![3ヶ月以内に売れない家の特徴とは?ほぼ苦戦する特徴[全14選]](https://realestate-talkbar.jp/wp-content/uploads/2022/05/t682w659m937.jpg)
「売れない家にはどんな特徴がある?」
「私の家が特徴に当てはまってたら…」
あなたも気になっていますか?
一戸建てやマンションとわず、売れる家はおおよそ3ヶ月以内に売却できる一方で、半年…1年…ずっと売れない場合も少なくありません。
売れない家の特徴にはどんなものがあるのでしょうか?
この記事では、不動産業界17年のプロが「3ヶ月以内に売れない家の特徴とは?ほぼ苦戦する特徴[全14選]」と題して、あなたに役立つ情報を徹底解説します。
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※査定後に売却するしないは自由
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産業界歴17年。相談件数2,800件超・査定件数2,000件超。不動産コンサルティング事業を行なうクラウドハーツ・リアルエステート代表。≫詳しいプロフィール
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士
3ヶ月以内に売れない家の特徴[全14選]※対策あり
早速「3ヶ月以内に売れない家の特徴」は以下14こです。
1~2つの特徴ならまだしも、あなたの家に5つ以上当てはまるなら、大きな苦戦を強いられると思います。

対策も含めて各特徴を1つずつ解説していくぞ!
1.相場より価格が高い
『相場より価格が高い』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴の1つです。
家に限らず、相場より高いものはもちろん売りにくいからです。
対策しては、
- 周辺相場を意識した価格を設定する
- 売れないと判断したら価格を下げる
などがあげられます。
価格を下げるタイミングを逃すと、売れない家のレッテルを貼られ、そのままズルズルいくケースもあるので注意しましょう。

早めの見切りが大事ですね
一方、事情があって、相場より高く売却しなければいけないこともあると思います。

多額の住宅ローンを完済するなどじゃな
その際は、価格に見合った「他物件にない魅力」を買主に説明できれば、相場より高く売れることもあるはずです。
2.人口減少が進んでいる地域にある
『人口減少が進んでいる地域にある』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
「人口減少が進む=不人気」である場合が多いからです。
地方や田舎などの不便な立地がよく該当します。
少子高齢化により人口減少が加速する日本。
「人が増える地域」「人が減る地域」の格差は、今後さらに顕著に表れるでしょう。
この場合の売れない家の対策は、売り出し価格を安めに設定して需要がある内に売り切ること。
買い手の総数が少ないので、少しでも高く売ることではなく、少しでも早く売ることにシフトして売却した方が賢いでしょう。
3.環境や治安が悪い
『環境や治安が悪い』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
どんなに良い特徴がある土地や建物でも、暮らしの不安には負けることが多いからです。
購入層として多いファミリー層が敬遠することも大きな理由の1つでしょう。
賃貸と違って一生住む可能性のある持ち家です。
住み替えが簡単ではないからこそ、誰もが環境の良い安全なエリアを探そうとするのは当然と言えます。
例えば、よくニュースざたになる周辺地域には、誰もが住みたくありませんからね。

基本的には「住まい=安心」が前提じゃからの~
対策として、環境や治安が悪いなりにも地域の利便性を見つけてアピールすること。

駅やバス停が近い、買い物が便利などじゃ!
環境や治安が悪さに目をつぶってくれる買い手を逃さないことが、売却のコツと言えるでしょう。
4.建物の修繕箇所が多数
『建物の修繕箇所が多数』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
買主が大幅なリフォームを前提に検討する必要があるからです。
内覧時のイメージが悪く、不安の原因になることも大きな理由と言えるでしょう。
また、家の修繕箇所は大きく分けて3種類。
- 見た目の部分
フローリングのキズ、壁紙の黄ばみ、網戸のやぶれなど。
- 機能の部分
キッチンコンロがつかない、給湯器の故障、トイレが流れないなど。
- 構造の部分
雨漏り、柱の劣化、建物の傾き、白アリの被害、基礎のひび割れなど。
リフォームすれば直る見た目や機能に対して、「構造の部分」に修繕箇所が多くみられる場合は問題です。

建物が致命的なダメージを受けているからじゃ!
売れない家の特徴に特に該当すると言えるでしょう。
対策は修繕箇所の程度によりますが、
- 事前に修繕可能な部分は直す
- リフォーム費用分の価格を下げる
などがあげられます。
一方で、構造の部分のダメージがひどい場合は、家の解体も検討した上、不動産会社のアドバイスのもとで売却計画を立てるといいでしょう。

