玄関・リビング仕切りなしは後悔する?メリットデメリット14こ

「開放的な空間にしたいけど迷うな」
「来客時の生活感が気になります」
「冷暖房の効きはどうなるの?」

注文住宅の間取り検討で、玄関とリビングの仕切りをなくすかどうか悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。

実は、インテリアコーディネーターへの相談でも「玄関とリビングの仕切りをなくして後悔しないか不安です」という声が増えているんです。

そんな中、玄関とリビング仕切りなしプランを採用する家も増加傾向にありますが、その分、失敗例も目立ってきています。

そこでこの記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『玄関・リビング仕切りなしは後悔する?メリットデメリット14こ』と題して徹底解説します。

最後まで読めば、玄関とリビングの仕切りなし設計で失敗しない知識と、あなたの暮らしに合った最適な選択がわかります。

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

玄関・リビング仕切りなしで後悔するデメリット8つ

玄関とリビングを仕切りなしにすることで、意外と多くの方が後悔する結果となっています。

特に注目したいのが、来客時の印象や温度管理の問題です。

実際に玄関・リビング仕切りなしで生活している方々から、「こんなはずじゃなかった…」という声が上がっているんです。

あなたも快適な住まいづくりのために、これから紹介する8つのデメリットをしっかりチェックしてみましょう。

玄関とリビングの仕切りをなくすことで起こる問題点を、生活シーンに沿って具体的に見ていきます。

来客時にリビングの生活感が丸見え

玄関とリビング仕切りなしの最大のデメリットは、来客時にリビングの様子が一目で見えてしまうことです。

突然の来客で心の準備ができていないとき、散らかったリビングや、くつろいでいる家族の姿が丸見えになってしまいます。

例えば、宅配便の受け取り時に「ちょっと待ってください!」と慌てて片付けることもできず、ソファの上に広がった洗濯物や、テーブルに散らばったおもちゃが来訪者の目に入ってしまうんです。

