「土地が高すぎて買えない…」
「は~諦めるしかないのかな…」
「この地域で予算内の土地なんて…」
マイホームを建てたい気持ちはあるのに、土地が高すぎて買えないとお悩みの方は、実は驚くほど多いです。
不動産情報サイトで見つけた土地は軒並み予算オーバー。
理想のエリアでは、とても手が届きそうにない価格ばかり…。
でも、実は土地探しのコツを知れば、予算内で理想の区画を見つけることは可能なんです。
そこでこの記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『土地が高すぎて買えない…注文住宅用地を賢く探す方法+体験談』と題して徹底解説します。
最後まで読めば、あなたも予算内で理想の土地を見つけるための具体的な方法と、実際に成功した先輩たちの体験談を知ることができます。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。Xフォロワー3,000人超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
土地が高すぎて買えない…賢く探す方法6つ
今回は、予算内で理想の土地を見つけるための具体的な方法を6つご紹介します。
- 解体前提でボロ家も視野に入れる
- 複数社から未公開物件を入手する
- 分譲業者の売れ残り区画を確認する
- 建ぺい率・容積率がゆるい地域を選ぶ
- 売り出し期間の長い土地を値引き交渉
- ネットで複数社に土地情報を請求する
これだけの方法があるなんて
知りませんでした
高騰する土地価格の中でも、諦めることなく賢く土地を探す方法があります。
1.解体前提でボロ家も視野に入れる
築古の家が建っている土地は、更地の状態で売り出されている土地より、価格が抑えられていることが多いです。
その理由は、解体費用がかかることや、古い建物があることで、買い手が限定されるからです。
例えば、築50年の木造住宅が建っている100㎡の土地が2,000万円で売り出されているとします。
解体費用は建物の大きさにもよりますが、100~200万円程度が目安です。
解体費用は
事前に見積もりを
取っておくのじゃ!
つまり、更地にするまでのトータルコストは2,200万円程度。
同じエリアの更地が3,000万円で売り出されているなら、800万円も安く土地を手に入れることができます。
これは
かなりお得ですね!
2.複数社から未公開物件を入手する
不動産会社には、まだインターネットには公開していない、新鮮な物件情報がたくさんあります。
特に良い条件の土地は、ネットに公開される前に売れてしまうことも少なくありません。
そのため、複数の不動産会社に希望条件を伝えて、未公開物件の情報をもらうことがおすすめです。
ネットだけじゃ
見つからない物件も
ありそう!
例えば、駅から徒歩15分以内、100㎡以上、予算2,500万円以内など、具体的な条件を伝えておけば、条件に合う物件が出た時点で、真っ先に連絡をもらえます。
ただし、1社だけに依頼すると、その会社が取り扱っている物件しか紹介してもらえません。
そのため、エリア内の複数の不動産会社に同時に依頼することで、より多くの選択肢の中から理想の土地を見つけることができます。
たくさんの会社に
声をかけるのが
コツじゃ!
3.分譲業者の売れ残り区画を確認する
新規分譲地の中にも、売れ残っている区画を見つけることができれば、価格交渉のチャンスです。
分譲開始から半年以上経過している区画は、販売価格を見直している可能性が高いためです。
例えば、8区画の分譲地で、残り1区画だけが売れ残っているケース。
最後の1区画なら
値引きの可能性が
ありそう!
分譲業者としては、早期に販売を完了させたい思惑があります。
その理由は、土地を保有し続けることで固定資産税などの経費がかかり続けるからです。
このような場合、分譲業者は価格を下げてでも早期売却を目指すことが多く、通常の相場より100~300万円程度安く購入できる可能性があります。
これは見逃せない
チャンスですね
4.建ぺい率・容積率がゆるい地域を選ぶ
土地が高すぎて買えない場合、建ぺい率・容積率が緩い地域を選べば、小さな土地でも理想の間取りを実現できます。
建ぺい率とは、敷地面積に対して建物の建築面積(1階部分の面積)が占める割合の上限を示します。
容積率は、敷地面積に対して建物の延べ床面積(全階層の床面積の合計)が占める割合の上限です。
数字で見ると
わかりやすいぞ!
例えば、25坪(約82.5㎡)の土地で考えてみましょう。
- 建ぺい率60%の場合:1階の建築可能面積は15坪まで
- 建ぺい率80%の場合:1階の建築可能面積は20坪まで
同様に、容積率も地域によって異なります。
- 容積率160%の場合:延べ床面積は40坪まで
- 容積率200%の場合:延べ床面積は50坪まで
同じ土地でも
建てられる大きさが
違うんですね
つまり、建ぺい率80%・容積率200%の地域なら、25坪の土地でも、1階20坪+2階20坪の合計40坪の家を建てることが可能です。
ただし、日照権や斜線制限などの他の規制もあるため、必ず建築会社に確認が必要です。
建築の専門家に
相談するのが
賢明じゃ!
