「道路沿いマンション、排気ガスが心配で…」
「低層階は安いけど子どもの健康を考えると不安」
「何階なら洗濯物を外に安心して干せるんだろう」
道路沿いのマンションやアパートを検討している方の多くが、排気ガスの影響について同じような不安を抱えています。
気に入った物件があっても、目の前の交通量を見ると契約に踏み切れない気持ち、よくわかります。
不動産会社に「何階なら安全ですか?」と質問しても、明確な答えが返ってこないことも多いですよね。
そのため、なんとなくの判断で階数を決めてしまい、あとで後悔するケースが実際にあるのです。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界のプロが『道路沿いマンションの排気ガスは何階まで上がってくる?各階の影響度』と題して徹底解説します。
最後まで読めば、あなたの家族構成や優先順位に合わせた最適な階数選びができるようになり、自信を持って契約に進めるはずです。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
道路沿いマンションの排気ガスは何階まで上がってくる?

道路沿いのマンションやアパートを検討する際、最も気になるのが排気ガスが何階まで上がってくるのかという点ですよね。
一般的な道路沿いでは5階~7階あたりまで影響を受ける可能性があり、片側数車線の幹線道路になると10階程度まで届くケースもあります。
さらに高速道路沿いの場合は
10階以上でも注意が必要じゃ
ただし、建物の構造や風向き、道路からの距離、交通量によって状況は大きく変わるため、「絶対に○階なら安全」とは言い切れません。
実際の居住者の声では、10階以上でも洗濯物が汚れるケースがある一方、低層階ほど汚れがひどい傾向にあるといわれています。
正しい知識を持つことで、あなたに合った物件選びができるはずです。
一般的な道路で影響を受ける階数の目安
マンション選びの際、目の前の道路がどんな種類かによって影響度が大きく異なります。
| 道路の種類 | 影響を受ける可能性のある階数 | 主な要因 |
|---|---|---|
| 一般的な生活道路 | 3階~5階程度 | 交通量が少なく排気ガスの量も限定的 |
| 片側1~2車線の幹線道路 | 5階~7階程度 | 日中の交通量が多く排気ガスが常時発生 |
| 片側3車線以上の幹線道路 | 7階~10階程度 | 大型車両も多く排気ガスの量が増加 |
| 高速道路沿い | 10階以上でも注意 | 高速走行による排気ガスの拡散範囲が広い |
道路の種類で
こんなに違うんですね
ただし、これらはあくまで目安であり、風向きや建物の配置によって大きく変動します。
たとえば、マンションの前に背の高い建物があれば排気ガスの流れが変わりますし、風通しの良い立地では高層階まで届きやすくなる場合もあるのです。
また、道路からマンションまでの距離も重要な要素になります。
道路との間に10m以上の距離があれば、排気ガスが拡散して影響が軽減される傾向にあります。
排気ガスが上の階まで届くメカニズム
排気ガスは車両から排出された直後、エンジンの熱によって温められているため上昇する性質があります。
この熱による上昇気流が、排気ガスを高層階まで運ぶ主な要因です。
しかし時間が経つと排気ガスは冷却され、重い成分である粒子状物質などは下に沈んでいきます。
つまり低層階では重い粒子状物質が溜まりやすく、高層階では風に乗った排気ガスが届きやすいという特徴があるのです。
低層階だけの問題
じゃないんですね
さらに、マンションの壁面に沿って上昇気流が発生すると、排気ガスが通常よりも高い階まで運ばれることがあります。
特に日当たりの良い南側の壁面では、この現象が起きやすい傾向にあります。
道路沿いのマンションでは、単純に「高層階なら安全」とは言い切れない理由がここにあるわけです。
実際の居住者が感じている影響
道路沿いマンションに住んでいる方の声を聞くと、階数による影響の違いが見えてきます。
低層階の居住者からは、「窓を開けると排気ガスのにおいが入ってくる」「洗濯物が1日で黒ずむ」といった声が多く聞かれます。
中層階でも、幹線道路沿いでは「ベランダの手すりが汚れやすい」「窓ガラスに黒い汚れが付く」という意見があります。
洗濯物を外に干せない
のはつらいです
一方で高層階の居住者からは、「排気ガスのにおいは気にならない」という声がある一方、「風が強い日は洗濯物が汚れる」「窓の汚れは低層階よりマシだが完全にゼロではない」といった声も聞かれます。
10階以上でも、高速道路沿いの物件では排気ガスの影響を感じている方がいるのが現実です。
ただし、同じ階数でも部屋の向きや窓の位置によって体感は大きく異なるため、内見時に実際に窓を開けて確認することが大切になります。
内見では必ず
窓を開けて空気の
状態を確かめるのじゃ!
