「管理費と修繕費が高すぎる…」
「毎月68,000円が消えていく…」
「このお金…本当もったいない…」
都心の高級マンションで月々68,000円もの管理費と修繕積立金を支払い続けていた中里さん。
テレワークで柔軟な働き方が定着し始めた頃、管理費+修繕費25,000円のさいたま新都心エリアの中古マンションに出会ったそうです。
高額な管理費と修繕費の支払いに追われていたが、住み替えを決断したことで、家計にゆとりが生まれ、新しい暮らしを手に入れることができたとか。
この記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『マンション管理費修繕費が月68000円もったいない…中里さん決断』と題して、貴重な実体験を紹介します。
最後まで読めば、マンションの管理費・修繕費の適正額の見極め方や、賢い住み替えのポイントがわかります。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
- 中里 啓太さん(ヤマダ ケンイチ)
-
【年齢】47歳【居住地】埼玉県
【自己紹介】築15年の駅徒歩8分のマンションに住んでいたが、管理費と修繕積立金が月々68,000円と高額で悩んでいた。仕事柄テレワークが増え、都心へのアクセスにこだわる必要がなくなったため、昨年9月にさいたま新都心エリアの管理費+修繕費25,000円の中古マンションへ住み替えを決意。家計の負担が大幅に減り、ゆとりのある暮らしを取り戻せた。住み心地も良く、資産価値も安定している。※プライバシー保護により仮名
もったいない…月68,000円のマンション管理費修繕費から脱出
マンションの管理費と修繕費がもったいない程の負担…それから解放された中里啓太さんにお話を伺います。
中里さん、本日は貴重な
お時間をいただき
ありがとうございます
こちらこそ、同じように
悩んでいる人の参考に
なれば幸いです
- 管理費・修繕費の高さに限界を感じ始めたきっかけは?
- 高すぎる管理費・修繕費を払い続ける具体的な不安は?
- 管理費+修繕費25,000円のマンションに決めた理由は?
- 「戸建て」「賃貸」の選択肢は検討した?その時の試算は?
- 管理費・修繕費がもったいないと感じ続けた3年間を振り返って
- マンションの管理費・修繕費がもったいないと悩む人へひと言
中里さんは、都心へのアクセスを重視して購入した築15年のマンションで、毎月68,000円もの管理費と修繕費を支払い続けていました。
テレワークが増えて働き方が変化したことをきっかけに、さいたま新都心エリアの管理費+修繕費25,000円の中古マンションへの住み替えを決断。
その結果、家計の負担が大きく減り、新しい暮らしを手に入れることができたといいます。
具体的な経緯や決断のポイントを
詳しくお聞きしていきましょう!
管理費・修繕費の高さに限界を感じ始めたきっかけは?
毎月支払われる管理費と修繕費。
その合計額に違和感を感じ始めたのは、テレワークが増えてきた頃だったといいます。
どんなことが
きっかけでしたか?
在宅勤務が増えて
マンションにいる時間が
長くなったんです
管理費と修繕費で年間816,000円。
これはもったいないと強く感じるようになりました。
毎日マンションにいると
管理費と修繕費の使われ方が
気になり始めたんです
特に気になったのは、以下の点だったそうです。
- 清掃などの管理サービスが過剰に感じられる
- 高級感を重視した設備の維持費が必要以上に高い
- 共用施設の利用頻度が少ないのに費用負担は変わらない
- 修繕積立金の使途が必ずしも自分のニーズと合っていない
管理費の内訳を
見直すきっかけに
なったんですね
休日も平日も自宅で過ごす時間が増え、管理費や修繕費の使われ方を実感する機会が増えたといいます。
週に1度のエントランスの
花の交換とか、必要かな
って思うようになって
実際、管理組合の理事会でも、維持費の見直しや削減について議論されていたそうです。
しかし、高級マンションとしてのブランドイメージを保つために、現状維持を望む声も根強かったとか。
管理費の使い方は
住人の価値観によって
意見が分かれやすいですね
高すぎる管理費・修繕費を払い続ける具体的な不安は?