特に、お子さんがいるご家庭では「おもちゃがぐちゃぐちゃ…」「食事の後片付けが終わっていない…」という状況も。

プライバシーを守りたい方にとって、玄関とリビング仕切りなしは要注意のポイントと言えます。

冬は玄関の冷気が入って寒い

冬場、玄関とリビング仕切りなしだと、ドアの開け閉めのたびにヒヤッとした冷気がリビングに流れ込んできます。

特に、朝晩の出勤・帰宅時に玄関ドアを開けると、「ブルッ」と寒い外気がまっすぐリビングへ。

家族の出入りが多い時間帯は、せっかく暖めた室内の温かい空気が逃げていき、「あれ?さっきまで暖かかったのに…」とリビングの温度が下がってしまいます。

さらに、玄関マットの上で靴を履き替える際も、じんわりと足元から冷えを感じることに。

リビングで快適に過ごしたい冬場こそ、玄関とリビング仕切りなしは悩ましい問題となるのです。

夏は玄関の熱気が入って暑い

夏場は玄関とリビング仕切りなしにすることで、ジリジリとした暑い外気がリビングに流れ込んできます。

玄関ドアを開けた瞬間、むわっとした熱気がリビングまで押し寄せ、エアコンの効いた快適な空間が一気に暑くなってしまうんです。

例えば、真夏の日中に宅配便が来た時など、短時間のドア開閉でも「あぁ…せっかくの涼しさが…」と感じることも。

特に南向きの玄関は日差しの影響で玄関ホール自体が温められるため、より一層暑さを感じやすくなります。

生活音や子どもの声が玄関まで響く

玄関とリビング仕切りなしの場合、家族の会話やテレビの音が玄関まではっきりと聞こえてしまいます。

特に気になるのが、子どもたちの「きゃー!」「わー!」という元気な声や、「どたどた」という走り回る足音です。

例えば、宅配便の受け取り中に「ママー!」という子どもの大きな声が玄関まで響き、配達員に申し訳ない気持ちになることも。

また、夜遅くにテレビを見ている時も、玄関先まで音が漏れやすく、近所への配慮が必要になってきます。

砂ぼこりがリビングまで入ってくる

玄関とリビング仕切りなしでは、外から持ち込まれる砂ぼこりが「ふわっ」とリビングまで舞い込んでしまいます。

特に風の強い日は、玄関を開けた瞬間に砂ぼこりが「さっ」とリビング内に広がっていくのが目に見えて分かります。

また、子どもたちが外遊びから帰ってきた時など、服や靴についた砂が玄関マットの上で「ぱらぱら」と落ちても、それがリビングまで飛んでしまうんです。

掃除機をかける頻度が増えるだけでなく、ソファやカーテンにもホコリが付きやすくなり、お掃除の手間が確実に増えてきます。

リビングのニオイが玄関まで漂う

玄関とリビング仕切りなしにすると、調理中の食事の匂いやペットの匂いが玄関まで「ふわー」と広がってしまいます。

例えば、焼き魚やカレーなど、香りの強い料理を作っている時は、玄関を開けた瞬間に来客を「すみません、料理中で…」と気まずい思いにさせてしまうことも。

また、生活臭が玄関まで漂うため、急な来客時に「この匂い、気になるかな…」と不安になることも少なくありません。

空気の流れが一続きになるため、ニオイの問題は意外と大きな悩みの種となるのです。

雨の日は湿気が入りやすい

梅雨時や雨の日は、玄関から「じめじめ」とした湿気がリビングまで入り込んできます。

傘を畳む時の水滴や、濡れた靴、湿った衣服からの水分が、リビングの空気を「むわっ」と重たくしてしまうんです。

例えば、家族全員が雨に濡れて帰宅すると、玄関周りの湿度が一気に上がり、その影響でリビングまで蒸し暑く感じることも。

湿気によるカビや結露の心配も出てくるため、除湿器の使用が欠かせなくなってきます。

冷暖房の効きが悪くなる

玄関とリビング仕切りなしの空間では、エアコンの効率が著しく低下してしまいます。

冷暖房した空気が玄関方向へ「すーっ」と逃げていくため、設定温度になかなか到達せず、光熱費が余計にかかってしまうんです。

例えば、真冬に暖房を入れても「なかなか暖まらないな…」と感じたり、真夏は「エアコンをつけているのに涼しくならない…」というストレスを抱えることに。

特に、玄関が北向きの場合は冷気が、南向きの場合は熱気が入りやすく、空調効率の低下がより顕著になります。


以上、玄関・リビング仕切りなしで後悔するデメリットを解説しました。

玄関・リビング仕切りなしで嬉しいメリット6つ

デメリットばかりに目を向けがちな玄関とリビングの仕切りなしですが、実は魅力的なメリットもたくさんあるんです。

特に、家族との暮らしやすさや空間の開放感という点で、多くの方が満足されています。

一戸建ての間取りで、あえて玄関とリビング仕切りなしを選ぶ方が増えているのも納得です。

ライフスタイルや家族構成によっては、むしろ仕切りなしが最適な選択となる可能性も。

それでは、玄関とリビングの仕切りをなくすことで得られる6つのメリットを詳しく見ていきましょう。

広く開放的に感じられる

