買ったばかりの家を売ることできる?住宅ローンがあると売れない?

「買ったばかりの家を売るなんてできるの?」
「住宅ローンを組んだばかりはすぐ売れないよね…」

あなたもこんな悩みを抱えていませんか?

家を買うのは人生でも最も大きなイベントの1つ。
あなたも期待に胸を膨らませて購入に踏み切ったことと思います。

しかし人生では、いつどのようなライフスタイルの変化が起こるかわかりません。
せっかく買った家もすぐに売らなければならないこともあるでしょう。

いざ家を売るとなれば、いくつもの疑問や不安を抱えるのは当然…。
ましてや買ったばかりの家を売るのは、住宅ローンも多額に残っているのでなおさらです。

買ったばかりの家を売る」、こんなこと本当にできるのでしょうか?

ニシダ社長-不動産業界15年-ニシダ社長-不動産業界15年-

レオ教授!
今日は、買ったばかりの家を売るための詳しい解説でいきましょう!

レオ教授レオ教授

うむ、任せい!
買ったばかりか…特別な事情がありそうじゃの~
今回の目次じゃ!

それでは、今回の不動産とーく『買ったばかりの家を売ることできる?住宅ローンがあると売れない?』を始めていきましょう!
買ったばかりの家を売るか悩んでいる方は必見です。

▽ よく一緒に読まれる記事 ▽

買ったばかりの家を売るなんてできるの?

買ったばかりの家を売るなんてできるか疑問

買ったばかりの家を売ることはもちろんできます。

ただ、必要な条件が1つ。
「住宅ローンを完済すること」です。

裏を返せば、
「住宅ローンが残ると売れません」

生徒:カエデ生徒:カエデ

そうなんだ。

レオ教授レオ教授

どんな物件もローンの完済が絶対条件じゃ。
もちろん売却したそのお金で完済してもかまわん。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

具体的な理由まで知らないんですが、なぜ完済が絶対なんですか?

家を売るには「住宅ローン完済→抵当権抹消」が必要

住宅ローンを完済

生徒:カエデ生徒:カエデ

抵当権?
なんか聞きなれない単語が出てきたわね。

抵当権とは?抵当権とは、万が一、住宅ローンの支払いが滞った場合に「家を競売にかけて売り出し、売却代金を住宅ローンの返済に充てるという銀行側の権利のことです。

「お金が返済できなくなったら、家を売って返済資金に充てますね」という銀行側の権利、こんな風に考えると分かりやすいかもしれませんね。

住宅ローンを借りるとき、購入する土地と建物にこの「抵当権」が設定されます。

レオ教授レオ教授

つまり、担保を取られるということじゃ。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

なるほど。

いつ差し押さえられるかわからない抵当権がついたままの土地や建物は、現実的に買い手がつきませんよね。
よって、売却時には抵当権を抹消しなければいけません。

そして、抵当権抹消の条件が「住宅ローンを完済すること」なんです。

そのため、買ったばかりの家を売るケースに限らず、原則すべての不動産売却では「住宅ローンを完済すること」が条件となっています。

生徒:カエデ生徒:カエデ

なるほどね。
けど、住宅ローンの完済は問題ないんじゃない?
買ったばかりの家なんだし、買ったときの価格で売れるんでしょ?

レオ教授レオ教授

そう思うじゃろ。
新築と中古で考え方が変わるんじゃ。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

えっ?
買ったばかりなのに…ま、まさか買ったときの価格で売れないこともあるんですか?

レオ教授レオ教授

そうじゃ。

買ったばかりの家は購入時と同じ価格で売れる?

買ったばかりの家が同じ価格で売れるのか

買ったばかりの家を売るので、また同じ価格で売れるともちろん思いますよね。

同じ価格で売れるかは、「新築」「中古」で考え方が異なります。

結論を言うと、「新築は難しい」「中古は可能性あり」です。

レオ教授レオ教授

中古戸建てや中古マンション、土地などは、同じくらいの価格で売れるじゃろうな。
ただ、新築一戸建てや新築マンションは価格が下がると考えた方がいいぞ。

生徒:カエデ生徒:カエデ

…そうなんだ。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

なぜなんですか?

