「田舎暮らしへの憧れはあるけど、踏み出せない」
「移住した人って、実際どうなんだろう…」
そんな気持ちを抱えている方は、決して少なくありません。
都会の暮らしに疲れを感じながらも、「移住して後悔したらどうしよう」「仕事はどうなる?」と、なかなか一歩を踏み出せずにいる方がいるのも、ごく自然なことです。
都会から田舎へ移住する方は年々増えており、各種調査によると、地方移住に関心がある都市住民は東京圏の20〜50代でおよそ半数にのぼるというデータもあります。
それでも、移住後に「思っていたのと違った」と感じる方がいるのも事実で、事前の情報収集と準備が移住の成否を大きく左右します。
この記事では、不動産×住宅業界のプロが『【体験談】都会から田舎へ移住!高瀬さん家族の1年後と決断理由』と題して紹介します。
実際に東京から長野県へ移住した高瀬さんの体験談をもとに、決断の理由から1年後のリアルな暮らしまで余すことなくお伝えします。
移住を迷っているあなたが、この記事を読み終えたとき「自分はどうしたいか」がより鮮明に見えてくるはずです。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

-
不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

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ここで紹介するのは全20人の住み替え体験談の1つです。理想の住まいを叶えた方たちが、どのような基準で物件を選び、資金計画を立てたのか。戸建て・マンション・賃貸など、それぞれの成功と失敗の背景を知りたい方は『戸建て・マンション住み替えの成功と失敗を全公開!20人の体験談・費用・手順のまとめ』をあわせてご覧ください。
【この記事の取材・確認方法】
この記事は、実体験者への取材・ヒアリング内容をもとに作成しました。不動産の種類や住まいの状況、当時の悩み、検討した選択肢、実際に取った行動、その後の暮らしの変化などを確認したうえで、個人が特定されないよう一部情報を調整。実務・専門的な判断を要する箇所は、不動産コンサルタントの執筆者・西田が補足。※体験談は個別事情に基づく内容であり、同じ結果を保証するものではありません。
【体験談】都会から田舎へ移住した理由と1年後の現実は?

「田舎に移住したい」と思っても、現実を考えると足がすくむ。
仕事はどうする、子どもの学校は、地域になじめるか…。そんな問いを頭の中でぐるぐると繰り返したまま、何年も動けずにいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、2024年春に東京から長野県へ移住した高瀬由衣さんに、決断に至るまでの本音と、移住から1年後のリアルな暮らしをじっくり聞きました。
- 高瀬 由衣さん(仮名)

-
【年齢】36歳【居住地】長野県
【家族構成】夫と小学2年生の息子との3人暮らし
元広告代理店勤務。以前は東京都内の分譲マンションに住んでいた。朝の通勤や月14万円の住宅ローン、送迎と仕事の両立に追われる日々に限界を感じ、息子の「もっと広い場所で走りたい」という一言をきっかけに暮らしを見直す。築11年の住まいを売却し、2024年春に長野県へ移住。現在は地元企業の広報職として週3日出社し、夫はリモートワークを続けながら、家族で自然の近くにある生活を送っている。
プロ20年 高瀬さん、本日は
貴重なお時間をいただき
ありがとうございます
高瀬さん こちらこそ、移住を
迷っている方の背中を
少しでも押せれば嬉しいです
元広告代理店勤務で、夫と小学2年生の息子と3人で東京の分譲マンションに暮らしていた高瀬さん。
忙しさの中でふと立ち止まり、「このままでいいのか」という問いと向き合い続けた末に長野という新天地を選んだ。その決断の裏側を、詳しく聞いていきます。
- 都会から田舎へ移住を考え始めた一番の理由は?
- 東京の暮らしで「もう限界かも」と感じた瞬間は?
- 息子さんの言葉で、暮らしを見直す気持ちはどう変わった?
- 都会から田舎へ移住する前、一番不安だったことは?
- 都内マンションを賃貸に出さず売却した決め手は?
- 都会から田舎への移住先に長野県を選んだ理由は?
- 田舎暮らしに変えて、家族の時間やお金の負担はどう変わった?
- 都会から田舎へ移住したいけど迷っている人へ、最初に考えてほしいこと
それでは、移住を考え始めた原点から順に聞いていきましょう。
都会から田舎へ移住を考え始めた一番の理由は?
都会での暮らしに行き詰まりを感じ始めたのは、いつ頃からだったのでしょうか。
プロ20年 移住を意識し始めたのは、
何かきっかけがあったんですか?
