【危険】注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴17選
「やめた方がいいハウスメーカーってどんな会社?」

あなたも気になっていますか?

注文住宅で家を建てる際、間違いなく成功の要と言える「ハウスメーカー」。

おそらくあなたが建てたい地域にもハウスメーカーが多数あり、何を基準に決めればいいか悩んでいるのではないでしょうか。

最近はWeb技術の向上から、各ハウスメーカーの見せ方がうまくなってきており、簡単には優劣がつけにくい印象があります。

そこでこの記事では、不動産・住宅業界18年のプロが『【危険】注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴17選』と題して徹底解説します。

どんなハウスメーカーを除外すべきか事前に知ることで、あなたに合ったハウスメーカーを絞りやすくなるはずです!

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産業界18年。相談2,800件超・査定2,000件超・取引400件超の豊富な実績。自身の住み替え経験は4回。不動産コンサルティング事業を行なうクラウドハーツ・リアルエステート代表 ≫運営者情報
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴[17選]

注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴
注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴は下記17こです。

特徴1.提案力が乏しく専門知識も不足している

『提案力が乏しく専門知識も不足している』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

あなたの家族構成や将来のライフプランに合った理想の住まいにならないだけでなく、耐久性、省エネ性などの品質面でも劣る住宅が完成してしまう可能性があるからです。

レオ教授レオ教授

家づくりには専門家の意見や
アドバイスが欠かせんからの~

実際に経験するとわかりますが、プランの修正を依頼する度に、「なんか違う…」とストレスを抱えることも多くなるでしょう。

せっかく高い費用をかけて注文住宅に踏み切ったのに、妥協して住み心地が悪い家なってしまうと悲しいですね。

よって、あなたの希望に合わせた理想の住まいを手に入れるためにも、提案力や専門知識が共に豊富なハウスメーカーを選びましょう。

特徴2.営業年数の割に施工実績が極端に少ない

『営業年数の割に施工実績が極端に少ない』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

特別な理由がない場合は、不人気な印象に加えて、経験不足から技術力にも不安を感じるからです。

また、極端に少ない施工実績からは、そのハウスメーカーが今後も長期的に安定した経営ができるかどうかも疑わしいです。

ケイスケ

たしかに不安ですね

レオ教授レオ教授

他の事業に手一杯で、注文住宅に
力を入れていない可能性もあるの~

あなたが、より安心して建てるためにも、営業年数を照らし合わせながら施工実績が豊富なハウスメーカーを選びましょう。

特徴3.アフターメンテナンス体制が不充分

『アフターメンテナンス体制が不充分』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

家は何十年と長期間に住み続けるので、将来的に経年劣化等による不具合やトラブルが必ず生じるからです。

アフターメンテナンス体制が不充分なハウスメーカーでは、対応が遅れるだけでなく、不具合等に対して適切な処置ができないことも考えられます。

それが、雨漏りやシロアリの被害など、建物構造に致命的なダメージを与える不具合の場合は、大きな不安を抱えることにもなると思います。

カエデ④

建てて終わりでは困るわね…

レオ教授レオ教授

対応が遅れた分、修繕費用が
高額になることもあるじゃろう

入居してからもずっと安心して住み続けるためにも、アフターメンテナンス体制が整っているハウスメーカーを選びましょう。

特徴4.営業マンやスタッフの対応が悪い

『営業マンやスタッフの対応が悪い』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

対応が悪いと、ストレスを感じながら打ち合わせを進めることになり、家づくりの成功に不可欠な信頼関係を築くことができないからです。

レオ教授レオ教授

営業マンの良心的なサポートなしでは
理想の家には遠い結果になるじゃろう

例えば、

  • あなたが伝えた希望がなかなか理解されない
  • 営業マンが自分の都合や利益優先で提案を行なう
  • 突然の工期の遅れや仕様変更などで責任逃れをする

なども実際にあります。

ケイスケ

自分の担当に当たったことを
考えると、ゾッとしますね…

営業マンと二人三脚で理想の住まいを作り上げるためにも、営業マンやスタッフの対応が良く、コミュニケーションが円滑に進むハウスメーカーを選びましょう。

特徴5.追加費用の説明がなく見積もりが不透明

『追加費用の説明がなく見積もりが不透明』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

もちろん、予算オーバーやトラブルの原因になるからです。

まず、他社より有利にみせるために、見積もりでは基本的な工事費用だけを記載。
そして契約後に、地盤改良や設計変更に伴う費用などを、あとから追加費用として請求するパターンです。

