
「家の査定ってどこを見るの?」
自宅の訪問査定を前に、あなたも気になっていますか?
査定をしてもらうからには、
誰もがこう思っているはずですよね。
家の査定でどこを見るか?は、各不動産会社で大きな差はありません。
ただし、一戸建て査定・マンション査定では見る項目が異なるため、価格に反映されるポイントをこの記事でわかりやすく分けます。
この記事では、不動産業界17年のプロが『家の査定はどこを見る?どこまで見る?一戸建て12項目・マンション11項目』と題して徹底解説します!
最後まで読めば、依頼した家の査定を前に抱えた不安を解消できるはずです。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
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不動産業界17年。相談件数2,800件超・査定件数2,000件超。不動産コンサルティング事業を行なうクラウドハーツ・リアルエステート代表。≫詳しいプロフィール
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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※査定後に売るor売らないは自由です

どこを見るかわかれば、家の査定を前に色々準備できそうですね

愛着のわいた家じゃ、1円でも高く査定してほしいからの~
※訪問査定にやってきた不動産会社が、家のどこを見るのか?どこまで見るのか?に絞ります。
土地建物の面積、築年数、間取りなど資料で当たり前にチェックされる査定項目は除きます。
一戸建ての家の査定はどこを見る?どこまで見る?[全12項目]
一戸建ての家の査定ではどこを見るか?どこまで見るか?を、「外部・内部」に分けて解説します。
外部で見る項目[8項目]:一戸建て査定
家の査定にあたり、一戸建ての外部でどこを見るかは主に以下の8つです。
外壁や基礎の損傷有無
ひび割れなどがないかチェックします。
損傷があれば、雨漏りや傾きのおそれがあるからです。
間口
土地が道路に接する長さを測ります。
土地間口が広く、横幅の広い建物は生活空間にゆとりが出るため、査定に良い影響が出ます。
一方、間口が狭いときゅうくつな印象からマイナスです。
※ただし、奥行きが全くなく間口だけ広すぎるのは形状が悪く評価が低いです。
前面道路の幅員
道路の広さを測り、主に車の出し入れのしやすさをチェックします。
一般的に4mを下回ると狭いと判断し、家の査定にマイナスの影響が出ることが多いです。
日当たり
現地で実際の日当たりをチェックします。
日当たりの良さは土地の方角だけでは判断しません。
例えば、南向きは日当たりが良い方角ですが、周辺建物の影響により日当たりが悪い場合も想定されるからです。
反対に、日当たりが悪い北向きといえど、南側は空き地で開けているなど、実際は日当たりが良い場合もあるからです。
隣地からの越境物の有無
小さな土地が密集した住宅地では、隣の敷地に草木や建物の屋根などがハミ出ていることがよくあります。
多少であれば問題ありませんが、大幅に越境されている場合は、将来の建て替え時などに悪影響が出るため、家の査定時にチェックします。
周辺の町並み
町並みの見た目をチェックします。
家が魅力的かどうか以前に、その町に住みたいかどうかが重要な要素だからです。
極端な話、隣家がゴミ屋敷の場合は査定にマイナスな影響が出ます。
騒音の有無
線路が近い場合は電車や踏切の音、学校や公園が近い場合は子供の声など、日常生活で感じる音が騒音レベルの影響がないかチェックします。
ゴミ捨ての場所
家の真ん前が町内のゴミ捨て場ではないかどうかの確認です。
ゴミの日に10袋も15袋も家の前に捨てられるような場合は売りにくいからです。
以上、家の査定にあたり、一戸建ての外部でどこを見るか解説しました。
次に内部です。
内部で見る項目[4項目]:一戸建て査定
家の査定で一戸建ての内部のどこを見るかは主に以下の4つです。
水回り設備
キッチン・風呂・洗面化粧台・トイレなどの機能性や劣化の程度などをチェックします。
例えば、築年数の割に新しく、機能性が高い水回り設備があれば、査定に良い影響を与えるでしょう。
既にメーカー寿命がきていると考えられる場合は、交換も考慮して査定されるでしょう。
内装全般
床・建具・壁紙など目に見える全ての内装をチェックします。
綺麗に越したことはありませんが、「築年数の割にどうか?」という視点で見られることが多いです。
また、家を売却して次の買い手が住むにあたり、「どの程度リフォームが必要か?」も査定に大きく関係します。
日当たり(室内)
日当たりは家の中でもチェックします。
特にリビングダイニング部分の日当たりが査定に大きな影響を与えます。
また、各部屋においては、窓の方角・数・大きさは異なり、日当たりを阻害する周辺建物の状況も違うことから、部屋単位でチェックします。
雨漏りの有無
室内や収納内から天井を見上げて、雨染みがないかなどをチェックします。
もし雨漏りがあり、以前から放置していたものであれば、家の寿命に著しく影響を与えている可能性があるからです。
