
「住宅ローンなんて定年後は払えない…」
定年までに住宅ローンが終わらない将来を考えると、不安で仕方がないですよね。
ただでさえ退職金や年金に期待を持てず、さらには老後に最低2,000万円必要と言われる世の中。
不安を解消するために、今どんな対策を取るべきなのでしょうか?
不動産業界17年のプロが『定年までに住宅ローンが終わらない…定年後に払えない人の対策2つ+α』と題して徹底解説します!
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産業界17年。取引件数は400件超・相談件数は2,800件超の実績。不動産コンサルティング事業を行なうクラウドハーツ・リアルエステート代表。≫詳しいプロフィール
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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住宅ローンが定年後に払えない人の対策[2つ]
マイホーム購入者の8割は、住宅ローンを35年で組みます。
つまり、誰もが定年までに住宅ローンが終わらない仕組みで借りているわけです。
その上で、定年後に住宅ローンが払えない事態に備えた対策は以下の2つです。
対策を取る前にまずは現状把握です。
銀行にもらった返済予定表などで「今現在」と「定年後」の住宅ローン残高、借入金利を確認しておきましょう。

それでは対策を1つずつ解説するぞ!
1.少しずつ繰り上げ返済する
は、定年後に住宅ローンが払えない事態に備えた対策の1つです。
働ける今の内に繰り上げ返済して、定年後の毎月支払い額をできるだけ少なくします。
借入年数や金利にもよりますが、たとえ数十万の返済でも毎月支払額が数千円単位で変わることが多いです。
繰り上げ返済のシミュレーションなら、知るぽるとが便利です。
2.借り換えして支払い額を減らす
は、定年後に住宅ローンが払えない事態に備えた対策の1つです。
2023年現在はネット銀行の参入もあって、各銀行の金利競争が激化しています。
数年前までは0.6%切ると超低金利と言われていましたが、今ではどこも普通にやってます。

この前0.3%台を見ました

銀行にすれば赤字金利じゃな(笑)
借り換えは早ければ早いほど、後の支払いが得になるので、定年後に備えてぜひ検討してみて下さい。
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以上、定年後に住宅ローンが払えない事態に備えた対策を解説しました。
定年までに住宅ローンが終わらないのは一般的です。
その上で、定年後に向け、余裕をもって対策を進めてみて下さい。
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定年後の払えない住宅ローンを売却で備える方法
定年後ほんとうに住宅ローンが払えない場合は「売却」するしかありません。
繰り上げ返済や借り換えがうまくいかないことを想定して、今から売却にも備えておくと、万一の不安がクリアになります。
まずやることは、
- 今現在の査定額
- 定年後の査定額(予測)
以上2点を不動産会社に出してもらいます。
ここで、それぞれの査定額が各時期の住宅ローン残高を上回るかどうか確認します。

家の売却には住宅ローン完済が条件になるからじゃ!

銀行の返済予定表で照らし合わせですね
定年後の査定額はあくまで予測でしかないので、厳しめに見ておくことをおすすめします。
査定額が住宅ローン残高を下回る場合は要注意
特に、定年後の査定額(予測)が、定年後の住宅ローン残高を下回る場合は要注意です。
もし売却して現金を足しても完済できないと、定年後に売りたくても売れない事態になるからです。
一方の今現在の査定額で今の住宅ローンを完済できるなら、早めに売却して住み替えることも選択肢の1つです。

ちなみに、定年後に住宅ローンを払えない状態が続くとどうなるんでしょう?

3~6ヶ月程度の滞納が続くと競売になり、強制的に安値で売却されて借金だけが残ってしまうんじゃ…

…それは避けなくてはいけませんね
くれぐれも定年までに終わらない住宅ローンは、「少しずつ繰り上げ返済する」「借り換えして支払い額を減らす」での対策がまずは基本です。
売却での備えは、繰り上げ返済・借り換えでどうにもならない場合の選択肢として用意しておくイメージです。
定年までに住宅ローンが終わらない…
簡単に家の売却額を知る方法
定年までに住宅ローンが終わらないと不安ですよね。
最近は、家がいくらで売れるか簡単に査定依頼できるサイトがあって、ネットで今すぐ依頼できるので便利です。
おすすめは下記の5サイト。
大手企業の運営で安心感があり、どのサイトを選んでもしっかり比較できるはずです。(無料)
※査定後に売却するorしないは自由です。
各不動産会社で300~500万円の差はごく普通に出るので、複数社それも「3社以上」を目安に査定結果を取り寄せれば、正確な売却相場と高く売れる見込みがわかります。

査定したからといって、
必ず売却する必要はないぞ!
定年までに住宅ローンが終わらないなら、まずは家の査定額を知り、万一の場合に売却で不安を解消できるか把握することが大切です。
予想外に高い値段がつけば、今の内に売却して住み替える選択肢もありでしょう。
もしサイト選びに迷ったら、最も知名度が高く人気の「スーモ売却」、または売却力が高い大手6社限定の「すまいValue」がおすすめです。(すまいValueは対応地域に注意)
地方や田舎で周辺に不動産会社が少ない地域の場合は、地方立地に強いと評判の「HOME4U(ホームフォーユー)」、または最も登録社数の多い「ライフルホームズ」で依頼先を探してみましょう。

早ければ数日後に結果が出揃うぞ!
以上、定年までに住宅ローンが終わらない不安を抱える人へ、簡単に家の売却額を知る方法を解説しました。
まとめ:定年までに終わらない住宅ローンは早めに対策
今回の不動産とーくは『定年までに住宅ローンが終わらない…定年後に払えない人の対策2つ+α』と題して、下記の項目を解説しました。
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大半の人は住宅ローンを35年で組みます。
そのため、誰もが定年までに住宅ローンが終わらない仕組みで借りています。
定年までに住宅ローンが終わらない不安がとても大きい場合は、
- 今現在の査定額
- 定年後の査定額(予測)
以上2点を不動産会社に出してもらい、それぞれの時期で住宅ローン残高を完済できるかチェックです。
昔のように住宅ローンを退職金で完済できる時代ではなくなりました。
定年後に払えない不安のある人は早めに対策してみて下さい。
以上『定年までに住宅ローンが終わらない…定年後に払えない人の対策2つ+α』でした。