レオ教授レオ教授

うむ、解説していこうかの~

買ったばかりの「新築」の家を売る場合

買ったばかりの「新築」の家を売る場合、同価格での売却は難しいと考えます。

・購入時 → 新築
・売却時 → 中古

まず、この点が大きく左右します。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

一度も住んでいない場合はどうなんですか?

レオ教授レオ教授

「築後未入居」という扱いじゃ。
見た目は新築に変わりないんじゃが、一度人の手に渡っているから「新築」とは言いにくいの~

また、新築の価格には、相場の資産価値に加え、販売業者の経費や利益も考慮された値付けになっています。
戸建にしろ、マンションにしろ、原則そうなっています。

つまり、買ったと同時に目減りするわけです。

以上から、買ったばかりの新築を同価格で売るのは難しいですね。

「ここには住めない!」余程の理由がなければ、買ったばかりの新築を売るのはおすすめしません。

買ったばかりの「中古」の家を売る場合

買ったばかりの「中古」の家を売る場合なら、同価格での売却も可能性ありです。

・購入時 → 中古
・売却時 → 中古

相場通りの適正価格で購入していて、かつ売却時に地域の相場が変わってなければ、同価格での売却も可能性大です。


生徒:カエデ生徒:カエデ

なるほどね~、納得。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

レオ教授、具体的なシミュレーションで売却のイメージをしたいんですがお願いできますか?

レオ教授レオ教授

もちろんじゃ!

買ったばかりの家を売るシミュレーション

買ったばかりの家を売るシミュレーション

では、買ったばかりの家を売るイメージを、具体的なシミュレーションをもちいて解説していきます。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

半年前に3,200万円で買ったばかりの家を売るとしてはどうでしょう?

レオ教授レオ教授

うむ、ええぞ。
当時頭金200万を払って買い、住宅ローン残高が「3,000万円」あるとしようかの〜。
売却できる条件はなんじゃ?

生徒:カエデ生徒:カエデ

売却したお金で、3,000万円の住宅ローンを完済することね!

レオ教授レオ教授

その通りじゃ!
うまく3,000万円以上で売却できればいいが、「2,800万円」でしか売れないと査定された場合はどうする?

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

追加で200万円の現金が必要ですね。

レオ教授レオ教授

そうじゃ!
下記の表はわかりやすくまとめたものじゃ。

【条件】住宅ローン3,000万円の完済売却代金自己資金
○売却できる3,000万円なし
○売却できる2,800万円200万円
×売却できない2,800万円なし
生徒:カエデ生徒:カエデ

なるほどね♪

レオ教授レオ教授

あくまで査定額がわかった上で成り立つシミュレーションじゃ。
査定額がわからんことには何も始まらん。
具体的に売却を考えるなら、まずは不動産会社へ査定依頼じゃな。

住宅ローンは完済できる?買ったばかり家の査定額を知ろう

不動産会社による家の査定
買ったばかりの家を売るには、「住宅ローンを完済すること」が条件です。

具体的に売却を検討するなら、まずは査定額、つまり売却可能な価格を知ることが第一歩。

そして、家の正確な売却可能価格を知るためには、
「不動産会社に査定してもらう」方法一択になります。

\612万人が使った/
住宅ローン完済可能?
あなたの家の正確な査定額を知る

※無料/初心者でも簡単

家の査定額って自分で調べられないの?

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

いくらで売れるか、自分で調べられないんですか?

レオ教授レオ教授

正直難しいの~。
家の周囲で、他の物件が売却されている情報はつかめても、それを比較して正しい査定額を判断することはとても難しいんじゃ。

生徒:カエデ生徒:カエデ

そうなんだ。

レオ教授レオ教授

ただ、マンションなら、他の部屋がいくらで売却しているかが大きな目安になるの~。
一方、一戸建てや土地は、物件によって特徴が変わるから、必ずプロに任せるべきじゃな。

インターネットで査定額を把握する難しさ

まれに、条件を入力するだけで査定額がすぐに出てくるサービスもありますが、大きく精度にかけます。
こういった簡易な不動産査定サービスは、過去の取引データを参考にしているだけだからです。

「築年数」「面積」「間取り」など数値化できるものから相場を知ることができますが、査定の軸になる、家の細かな立地や間口&前道の広さ、具体的な間取り、設備の劣化状態、近隣の環境など細かな点は反映されていないわけです。

正確な家の査定額は「不動産会社」で知るしかない

つまり、つまり、買ったばかりの家の正確な査定額を知るためには、不動産会社に直接現地へ来てもらい「目で見て詳細に査定してもらう」ことが大切です。

そして何より重要なのが、「3社以上の複数の不動産会社に査定を依頼すること」です。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

えっ?
相場があるわけですし、どの不動産会社も査定額はだいたい一緒じゃないんですか?

