【査定結果】築40年一戸建ての売却相場は?実際の査定額を発表
「築40年の家、本当に売れるのか…」
「査定に出しても恥ずかしい金額じゃないか」
「解体費用で赤字になるんじゃないか…」

売却を考え始めたとき、頭の中をぐるぐると回るのがこういった不安ではないでしょうか。

実家の相続・老朽化・住み替えなど、きっかけは人それぞれですが、「築40年という年数がどう影響するのか」がわからないまま、なかなか動き出せずにいる方は多いです。

ただ、はっきり言えることが1つあります。

「築40年だから売れない」は、正しくありません。むしろ問題は築年数よりも、相場を知らないまま進めてしまうことです。

私は不動産業界に20年以上携わり、3,000件超の相談・2,000件超の査定に関わってきた不動産コンサルタントです。その実務経験をもとに、『【査定結果】築40年一戸建ての売却相場は?実際の査定額を発表』と題して徹底解説します。

最後まで読めば、「うちの家はいくらになるのか」の見当がつき、売るべきか・どう動くべきかの判断材料が手に入ります。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

築40年一戸建ての売却相場を正確にチェックする方法

早速、築40年一戸建ての正確な売却相場は、

不動産会社「3社以上」の査定額の「範囲」で判断する

複数社の査定額を比較することで「売却できる価格帯(範囲)」が見え、全社の平均を取れば「実際に売れる可能性が高い金額」もわかります。

レオ教授

実際の計算例を
紹介するぞ!

正確な売却相場の計算例は?

正確な売却相場を計算

まず、3社へ同時に査定依頼すると下記のような結果になることが多いです。

計算例①
不動産会社 査定額
A社 2,880万円
B社 3,050万円
C社 2,610万円

この場合は、2,610万~3,050万円の範囲が売却相場と見て、3社を平均した2,850万円前後で売れる可能性が高いと考えます。

計算例②
不動産会社 査定額
A社 3,550万円
B社 3,390万円
C社 3,870万円

この場合は、3,390万~3,870万円の範囲が売却相場と見て、3社を平均した3,600万円前後で売れる可能性が高いといえるでしょう。

レオ教授

査定数が増えれば、
より正確性があがるぞ!

ただし、各社が出した査定額の根拠は必ず確認し、信頼できる金額のみ参考にしてください。

※個人でも、近隣の売却事例と比較することで売却相場を判断できる、と説明する方もいますが、個人が得られる近隣の売却事例は限られており、正確に把握することはまず難しいです。

【実例公開】築40年一戸建てを売却査定した結果は?

「築40年の一戸建てなんて、査定に出しても二束三文では…」と思っている方は多いです。

ですが、実際に査定してみると、土地の条件や立地によって査定額が大きく変わるケースは珍しくありません。

私がこれまで手がけてきた不動産コンサルティングの中でも、築40年という築年数を理由に売却をためらっていた方が、いざ査定を受けてみて「思っていたより全然高かった」と驚くシーンを何度も見てきました。

プロ20年プロ20年

下記では、築40年前後の一戸建てを
実際に査定した結果を
いくつかの実例とともに公開します

もちろん、建物の状態や立地条件によっては厳しい査定額が出ることもあります。ただ、査定を受けずに「どうせ売れない」と判断してしまうのは、非常にもったいないと思っています。

【ケース1】藤本 直樹さん(58歳/神奈川県横浜市郊外)


■ 一戸建て情報
・築42年 / 4LDK / 120㎡ / 道路4m / 南向き
・売却理由:子どもが独立し、妻と2人には広すぎるためコンパクトな住まいへの住み替えを検討
・物件の状態:外壁にひび割れが見られる。内装は昭和の雰囲気が残るが大きな損傷はなし。給湯器は5年前に交換済み。

