徒歩20分…駅から遠い家は売れない?うまく売却する方法を徹底解説!

駅から遠い家は売れない」とよく言われます。
大多数の買い手の需要は、駅近あるいは駅徒歩圏内に集中するからです。

そうは言っても、駅から遠い立地にも住宅が立ち並び、多くの人が生活しています。

つまり、「駅に近い家を希望する人ばかりではない」わけです。

このニーズがあることを前提に、工夫してアピールすれば、駅から遠い家でも売れないことはありません。

具体的には、売れない原因を知り、その原因に縛られないターゲットを知り、そのターゲットへ効果的に売却するコツを知り、買い手へしっかりアプローチしてくれる不動産会社に依頼すれば、スムーズに売却できます。

今回の不動産とーく『徒歩20分…駅から遠い家は売れない?うまく売却する方法を徹底解説!』では、不動産業界16年の知識と経験から解説します。

売れないと思われた駅から遠い家の売却に前向きな光が見えるはずです。

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産業界歴16年。相談件数2,800件超・査定件数2,000件超。不動産コンサルティング事業を行なうクラウドハーツ・リアルエステート代表。≫詳しいプロフィール
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士

駅から遠い家の基準は?徒歩何分を超えると売れない?

駅から遠い家への道のりを歩く
駅から遠い家に明確な基準はありません。

目安として「徒歩20分を超える」と徒歩圏内とは言えず、利便性を条件にする人には売れないと考えるといいでしょう。

不動産情報サイトでも、物件の検索条件は「駅20分以内」までとするサイトが多いことも理由の1つです。

レオ教授レオ教授

20分を超えると、情報サイトの検索で引っかかりにくいわけじゃ

ケイスケケイスケ

買い手の目につく機会も減るわけですね

余談ですが、不動産業界における徒歩20分は、約1,600m(1.6km)です。
どの物件広告や資料も、距離80mを1分で計算しています。

ただし、買い手によって距離の感じ方が異なることは含んでおきましょう。

くれぐれも目安として、「徒歩20分」を超えると、駅から遠い家として売却を考えていく必要があります。

つづいて、駅から遠い家が売れないと言われる原因を掘り下げて解説していきます。

駅から遠い家が売れないと言われる原因[4つ]

駅から遠い家が売れないと言われる原因は以下の4つです。

原因1.通勤・通学に不便

『通勤・通学に不便』は、駅から遠い家が売れないと言われる原因の1つです。

住宅の購入層として一番多い30~40代はファミリーが大半で、通勤・通学が日常的です。

レオ教授レオ教授

通勤・通学はほぼ毎日のことじゃ

マチマチ

雨の日もあれば暑い日・寒い日もあって、遠いと大変ですね

駅から近い利便性を購入条件に求めるのは必然と言えるでしょう。

そのため、通勤・通学に不便な駅から遠い家は売れないと言われます。

原因2.商業・娯楽施設が少ない

『商業・娯楽施設が少ない』は、駅から遠い家が売れないと言われる原因の1つです。

一般的に、商業施設や娯楽施設は駅近に集中することが多いからです。

駅から遠い家では、最寄りスーパーやコンビニでさえ車移動が必要なことも珍しくありません。

生活に便利な場所で暮らしたい気持ちは誰しもが一緒です。
それが、持ち家であればなおさらと言えます。

そのため、商業・娯楽施設が少ない駅から遠い家は売れないと言われます。

原因3.駅からの夜道が心配

『駅からの夜道が心配』は、駅から遠い家が売れないと言われる原因の1つです。

家族に子供や女性がいれば、特に不安になるでしょう。
自宅までの人通り、街灯の多さにもよりますが、購入するなら駅から近いに越したことはありません。

また、駅からの帰り道に車道を通る場合などは、交通事故リスクも考えられます。

ケイスケケイスケ

万一、事件や事故に巻き込まれたら後悔が残りますね

そのため、夜道が物騒になる駅から遠い家は売れないと言われます。

原因4.再度売りにくい

『再度売りにくい』は、駅から遠い家が売れないと言われる原因の1つです。

買い手は永住を考える人ばかりではありません。
将来的に再度売却を考えている買い手には売れない可能性が高いでしょう。

駅から遠い家は一般的に駅近に比べて資産価値が低いからです。

数年後、数十年後の売却も見据え、一時的な生活拠点として家を買う人も少なくありません。

そのため、将来的な売りやすさを考えると、駅から遠い家は売れないと言われます。


以上、駅から遠い家が売れないと言われる原因を解説しました。

では、これらの売れない要素を飲み込んで、駅から遠い家はどんな人が買ってくれるのでしょうか?

