60代の住み替えブログ!実際は大丈夫?体験談&メリットデメリット

「このまま今の家に住み続けても大丈夫かな…」
「住み替えを考えているけど、体力的に無理?」
「60代での住み替えって、実際どうなの?」

年齢を重ねてから住み替えを決断するのは、誰でも不安なものです。

とはいえ、高齢化社会を迎え、60代からの住み替えを検討する方は増えてきました。

準備不足のまま住み替えを急いでしまうと、思わぬ失敗や後悔につながるケースも。

でも安心してください。

計画的に進めることで、快適な住まいと充実したセカンドライフを手に入れている60代の先輩たちがたくさんいます

そこでこの記事では、不動産×住宅業界18年のプロが『60代の住み替えブログ!実際は大丈夫?体験談&メリットデメリット』と題して、たくさんの体験談を集めました。

最後まで読めば、60代からの住み替えに必要な具体的な準備と、成功のために押さえるべきポイントがすべて分かります。

この記事を執筆した専門家
西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)
西田 喜宣|クラウドハーツ・リアルエステート代表
不動産×住宅業界18年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超 ≫運営者情報
【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表
【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

60代で住み替えって大丈夫?後悔しない?

60代からの住み替えは、しっかりと計画を立てて進めれば十分に実現可能です

実際に60代で住み替えを経験した方の多くが、新しい環境での暮らしを満喫されています。

ケイスケ

具体的な準備があれば
安心なんですね

ただし、準備不足のまま焦って決めてしまうと、体力面での負担が大きくなったり、新しい環境になじめなかったりするリスクもあります。

大切なのは、住み替えの目的をはっきりさせ、体力面や経済面での準備を整えること。そして、バリアフリーや利便性など、これからの暮らしに必要な条件をしっかりと見極めることです。

カエデ

条件をしっかり
決めておきたいわ

例えば、駅から徒歩10分以内の物件に住み替えた60代の方は、買い物や通院の便利さを実感し、むしろ以前より行動範囲が広がったと話しています。

レオ教授レオ教授

便利な立地なら
むしろ活動的になれるぞ!

つまり、60代での住み替えは、これからの人生をより豊かにするチャンスといえるのです。

[体験談]60代で実際に住み替えした人の本音

実際に60代で住み替えを経験した方々の声を集めてみました。

その体験談には、成功のヒントがたくさん隠されています。

特に「決断のきっかけ」「準備の進め方」「直面した課題」など、リアルな声から学べることは多いはずです。

ケイスケ

先輩たちの声を
参考にしたいな

それぞれの体験者が語る本音の声を見ていきましょう。


西村 麻由子さん(63歳・長野県)

住み替えを決断したきっかけは?
夫の定年退職を機に、長年住んでいた横浜の一戸建てを手放すことにしました。
子どもたちも独立し、広すぎる家の維持管理に疲れを感じていたんです。
何より、夫が趣味の家庭菜園を本格的にやりたいと言い出したのが最後の後押しでした。
自然豊かな信州での暮らしに憧れがあり、思い切って決断しました。
住み替え先を選ぶ際、最も重視した条件は?
医療機関へのアクセスを第一に考えました。
年齢的なことを考えて、総合病院まで車で15分以内という条件は譲れませんでした。
また、スーパーマーケットや日用品店が徒歩圏内にあることも重視しました。
将来、運転できなくなった時のことを考えての判断です。
住み替えによる暮らしの変化は?
朝、小鳥のさえずりで目覚めるようになり、心が穏やかになりました。
夫は念願の畑仕事に精を出し、私も近所の方々と野菜作りを教え合うようになって。
収穫した野菜を近所におすそ分けするのが楽しみになっています。
都会の喧騒から離れて、本当の豊かさを実感する毎日です。
経験してわかった意外な苦労は?
雪かきの大変さには正直、驚きました。
横浜では経験したことのない重労働で、最初の冬は本当に戸惑いましたね。
ご近所の方が除雪機を貸してくださったり、コツを教えてくださったりして、なんとか乗り越えられました。
今では冬の作業も生活の一部として受け入れています。
60代でこれから住み替えたい人にひと言
環境の変化を恐れずに、新しい一歩を踏み出してほしいと思います。
私たちも最初は不安でしたが、今では毎日が発見と喜びに満ちています。
ただし、医療や買い物など、将来の生活を具体的にイメージして選ぶことが大切ですよ。

