吹き抜けなしでも開放感UP!7つのアイデア&体験談まとめ

「吹き抜けにしたいけど、面積的に難しい…」
「予算オーバーでやはり諦めるしかないな…」
「吹き抜けなしでも開放感は出せるのかな…」

マイホーム計画で悩ましい1つが吹き抜けの有無です。

限られた建物面積や予算の中で、吹き抜けを諦めざるを得ない状況の人が増えています。

でも、吹き抜けなしでも、工夫次第で十分な開放感を実現できるんです。

ただし、後から開放感を出すのは難しいので、設計段階での検討が大切になります。

そこでこの記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『吹き抜けなしでも開放感UP!7つのアイデア&体験談まとめ』と題して徹底解説します。

最後まで読めば、吹き抜けなしでも開放感のある家づくりを実現するための具体的な方法が見つかるはずです。

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

吹き抜けなしでも開放感が出る7つのアイデア

吹き抜けがなくても、設計時に工夫を凝らすことで、十分な開放感を演出できます。

開放感を生み出す7つの工夫

  1. 天井の高さを標準より高くする
  2. ハイサッシ・ワイドサッシで視界を広げる
  3. 中庭or坪庭で屋外とつながる
  4. 視線が抜ける間取りを意識する
  5. 2階リビングで勾配天井にする
  6. 折り上げ天井で広がりを演出する
  7. リビング階段で空間を無駄なく活用

それでは、吹き抜けなしでも開放感を実現できる具体的な方法を見ていきましょう。

1.天井の高さを標準より高くする

一般的な住宅の天井高は2.4m程度ですが、これを高くすることで、開放感のある空間を作り出せます。

リョウヘイ

具体的にはどのくらい
高くすればいいの?

  • リビングの天井高を2.7〜3.0mに設定することで、視線の抜けが生まれます
  • 天井が高くなることで、自然と窓も大きくでき、より多くの光を取り入れられます
  • エアコンの効きを考慮して、3.0m以上の設定は避けましょう。
レオ教授レオ教授

天井高アップは
コストも計算だぞ!

ただし、天井を高くすることで、建物全体の高さも変わってくるため、建築基準法の高さ制限にも注意が必要です。

2.ハイサッシ・ワイドサッシで視界を広げる

窓の高さと幅を工夫することで、吹き抜けなしでも開放的な空間を演出できます。

マチ

窓の形で
こんなに違うんですね!

  • 天井まで届くハイサッシと横長のワイドサッシを組み合わせることで、視界が大きく広がります
  • リビングの2面採光で自然光を十分に取り入れられます
  • 窓枠を細くするスリムサッシを採用すると、より開放感が増します
  • 大きな窓は結露対策や断熱性能の確保が重要です。
レオ教授レオ教授

窓は家の目だから
慎重に選ぼうぞ!

窓の種類や配置は、光の入り方や視線の抜けに大きく影響するため、設計段階での検討が欠かせません。

3.中庭or坪庭で屋外とつながる

室内と屋外をつなぐ中庭や坪庭は、限られた敷地でも開放感を生み出す効果的な手法です。

リョウヘイ

メンテナンスは
大変じゃないのかな

  • 3畳程度のコンパクトな坪庭でも、十分な効果が期待できます
  • 室内からの眺めを重視して植栽を配置することがポイントです
  • メンテナンスしやすい植物を選ぶことで、維持管理の手間を減らせます
  • 排水設備の確保や防水対策は必須となります
レオ教授レオ教授

小さな空間でも
工夫次第じゃ!

特に、リビングに面した位置に設けることで、室内にいながら季節の移ろいを感じられる空間となります。

4.視線が抜ける間取りを意識する

間取りの工夫で、吹き抜けなしでも視線の抜けを確保し、開放感のある空間を実現できます。

リョウヘイ

具体的にどんな
間取りがいいの?

  • リビングからダイニング、キッチンまでを一直線に配置することで、奥行きのある視線が生まれます
  • 対角線上に窓を配置すると、空間が広く感じられます
  • 建具は引き戸やスライドドアを採用し、開け放つことで空間をつなげられます
  • 家具の配置スペースが限られてしまう可能性があるため、事前の検討が必要です。
レオ教授レオ教授

視線の抜けは
生活導線とも関係するぞ!

家具のレイアウトも考慮しながら、視線の通り道を確保することがポイントです。

5.2階リビングで勾配天井にする

2階をリビングにすることで、屋根の形状を活かした開放的な空間づくりが可能になります。

マチ

天井の高さで
こんなに雰囲気が変わるの!

