本当にありがとうございました!
岸田さん 築50年マンションの購入を
迷っている方の判断材料に
なれば嬉しいです!
以上、大阪市内の築51年マンションを購入し、入居半年で後悔した岸田朋子さんの貴重な体験談を、インタビュー形式でお届けしました。
岸田さんのように、「築古マンションは売れないかもしれない」と不安を感じている方は少なくありません。
しかし実際には、複数の不動産会社に査定を依頼することで、売却の可能性と相場感を同時に把握できます。
プロ20年 「売るかどうか」を決める前に
まず査定だけしてみる、という使い方で
十分なんです
不動産一括査定サービスなら、ネットで必要事項を入力するだけで複数社の査定額を無料で取り寄せられます。
岸田さんが4社に依頼して120万円の差を把握できたように、1社だけの査定額を「相場」と思い込まないことが、後悔しない売却への第一歩です。
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ブログまとめ:築50年マンションの後悔談から学べること
今回の不動産とーくは『【ブログ】築50年マンションに後悔。入居半年の岸田さん失敗談』と題して、下記の項目を解説しました。
- 築50年のマンションに後悔。入居半年で気づいた6つの誤算
- 築50年マンション。後悔しないリアルなアドバイス
岸田さんの話を読んで、「自分も同じかもしれない」と感じた方はいませんか?
築50年マンションへの後悔は、決して岸田さんだけの特別な話ではありません。
「安い・広い・駅近」という条件に引かれて、見えない部分の確認を後回しにしてしまうのは、多くの方が経験する落とし穴です。
「後悔した経験」が、次の住まい選びを変える
岸田さんが購入後に直面した問題は、いずれも内見の時点では気づけなかったものでした。
でも見方を変えると、岸田さんは「後悔」を抱えたまま止まらず、家族で話し合いながら次の判断に動いたともいえます。
住み替え後の現在は、築13年・2LDKのマンションで新生活をスタートさせています。
後悔した経験は消えませんが、その経験が「次に何を優先すべきか」を岸田さんに教えてくれました。
プロ20年 これは、これから中古マンションを
探す方にとっても同じことがいえます
「築古マンション=ダメ」ではなく、確認すべき点を知っているかどうかの差
築50年前後のマンションであっても、耐震補強済み・配管更新済み・修繕積立金が潤沢という物件は存在します。
問題は築年数そのものではなく、「何が更新されていて、何が当時のままなのか」を把握せずに買ってしまうことです。
購入前に確認できていれば防げた後悔と、購入後でないとわからない現実があることも事実。
だからこそ、岸田さんのような実体験者の声は、スペック情報では絶対に得られない価値があります。
プロ20年 「売りたい」と思ってからではなく
モヤモヤしているうちに動く方が
選択肢が広がりやすいです
現在の住まいへのモヤモヤが続いているなら、「売るかどうか」を決める前に、今の物件が市場でどう評価されるかを知っておくだけで、気持ちの整理がしやすくなります。
まず査定で「自分の物件が今いくらか」を知ることが、次の一手を考えるきっかけになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
築50年マンションの購入を迷っている方も、購入後に悩みを抱えている方も、岸田さんの経験が「自分ならどうするか」を考えるきっかけになれば嬉しいです。
一歩ずつ、自分のペースで動いていけることを願っています。
以上『【ブログ】築50年マンションに後悔。入居半年の岸田さん失敗談』でした。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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