それとも、じわじわと?
高瀬さん じわじわと、ですね
「このままでいいのかな」って
ずっと心の片隅にあって
高瀬さんが「田舎で暮らしたい」と感じ始めたのは、30代に入ってしばらく経った頃。
広告代理店での仕事は充実していた一方で、毎日が「こなす」だけで終わっていく感覚が積み重なっていたと言います。
息子が小学校に上がるタイミングが近づいてきたことも、暮らし方を見直すきっかけになりました。あなたも、ふとした瞬間に「このままでいいのか」と立ち止まったことはありませんか?
高瀬さん 仕事は好きだったけど
家族との時間が全然足りなくて
何かを変えなきゃって思い始めて
都会の暮らしは便利で刺激もある。
それでも「便利さと引き換えに、大切なものを削り続けていないか」という問いが、都会から田舎へ移住を考える出発点だったと高瀬さんは振り返ります。
プロ20年 都会の利便性に慣れると
「不便さへの不安」も
同時に大きくなりますよね
東京の暮らしで「もう限界かも」と感じた瞬間は?
漠然とした違和感から、「もう限界かも」という確信に変わった瞬間が、高瀬さんにはありました。
プロ20年 具体的に「しんどい」と
感じる場面は、どんな時が
多かったですか?
高瀬さん 毎朝の満員電車ですね
片道65分、ぎゅうぎゅうで
立ちっぱなし…本当に消耗して
朝7時台のJR、ドア付近に体を押し込まれながら会社へ向かう毎日。
その満員電車の時間だけで1日の気力の3割くらいは使い果たしていると感じていたそうです。
帰宅後も、息子の保育園時代から続く送迎や家事をこなすと、夕食を作る気力が残らない日が珍しくありませんでした。
高瀬さん お惣菜を買って帰っても
子どもと話す余裕もなくて
それが一番つらかったです
さらに、月14万円の住宅ローンの返済も重くのしかかっていました。
共働きで何とか回していたものの、「この金額を稼ぎ続けるために働いているのか」という虚しさがじわじわと広がっていたと言います。
プロ20年 住宅ローンのプレッシャーが
働き方や生活の選択肢を
縛ってしまうケースは少なくないですね
片道約65分の満員電車、送迎、月14万円のローン返済…。「しんどい」の原因が一つではなく、複数の重荷が同時にのしかかっていたところに、都会暮らしのきつさがあったのかもしれません。
息子さんの言葉で、暮らしを見直す気持ちはどう変わった?
移住を「いつかの夢」から「実現できること」へと変えたのは、息子さんのある一言でした。
プロ20年 お子さんの言葉が
移住のきっかけになったと
伺っていますが、どんな言葉で?
高瀬さん 休日に近くの公園に行ったら
人が多くて走れなくて…
「もっと広い場所で走りたい」って
その言葉を聞いた瞬間、高瀬さんの中で何かがはっきりしたと言います。
都会では当たり前だと思っていた「休日に公園へ行く」という行為ですら、子どもが思いきり走れる環境ではなかった。
高瀬さん 子どもが自由に走れる場所を
探して移動する週末って
なんか違うなって気づいて
プロ20年 子どもの言葉って
大人が見落としている本質を
ついてくることがありますよね
「公園に行ったのに走れない」。その事実を改めて言葉にされると、都会の暮らしの窮屈さがリアルに伝わってきます。
その日から、高瀬さんは移住をあくまで夢として語るのをやめ、具体的な情報を集め始めました。
あの一言から実際に移住へ向けて動き出すまで、わずか数カ月だったそうです。
都会から田舎へ移住する前、一番不安だったことは?
移住を具体的に考え始めると、頭の中はあれこれ不安でいっぱいになるもの。
高瀬さんも例外ではありませんでした。「全部が心配」という状態から、どうやって整理していったのでしょうか。
プロ20年 仕事・子どもの学校・地域の
人間関係…不安は山ほどあった
と思いますが、特に大きかったのは?
