「両親に申し訳なくて売却に踏み切れない…」
「兄弟がいれば相談できるのに一人でつらい」
一人っ子として実家を相続することになった、または将来的に相続する可能性が高いあなたの悩みは、決して珍しいものではありません。
思い出が詰まった実家を手放すことへの罪悪感と、現実的な維持管理の負担。
一人っ子の実家問題は、兄弟で分担できない分、経済的にも精神的にも重い負担となりがちです。
そんなとき、同じ立場を経験した方の声を聞くことが、前に進むきっかけになることがあります。
この記事では、不動産×住宅業界のプロが『【体験談】一人っ子で実家は売却?どうする?田島さん1年半の決断』と題して徹底紹介します。
最後まで読めば、感情と現実のバランスをどう取ればいいのか、きっかけが見えてくるはずです!
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
一人っ子で実家どうする?売却まで1年半かかった葛藤の全記録

早速、一人っ子で実家をどうするか1年半悩み続けた神奈川県在住の田島真琴さんにお話を伺います。
- 田島 真琴さん(タジマ マコト)

-
【年齢】46歳【居住地】神奈川県
【自己紹介】専業主婦。夫と小学5年生の息子と3人で横浜市のマンション暮らし。4年前に母が他界し、愛知県名古屋市郊外にある実家を一人で相続したものの、車で片道4時間かかる距離のため月1回の見回りすら困難な状態が続いていた。年間維持費は約22万円に到達。夫からは「空き家リスクを考えたら早めに決断すべき」と助言されるも、母が丹精込めた庭や子供時代の思い出が詰まった実家を手放すことへの罪悪感で1年半も決断を先延ばしにしてきた。昨年冬に水道管凍結トラブルが発生したことをきっかけに限界を感じ、地元不動産会社3社へ査定依頼を実施。最終的に約5カ月の売却活動を経て1,780万円で成約。現在は心理的にも金銭的にも負担から解放された生活を送っている。※プライバシー保護により仮名
プロ20年 田島さん、本日は貴重な
お時間をいただき
ありがとうございます
田島さん 私の経験が同じように
一人っ子で実家の処分に
悩んでいる方の参考になれば
- お母様が他界されて一人っ子で実家を相続したときの心境は?
- 実家の売却を1年半も先延ばしにした最大の理由は?
- 年22万円の維持費と月1回の見回り。いつ限界と感じた?
- 3社への査定依頼から売却完了まで一番大変だったのは?
- 実家売却後、心理的・金銭的負担から解放された今の心境は?
- 一人っ子で実家をどうするか悩む人へ実体験から伝えたいこと
それでは、一人っ子として実家の売却を決断するまでの葛藤と、その後の変化について詳しくお聞きしていきましょう。
お母様が他界されて一人っ子で実家を相続したときの心境は?
母親の死から3カ月後、相続手続きを進める中で、田島さんは大きな壁に直面します。
田島さん 正直、途方に暮れました
兄弟がいれば相談できるのに
って何度も思いましたね
一人っ子だからこそ、すべての判断を自分一人で下さなければならないプレッシャーが重くのしかかったと振り返ります。
夫は「どうするか決めるのはおまえ自身だから」と尊重してくれたものの、それがかえって責任の重さを感じる要因になったそうです。
母が丹精込めて育てた庭の花々や、子供時代を過ごした部屋を見るたび、売却という選択肢が浮かんでは消えていきました。
田島さん 母に申し訳ない気持ちと
現実的な負担の間で
心が引き裂かれそうでした
プロ20年 一人で抱え込むのは
本当につらかったでしょうね
親戚からは「実家は残しておいたほうがいい」という意見もあり、さらに判断を迷わせる結果になったといいます。
誰かと責任を分かち合えない一人っ子特有の孤独感が、この時期の田島さんを最も苦しめたようです。
実家の売却を1年半も先延ばしにした最大の理由は?
