
「収納は多ければ多いほどいいんじゃない?」
「将来を考えてたくさん作っておこうかなぁ」
「でも、収納を作りすぎて後悔したって声も」
新築マイホームの間取り検討で、収納計画に頭を悩ませている方は少なくありません。
住宅展示場や設計相談会でも、「収納の量をどうすればいいか分からない」という声が多く聞かれます。
ただし、新築の収納が多すぎたことで、掃除や整理が大変になったり、家具を置くスペースが確保できなくなったりするケースも少なくありません。
理想の住まいづくりのために、家族構成やライフスタイルに合わせた適切な収納計画が重要になってきます。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『新築の収納が多すぎた…7つの失敗例&家族構成別の適正量は?』と題して徹底解説します。
最後まで読めば、あなたの家族に最適な収納量と配置がわかり、快適な住まいづくりを実現できます。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
-
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
おなじ建築プランの注文住宅でも[ 300〜500万円の差 ]はごく普通にでます。40万人が使うタウンライフで『 家づくり計画書(無料) 』を依頼すれば、複数社の見積もり&間取りをかんたんに比較できます。
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新築の収納が多すぎた…よくある失敗例7つ
新築の家づくりで収納計画は重要ですが、収納を多く作りすぎてしまうと、かえって暮らしにくい間取りになってしまうことも。
- 収納スペースを使い切れていない
- クローゼット扉が家具の配置を制限
- 収納のせいで窓が小さくなった
- 奥行きが深すぎて取り出しにくい
- キッチン収納の引き出しが多くて混乱
- 玄関収納が大きすぎて圧迫感がある
- 天井収納庫が不要な物で溢れている
せっかく新築で家を建てるのに、収納の失敗で後悔したくないですよね。

収納って多ければいいと
思ってました
実は、収納が多すぎることで起こる問題は意外と多いのです。

具体的にどんな
失敗があるんだろう

収納は量より
使いやすさが大切じゃ!
1.収納スペースを使い切れていない
新築の家で収納を多く作りすぎると、実際の暮らしでは使い切れない無駄なスペースが生まれてしまいます。
特に、子育て世代の方は「将来のために」と考えて収納を多めに作る傾向にありますが、結果的に掃除や整理の手間が増えるだけということも。

将来のことを考えすぎて
失敗したんですね
例えば、リビングに作った大きな収納スペースが、結局は「とりあえず置いておく場所」になってしまい、整理整頓が追いつかないケースがよく見られます。
家族の持ち物や生活スタイルに合わせて、本当に必要な収納量を見極めることが大切です。

必要な量を考えずに
作っちゃダメなんだ
また、使い切れない収納スペースは、日々の掃除の負担も増やしてしまいます。

家事の手間を増やさない
計画が重要じゃ!
2.クローゼット扉が家具の配置を制限
新築の間取りで収納を重視しすぎると、クローゼットの開閉スペースが邪魔になって、思い描いていた家具のレイアウトができなくなることがあります。
特に寝室では、ベッドの位置がクローゼットの扉に制限されて、窓からの眺めを楽しめない配置を余儀なくされるケースも。

収納のせいで家具が
思い通りに置けないんだ
例えば、寝室に大きなウォークインクローゼットを作ったものの、扉の開閉スペースを確保するために、お気に入りのドレッサーを諦めざるを得なかったという声も少なくありません。
収納計画では、扉の開閉スペースも含めて、家具の配置をしっかりとシミュレーションすることが大切です。

扉の向きって
すごく重要なんですね
また、引き戸タイプの扉を選べば、開閉スペースの問題は大幅に解消できます。

扉の種類で
悩みは解決できるぞ!
3.収納のせいで窓が小さくなった
収納スペースを確保しようとするあまり、窓の大きさや数を制限してしまい、室内が暗くなってしまうケースが多く見られます。
これは新築時に収納計画を優先しすぎた典型的な失敗例といえます。

明るさと収納の
バランスが難しいですね
たとえば、リビングの壁一面に収納を設けたことで、窓が小さくなり、昼間でも照明が必要になってしまったという声も。
自然光は住まいの快適性に大きく影響するため、窓の配置と収納の位置関係は慎重に検討する必要があります。