高瀬さん 正直、全部不安でした(笑)
でも一番は仕事ですね
私、社外にしか人脈なくて
広告代理店での仕事は、都内のクライアントとの関係が中心。
地方に移れば、それまで築いたキャリアのネットワークがそのまま使えるわけではありません。
移住前に高瀬さんが感じていた不安は、以下の通りです。
- 自分のキャリアを活かせる仕事が地方にあるか
- 息子の転校による学校・友達関係への影響
- 地域のコミュニティになじめるか
- 夫のリモートワーク環境が地方でも維持できるか
- 夫婦どちらかが不満を抱えるようにならないか
高瀬さん 夫は比較的前向きだったので
それだけは救いでしたね
でも息子のことはずっと心配で
プロ20年 お子さんの環境変化への不安は
移住を考える親御さんに
共通して多い悩みですよね
実際に移住してみると、息子さんはクラスになじむのに1カ月もかかりませんでした。
子どもの順応力は、親が思っている以上に高いようです。移住を迷う親御さんにとっては、少し背中を押してもらえる話ではないでしょうか。
高瀬さん 息子が「学校楽しい!」って
言ってくれた時は
本当に移住してよかったと思いました
プロ20年 移住後にそのひと言が
聞けると、親として
ほっとしますよね
都内マンションを賃貸に出さず売却した決め手は?
移住を決めた後、東京の自宅マンションをどうするかという問題が浮上しました。
最初は賃貸に出す選択肢も頭にあったそうですが、最終的には売却を選んだ高瀬さん。
その判断の背景を聞いていきます。
プロ20年 賃貸か売却か、悩まれた方は
多いですが、高瀬さんは
どのように整理されましたか?
高瀬さん 管理費と修繕積立金で
月3万円近く出ていくのに
家賃収入が安定するか不安で
東京のマンションを賃貸に出す場合、家賃収入が入る一方で、管理費・修繕積立金・住宅ローン返済・管理会社への委託手数料などが毎月発生します。
空室が続けば収支はたちまちマイナスになるリスクもあり、遠方から管理し続けることへの心理的な負担も大きいと感じたそうです。
高瀬さん 何かトラブルがあっても
長野から対応するのは
現実的じゃないなって
プロ20年 査定額はどのように
確認されましたか?
高瀬さん 一括査定サービスを使いました
複数社の査定額が一度に
比較できるので便利でしたよ
複数社の査定結果を比較することで相場観がつかめ、「どの会社に任せるか」を冷静に判断できたと言います。
実際に査定を依頼したのは4社で、各社の査定額と担当者の印象は以下の通りです。
| 査定会社 | 査定額 | 担当者の印象・提案内容 | 査定額の根拠 |
|---|---|---|---|
| A社(大手) | 3,980万円 | 資料が丁寧で信頼感あり。早期売却に向けた具体的な提案もあった | 近隣の築10~13年の成約事例を複数提示。日当たり・駅距離を加点評価 |
| B社(大手) | 4,150万円 | 話がテンポよく活発な印象。ただし根拠の説明がやや薄め | 直近3カ月の売り出し事例をベースに算出。強気の設定と説明あり |
| C社(地元中堅) | 3,850万円 | 慎重で誠実な印象。相場の上限・下限を丁寧に説明してくれた | 過去1年間の成約価格から算出。修繕積立金の状況も考慮 |
| D社(地元中堅) | 4,050万円 | 柔軟な対応で話しやすかった。売却後の資金計画の相談にも乗ってくれた | エリアの需要動向と競合物件の価格帯を分析して提示 |
プロ20年 査定額に幅があるのは
会社によって根拠の
組み立て方が違うからですね
高瀬さん 高ければいいってわけじゃなくて
根拠をちゃんと説明してくれる会社を
選んだほうがいいと実感しました
最終的にA社と媒介契約を結び、売却活動を開始。
物件の状態が良く、内覧後の反応も早かったこともあり、売り出しから約2カ月で成約となりました。
成約額は3,920万円。査定額をわずかに下回りましたが、住宅ローンの残債を完済した上で、移住後の生活資金にも余裕が生まれる結果になったと言います。
プロ20年 査定額より成約額が
下がることは珍しくありません
売却期間の目安も事前に
確認しておくと安心ですね
高瀬さん 2カ月で売れたのは
正直ほっとしました
長引くと移住の計画も狂いますから
選択時に各社の売却実績数を確認できるので、どの会社に査定を依頼するか迷わずに進められます。
≫スーモで査定額を比べる(無料)
※査定後に売るかどうかは自由です
※面積はおおよそでも進められます
都会から田舎への移住先に長野県を選んだ理由は?
田舎へ移住すると決めたとして、全国どこでもいいわけではありません。
なぜ長野県だったのか、高瀬さんに聞きます。
プロ20年 移住先の候補はいくつか
ありましたか?長野県に
絞った決め手は何でしたか?