レオ教授レオ教授

それが結構価格差が出るんじゃ。

不動産会社の査定は、地域の得意or不得意、査定に必要な事例やデータの量などによって、各社バラつきがあります。
よって、1~2社では実際にその価格で売れるのか、うまく判断できないわけです。

査定額は、各社が想定する売却可能な価格。
「A社では安く査定されたのに、B社では数百万円も高かった」なんてことがよくあります。

例えば下記のように。

A社3,200万円
B社2,900万円
C社3,500万円

よって、1社だけの査定額で判断するのは避けるべきです。

生徒:カエデ生徒:カエデ

一番高いC社に魅かれるわね。

レオ教授レオ教授

その見方は間違いじゃ。
査定額は、あくまで各社が売却できると想定した価格じゃ。
実際の売却価格とイコールではないから、根拠の方を確認することが大事じゃ。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

なるほど。

レオ教授レオ教授

各社の査定額の根拠をしっかり確認して、「この価格なら最終売れるだろう」と自分自身で予測を立てるんじゃ。

▽ よく一緒に読まれる記事 ▽

複数社への査定依頼は「一括査定」が便利

生徒:カエデ生徒:カエデ

でも、3社に査定依頼って結構大変じゃない?

レオ教授レオ教授

うむ、それなら「一括査定」を利用するといいぞ。

今は1社1社電話して訪問しなくても、ネットから一括で査定依頼できるサービスが便利です。

何度も重複しますが、買ったばかりの家を売るための条件は「住宅ローンを完済すること」

より精度の高い査定額を知るために、各不動産会社の査定額を比較し、「本当に完済できるのか?」を正確に把握することが大事です。

家の査定額の比較が重要

まとまった住宅ローンが残っている、買ったばかりの家を売る場合はなおさら比較が重要です。

査定額と実際の売却価格が大幅にズレて、住宅ローンが返済できなければ元も子もないですからね。

そのために、複数の不動産会社に査定依頼し、正確な査定額を知ることは絶対です。

\612万人が使った/
まずは査定額をチェック
人気の不動産一括査定サイトはこちら

※無料/初心者でも簡単
レオ教授レオ教授

売却理由はどうあれ、新築の場合は大きな損を受け入れる必要があるから「決断は慎重に」じゃ。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

なるほど、よくわかりました!

生徒:カエデ生徒:カエデ

そもそも、買ったばかりの家を売る理由ってどんなものがあげられるの?
みんなそれぞれ事情はあると思うんだけど。

レオ教授レオ教授

確かに気になるじゃろうな。
それでは、次で解説していこうかの~

買ったばかりの家を売る理由は?

買ったばかりの家を売る理由を大きく分類すると次の3種類。

  1. 仕事や家族の生活上やむを得ないため
  2. 個人的かつデリケートな事情のため
  3. 生活環境や人間関係に問題があるため

この3種類に具体的な理由を振り分けると、

仕事や家族の生活上やむを得ないため
  • 急な転勤
  • 親の急な介護
個人的かつデリケートな事情のため
  • 離婚
  • 給料やボーナスカット
  • リストラ
  • 子供が学校に合わない&いじめに合う
  • 馴染まない&落ち着かない
生活環境や人間関係に問題があるため
  • 治安が悪い
  • 隣人とうまくいかない
  • 騒音

といったところでしょう。

あなたと同じ理由はありましたか?