※落下の危険性から屋根にのぼることは一般的にはありません。
以上、一戸建ての家の査定に来た不動産会社はどこを見るのか?どこまで見るのか?「外部・内部」に分けて解説しました。
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かわって、マンション査定でどこを見るのか続けて解説していきます。
マンションの査定はどこを見る?どこまで見る?[全11項目]
マンションの家の査定ではどこを見るか?どこまで見るか?を、一戸建て同様に「外部・内部」に分けて解説します。
外部で見る項目[6項目]:マンション査定
家の査定にあたり、マンションの外部でどこを見るかは一般的に以下の6つです。
マンション全体の外観
マンション査定にあたり、外観は特に重要な要素です。
マンション単体としての外観はもちろん、町並みに馴染んだ外観であるかどうかをチェックします。
共用玄関
入居者全員が使う共用玄関は、マンションの顔とも言えます。
査定において、マンションの品位や維持管理の質を確認する大事な箇所です。
廊下・階段
共用部分を見ることで、マンションの維持管理の質がある程度わかります。
管理会社の掃除が行き届いているか、電球切れの放置などがないかをチェックします。
駐車場
マンションによって、平面駐車場・機械式駐車場など形態が異なるため現状を確認します。
部屋の戸数に対して用意された駐車台数が明らかに足りない場合はマイナスです。
反対に、近年の車離れから駐車場の空きが相当数目立つ場合は、管理組合の収入減になるため、査定上マイナス評価をする不動産会社もあるでしょう。
防犯設備の有無
防犯カメラ、オートロック、人感センサーライト、侵入防止の柵などを確認し、マンションでどの程度のセキュリティ対策が行われているかチェックします。
防犯性の高いマンションは人気だからです。
管理人の仕事状況
マンションの表面的な管理体制を管理人の仕事振りによっても確認します。
査定に影響を与えることは少ないですが、マンションの管理体制の良し悪しは、入居者の満足度に大きく左右するからです。
以上、家の査定にあたり、マンションの外部でどこを見るか解説しました。
内部を続けていきます。
内部で見る項目[5項目]:マンション査定
家の査定でマンションの内部のどこを見るかは主に以下の5つになります。
リビングダイニングの開放感
マンションは一戸建て以上に、家族がリビングダイニングで過ごす割合が高いです。
そのため、広く開放的なリビングダイニングをもつマンションは査定に良い影響を与えます。
水回り設備
キッチン・風呂・トイレ・洗面化粧台などの機能性や劣化状況などを確認します。
例えば、築年数の割に新しく、機能性が高い水回り設備のある家なら、査定はプラス評価になるでしょう。
一方、既にメーカー寿命がきている設備は、交換費用を検討して査定することになります。
日当たり(主にリビングダイニング)
日当たりはマンション査定で特に重要な要素です。
買い手がマンションか一戸建てかで迷う場合、日当たりを決め手にマンションにする人も多いからです。
主にリビングダイニングの日当たりがチェックされます。
バルコニーからの眺望
日当たり同様、バルコニーからの眺望はマンション査定で特に重要なポイントです。
一戸建てにはない眺望に魅力を感じ、マンションを購入する人は多いからです。
一般的に、眺望の良い高層階ほど査定に良い影響を与えます。
内装全般
床・建具・壁紙など室内にある全ての内装を確認します。
マンション売却後、次の買い手が家として住むにあたり、「リフォームがどのくらいかかるか?」は重要です。
劣化の程度がひどい場合は、想定されるリフォーム費用がマイナスされるでしょう。
以上、マンション査定に来た不動産会社はどこを見るのか?どこまで見るのか?、家の外部・内部に分けて解説しました。
一戸建て査定、マンション査定に共通して言えることは、同じ築年数の家でもどの程度の修繕が必要かによって、査定額に大きく差が出ると考えます。
大手ソニーグループのSRE不動産は、100%売主第一を徹底する売却専門エージェントが、自社顧客だけでなく他社顧客も含めて広範囲に売却活動。93.3%の高い顧客満足度で、他社の活動と比較しても高額売却への対応力がピカイチ。
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まとめ:家の査定でどこを見るのか知って準備しよう!
今回の不動産とーくは『家の査定はどこを見る?どこまで見る?一戸建て12項目・マンション11項目』と題して、下記の項目を解説しました。

少しは不安が取り除けたかの~?
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※査定後に売るor売らないは自由です
家の査定はあくまで査定であって、実際の売却価格とイコールではありません。
その点は頭に置いた上で、査定にのぞみましょう。
売却を進めるにあたって、不動産会社にあなたの家の魅力を正確に判断してもらう機会と考えるといいと思います。
以上『家の査定はどこを見る?どこまで見る?一戸建て12項目・マンション11項目』でした。