高瀬さん 最初は山梨と長野で迷ってました
でも、夫のリモートワーク環境と
子育て環境を考えると長野かなって
高瀬さんが長野県を選んだ理由は、1つではありませんでした。
- 新幹線で東京へ出やすく、必要に応じた往来が可能
- 都市部を中心に光回線が整備されており、居住エリアを選べば夫のリモートワーク環境を確保しやすい
- 小中学校の自然体験活動が充実しており、子育て環境として魅力的
- 移住者向けの支援制度が整っており、情報収集がしやすかった
- 移住者の受け入れ実績が豊富で、地域のサポート体制が整っている
高瀬さん あとは正直、「なんか好き」
っていう感覚も大事だと思って
何度か下見に来て肌で感じました
プロ20年 移住前に何度も足を運んで
「この場所で暮らせる」と
確認するのは大切なステップですね
下見では、実際にスーパーや小学校の周辺を歩き回り、地域の雰囲気を体感したそうです。
データだけでなく「この場所で暮らす自分」をリアルに想像できたことが、移住後のミスマッチを防ぐ結果につながったと言います。
田舎暮らしに変えて、家族の時間やお金の負担はどう変わった?
移住から約1年。実際の暮らしはどう変わったのでしょうか。
プロ20年 生活がガラリと変わったと
思いますが、1年経った今
実感していることを教えてください
高瀬さん 一番変わったのは
「時間の感覚」ですね
余白がある毎日になって
現在、高瀬さんは地元企業の広報職として週3日出社。夫はリモートワークを継続しており、息子は地域の小学校に通っています。
都会時代と田舎暮らしの主な変化は以下の通りです。
| 項目 | 東京時代 | 長野移住後 |
|---|---|---|
| 通勤時間 | 片道約65分(満員電車) | 片道約15分(週3日のみ) |
| 住宅費 | ローン月14万円+管理費等 | 賃貸で月6万円台(庭付き一戸建て) |
| 夕食の準備 | 気力が残らず外食・惣菜が多い | 週5日以上、自炊できるようになった |
| 息子との時間 | 平日はほぼゼロに近い | 毎日一緒に夕食を食べられる |
| 週末の過ごし方 | 疲れて家でぐったり | 道の駅・川沿い・庭仕事など外で活動 |
高瀬さん 庭でミニトマトを育て始めたんですが
息子が収穫して嬉しそうで
こういう時間が欲しかったんだって
プロ20年 都会ではなかなか
持てない時間ですよね
生活の質が変わったのが伝わります
一方で、車が必須になった分の維持費は都会より増える点や、飲食店・娯楽施設の選択肢が少ない点は、田舎暮らしの正直なマイナス面として話してくれました。
高瀬さん 外食の選択肢は確かに減りました
でも、自炊が増えたことで
食費はむしろ下がっています
都会から田舎へ移住したいけど迷っている人へ、最初に考えてほしいこと
最後に、今まさに移住を考えているけれど、なかなか踏み出せない方へ向けて、高瀬さんに言葉をもらいました。
プロ20年 移住を迷っている方に
ぜひ伝えたいことを
聞かせてもらえますか?
高瀬さん まず「何のために移住したいか」を
自分の言葉で書き出してほしいです
それが一番の出発点だと思って
高瀬さんが移住前に実際に行っていたのは、「今の暮らしで満たされていないこと」と「移住後に手に入れたいこと」を書き出すこと。
漠然とした憧れのままでは、移住先での生活に「こんなはずじゃなかった」という感覚が生まれやすいと言います。移住を検討しているなら、まずこの作業から始めてみませんか?
- 今の生活で、何が一番しんどいかを具体的に書き出す
- 移住後にどんな毎日を送りたいかをイメージしてみる
- 家族全員の気持ちをそろえてから動き出す
- 移住先に実際に足を運び、「暮らす自分」を体感する
- 仕事の目処(雇用・フリーランス・副業など選択肢を出しておく)と、住まいの候補エリアを絞っておく
プロ20年 住まいの面では、売却か賃貸かの
判断も移住の現実的な準備の
一つになってきますね
高瀬さん そうですね
住まいをどうするかが決まると
移住への覚悟が一気に固まりました
都会から田舎へ移住することは、生活コストや時間の使い方だけでなく、家族の表情や会話の量まで変えてくれる可能性があります。
完璧な準備を待っていたら、いつまでも動けません。まず「書き出す」ことから始めてみる、というのが高瀬さんからの一番のメッセージです。
高瀬さん 移住を迷っている方に
「同じ迷いを越えてきた人がいる」
ということを伝えたかったです
プロ20年 本日は1年後のリアルな
暮らしまで聞かせていただき
本当にありがとうございました!