高橋 正一さん(65歳・福岡県)

住み替えを決断したきっかけは?
東京の古いマンションに住んでいましたが、大規模修繕の話が持ち上がったんです。
高額な修繕費用を考えると、この機会に終の住処を考え直そうと思いました。
妻の実家がある福岡なら、親の介護も考えられるし、物価も安いので、思い切って移住を決意したんです。
住み替え先を選ぶ際、最も重視した条件は?
平屋建ての一戸建てであることにこだわりました。
将来の足腰の衰えを考えると、階段の上り下りは避けたかったんです。
また、奥さんの実家から車で30分以内という条件も外せませんでした。
介護が必要になった時のことを考えての決断です。
住み替えによる暮らしの変化は?
東京と比べて、時間の流れがゆったりしていることに驚きました。
近所づきあいも温かく、休日には家族ぐるみの付き合いが増えています。
何より、家賃や生活費が東京の半分以下になり、趣味の時間を増やせるようになったのが嬉しいですね。
妻も地元に戻れて喜んでいます。
経験してわかった意外な苦労は?
方言の壁には苦労しました。
標準語しか話せない私は、最初は商店での会話にも戸惑うことがありました。
でも、地元の人々が優しく接してくれて、今では少しずつ方言も理解できるようになってきました。
むしろ、その土地の言葉を覚えていく過程が楽しいですね。
60代でこれから住み替えたい人にひと言
住み替えは、人生の新しいチャプターを開く素晴らしい機会だと思います。
確かに不安もありますが、綿密に計画を立てれば必ず道は開けます。
特に、医療や介護の面で将来を見据えた選択をすることをお勧めします。

中川 紀子さん(67歳・石川県)

住み替えを決断したきっかけは?
大阪の駅前マンションに住んでいましたが、夜間の騒音に悩まされていました。
年を重ねるにつれ、静かな環境で暮らしたいという思いが強くなってきたんです。
たまたま旅行で訪れた金沢の街並みに魅了され、思い切って住み替えを決意しました。
歴史ある町家を改装して住むという夢が、ここなら叶えられると思ったんです。
住み替え先を選ぶ際、最も重視した条件は?
文化施設や美術館が徒歩圏内にあることを重視しました。
長年の夢だった茶道を本格的に学びたいと思っていたので、お稽古に通いやすい場所を選びました。
古い町並みは残しつつ、耐震補強がしっかりしている物件を探すのに苦労しましたが、理想的な町家に巡り会えました。
住み替えによる暮らしの変化は?
毎日の暮らしに季節感が宿るようになりました。
古い町家特有の風通しの良さで、自然と季節の移ろいを感じられます。
近所には同じように移住してきた方も多く、お茶会を開いたり、地域の伝統行事に参加したり。
心豊かな暮らしができています。
経験してわかった意外な苦労は?
冬の寒さ対策には本当に苦労しました。
町家は風情があるけれど、古い建物なので断熱性に難があったんです。
床暖房を入れたり、二重窓にしたり、かなりの投資が必要でした。
でも、快適に暮らすための必要経費だと割り切っています。
60代でこれから住み替えたい人にひと言
年齢を重ねてからこそ、自分らしい暮らしを実現できる時期だと思います。
私も不安はありましたが、好きな町で、好きな家に住むことで、人生が豊かになりました。
ただし、改装費用など、予想外の出費も覚悟しておくことをお勧めします。

池田 春彦さん(61歳・沖縄県)