買ったばかりの家を売るのはなかなか決断できるものではないですが、上記のような理由なら、仕方がないのかもしれませんね。

買ったばかりの家を売る後ろめたさ

注意しておきたいのは、売却理由によって買い手にマイナスイメージがつく可能性です。

レオ教授レオ教授

理由によっては、価格にまで影響する場合もあるぞ。

生徒:リョウヘイ生徒:リョウヘイ

買い手の立場になれば、「買ったばかりの家を売るなんて何か特別な悪い事情があるんじゃ…」と警戒しますね。

では、種類別に分けて1つずつ見ていきます。

売却理由1.仕事や家族の生活上やむを得ないため

  • 急な転勤
  • 親の急な介護

この売却理由の場合、買い手にマイナスイメージを持たれないでしょう。
では、1つずつ具体的に解説していきます。

急な転勤

まず、『急な転勤』が理由になるケースです。

転勤

転勤が決まる際、家を買ったことを配慮してくれる会社もあれば、無配慮の会社もあります。
また、転勤については数年ごと…というように、定期的な転勤が暗黙のルールになっている会社もあるでしょう。

急な転勤が決まれば、「買ったばかりの家を売る」か「買ったばかりの家を賃貸に出す」、このどちらかが選択肢です。

数年後に戻って来る見通しがあれば、その間だけ「賃貸に出す」のも1つの選択肢。
しかし、戻って来る見込みがないなら、残念ですが「売る」という選択肢を考えなくてはなりません。

▽ よく一緒に読まれる記事 ▽

親の急な介護

『親の急な介護』を理由に、買ったばかりの家を売る方も少数いるようです。

親の介護

30~40歳代で家を買う場合、親は既に70歳前後でしょうか。
年齢的には、高齢者世代です。
いつ病気を抱えたり、ケガをしたりしても不思議ではありません。

一時的な療養ならばいいですが、なかには長期的に介護が必要になることもあるでしょう。
すぐ近くに実家があれば、通いなどで面倒を見る選択肢もあります。

しかし、親が遠距離に住んでいる場合には、「親を呼ぶ」か「家を売って親の近くに引っ越す」しかありません。

買ったばかりの家を売ってまで介護すべきなのかは、夫婦で意見が分かれるところだと思います。
充分な話し合いが必要でしょうね。

売却理由2.個人的かつデリケートな事情のため

  • 離婚
  • 給料やボーナスカット
  • リストラ
  • 子供が学校に合わない&いじめに合う
  • 馴染まない&落ち着かない

離婚で別居する、リストラされて住宅ローンを先々払っていける見込みがなくなった、などの背景があります。

これらは次の買い手には関係のないように思えます。
ただ、リストラや離婚の売却理由は、購入者にとって心情的にマイナスイメージを持たれやすいですね。
もちろん気にしない方も多いですが。

離婚

まず、『離婚』を理由に買ったばかりの家を売るケースです。

離婚

ドライな言い方になりますが、離婚は誰にでも可能性があり、縁遠い話ではありません。

最近では、共働きの夫婦がペアローンを組んで住宅を購入することも多いです。
ペアローンを組んで家を買った夫婦が離婚する場合は、支払いが困難に。

どちらか1人の収入だけで住宅ローンを支払い、生活を維持することは難しいでしょう。
そのため、売却する選択しかなくなります。

また、離婚した後に、「そのまま住み続ける」ことに引け目を感じる方もいます。
離婚後に家族が出て行ったため、1人で住むとなると、「家が広すぎる」と感じるものです。
ライフスタイルに合わないというケースも多いでしょう。

買ったばかりの家を売るに限らず、離婚全体で売却する場合には、弁護士が間に立って、財産分与の調整を進めることもあります。

数千万円の資産だとしても、不動産という形のままでは2つに分割することはできません。
現金化することで分割が可能になるわけです。

給料やボーナスカット

『給料やボーナスカット』により、将来の支払いへの見通しが立たない場合です。

減給

昨今では、不景気等のあおりから、大きな損失を出している企業も少なくありません。
たとえ大企業でも、終身雇用は崩壊、給料やボーナスの支給も不安定になってきている時代です。

購入時の住宅ローン審査では、金融機関も「ある程度の年収が下がっても住宅ローンを支払っていける」と判断した上で借入可能金額を提示しています。

ただし、社会情勢が大きく変われば、金融機関の想定を上回る給与カットやボーナスカットが発生する可能性もゼロではありません。
今後の支払いの見込みが立たないのであれば、買ったばかりの家を売る選択を取らざるを得ない場合もあるでしょう。

リストラ

『リストラ』によって職を失い、住宅ローンの支払いの見込みが立たなければ、その家を手放さなければなりません。

リストラに悩む夫婦

かつては、業績が悪化してからリストラを進める企業が多かったものです。
ただ、最近では、実店舗を閉鎖してインターネットやリモートワークを活用している企業も多いです。
結果、人が余ってしまうことから、急な従業員の整理が行われることも少なくありません。