高瀬さん 私の経験が、一歩踏み出す
きっかけになれたら
それだけで十分です
以上、都会から田舎へ移住した高瀬由衣さんの、決断の理由から1年後のリアルな暮らしまでを、インタビュー形式でお届けしました。
高瀬さんのように、移住に合わせてマンションを売却するケースでは、まず自分の物件がいくらで売れるのかを知ることが、その後の計画を立てる上での出発点になります。
「査定=すぐ売らなければいけない」わけではなく、相場を知るだけでも、移住の現実的なプランが一気に具体化することがあります。
プロ20年 査定は無料でできますし
何社かの金額を比べることで
売却の判断もしやすくなりますよ
選択時に各社の売却実績数を確認できるので、どの会社に査定を依頼するか迷わずに進められます。
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【移住前チェック】都会から田舎へ移る前に整理したい6つのこと
高瀬さんの場合、都会から田舎へ移住する決断につながったのは、単なる田舎暮らしへの憧れではありませんでした。
仕事や通勤、家族との時間、住居費などを振り返り、「今の暮らしで足りないもの」と「移住後に得たい暮らし」を具体的にしていったことが大きなポイントです。
同じように移住を考えていても、家族構成や仕事、今の住まいによって答えは変わるため、まずは自分の場合の判断材料を整理してみてください。
プロ20年 移住するかどうかより
まず確認したいのは
今の暮らしを変える理由が
自分の中で明確かどうかですね
大切なのはチェックの数ではなく、チェックできなかった項目に何が残っているかを見ることです。
都会を離れたい理由と、田舎で手に入れたい暮らしを言葉にできていますか?
都会から田舎へ移住する理由が「なんとなく疲れた」「自然のある場所に住みたい」だけでは、自分に合う選択なのか判断しにくくなります。
高瀬さんは、片道約65分の満員電車や家族との時間の少なさなど、今の暮らしで何がしんどいのかを具体的に捉えていました。
さらに、移住前には「今の暮らしで満たされていないこと」と「移住後に手に入れたいこと」を書き出しています。
プロ20年 今の不満だけではなく
どんな毎日に変えたいかまで
言葉にできると
移住の軸が見えやすいですね
通勤時間を短くしたいのか、家族との時間を増やしたいのか、子どもの生活環境を変えたいのかによって、移住以外の選択肢が合う場合もあります。
田舎へ行くこと自体を目的にしないことが、自分に合う暮らしを考える第一歩です。
家族それぞれの気持ちと、子どもの生活環境の変化を確認できていますか?
家族で都会から田舎へ移住するなら、自分だけが前向きでも話を進めにくいものです。
高瀬さんの場合、夫は移住に比較的前向きでしたが、息子さんの転校や友達関係への影響は移住前から気になっていました。
移住後は1カ月もかからず新しいクラスになじみましたが、これは高瀬さん家族の場合の結果であり、子どもの年齢や性格、転校時期などによって状況は変わります。
プロ20年 家族で移住するなら
賛成か反対かだけでなく
それぞれ何が不安なのかまで
話せると整理しやすいですね
パートナーの働き方や子どもの学校生活など、家族それぞれに起きる変化まで話せているかを振り返ってみてください。
誰かが大きな不安を抱えているなら、その不安を確認してから候補地を比べるほうが、家族に合う判断につながりやすくなります。
移住後の働き方と通勤・通信環境の見通しを立てていますか?
高瀬さんが移住前に一番不安だったのは仕事でした。
自身のキャリアを活かせる仕事があるかに加えて、夫が移住後もリモートワークを続けられる環境かも確認する必要がありました。
現在は高瀬さんが地元企業の広報職として週3日出社し、夫はリモートワークを続けています。
プロ20年 仕事の見通しは
収入だけでなく
通勤や通信環境まで含めて
考えておきたいところですね
転職するのか、今の仕事を続けるのか、定期的に都会へ出る必要があるのかによって、選べる地域は変わります。
リモートワークを続ける場合も、候補となる住まいで必要な通信環境を確保できるかまで確認しておくことが大切です。
働き方と住む場所をセットで考えられているかをチェックしてみてください。
候補地を実際に訪れ、日常生活を具体的にイメージできていますか?