将来的な管理費や修繕費の値上がりへの不安も、住み替えを考えるきっかけとなったようです。
具体的にどんな
不安がありましたか?
築年数が進むにつれ
修繕費が上がることは
確実だと思ったんです
中里さんが感じていた不安は、以下の通りです。
- 物価上昇に伴う管理費の値上げ
- 大規模修繕に向けた修繕積立金の増額
- 予期せぬ修繕や設備更新による臨時徴収
- 高齢化による管理組合の機能低下と費用への影響
将来を見据えた時に
固定費の見直しは大切な
ポイントになりますよね
特に懸念していたのは、10年後の大規模修繕に向けた積立金の値上げでした。
管理組合の資料を見ると
修繕積立金が今の1.5倍に
なる可能性があって…
管理組合の会計報告によると、10年後の大規模修繕時には、約1億2,000万円の修繕費用が必要になる見込みだったそうです。
高級仕様の建物は
修繕費用も必然的に
高くなりがちです
そのため、修繕積立金の追加徴収や値上げは避けられない状況でした。
収入が減った時のことを
考えると不安で
眠れない夜もありました
また、管理組合の理事会では、修繕積立金の運用についても意見が分かれていたといいます。
修繕積立金の運用は
難しい問題ですよね
慎重な判断が必要です
高齢化する住民の状況を考えると、修繕費の追加徴収に応じられない世帯が増える可能性も心配でした。
このまま支払い続けても
将来に不安を感じて
モヤモヤしていました
実際、管理組合の会合では、修繕積立金の値上げに反対する声も少なくなかったそうです。
管理費+修繕費25,000円のマンションに決めた理由は?
住み替え先として選んだのは、さいたま新都心エリアの築12年の中古マンション。
25,000円という管理費は
妥当な金額だと
お考えでしたか?
最初は逆に安すぎて
不安だったんです
でも見学してみて…
実際に内見をしてみると、必要十分な管理体制が整っていながら、ムダを省いた合理的な運営が印象的だったといいます。
管理費と修繕費を抑えられている理由は、以下の点でした。
- エントランスは華美な装飾を避けたシンプルデザイン
- 清掃は住民による当番制を一部導入
- 管理組合による効率的な修繕計画の策定
- 不要な共用施設を最小限に抑制
特に決め手となったのは、修繕積立金の使い方でした。
30年分の修繕計画が
しっかり立てられていて
安心できたんです
管理組合が毎年の修繕履歴を詳細に記録し、透明性の高い運営を行っていることも、信頼できる要因になったそうです。
修繕積立金の使途が
明確なのは大切な
ポイントですよね
また、管理組合の理事会では、以下のような取り組みも行われていました。
- 年2回の住民アンケートによる要望把握
- 修繕項目の優先順位付けの実施
- 長期修繕計画の定期的な見直し
- 管理費の収支状況を詳しく開示
住民の意見をしっかり
聞いてくれる雰囲気が
とても良かったです
「戸建て」「賃貸」の選択肢は検討した?その時の試算は?
住み替えを考えた際、中里さんは戸建てと賃貸も候補に入れて比較検討したそうです。
各選択肢で具体的な
試算をされましたか?
