マンション売却で失敗の落とし穴を避ける全14個の注意点

「マンションの売却で失敗したくない…」
「マンション売却ではどんなことに気を付けるべきなの?」

はじめてのマンション売却。
失敗したくない気持ちはもちろん、色々不安ですよね。

そんな思いから、「注意点をしっかりとおさえておきたい!」そう考える人も多いのではないでしょうか?

ニシダ社長-不動産業界15年-ニシダ社長-不動産業界15年-

教授、お疲れ様です!
初めてマンション売却をする人が失敗しないための話をしていきましょう!

レオ教授レオ教授

うむ、注意点をもりだくさんで解説するぞ
目次は下記の通りじゃ!

今回の不動産とーくは『マンション売却で失敗の落とし穴を避ける全14個の注意点』と題して、初めての方がマンション売却に成功するために必要な注意点を中心に解説していきます。

初めてのマンション売却に失敗したくない人は必見です。

マンション売却に失敗しないための全14個の注意点

マンション売却の注意点について、下記5つのシーンに分け、計14個の注意点を解説していきます。

不動産会社選び
  • マンション売却に強い不動産会社に依頼する
  • 3社以上の不動産会社に査定を依頼する
媒介契約
  • 希望にあった媒介契約を締結する
  • 売却価格決定前に費用や税金を把握する
  • 価格設定が高過ぎないこと
販売活動
  • マンションの販売ページを確認する
  • 室内の整理整頓をして広く見せる
  • 売主自らアピールしない
  • 長期的に同じ価格で販売しない
売買契約
  • 契約不適合責任が免責の契約である
  • 設備等の不具合は必ず告知する
  • 残置物は事前に必ず告知する
引き渡し前後
  • マンション管理会社へ早めに連絡する(引き渡し前)
  • 税金納付を必ず行う(引き渡し後)

では、早速1つずつ見ていきましょう。
まず、不動産会社選びの注意点からです。

1.不動産会社選びの注意点

まず、マンション売却における『不動産会社選び』の注意点です。
失敗しないために取り上げたい注意点は下記2点。

  • マンション売却に強い不動産会社に依頼する
  • 3社以上の不動産会社に査定を依頼する

マンション売却にあたって、不動産会社選びはとても重要です。
ここで失敗すると、先が全部くるってきます。

早速詳しく見ていきましょう。

1-1.マンション売却に強い不動産会社に依頼する

守ってほしい注意点の中では一番重要です。

その理由はシンプル。
マンション売却に強い不動産会社に依頼した方が、「早く・高く」売れる可能性が高いからです。

不動産会社は、不動産売買に携わるプロ。
ただ、「どこも同じレベルなのか?」と言われると、そうではありません。

「戸建ては得意でも、マンション売却の実績があまりない…」

こんな不動産会社もいるわけなんです。
最悪の場合、「予想より安値で売却するハメになる」←こんなことも想像できますよね。

大きな失敗になりかねないマンション売却の大きな注意点です。

対策は、「マンション売却に強い不動産会社を見つけること」一択です。

生徒:マチ生徒:マチ

どうやって見つければいいんですか?

「複数の不動産会社に売却査定を依頼」して、各社のマンション売却の強みや広告戦略を比較するようにしましょう。

査定額も重要ですが、「マンション売却に強い会社かどうか」という見極めが、比較における注意点です。

生徒:ケイスケ生徒:ケイスケ

なるほど。
どんな点を比較すればいいんですか?


  • 販売広告の数や種類(特にWeb広告に注目)
  • 営業マンの数(多いと顧客の幅が広がる)
  • 当マンションor周辺マンションの販売実績
  • 店舗がある立地(顧客が来店しやすいか)

レオ教授レオ教授

担当営業マンの実績や熱意なんかも重要な点じゃな。

以上から、『マンション売却に強い不動産会社に依頼する』を不動産会社選びの注意点としてあげました。

1-2.3社以上の不動産会社に査定を依頼する

では、何社に査定依頼をすれば良いかですが、おすすめは「3社以上」です。

あなたのマンションの価値を正しい判断で売却するには比較が重要。
マンション売却に限りませんが、1社や2社の査定では比較する要素が少なすぎます。
よって、その査定額や説明された根拠が正しいかどうかも判断できないからです。

結果、売却価格を見誤る可能性が高く、マンション売却の失敗につながるわけです。

同じマンションを3つの不動産会社に査定依頼した場合、下記のように異なった価格が提示されるのも珍しいことではありません。

査定価格
A社4,000万円
B社4,500万円
C社4,200万円
生徒:ケイスケ生徒:ケイスケ

査定額が一番高い会社を選べばいいんじゃないんですか?