光が入らないと
気持ちも暗くなりそう
収納と窓の両立には、ハイサイドやFIX窓を上手く活用する方法もあります。

窓の種類と位置で
両方叶えられるんじゃ!
4.奥行きが深すぎて取り出しにくい
新築で収納スペースを多く確保しようとするあまり、奥行きを深くしすぎてしまい、結果として物の出し入れがしづらい収納になってしまうケースがよくあります。
特に、キッチンの背面収納や、リビングの壁面収納で、この失敗が目立ちます。

奥の方の物が
取り出せないんですね
例えば、パントリーを広く作ったものの、奥に置いた調味料やストック品が取り出しにくく、結局手前にある物ばかり使ってしまうという声も。
収納は、奥行きよりも出し入れのしやすさを重視して計画することが大切です。

使いやすさが
何より重要なんだ
可動棚や引き出し式の収納を採用すれば、奥の物も取り出しやすくなります。

収納の形で使い勝手は
変わるものじゃ!
5.キッチン収納の引き出しが多くて混乱
新築のキッチンでよくある失敗が、収納スペースを増やそうと引き出しを多く設置しすぎて、かえって何をどこに入れたか分からなくなってしまうというケース。
毎日使うキッチンだからこそ、収納の使い勝手は重要です。

引き出しが多すぎて
迷子になりそう
たとえば、調理器具や食器を収納する引き出しが多すぎて、家族が「あれどこに入れたっけ?」と探し回る事態に。
引き出しは適度な数に抑え、中の仕切りや収納方法を工夫する方が、使い勝手が良くなります。

シンプルな方が
かえって使いやすいかも
収納数を減らしても、引き出し内部の整理収納用品を活用すれば、十分な収納力は確保できます。

整理整頓の工夫で
解決できるのじゃ!
6.玄関収納が大きすぎて圧迫感がある
新築の間取り検討時に収納量を重視しすぎると、玄関に大きな収納を設置することで、来客時の第一印象が圧迫感のある空間になってしまうケースがあります。
特に、家族分の靴や季節の衣類をすべて収納しようとして、必要以上に大きな玄関収納を設置してしまうことも。

収納重視で空間の
雰囲気を損なってますね
例えば、天井まである大きなシューズクローゼットを設置したものの、玄関が狭く感じられ、来客時に「窮屈そう」と言われてしまったという声も。
玄関は住まいの顔となる空間です。収納の大きさと空間の開放感のバランスを考えることが大切です。

最初の印象って
大切だもんね
季節で使わない物は別の場所に収納するなど、工夫次第で玄関収納はコンパクトに抑えられます。

玄関は見た目も
大事なポイントじゃ!
7.天井収納庫が不要な物で溢れている
新築時に収納スペースを多く確保しようと、天井収納庫を設置したものの、結果的に「物置き場」と化してしまい、不要な物が溜まりやすい場所になってしまいます。
リビングや廊下の天井収納は、一見スペースを有効活用できそうですが、注意が必要です。

取り出しにくいから
どんどん溜まってそう
例えば、脚立を使わないと取り出せない天井収納に、「いつか使うかも」と思って物を入れ続け、気づけば整理が追いつかなくなってしまったという事例も。
天井収納は、年に数回使う季節物など、用途を限定して使用することをおすすめします。

使用頻度で収納場所を
考えないとダメなんだ
定期的に中身を確認して整理する習慣をつければ、天井収納も効果的に活用できます。
以上、新築の収納が多すぎた時の失敗例7つを詳しく解説しました。

これらの失敗例を
しっかり覚えておくのじゃ!
収納計画で大切なのは、ただ量を増やすことではなく、家族の暮らしに合わせた使いやすい収納をつくることです。
新築時には、これらの失敗例を参考に、理想の収納計画を立ててくださいね。
新築の収納で「家族構成別」の適正量は?
新築時の収納計画で最も重要なのは、家族構成に合わせた適正な収納量を確保すること。収納が多すぎても少なすぎても、快適な暮らしの妨げになってしまいます。
- 夫婦2人
- 夫婦2人+子ども1人
- 夫婦2人+子ども2人
- 夫婦2人+子ども3人
- 夫婦2人+子ども4人
- 夫婦2人+子ども5人
それでは、家族構成別の収納適正量と、後悔しない収納計画のポイントを詳しく解説していきます。

