「中古住宅って不具合が見つかったらどうしよう」
「後から高額な修繕費用が必要になったら困るな」
「プロ目線での中古住宅購入の注意点が知りたい」
マイホーム購入を考えていて、中古住宅の購入に不安を感じていませんか?
実は、中古住宅購入で失敗しないためには、物件選びの段階で重要な注意点をしっかりと押さえておくことが大切なんです。
一方で、見た目だけで判断したり、不動産会社の説明を鵜呑みにしたりすると、将来に渡って深刻な問題を抱え込んでしまう可能性があります。
優良な中古物件を見極めるためには、建物の構造や設備の状態、周辺環境、将来性など、プロの視点からの総合的な判断が必要不可欠です。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『中古住宅購入の注意点は?優良物件を見極める10のコツ』と題して徹底解説します。
最後まで読めば、物件選びのプロ目線での重要な注意点と優良物件を見極めるための具体的なコツが分かります。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
中古住宅購入で知っておきたい注意点13こ
中古住宅を購入する際は、見落としがちな重要な注意点が数多くあります。
具体的に何を
チェックすればいいの?
では、中古住宅購入時の具体的な注意点を13こ紹介します。
- 建物の構造上の問題がないか調べる
- 設備の老朽化状態を細かくチェックする
- 周辺環境の将来的な変化を調べる
- リフォーム履歴と今後の費用を把握する
- 土地の権利関係をしっかり確認する
- 災害リスクのある地域かどうかを調べる
- 物件価格が適正かどうか相場と比較する
- 売主や不動産会社の信頼性を確認する
- 日当たりと騒音を実際に現地で確認する
- 近隣施設や駅バス停を歩いて確認する
- 固定資産税や維持費をしっかり把握する
- 建物の法的な制限を確認する
- 雨漏りやシロアリ被害の有無をチェックする
これらをしっかりチェックすることで、優良な中古住宅を見極めることができ、将来に渡って快適な暮らしを実現できます。
1.建物の構造上の問題がないか調べる
中古住宅を購入する際、最も重要なのが建物の構造チェックです。
耐震性能や基礎の状態が良好な物件を選ぶことで、安全で長く住める家選びが可能になります。
素人目では分かりにくい
ポイントですよね
具体的には、建物の傾き、壁のひび割れ、基礎の損傷などをプロの目でしっかりと確認することが大切です。
特に築年数が古い物件の場合は、耐震基準を満たしていない可能性もあるため、建物診断を実施することをおすすめします。
耐震診断の結果や過去の補修履歴なども
必ずチェックじゃ~!
建物に不具合があれば、補強工事に多額の費用が必要になることもあります。
きちんと手入れされた構造体であれば、築年数が経っていても安心して住み続けることができます。
2.設備の老朽化状態を細かくチェックする
給排水管や電気設備、空調設備など、目に見えない部分の老朽化状態を確認することも重要です。設備の状態は、購入後の修繕費用に大きく影響します。
修繕費用って
気になりますよね
特に注意したいのが配管類です。古い配管は水漏れや詰まりのリスクが高く、取り替えとなると大掛かりな工事が必要になります。
配管の素材や取り替え時期を確認し、交換が必要な場合は予算に含めて検討しましょう。
また、キッチンやお風呂、トイレなどの水回り設備は、実際に使用して水圧や排水の状態をチェックすることをおすすめします。
設備の状態が悪ければ、
すぐに交換が必要になる
かもしれんぞ!
設備の取扱説明書や保証書が残っているかどうかも、チェックポイントの1つです。
3.周辺環境の将来的な変化を調べる
現在の周辺環境だけでなく、将来的な変化まで視野に入れることが大切です。地域の開発計画や人口動態を調べることで、住環境の将来性を判断できます。
将来のことまで
考えないとですね
市役所や町役場で地域の都市計画を確認し、新しい道路や施設の建設予定がないかチェックしましょう。また、人口が減少している地域では、将来的に地域の活気が失われ、資産価値が下がる可能性もあります。
空き家の増加も要注意です。治安の悪化や地域コミュニティの衰退につながることもあるため、近隣の空き家の状況もしっかりと確認しましょう。
地域の将来性は、長く住む中古住宅選びの重要なポイントとなります。
4.リフォーム履歴と今後の費用を把握する
中古住宅購入では、過去のリフォーム履歴と今後必要となる費用の把握が欠かせません。適切なリフォームが行われている物件は、快適に暮らせる可能性が高くなります。
どんなリフォームが
されているんだろう?