レオ教授レオ教授

答えはNoじゃな。
その比較は失敗を招くんじゃ。

注意しておきたいのが、査定価格は実際に売れる価格とはイコールではないこと。

また、マンションは、他の部屋の販売状況や過去事例により、だいたい相場は決まっています。
あくまで想定レベルの査定額を優先的に比較してもあまり意味がないからです。

ただ、査定額を無視するというわけではありません。

B社は「高く評価している」と同時に、このマンションを「高く売る自信がある」ことを査定で示しています。

A社、C社の査定額の根拠を聞いた上で、B社の査定額の根拠が納得できるものであれば、B社が有力な候補になるでしょう。
冷静な判断が大事です。

生徒:マチ生徒:マチ

けっこう難しいですね。

レオ教授レオ教授

ただ、わざと高い査定額を提示して、依頼を勝ち取ろうとする業者もいるから気を付けるんじゃ。
査定額に目を奪われることなく、根拠の比較が重要じゃぞ!

3社以上へ依頼するには、「不動産一括査定サイト」の利用がおすすめです。

一括査定サイトでは、1社1社に依頼する手間が無く、効率よく全社に査定をお願いできるからです。
うまく利用して、あなたのマンション売却の失敗を防ぎましょう。

以上から、『3社以上の不動産会社に査定を依頼する』を不動産会社選びの注意点としてあげました。


ここまでマンション売却における「不動産会社選び」の注意点を2つ解説しました。

  • マンション売却に強い不動産会社に依頼する
  • 3社以上の不動産会社に査定を依頼する

つづいて、媒介契約の注意点を解説していきます。

2.媒介契約の注意点

マンション売却における『媒介契約』の注意点です。
不動産会社を選んで「ほっ」と一息と思いきや、失敗の落とし穴が待ち構えています。

媒介契約時の注意点は下記3点。

  • 希望にあった媒介契約を締結する
  • 売却価格決定前に費用や税金を把握する
  • 価格設定が高過ぎないこと

媒介契約時に、マンションを売却に出す価格も決定します。
非常に重要なシーンです。

では、3点解説していきます。

2-1.希望にあった媒介契約を締結すること

不動産会社にマンション売却を「依頼」する契約のことを「媒介契約」と言います。

媒介契約はその内容によって「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類にわけられています。

3種類の媒介契約はそれぞれ特徴が違うことから、あなたの希望に合った媒介契約を締結することが、2つ目の注意点です。

簡単に特徴を見ていきましょう。

専属専任媒介契約

専属専任媒介契約では、売却活動を依頼できる不動産会社は1社のみの契約です。

不動産会社からの報告義務が1週間に1回以上があるため、3種類の媒介契約の中では、販売状況を一番把握しやすい契約です。

報告頻度が多いことから、不動産会社も頑張って活動します。
よって、売主への縛りもきつく、売主が独自に探した買主との直接取引はできません。(身内や隣地の方など)