家族の人数で
必要な量は変わるぞ!
夫婦2人
新築で2人暮らしの場合、床面積の約10~12%程度が収納の適正量です。収納が多すぎると、かえって無駄なスペースが生まれてしまいます。

2人暮らしでも
ちゃんと計算が必要なんだ
主な収納の内訳は以下の通りです。
- 寝室クローゼット:約4畳分
- リビング収納:約2畳分
- キッチン収納:約1.5畳分
- 玄関収納:約1畳分
- その他収納:約1畳分

収納の配分って
こんなにあるのね
特に寝室のクローゼットは、夫婦それぞれの収納スペースをしっかり確保することで、新築後の暮らしがスムーズになります。

余裕を持った設計が
大切じゃ!
夫婦2人+子ども1人
新築の間取りで子どもが1人いる場合、床面積の約13~15%程度を収納に充てるのが理想的です。将来の成長を見据えつつ、収納が多すぎて無駄にならない計画を立てましょう。

子どもの成長に合わせた
収納が必要なんですね
収納スペースの内訳は以下のようになります。
- 寝室クローゼット:約4畳分
- 子ども部屋収納:約2畳分
- リビング収納:約2.5畳分
- キッチン収納:約2畳分
- 玄関収納:約1.5畳分
- その他収納:約1.5畳分

子どもの物って
意外と場所を取るのね
特に子ども部屋の収納は、おもちゃから学用品まで、年齢に応じて収納する物が変化していくことを考慮した可変性のある設計がポイントです。
夫婦2人+子ども2人
お子さんが2人になると、新築時の収納は床面積の約15~17%程度が適正量です。ただし、子どもの年齢差や性別も考慮に入れる必要があります。

兄弟で共有できる物と
個別に必要な物がありそう
収納計画の目安はこちらです。
- 寝室クローゼット:約4畳分
- 子ども部屋収納:約4畳分(2人分)
- リビング収納:約3畳分
- キッチン収納:約2畳分
- 玄関収納:約2畳分
- その他収納:約2畳分

共有と個別の収納を
上手に使い分けるのじゃ!
子ども2人の場合は、それぞれの学用品や趣味の道具なども収納できるスペースを確保しつつ、新築の収納が多すぎたと後悔しないよう、子どもの成長に応じて収納の使い方を変えられる設計を心がけましょう。
夫婦2人+子ども3人
3人のお子さんがいる場合、新築時の収納スペースは床面積の約17~19%程度が目安です。ただし、単に広ければよいというわけではありません。

人数が増えると
収納の工夫も必要そう
収納計画の内訳を見ていきましょう。
- 寝室クローゼット:約4畳分
- 子ども部屋収納:約6畳分(3人分)
- リビング収納:約3.5畳分
- キッチン収納:約2.5畳分
- 玄関収納:約2畳分
- その他収納:約2.5畳分

収納の種類が
増えてきましたね
お子さんが3人になると、それぞれの持ち物の量も増えてきますが、新築の収納が多すぎて無駄なスペースを作らないよう、共有できる収納も上手に取り入れることがポイントです。
夫婦2人+子ども4人
4人のお子さんがいる場合は、床面積の約19~21%程度の収納スペースを確保するのが理想的です。ただし、収納の使い方をしっかり計画することが重要です。

収納の配分って
難しそうですね
以下が収納スペースの目安です。
- 寝室クローゼット:約4畳分
- 子ども部屋収納:約8畳分(4人分)
- リビング収納:約4畳分
- キッチン収納:約3畳分
- 玄関収納:約2.5畳分
- その他収納:約3畳分

大家族ならではの
工夫が必要じゃ!
収納量が多くなりがちですが、共用スペースを効率的に活用することで、新築時の収納過多を防ぐことができます。
夫婦2人+子ども5人
5人のお子さんがいる大家族の場合、新築の収納スペースは床面積の約21~23%程度が適正量とされています。

収納の使い方を
工夫しないとですね
具体的な収納計画はこちらです。
- 寝室クローゼット:約4畳分
- 子ども部屋収納:約10畳分(5人分)
- リビング収納:約4.5畳分
- キッチン収納:約3.5畳分
- 玄関収納:約3畳分
- その他収納:約3.5畳分

家族で共有できる
収納があると便利かも
新築の収納が多すぎて後悔しないよう、以下のポイントを意識した計画が重要です。
- 季節品の収納を分ける
- 共有できるものは共有する
- 収納の無駄を減らすため、定期的な整理整頓ができる仕組みを作る
以上、家族構成別の新築時における収納の適正量について詳しく解説しました。

