
「駅近の狭小住宅は不人気って聞いた…」
あなたも不安ですか?
人気な駅とは別に、一部の地域ではなかなか売れないと言われる「駅近の狭小住宅」。
駅近の条件は一般的に売れる条件ですが、あまり人気のない駅近では売却に苦戦する人も少なくありません。
この記事では、不動産業界17年のプロが『駅近の狭小住宅は本当に売れない?狭小住宅でも高く売却する方法!』と題して徹底解説します。
売れない不安を解消し、あなたも売却成功に向けて一歩踏み出せるはずです!
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※査定後に売却するしないは自由
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産業界歴17年。相談件数2,800件超・査定件数2,000件超。不動産コンサルティング事業を行なうクラウドハーツ・リアルエステート代表。≫詳しいプロフィール
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士
駅近の狭小住宅が売れないと言われる理由[5つ]
狭小住宅とは、一般的に50㎡以下(15坪以下)の土地に建てられた間口が狭い一戸建てを言います。
「駅近の狭小住宅が売れないと言われる理由」は以下の5つです。
- 建物が狭い割に価格が高い
一般的に駅に近いほど土地が高いため。駅から少し離れてでも広さを重視する人は多いです。
- 4人以上のファミリーに不向き
子供が成長するにつれて手狭になるからです。一般的な3階狭小住宅の間取りは1階1部屋+2階LDK+3階2部屋で、LDKは10帖強・各部屋6帖未満。もう少し広さを求めるファミリーが多いです。
- 隣家との距離が近い
周囲の建物で日当たりが悪くなる他、外壁や窓のメンテナンスが困難なため。
- 住宅ローンが組みにくい※面積による
住宅ローンの融資条件を土地40㎡以上に設定する金融機関も多いため。駅近の密集地になると40㎡を下回る狭小住宅も多いです。
- 歳を取ると住みにくい
上下の生活動線が中心になるからです。階段の上り下り、トイレの行き来などを考えると、狭小住宅は高齢者に向きません。

駅近の狭小住宅が売れない理由は結構あるんですね…

人気な駅の近くなら売れない理由も立地でカバーできるんじゃがな
しかし、あくまで一般論です。
実際のところ「駅近」の立地の良さから狭小住宅でもスムーズに売却できるケースの方が多いです。
駅近の狭小住宅が「売れるor売れない」の判断は建物の特徴だけで決まるものではなく、立地はもちろん、外装内装・築年数・駅の人気度・玄関の向き・前面道路の幅・ガレージの有無などを含めて総合的に決まるからです。
では、駅近の狭小住宅はどんな人に向けて売却できるのでしょうか?
本当に売れない?
駅近の狭小住宅を売却できる人の特徴[4選]
駅近の狭小住宅が一部では売れないと言われる一方で、売却できる人の特徴は以下4つです。
1.予算を抑えて駅近で買いたい人
『算を抑えて駅近で買いたい人』は、駅近狭小住宅を売却できる人の特徴の1つです。
駅近は土地の坪単価が比較的高いため、まとまった土地の住宅では予算が届かない人が多いからです。
その点、狭小住宅なら駅近でも予算内におさまる人が多く、早期に売却しやすいです。
2.駅近の利便性が高い立地に住みたい人
『駅近の利便性が高い立地に住みたい人』は、駅近狭小住宅を売却できる人の特徴の1つです。
建物の特徴がネックとはいえ、通勤や通学、他の駅へのアクセスなど、交通利便性に魅力を感じる人はやはり多いからです。