相続後、すぐにでも決断すべきと頭ではわかっていても、田島さんは行動に移せませんでした。
田島さん 母への罪悪感です
売ることが母を裏切る
ような気がして…
特に心に引っかかっていたのは、母が晩年よく口にしていた「この家で最期を迎えられて幸せだった」という言葉。
その思い出が、売却という決断を何度も躊躇させたそうです。
プロ20年 感情面での葛藤が
決断を遠ざけていたんですね
また、「売却を決めたら後戻りできない」という思いが、決断をさらに重くさせていたと田島さんは語ります。
田島さん 夜中に目が覚めて
実家のことを考えて
眠れない日も多かったです
夫からは「早く決めたほうが楽になる」と何度も言われましたが、心の整理がつかないまま月日だけが過ぎていきました。
年22万円の維持費と月1回の見回り。いつ限界と感じた?
実家の維持にかかる年間コストは、田島さんの想像以上に膨らんでいきます。
プロ20年 具体的にどれくらいの
維持費がかかっていましたか?
田島さん 固定資産税12万円に
火災保険3.8万円
その他で年間22万円です
内訳を詳しく見ていくと、負担の大きさが浮き彫りになります。
- 固定資産税:年間12万円
- 火災保険料:年間3.8万円
- 庭木の剪定費用:年間4万円(年2回)
- 水道基本料金:年間1.8万円
- ガソリン代・高速代:月平均約3,500円
プロ20年 月1回の見回りでも
かなりの負担になりますね
横浜から片道4時間の距離を、月に1回往復するのは体力的にも精神的にも厳しかったといいます。
休日を潰して往復8時間の移動をし、到着後は掃除や換気に追われる日々。
田島さん 息子の行事と重なると
罪悪感でいっぱいになりました
そして昨年冬、決断を後押しする出来事が起こります。
水道管が凍結して破裂し、緊急対応で8万円の出費が発生したのです。
田島さん 地元の業者さんに
「また起こる可能性がある」
と言われて目が覚めました
空き家として放置し続けるリスクと、今後も予期せぬトラブルが発生する不安が、ついに田島さんの心を動かしました。
「母に申し訳ないけれど、このままでは自分の家族にも負担をかけてしまう」
そう決心した田島さんは、実家の売却に向けて動き出します。
3社への査定依頼から売却完了まで一番大変だったのは?
売却を決意した田島さんは、まず地元の不動産会社への査定依頼からスタートしました。
プロ20年 査定額はどのように
確認されたんですか?
田島さん 一括査定サービスを使って
3社に依頼しました
査定結果は以下の通りでした。
| 不動産会社 | 査定額 | 特徴 |
|---|---|---|
| A社(大手) | 1,650万円 | 広告力は強いが対応がやや事務的 |
| B社(地元密着) | 1,820万円 | 築古物件の実績豊富で提案が具体的 |
| C社(中堅) | 1,700万円 | 熱心だが地域の販売実績が少ない |
プロ20年 B社に決めた理由は
何でしたか?
田島さん 築古物件の販売実績と
担当者の誠実な対応が
決め手になりました
一括査定を使ったことで、自分で1社ずつ探す手間が省け、比較しながら冷静に判断できたと振り返ります。
参考に、田島さんが利用したのは有名な『スーモ売却』一括査定です。
※面積はおおよそで大丈夫です
※査定後に売る売らないは自由
売却活動が始まってから、田島さんが最も大変だったのは「内覧対応」でした。
田島さん 片道4時間かけて
内覧のたびに駆けつけるのは
想像以上にきつかったです
プロ20年 不動産会社にカギは
預けなかったのですか?
田島さん 実は、一人だと遺品や必要な荷物の
整理が追いついてなかったので
5カ月の売却活動中、合計で8組の内覧がありました。
そのうち3組は土日の予定が合わず、平日に息子の学校行事を調整して対応したそうです。
内覧前の掃除や母の遺品整理を進めながら、買主候補の質問にも丁寧に答える日々が続きました。
最終的に、リフォーム前提で購入を検討していた50代ご夫婦から1,780万円での購入申し込みがあり、成約に至りました。
田島さん 「大切に住ませてもらいます」
と言ってもらえて
本当に救われました
引き渡しまでの手続きもスムーズに進み、無事に売却を完了できたといいます。
実家売却後、心理的・金銭的負担から解放された今の心境は?
売却から半年が経過した今、田島さんの生活には大きな変化が訪れています。
プロ20年 率直にどう
感じていますか?
