「売りたいけど後悔しないか心配…」
あなたも同じ気持ちですか?
家の売却に満足する人がいる一方で、家を売って辛い後悔する人も同じくらい多いです。
売却経験者が実際に家を売って後悔した理由には、どんなものがあるのでしょうか?
この記事では、不動産業界18年のプロが『なぜ家を売って後悔?家を売る人が経験した辛い後悔9選』と題して徹底解説します!
家の売却に向けて気持ちを整理したい人は参考にして下さい。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
-
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
家を安く売って後悔しないために、できるだけ高く売りたい人には、下記の記事が特におすすめです。
『【実践版】300万高く売る!家の売却に強い不動産会社選びのガイド』では、私が18年で3,000人以上をサポートした経験から、初めての人でも失敗せず実践できるようにまとめました。
「今の家をできるだけ高く売りたいな」 「実績ある不動産会社に売却を任せたい」 あなたも同じ気持ちをもっていませんか? 100万円→200万円→300万円、高く売れた分だけ売却代金の使い道も広がるので、できるだけ好条件で売 …
※2024年12月現在は全文無料で公開していますが、予告なく有料記事に変更する場合があります。
愛着のわいた家なら、なおさら
売って後悔はしたくないですね
これから家を売却する人に
同じ失敗はしてほしくないの~
なぜ家を売って後悔?
家を売る人が経験した辛い後悔[9選]
売却経験者が「家を売って辛い後悔をした理由」には、下記9つがよくあります。
1つずつ見ていくぞ!
1.相場より割安に売ってしまった
事前に売却相場を調べずに、不動産会社1社の言うことを真に受けて売却した場合によくある後悔です。
数十万レベルではなく、数百万レベルで損をしている人も少なくありません。
大半の人が売った後に気付くんじゃ…
お金の問題は後悔しても仕切れませんね…
相場より割安に家を売って後悔する事態を避けるには、
- 周辺の売却相場を自分なりに調べる
- 複数の不動産会社の査定結果を比較する
などの対策があげられます。
くれぐれも、家を「安く」売って後悔している人は本当に多いです。
2.売って初めて大切さに気付いた
充分満足に暮らしていたのに、今なら高く売れるなどの理由から売り急いだ場合によくある後悔です。
知り合いの子供は、売った家に
帰りたいって毎晩泣くみたいでした…
勢いで家を売って後悔しないためには、
- 売却後の生活を充分に考える
- 売却するメリットデメリットを考える
など、時間をかけて冷静かつ客観的に考えるといいでしょう。
思い出のつまった実家を
売って後悔する人も多いの~
「家を手放すことになりました…」 「家を手放すって悲しいな…」 なんとか頑張って手に入れ、長く暮らしてきた愛着のわいた家。 そんな家を手放すことは本当に悲しいことですよね。 この記事では、不動産業界17年のプロが『家を手 …
3.売った後に地価が上がった
例えば、
- 近くに電車の新駅ができる
- 大型ショッピングモールができる
など、地価に良い影響を与える予定があるにもかかわらず、「タイミング悪く先に売ってしまった…」、こんな場合によくある後悔です。
地価への影響は運によるところも多いんじゃがの~
友人の家が、住みたい街ランキングの上位になって、地価が上がったと言ってましたね
後から地価が上がり、家を売って後悔を避けるには、周辺のまちづくり計画に目を光らせておくことです。
家の周辺地域に魅力的な開発計画の兆候が見られる場合は、今より高く売れる可能性も考えられます。
売却のタイミングは図った方が賢いでしょう。
4.良い買い替え先が見つからなかった
希望通りの価格で売却できず、元の家より不便な買い替え先に移るハメになったようなケースです。
また、「どこか見つかるだろう!」と買い替え地域の相場を調べず、楽観的に売却を進めてしまう人も少なくありません。
不満足な買い替え先で、家を売って後悔を避けるには、
- 買い替え地域の相場と物件数を調べる
- 複数の不動産会社に相談して売却確実な価格を知る
などの対策で、後悔は未然に防げるでしょう。
5.買主がクレーマーだった
売却を依頼した不動産会社や営業マンが、
- 売主を保全する契約条件を甘く考えていた
- 営業成績を優先して買主を選別しなかった
などの場合に引き起こされる後悔です。
例えば、
- ドアの建付けが悪い
- 窓のカギが壊れている
- 給湯器の寿命がきている
- 隣人がうるさいとは聞いてない
- 入居後1ヶ月でトイレが故障した
などのクレーム。
契約条件で責任は負わないなどの縛りをしていなければ、全て売主に降りかかってきます。
私には耐えられません~
買主がどんな性格なのかは、
売主には直接わからんからの~
買主が原因による家を売って後悔は、
- 契約条件や内容を事前に確認する
- 売却実績が豊富な不動産会社に依頼する
などを意識して、売却後の責任が自分に降りかからないように対策するといいでしょう。
契約解除や返金を求められてもたまらんからの~