レオ教授レオ教授

事前説明がしっかりあれば
問題はないんじゃがの~

カエデ④

ある日突然に請求されたら、
「聞いてない!」ってなるよね

追加費用を払わないと建築が進まず、予定外のローンを組むハメになった人も実際少なくないと思います。

そのため、金額が明確な見積もりであることはもちろん、契約前に追加費用の説明を充分に行なってくれるハウスメーカーを選びましょう。

特徴6.設計の自由度が低くて柔軟な対応ができない

『設計の自由度が低くて柔軟な対応ができない』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

希望が多い場合は、妥協を繰り返して家づくりを進めることになるからです。

注文住宅と一言でいっても、各社の建築コンセプトにより、フルオーダーやセミオーダーなどに分かれます。

レオ教授レオ教授

例えば、ローコスト住宅は低価格な分、
制約が多い傾向があるの~

はじめての家づくりの場合は、打ち合わせを重ねる度、あるいは建築途中に希望が出てくることも少なくありません。

希望が多く仕様にこだわりたい人は特に、設計の自由度が高いハウスメーカーを選びましょう。

レオ教授レオ教授

最低限、優先度の高い希望が
反映できるかどうかの確認は必須じゃ!

特徴7.工期が遅れがちで完成予定日がはっきりしない※買い替えの場合

『工期が遅れがちで完成予定日がはっきりしない』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

レオ教授レオ教授

今の家を売却したお金で、
注文住宅に買い替える人が対象じゃ!