高瀬さんは最初から長野県だけに決めていたわけではなく、山梨県も候補にしていました。
その中で、東京への行きやすさや夫の仕事、子育て環境などを考えながら比較し、何度か現地へ足を運んでいます。
下見では観光地を見るだけでなく、スーパーや小学校の周辺を実際に歩き、地域の雰囲気まで確かめました。
プロ20年 旅行で感じる魅力と
そこで毎日暮らす感覚は
同じとは限らないので
生活目線の下見が大切ですね
ネット上で条件が良く見えても、買い物や通学、移動のしやすさなどは現地へ行って初めて気づくことがあります。
「好きな場所」だけで終わらず、そこで暮らす自分や家族を想像できているかまで確認しておきたいところです。
移住前後の住居費・移動費と、家族で使える時間の変化を比べていますか?
都会から田舎へ移ると、住居費だけでなく移動手段や時間の使い方まで変わります。
高瀬さん家族では、東京時代の住宅ローンが月14万円だったのに対し、移住後は庭付き一戸建てを月6万円台で借りています。
一方で、車が必要になったことで維持費は都会より増えました。
プロ20年 家賃だけを比べると
安く見えやすいですが
移動費や暮らし方の変化も
一緒に見ておきたいですね
| 確認材料 | 東京時代 | 長野移住後 |
|---|---|---|
| 住居費 | 住宅ローン月14万円+管理費等 | 賃貸住宅で月6万円台 |
| 通勤時間 | 片道約65分 | 片道約15分・週3日出社 |
高瀬さんの場合は住居費だけでなく通勤時間も減り、毎日家族で夕食を食べられる生活へ変わりました。
あなたの場合も、単純に「田舎なら生活費が安い」と考えず、住居費・移動費と合わせて、移住後に使える時間まで比べてみてください。
お金と時間の両面から見たときに自分が求める変化につながるかが重要です。
今の住まいを売る・貸す・残す場合の条件を整理できていますか?
持ち家から都会から田舎へ移住する場合は、今の家をどうするかによって資金計画が大きく変わります。
高瀬さんも当初は東京のマンションを賃貸に出す選択肢を考えていましたが、管理費と修繕積立金が月3万円近くかかることに加え、長野から管理を続ける負担を考えて売却を選びました。
4社へ査定を依頼した結果を比較したうえで売却を進め、約2カ月後に3,920万円で成約しています。
プロ20年 今の家をどうするかで
移住後のお金の見通しは
かなり変わるので
先に整理しておきたいですね
高瀬さんの場合は売却で住宅ローン残債を完済できましたが、売る・貸す・残すのどれが合うかは家ごとに異なります。
売却した場合の見込み額や住宅ローン残債、貸した場合の収支などを確認し、今の住まいをどうする場合に移住計画が成り立つのかを整理できているか振り返ってみてください。
- チェックできた項目は、移住を考えるための判断材料がある程度そろっている
- チェックできなかった項目は、次に確認・整理することとして書き出す
- 仕事・家族・住まいなど、移住後の生活を大きく左右する未確認項目から優先する
確認できていない重要項目を残したまま結論を急ぐ必要はありません。
都会から田舎へ移住するか迷ったときは、必要な情報をそろえたうえで、今の暮らしを続ける場合と移住する場合の両方を比べて、自分や家族に合う選択を考えてみてください。
どこに査定を頼めばいいのか迷い、1社の金額だけで決めてしまう方は少なくありません。実際、3社以上に査定を出した612名の約75%が「最高値と最低値に100万円以上の差があった」と回答しています。複数社の比較に役立つプロ厳選の一括査定サイトを知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
「不動産査定はどこに頼めばいいの?」 「1社だけでは損するって聞いたけど?」 「まだ売るか決めていない…査定していい?」 いざ売却を考え始めたけど、こうした不安を抱えていませんか? 結論、不動産査定で大切なのは、「どの1 …
【プロが分析】高瀬さんの都会から田舎への移住が成立した4つの背景
高瀬さんの移住後1年を見ると、「田舎に移ったから暮らしが良くなった」と単純にはまとめられません。
東京では片道約65分の通勤、月14万円の住宅ローン、家族との時間不足が重なり、長野では仕事・住まい・家族の過ごし方まで大きく変わっています。
つまり、都会から田舎へ移ること自体ではなく、暮らしの何を変えたのかを見ることが、この体験談を読み解くポイントです。
プロ20年 移住の良し悪しは
都会か田舎かより
何を変えられたかで
見え方が変わりますね
高瀬さんが都会から田舎へ移住した理由と、その後の結果をつなげて考えると、4つの背景がうまくかみ合っていたことが見えてきます。