過去のリフォーム内容や時期、費用などの記録を確認し、工事の品質もチェックしましょう。また、今後5年から10年の間に必要となる修繕やリフォームの費用も見積もっておくことが重要です。
将来の費用まで
考えないとダメなのね
リフォーム履歴が不明確な場合は、予期せぬ不具合が隠れている可能性があります。インスペクション(建物状況調査)を依頼して、プロの目で細かくチェックすることをおすすめします。
水回りや屋根、外壁など、定期的なメンテナンスが必要な箇所は特に注意が必要です。
5.土地の権利関係をしっかり確認する
土地の権利関係は、中古住宅購入の大きな判断材料となります。所有権が完全な土地であれば、将来的な売却や建て替えも自由にできます。
権利関係って
難しそうだなぁ
まずは、登記簿謄本で土地の所有者や抵当権の有無を確認します。借地権付きの物件の場合は、契約期間や更新料、将来の権利変更のリスクなども考慮する必要があります。
また、境界線が明確で、隣地との争いがないかどうかも重要なポイントです。境界杭の位置を確認し、必要に応じて境界確定測量を実施することもおすすめです。
土地の権利関係は専門的な知識が必要なため、不動産の専門家に相談するのが賢明です。
6.災害リスクのある地域かどうかを調べる
自然災害に対する備えは、安全な暮らしを守るために欠かせません。ハザードマップで地域の災害リスクを確認することで、将来の不安を軽減できます。
災害リスクって
気になりますよね
洪水や土砂災害、地震の危険度を市区町村のハザードマップで確認しましょう。また、過去の災害履歴や、地盤の強さ、避難場所の位置なども把握しておくことが大切です。
地域によって
リスクが違うんですね
災害リスクの高い地域では、保険料が割高になったり、災害時の建物修繕費用が高額になったりする可能性があります。リスクに応じた対策費用も考慮に入れましょう。
地域の防災対策や自主防災組織の有無なども、チェックポイントの1つです。
7.物件価格が適正かどうか相場と比較する
中古住宅の価格は、立地や建物の状態によって大きく変わります。周辺相場と比較することで、適正価格での購入が可能になります。
高すぎても
安すぎても心配だなぁ
実際の調査方法としては、近隣の取引事例や不動産情報サイトでの販売価格を参考にしましょう。築年数や面積、設備の状態など、できるだけ条件の近い物件と比較することが大切です。
相場との違いには
理由があるのかしら?
相場よりも極端に安い物件には、何らかの問題が隠れている可能性があります。逆に高すぎる場合は、値引き交渉の余地を探ってみるのもよいでしょう。
地域の発展性や将来性も、価格の妥当性を判断する重要な要素となります。
8.売主や不動産会社の信頼性を確認する
物件そのものだけでなく、取引相手の信頼性も重要です。信頼できる売主や不動産会社との取引は、安全な購入につながります。
どうやって
信頼性を確認するの?
売主については、売却理由や居住歴、維持管理の状況などを詳しく確認します。また、仲介する不動産会社の実績や評判、免許の有無なども必ずチェックしましょう。
説明内容に矛盾や不自然な点がある場合は、トラブルのリスクがある可能性も。複数の不動産会社に相談して、情報の確実性を確認することをおすすめします。
契約までの対応の丁寧さも、信頼性を判断する重要な要素です。
9.日当たりと騒音を実際に現地で確認する
快適な住まいには、良好な日当たりと静かな環境が欠かせません。現地での入念な確認により、将来の住み心地を具体的にイメージできます。
時間帯によって
違うかもしれないわね
日当たりは、朝昼夕の異なる時間帯に確認することをおすすめします。また、平日と休日では騒音の状況が大きく変わることもあるため、複数回の現地確認が必要です。
季節によっても
変わりそうですね
窓の位置や向き、周辺建物との距離によっては、季節によって日照条件が大きく変化する可能性も。太陽の動きを考慮しながら、年間を通じての住環境を想像することが大切です。
近隣からの生活音や交通音なども、見落としがちなチェックポイントです。
10.近隣施設や駅バス停を歩いて確認する
生活の利便性は、住まいの満足度に大きく影響します。実際に歩いて確認することで、日常生活の快適さを具体的に把握できます。
地図では分からない
発見がありそう!