査定結果
不動産会社 査定額(古家付き現状渡し)
A社(地元密着型) 2,400万円
B社(大手仲介系) 2,850万円
C社(大手仲介系) 2,700万円
売却相場 2,400万〜2,850万円(幅450万円)
想定売却額(全社平均) 2,650万円前後
※査定額はあくまで目安です。実際の売却価格は交渉や市況によって変動します。
ポイント
  • 建物の評価はほぼゼロだったが、横浜市郊外の安定した土地需要が査定額を底上げした
  • 最高額と最低額に450万円の差が生じ、会社によって評価基準が大きく異なることがわかった
  • 「古家付き土地」として売り出すことで、解体費用ゼロで想定額より高い価格での売却につながった
査定の感想
「正直、築40年の家なんて買い手がつくのか半信半疑でした。
外壁もぼろぼろだったので、解体して更地にしてから売るべきかずっと迷っていたんです。
ところが一括査定を使って複数の不動産会社に出してみたら、「この土地はニーズが高い」と口を揃えて言われて、拍子抜けするくらいの金額が出てきました。
地元のA社より大手のB社のほうが450万円も高かったのも驚きでしたね。
解体費用を150万円以上かけて更地にしていたら、その分まるまる損をしていたことになる。
一括査定を使ってみて、本当によかったと感じています」(藤本さん)
プロ20年プロ20年

横浜市郊外でも駅から
徒歩15分以内のエリアは
新築向けの土地として引き合いが強い
土地形状が整形地ならさらに評価が上がります

【ケース2】原田 沙織さん(49歳/大阪府堺市)


■ 一戸建て情報
・築38年 / 3LDK / 105㎡ / 道路4m / 西向き
・売却理由:親が施設に入居したため空き家になった実家を相続し、遠方に住んでいるため管理が困難
・物件の状態:雨漏りと床の一部に傾きあり。水回りも老朽化が進んでおり、リフォーム前提の状態。

査定結果
不動産会社 査定額(古家付き現状渡し)
A社(大手仲介系) 780万円
B社(地元密着型) 1,050万円
C社(地元密着型) 980万円
D社(買取専門) 550万円
売却相場 550万〜1,050万円(幅500万円)
想定売却額(全社平均) 840万円前後
※査定額はあくまで目安です。実際の売却価格は交渉や市況によって変動します。
ポイント
  • 雨漏りと床の傾きが査定のマイナス要因となり、大手と地元密着型で評価が大きく分かれた
  • 買取専門会社は即現金化できる反面、査定額が仲介の最高値より約500万円低かった
  • 地元密着型が最も高い評価をつけた理由は、「このエリアで実際に家を買いたい人」の動向を肌感覚で把握していたことにある
査定の感想
「実家が遠方にあって管理もできず、早く手放したくて買取会社に直接相談したのが最初でした。
550万円という数字を提示されて、それが相場なんだと思い込んでいたんです。
でも知人に勧められて一括査定を試したところ、地元の不動産会社から1,000万円超えの査定が来て、正直目を疑いました。
雨漏りがあっても、地元のニーズをよくわかっている会社なら高く売れることを初めて知りました。
1社の提示額をそのまま信じていたら、500万円近く損をするところでした。
焦って決めなくてよかったです」(原田さん)
プロ20年プロ20年

雨漏りや床の傾きがあっても
買取ではなく仲介での売却を
まず検討することをお勧めします
修繕費用を差し引いても
手残りが多くなるケースは多いです

【ケース3】栗山 修平さん(63歳/福岡県福岡市近郊)


■ 一戸建て情報
・築41年 / 4DK / 130㎡ / 道路6m / 南東向き
・売却理由:定年を機に、利便性の高いマンションへの住み替えを検討
・物件の状態:外観・内装ともに比較的良好で、大きな不具合なし。庭も手入れされており印象は良い。