- 移住理由が「田舎への憧れ」ではなく「変えたい日常」まで具体化していた
- 長野を選んだ基準に「東京とのつながり」を残していた
- マンション売却で都会側の固定負担と遠隔管理を切り離した
- 移住後の成果は「節約額」より時間の使い方に表れている
順番に、高瀬さんだからこそ成立した部分と、条件が違えば判断も変わる部分を整理します。
移住理由が「田舎への憧れ」ではなく「変えたい日常」まで具体化していた
高瀬さんが移住を考え始めた背景には、自然への憧れだけでなく、片道約65分の満員電車、送迎や家事、家族との時間不足、月14万円の住宅ローンなど、日常に直結する負担がありました。
さらに、息子さんの「もっと広い場所で走りたい」という言葉をきっかけに、それまで漠然としていた思いが具体的な行動へ変わっています。
重要なのは、負担が1つではなく複数重なっていたことです。
プロ20年 通勤だけが負担なら
職場や住む場所を変える
選択肢もありますよね
今回は事情が複合的でした
たとえば、通勤だけがつらいのであれば、転職や勤務形態の変更、都内での住み替えによって改善できる場合もあります。
しかし高瀬さんの場合は、仕事だけでなく、住居費や子育て環境、家族で過ごせる時間まで見直したかったため、場所を変えることで複数の課題を動かせる状態になっていました。
都会から田舎へ移住する理由が「都会に疲れたから」だけでは、移住後に別の不満へ置き換わる可能性もあります。
高瀬さんの体験から読み取れるのは、田舎への憧れの強さよりも、今の暮らしのどこを変えたいのかが具体的だったことが、判断をぶれにくくしたという点です。
長野を選んだ基準に「東京とのつながり」を残していた
高瀬さんは、最初から長野県だけを見ていたわけではなく、山梨県とも比較していました。
その中で長野県を選んだ理由には、子育て環境や自然だけでなく、夫のリモートワーク環境や東京へのアクセスも含まれています。
つまり、都会を完全に切り離す移住ではなかったことがポイントです。
プロ20年 自然が豊かでも
仕事や移動が合わないと
毎日の負担になるので
この視点は重要ですね
さらに高瀬さんは何度か現地へ足を運び、スーパーや小学校の周辺を歩いています。
「なんか好き」という感覚だけで決めず、その感覚を実際の生活環境と合わせて確かめていたわけです。
都会から田舎へ移る場合、「自然が多い」「家が広い」といった地域全体の印象だけでは、日々の生活までは判断できません。
同じ長野県内でも交通や買い物、通信環境などはエリアによって変わるため、都道府県ではなく実際に暮らす生活圏で考えることが、移住後のギャップを小さくするうえで大切です。
マンション売却で都会側の固定負担と遠隔管理を切り離した
高瀬さんは当初、東京のマンションを賃貸に出すことも考えていましたが、管理費と修繕積立金だけで月3万円近くかかり、家賃収入の安定性や長野から管理する負担を考えて売却を選びました。
ここで注目したいのは、4社の査定額が3,850万~4,150万円だった中で、最高額4,150万円のB社ではなく3,980万円のA社を選んだことです。
A社は近隣の成約事例を示し、早期売却に向けた具体的な提案をしており、高瀬さん自身も査定額だけでなく根拠を重視しています。
プロ20年 高い査定額だけでなく
なぜその金額なのか
売却計画まで含めて
見ることが大切ですね
実際には売り出しから約2カ月で3,920万円で成約し、住宅ローンを完済したうえで、移住後の生活資金にも余裕が生まれたと話しています。
ただし、物件の状態が良かったことなども影響しているため、不動産会社の選択だけが約2カ月で売れた原因とは断定できません。
また、記事には住宅ローン残債の具体額や売却にかかった諸費用までは示されていないため、成約額3,920万円がそのまま手元に残ったわけではありません。
もし賃貸に出した場合でも安定した収支が期待でき、遠方での管理を負担に感じない条件なら、売却とは違う判断も考えられます。
高瀬さんの場合は「売却価格が高かったから売った」というより、東京のマンションを持ち続ける固定負担や管理の心配をなくし、長野での暮らしへ軸足を移せたことに売却の意味があったと考えられます。
移住後の成果は「節約額」より時間の使い方に表れている
高瀬さんの1年後を見ると、住宅費だけでなく、通勤や家族との過ごし方まで変化しています。
そのため、このケースを「田舎へ行けば生活費が安くなる」という金額だけの成功例として見ると、本質を見落としてしまいます。
実体験で起きた変化を専門家目線で整理すると、次のように読み取れます。
| 実際に起きた変化 | 専門家として見る意味 |
|---|---|
| 通勤が片道約65分から約15分になり、出社も週3日になった | 移動に使っていた時間と気力を、家庭へ振り分けやすくなった |