すぐに、希望の年収条件で再就職できれば問題ありません。
難しい場合は、住居費は大きな負担です。

買ったばかりの家を売る必要もあるでしょう。

子供が学校に合わない&いじめに合う

正直なところ、上位の売却理由になるべきです。
親の都合で引っ越し、その結果『子供が学校に合わない&いじめに合う』状況は、一刻も早く改善しなければいけません。

学校に馴染まない子供

特にいじめの場合、子供を危険にさらしてまで、その家に住み続ける意味がありません。
改善の見込みがなければ、買ったばかりの家でも即売却して引っ越すべきでしょう。

レオ教授レオ教授

子供を早く助けるあげるのは、親として当然の義務じゃ。

馴染まない&落ち着かない

単純に『馴染まない&落ち着かない』ことが理由になるケースです。

レオ教授レオ教授

慣れが解決する場合も多い。
売却までいくケースは少数じゃがな。

落ち着かずそわそわする

入居後、直感的に「この家が合わない…」と感じてしまうと、色々なものがストレスに感じてしまいます。
環境へ馴染めるかどうかは、たしかに個人差が大きいものです。

せっかく購入した家です。
このりゆうの場合、馴染むための工夫を考えてからでも遅くはありません。

▽ よく一緒に読まれる記事 ▽

売却理由3.生活環境や人間関係に問題があるため

  • 治安が悪い
  • 隣人とうまくいかない
  • 騒音

買ったばかりの家を売る3種類の理由のうち、生活環境や人間関係がからむと買い手にマイナスイメージを抱かれやすいでしょう。

治安が悪い

実際のところ住まなければわからない治安。
住んだ後『治安が悪い』ことに耐えられないなら、家を売る選択も考えるべきでしょう。

治安が悪い町の夜道

住む場所を決めるとき、利便性も大事ですが、まずは安全であることが大前提。
ただ、買うときに「治安に問題は無い」と思われても、その後に安全を脅かすような人が近くに入居してくることもあります。

毎日の怯えながら生活していては、幸せな日常を手に入れることは決してできません。
小さな子供がいるならなおさらです。
買ったばかりの家を売る、一見損する行為が、将来良い決断と思えるようになるかもしれません。

隣人とうまくいかない

つづいて『隣人とうまくいかない』場合です。

隣人とトラブル

深く干渉しない気持ちをお互いに持っていれば、特に問題はないでしょう。

ただ、なかには隣人とのトラブルを抱えてしまう場合があります。
トラブルは、日常生活にも影響を及ぼします。

毎日悩み、ストレスを感じながら生活するのは、精神的にもよくありません。
早めに見切りをつけてリセットするために、買ったばかりの家を売る方も少なくありません。

騒音

『騒音』を理由に売るケースありますね。

騒音に悩む

ただ、騒音にも種類は色々です。

例えば、電車の音。
「目の前に線路がある」とわかって購入した場合でも、いざ住んでみると「耐えられない」「寝れない」こともあります。

また、近くに中学校・高校がある場合の騒音。
特に部活動ですね。
夕方に加え、朝練がある部活ですと、早朝から大きな声が聞こえてきたりします。

そして、マンション住まい特有の騒音。
マンション上階の子供の走る音は、数の減らない騒音トラブルです。
自分の住戸内で対策できないのがつらいところです。

騒音は一度気になりだすと不快に感じ続けるもの。
改善の見込みがない場合は、買ったばかりの家を売ることも選択肢の1つでしょう。

▽ よく一緒に読まれる記事 ▽

以上、買ったばかりの家を売る理由を詳しく解説しました。

仕事や家族の生活上やむを得ないため
  • 急な転勤
  • 親の急な介護
個人的かつデリケートな事情のため
  • 離婚
  • 給料やボーナスカット
  • リストラ
  • 子供が学校に合わない&いじめに合う
  • 馴染まない&落ち着かない
生活環境や人間関係に問題があるため
  • 治安が悪い
  • 隣人とうまくいかない
  • 騒音

では最後に、買ったばかりの家のを売る際の注意点を解説していきます。
もう少しお付き合いください。

買ったばかりの家を売る際の5つの注意点

買ったばかりの家を売る注意点を解説
買ったばかりの家を売る場合に気を付けておきたい注意点もおさえておきましょう。
すでに記事上部で解説したおさらいも含めて、注意点は以下の5つです。