田島さん 正直、こんなに気持ちが
楽になるとは思っていませんでした
まず金銭面での変化について聞いてみました。
- 年間22万円の維持費がゼロになった
- 月1回の往復交通費(約7,000円)も不要に
- 突発的な修繕費の心配から解放された
- 固定資産税の支払いストレスがなくなった
年間約30万円の支出がなくなり、その分を息子の教育費や家族旅行に回せるようになったそうです。
田島さん 夫も「よく決断したね」
と言ってくれてホッとしました
しかし、田島さんが最も変化を実感しているのは心理面だといいます。
田島さん 実家のことで頭がいっぱい
だった日々から解放されて
夜もぐっすり眠れます
プロ20年 お金以上に心の健康が
取り戻せたことが何よりですね
「母に申し訳ない」という罪悪感は完全には消えていないものの、新しい家族が大切に住んでくれていると思うと気持ちが楽になるそうです。
週末を息子との時間に使えるようになり、家族関係も以前より良好になったと笑顔で話してくれました。
一人っ子で実家をどうするか悩む人へ実体験から伝えたいこと
最後に、同じように一人っ子として実家の処分で悩んでいる方へ、実体験からのアドバイスを伺いました。
田島さん 感情と現実のバランスを
取ることが大切だと思います
田島さんが特に強調したいポイントは以下の通りです。
- 維持費と労力を冷静に計算してみる
- 先延ばしにしても問題は解決しないと認識する
- 罪悪感は自然な感情だと受け入れる
- 信頼できる不動産会社を見つける
- 家族や専門家に相談しながら進める
プロ20年 一人で抱え込まずに
相談することも大切ですよね
「親に申し訳ない」という気持ちは誰もが抱くもので、それは親を大切に思っている証拠だと田島さんは言います。
田島さん でも親が一番望んでいるのは
子供が幸せに生きることだと
気づきました
実家を売却することは親不孝ではなく、自分と家族の未来を守るための現実的な選択。
そう考えられるようになったとき、1年半悩み続けた心の重荷がようやく軽くなったそうです。
プロ20年 前向きな決断が
できて本当に良かったですね
田島さん 悩んでいる方には
「一人で抱えないで」と伝えたいです
最後に、田島さんから同じ状況にある方へメッセージをいただきました。
プロ20年 本日は貴重な体験談を
ありがとうございました
田島さん こちらこそ、誰かの
お役に立てれば幸いです
以上、一人っ子として実家の売却を決断するまで1年半かかった田島真琴さんの貴重な体験談を、インタビュー形式で紹介しました。
田島さんは1年半も悩み続けましたが、その間も維持費は発生し続け、心理的な負担も膨らんでいきました。
もし早い段階で査定を受けて選択肢を知っていれば、もっと早く決断できたかもしれません。
プロ20年 まず実家の価値を知ることは、
売却するかしないかの
大きな判断材料になります
田島さんのケースでも、3社の査定額には170万円の差がありました。
実際に田島さんが利用した『スーモ売却』なら、60秒程度で複数社にまとめて査定依頼できますよ。
※面積はおおよそで大丈夫です
※査定後に売る売らないは自由
実際どうする?一人っ子208人は実家を売却した?維持した?

一人っ子として実家を相続した経験者208人に「実家をどうしたか」をアンケート調査した結果、売却を選んだ方が最も多く86人(41.3%)という結果になりました。
次いで自分が住んだ方が64人(30.8%)、空き家で放置が20人(9.6%)と続きます。
この結果から、一人っ子の多くが実家の維持管理よりも売却を現実的な選択肢として考えていることがうかがえます。
売却を選んだ理由で多かったのは?
売却を選んだ86人の理由で最も多かったのは「維持費用の負担が重い」でした。
続いて「遠方で管理が困難」、「思い出は心の中に残せば十分」という順番になっていました。
特に一人っ子の場合は、兄弟で費用を分担することができないため、経済的な負担が大きくなることが売却の決め手となっているようです。
自分が住んだ方の事情とは?