  • 最高点で4m程度の勾配天井を設けることで、開放感のある空間に
  • トップライトを設置すれば、自然光も十分に取り入れられます
  • 勾配を活かして、小屋裏収納も確保できます
  • 冷暖房効率が低下する可能性があるため、断熱性能の確保が重要です。

天井の高さと窓の配置を工夫することで、より効果的な空間演出が可能です。

6.折り上げ天井で広がりを演出する

天井の一部を高くする折り上げ天井は、吹き抜けなしでも開放感を生み出せる効果的な手法です。

リョウヘイ

どの部分を
高くするのがベスト?

  • リビングの中心部分を30〜50cm程度折り上げることで、視覚的な広がりを演出できます
  • 間接照明を組み合わせることで、より開放的な印象に
  • エアコンの配置を工夫すれば、空調効率も確保できます
  • 構造体への影響を考慮した設計が必要です。
レオ教授レオ教授

照明計画との
組み合わせが大事じゃ!

折り上げ天井の高さや範囲は、部屋の広さとバランスを取ることが重要です。

7.リビング階段で空間を無駄なく活用

リビング階段を設けることで、限られた空間を効率的に活用しながら開放感を演出できます。

マチ

階段って
インテリアにもなりそう!

  • オープン型の階段を採用することで、空間の広がりを感じられます
  • 階段下のスペースを収納や飾り棚として活用できます
  • スケルトン階段なら、より軽やかな印象に
  • 生活音が伝わりやすいため、防音対策の検討が必要です。

以上、吹き抜けなしでも開放感を演出する7つのアイデアを解説しました。

レオ教授レオ教授

どの工夫も実績のある
確かな方法じゃ!

これらのアイデアは、単独でも効果的ですが、複数組み合わせることで、より豊かな空間づくりが可能になります。

予算と相談しながら、ライフスタイルに合った工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。

[体験談]吹き抜けなしでも開放感!満足の声

それでは、吹き抜けなしでも開放感のある住まいを実現した実例をご紹介します。

リョウヘイ

実際の暮らしぶりが
気になりますね!

先ほど解説した工夫を取り入れた方々から、具体的な感想や暮らしの様子、費用対効果などについて、たくさんの声が寄せられています。

レオ教授レオ教授

実体験こそ
最も参考になるぞ!

これから紹介する体験談を参考に、ご自身の家づくりのヒントを見つけてください。


村上 英二さん(45歳・兵庫県)

吹き抜けなしでも開放感を出した工夫は?
建築費を抑えるため吹き抜けは諦めましたが、リビングの天井高を2.8mにして、南面に幅4mの大きな窓を設置しました。
窓の外には低めの植栽を配置し、視線が遠くまで抜けるようにしています。
また、白を基調とした内装と、建具も白で統一することで、光が部屋全体に広がるようにしました。
玄関からリビングまでの動線も、あえて角を作らずゆるやかなカーブを描くように設計しています。
入居後さらに開放感を出した工夫は?
大きな家具は壁に寄せて配置し、床から天井までの大きな鏡を設置して空間を広く見せています。
リビングの照明は間接照明を多用し、天井に光が反射することで高さを強調しています。
当初は予算オーバーを心配して諦めた電動ブラインドですが、後から導入して窓辺の景色を存分に楽しめるようになりました。
今、吹き抜けなしで悩んでいる人へ
吹き抜けがなくても、光と視線の抜けを意識した設計で十分な開放感は得られます。
むしろ2階の床面積が広くとれるメリットを活かして、子供部屋や書斎を余裕のある広さで確保できました。
冷暖房効率も良く、掃除の手間も少なくて助かっています。
ぜひ、吹き抜けにこだわりすぎず、暮らしやすさを重視した検討をしてみてください。

高橋 美和さん(33歳・千葉県)

吹き抜けなしでも開放感を出した工夫は?
リビングとダイニングの間の壁をなくし、22畳の大空間を実現しました。
キッチンからリビングまでの視界を遮るものがなく、料理をしながら家族の様子を見守れます。
折り上げ天井を採用し、間接照明で上部を明るく照らすことで天井が浮いているような錯覚を演出。
予算の都合で諦めた吹き抜けの代わりに、中庭を設けて自然光を取り入れています。
入居後さらに開放感を出した工夫は?
リビングの家具は全て低めのものを選び、視界を遮らないよう配慮しました。
中庭に面した窓際にデッキを設置し、窓を開け放つと屋内&屋外の一体感が生まれます。
観葉植物も効果的に配置して、屋外の緑と室内の緑がつながって見えるように工夫しています。
今、吹き抜けなしで悩んでいる人へ
吹き抜けのある家に憧れていましたが、今は全く後悔していません。
開放感は天井の高さだけでなく、水平な広がりでも十分に得られます。
私たちは中庭という選択をしましたが、大きな窓や室内の色使いなど、工夫次第で開放的な空間は作れます。
ぜひ、ご自身のライフスタイルに合った方法を見つけてください。