玄関とリビング仕切りなしにすることで、空間全体が「すーっ」と広々とした印象になります。

壁や仕切りがないため、視線が遮られることなく「さらーっ」と抜けていき、実際の広さ以上に開放的な空間を演出できるんです。

例えば、30坪台の比較的コンパクトな間取りでも、玄関からリビングまでの視界が通ることで「おっ、広いね!」という声をいただくことも。

限られた空間を最大限に活かしたい方にとって、仕切りなしは魅力的な選択肢となります。

家族の出入りが把握しやすい

リビングにいながら、家族の出入りを「すぐ」に確認できるのが大きなメリットです。

「ただいま~」の声と共に、お子さんの表情や様子をリビングから直接見ることができ、何か異変があれば即座に気付けます。

特に、小さなお子さんがいるご家庭では「遅かったね、何かあった?」「あら、転んだの?」といった声かけがスムーズにできるんです。

家族の安全とコミュニケーションを大切にしたい方には、とても心強い間取りと言えます。

玄関が明るくなる

リビングの光が玄関まで届くため、玄関空間が「ぱっ」と明るく気持ちの良い雰囲気になります。

特に、玄関に窓がない場合でも、リビングからの自然光が差し込んで「うっとり」するような柔らかな明かりで包まれるんです。

例えば、来客時も「わぁ、明るい玄関ですね」と好印象をもたれることが多く、靴の履き間違えも防げます。

玄関が暗くなりがちなお家では、仕切りなしにすることで見違えるような明るさを確保できます。

風通しが良くなる

玄関とリビングの仕切りをなくすことで、家全体の空気が「さわさわ」と心地よく流れます。

玄関ドアを開けると、リビングの窓までスムーズに風が通り、こもった空気を「すーっ」と外に逃がすことができるんです。

梅雨時など湿気がちな季節も、朝晩の換気時に「ふわっ」と新鮮な空気が入れ替わり、家中がリフレッシュされる感覚を味わえます。

空気の流れが良好なため、お部屋の空気質の管理がしやすくなるのです。

不審者に気付きやすい

玄関の様子がリビングから直接見えるため、防犯面での安心感が高まります。

玄関ドアの開閉音や物音が「すぐ」に聞こえ、不審な動きにも素早く気付くことができるんです。

例えば、宅配便を装った訪問者も、リビングから様子を確認できるため「あれ?見覚えのない人だな」とすぐに判断できます。

特に、お子さまやご高齢の方がいるご家庭では、この「見守り」機能が大きな安心につながります。

ペットの出入りがスムーズ

犬や猫などのペットとの暮らしが、「すいすい」とスムーズになります。

散歩から帰ってきた愛犬が「とことこ」とリビングまでまっすぐ戻れたり、猫ちゃんが「ふらり」と玄関に向かう姿も見守れるんです。

また、ペットの足音で「あ、水が飲みたいのかな」「もしかしてトイレかな」と、仕切りなしだからこそ気付ける些細な変化も。

ペットと暮らす家族にとって、この開放的な空間は想像以上に便利で快適なものとなります。


以上、玄関・リビング仕切りなしで嬉しいメリットを解説しました。

玄関・リビング仕切りなしで失敗しない対策6つ

玄関とリビング仕切りなしのデメリットは、実は適切な対策を講じることで大幅に改善できます。

工夫次第で、開放的な良さを活かしながら、プライバシーや温度管理の問題もしっかりとカバーできるんです。

インテリアの専門家たちも「ちょっとした工夫で快適な空間に生まれ変わります」と太鼓判を押しています。

ここからは、玄関とリビングの仕切りなしを快適に楽しむための6つの実践的な対策をご紹介します。

あなたのお家に合った方法を、ぜひ見つけてみてください。

目隠しになる家具を適切に配置する

玄関からの視線を上手にコントロールするため、シューズボックスや収納家具を「さりげなく」配置することがポイントです。

家具の高さや奥行きを考慮しながら置くことで、リビングの生活感を自然な形で隠すことができます。

例えば、天井まで届く大型のシューズボックスを斜めに設置したり、背の高いグリーンや小さな棚を組み合わせて「ゆるやかな」仕切りを作るんです。

このように家具で空間を区切ることで、玄関とリビング仕切りなしのデメリットを最小限に抑えられます。

玄関からリビングまでの動線を工夫

玄関からリビングへの動線を「くにゃり」と曲げることで、視線や空気の流れを自然にコントロールできます。

直線的な動線ではなく、緩やかなL字やS字を描くように間取りを工夫することがおすすめです。

例えば、玄関を入って少し進んだところで「くるり」と向きを変える通路を設けると、プライバシーも守れて生活感も隠せるんです。

動線の工夫一つで、仕切りなしでも快適な住空間を実現することができます。

玄関とリビングの段差を付ける

玄関とリビングの間に「すとん」と適度な段差を設けることで、空間の区切りを自然に演出できます。

20~30センチ程度の段差があるだけで、視覚的にも心理的にも「ここからリビングだな」と感じられる空間になります。