  1. 新築をすぐ売却する場合は価格の下落幅が大きい
  2. 売却理由によっては売りにくい
  3. 売却時にもまとまった諸費用がかかる
  4. アフターサービスなど保証が継続できない場合がある
  5. 税金の優遇が受けられない場合もある

1.新築をすぐ売却する場合は価格の下落幅が大きい

「新築をすぐ売却する場合は価格の下落幅が大きい」ことは、買ったばかりの家を売る際の注意点です。

買った時は新築でも、「数ヶ月でも入居していれば中古物件扱い」になります。
仮に「まだ入居していない」状態だったとしても、「築後未入居」という表示になります。

レオ教授レオ教授

「数ヶ月しか住んでいない」「買った後も未入居」としても、買った金額よりは下がってしまうのが普通じゃ。

例えば、5,000万円で購入した新築物件。
売主の転勤を理由に、入居半年で中古戸建てとして売りに出されたとします。

いくらくらいで購入したいと思いますか?

新築後半年入居の一戸建て

「半年程度の入居なら大して汚れていないよね。でも新築じゃないし4,500万円ぐらいなら購入したいかな。」
「事情はどうあれ中古かぁ、4,300万円ぐらいじゃないと検討できないかな。」

あなたはどうでしょう?

生徒:カエデ生徒:カエデ

買主の立場になるとそう考えるかも。

買ったばかりの家を売るケースでは、「新築から中古」へ移行するタイミングでの売却。
通常よりも価格の下落幅が大きくなりがちで、新築プレミアムと呼ばれたりします。(特に新築マンションはこの下落幅が大きいと思います)

価格の下落幅はケースバイケースですが、ひどければ20%近くも価格が下落することも。
売却価格が下落するも、住宅ローンが完済できない大きな原因になります。

差額分を貯金で補えればいいですが、多くの人は購入時に自己資金を使っているため、難しい場合が多いように思います。

2.売却理由によっては売りにくい

「売却理由によっては売りにくい」ことは、買ったばかりの家を売る際の注意点です。

家を売るのに理由があって当たり前です。
ただ、買ってすぐのタイミングならば、「どうして買ったばかりの家を売るのだろう?」と気になるのが普通でしょう。

家の売却理由に疑問

転勤や親の介護などの理由なら、購入検討者も納得しやすいと言えます。

ただ、「町内の治安が悪い」「隣家とトラブルがあった」など、居住環境に関わることが売却理由の場合、購入検討者にとって大きな不安材料になります。

生徒:カエデ生徒:カエデ

駅近な立地、間取りがどんなに魅力的でも購入は見送るかな…

また、感じ方は個人差がありますが、「離婚」や「リストラ」など暗い未来を創造する売却理由を気にする方もいます。

レオ教授レオ教授

「家を買う」ことに明るい未来を描いている人が大半じゃからの~。

離婚やリストラが売却理由としても、家の品質には何ら問題ありません。
ただ、「この家を買うと幸せが逃げる?」などの不安がよぎり、購入に踏み切れない人がいることも認識しておきましょう。

3.売却時にもまとまった諸費用がかかる

「売却時にもまとまった諸費用がかかる」ことは、買ったばかりの家を売る際の注意点です。

「売却代金を住宅ローンの返済に回す」他に、諸費用分のお金も用意しなければなりません。

家の購入時と同様、売却時にも「諸費用」がかかります。


  • 仲介手数料
  • 契約書印紙代
  • 登記費用
  • 引越し費用

一般的に、以上4種類が売却時に用意しておく諸費用です。

家を売却する時の諸費用

なかでも不動産会社に支払う仲介手数料が高額。
「売却価格×3%+6万円」に消費税を加えた金額です。

契約書印紙代は、売却時の売買契約書に貼付する印紙の費用。
売買価格が5,000万円以下なら1万円、5,000万円を超える場合は3万円になります。

登記費用は、売却に係る売渡し証書の作成費用と、住宅ローンの抵当権を抹消する費用です。
依頼する司法書士によって報酬額は異なりますが、おおよそ5~10万円がかかります。