以上、道路沿いマンションで排気ガスが何階まで上がってくるのか、その目安と影響について解説しました。
物件選びの際は、階数だけでなく道路との距離や風向き、周辺環境も含めて総合的に判断することをおすすめします。
低層階・中層階・高層階それぞれの排気ガス影響度[目安]

マンションの階数選びで迷っている方にとって、具体的な影響度を知ることは大切な判断材料になります。
ここでは低層階・中層階・高層階の3つに分けて、排気ガスの影響度を整理していきます。
- 低層階(1~3階程度)の影響度と特徴
- 中層階(4~8階程度)の影響度と特徴
- 高層階(9階以上)の影響度と特徴
それぞれの階層には、排気ガスの影響だけでなく、価格や生活の利便性といった異なる特徴があります。
あなたの家族構成やライフスタイル、予算に合わせて、どの階層が適しているか考えてみてください。
低層階(1~3階程度)の影響度と特徴
低層階は排気ガスやホコリ、ススの影響を最も受けやすい階層です。
車の往来で舞い上がったホコリやススが、ダイレクトに部屋やベランダに届きやすい環境にあります。
洗濯物や換気設備への影響、窓の開閉など、日常生活に直結する影響が多く出てきます。
毎日の洗濯が
大変そうです
| 影響の種類 | 具体的な状況 |
|---|---|
| 洗濯物への影響 | 物干し竿やベランダの柵に黒いススが付着しやすい |
| 換気設備への影響 | 換気口周辺に黒いススが溜まりやすい |
| 窓の開閉 | 交通量が多いと窓を開けた生活が難しい場合がある |
| ホコリやスス | 車の往来で舞い上がった汚れが直接届きやすい |
ただし、低層階には価格面での魅力や生活の利便性もあります。
荷物の出し入れが楽で、小さな子どもがいる家庭では階段での移動も安心です。
災害時の避難もスムーズに行える点は、見逃せないメリットといえるでしょう。
汚れの度合いは交通量、道路からの距離、風向きによって大きく異なるため、内見時に実際の状況を確認することが重要です。
中層階(4~8階程度)の影響度と特徴
中層階は低層階に比べれば影響が軽減されますが、幹線道路沿いでは依然として注意が必要な階層です。
5階以上になれば影響が軽減される物件も多いですが、これは主に交通量が比較的少ない道路沿いの場合に限られます。
片側2~3車線以上の幹線道路沿いでは、中層階でも排気ガスの影響を受ける可能性があります。
中層階なら安心って
わけじゃないんですね
中層階を検討する際は、内見時に以下のポイントを確認してみましょう。
- ベランダの手すりや柵に汚れが付着していないか触ってみる
- 窓を開けて排気ガスのにおいがしないか確認する
- 既存の洗濯物干し場に汚れの跡がないかチェックする
- 換気口周辺の壁に黒ずみがないか見てみる
実際に住んでいる方がいる場合は、管理人や不動産会社を通じて排気ガスの影響について聞いてみるのも一つの方法です。
中層階は価格と利便性のバランスが良い階層ですが、道路の種類や交通量によって影響度が変わることを理解しておきましょう。
現地での確認が
何より大事じゃぞ!
高層階(9階以上)の影響度と特徴
10階以上であれば、排気ガスの影響は比較的軽減される傾向にあります。
洗濯物を外干ししても汚れにくく、窓を開けた生活もしやすくなるでしょう。
ただし高速道路沿いや片側数車線の大きな幹線道路の場合、10階以上でも風向きによっては排気ガスの影響を受けるケースがあります。
高層階でも油断
できないんですね
高層階特有の注意点として、騒音の問題があって、防音壁の高さを超える階層では、道路からの音が直接届きやすくなる場合があるのです。
また、高層階は排気ガスの影響が少ない一方で、価格が高くなる傾向にあります。
エレベーターの待ち時間や、災害時の階段移動といった生活面での不便さも考慮する必要があるでしょう。
総合的に判断
することが大切ですね
特に小さな子どもや妊娠中の方、喘息などの呼吸器疾患を持つ家族がいる場合は、多少価格が高くても高層階を選ぶ価値があると思います。
以上、低層階・中層階・高層階それぞれの排気ガス影響度について解説しました。
どの階層にもメリットとデメリットがあるため、あなたの優先順位に合わせて最適な選択をしてください。
[今住んでいる方へ]排気ガスが理由で住み替えすべき基準

道路沿いのマンションに住んでいて、排気ガスの影響に悩んでいる方もいるでしょう。
住み替えを考えるべきかどうか、判断に迷っている方も多いと思います。
ここでは、住み替えを検討すべき具体的な基準と、すぐに引っ越しができない場合の対策をお伝えします。
不安を煽るつもりはありませんが、日常生活に支障が出ているなら、真剣に検討する価値があります。
あなたとご家族の快適な暮らしのために、冷静に状況を見つめ直してみましょう。
生活環境面で住み替えを検討すべき基準
毎日の生活で困りごとが積み重なっているなら、それは住み替えを考えるサインかもしれません。
以下のチェックリストで、あなたの状況を確認してみてください。
- 洗濯物を外に干すことができず、常に室内干しや乾燥機を使用している
- ベランダや窓のススやホコリの掃除が週に何度も必要になる
- 窓を開けて生活することができず、常に換気扇や空気清浄機に頼っている
- 部屋の中まで排気ガスの臭いが入ってきて不快である
- 換気口のフィルターがすぐに真っ黒になる
3つ以上該当するなら生活の質が大きく下がっている可能性があります。
毎日のストレスが積み重なっていくと、心身の健康にも影響が出てくるかもしれません。
健康第一で
考えることじゃ!