駅までバスやバイク、自転車を使うのは大変ですもんね
ただし、駅の人気or不人気、商業施設の充実度によって売りやすさに大きく差が出ます。
3.資産価値が落ちにくい家を買いたい人
『資産価値が落ちにくい家を買いたい人』は、駅近狭小住宅を売却できる人の特徴の1つです。
一般的に駅近の土地は、駅から遠い地域に比べて評価が高く、需要が高いからです。
将来売却も考えて購入する人は、価値が落ちにくい駅近を好んで検討します。
4.戸建ての不動産投資で家賃収入を得たい人
『戸建ての不動産投資で家賃収入を得たい人』は、駅近狭小住宅を売却できる人の特徴の1つです。
不動産投資において駅近は入居率が高く、狭小住宅で安く買えるなら収益性が見込めるからです。
単身や2人家族は駅近の賃貸戸建てや賃貸マンションに住む傾向が強いので、あえて狭小住宅を購入する不動産投資家にも注目を集めるでしょう。
以上、駅近の狭小住宅が一部では売れないと言われる一方で、売却しやすい特徴を解説しました。
つまり、これらの買い手をターゲットにすれば、駅近の狭小住宅が売れない理由をカバーしてうまく売却できるはずです。
駅近の狭小住宅は高く売れない?
高く売却する「不動産会社選び」の方法
駅近の狭小住宅を高く売却するなら「不動産会社選び」がとても重要です。
業界17年の実体験から言えば、優良な不動産会社に依頼したことにより、納得の価格で高く売却する人が本当に多いからです。
そのため、駅近の狭小住宅を高く売却したい人がやるべきことは、

これが重要じゃ!
駅近の狭小住宅を高く売る!
不動産会社比較で重要な2つのポイント
駅近の狭小住宅を高く売る際「3社以上の不動産会社比較」にあたっては、
- 「査定額」の比較
- 「売却力」の比較
この2点がポイントになります。

売却力とは「売却に有利な特徴」のことじゃ!
それぞれ解説するぞ!
※「査定額」は売却可能額であり、売却を保証する金額ではありません。
査定額通りに売れるかは「売却力」次第なので「査定額+売却力」の比較が重要です。
「査定額」の比較
最初に3社以上の「査定額」の比較です。
「3社へ同時に査定依頼」して、あなたの駅近狭小住宅を高く評価する不動産会社を見つけます。
A社 | 2,530万円(最安値) |
---|---|
B社 | 2,960万円(最高値) |
C社 | 2,720万円 |
A社 | 3,310万円 |
---|---|
B社 | 3,170万円(最安値) |
C社 | 3,590万円(最高値) |

400万円以上も差が出るんですか!?

査定基準や地域の得意不得意、売却への意気込みが各社で異なるからじゃ!
1社だけの査定額を信じて「安く売るハメになった…」と後悔する人は多いので、駅近の狭小住宅は「3社以上の査定額」をしっかり比較しましょう。
「売却力」の比較
続いて、「売却力(売却に有利な特徴)」の比較です。
具体的には、各不動産会社の査定結果や売却相談を通して以下の点を比較します。

査定額の高い不動産会社から順に見ていくといいじゃろう
- 対応
あなたへの対応の良し悪しがそのまま買い手への対応にもなります。 - 知名度
地域で知名度の高い不動産会社に買い手が集まる傾向にあります。 - 店舗の場所
人目につきやすくアクセスの良い店舗には来店顧客が集まりやすいです。 - 広告活動の方法
広告活動は買い手からの問い合わせや内覧予約の数に直結します。 - 地域情報の詳しさ
地域の魅力をしっかり伝えられる営業マンは成約率が高いです。
もし比較が難しい場合は、あなた自身が買い手目線になって「この不動産会社から家を買いたいと思うか?」を基準に比較するとうまくいきます。

必ず各社の優劣が見え隠れするはずじゃ!
不動産会社を印象だけで決めた結果「なかなか売れない…」と悩む人は多いので、駅近の狭小住宅を高く売るなら「3社以上の売却力」をしっかり比較しましょう。
以上、駅近の狭小住宅を高く売る際「3社以上の不動産会社比較」について重要なポイント2つを解説しました。
- 「査定額」の比較
- 「売却力」の比較
どちらか一方ではなく、査定額・売却力の両方を合わせもつ不動産会社を選ぶことがコツです。
くれぐれも「査定額」は売却可能額なので、査定額通りに売れるかは「売却力」次第。
査定額だけで判断することなく、総合的に最も高い売却を期待できる不動産会社「1社」に絞り込みましょう。