家族の人数に応じた
収納計画が大切じゃ!
ご紹介した収納量はあくまで目安です。家族それぞれの生活スタイルや持ち物の量に合わせて、柔軟に調整してください。
適切な収納計画があってこそ、新築後の暮らしが快適になりますよ。
新築の収納計画で確認すべき6つのことは?
新築時の収納計画では、後悔しない住まいづくりのために、具体的な6つのポイントを事前に確認することが重要です。これから解説する内容をチェックリストとして活用してください。
- 家族全員の物を書き出して必要量を把握する
- 部屋の広さと収納スペースのバランスを考える
- 家事動線を考えた位置につくる
- 奥行きと取り出しやすさをチェックする
- 家具レイアウトを図面上でシミュレーション
- 窓の大きさと収納の位置関係を確認する

これらを押さえれば
失敗は防げるぞ!
1.家族全員の物を書き出して必要量を把握する
新築の収納計画で最初にすべきは、家族全員の持ち物を具体的にリストアップすることです。これを怠ると、収納が多すぎたり少なすぎたりする原因になります。
確認のポイントは以下の通りです。
- 家族一人ひとりの衣類の量(季節ごとに分類)
- 趣味の道具や運動用品の数
- キッチン用品や食器類の量
- 掃除用具や工具類の数
- 子どもの学用品やおもちゃの量

細かく書き出すのが
大事なんですね
具体的な確認方法は以下の手順で行います。
- エクセルやノートに家族別・カテゴリー別の表を作成する
- 現在の持ち物を全てリストアップする
- 今後5年以内に増える可能性がある物を追記する
- 季節で入れ替える物と通年で使用する物を分類する
- カテゴリーごとに必要な収納スペースを概算する

将来のことまで
考えないとダメなのね
特に、お子さんの成長に伴う物の増加も考慮することが大切です。

リストは家族と一緒に
作るのがおすすめじゃ!
2.部屋の広さと収納スペースのバランスを考える
新築時の収納計画では、各部屋の広さに対して適切な収納スペースを確保することが重要です。収納が多すぎると、せっかくの居住スペースが圧迫されてしまいます。

バランスが大切
なんですね
具体的な確認方法は以下の通りです。
- 各部屋の床面積を確認する
- リビング:○○畳の場合は収納約○畳が目安
- 寝室:○○畳の場合は収納約○畳が目安
- 子ども部屋:○○畳の場合は収納約○畳が目安
- 収納の種類別に必要なスペースを算出する
- クローゼット:衣類の量+余裕20%程度
- 本棚:書籍の量+増加分のスペース
- 食器棚:現在の食器量+来客用
- 部屋の用途に応じた収納の配分を決める
- リビング:家族共有の物を中心に
- 寝室:衣類と私物用
- 子ども部屋:学習用品と趣味の物

部屋ごとの使い方を
考えるのが大切なのね
新築の収納が多すぎて、家具が思うように配置できなくなってしまうケースもあるので注意が必要です。
3.家事動線を考えた位置につくる
収納計画で見落としがちなのが、家事動線を考慮した収納の配置です。新築時に動線を意識した収納計画を立てることで、毎日の家事がぐっと楽になります。

家事の効率が
変わってきそうです
確認すべきポイントは以下の通りです。
- 洗濯動線:洗濯機→物干し場→アイロンがけスペース→収納までの流れ
- 脱衣所に洗濯かご置き場を確保
- 室内干し用のスペースも考慮
- クローゼットまでの動線を最短に
- キッチン動線:調理→配膳→片付けまでの流れ
- 調理器具は使用頻度で収納位置を決める
- 食器棚は配膳場所の近くに
- 日用品のストック収納の位置も考慮
- 掃除動線:掃除用具の出し入れ~収納までの流れ
- 各階に最低1カ所の掃除用具収納
- リビング掃除の動線確保
- 階段下収納の活用を検討

普段の家事の流れを
イメージするといいのね
特に、キッチンでは調理器具や食器の使用頻度に応じた収納位置の設計が重要です。

動線は実際に歩いて
確認するのがおすすめじゃ!
4.奥行きと取り出しやすさをチェックする
新築の収納計画では、収納スペースの奥行きと取り出しやすさが、実際の使い勝手を大きく左右します。収納が多すぎても、使いづらければ意味がありません。