レオ教授レオ教授

身内や隣地の方に売る場合でも、依頼した不動産会社を通して進めるなら問題なしじゃ。
ただ、仲介手数料は発生するがの~

専任媒介契約

専任媒介契約は、専属専任同様、売却活動を依頼できる不動産会社は1社のみの契約です。

専属専任との違いは、不動産会社からの報告義務は2週間に1回以上であること、売主が探した買主との直接取引もOKです。

レオ教授レオ教授

専属専任のしばりをゆるくした契約が、この専任媒介契約じゃ。

一般媒介契約

一般媒介契約は、1社に限定せず、複数の不動産会社に売却依頼ができる契約です。

「A社にも依頼したいし、B社も捨てがたい」

こんな時、どちらにも依頼ができる契約スタイルです。

注意点は、不動産会社からの報告が義務ではないこと。
販売状況の連絡をしてこない業者もあります。

レオ教授レオ教授

複数に売却を依頼できる分、縛りがゆる~い契約というわけじゃ。

売主が探した買主との直接取引はもちろんOKです。

生徒:ケイスケ生徒:ケイスケ

各社が競い合いになるので、逆に積極的になるんじゃないんですか?

レオ教授レオ教授

そう思うじゃろ。
他社の顧客が先に成約した場合、販売活動時にかけた広告費はどうなると思う?

生徒:ケイスケ生徒:ケイスケ

かけた分は全部損失になるってわけですか?

レオ教授レオ教授

そうじゃ。
だから、広告費をあまりかけない消極的な販売手法を取る業者が多くなるんじゃ。

生徒:ケイスケ生徒:ケイスケ

自社で成約することで初めて回収できるわけですか…

レオ教授レオ教授

そういうことじゃ。


当サイトのおすすめは「専任媒介契約」です。

専属専任媒介契約は、あなた自身で探した買主と直接取引ができません。(親族なども含めて)

一般媒介契約は、活動報告の義務がないゆるい契約です。
また、窓口が複数になるので、実際にやり取りすると、結構手間です。

よって、何か理由がない限りは、専任媒介契約でいいと思います。

あなた自身で探した買主と直接取引ができる柔軟性と、2週間に1回以上の活動報告があり、窓口も一本化されるので無駄な手間もありません。

以上から、『希望にあった媒介契約を締結すること』を注意点としてあげました。

2-2.売却価格決定前に費用や税金を把握する

マンション売却でも、「費用」「税金」の支払いがもちろん必要です。
少額ではないので、どのくらいかかるかを知っておくべきでしょう。

査定額や売却価格に、目がいきがちですが、費用や税金を払った後の「手取り」を正確に把握してほしいと思います。

また、マンションに住宅ローンが残っている場合、「手取りの売却代金で完済すること」が売却の条件になります。

つまり、「住宅ローン残債<手取りの売却代金」でなければなりません。
「手取りの売却代金」が住宅ローン残債を上回っているかは、大きな注意点です。

▽ よく一緒に読まれる記事 ▽

マンション売却でかかる主な費用・税金は以下のとおりです。
マンションの所有期間が10年、売却価格が3,000万円とした場合の費用・税金も紹介しています。

仲介手数料

不動産会社への売買の成功報酬として支払うのが仲介手数料です。
仲介手数料(上限)の計算式は「売却代金×3%+6万円+消費税」です。

印紙税

印紙税とは、マンションの売買契約書に貼る印紙代のことです。
契約金額によって、以下のように税額が異なります。

契約金額本則税率軽減税率
500万円超~1,000万円以下1万円5,000円
1,000万円超~5,000万円以下2万円1万円
5,000万円超~1億円以下6万円3万円
レオ教授レオ教授

オレンジ色にしている軽減税率欄の金額が実際に支払う金額じゃ。
最新の金額は国税庁のサイトで確認してくれい!

登記費用

登記費用とは「登記原因証明情報の作成費用」「住宅ローンがある場合は金融機関の抵当権の抹消費用」「住所変更が必要な場合の住所変更登記にかかる費用」など、登録免許税や司法書士報酬のことです。