実際に、2段くらいの段差を付けることで「ふわっ」と気持ちの良い空間の切り替わりが生まれ、温度差の緩和にも役立つんです。

段差は空間を仕切る重要なアクセントとなり、見た目も機能も両立できる効果的な対策となります。

間接照明で空間を区切る

照明の使い方を工夫することで、「ほわっ」と柔らかな空間の仕切りを作ることができます。

玄関とリビングで異なる明るさや色味の照明を使い分けることで、自然な空間の区切りが生まれるんです。

例えば、玄関には「しっとり」とした落ち着いた照明を、リビングには「あかあか」とした明るい照明を設置することで、雰囲気の違いを演出できます。

このように光で空間を区切ることで、壁のない開放感を保ちながら、それぞれの空間の独立性も確保できます。

床材の違いで空間を区切る

玄関とリビングで床材を変えることで、「ぴたっ」と空間を区切る効果が期待できます。

玄関には掃除のしやすいタイルを、リビングには温かみのある無垢材を使うなど、素材感の違いで空間を分けるんです。

具体的には、玄関の白いタイルから「すっ」とリビングのナチュラルな木目に切り替わることで、視覚的にもはっきりとした区切りが生まれます。

床材の違いは見た目だけでなく、歩いた時の足触りや音の違いでも空間の変化を感じることができます。

観葉植物やパーテーションを活用する

移動や模様替えが簡単な観葉植物やパーテーションを使って、「さらり」と空間を仕切ることができます。

背の高い観葉植物を数個組み合わせたり、デザイン性の高いパーテーションを設置することで、生活感を隠しながら見た目も素敵な空間に。

例えば、季節に合わせて「くるっ」と向きを変えられるパーテーションや、「すくすく」と育つ観葉植物で、その時々に合わせた空間づくりが可能です。

これらのアイテムは、必要に応じて配置を変えられる自由度の高さも大きな魅力となっています。


以上、玄関・リビング仕切りなしで失敗しない対策を解説しました。

[体験談]玄関・リビング仕切りなしで後悔した声

実際に、玄関・リビング仕切りなしで後悔した経験者の体験談を紹介します。


高橋 美咲さん(38歳・愛知県)

仕切りなしを選んだ理由は?
インテリアにこだわりたくて、玄関からリビングまでスッキリとした空間を作りたかったんです。
SNSで見かけるような、おしゃれなエントランス空間に憧れていました。
家具や観葉植物を置いて、玄関からリビングまでをギャラリーのような雰囲気にしたいと思って。
仕切りなしで困っている問題は?
テレワークが増えて、リビングで仕事をすることが多くなりました。
宅配便が来るたびに、玄関の出入りの音が気になって集中が途切れてしまいます。
オンライン会議中に、家族が帰ってきた時の物音が全部聞こえてしまうんです。
夫も在宅勤務なので、お互いの仕事の音が干渉して困っています。
問題をどうやって対策してる?
リビングにパーテーションを置いて、仮設の仕切りを作りました。
玄関には防音マットを敷いて、音を少しでも軽減するように工夫しています。
でも見た目が気になるし、根本的な解決にはなっていません。
オンライン会議の時は、お互いの予定を確認して部屋を分けて使うようにしています。
仕切りの有無を決めるアドバイス
在宅ワークをする可能性がある方は、音の問題を重視して検討してください。
私たちは見た目の素敵さだけで決めてしまい、実用面での検討が足りませんでした。
後付けの防音対策は限界があるので、設計の段階でしっかり考えることが大切です。
仕切りと開放感は、必ずしも相反するものではないと気付きました。

村田 健一さん(45歳・福岡県)

仕切りなしを選んだ理由は?
両親が高齢なので、よく実家に来てもらうんです。
将来的な介護のことも考えて、段差をなくしたバリアフリー設計にしました。
仕切りがないと、杖をついた父も、足の不自由な母も、玄関からリビングまでスムーズに移動できると思って。
仕切りなしで困っている問題は?
冬場の寒さ対策に苦労しています。
福岡は湿気が多いので、玄関を開けると冷たい空気がリビングまで一気に広がるんです。
両親が来る時は特に心配で、床暖房を入れていても、玄関の冷気で体調を崩さないか気になります。
エアコンの効きも悪くなって、光熱費が予想以上にかかっています。
問題をどうやって対策してる?
玄関に大きめのカーテンを付けて、仮設の仕切りを作りました。
床暖房は来客の30分前から入れるようにして、室温を安定させるようにしています。
玄関には、厚手のマットを何枚も重ねて敷いています。
でも見た目が生活感丸出しになってしまって、妻が不満そうです。
仕切りの有無を決めるアドバイス
介護を視野に入れている方は、バリアフリーと室温管理の両立を考えてほしいです。
引き戸や折戸など、開け閉めが簡単な仕切りの選択肢もあったのに、と後悔しています。
高齢者の安全と快適さを考えると、適度な仕切りは必要かもしれません。
特に寒暖差の大きい地域では、慎重に検討することをお勧めします。