6.相続でもめて兄弟姉妹の仲が悪くなった
実家を売ったお金を相続で分配する場合などによくあります。
お金がからむと人が変わる人間はよくいて、それは親族であっても例外ではありません。
「お姉ちゃんが高く売る業者を見つけなかったから取り分が減った!」
など、本当によくあります。
両親は悲しむでしょうね(泣)
相続でもめ、家を売って後悔しないためには、
- 家の売却前に充分話し合っておく
- 不動産会社には極力全員で相談に行く
- 兄弟姉妹の誰か1人に手続きを任さない
などが対策として考えられます。
7.信頼できない不動産会社・営業マンだった
愛着のわいた大切な家は、やはり信頼できる不動産屋・営業マンに任せたいものです。
それなのに、
- 対応が遅い
- 広告をケチる
- 性格的に合わない
- 作成資料がいい加減
これでは、希望通りの価格で売れたからと言っても、気持ちに納得がいかないものです。
不動産会社・営業マンが原因で、家を売って後悔しないためには、
- 売却を依頼する前に第三者の評判を確認する
- 複数の不動産会社と営業マンの対応を比較する
などの対策があげられます。
8.転勤先から元の職場にすぐ戻された
転勤を理由に売ったのに、すぐ帰れるなら「…売らなくてよかった」と後悔するケースです。
このケースの家を売って後悔は、会社の急な人事もあるので対策は難しいですが、
- 会社に充分ヒアリングする
- 一旦は単身赴任で様子を見る
などがあげられるでしょう。
9.税金の支払いを甘く見ていた
税金がかかることは知っていながらも、税率を勘違いしていた、特例に必要な条件をあいまいに理解していた場合によくある後悔です。
家を売却して利益(売却益)が出た場合は、その利益に対して税金(所得税・住民税)がかかります。
具体的な計算の解説は避けますが、利益(売却益)にかかる税率は下記の通りです。
所有期間5年超 | 所有期間5年以下 | |
---|---|---|
税率 | 所得税15%・住民税5% | 所得税30%・住民税9% |
※詳細は国税庁HP
ここでの家を売って後悔は、税金が5年以下では合計39%になるのに、合計20%と勘違いしていたケースです。
売却益1,000万円なら、
税金390万円(39%)を支払うハメじゃ
また、自分の住んでいた家を売る場合は、「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」を使い、最高3,000万円までの利益(売却益)を控除できます。
しかし、この控除特例には複数の適用条件があり、条件を見落として実際は税金が課税されたなんて後悔もよく聞きます。
この後悔は安易な理解が原因なので、事前に税務署や税理士に相談することが未然に防ぐ対策になるでしょう。
以上、経験者が家を売って後悔したよくある理由を解説しました。
後悔の形も人それぞれですね…
中でも「相場より割安に売ってしまった」は本当に多いの~
まとめ:家を売る前の冷静な判断で辛い後悔を防ごう!
今回の不動産とーくは『なぜ家を売って後悔?家を売る人が経験した辛い後悔9選』と題して解説しました。
参考になったかの~?
- 家を今売るべきか?
- 売るならどこに依頼すべきか?
家を売って後悔しないためにも、勢いで安易に判断しないこと。
じっくり時間をかけて、冷静な判断の上に出た答えが賢い選択です。
以上『なぜ家を売って後悔?家を売る人が経験した辛い後悔9選』でした。
【2024年12月追記】
家が高く売れる時はいつ?
結論から言えば、
すでに家が高く売れる時はきています。
あなたは、近年の住宅価格が上昇していることをご存じですか?
直近の2024年11月29日、国土交通省が公表した日本全国の不動産価格指数によると、
- ・マンション(緑の線)
- 2013年1月頃から上昇し約2.06倍 ※2倍超え
- ・
- 2020年7月頃から上昇し約1.17倍
- ・住宅地(橙の線)
- 2020年7月頃から上昇し約1.16倍
例えば、2010年に3,500万円で売られていた同価値の物件が、それぞれ下記の価格で売買されているイメージです。
地域や購入時期によっては
予想以上に高値がつく
ことが多くなっています!
…がしかし、この好調相場もいつ下落するかわかりません。
仮に、日銀の金融引き締めなどが入ると、住宅ローン金利の上昇・株価下落の影響から、不動産価格もマイナスに転じることが考えられます。
「あの時に売っておけば…」と後悔しないためにも、早めに査定額を確認して、高値で売れるタイミングを逃さないことが大事です。
かんたんに査定額を確認するには?
最近は、今いくらで売れるのか簡単にわかるサイトがあって、とても便利になりました。
今一番のおすすめは『スーモ売却(無料)』です。
スーモ売却の強みは、
- 完全無料だからリスクがない
- ネットから60秒で査定に出せる
- 実績の多い会社が自動表示される
- 複数の額を比較して適正額がわかる
- 大手リクルートが15年も運営して安心
査定したからといって必ず売る必要はなく、気軽に使えるのも魅力の1つです。
まずは、好調相場の波に乗って「今いくらで売れるのか?」を知ることから始めてみて下さいね。