建築工期が遅れると、売却した家の引き渡しも遅れることになるため、買主に迷惑がかかります。

事前に話し合いができていれば問題は避けられますが、仮に多少の遅れが大幅な遅れになった場合、損害賠償に発展するケースもあるため要注意です。

安心して買い替えを進めるためにも、完成予定日をはっきり明言してくれるハウスメーカーがいいでしょう。

買い替え以外の人でも、スケジュールに遅延できない特別な事情がある場合も同様です。

特徴8.建築資材が低品質で地球環境への負荷が高い

『建築資材が低品質で地球環境への負荷が高い』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

長期で安心できる住み心地には不安、劣化が早く将来的にメンテナンス費用が高くつく恐れもあるからです。

また、持続可能な社会を目指す現代において、地球環境への負荷が高い建物はその目標に逆行します。

カエデ②

将来の資産価値にも
影響しそうね…

安物買いの銭失いとはよく言ったもので、特別な事情がない限りはやめた方がいいでしょう。

予算が限られている場合でも、しっかり比較すれば低価格で品質にもこだわったハウスメーカーは見つかるため、安易に選択しないようにすべきです。

特徴9.実際の施工現場の整理整頓が不充分で汚い

『実際の施工現場の整理整頓が不充分で汚い』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

汚い現場は、ハウスメーカーの品質管理や安全管理に対する姿勢が疑われ、現場での作業効率が低下し、施工ミスや転倒事故などの原因にもなり兼ねないからです。

また、そんな現場で作業を進めると、建物内部にゴミや工具等の異物が混入することもあり得る話でしょう。

一方で、清潔で綺麗な現場は大工や職人たちのモチベーションも高まり、品質の高い仕上がりにもつながります。

ハウスメーカーを最終決定するまでには、周辺にある実際の建築現場を見ておき、整理整頓が充分に行き届いた会社を選びましょう。

特徴10.住宅ローン返済計画や資金計画の相談に応じない

『住宅ローン返済計画や資金計画の相談に応じない』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

あなたにとって理想の住まいができても、入居後に経済的な不安を抱えることになっては、必ず後悔するからです。

注文住宅での家づくりは、希望の数が多ければ多いほど見積もりはどんどん高くなります。

打ち合わせの度に金銭感覚がおかしくなる人が大半なので、歯止めとなる資金計画が必ず必要です。

無理のない返済で経済的にも安心して住み続けるため、住宅ローン返済計画や資金計画の相談と共有をしながら進めてくれるハウスメーカーを選びましょう。

レオ教授レオ教授

まれにファイナンシャルプランナーの
資格をもった営業マンもいるぞ!

特徴11.展示場や見学会がなくて実際の建物を確認できない

『展示場や見学会がなくて実際の建物を確認できない』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

写真や資料だけで想像することになり、想定外の仕上がりになる恐れがあるからです。

特に入居後の生活で体感する部分、

  • 廊下の横幅
  • 部屋の天井高
  • 階段の傾斜の程度
  • 各種内装のデザイン

などが「思っていたイメージと違う…」と感じて、後悔するケースが多いです。

レオ教授レオ教授

一生に一度の大きな買い物で
想像を頼りに進めるのはリスクじゃ

あなたの目で1つ1つ納得しながら進めるためにも、展示場や見学会等で実際の建物を確認できるハウスメーカーを選んだ方が賢明です。

※ただし、住宅展示場の建物はアピール用でかなりの追加費用がかかっているため、標準仕様との違いの確認は怠らないようにしましょう。

特徴12.他社に比べて保証期間が極端に短い

『他社に比べて保証期間が極端に短い』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

その保証項目における施工で、自信がないことを予感させるからです。

ケイスケ

施工に自信がない=保証期間が短い
たしかに考えられますね

設備関連はメーカー保証なので、どのハウスメーカーでもそれ程差はありませんが、構造躯体に関連する保証は安心して長く暮らすための支えになります。

レオ教授レオ教授

家は人が作ったものである以上、
想定外の不具合はあるからの~

将来の安心を買う意味でも、他社と比べて保証期間が長い、特に構造躯体に関連する保証期間が長いハウスメーカーを選びましょう。

特徴13.住宅設備の取扱いメーカーが限定的すぎる

『住宅設備の取扱いメーカーが限定的すぎる』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

選択肢が極端に狭まるため、あなたやあなたの家族が求めるデザインや機能性に合わせて選べないからです。

キッチン・風呂・洗面化粧台・トイレなどの水回りの他、各種オプション設備等にこだわりたい場合は、やめた方がいいでしょう。

レオ教授レオ教授

例えば「キッチンはこの3メーカー
から選んでください」などじゃ

また、各種住宅設備を決める打ち合わせは、契約後のタイミングに行なうことが多く、中にはハウスメーカーからその事実を直前に聞かされ、狭過ぎる選択肢に後悔する人は実際に多いです。

特に水回り設備は毎日の生活で頻繁に使います。

あなたやあなたの家族が満足感の高い暮らしをするためにも、住宅設備を豊富に選択できるハウスメーカーがいいでしょう。

カエデ

契約前に事前確認ね!