松田 裕子さん(35歳・栃木県)

仕切りなしを選んだ理由は?
3歳と5歳の子どもがいるので、玄関の様子が見えた方が安全だと思ったんです。
上の子が下の子の面倒をよく見てくれるのですが、玄関での靴の着脱中に転ばないか心配で。
ベビーゲートを付けるより、視界が開けている方が子どもの動きに素早く対応できると考えました。
仕切りなしで困っている問題は?
子どもたちの友達が遊びに来た時が大変です。
玄関で5、6人の子どもたちが一斉に靴を脱ぐので、すぐにリビングまで土埃が広がってしまいます。
みんなで外遊びから帰ってきた時なんて、泥だらけの靴を脱ぐ場所もないくらい。
子どもたちの元気な声が響いて、赤ちゃんが昼寝から起きてしまうことも。
問題をどうやって対策してる?
玄関に大きな収納ベンチを置いて、靴を脱ぐスペースを確保しました。
来客用のスリッパも多めに用意して、子どもたちが並んで履き替えられるようにしています。
掃除機は玄関近くに置いて、すぐに使えるようにしました。
でも土埃は本当に困りものです。
仕切りの有無を決めるアドバイス
小さな子どもがいる方は、成長に合わせた空間の使い方を考えてみてください。
今は安全面で仕切りなしが便利ですが、子どもの友達が増えてくると、玄関周りの管理が大変になります。
可動式の間仕切りなど、成長に合わせて変更できる選択肢を残しておくと良かったかなと思います。

岩田 誠一さん(43歳・新潟県)

仕切りなしを選んだ理由は?
新潟は日が暮れるのが早いので、家の中を明るく感じられる間取りにしたかったんです。
仕切りをなくせば、玄関から入る光がリビングまで届くと考えました。
妻も「圧迫感のない、開放的な空間が良い」と言っていて。
設計士さんからも「光を取り込める」とアドバイスをもらい、決めました。
仕切りなしで困っている問題は?
雪国ならではの問題が次々と出てきて困っています。
玄関で雪を払っても、融けた雪がリビングまで水滴となって広がるんです。
子どもたちがスキーから帰ってきた時なんて、玄関が雪解け水でびしょびしょに。
冬場は下駄箱の周りに濡れた手袋や帽子が干してあって、見た目も良くないです。
問題をどうやって対策してる?
玄関に大きな除湿機を置いて、常時運転しています。
玄関マットも冬用の特別なものを使って、水分を吸収するようにしました。
外出時の着替えは2階の脱衣所でするようにして、極力玄関を使わないようにしています。
でも電気代がかさんで、正直きついです。
仕切りの有無を決めるアドバイス
雪国にお住まいの方は、冬の生活を具体的にイメージすることをお勧めします。
私たちは「明るい空間」にこだわりすぎて、冬の暮らしの大変さを見落としていました。
今から仕切りを付ける工事を検討していますが、費用が高額で躊躇しています。
光は取り入れつつ、玄関の水回りはしっかり区切る設計が理想だったかもしれません。

※プライバシー保護のため仮名です。

以上、玄関・リビング仕切りなしで後悔した経験者の体験談を紹介しました。

まとめ:玄関・リビングの仕切りは暮らし方で選ぼう

今回の不動産とーくは『玄関・リビング仕切りなしは後悔する?メリットデメリット14こ』と題して徹底解説しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

玄関からリビングまでを仕切りなしにした間取りは、開放感や家族の気配を感じられる素敵な空間となる可能性を秘めています。

一方で、生活感の目隠しや温度管理には工夫が必要です。

でも、床材や家具配置、パーテーションなどの対策を事前に考えることで、玄関とリビングを仕切りなしにして後悔する心配はありません。

大切なのは、ご家族の暮らし方に合わせて空間づくりを考えること。

玄関とリビングの仕切りなし対策をあらかじめ計画に組み込むことで、理想の住まいを実現できます。

以上『玄関・リビング仕切りなしは後悔する?メリットデメリット14こ』でした。

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