「お客様に怒られたハウスメーカーも多いよね」
「自分の家づくり、大丈夫かな…トラブルは嫌だ」
家を建てるとなると、期待が膨らむ一方で、さまざまな不安も頭をよぎりますよね。
特に、ハウスメーカーの営業マンとのやり取りが上手くいかなかったら…と心配になる方も多いのではないでしょうか。
実は、家づくりの現場では、営業マンとお客様の間で意見の食い違いが生じ、お客様が怒ってしまうケースも少なくありません。
この記事では、不動産・住宅業界18年のプロが『「お客様に怒られた…」ハウスメーカー営業マンの体験談まとめ』と題して徹底紹介します。
- 西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
-
不動産 x 住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替え等をサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士
[体験談]お客様に怒られたハウスメーカー…理由は?どう対応した?
実際にお客様に怒られたハウスメーカー営業マンの体験談を紹介します。
鈴木 大輔さん(32歳・兵庫県)
- お客様が怒った理由は何?
- 土地探しから始めた方で、希望していた場所がなかなか見つからず、スケジュールが大幅に遅れていました。ようやく条件に合う土地が見つかり、いざ契約…という時に、他のお客様に先を越されてしまったんです。私が「すぐに決断をお願いしたい」と伝えたものの、お客様の家族会議が長引き、数日後に「他のお客様に売れてしまいました」と報告した時、猛烈に怒られました。「あなたが早く契約を進めてくれなかったからだ!」と怒鳴られました。
- 怒られた後どう対応した?
- まずは、深く謝罪をしました。確かに早く契約を進められなかった私の責任もあると感じたので、全力でフォローに努めました。お客様の気持ちに寄り添い、同じ失敗を繰り返さないように、次に良い土地が出てきた時はすぐに連絡を入れ、事前に契約の準備をしておくよう心がけました。数ヶ月後、ようやく新しい土地が見つかり、今度はスムーズに契約が進みました。お客様にも「今回はありがとう」と言っていただけて、ホッとしました。
山田 理香さん(28歳・神奈川県)
- お客様が怒った理由は何?
- 内装の打ち合わせの最中に突然怒り出しました。理由は、「カーテンレールの位置が見積もりに反映されていない」というものでした。正直、それは内装チームのミスだったのですが、お客様にとっては細かい部分も家作りの重要な要素。私が「その部分は後で追加できる」と説明したのですが、「そんな後付けで済む話じゃない!」と激怒されました。
- 怒られた後どう対応した?
- お客様の立場に立って、なぜそんなに怒られているのかを理解することに努めました。そして、すぐに内装担当と連携をとり、見積もりにカーテンレールを含む形に修正。さらには、細かな箇所も一緒にチェックし、お客様が不安に感じることがないように、次の打ち合わせではすべての項目を一緒に確認して進めました。その結果、最終的には「あなたがしっかりフォローしてくれて安心した」と言っていただきました。
小林 健一さん(40歳・新潟県)
- お客様が怒った理由は何?
- 建設が始まってからの突然の仕様変更に対する追加費用についてでした。最初は「多少の変更なら無料で対応できる」と説明していたのですが、建設が進む中でお客様から「やっぱりキッチンの素材をもっと良いものにしたい」と言われ、その際に発生する追加費用が高額になったんです。そこで「これでは最初に聞いていた話と違う!」と強い不満をぶつけられました。
- 怒られた後どう対応した?
- 私の説明が足りなかったことを深く反省しました。すぐに上司に相談し、どこまでの費用をサービスとしてカバーできるかを確認しました。その後、改めてお客様に詳細な説明を行い、費用の一部を当社で負担する形で調整。時間をかけて丁寧に説明を重ねたことで、お客様も「最終的には納得した」と言ってくれました。信頼を取り戻すためのプロセスが大事だと学んだ瞬間でした。
佐藤 春菜さん(36歳・北海道)
- お客様が怒った理由は何?
- 当初からスケジュールに厳しい方でした。契約後、具体的な設計に入ってから、図面の修正をお願いされたんですが、その修正を反映するのに少し時間がかかってしまいました。忙しい時期だったため、どうしても優先順位を付けざるを得なかったのです。それに対し、お客様は「約束通りに対応してくれない!」と怒り心頭でした。
- 怒られた後どう対応した?
- まずは謝罪し、その場でスケジュールを再調整しました。お客様のご要望にすぐに対応できなかったことを心からお詫びし、「今後はもっとスピード感を持って対応します」と約束しました。さらに、修正後の図面を早急に作成し、翌日にはお客様に確認していただけるよう手配。最終的には「迅速な対応ありがとう」と感謝され、関係を修復することができました。
中村 信二さん(45歳・福岡県)
- お客様が怒った理由は何?