住み替えを決断したきっかけは?
関西で製薬会社に勤めていた時、出張で訪れた沖縄の青い海に魅了されたんです。
退職後は毎年、妻と沖縄旅行に来ていましたが、そのたびに「ここに住みたいね」と話していました。
思い立って不動産を見に行ったら、予想以上にリーズナブルな物件が見つかって。
子どもたちも応援してくれ、思い切って終の住処として選びました。
住み替え先を選ぶ際、最も重視した条件は?
那覇空港からのアクセスを重視しました。
子どもたちや孫が気軽に遊びに来られる場所でないと、と考えたんです。
また、近くにスーパーマーケットがあることも大切でした。
観光地化されすぎていない、地元の人が多く住む地域を選びました。
住み替えによる暮らしの変化は?
毎朝、海沿いを散歩するのが日課になりました。
潮風を感じながらのウォーキングで、持病の血圧も安定してきましたよ。
近所には移住組の仲間も多く、週末はみんなでバーベキューをしたり、釣りに行ったり。
孫たちも長期休暇には必ず遊びに来てくれて、家族の絆が深まった気がします。
経験してわかった意外な苦労は?
台風の備えには本当に気を使います。
ベランダの植木鉢を全部室内に入れたり、窓に養生テープを貼ったり。
最初の台風の時は戸惑いましたが、近所の方々が丁寧に教えてくださって助かりました。
湿気対策も欠かせません。
除湿機は一年中フル稼働です。
60代でこれから住み替えたい人にひと言
「いつか」を「今」に変える勇気を持ってほしいですね。
私たちも最初は不安でしたが、結果的に素晴らしい選択になりました。
ただし、現地で暮らす生活を一度体験してからの決断をお勧めします。
観光気分の印象だけで決めるのは危険かもしれません。

森田 智恵子さん(64歳・栃木県)

住み替えを決断したきっかけは?
千葉の団地に30年以上住んでいましたが、一人暮らしになってから部屋の広さを持て余すようになりました。
そんな時、姉が栃木の老人ホームに入居することになり、その近くの小さな賃貸マンションが目に留まったんです。
姉の様子を見に行きやすい場所で、家賃も手頃だったので、これも縁かなと思って引っ越しを決めました。
住み替え先を選ぶ際、最も重視した条件は?
駅から徒歩圏内というのが絶対条件でした。
車の運転に自信がないので、電車で東京の子どもたちに会いに行けることを重視しました。
また、姉の老人ホームまで歩いて15分という立地も決め手になりました。
近くに温泉施設があるのも、うれしいポイントでしたね。
住み替えによる暮らしの変化は?
姉と毎週のように会えるようになり、互いを支え合う関係が築けました。
老人ホームのイベントにも参加させてもらえて、新しい友人もできました。
家賃が安くなった分、趣味の陶芸教室に通えるようになったのも嬉しい変化です。
シンプルな暮らしの中に、確かな充実感を感じています。
経験してわかった意外な苦労は?
長年使っていた家具や思い出の品々を手放すのは、想像以上に辛かったです。
でも、断捨離をしていく過程で、本当に大切なものが見えてきました。
また、新しい土地での病院探しには苦労しました。
かかりつけ医を見つけるまでに、半年ほどかかりましたね。
60代でこれから住み替えたい人にひと言
一人暮らしだからこそ、支え合える人が近くにいる環境を選んでほしいと思います。
私の場合は姉が近くにいることで、精神的にとても安心できています。
物件探しは焦らず、自分のペースで進めることをお勧めします。
きっと、理想の住まいとの出会いがあるはずです。

山下 健一郎さん(66歳・兵庫県)