生徒:マチ生徒:マチ

…何か複雑ですね。

レオ教授レオ教授

わしもそう思ったわ。
要は、「買主へ名義変更する時に必要な司法書士費用」とだけ把握しておけば充分じゃ。

司法書士事務所により登記費用は異なり、3万円〜8万円程度が目安と考えておくといいでしょう。

※登記原因証明情報の作成費用について、各都道府県の司法書士の慣習により、売主負担or買主負担がわかれます。

譲渡所得税

マンションを売却したとき、利益(譲渡所得)が出た場合は譲渡所得税がかかります。

経験の浅い担当者ですと、売却時に説明がない場合があります。
金額が大きいと納税額も多額になりますので、大きな注意点です。

譲渡所得税は、マンションの所有期間によって以下のように税率が変わります。

所有期間5年以下39%(所得税30%、住民税9%)
所有期間5年超20%(所得税15%、住民税5%)
※復興特別所得税は除く

税率が非常に高いわけですが「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」があるため、住んでいるマンションを売却する場合で、譲渡所得が3,000万円以下であれば譲渡所得税は0円になる場合も多いです。
※特別控除の適用には条件があります。管轄の税務署等で確認して下さい。

(参考)3,000万円でマンションを売却した場合の費用と税金は?

3,000万円でマンション売却をした場合は、以下の費用・税金がかかります。

仲介手数料約106万円
印紙税1万円
登記費用3万円〜8万円
[合計](内容)

※譲渡所得税は「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」で0円と仮定
※引越し費用は別途

レオ教授レオ教授

手取りは2,880万円ぐらいになるの~。

住宅ローンの残債がある場合は、手取り額をシミュレーションし、完済できるか事前に確認しておくことが大切です。

以上から、『売却価格決定前に費用や税金を把握する』を媒介契約の注意点としてあげました。

2-3.価格設定が高過ぎないこと

「まず高い価格で売り出し、徐々に値下げしましょう」

という不動産会社の安易な提案から、相場よりかけ離れた売出し価格を設定するケースが少なくありません。

レオ教授レオ教授

頻繁に広告やネットをチェックしている人ならわかるが、徐々に価格を下げながら売っているマンションがあるじゃろ。

生徒:マチ生徒:マチ

はい、見たことあります。

レオ教授レオ教授

売却開始時に高い価格をつけすぎて、売れるタイミングを完全に失っとる。
売れ残りのレッテルはそうは取れんから、相場より低い価格でしか売れんことも多いんじゃ。

マンション売却の早期成約には、情報の新鮮さが不可欠です。
当然ながら、売出し開始時が最も新鮮であり、成約率がピークの時期でもあります。

よって、価格設定は高過ぎないことが重要です。

以上から、『価格設定が高過ぎないこと』を媒介契約の注意点としてあげました。


ここまでマンション売却における「媒介契約」の注意点を3つ解説しました。

  • 希望にあった媒介契約を締結する
  • 売却価格決定前に費用や税金を把握する
  • 価格設定が高過ぎないこと

このまま販売活動の注意点を進めていきます。

3.販売活動の注意点

マンション売却の『販売活動』における注意点です。
失敗を防ぐために取りあげたいのは下記3点。

  • マンションの販売ページを確認する
  • 室内の整理整頓をして広く見せる
  • 売主自らアピールしない
  • 長期的に同じ価格で販売しない

おろそかにすると、資金計画が狂ったり、売却チャンスを逃す可能性も大。
あなたのマンション売却成功のためにも、この2つの注意点もしっかり確認していきましょう。

3-1.マンションの販売ページを確認する

マンションの売却活動開始後、依頼した不動産会社のホームページや各種ポータルサイトをチェックしましょう。
あなたのマンションがどのように掲載されているか確認するわけです。