はい、エクセルで表を
作って、20年間の費用を
比較してみました
中里さんが作成した試算表の概要は以下の通りです。
- 戸建て:土地建物3,500万円+固定資産税年18万円+修繕費用年15万円
- 賃貸:家賃15万円(管理費込)×12ヶ月=年180万円
- 現在のマンション:管理費・修繕費年81.6万円+固定資産税年12万円
- 新マンション:管理費・修繕費年30万円+固定資産税年9万円
戸建ての場合は
メンテナンス費用が
読みにくいですよね
特に戸建ての場合、屋根、外壁、設備の修繕費用が予想以上にかかる可能性が気になったといいます。
知人の戸建ての修繕で
雨漏り修理に突然80万円
かかったと聞いて…
賃貸については、以下のメリット・デメリットを感じたそうです。
- メリット
→修繕費用の心配が不要、住み替えの自由度が高い - デメリット
→家賃が上がる可能性がある、資産形成につながらない
賃貸は初期費用は
抑えられますが、長期的な
コストを考える必要がありますね
結果的に、管理費・修繕費が適正で、資産価値も期待できる中古マンションを選択することにしました。
管理費・修繕費がもったいないと感じ続けた3年間を振り返って
高額な管理費・修繕費と向き合った3年間について、中里さんは深くため息をつきながら振り返ります。
3年間の経験から
得られた気づきは
ありましたか?
管理費や修繕費は
マンション選びの重要な
ポイントだと実感しました
3年間で学んだ教訓を、以下のようにまとめてくれました。
- 高級なサービスが本当に必要かよく考える
- 管理組合の運営方針をしっかり確認する
- 将来の修繕費用の上昇も想定しておく
- 自分のライフスタイルに合った物件を選ぶ
マンション選びは
長期的な視点が
大切ですよね
高額な管理費・修繕費を払っていた時期は、毎月の支払いが本当にもったいないと感じてストレスでした。
子どもの習い事を
諦めなければならない
時もありました
しかし、その経験があったからこそ、現在のマンション選びで重要なポイントが明確になったといいます。
つらい経験も
今となっては良い
学びになりましたね
管理費や修繕費の金額だけでなく、その使途や運営の透明性がとても重要だと実感したそうです。
マンションの管理費・修繕費がもったいないと悩む人へひと言
最後に、同じような悩みを抱える人へのアドバイスを伺いました。
これから住み替えを
考えている人へ
アドバイスをお願いします
まずは自分に必要な
サービスは何なのか
見極めることですね
マンションを選ぶ際の具体的なチェックポイントは以下の通りです。
- 管理費・修繕費の内訳を詳しく確認
- 管理組合の運営方針や財務状況をチェック
- 修繕計画の実現可能性を精査
- 住民の年齢構成や管理参加意識を把握
物件選びの際の
大切なポイントですね
「高い管理費=充実したサービス」という思い込みから脱却することが大切だと強調します。
必要なサービスを見極めて
ムダを省いた管理体制の
物件選びがカギです
最後に、これから住み替えを検討している人へ、次のようなメッセージをいただきました。
「不安もあるかもしれませんが、自分らしい暮らしのために一歩を踏み出す価値は必ずあります」
貴重なお話を
ありがとうございました!
私の経験が、誰かの
決断の後押しになれば
嬉しく思います
まとめ:管理費・修繕費の見直しで理想のマンション暮らし
今回の不動産とーくは『マンション管理費修繕費が月68000円もったいない…中里さん決断』と題して、貴重な実体験を紹介しました。
都心の高級マンションに住んでいた中里さんは、月々68,000円もの管理費・修繕費に悩みを抱えていました。
管理費修繕費が高くて
過剰な管理体制になっていないか
チェックしたいですね
しかし、テレワークという新しい働き方をきっかけに、都心にこだわらない選択をすることで、管理費・修繕費を月43,000円も削減して、ゆとりある暮らしを手に入れることができました。
住み替え先のさいたま新都心エリアは、都心へのアクセスも良好で、マンションの管理状態も充実しています。
物件選びは立地と
管理状態をしっかり確認を!
趣味や貯蓄に使えるお金が増えたことで、中里さんの毎日の暮らしはより豊かになりました。
あなたも、ご自身のライフスタイルに合わせて、理想の住まい選びを考えてみませんか。
以上『マンション管理費修繕費が月68000円もったいない…中里さん決断』でした。
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