- 地盤調査の結果を報告するタイミングが遅れたことでした。お客様が非常に心配していた土地だったので、結果が出たらすぐに報告すると約束していたのですが、社内の調整がうまくいかず、数日後に報告することになってしまいました。「いつになったら連絡してくれるんだ!」と電話越しに激怒されました。
- 怒られた後どう対応した?
- すぐにお詫びの電話をし、翌日には直接ご自宅に訪問して謝罪しました。そして、地盤調査の結果を詳しく説明し、その結果が建築にどう影響するのか、どのような対策が必要かを丁寧にお伝えしました。その後も進捗をこまめに報告し、信頼を取り戻すことに努めました。最終的には「迅速な対応がありがたい」と言っていただけました。
松本 彩さん(30歳・愛知県)
- お客様が怒った理由は何?
- 完成後の引き渡しの際に怒り出しました。理由は「玄関のドアの色が思っていたのと違う」というものでした。打ち合わせの際、カタログの写真で選んでもらったのですが、実際の色合いが光の加減で少し違って見えたようで、「こんなの注文した覚えはない!」とお叱りを受けました。
- 怒られた後どう対応した?
- すぐにお客様のもとに伺い、現場で一緒に確認しました。その上で、ドアの色を修正できるかどうかを工務店と相談し、一部塗装をやり直すことで解決しました。また、今後のトラブルを防ぐために、事前に現物サンプルを使って確認していただくことを提案し、承諾を得ました。お客様からは「次回はしっかり確認する」と言われ、引き渡しは無事に完了しました。
高橋 敏雄さん(38歳・静岡県)
- お客様が怒った理由は何?
- 新婚さんで、リビングの大きな窓をこだわって設置したかったのですが、その窓の取り付け位置が図面と若干異なっていたことに気づかれました。「図面と違うじゃないか!」と非常に怒られました。特に窓の高さが思っていたよりも低くなってしまったことが問題でした。
- 怒られた後どう対応した?
- すぐに現場に駆けつけ、原因を調べました。結果的には工務店側のミスだったため、すぐに謝罪し、どう修正できるかをお客様と相談しました。最終的に追加費用なしで窓の位置を調整し、修正作業を行いました。迅速な対応のおかげで、お客様の怒りも和らぎ、最後には「細かいところまで対応してくれて助かった」と言っていただけました。
加藤 洋一さん(29歳・東京都)
- お客様が怒った理由は何?
- 屋根の素材に非常にこだわっていましたが、最終的に選んだ素材が耐久性に問題があることを後で知り、私に「なんでその情報を先に教えてくれなかったんだ!」と怒りをぶつけてきました。選択肢の中で一番見た目を優先されたため、私もその意向に従っていたのですが、説明不足だったと反省しました。
- 怒られた後どう対応した?
- お客様の怒りに真摯に向き合い、謝罪しました。そして、すぐに代替案を提案し、耐久性の高い素材への変更を検討していただくようにしました。その際、コストの違いや工期への影響も含めて丁寧に説明し、納得していただけました。お客様も「もっと早く相談すれば良かった」と仰り、最終的には満足のいく形で家が完成しました。
以上、実際にお客様に怒られたハウスメーカー営業マンの体験談を紹介しました。
まとめ:ハウスメーカーとトラブルなく家づくりを進めるために
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
注文住宅を建てる際、お客様がハウスメーカーに期待するのは、もちろんスムーズな進行と理想の家づくりです。
しかし、営業マンとのコミュニケーションに不安を感じることや、要望がうまく伝わらない場面もあるかもしれません。
体験談で紹介されたようなトラブルは、事前のすり合わせや丁寧な確認を徹底することで、未然に防ぐことができます。
注文住宅は人生で大きな買い物ですから、どんな些細な疑問や不安でも、遠慮せずに質問し、納得できるまで確認しましょう。
相手に伝えたいことを明確に伝えることが、後悔のない家づくりへの一歩です。
この記事が、注文住宅を考えている皆様の参考になれば幸いです。
これからも理想の住まいづくりを応援しています。
以上『「お客様に怒られた…」ハウスメーカー営業マンの体験談まとめ』でした。
「若い営業マンだけど大丈夫かなぁ…」 「入社して間もない営業マンはちょっと…」 一生に1度の家づくりを任せる営業マンが「若い」と、それだけで不安になる人も多いと思います。 とはいえ、若さゆえに熱心で情熱があり、顧客ファー …
「営業マンの言うこと、全部信じて大丈夫かな…」 「本音では何か隠していることってあるのかな…」 家を建てるとき、ハウスメーカーの営業マンと話す機会は避けて通れませんが、彼らの言葉は大きな助けになる一方で、営業トークへの不 …