本当に売れない?駅から遠い家を買ってくれる人の特徴[5選]

駅から遠い家を買ってくれる人は以下のような特徴が考えられます。

「駅から遠い家だから売れない…」と先入観ばかりがひとり歩きしがちですが、広い視野で見ればターゲットはこんなにいます。

売却に備えて、あなたの家を買いたい人のターゲットを把握しておきましょう。

1.できるだけ安く買いたい人

『できるだけ安く買いたい人』は、駅から遠い家を買ってくれる人の特徴です。

一般的に駅から遠い家の方が駅近より価格は安くなり、経済的な面を優先する人が多いからです。

買い手にも「予算」があり、駅近で買いたい気持ちをおさえて、やむを得ず駅から遠い家を探している人も多いでしょう。

レオ教授レオ教授

どの地域にも、条件を妥協して安く買いたいニーズはあるはずじゃ

2.静かな立地に住みたい人

『静かな立地に住みたい人』は、駅から遠い家を買ってくれる人の特徴です。

駅近のような喧騒な立地は避け、閑静な住宅地を求めるニーズは結構あります。

レオ教授レオ教授

駅から遠い家は比較的交通量や人通りも少ないからの~

ケイスケケイスケ

騒音に悩むことも少なそうですね

3.土地と建物に広さを求める人

『土地と建物に広さを求める人』は、駅から遠い家を買ってくれる人の特徴です。

駅近では広い土地に広い建物はなかなか手に入りません。
土地も建物も両方に広さを求めると結構な予算になるからです。

利便性より生活空間を優先するニーズは、やはり多いです。

「きゅうくつな思いをしてまで駅近に住みたいと思わない」

こう考える人も多く、あえて駅から遠い家を探している人もいます。

4.日常生活で電車を使わない人

『日常生活で電車を使わない人』は、駅から遠い家を買ってくれる人の特徴です。

駅近に住むメリットが少なく、駅を意識する必要がないからです。

マチマチ

車通勤の人も多いですもんね

5.駅から遠い生活に慣れている人

『駅から遠い生活に慣れている人』は、駅から遠い家を買ってくれる人の特徴です。

今の家が駅から遠く、毎日の生活にそれほど不便を感じていない買い手は多いです。
見込みの高い売却ターゲットになるでしょう。

慣れている環境で予算も抑えられるため、あえて駅から遠い家を購入するケースも多いです。


以上、駅から遠い家を買ってくれる人の特徴を解説しました。

つまり、これらの人達をターゲットにすれば、駅から遠い家が売れない悩みは解消できます。

レオ教授レオ教授

では、売却するコツをつづけて解説するぞ!

これで売れる!駅から遠い家をうまく売却するコツ[3つ]