一方で、実家に自分が住むことを選んだ64人の理由を見ると、「愛着があって手放せない」が最多でした。
次に「家賃の負担がなく経済的メリットがある」などの理由が続きます。
ただし、住み続けている方の中でも、将来的には売却を検討していると答えた方が約6割に上りました。
空き家放置は約1割という結果
空き家として放置している方が20人(9.6%)と比較的少ないことです。
これは近年、空き家の問題がメディアで取り上げられることが多くなり、放置することのリスクが広く認知されてきた結果と考えられます。
また、特定空き家に指定されると固定資産税の軽減措置が受けられなくなるなど、制度面での変化も影響しているでしょう。
以上、一人っ子として実家を相続した208人の選択について紹介しました。
売却を選ぶ方が最も多いという結果からも、一人っ子にとって実家の維持管理がいかに大きな負担になるかがわかります。
プロ20年 大切なのは、あなた自身の
生活状況や価値観に合った
選択をすることですね
【チェック診断】一人っ子のあなたは実家を売却すべき?

一人っ子として実家をどうするか決断する際、感情だけで判断すると後悔する可能性があります。
以下のチェック項目で、あなたの状況を客観的に確認してみましょう。
該当する項目が多いほど、売却を検討するタイミングが来ているといえます。
| 項目 | |
|---|---|
- 0〜2個
→実家の維持が可能な状況です。ただし、定期的に状況を見直すことをお勧めします - 3〜5個
→維持と売却の分かれ目です。査定を受けて選択肢を確認しておきましょう - 6〜8個
→売却を具体的に検討すべき段階です。先延ばしにするほど負担が増える可能性があります - 9個以上
→早急な対応が必要な状況です。専門家に相談しながら具体的な行動を起こしましょう
プロ20年 チェック項目が多くても
焦る必要はありません
まずは現状把握から始めましょう
この診断は、感情と現実のバランスを客観的に見つめ直すためのきっかけです。
一人っ子だからこそ、すべての責任を背負わなければと思い込みがちですが、実家を手放すことは決して親不孝ではありません。
大切なのは、あなた自身と家族の生活を守りながら、実家との向き合い方を冷静に判断することです。
該当項目の数に関わらず、一人で抱え込まず、専門家の意見を聞きながら納得のいく選択をしていきましょう。
できるだけ高く売るなら「複数社の査定額を比較すること」が第一歩です。人気の『スーモ売却(無料)』を使えば、たった60秒でまとめて査定を依頼できます。
300~500万円の差はごく普通に出るため、適正な売却相場と高く売れる見込みを確認してくださいね!
面積はおおよそで大丈夫です
査定後に売る・売らないは自由
まとめ:一人っ子だからこそ、早めの行動が心を楽にする
今回の不動産とーくは『【体験談】一人っ子で実家は売却?どうする?田島さん1年半の決断』と題して、下記の項目を解説しました。
- 一人っ子で実家どうする?売却まで1年半かかった葛藤の全記録
- 実際どうする?一人っ子208人は実家を売却した?維持した?
- 【チェック診断】一人っ子のあなたは実家を売却すべき?
田島さんの体験で最も印象的だったのは、「決断できない」という状態も、実は毎月コストを払い続ける「決断」だったという事実です。
維持費や移動時間、そして何より心理的な負担。
「もう少し考えてから」と思っている間も、時間とお金と心のエネルギーは消費されていきます。
そんな中、誰かと意見を調整する必要がない分、納得さえできれば即座に行動に移せるのは、実は一人っ子の強みでもあります。
プロ20年 ただし、そのためには
「納得できる材料」を
集めることが不可欠です
実家への思いを大切にすることと、現実的な判断をすることは、決して相反するものではありません。
むしろ、親が本当に望んでいたのは「家を守ること」ではなく「あなたが幸せに生きること」だったのではないでしょうか。
その視点に立てば、自分と家族の生活を守る選択は、親の願いを叶えることにもつながります。
プロ20年 売却するかしないか、
今すぐ答えを出す
必要はありません
でも、「いくらで売れるのか」「どんな選択肢があるのか」を知ることは、今日からでも始められます。
情報を集めることで不安は軽減され、心に余裕が生まれるでしょう。
一人っ子として決断する覚悟は素晴らしいことですが、一人で悩み続ける必要はどこにもありません。
この記事があなたの心を少しでも軽くし、前に進む一歩を後押しできていれば幸いです。
以上『【体験談】一人っ子で実家は売却?どうする?田島さん1年半の決断』でした。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

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不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ120万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
効率よく比較できる“信頼性の高い一括査定”を知りたい方は、業界20年以上のプロがまとめた『不動産一括査定おすすめサイトTOP3!プロ厳選ランキング』が参考になります。
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