新築する土地を探している人をターゲットにするといいじゃろう
5.玄関まで長い階段
『玄関まで長い階段』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
高齢になった時の足腰の弱りを考えると、上り下りの辛さや転倒の不安を抱く買主も多いからです。

もし杖や車椅子になったら、長い階段のある暮らしは大変ですね
また、買い物で重い荷物をもって上がる毎日にデメリットを感じる人も多いでしょう。
この売れない家の特徴をカバーする対策は、
- 階段に手すりをつける
- 眺望や日当たりをアピールする
などがあげられます。
玄関まで長い階段のある家は、周囲の土地よりも高台になり、眺望や日当たりが良い場合も多いです。
そのメリットをうまくアピールできれば、前向きに検討してくれる若いファミリー層も多いでしょう。
6.再建築不可
『再建築不可』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
将来に渡って、今ある家を建て替えできないからです。
どんなに劣化がひどくても、リフォームで維持していくしかありません。

築年数の古い家は特に難しそうですね
また、担保評価の無さから住宅ローンの利用ができない金融機関も多く、買主が現金購入を強いられることも売れない理由の1つと言えるでしょう。

売れない家の代表的な特徴と言えるじゃろうな
この売れない家の特徴をカバーするには「価格」しかありません。
周辺相場より価格を大きく下げて、価格で興味を引く方法がベターです。
「この立地にこの価格で住めるなら買いかな!」と、買い手に思わせるのが、売却のコツと言えるでしょう。
7.前面道路が極端に狭い
『前面道路が極端に狭い』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
車のサイズが限定される、車の出し入れがしにくい、あるいは入らないからです。
道路に面した家が密集して、暗くきゅうくつな雰囲気になることも、売れない特徴の1つと言えるでしょう。

道路の中に、電柱があるとさらに狭くなり厄介じゃ
周辺地域に道路が広い競合物件があれば、必ずと言っていいほど道路の広い方から検討されます。
だから、売れる対策はやはり「価格設定」です。
周辺地域の道路が広い物件の価格を調べて差をつけ、割安感を出すことがポイントといえます。
8.前面道路の所有者が不明
『前面道路の所有者が不明』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
私道という道路形態に加えて、所有者がどこの誰だかわからない、聞いたことのない会社名義などの場合は、買主は不安でしかないからです。
また、将来的に水道管やガス管の修理や取り換えを行なう場合、前面道路が私道の時は、道路所有者の掘削許可が必要になるため、所有者不明の現状は大きなデメリットと言えるでしょう。
この売れない家の特徴をカバーするには、「所有者の素性を知り、事前に掘削承諾書を取得する」ことです。
買主に対して、将来の掘削に問題がないことと、所有者の素性をはっきり説明して安心感をもってもらえれば、問題はなくなるでしょう。
9.建ぺい率・容積率の違反が大きい
『建ぺい率・容積率の違反が大きい』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
買主が住宅ローンを使えない可能性が大きいからです。

金融機関は違反建築物を担保にしてお金を貸したがらんのじゃ
対策は、違反建築物でも組める住宅ローンを不動産会社に探してもらい、提案できるようにしておくことです。
見つかったとしても、金利が高いなど不利な条件の場合が多いですが、ターゲットを現金購入の買主に絞るよりマシです。
10.心理的瑕疵がある
『心理的瑕疵がある』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
つまり、過去に何らかの事件などが起きたような、心理的に抵抗を感じる家です。

中には、気にしない人も多いんじゃがな
対策としては、
- 今の家を解体して更地で売却
- 相場より価格を大幅に下げる
などがあげられます。
ただし、今の家を解体しても土地にいわくが残り完全には解消できないこと、そもそも価格の問題ではないと考える人もいることは要注意です。
11.災害時の危険性が高い
『災害時の危険性が高い』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
近年の日本は、地震、台風、津波、浸水、土砂災害などが頻繁に起き、自然災害への危機意識が高まっているからです。
家自体の耐震性や耐久性も大事ですが、地域そのものが災害の危険にないかは、購入を検討する買主にとって重要な要素です。
地域のことですので、売主側で対策することは正直困難です。
できる事とすれば、自治体の災害対策の取り組みをとりまとめ、買主に資料として提供できるように準備するといいでしょう。
12.交通の便がわるい
『交通の便がわるい』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
最寄り駅まで歩くには遠く、さらにバスの本数も少ない立地などは、大半の買主が敬遠するからです。
公共交通機関を使って通勤や通学をするファミリー層には、特に不人気な傾向にあります。