レオ教授レオ教授

チェックするときは、買主目線になってみるんじゃぞ。

「自分が買主だったら興味を持てるか」を頭に置き、マンションの魅力が伝わる内容になっているか確かめます。

また、「情報に誤りがある」「不動産会社の対応遅れで物件情報が載っていない」というケースはよくあります。
不動産会社に丸投げした場合に見落としがちな注意点です。

その他、気になる点があれば、すぐに連絡をして対応してもらいましょう。

以上から、『販売開始後に物件のWebページを確認する』を販売活動の注意点としてあげました。

3-2.室内の整理整頓をして広く見せる

マンション売却を成功させるためにも、室内の整理整頓は必要不可欠です。

整理整頓をすることで部屋を広く見せることができ、内覧で良い印象を与えやすくなります。
そのため、時間をかけて整理整頓をしてみてください。

荷物の保管先がない場合は、レンタルのトランクルームを利用しましょう。

部屋や収納スペースが狭く見えると、売れる物件も売れません。
広々と見えるように、内覧前に荷物を片付けておくことは基本です。

また、ハウスクリーニングなどを利用してきれいに清掃をすることもおすすめですね。

レオ教授レオ教授

整理整頓が徹底されていると、見学者は家具の配置などを具体的にイメージできるんじゃ。

さらには、物件をきれいに使用している好印象を与えられることから、「この売主さんと売買しても問題はなさそう」といった信頼にもつながります。

以上から、『室内の整理整頓をして広く見せる』を販売活動の注意点としてあげました。

3-3.売主自らアピールしない

内覧時における売主からのしつこいアピールは、マイナス印象になることが多いです。

これは、洋服店でスタッフが一方的に話しかけてくる状況と同じ。
ゆっくり内覧できず、マンションに対してもマイナスな印象となる場合が多いです。

レオ教授レオ教授

売り急いでいる印象を与え、値下げ交渉をされる結果にもなりかねんの~

売主は欲を見せずに対応することが大事です。

買主からすれば、不動産会社の担当者から説明や営業をされるので、売主は一歩引いた感じで問題ありません。

過度なアピールがプラスに働くことは少ないため、肩の力を抜いていきましょう。
売主は余裕がある方が信頼されます。

心配な方は、事前に不動産会社の担当者と打ち合わせを行い、どのような対応をすればいいのか確認をすることが重要です。

そして、買主と接する場合は、相手の立場に立って嫌な気持ちにならないような対応を心がけてください。

内覧の際にはプロである不動産会社の営業マンに接客を任せること。
売主であるあなたは、直接質問されたときに回答する程度の距離感が適切といえます。

以上から、『売主自らアピールしない』を販売活動の注意点としてあげました。

3-4.長期的に同じ価格で販売しない

値下げは計画的に行うことが重要です。

売出し開始から、問い合わせや資料請求、内覧希望がほとんどない場合は、そのまま価格でだらだらと売却活動を続けるのはおすすめできません。

長期的に同じ価格で販売するのは、新鮮さを失うだけ。
マンション売却の典型的な失敗行動の1つです。

仮に、マンションの売却相場が約3,000万円の場合で例をあげてみます。
最初の1ヶ月は強気の価格設定でいったとしても、値下げの決断は割り切りも大事です。

売出し価格3,380万円
1ヶ月後3,180万円
2ヶ月後2,980万円

一般的に「3ヶ月以内で売れる=早期売却」と言われます。
よって、表のように新鮮さを保ちながら、状況を見て値下げを進めるわけです。

レオ教授レオ教授

高く売りたい気持ちはわかるんじゃがな。
とは言っても、値下げのタイミングをだらだら先延ばしにするのはいかん。

生徒:マチ生徒:マチ

…100万円200万円なんて大きい値下げ。
私には決断できるかなぁ。

レオ教授レオ教授

ただ、問い合わせや内覧希望はあるのに売れない場合は、まず価格以外の対策を相談するんじゃ。

生徒:マチ生徒:マチ

なるほどです。
ちゃんと反応があるのに価格を下げるなんて、もったいない気がしますもんね。

生徒:ケイスケ生徒:ケイスケ

どうやって問い合わせなどの有無を確認するんですか?