スーパーやコンビニ、病院、学校などへの実際の所要時間を、歩いて確認しましょう。また、通勤・通学で利用する駅やバス停までのルートも、天候や荷物の有無を想定して歩いてみることが大切です。
坂道や階段も
チェックしないとね
地図上の距離だけでは分からない坂道や階段の有無、街灯の設置状況なども、安全な暮らしを左右する重要なポイント。夜間の様子も確認することをおすすめします。
買い物のしやすさや、公園などの憩いの場所の有無も、暮らしやすさの判断材料となります。
11.固定資産税や維持費をしっかり把握する
購入後の経済的な負担を事前に把握することは、安定した暮らしのために重要です。固定資産税や維持費を含めた総コストを確認することで、将来の家計への影響を予測できます。
ローン以外の
費用も気になるなぁ
固定資産税は土地と建物の評価額によって変わります。また、光熱費や管理費、修繕積立金なども、物件の状態や地域によって大きく異なることがあります。
予想以上に維持費がかかる場合、家計を圧迫する可能性も。特に古い物件では、突発的な修繕費用も考慮に入れる必要があります。
将来の修繕費用も
考えないとですね
月々のローン返済額に加えて、これらの経費も含めた支出計画を立てましょう。
12.建物の法的な制限を確認する※違反の有無
建物に関する法的な制限は、将来の増改築や建て替えに影響します。法令違反のない物件を選ぶことで、安心して住み続けることができます。
法的な制限って
どんなものがあるの?
建築基準法や都市計画法による制限、用途地域による建築制限などを確認しましょう。特に重要なのが、増築や改築の履歴です。
無届けの増改築があると、将来の売却時に問題になる可能性があります。確認申請の有無や検査済証の存在も、必ずチェックしましょう。
プロに相談するのが
安心かもしれません
接道要件や建ぺい率・容積率の確認も、見落としがちな重要なポイントです。
13.雨漏りやシロアリ被害の有無をチェックする
雨漏りやシロアリ被害は、建物の寿命を縮める深刻な問題です。早期発見と適切な対策により、快適な住まいを長く保つことができます。
どこをチェック
すればいいんだろう?
天井のシミや壁紙の膨らみ、床の傾きなどを入念にチェックしましょう。特に、水回りや屋根裏、床下などは要注意です。
一度雨漏りやシロアリ被害が発生すると、修繕に多額の費用がかかることも。過去の被害履歴や補修歴も必ず確認しましょう。
プロの調査も
必要かもしれませんね
以上、中古住宅購入で知っておきたい注意点を解説しました。
これら13個の注意点のうち、3つ以上気になる項目がある場合は、慎重に検討を進めることをおすすめします。
特に構造や設備に関する項目は、資産価値や住み心地に大きく影響するため、専門家に相談することをお勧めします。
中古の優良物件を見極める10のコツは?
中古住宅の中には、状態が良好で資産価値の高い優良物件が必ず存在します。プロの目線で物件を選ぶコツを押さえることで、理想的な中古住宅との出会いが叶います。
優良物件の見分け方を
知りたいです!