すぐに住み替えができない場合の対策
経済的な理由や仕事の都合で、すぐに引っ越しができない方もいるでしょう。
そんな時は、現状でできる対策を講じて影響を最小限に抑えることが大切です。
| 対策の種類 | 具体的な方法 |
|---|---|
| 空気清浄 | HEPAフィルター搭載の高性能空気清浄機を設置する |
| 換気設備 | 換気口に高性能フィルターを取り付ける |
| 窓の対策 | 窓の隙間を防音・防塵テープで埋める、二重窓を設置する |
| 洗濯物 | 完全に室内干しまたは浴室乾燥機を活用する |
| ベランダ | 物を置かず、定期的に掃除して汚れを溜めない |
| カーテン | 遮音カーテンを設置して排気ガスの侵入を軽減する |
できることから
始めたいです
ただし、これらの対策はあくまで応急処置です。
健康被害が深刻な場合は、対策よりも住み替えを優先すべきだと思います。
一時的な出費を抑えるために我慢を続けた結果、医療費がかさんでしまっては本末転倒ですよね。
長い目で見た判断が
大切なんじゃ!
住み替えを検討する際の選択肢と進め方
住み替えを決断したら、どんな選択肢があるのか整理してみましょう。
必ずしも別の地域に引っ越す必要はなく、同じマンション内の高層階への住み替えも一つの選択肢です。
住み慣れた環境を大きく変えずに、排気ガスの影響だけを軽減できる可能性があります。
- 同じマンション内の高層階に空室がないか管理会社に確認する
- 近隣で道路から離れた静かな物件を探す
- 通勤圏内で環境の良いエリアを検討する
- 賃貸なら契約更新のタイミングで住み替えを計画する
今のマンションを売却する場合は、複数の不動産会社に査定を依頼して比較することが重要です。
会社によって得意なエリアや販売力が異なるため、1社だけでは適正価格がわかりません。
比較することで
損しないんですね
住み替えは大きな決断ですが、毎日の生活が快適になれば、その価値は十分にあると思います。
以上、排気ガスが理由で住み替えを検討すべき基準と対策について紹介しました。
今の環境で我慢し続けるのか、思い切って住み替えるのか、じっくり考えてみてください。
まとめ:家族の健康を最優先にマンションの階数を選ぼう

今回の不動産とーくは『道路沿いマンションの排気ガスは何階まで上がってくる?各階の影響度』と題して、下記の項目を解説しました。
- 道路沿いマンションの排気ガスは何階まで上がってくる?
- 低層階・中層階・高層階それぞれの排気ガス影響度[目安]
- [今住んでいる方へ]排気ガスが理由で住み替えすべき基準
いかがじゃったかの~?
道路沿いのマンション選びで迷っている方にお伝えしたいのは、不安な気持ちを抱えたまま契約してはいけないということです。
排気ガスの影響は、実際に住み始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースが少なくありません。
だからこそ、契約前にしっかりと情報を集め、納得できるまで確認することが大切になってきます。
後悔だけは
したくないです
物件選びで妥協してはいけないポイント
価格や立地、間取りなど、マンション選びには様々な要素がありますよね。
その中でも、排気ガスを含めた「空気環境」だけは妥協すべきではありません。
なぜなら、それは毎日の生活に直結し、あなたやご家族の健康に影響を与え続けるからです。
価格が多少高くても、駅から少し遠くても、健康的な環境で暮らせることの価値は計り知れません。
健康はお金では
買えませんもんね
特に子育て中のご家庭では、子どもが成長する大切な時期を、排気ガスの心配なく過ごせる環境を選んでほしいと思います。
迷ったときは専門家の意見も参考にしよう
物件選びで迷ったら、不動産会社の担当者に遠慮せず質問してみてください。
「この階数で排気ガスの影響はどの程度ですか?」
「実際に住んでいる方の声を聞けませんか?」
といった具体的な質問が有効です。
また、今の住まいを売却して住み替える場合は、複数の不動産会社に査定を依頼することで、各社の対応の違いや市場価値が見えてきます。
1社だけでは気づかなかった情報が、比較することで明らかになることもあるのです。
遠慮せずに
どんどん聞くんじゃ!
環境に詳しい不動産会社なら、道路の交通量データや周辺の大気状況など、より詳しい情報を提供してくれる場合もあります。
あなたとご家族が笑顔で暮らせる住まいを
道路沿いのマンションにも、魅力的な物件はたくさんあります。
適切な階数を選び、必要な対策を講じれば、快適に暮らすことは十分に可能です。
大切なのは、正しい知識を持って冷静に判断し、後悔のない選択をすることだと思います。
納得できる物件を
探します
この記事を読んで、少しでもあなたの不安が解消され、物件選びの指針が見えたなら嬉しいです。
あなたとご家族が、毎日気持ちよく過ごせる住まいと出会えることを心から願っています。
理想の住まいが
見つかるよう
応援しておるぞ!
以上『道路沿いマンションの排気ガスは何階まで上がってくる?各階の影響度』でした。
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