| 住宅ローン月14万円+管理費等から、月6万円台の戸建て賃貸へ変わった | 住まいにかかる毎月の固定負担が軽くなった |
| 外食・惣菜が多い生活から週5日以上自炊するようになった | 食事を準備できる時間と余力が生まれたことがうかがえる |
| 平日は息子さんとの時間がほぼ取れなかった状態から、毎日一緒に夕食を食べるようになった | 移住前に求めていた家族との時間が、実際の生活変化につながった |
特に大きいのは、お金だけでなく時間の使い方まで変わった点でしょう。
プロ20年 住居費だけを見るより
移動時間や家族時間まで
一緒に見るほうが
暮らしは判断しやすいですね
一方で、高瀬さん自身が話しているように、車が必要になったことで維持費は増え、飲食店や娯楽施設の選択肢も減りました。
そのため、都会から田舎へ移れば生活費全体が必ず下がるとはいえません。
収入が大きく変わる方や車の保有台数が増える家庭、頻繁に東京へ戻る必要がある方なら、高瀬さんとは違う結果になる可能性があります。
それでも高瀬さんが移住後に「余白がある毎日になった」と感じているのは、移住前に求めていた家族との時間や子どもの生活環境が、実際の暮らしの中で増えたからだと考えられます。
都会から田舎への移住で後悔を避けるには、単純な損得だけではなく、自分たちが増やしたい時間や暮らしが本当に増えるかまで含めて判断することが大切ですね。
以上、都会から田舎へ移住した高瀬さんの実体験をもとに、移住後の暮らしが成立した背景を専門家の視点から分析しました。
まとめ:都会から田舎へ移住!仕事・住まい・家族時間を見直そう
今回の不動産とーくは『【体験談】都会から田舎へ移住!高瀬さん家族の1年後と決断理由』と題して解説しました。
プロ20年 都会から田舎への移住を考えている
あなたにとって、今回の記事は
何かヒントになりましたか?
高瀬さんが移住を決めた理由は、特別なものではありませんでした。
満員電車、家族との時間のなさ、重い住居費…。「このままでいいのか」という感覚が積み重なった末の、ごく自然な決断です。
あなたも今、似たような感覚を持っているとしたら、それはすでに動き出すサインかもしれません。
業界歴20年以上「不動産コンサル西田」のアドバイス
移住を迷っている方と話していて気づくのは、「気持ちの問題」で止まっているように見えて、実は「今の住まいをどう動かすか」という具体的な一手が見えていないだけのケースがほとんどです。
プロ20年 移住を迷っている方の多くは
「気持ちの問題」ではなく
「お金の見通し」で止まっています
今の住まいを売ればいくら手元に残るのか。その数字が見えるだけで、移住後の生活費や住居費の試算が一気に現実的になります。
高瀬さんも、査定で相場を把握したことが「賃貸か売却か」という判断の分岐点になりました。
プロ20年 査定額を知ることは
「売る決断」ではなく
「選択肢を増やす行動」なんです
移住前に整理しておきたいことを、優先度の高い順にまとめます。
- 今の住まいの査定額を確認し、売却・賃貸どちらが移住後の生活に合うかを試算する
- 移住の動機を「今の不満」だけでなく「移住後に得たいもの」で言語化する
- 仕事の見通し(転職・リモート継続・フリーランスなど)を先に整理する
- 移住先に複数回足を運び、「暮らす自分」をリアルにイメージできるか確かめる
- 家族全員の意向を確認し、子どもの学校・生活環境の変化を具体的に調べる
プロ20年 この5つの中で一番後回しに
されがちなのが、住まいの査定です
でも実は、最初に動かすべき項目ですよ
高瀬さんが活用した不動産一括査定なら、1回の入力で複数社の査定結果を比較でき、「いくら手元に残るか」という移住計画の核心部分を、無料で把握できます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「移住しようかな」と思い始めたその感覚を、ぜひ大切にしてください。
まず一つだけ、動いてみることが、あなたの暮らしを変える最初の一歩になります。
以上『【体験談】都会から田舎へ移住!高瀬さん家族の1年後と決断理由』でした。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年以上。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。運営メディアは累計120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

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