石田 康平さん(41歳・福岡県)

吹き抜けなしでも開放感を出した工夫は?
2階リビングを採用し、勾配天井で最高部分を4mまで確保することで、縦方向の広がりを実現しました。
南側と西側に大きな窓を設け、見晴らしの良い景色を取り込んでいます。
当初は圧迫感が出るのではと心配でしたが、明るい木目調の床材と白い壁で空間全体が軽やかな印象に。
階段室には、すりガラスのはめ込み窓を設置して採光も確保しています。
入居後さらに開放感を出した工夫は?
リビングの一角に観葉植物のグリーンコーナーを作り、窓の外の緑と室内の緑を重ねて、奥行き感を出しています。
テレビボードや本棚は全て造り付けにして、すっきりとした空間を維持。
照明計画も見直し、シーリングファンと間接照明を組み合わせることで、天井の高さを活かしています。
今、吹き抜けなしで悩んでいる人へ
2階リビングと勾配天井の組み合わせは、吹き抜けに負けない開放感を生み出せます。
眺望が良好な立地であれば、なおさらおすすめです。
私たちは、掃除や空調の効率を考えて吹き抜けなしを選択しましたが、十分満足しています。
予算や立地に応じて、自分らしい開放感の作り方を見つけてください。

渡辺 真理子さん(38歳・栃木県)

吹き抜けなしでも開放感を出した工夫は?
リビングダイニングの天井に120cmのスケルトン格子を設置し、間接照明で上部を照らすことで立体的な広がりを演出しています。
南向きの掃き出し窓は3枚連続で設置し、庭との一体感も確保。
建築費用の都合で吹き抜けは断念しましたが、折り上げ天井と組み合わせることで、想像以上の開放感が得られました。
壁面収納を多く設けることで、床面の家具を最小限に抑えています。
入居後さらに開放感を出した工夫は?
リビング全体の色調を白とベージュで統一し、アクセントにグリーンを効果的に取り入れています。
カーテンは薄手のレースのみとし、ロールスクリーンと組み合わせて光をコントロール。
テレビボードは壁掛けにして、床から浮かせた設置にすることで軽やかさを出しました。
今、吹き抜けなしで悩んでいる人へ
吹き抜けがないからと諦めるのはもったいないです。
天井の仕上げや照明計画を工夫するだけでも、十分な開放感は作れます。
むしろ2階の居室が広く使えて、子育て世代の我が家には理想的でした。
予算や家族構成に合わせて、自分らしい空間づくりを楽しんでください。

佐野 健一郎さん(47歳・愛知県)

吹き抜けなしでも開放感を出した工夫は?
リビング横に3畳の和室を設け、必要に応じて開け放てる可動式の建具を採用しました。
畳空間が視界に入ることで、奥行きのある空間になっています。
天井にはライティングダクトレールを設置し、スポットライトで空間の明るさを自在に調整。
予算オーバーを避けるため見送った吹き抜けでしたが、今では和の要素を取り入れた独自の広がりを楽しんでいます。
入居後さらに開放感を出した工夫は?
和室の障子を開けると庭が見える設計で、室内から庭、そして空へと視線が抜けていく景観を創り出しています。
リビングと和室の間には収納を設けず、空間の連続性を重視。
障子は光の加減で表情が変わる和紙調のものを選び、陰影の美しさも楽しんでいます。
今、吹き抜けなしで悩んでいる人へ
和の建築には吹き抜けという概念がありませんでした。
建具や間仕切りの工夫で、十分な広がりと落ち着きのある空間を作れます。
我が家は和モダンの要素を取り入れることで、独自の開放感を実現できました。
ぜひ、日本の伝統的な空間づくりのアイデアも参考にしてみてください。

中山 美代子さん(43歳・静岡県)