収納の深さって
結構重要なんですね
以下のポイントをチェックしましょう。
- 収納の種類別の適正な奥行き
- クローゼット:60~70cm程度
- 食器棚:40~45cm程度
- 本棚:30~35cm程度
- シューズボックス:35~40cm程度
- 取り出しやすさの工夫
- 引き出し式収納の活用
- 棚板の高さ調節機能
- 物の出し入れスペースの確保
- 照明の位置を考慮
- 収納内部の区分け方法
- 仕切り板の設置
- 収納ケースの活用
- 棚板の間隔調整

細かい工夫で
使いやすさが変わるのね
新築時に収納の奥行きを深くしすぎると、奥の物が取り出しにくくなってストレスの原因に。

使いやすさが
何より大切じゃ!
5.家具レイアウトを図面上でシミュレーション
新築の収納計画では、家具の配置まで考慮することで、将来的な模様替えにも対応できる間取りになります。

先のことまで
考えないとですね
シミュレーションの具体的な手順は以下の通りです。
- 家具サイズの確認
- 現在持っている家具の採寸
- 購入予定の家具のサイズチェック
- 将来必要になる家具の想定
- 図面上での配置確認
- 家具の配置パターンを複数検討
- 動線の確保をチェック
- ドアや窓の開閉スペースを確認
- コンセントの位置との関係を確認
- 収納扉の開閉スペースの確認
- 引き戸と開き戸の使い分け
- 家具との干渉チェック
- 収納前の一時置きスペース確保

いろんな配置を
試してみるといいのね
実際の家具配置を想定することで、収納が多すぎて家具が置けないというトラブルを防ぐことができます。

図面だけでなく
実寸大で確認するのじゃ!
6.窓の大きさと収納の位置関係を確認する
新築の収納計画では、窓の大きさや位置を考慮することで、明るく快適な空間づくりが可能になります。収納が多すぎて窓が小さくなると、室内の印象が大きく変わってしまいます。

光の入り方も
大切なんですね
確認のポイントは以下の通りです。
- 各部屋の採光計画
- 窓の向きと大きさの確認
- 季節による日当たりの変化
- 必要な採光量の算出
- 収納と窓の配置バランス
- 壁面収納の高さ調整
- 窓下収納の活用検討
- ハイサイド窓の検討
- 窓まわりの収納プラン
- カーテンボックスの設置位置
- 出窓の活用方法
- 窓際の家具配置

窓と収納の位置で
お部屋の印象が変わるのね
収納を優先しすぎて窓を小さくしてしまうと、せっかくの新築なのに暗い印象の空間になってしまいます。
以上、新築の収納計画で確認すべき6つのポイントを詳しく解説しました。

これらを押さえて
理想の住まいを作るのじゃ!
収納計画は新築時の重要なポイントです。家族の暮らしに合わせて、使い勝手の良い収納を実現してください。
建てた後の後悔を防ぐためにも、これらのチェックポイントを参考に、理想の収納計画を立ててくださいね。
[体験談]新築の収納が多すぎた経験者の声
理想の住まいづくりのために、実際に新築で収納を多く作りすぎて後悔した方々の貴重な体験談をご紹介します。