※価格や間取りを重視したい場合で、住宅設備に妥協しても問題ない人は気にせず進めて下さい。

特徴14.デザインばかりで耐震性や断熱性等の品質が不充分

『デザインばかりで耐震性や断熱性等の品質が不充分』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

注文住宅を建てる際、デザインはもちろん重要な要素ですが、品質をおろそかにしては、快適に安心して暮らせないからです。

例えば、

  • デザインはいいけど構造寿命が短い
  • デザインはいいけど夏は暑く冬が寒い
  • デザインはいいけど大地震で倒壊の危険がある

などです。

レオ教授レオ教授

品質は目に見えん部分じゃから
軽視する人が本当に多いんじゃ…

実際のところ、外観や内装のデザインは数年で飽きがくる人も多いです。

また、居住してある程度年齢を重ねると「いつまでも安心して暮らしたい」という価値観が強くなる人が多くなる傾向です。

やはり耐震性や断熱性等の品質は、その家に住む限り最も重視されるべきでしょう。

もし将来売却することになった場合、デザインはひと昔前の綺麗としか判断されませんが、品質の高い住宅は資産価値にも影響します。

あなたとあなたの家族が長く安心して暮らすためにも、デザインだけを重視することなく、耐震性や断熱性等の品質にも配慮されたハウスメーカーを選びましょう。

特徴15.顧客からの評判が悪くてトラブルや訴訟も多い

『顧客からの評判が悪くてトラブルや訴訟も多い』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

あなたが建てる際にも、大きなトラブルや訴訟の可能性が高くなるからです。

どのハウスメーカーでも何らかのトラブルはあり、何件かは必ず訴訟を抱えていますが、それが多い場合はやはり原因があるのでしょう。

レオ教授レオ教授

住宅業界は「クレーム産業」と
昔からよく言われるからの~

ハウスメーカーとは、住宅の完成で縁が切れるわけでは無く、保証やアフターサービスを通して、入居後も長く付き合うことになります。

もしあなた自身も大きなトラブルや訴訟に発展してしまったら、後悔やストレスを抱えながら住み続けるだけでなく、満足なアフターサービスも期待できないかもしれません。

候補のハウスメーカーで建築した友人知人の意見、経験者の口コミなども参考にしながら、評判が良いハウスメーカーを選びましょう。

特徴16.会社の財務や経営状況が良くない

『会社の財務や経営状況が良くない』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

そう遠くない将来に倒産する可能性も考えられるからです。

例えば、財務状況が悪化して建設資材の調達できないまま倒産し、建築がストップするリスク。

入居後に倒産して、保証内容やアフター対応が予定通り受けられないリスクも考えられます。

ケイスケ

最悪の事態ですね…

いくら提案内容が魅力的でも、いくら営業マンが信頼できても、必ず財務や経営状況が安定しているハウスメーカーを選びましょう。

特徴17.営業マンや設計スタッフの離職が多い

『営業マンや設計スタッフの離職が多い』は、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴の1つです。

離職が多いと担当者がコロコロ変わるおそれがあり、家づくりに一貫性が失われるからです。

打ち合わせ内容は書面等で引き継ぎされますが、正確に引き継ぎされるかどうかは疑問です。

カエデ②

ふと、口頭で伝えた希望
なんかもあるもんね

そして何より、家づくり成功においては、担当者との信頼関係、ならびに希望の共有が不可欠。

担当者が変われば、信頼関係の構築も1からです。

レオ教授レオ教授

担当者が合うor合わないの
根本的な問題も出てくるじゃろう

実際に引き継ぎを経て、家を完成させた結果、

「あっ!○○○が付いてない…」
「前の人にちゃんと伝えたのに…」

などのトラブルが2つ3つ出てくることは本当によくある話です。

一貫した家づくりを進めるためにも、営業マンや設計スタッフの離職が少ないハウスメーカーを選びましょう。


以上、注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴を解説しました。

まとめ:複数社の比較でやめた方がいいハウスメーカーを見極めよう

今回の不動産とーくは『【危険】注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴17選』と題して解説しました。

レオ教授レオ教授

参考になったかの~?

ポイントは「やめた方がいい特徴を見極めること」です。

各特徴を頭では理解していても、実際に見極めができなければ意味がないからです。

では、どうすればいいか?

やはり「複数のハウスメーカーを比較して見極める」以外に見極める方法はないでしょう。

冒頭でも触れたように、注文住宅で家を建てる際「ハウスメーカー」は間違いなく成功の要です。

決して焦らず慎重に比較して、あなたが本当に安心して任せられるハウスメーカーを見つけて下さい。

以上『【危険】注文住宅でやめた方がいいハウスメーカーの特徴17選』でした。

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