査定結果
不動産会社 査定額(古家付き現状渡し)
A社(大手仲介系) 1,580万円
B社(大手仲介系) 1,750万円
C社(地元密着型) 1,900万円
D社(地元密着型) 1,680万円
売却相場 1,580万〜1,900万円(幅320万円)
想定売却額(全社平均) 1,730万円前後
※査定額はあくまで目安です。実際の売却価格は交渉や市況によって変動します。
ポイント
  • 道路幅6mと良好な接道条件が、建て替えを検討する買い手にとって魅力となり評価を後押しした
  • 物件の状態が良いことで内覧時の印象が上がり、売り出し後に比較的早期での成約につながった
  • 今回は地元密着型が最高額をつけたが、ケースによって逆転することもあり複数社の査定が不可欠
査定の感想
「定年後の住み替えなので、できるだけ高く売って次の住居資金に充てたかった。
4社に査定を出した結果、最高320万円の差が出たのはちょっとびっくりでしたね。
道路が広いのは自分たちが暮らしているとあまり意識しないですが、不動産的には大きなプラス評価になると教えてもらいました。
管理の行き届いた家は、それだけで売れやすさが全然違うんだと改めて実感しています。
売却を決めてから最終成約まで約2カ月で完了。早めに動いたことが結果的によかったと思っています」(栗山さん)
プロ20年プロ20年

維持管理の状態が良い物件は
内覧での印象が格段に上がります
築40年でも「手入れされてきた家」は
買い手の心理的なハードルをぐっと下げてくれます


以上、築40年一戸建ての売却査定について、実例公開の前に知っておきたいポイントをお伝えしました。

査定額は物件ごとに大きく異なるため、まずは実際の数字を見て、あなたの物件の可能性を確かめてみてください。

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まとめ:築40年の一戸建て売却、動くなら早めが得策

今回の不動産とーくは『【査定結果】築40年一戸建ての売却相場は?実際の査定額を発表』と題して、下記の項目を解説しました。

この記事で解説したこと

  1. 築40年一戸建ての売却相場を正確にチェックする方法
  2. 【実例公開】築40年一戸建てを売却査定した結果は?
  3. 築40年一戸建ての売却におすすめの一括査定3選
プロ20年プロ20年

ここまで読んで
「築40年でも意外と動きがあるんだ」と
感じていただけましたか?

記事全体を通じて伝えたかったのは、「築40年だから売れない」は思い込みである、ということです。

「こんな古い家に買い手なんてつくのか」と不安に感じている方こそ、まず査定の数字を見てから判断してほしいと思っています。

業界歴20年以上「不動産コンサル西田」のアドバイス

くれぐれも「売却のベストタイミングは、築年数ではなく物件の状態で決まる」という話です。

プロ20年プロ20年

築40年の一戸建ては、
時間が経つほど
売りにくくなる傾向があります

具体的には、下記のようなサインが出てきたら、売却を本気で考えるタイミングだと思ってください。

  • 雨漏りや床の傾きなど、目に見える不具合が出始めた
  • 空き家になってから1年以上が経過している
  • 近隣で解体・新築が相次いでいる(土地需要が高まっているサインで、今が売りどき)
  • 固定資産税や維持管理費の負担が重くなってきた

「まだ売ると決めていないから…」という気持ちはよくわかります。

ただ、査定は「売ると決めた後にするもの」ではなく、「売るかどうかを決めるためにするもの」です。

今の物件の価値を数字で確認してから、じっくり判断すれば十分です。

プロ20年プロ20年

「査定=売却を決意した人がするもの」
と思っている方が多いですが
実際は情報収集の段階で動いた方が
結果的に有利な条件で売れるケースが多いです

売却を焦る必要はありませんが、「動き出すなら早いほうが得」というのは、20年以上この業界を見てきた私の正直な実感です。

まずは査定で、今の相場を確かめるところから始めてみてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。あなたが「動いてよかった」と思える結果につながることを、心から願っています。

一歩踏み出す勇気を、この記事が少しでも後押しできていたら嬉しいです。

以上『【査定結果】築40年一戸建ての売却相場は?実際の査定額を発表』でした。

この記事の執筆者
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
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