仮に買い物施設まで遠いとなかなか売れないじゃろうな
この売れない家の特徴をカバーして売却するには、静かな環境、山手であれば日当たりや眺望など、その地域のもつ住環境をアピールすることです。
買い手には、都会の喧騒に疲れた人もいると思いますので、魅力がうまく伝われば前向きな検討につながる可能性大です。
13.タバコやペット臭が染みついている
『タバコやペット臭が染みついている』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
内覧時の第一印象が悪いからです。
見に来た買主が家に入った瞬間、きつい臭いにあってはマイナスにしかなりません。
対策は、プロのハウスクリーニングを必ず行なった上で売却を開始することです。
多少費用がかかったとしても、家に初めて入った人が深呼吸しても違和感を感じないレベルまで行いましょう。

それだけ売却時の第一印象は大事じゃ!
14.嫌悪施設が近い
『嫌悪施設が近い』は、3ヶ月以内に売れない家の特徴です。
家の周辺にゴミ処理場、火葬場、刑務所などがある場合です。
社会的には必要であるとはいえ、あえてその施設の周辺に住もうと思う人は少ないからです。
この売れない家の特徴をカバーするには、価格や利便性、土地建物の特徴など、他の魅力があれば全面的にアピールすることがいいでしょう。
以上、3ヶ月以内に売れない家の特徴を解説しました。
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※査定後に売却するしないは自由
売れない家の特徴をカバー!
売却力の高い「不動産会社選び」の手順
売れない家の特徴は「不動産会社の売却力」でカバーが鉄則です。
あなたの家の魅力を直接買い手に伝えるのは「不動産会社」の仕事。
つまり、売れない家をただ売れない家として売却するのではなく、物件広告や営業トークなどを駆使し、家の魅力がしっかり伝わるように売却活動してもらうわけです。
早速、売れない家の特徴があっても、スムーズに売却する不動産会社選びの手順は以下2つのSTEPです。
業界17年の実体験から言えば、優良な不動産会社に任せたことで売却成功に至るケースが本当に多いです。
しっかり比較して、不動産会社選びに成功すれば、売れない家の売却にも光が見えるはずです。
STEP1.3社以上へ同時に査定依頼する
が、売れない家の特徴があってもスムーズに売却する不動産会社選びSTEP1です。
査定依頼する不動産会社は、売りたい家の周辺地域にある会社に絞ることがポイントです。
地域外の不動産会社では、地域の魅力を理解した売却活動や営業トークが期待できないからです。
また、周辺地域の不動産会社なら既にストックしている顧客への売却も期待できるでしょう。
STEP2.「売却力(売却に有利な特徴)」を比較する
が、売れない家の特徴があってもスムーズに売却する不動産会社選びSTEP2です。
各社の査定結果や売却相談を経て、具体的に以下のポイントを比較します。
- 対応
あなたへの対応の良し悪しがそのまま買い手への対応にもなります。 - 知名度
地域で知名度の高い不動産会社に買い手が集まる傾向にあります。 - 店舗の場所
人目につきやすくアクセスの良い店舗には来店顧客が集まりやすいです。 - 広告活動の方法
広告活動は買い手からの問い合わせや内覧予約の数に直結します。 - 地域情報の詳しさ
地域の魅力をしっかり伝えられる営業マンは成約率が高いです。
もし比較が難しい場合は、あなた自身が買い手目線になって「この不動産会社から家を買いたいと思うか?」を基準に比較するとうまくいきます。

必ず各社の優劣が見え隠れするはずじゃ!
不動産会社を印象だけで決めた結果「なかなか売れない…」と悩む人は多いので、売れない家をスムーズに売却するなら「3社以上の売却力」をしっかり比較しましょう。
以上、売れない家の特徴があっても、スムーズに売却する不動産会社選びの手順を解説しました。
STEP1~2を経て、信頼して売却を任せられる不動産会社「1社」に絞り込みましょう。
売れない家の特徴があればその特徴を理解し、あなたの家を売却成功に導いてくれるはずです。

とはいえ、3社以上は少し面倒ですね…

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まとめ
今回の不動産とーくは『3ヶ月以内に売れない家の特徴とは?ほぼ苦戦する特徴[全14選]』と題して、下記の項目を解説しました。

参考になったかの~?
売れない家の特徴を知り、これから売却する家にあてはめて現状把握。
そして、信頼できる不動産会社と適切な対策を立てることが早期売却への近道です。
やはり、家の売却にはその道のプロである不動産会社のサポートは必須。
売れない不安を受け止めてくれる良き売却のパートナーをぜひ見つけて下さいね。
以上『3ヶ月以内に売れない家の特徴とは?ほぼ苦戦する特徴[全14選]』でした。