レオ教授レオ教授

不動産会社の担当者に聞けば、教えてくれるぞ。
また、専属専任媒介の場合は1週間に1回、専任媒介の場合は2週間に1回の頻度で報告があるんじゃ。

長期的に同じ価格で販売するのは、マンション売却失敗の典型例。
価格を見直して、早期売却をするのが賢い選択と言えます。

以上から、『長期的に同じ価格で販売しない』を販売活動の注意点としてあげました。


というわけで、マンション売却における「販売活動」の注意点を4つ解説しました。

  • マンションの販売ページを確認する
  • 室内の整理整頓をして広く見せる
  • 売主自らアピールしない
  • 長期的に同じ価格で販売しない

では、売買契約の注意点へと続けていきます。

4.売買契約の注意点

マンション売却の『売買契約』における注意点です。
下記3点はしっかりおさえておきましょう。

  • 契約不適合責任が免責の契約である
  • 設備等の不具合は必ず告知する
  • 残置物は事前に必ず告知する

これらを知らずに進めてしまうと、後でトラブルになる可能性があります。
では、3つの注意点をそれぞれ見ていきましょう。

4-1.契約不適合責任が免責の契約であること

売買した商品に品質不良や品物違いなどの不備が見つかった場合に、売主が買主に責任を負うことを「契約不適合責任」と言います。

もし引き渡し後に不備が見つかった場合、買主は売主に対して「追完請求」「損害賠償請求」「代金減額請求」「契約解除」という4つの請求ができる、売主からすれば何ともつらい責任です。
マンション売却において大きな注意点です。

※これまで「瑕疵担保責任」と呼ばれていたものが、2020年4月の民法改正によって契約不適合責任に名称が変わりました。

ただし、契約不適合責任は任意規定なので、事前の取り決めによって免責(責任を負わなくていい)が可能です。

生徒:マチ生徒:マチ

安心しました!
それを早く言ってください!

レオ教授レオ教授

すまん、すまん(笑)

通常は、不動産会社が気を利かせて、免責の条件で進めている場合がほとんどです。
ただ、一概には言えないので、事前に不動産会社と相談をして、免責の依頼をしておきましょう。

以上から、『契約不適合責任を免責とする契約であること』を売買契約の注意点としてあげました。

4-2.設備等の不具合は必ず告知すること

「これを伝えると安く買い叩かれるんじゃ…」

隠したくなる気持ちもわかります。
でも、不具合があるのは事実です。

買主が住むつもりで購入するなら、いずれ絶対にバレるでしょう。

その不具合のせいで「買主にとって大きな負担となった」、「買主への生活に悪影響が出た」という場合、後から損害賠償や契約解除を求められる可能性もあります。

買主にとっては数千万円の大きな買い物です。
後のトラブルを避けるためにも、しっかり告知することが何よりの注意点です。

レオ教授レオ教授

不動産会社には、査定時に伝えておくのが理想じゃ。

以上から、『設備等の不具合は必ず告知すること』を注意点としてあげました。

4-3.残置物は事前に必ず告知する

マンション売却に限らず、不動産売却では「完全空き家の状態」。
つまり、引き渡し時には、物件内の残置物を空っぽにして、買主へ引き渡すことが原則です。

この原則から外れる場合は、残置物について事前に不動産会社と話し合っておきましょう。
つまり、家具家電を「残すor残さない」の話です。

レオ教授レオ教授

細かい配慮ができる営業マンなら売却開始前に確認してくれるが、経験の浅い営業マンからは確認されないことも多いぞ。

生徒:ケイスケ生徒:ケイスケ

不動産会社に頼り切りはこわいですね。


  • 撤去する
  • 残置する代わりに売買価格を値引きする
  • 買主へのサービスとして付ける

以上の3ケースが考えられます。

残置物が、比較的新しいエアコンや照明器具、カーテン、など使えるものであれば、サービスとして付けることで喜ばれる場合も多いです。

例えば、買主に印象よく進めるのなら、

以上の流れがいいと思います。

レオ教授レオ教授

ただ、最初からどうしても持っていけない残置物がある場合は、売却活動開始前に不動産会社に相談しておくんじゃぞ。

トラブルに発展するのは、あくまで事前告知していないケースです。
売買契約時のトラブル回避のためにも、しっかり相談した上で進めましょう。

以上から、『残置物は事前に必ず告知する』を注意点としてあげました。


以上、マンション売却における「売買契約」の注意点を4つ解説しました。

  • 契約不適合責任が免責の契約である
  • 設備等の不具合は必ず告知する
  • 残置物は事前に必ず告知する

では最後に、引き渡し前後の注意点を解説していきます。

5.引き渡し前後の注意点

マンション売却時の『引き渡し前後』における注意点です。
以下の2点を忘れずに行いましょう。

  • マンション管理会社へ早めに連絡する(引き渡し前)
  • 税金納付を必ず行う(引き渡し後)