駅から遠い家を売却するコツ

駅から遠い家をうまく売却するコツは以下の3つです。

中でも、「③依頼する不動産会社は比較して選ぶ」は特に大事です。

不動産会社選びに失敗すると、①の「駅以外の魅力」も、②の「駅近物件との価格の違い」もちゃんと買い手に伝わらず売れないからです。

コツ1.駅以外の魅力をしっかり伝える

『駅以外の魅力をしっかり伝える』は、駅から遠い家をうまく売却するコツです。

広さ、設備、築年数、日当たり、眺望、駐車台数、価格など、駅以外にメリットを感じて検討する買い手は多々いるからです。

レオ教授レオ教授

不動産は駅近だけが魅力ではないからの~

あなたの家の魅力を不動産会社と共有し、物件広告に反映させて、買い手にしっかり伝わるように対策しましょう。

例えば、静かで緑の多い住環境が魅力なら、のびのびと子育てもできるでしょう。
駅近にはない大型ショッピングモールがあれば、買い物には困りません。

また、バス便が充実した地域であれば、駅から遠い現状もうまくカバーできるでしょう。

いっこうに売れない駅から遠い家は、広告上に駅以外の魅力が感じられません。
だから、どうしても駅の遠さが目にいきます。

あなたの家の魅力を買い手にしっかり伝えることが売却のコツです。

コツ2.駅近物件との価格の違いを見せる

『駅近物件との価格の違いを見せる』は、駅から遠い家をうまく売却するコツです。

駅近物件は価格が高いことがデメリットです。
買い手に相場を理解してもらい、駅近との価格差、つまり安さをしっかり強調することが大事です。

例えば予算2,500万円の買い手に対して、

駅近なら築古の3DKしか手に入らないが、駅から離れると築浅の4LDKが手に入る

など、安さから得られるメリットをしっかり強調して、駅から遠いことを魅力に感じさせましょう。

コツ3.依頼する不動産会社は比較して選ぶ

『依頼する不動産会社は比較して選ぶ』は、駅から遠い家をうまく売却するコツです。

「①駅以外の魅力をしっかり伝える」「②駅近物件との価格の違いを見せる」、これらのコツがうまく機能するかはやはり不動産会社次第です。

複数の不動産会社へ相談して、実際の対応に触れ、信頼して売却を任せられる会社を選びましょう。

くれぐれも不動産会社選びに失敗するとやはり売れないです。

レオ教授レオ教授

駅から遠い家ならなおさら慎重に比較して選ぶべきじゃろう!

また、駅から遠い家がなかなか売れないからといって、売りやすい駅近物件の紹介を優先し、売却活動を後回しにするような会社も中にはあります。

そういった会社を見極める意味でも、複数の不動産会社の比較は重要です。


以上、駅から遠い家をうまく売却するコツを解説しました。

ケイスケケイスケ

「依頼する不動産会社は比較して選ぶ」がカギですね

マチマチ

どうやって不動産会社を比較すればいいんですか?

レオ教授レオ教授

うむ、続けて解説するぞ!

駅から遠い家の売却が得意な不動産会社の見つけ方は?

駅から遠い家の売却が得意な不動産会社の見つけ方
「不動産一括査定」の利用が便利です。
あなたの家周辺で活動する不動産会社に、まとめて査定依頼できるからです。

1社1社探して連絡を取る手間がなく、一度入力して送信するだけで依頼は完了です。

駅から遠い家とはいえ、周辺地域での売却が得意な不動産会社を効率よく絞り込めます。

駅から遠い家なら「SUUMO売却」がおすすめ

駅から遠い家を売るなら迷わず「SUUMO売却(スーモ売却)」がおすすめです。

SUUMO売却は、大手から地元業者まで全国約2,000店舗と提携する不動産一括査定サイト。
あなたの売却エリアで実績ある不動産会社を、具体的な「売却実績数」により絞り込めるからです。

すでに解説した通り、

  • 駅以外の魅力をしっかり伝える
  • 駅近物件との価格の違いを見せる

以上が、駅から遠い家をうまく売却するコツ。

あなたの家のエリアで「売却実績数」が多い不動産会社は、地元の魅力や情報を詳しく理解し成約につなげていると考えられます。

そこで、SUUMO売却では「売却実績数が多い会社同士を最大10社まで比較できる」ため、よりエリアに強い不動産会社を絞り込めるわけです。

レオ教授レオ教授

運営会社はゼクシィやリクナビを展開する「リクルート」じゃ!

ケイスケケイスケ

それならサイトの信頼性も高いですね

「無料」で利用できますので、気軽に詳細からチェックしてみて下さい。

まとめ:駅から遠い家が売れるor売れないは不動産会社次第!

今回の不動産とーくは『徒歩20分…駅から遠い家は売れない?うまく売却する方法を徹底解説!』と題して、下記の項目を解説しました。

レオ教授レオ教授

お役に立てたかの~?

駅近と比べれば、駅から遠い家がなかなか売れないのは事実。
ただ、実際のところ売れるor売れないは任せる不動産会社次第です。

駅から遠い立地でも定期的に住人の入れ替わりがあります。
人の入れ替わりの数だけ、売買や賃貸が行われていると考えていいでしょう。

ちゃんと買い手のターゲット絞り、そのターゲットに必要なアプローチをすることで、あなたの家もちゃんと売却できるはずです。

以上『徒歩20分…駅から遠い家は売れない?うまく売却する方法を徹底解説!』でした。