でも3社以上に依頼なんて…
よく考えれば面倒ね…

それなら「不動産一括査定」を利用するといいじゃろう!
まとめて3社以上へ依頼!
不動産一括査定なら効率よく比較できる!
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1社1社わざわざ来店する必要もないんじゃ!
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参考に、過去に不動産一括査定を利用した300人へ「信頼できる不動産会社は見つかりましたか?」と聞いたところ、

全体の約74%「4人の内3人」が「信頼できる不動産会社が見つかった」と回答しました。

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しかし、不動産一括査定を調べると10サイトも20サイトも見つかるため、どれを選べばいいか混乱すると思います。
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駅近の狭小住宅を高く売りたい人へ
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駅近の狭小住宅を売却する時の注意点[2つ]
駅近の狭小住宅を売却する時の注意点は以下の2つです。
1.人気な駅近は安く売り出さない
『人気な駅近は安く売り出さない』は、駅近の狭小住宅を売却する時の注意点です。
相場以上の価格で売れることも充分あるからです。
特に周囲に競合物件がない場合は、グッと高めに売り出しても売却できることが多々あります。
例えば、売り出しから1ヶ月程度高めに出してみて、
- 反応が良く売れる見込みありなら価格維持
- 反応が悪く売れないなら価格を下げる
など、買い手の様子を見て売却活動を進める方法がおすすめです。
2.よく見せるリフォームはしない
『よく見せるリフォームはしない』は、駅近の狭小住宅を売却する時の注意点です。
売り出し価格が上がる他、リフォーム内容が買い手に合うかわからないからです。
例えば、駅近であれば店舗付き住宅などの需要もあります。
自由にリフォームしたい買い手を逃して売れない場合もあるので、安易なリフォームは避けるべきです。

よく見せるリフォームの話じゃ!
故障や不具合のリフォームはやるべきじゃぞ!
以上、駅近の狭小住宅を売却する時の注意点を解説しました。
最後に、長期で売れない駅近狭小住宅の特徴についてあげておきます。
長期で売れない駅近狭小住宅の特徴[3つ]
長期で売れない駅近狭小住宅の特徴は以下の3つです。
上記の特徴に該当する場合は、売却力の高い不動産会社を比較して慎重に選び、うまく売却活動を進めてもらいましょう。
1.2DK以下の間取り
『2DK以下の間取り』は、長期で売れない駅近狭小住宅の特徴の1つです。
3人家族では狭く、売却ターゲットが限定されるからです。
単身や2人家族が主な購入層になりますが、全体的に数が少なく、賃貸に流れる傾向にもあるので、最寄り駅によっては長期で売れない場合も多いです。
2.再建築不可
『再建築不可』は、長期で売れない駅近狭小住宅の特徴の1つです。
建築基準法上、将来に渡って建て替えができないからです。
駅近には狭い路地に立ち並ぶ狭小住宅が多く、その道路条件から行政が建築を認めていない場合もあります。

土地の資産価値も低いんじゃ
原則、今の建物をリフォームや修繕して維持していく他ないので、長期で売れない場合も多いでしょう。
3.駅周辺の治安が悪い
『駅周辺の治安が悪い』は、長期で売れない駅近狭小住宅の特徴の1つです。
治安や環境の悪さは住宅購入を避ける代表的な理由だからです。
駅近に娯楽施設が多い場合は、居住にあたり気にする人も多いでしょう。
以上、長期で売れない駅近狭小住宅の特徴を解説しました。
くれぐれも上記の特徴に該当する場合は、売却力の高い不動産会社を慎重に選んで進めましょう。
まとめ
今回の不動産とーくは『駅近の狭小住宅は本当に売れない?狭小住宅でも高く売却する方法!』と題して、下記の項目を解説しました。
一部で「駅近の狭小住宅は売れない」という噂だけが一人歩きしています。
実際のところ「売れるor売れない」の判断は建物の特徴だけで決まるものありません。
噂を鵜呑みにして安く売り出せば必ず後悔します。
安易に進めることなく、査定額や不動産会社をしっかり比較して、納得の金額で売却を進めてみて下さいね。
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以上『駅近の狭小住宅は本当に売れない?狭小住宅でも高く売却する方法!』でした。