では、中古住宅の優良物件を見極めるための具体的なコツを10こご紹介します。
- 築年数が20年以内の物件を中心に探す
- 売り出し期間が3か月以内の物件を選ぶ
- 過去の修繕履歴が記録されている物件を選ぶ
- 建物と土地の権利が完全な物件を選ぶ
- 不動産会社の説明に一貫性があるか確認する
- 現地で必ず複数回の内覧を行う
- 住環境の将来性が期待できる地域を選ぶ
- 売主の売却理由が明確な物件を選ぶ
- 日当たりと風通しが良好な間取りを選ぶ
- 周辺相場より大幅に安い物件は避ける
1.築年数が20年以内の物件を中心に探す
築年数は、中古住宅の状態を判断する重要な指標です。築20年以内の物件は、比較的メンテナンスの負担が少なく、快適に暮らせる可能性が高くなります。
20年以内がおすすめ
なんですね
新しい耐震基準で建てられた物件が多く、耐震性能も安心です。また、給排水管や設備の老朽化も比較的軽度で、大規模な修繕が必要になる可能性も低くなります。
築年数が20年を超える物件は、水回りや外壁などの大規模リフォームが必要になるケースが増えます。必要な修繕費用も考慮に入れながら、物件を選びましょう。
ただし、きちんとメンテナンスされている物件であれば、築年数だけにこだわる必要はありません。
2.売り出し期間が3か月以内の物件を選ぶ
売り出し期間は、物件の人気度や価格の妥当性を示す指標となります。3か月以内の物件は、価格と品質のバランスが取れている可能性が高くなります。
長く売れ残っている
理由が気になりますね
売り出し期間が長期化している物件には、価格設定や物件自体に何らかの課題がある可能性があります。特に6か月以上経過している物件は、慎重な確認が必要です。
売れ残っている理由を
確認した方が良さそう
ただし、優良物件でも、価格設定が高すぎたり、売主の都合で契約が遅れたりするケースもあります。不動産会社に売れ残っている理由を確認することをおすすめします。
売り出し期間の確認は、複数の不動産情報サイトで掲載履歴を調べることでも可能です。
3.過去の修繕履歴が記録されている物件を選ぶ
修繕履歴は、物件の管理状態を知る重要な手がかりとなります。きちんと記録が残されている物件は、計画的なメンテナンスが行われている可能性が高くなります。
どんな修繕が
されてきたんだろう
修繕履歴からは、屋根や外壁の塗装、設備の交換時期など、重要な情報を確認できます。また、修繕時の施工業者や費用の記録があれば、工事の品質も推測できます。
記録があると
安心できますね
修繕履歴が不明な物件は、予期せぬ不具合や高額な修繕費用が必要になるリスクがあります。売主に修繕履歴の提示を求め、きちんと説明できる物件を選びましょう。
また、修繕履歴に基づいて、今後必要となる修繕時期や費用も予測できます。
4.建物と土地の権利が完全な物件を選ぶ
権利関係がクリアな物件は、将来のトラブルを防ぐ重要なポイントです。建物と土地の両方について、所有権が完全な物件を選ぶことで、安心して住み続けることができます。
権利って
どう確認するの?
登記簿謄本で、所有権や抵当権の有無、借地権の設定状況などを確認します。特に借地権付きの物件は、将来の契約更新や権利金の支払いなど、様々な制約やリスクがあります。
権利関係に問題がある物件は、将来の売却や建て替えが制限される可能性があります。不明な点は、必ず不動産の専門家に相談しましょう。
権利書類が完備されているかどうかも、重要なチェックポイントです。
5.不動産会社の説明に一貫性があるか確認する
不動産会社の説明内容は、物件の信頼性を判断する重要な要素です。説明に一貫性があり、具体的な根拠を示せる不動産会社との取引は、安全な購入につながります。
説明が変わると
不安になりますよね
物件の状態や価格の根拠、周辺環境の説明などに矛盾がないか、複数回の説明を聞き比べましょう。また、口頭での説明と重要事項説明書の内容が一致しているかも確認が必要です。
具体的な根拠も
大切なポイントですね
説明内容が曖昧だったり、担当者によって説明が異なったりする場合は注意が必要です。売主や物件に関する重要な情報が、十分に開示されていない可能性があります。
不動産会社の対応の丁寧さも、信頼性を判断する材料となります。
6.現地で必ず複数回の内覧を行う
実際に物件を見ることは、住み心地を判断する最も確実な方法です。複数回の内覧により、天候や時間帯による違いを確認でき、より正確な物件評価が可能になります。
どんな時間帯に
見に行けばいいの?
朝・昼・夕方など、異なる時間帯での内覧をおすすめします。日当たりや騒音の状況、交通量など、時間帯によって大きく変化する要素を確認できます。
平日と休日でも
違いがありそう
1回だけの内覧では、物件の問題点を見落としてしまう可能性があります。できれば平日と休日の両方で内覧し、生活環境の違いを体感しましょう。
内覧時は、カメラやメモを活用して細かな情報も記録することをおすすめします。
7.住環境の将来性が期待できる地域を選ぶ
地域の将来性は、資産価値と住み心地の両面に影響します。発展が期待できる地域の物件は、長期的な住まいとしても投資としても魅力的です。
将来性はどうやって
判断するんだろう?