2つ共も見落としがちな注意点です。
それでは、早速解説していきます。

5-1.マンション管理会社へ早めに連絡する

電気、ガス、水道の閉栓や、役所での転居手続きは引越し数日前でも対応できます。
ただ、マンション設備の解約は1ヶ月以上前などの余裕をもった申請が一般的です。

さらに、これら手続きは不動産会社からの通知がないことが多いです。
電気ガス同様、売主の責任でマンションの管理会社への手続きが必要になります。

管理会社への連絡が引き渡しギリギリになると、管理費や修繕積立金、駐車場代などが、引き渡し後も引き落とされる場合があります。

売買契約後、買主の住宅ローン審査が通ったらすぐに解約手続きを行いましょう。

レオ教授レオ教授

無事に売買契約が締結された後は、一旦安心するからの~
マンションの駐車場や駐輪場の解約忘れは結構多いんじゃ。

生徒:マチ生徒:マチ

私絶対やりそうです(汗)

せっかく買い手が決まったマンション売却。
最後は気持ちよく手放すためにも、手続き遅延による無駄なコストの発生には注意したいものですね。

以上から、『マンション管理会社へ早めに連絡する』を引き渡し前の注意点としてあげました。

5-2.税金納付を必ず行う

本当に忘れがちです。
結果、確定申告していない人もいるんじゃないでしょうか。

具体的には、下記の納付忘れです。


  • 譲渡所得税
  • 固定資産税及び都市計画税

固定資産税及び都市計画税は、年度途中に買主へ名義が変わったとしても、当年度全額の納付義務があるのは売主です。
税金を納付していないと買主にも迷惑がかかり、最悪の場合はトラブルになる可能性があるので注意が必要です。

また、マンション売却と確定申告はセットと言ってもいいです。
確定申告の時期は、マンション売却した時ではなく、「マンションを売却した年の翌年2月〜3月」です。

例えば、年の初めに売却すると、確定申告までが約1年後。
メモを冷蔵庫にでも貼っていない限り、絶対忘れるので要注意です。

生徒:マチ生徒:マチ

なぜ確定申告をしないといけないんですか?

レオ教授レオ教授

会社からの給与所得以外に「マンション売却による譲渡所得が発生する」からじゃ。

「所得があれば、ちゃんと税金払って下さいね」という仕組みです。

確定申告は、個人事業主や自営業の方は毎年のことなので慣れているでしょう。
しかし、サラリーマンの方は初めてとなるケースも多いでしょう。

マンション売却をした場合は、確定申告があることを忘れないようにしてください。
税金の納付までちゃんとおこなって売却完了です。

以上から、『税金納付を必ず行う』を引き渡し後の注意点としてあげました。


以上、マンション売却で失敗しないための注意点について、解説してきました。
おさらいの意味も含めて、下記を再度確認してみて下さい。

不動産会社選び
  • マンション売却に強い不動産会社に依頼する
  • 3社以上の不動産会社に査定を依頼する
媒介契約
  • 希望にあった媒介契約を締結する
  • 売却価格決定前に費用や税金を把握する
  • 価格設定が高過ぎないこと
販売活動
  • マンションの販売ページを確認する
  • 室内の整理整頓をして広く見せる
  • 売主自らアピールしない
  • 長期的に同じ価格で販売しない
売買契約
  • 契約不適合責任が免責の契約である
  • 設備等の不具合は必ず告知する
  • 残置物は事前に必ず告知する
引き渡し前後
  • マンション管理会社へ早めに連絡する(引き渡し前)
  • 税金納付を必ず行う(引き渡し後)
レオ教授レオ教授

頭に入ったかの~?

生徒:マチ生徒:マチ

頭がパンクしそうです~

生徒:ケイスケ生徒:ケイスケ

どれも大事ですね。
自宅で復習してみます。

レオ教授レオ教授

うむ。
一気に全部覚えるのは難しいじゃろうから、1つ1つゆっくり確認してみてくれい!