先輩の経験から
学べるのはありがたいです
これから紹介する体験談は、収納計画のミスを防ぐための大切なヒントになるはずです。

みんなどんな後悔を
しているんだろう

他人の経験は
最高の教材じゃ!
鈴木 康一さん(45歳・埼玉県)
- どのような収納スペースが余っている?
- 2階にウォークインクローゼットを3部屋分作ったのですが、1部屋分は全く使っていません。
各部屋6畳ほどの広さがあり、天井まで収納棚を設置しましたが、家族4人分の荷物を入れても、まだまだスペースが余ってしまいます。
子供部屋にも大きなクローゼットを付けましたが、ほとんど使われていません。 - 設計時に収納を多めに計画した理由は?
- 前の賃貸マンションが収納不足で、子供の学用品や季節物の衣類の置き場に困っていました。
新築では「収納は多ければ多いほど良い」と思い込み、とにかく収納力重視で間取りを決めてしまいました。
建築会社の「将来的なことを考えて」という言葉に、つい影響されてしまったんです。 - 収納が多すぎたことでどんな不便を感じている?
- 収納スペースを確保しすぎたため、リビングや子供部屋が思ったより狭くなってしまいました。
特に2階の廊下は、ウォークインクローゼットを作った影響で幅が狭くなり、家具の搬入出が大変です。
掃除も手間がかかり、使っていない収納まで定期的に掃除しなければならず、正直面倒です。 - 同じように収納計画に悩む人へのアドバイス
- 必要な収納量は、実際に使っている量の1.2倍程度で十分だと思います。
私の場合は現状の2倍以上の収納を作ってしまい、無駄なスペースが多くなってしまいました。
収納は増やせても減らすことは難しいので、家族の荷物を実際に測って必要量を把握することをお勧めします。
山田 美咲さん(33歳・福岡県)
- どのような収納スペースが余っている?
- キッチンのパントリーが広すぎて、もてあましています。
2.5畳ほどの広さで、食品のストック置き場として計画したのですが、実際には半分も使っていません。
棚も床から天井まであって収納力はすごいのですが、奥の方は何を置いたか忘れてしまうほどです。 - 設計時に収納を多めに計画した理由は?
- SNSで見かけた収納上手な人の住宅に憧れていました。
まとめ買いした食材や日用品をすっきり収納できる家に住みたくて、パントリーにこだわってしまいました。
でも実際は、そんなにたくさんの食材や日用品のストックは必要なかったんです。 - 収納が多すぎたことでどんな不便を感じている?
- パントリーを広く取った分、キッチンのコンロ周りや作業スペースが狭くなってしまいました。
料理をするときに窮屈で、これならパントリーを半分にして、その分をキッチンスペースに使えば良かったと後悔しています。
結局、パントリーの奥は物置と化していて、定期的な整理が必要になってしまいました。 - 同じように収納計画に悩む人へのアドバイス
- SNSの素敵な収納写真に惑わされないことです。
見栄えの良い収納より、毎日の家事が楽になる動線や作業スペースを重視すべきでした。
収納は便利な反面、整理整頓や掃除の手間も増えることを忘れずに計画してください。
中村 拓也さん(41歳・静岡県)
- どのような収納スペースが余っている?
- 玄関のシューズクロークが大きすぎて、半分は空っぽです。
家族4人分の靴や傘、アウトドア用品を全部入れても、まだまだ余裕があります。
可動棚を設置したのですが、上段の棚は背が届きにくく、ほとんど使っていません。 - 設計時に収納を多めに計画した理由は?
- 以前は玄関に靴があふれていて、来客時に見苦しかった経験がありました。
子供の成長に伴って靴のサイズも大きくなるし、スポーツ用品も増えると予想して、思い切って大きめにしました。
でも実際は、スポーツ用品は部活用具置き場に置くことが多く、想定ほど収納を使いません。 - 収納が多すぎたことでどんな不便を感じている?
- シューズクロークを広く取った分、玄関ホールが狭くなってしまいました。
家族が同時に靴の着脱をする時に窮屈で、特に雨の日は傘を広げるスペースもなく困っています。
収納スペースは余っているのに、肝心の使い勝手が悪くなってしまいました。 - 同じように収納計画に悩む人へのアドバイス
- 収納は広さだけでなく、使いやすい高さや奥行きを考えることが大切です。
私の場合、半分の広さでも十分だったと思います。
その分のスペースを玄関ホールの広さに回せば、もっと快適な空間になったはずです。
高橋 理恵さん(43歳・愛知県)
- どのような収納スペースが余っている?
- リビング階段下を大きな収納スペースにしたのですが、ほとんど使えていません。
奥行きが2メートルもあり、季節の装飾品や掃除道具を入れても、半分も埋まっていない状態です。
奥のものを取り出すのが面倒で、結局手前しか使わなくなってしまいました。 - 設計時に収納を多めに計画した理由は?
- モデルハウスで見た階段下収納に憧れていました。
雑誌やインテリアブログで「デッドスペースを有効活用」という特集をよく目にして、とても素敵に感じたんです。
普段使わないものをたくさん収納できると思って、できるだけ広く作ってもらいました。 - 収納が多すぎたことでどんな不便を感じている?
- 階段下収納を広く取った影響で、リビングの形が不格好になってしまいました。
大きなソファを置きたかったのに、壁際のスペースが限られて思うように家具が配置できません。
収納扉も大きいため、開閉時にリビングの動線を妨げてしまい、不便を感じています。 - 同じように収納計画に悩む人へのアドバイス
- 収納の使い勝手は、見た目の素敵さより実用性を重視すべきです。
奥行きのある収納は、手前のものを動かさないと奥のものが取り出せず、想像以上に面倒です。
私の場合、階段下は奥行き1メートル程度にして、その分リビングを広く取れば良かったと後悔しています。
木村 隆司さん(39歳・広島県)
- どのような収納スペースが余っている?
- 2階のファミリークローゼットが広すぎて、半分は空き部屋状態です。
4畳ほどの広さがあり、可動式の収納棚をびっしり設置したのですが、家族の荷物を全部入れても余裕があります。
季節のカーテンや布団カバーなども収納していますが、それでも使い切れていません。 - 設計時に収納を多めに計画した理由は?
- 前の家で部屋着やタオル、掃除用具などの収納場所に困っていた経験がありました。
子供の習い事の道具や学校行事の衣装なども、すぐに取り出せる場所に置きたいと思って。
「子供の成長に伴って荷物も増える」と予測して、余裕を持たせすぎてしまいました。 - 収納が多すぎたことでどんな不便を感じている?
- ファミリークローゼットを広く取ったため、子供部屋が8畳から6畳になってしまいました。
受験生の子供から「もっと広い部屋が良かった」と言われ、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
また、空きスペースがあるために、つい不要な物まで保管してしまい、年々荷物が増える一方です。 - 同じように収納計画に悩む人へのアドバイス
- 子供部屋の広さは、収納よりも優先すべきだと痛感しています。
収納は、今の必要量から2~3割増し程度に抑えるのがちょうど良いと思います。
むしろ、必要最小限の収納にすることで、モノを増やしすぎない良いきっかけになるはずです。
以上、収納が多すぎた新築を建てて後悔した体験談を紹介しました。