このように、建ぺい率・容積率の緩い地域を選べば、より小さな土地でも十分な広さの家を建てることができます。
結果として、土地購入費を抑えながら、理想の間取りを実現できる可能性が広がります。
5.売り出し期間の長い土地を値引き交渉
不動産情報サイトで、同じ土地が長期間売り出されている場合、価格交渉の余地が大きい可能性があります。
特に、3ヶ月以上も売れ残っている土地は、売主も価格設定の見直しを検討しているかもしれません。
売り出し期間って
チェックしたことなかった!
例えば、当初3,000万円で売り出されていた土地が、半年経っても売れない場合。
このような状況では、売主も焦りを感じ始め、200~300万円程度の値引きにも応じてくれる可能性があります。
タイミングを見極めて
交渉するのが
コツじゃ!
ただし、売れ残っている理由が、土地の形状や接道状況、日当たりの悪さなどにある可能性もあります。
そのため、値引き交渉の前に、必ず現地を確認し、建築の専門家に相談することをおすすめします。
安いだけじゃなく
住みやすさも
大切ですもんね
6.ネットで複数社に土地情報を請求する
土地情報一括請求サービスを利用すれば、無料で複数の不動産会社から最新の物件情報を入手できます。
このサービスは、あなたの希望条件(地域、予算、面積など)を入力するだけで、その条件に合う土地情報を複数の不動産会社から提案してもらえる便利な仕組みです。
一度の入力で
たくさんの情報が
もらえるんですね!
特に、以下のようなメリットがあります。
- 一度の入力で複数社に同時に問い合わせできる
- 各社の未公開物件情報もいち早く入手できる
- 地域の相場観がつかめる
- 複数社から提案を受けることで比較検討できる
効率的な土地探しには
まずここから
始めるのがおすすめじゃ!
利用方法も簡単で、スマートフォンやパソコンから24時間いつでも申し込みができます。
ただし、問い合わせ後に複数の不動産会社から連絡が来るため、希望条件は具体的に伝えることが重要です。
以上、土地が高すぎて買えない場合の対処法を6つ解説しました。
どの方法も
実践的な内容
ばかりじゃ!
土地価格の高騰で理想の土地探しは確かに大変ですが、これらの方法を組み合わせることで、必ず道は開けるはずです。
特に、一度の入力で複数社に問い合わせができる土地情報一括請求サービスは、土地探しの第一歩として、ぜひ活用してみてください。
[体験談]予算内で土地を買った経験者の声
ここからは、「土地が高すぎて買えない…」と悩みながらも、工夫を重ねて理想の土地を手に入れた方々の実例をご紹介します。
先輩たちは
どんな工夫をしたんだろう
この体験談を読めば、あなたも「私にもできるかもしれない」という希望が持てるはずです。
成功した人の
体験談から学ぶのが一番じゃ!
石川 徹夫さん(45歳・埼玉県)
- 予算内で希望の土地を買えた工夫は?
- 都心から1時間以内の物件を探していましたが、希望エリアでは予算オーバーの連続でした。
不動産会社を3社使い、未公開物件も積極的に見せてもらいました。
4ヶ月目に、解体を前提とした古家付きの物件が見つかり、更地価格より300万円も安く購入できました。
ただし解体費用は想定より50万円高くかかってしまい、その分は諦めていた外構費から回しました。
解体後の整地がきれいで、近隣からの日当たりも良く、結果的に大満足です。 - 土地が高すぎて買えない…悩む人へひと言
- 古家付きは解体費用がかかりますが、土地の価格が安いぶん、総額では予算内に収まる可能性が高いです。
解体見積もりは必ず複数社から取るようにしましょう。
高橋 真由子さん(33歳・千葉県)
- 予算内で希望の土地を買えた工夫は?
- 新築分譲地の最後の1区画を狙いました。
分譲開始から8ヶ月経過していて、形が少し変則的だったため売れ残っていました。
ですが、売主さんが早期売却を希望していたため、提示価格から170万円も値引きしてくれました。
間口は狭いものの、旗竿地で奥行きがあるため、プライバシーは確保できています。
最寄り駅まで徒歩15分と少し遠いですが、静かな環境なので気に入っています。 - 土地が高すぎて買えない…悩む人へひと言
- 売れ残った区画こそチャンスです。
条件面で少し妥協は必要かもしれませんが、価格交渉の余地は大きいですよ。
西田 洋介さん(41歳・茨城県)
- 予算内で希望の土地を買えた工夫は?
- 1年かけて土地を探しました。
最初は焦って高めの物件に手を出しそうになりましたが、不動産会社の担当者に制止されました。
その後、住宅メーカー3社に土地探しを依頼。
建築条件付きで探すことで、土地価格を抑えられることを知りました。
最終的に、条件付きながら希望エリアの物件を予算内で購入できました。
駅から徒歩圏内で買い物も便利、本当に粘り強く探して良かったです。 - 土地が高すぎて買えない…悩む人へひと言
- 焦らないことが大切です。
建築条件付きの土地なら、建物と合わせた予算内で収まりやすいので、検討する価値はあります。
斎藤 雅子さん(38歳・静岡県)
- 予算内で希望の土地を買えた工夫は?