吹き抜けなしでも開放感を出した工夫は?
キッチンからリビング、そして庭まで一直線に視線が抜ける間取りを重視しました。
天井高は2.7mを確保し、建具は全て白で統一。
吹き抜けをあきらめた分の予算で、リビングの窓は床から天井まである大きなものを採用できました。
腰壁をなくし、窓の下まで床材を見せることで、外との一体感を演出しています。
入居後さらに開放感を出した工夫は?
リビングの家具は全て脚のあるものを選び、床面が見える面積を多くすることで、空間に余白を持たせています。
カーテンボックスを天井まで上げ、レールを見せない工夫も。
観葉植物は背の高いものを2、3点に絞り、視線を上に導く効果を狙っています。
今、吹き抜けなしで悩んでいる人へ
開放感は、必ずしも天井の高さだけで決まるものではありません。
視線の通り道を意識した間取りと、シンプルな内装で十分な広がりは確保できます。
掃除や冷暖房の手間が少ないのも大きなメリット。
ライフスタイルに合った快適な住まいを、じっくり検討してみてください。

木村 淳一さん(39歳・長野県)

吹き抜けなしでも開放感を出した工夫は?
リビングの3面に窓を設置し、それぞれ高さの異なる位置に配置することで、立体的な採光を実現しました。
東側は高めの位置に横長窓、南と西は床から天井まである大開口を採用。
吹き抜けを諦めた代わりに、天井にトップライトを2箇所設けて、上からの光も取り入れています。
壁は調湿効果のある珪藻土を使い、素材感も大切にしました。
入居後さらに開放感を出した工夫は?
窓際に背の高い観葉植物を配置し、視線を自然と上に導く演出を心がけています。
リビングの照明は調光機能付きのものを選び、時間帯や用途に応じて明るさを調整。
家具は木目調で統一し、ナチュラルな雰囲気作りを意識しています。
今、吹き抜けなしで悩んでいる人へ
光の取り入れ方を工夫すれば、吹き抜けがなくても十分な開放感は得られます。
むしろ2階の床面積を広く使えることで、将来の間取り変更にも柔軟に対応できます。
冬の寒さが厳しい土地柄、空調効率の良さは大きなメリットになっています。
ぜひ、多方向からの採光を検討してみてください。

松本 香織さん(35歳・奈良県)

吹き抜けなしでも開放感を出した工夫は?
キッチンとダイニングの間にアイランドカウンターを設置し、料理をしながら家族と会話できる一体型の空間にしました。
リビング側の壁面は、上部にハイサイドライトを連続して設けています。
吹き抜けの設置は断念しましたが、キッチンの背面収納を天井まで設置することで、縦のラインを強調しています。
天井は白を基調に、アクセントで木目を取り入れました。
入居後さらに開放感を出した工夫は?
アイランドカウンター上にはペンダントライトを3灯連続で設置し、空間のアクセントと奥行き感を演出。
リビングの壁面には大きな鏡を設置し、反対側の窓からの光を反射させています。
照明は全てデザイン性の高いものを選び、空間のグレード感を高めました。
今、吹き抜けなしで悩んでいる人へ
開放感は、必ずしも上下方向だけで作れるものではありません。
横の広がりを意識した間取りと、素材の組み合わせで、十分な開放感は得られます。
我が家は、キッチンを中心とした家族の交流を重視した設計で満足しています。
ご家族の生活スタイルに合わせた、理想の空間づくりを提案してもらえると良いですよ。

※プライバシー保護のため仮名です。

以上、体験談を紹介しました。

吹き抜けがなくても、工夫次第で十分な開放感のある住まいは実現できます。

天井の高さ、窓の配置、間取りの工夫、照明計画など、さまざまな方法を組み合わせることで、それぞれの暮らしに合った快適な空間が生まれています。

ぜひ、これらの体験談を参考に、ご自身の理想の住まいづくりを進めてみてください。

まとめ:開放感あふれる理想の住まいを叶えよう

今回の不動産とーくは『吹き抜けなしでも開放感UP!7つのアイデア&体験談まとめ』と題して、下記の項目を解説しました。

この記事で解説したこと

  1. 吹き抜けなしでも開放感が出る7つのアイデア
  2. [体験談]吹き抜けなしでも開放感!満足の声
レオ教授レオ教授

今回のテーマはどうじゃった?

限られた面積や予算でも、工夫次第で開放感のある住まいは実現できます

レオ教授レオ教授

考え方を変えれば
可能性は広がるぞ!

特に設計段階での検討が重要なので、施工会社やハウスメーカーとしっかり相談しながら進めていくことをおすすめします。

あなたらしい理想の住まいづくりを、ぜひ実現してください。

以上『吹き抜けなしでも開放感UP!7つのアイデア&体験談まとめ』でした。

この記事を読んだ人には下記もおすすめです。
ぜひあわせてチェックしてみて下さい。

よく一緒に読まれる人気記事