地域の開発計画や人口動態、新規出店の状況などをチェックしましょう。特に、新しい駅や商業施設の建設計画がある地域は、将来的な発展が期待できます。
一方、人口減少が進む地域や高齢化率が高い地域は、将来的に住環境が悪化する可能性も。地域の統計データも参考にしながら判断しましょう。
10年後20年後の
変化も考えないとね
子育て支援施設や医療機関の充実度も、地域の将来性を判断する重要な指標となります。
8.売主の売却理由が明確な物件を選ぶ
売却理由は、物件の状態や価格の妥当性を判断する重要な情報です。明確で納得できる理由がある物件は、隠れた問題がある可能性が低くなります。
どんな理由が
多いんだろう?
転勤や住み替え、相続など、一般的な売却理由であれば安心です。売主の説明に具体性があり、証明書類なども提示できる場合は、より信頼性が高くなります。
売却理由が曖昧だったり、説明を避けたりする場合は、物件に何らかの問題がある可能性も。近隣トラブルや建物の不具合など、重要な情報が隠されているかもしれません。
売主さんの対応も
大切なポイントね
売主との直接対話ができる場合は、物件の管理状態や地域の情報も詳しく聞けます。
9.日当たりと風通しが良好な間取りを選ぶ
日当たりと風通しは、快適な暮らしの基本となる要素です。南向きで開放的な間取りの物件は、光熱費の節約にもつながり、長く快適に暮らせます。
季節によっても
違いがありそうですね
窓の位置や大きさ、部屋の配置などをチェックしましょう。特に、リビングや主寝室は、日当たりと通風の良さが重要です。
風の通り道も
大切なポイントね
北向きの部屋が多い間取りや、窓が少ない物件は、冬場の寒さや湿気が気になる可能性があります。エアコンの使用頻度も高くなり、光熱費の負担も増えがちです。
2方向以上に窓がある部屋は、心地よい風が通り抜けて、夏場も快適に過ごせます。
10.周辺相場より大幅に安い物件は避ける
物件価格は、建物の状態や立地条件を反映しています。周辺相場と比較して極端に安い物件には、何らかの問題が隠されている可能性があります。
安ければ安いほど
良いわけじゃないんだ
一般的に、周辺相場より20%以上安い物件は、建物の不具合や権利関係の問題、環境上の課題など、何らかの理由が考えられます。
見た目は良くても、実は大規模な修繕が必要だったり、近隣トラブルが存在したりするケースも。安さの理由を必ず確認しましょう。
安すぎる物件は
要注意ですね
適正価格での取引は、安心して住める中古住宅を見つける重要なポイントです。
以上、10個の優良物件を見極めるコツをご紹介しました。
これらのコツのうち、7つ以上当てはまる物件であれば、優良な中古住宅である可能性が高いと言えます。
特に、建物の状態や権利関係、周辺環境など、基本的な要素をしっかりと確認することが大切です。
これらのコツは、あくまでも
目安となる判断基準じゃ!
最終的には、実際に物件を見て、専門家に相談しながら、ご自身の生活スタイルや予算に合った物件を選んでいただくことをおすすめします。
まとめ:中古住宅購入は事前の入念なチェックがカギ
今回の不動産とーくは『中古住宅購入の注意点は?優良物件を見極める10のコツ』と題して徹底解説しました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
中古住宅を購入する際は、建物の構造や設備の状態はもちろん、周辺環境や将来性まで、さまざまな視点からの総合的な判断が重要です。
特に注目していただきたいのは、築年数や修繕履歴、権利関係などの基本的なチェックポイントです。
しっかり下調べすれば
失敗は防げるんじゃ
また、複数回の内覧や周辺環境の確認、不動産会社からの丁寧な説明を受けることで、安心できる優良物件との出会いにつながります。
住宅購入は人生の大きな決断ですが、この記事で紹介した注意点とコツを参考に、じっくりと検討を重ねることで、きっと理想の物件に出会えるはずです。
一つ一つ確認して
いけば大丈夫じゃぞ~
ご自身にぴったりの中古住宅との素敵な出会いが、すぐそこに待っているかもしれませんよ。
以上『中古住宅購入の注意点は?優良物件を見極める10のコツ』でした。
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