- 半年間、不動産ポータルサイトを毎日チェックしていました。
希望エリアの物件は予算の1.5倍もして、諦めかけていました。
ところが、エリアを少し広げて探していたとき、タイミング良く価格改定の物件を見つけました。
売り出しから3ヶ月以上経過していて、580万円から460万円に値下がりしていたのです。
駅からは徒歩15分と少し遠いですが、スーパーが近く、バス停も徒歩3分。
平日の内覧にすぐ行って、その場で申し込みました。
今では少し遠いことも、良い気分転換になっています。 - 土地が高すぎて買えない…悩む人へひと言
- 値下がり物件を見逃さないよう、毎日チェックする習慣をつけることをおすすめします。
タイミングとの出会いもあるので、焦らず諦めずに探し続けることが大切だと思います。
渡辺 勝彦さん(47歳・福岡県)
- 予算内で希望の土地を買えた工夫は?
- 最初は一般的な不動産サイトで探していましたが、なかなか見つかりませんでした。
そこで地域密着の小さな不動産会社5社に足を運び、未公開物件の情報をもらうことにしました。
すると2ヶ月後、道路の形状が少し変わる予定があるため売り急いでいる物件が見つかりました。
道路拡張後も十分な敷地面積が残り、逆に車の出し入れがしやすくなるため、決断。
予算より100万円安く購入でき、将来的には道路事情も改善される、思わぬ掘り出し物でした。 - 土地が高すぎて買えない…悩む人へひと言
- 大手だけでなく、地域密着の不動産会社を回ることで、web上では見つからない掘り出し物件に出会える可能性が高まります。
土地探しの選択肢を広げてみてはいかがでしょうか。
小林 久美さん(35歳・群馬県)
- 予算内で希望の土地を買えた工夫は?
- 土地を探し始めて3ヶ月目、ある不動産会社から連絡がありました。
隣接する2区画を所有者が同時に売却するため、まとめて買うと割引になる物件でした。
友人家族と相談し、2区画購入のリスクはありましたが、一緒に住むことを決意。
結果的に1区画あたり85万円の割引を受けることができました。
今では子どもたちも一緒に遊べて、共働き世帯の私たちにとって心強い環境になっています。 - 土地が高すぎて買えない…悩む人へひと言
- 条件が合えば、共同購入という選択肢も視野に入れてみる価値があります。
信頼できる友人や親族との二世帯住宅も、コスト削減の一つの方法かもしれません。
藤井 直樹さん(43歳・愛知県)
- 予算内で希望の土地を買えた工夫は?
- 土地探しを始めて1年が経過していました。
希望エリアでは予算オーバーばかりで、妻は通勤時間が長くなることを心配していましたが、思い切って郊外に目を向けることにしました。
電車とバスの乗り換えはありますが、急行停車駅の物件なら都心までの所要時間は変わらないことがわかりました。
駅から徒歩15分の物件で、希望予算より120万円安く購入できました。
乗り換えはありますが、座って通勤できるようになり、妻も満足しています。 - 土地が高すぎて買えない…悩む人へひと言
- 急行停車駅周辺は、各駅停車の駅に比べて土地が割安なことが多いです。
通勤ルートを工夫すれば、実際の所要時間はそれほど変わらない可能性もありますよ。
森田 香織さん(36歳・兵庫県)
- 予算内で希望の土地を買えた工夫は?
- 建売住宅の広告をチェックする中で、興味深い発見がありました。
建売業者が売れ残った土地を、建築条件なしで売り出すケースがあることを知ったのです。
実際に3社ほどに問い合わせたところ、建売計画が中止になった2区画が売り出し前でした。
その中の1区画を、予定価格より50万円安く購入できました。
周辺は建売住宅が建ち並び、新しい街並みが形成されつつある環境です。
地盤調査済みで、給排水設備も整っていたのも助かりました。 - 土地が高すぎて買えない…悩む人へひと言
- 建売住宅の業者に土地の売り出し予定を問い合わせてみると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
インターネットには出ていない物件情報も多いので、積極的に電話をかけてみることをおすすめします。
以上、体験談を紹介しました。
土地探しは時間がかかり、
予算面で悩むことも多いものじゃ
しかし、古家付きや建築条件付き、値下がり物件など、様々な選択肢があります。
あきらめずに情報収集を続け、条件を少し見直すことで、きっと理想に近い土地が見つかるはずです。
まとめ:理想の土地との出会いは諦めないことから
今回の不動産とーくは『土地が高すぎて買えない…注文住宅用地を賢く探す方法+体験談』と題して、下記の項目を解説しました。
- 土地が高すぎて買えない…賢く探す方法6つ
- [体験談]予算内で土地を買った経験者の声
今回のテーマはどうじゃった?
土地探しは諦めないことが何より大切です。
たとえ今は予算オーバーの物件ばかりでも、解体を前提としたボロ家や未公開物件、売れ残り区画など、実は意外な掘り出し物が見つかるチャンスがたくさんあります。
コツを知れば
道は開けるぞ!
複数の不動産会社に相談して、土地探しの幅を広げることがポイントになります。
あなたの理想の土地がきっと見つかるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ぜひ今日からさっそく、新しい視点で土地探しを始めてみてください!
以上『土地が高すぎて買えない…注文住宅用地を賢く探す方法+体験談』でした。
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