経験者が語る!マンション売却の失敗談

マンション売却経験者の失敗談をまとめました。
多数いただいた中から、参考になる話に厳選していますので、ぜひチェックしてみて下さい。

マンション売却の失敗談[5選]

失敗談①:知り合いの不動産屋でかなり安く売却…

45歳女性
山中 京子さん(45歳/香川県)

転勤のため、長く住んでいたマンションを売却することになりました。

友人に相談した結果、知り合いの不動産屋を紹介してもらい、全く素人の私はその人に任せることになったのです。

後から気づくとかなり安く売却してしまったと思っています。
他の数社に見積りをしてもらったら良かったです。

失敗談②:売却を考えて3LDKを買えばよかった…

39歳男性
青木 勝さん(39歳/新潟県)

マンションの売却値段を決める時、査定価格より少し高めに設定したのですが、なかなか買い手がつきませんでした。

値段を徐々に下げてやっと買い手がついたのですが、今考えると売却する可能性も考えて、購入当時2LDKではなく3LDKを買えばよかったと思います。

それから、一般媒介契約で複数の仲介業者にお願いをしたのですが、1社でも充分買い手に情報は届くように思いました。

失敗談③:売却後に地価が上がりました…

33歳男性
鈴木 仁さん(33歳/奈良県)

分譲マンションを結婚したタイミングで購入。
家族が増えたことがきっかけで売却し、現在では一軒家に住んでいます。

当時は、住宅ローンの返済と若干次の頭金の足しになれば思い売却をしました。
特に後悔もありませんでしたが、後になってそのマンションの近くに大型ショッピングモールが完成。
突如地価が上がりました。

売却するタイミングだけの問題だったので、知った時はとても後悔しました。
仕方ない部分もあると思いますが、建設計画などについてもっと調べておけばよかったと思いました。

失敗談④:仲介業者の言葉を信じた結果…

58歳男性
山田 公知さん(58歳/北海道)

築10年のマンションを事情があって3ヶ月で売却するつもりでした。

まず、大手不動産会社と仲介契約を締結後、1ヶ月間程様子を見て、売却が難しいようなら価格を下げるつもりでいました。
内覧に来る方は多かったのですが、契約には至らず…。
仲介業者に価格の見直しを相談したところ、「内覧者が多いから問題なく売れる」とのことで、その言葉を信じました。

2ヶ月目に入って、内覧者が減っているにもかかわらず、仲介業者は依然として強気。
そして、3ヶ月目に入り、焦りもあって、久々の内覧者に結局300万円値引きして売却してしまいました。

内覧者が多った初期に価格の見直しをしていれば、300万円も値引きしなくて済んだかもしれないと考えると、後悔が残ります。

失敗談⑤:ポスティングのチラシは要注意…

48歳男性
高橋 洋介さん(48歳/東京都)

ポスティングのチラシに惑わされ、マンションを安く売却する羽目になりました。

ある時ポストに、「マンションの購入希望者がいる」と書かれたチラシが、大手不動産会社名義で投かんされていました。
価格、購入希望時期まで、手書きで結構詳しく書かれていたのです。

その後、有名な不動産会社の名前を信頼して、媒介契約を結びました。

しかし、実際には具体的な購入希望者はおらず、予定の売却価格より大きく下回る形で売却してしまいました。
ポスティングのチラシは要注意です。

※プライバシー保護のため口コミ者名は仮名です。

まとめ

今回の不動産とーく『マンション売却で失敗の落とし穴を避ける全14個の注意点』もまとめです。

レオ教授レオ教授

いかがじゃったかの~?

生徒:ケイスケ生徒:ケイスケ

これだけたくさん注意点があると、失敗って気づかない内にやってしまいそうですね。

本記事で解説したこと・マンション売却に失敗しないための全14個の注意点
・マンション売却の失敗談

一般的にマンション売却の機会なんて人生で1回あるかないか。
情報不足は普通です。

本記事が、あなたのマンション売却成功の支えになれれば幸いです。

以上、『マンション売却で失敗の落とし穴を避ける全14個の注意点』でした。