そして、引越し費用です。
「荷物の量」「引越し時期や引越し先までの距離」などによって、費用は大きく変動します。

例えば、3,000万円で家を売却した場合、仲介手数料約110万円、印紙代1万円、登記費用8万円がかかったとすると、合計約120万円の諸費用が発生します。

売却代金で住宅ローンを完済できそうだとしても、諸費用が用意できるかを考えておきましょう。

4.アフターサービスなど保証が継続できない場合がある

「アフターサービスなど保証が継続できない場合がある」ことは、買ったばかりの家を売る際の注意点です。

新築物件を購入した場合、住宅メーカーなどが発行する保証書をもらっていることと思います。
この保証書は、売却すると次の購入者に引き継げない場合が多いです。

保証書引き継ぎの手続き

新築の売主は不動産会社なので、アフターサービスが充実しています。

構造や雨漏りはもちろん、キッチンや浴室など設備機器のメーカー保証もあります。
シロアリの影響、配管のつまりや水漏れ等も売主側のアフターサービスで対応してくれる場合も多いでしょう。

しかし、いくら築年数が浅くても、「売却や譲渡した場合にはその日をもって保証期間を終了する」という規定の保証もあります。
中古として売却した場合には、どのような保証が継続されるのか、しっかりと確認しておきましょう。

5.税金の優遇が受けられない場合もある

「税金の優遇が受けられない場合もある」ことは、買ったばかりの家を売る際の注意点です。

通常、家を売って利益が出ると譲渡所得税が課税されますが、居住用の家の場合には3,000万円までの控除を受けられます。
ですが、売った年の前年及び前々年に同じ制度を利用している場合には、この3,000万円控除が適用になりません。

つまり、今売ろうとしている家の購入の際、その前に住んでいたケースなどは注意が必要です。
もし、前の家の売却で3,000万円控除制度を利用していれば、今回の売却では適用外。
利益が出たときには課税されてしまうのです。

税額控除や優遇措置

近年では、マイホームの売買を促進するために、さまざまな税金の控除や優遇が用意されています。
しかし、一部には近しい時期に優遇や控除を受けていると、続けて適用されないものもあるので確認しておきましょう。

「住宅ローンを完済できて、諸費用も捻出できた」と安心していたものの、後から思いもよらないところで税金が課税されてしまうと資金計画がずれてしまいます。

購入時の売買契約書がありますので、買ったばかりの家を売るときには、税金の支払いが「軽減」もしくは「無し」になることもあります。
家の売却の際には、税理士や税務署へ相談しておいた方が良いでしょう。


以上、買ったばかりの家を売る際の注意点を解説しました。

  1. 新築をすぐ売却の場合は価格の下落幅が大きい
  2. 売却理由によっては売りにくいケースもある
  3. 売却時にも仲介手数料等のまとまった諸費用がかかる
  4. アフターサービスなど保証が継続できない場合がある
  5. 税金の優遇が受けられない場合もある

まとめ

今回の不動産とーく『買ったばかりの家を売ることできる?住宅ローンがあると売れない?』もまとめです。

レオ教授レオ教授

さて、いかがじゃったかの~?

本記事で解説したこと・買ったばかりの家を売るなんてできるのか
・買ったばかりの家は購入時と同じ価格で売れるのか
・家の売却想定価格を知る不動産査定について
・なぜ買ったばかりの家を売るのか、その理由
・買ったばかりの家を売る際の注意点

買ったばかりの家を売る状況になったときに「納得の価格で売れるかどうか」は大きな不安です。

もちろん売ること自体はできますが、正確な売却想定価格を知り、住宅ローンの残債とのバランスを確認することが重要です。
住宅ローンの残債と査定額のバランスが開き過ぎていると、自己資金を加えないと売却できないケースもあるでしょう。

売れない場合、賃貸運用など売却以外の方法を選択するケースもあります。

また、売却理由や新築から中古になった境目の時期が査定額へ影響を及ぼすことも解説しました。
経験豊富な不動産会社のスタッフが、あなたの不動産売却をサポートしてくれるといいですね。

長文に渡る記事を、最後までお読みいただきありがとうございました。
買ったばかりの家ではありますが、あなたの不動産売却の成功を心より願っております。

以上、『買ったばかりの家を売ることできる?住宅ローンがあると売れない?』でした。

▽ よく一緒に読まれる記事 ▽
▽ よく一緒に読まれる記事 ▽