みなさん似たような
後悔をしているのね
これらの体験談から、新築の収納計画では「必要最小限+α」の考え方が大切だとわかります。
【アンケート】258人は何社の建築プランを比較した?
新築の収納が多すぎた…と、家づくりに失敗しないためには「複数社の比較」は絶対です。
参考に「何社のハウスメーカーや工務店を比較しましたか?」と経験者258人へ聞いたところ、
結果は「3社」がダントツで、大多数が「2~4社」を比較していることがわかりました。
同時に少し見方を変えると、1社のみ19人をのぞく2社以上の比較をした人の合計は「258人中239人」、つまり「10人中9人」が複数社を比較していました。

複数社の比較は
もはや常識じゃな!
ハウスメーカーや工務店により、コンセプトや仕様などが異なるため、たとえ同じ土地・同じ条件であっても建築プランはガラッと変わります。
それに気になる見積もりは、各社で500万円以上の差が出ることも多いので、建築プランと共にしっかり比較しましょう。

でも、複数の会社なんて
ちょっと大変です…

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まとめ:新築の収納は家族に合わせた適量が大切
今回の不動産とーくは『新築の収納が多すぎた…7つの失敗例&家族構成別の適正量は?』と題して、下記の項目を解説しました。
- 新築の収納が多すぎた…よくある失敗例7つ
- 新築の収納で「家族構成別」の適正量は?
- 新築の収納計画で確認すべき6つのことは?
- [体験談]新築の収納が多すぎた経験者の声
- 【アンケート】258人は何社の建築プランを比較した?

参考になったかの~?
新築の収納計画で最も大切なのは、家族それぞれの持ち物や生活スタイルに合わせた適量を見極めることです。
収納スペースを作りすぎると、かえって家具の配置が制限されたり、無駄なスペースが生まれたりしてしまいます。

まずは家族で話し合って
必要な量を決めるんじゃ!
設計の早い段階で、家族全員の持ち物リストを作成し、収納の配置や大きさを具体的に検討することをおすすめします。
また、家事動線や窓の位置、家具の配置なども考慮に入れることで、理想的な収納計画が実現できます。
新築だからこそ、あなたの家族にぴったりの収納計画で、快適な住まいづくりを実現してください。
以上『新築の収納が多すぎた…7つの失敗例&家族構成別の適正量は?』でした。
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