住み替えを決断したきっかけは?
大阪で経営していた会社を息子に譲り、妻と二人、神戸の港が見える高層マンションに引っ越すことにしました。
実は若い頃から、いつか海の見える部屋に住むのが夢だったんです。
終の住処を考えた時、駅や商業施設が徒歩圏内にある都会の利便性は絶対に外せないと思いました。
終活セミナーで「残された方の生活も考えて住まいを選ぶべき」と聞き、決心がつきました。
住み替え先を選ぶ際、最も重視した条件は?
24時間管理人常駐のセキュリティと、充実した防災設備を重視しました。
年を重ねても安心して暮らせる環境が第一条件でしたね。
また、バリアフリー設計で、将来車椅子になっても生活できる広さの廊下と部屋を選びました。
実は妻が料理好きなので、対面キッチンにこだわったのも大きなポイントでした。
住み替えによる暮らしの変化は?
朝、ベランダで海を見ながらコーヒーを飲むのが至福の時間になりました。
夜景も素晴らしく、たまに子どもや孫が来ると、みんなで見とれています。
同じマンションには同世代の方が多く住んでいて、ラウンジでの交流も楽しいですね。
妻も料理教室を主催するようになり、新しい生きがいが見つかったようです。
経験してわかった意外な苦労は?
高層階特有の強風には驚きました。
ベランダに出られない日もあるほどで、植物を育てるのにも一苦労です。
また、管理費と修繕積立金の高さは想定以上でした。
でも、将来のメンテナンスのことを考えると、必要な支出だと割り切っています。
60代でこれから住み替えたい人にひと言
若い頃の夢を諦めないでほしいですね。
私たちの世代だからこそ、これからの人生を楽しむ住まい選びができると思います。
ただし、将来の身体状況の変化も見据えた選択を心がけることをお勧めします。
安全で快適な住まいは、新しい人生の楽しみ方を教えてくれますよ。

斎藤 美代子さん(68歳・茨城県)

住み替えを決断したきっかけは?
定年後も東京で働いていましたが、テレワークを経験し、都心に住む必要性を感じなくなりました。
実家の茨城の畑を守っていた弟が体調を崩し、せっかくの農地を手放すのは寂しいと思ったんです。
幼い頃から実家の梅の木が大好きで、この木と共に老後を過ごせたらと思い、Uターンを決意しました。
住み替え先を選ぶ際、最も重視した条件は?
築40年の実家を建て替えることにしました。
設計士さんには、梅の木は残しつつ、車椅子でも生活できる間取りをお願いしました。
特に、お風呂場は将来介助が必要になっても使えるよう、広めに設計してもらいました。
実家の雰囲気は残しながら、現代的な設備を入れることにこだわりました。
住み替えによる暮らしの変化は?
毎年、梅の実を収穫して梅干しを作るのが楽しみになりました。
昔から続く近所付き合いも健在で、採れた野菜のおすそ分けが日常になっています。
テレワークの仕事も週2回程度継続していて、都会と田舎、両方の良さを楽しめています。
実は最近、ご近所の方が農業を教えてくれて、少しずつ畑仕事も始めました。
経験してわかった意外な苦労は?
家の建て替え中の仮住まい探しには苦労しました。
田舎は賃貸物件が少なく、半年間、遠方の親戚宅にお世話になることに。
また、車がないと生活できない環境に慣れるまでは大変でした。
一番の悩みは雪かきですが、ご近所の方が快く手伝ってくださいます。
60代でこれから住み替えたい人にひと言
原点に帰ることも、素敵な選択肢の一つだと思います。
私の場合、実家という選択が、新しい生活の扉を開いてくれました。
建て替えは大変でしたが、将来のことを考えた設計ができて良かったです。
地方での暮らしは不便もありますが、人と人とのつながりの温かさが何より心強いですよ。

※プライバシー保護のため仮名です。

以上、60代で家を売って住み替えた人の体験談を紹介しました。

60代で住み替えるメリット・デメリット

住み替えには、実はたくさんのメリットがあります。

特に60代は、これからの生活スタイルを見据えた住まい選びができる絶好のタイミング。

ケイスケ

ちょうどいい
タイミングなんだ

子育ても終わり、仕事も一段落したこの時期だからこそ、じっくりと検討して理想の住まいを見つけられます

具体的なメリットを見ていきましょう。

メリット

住居費の大幅な見直しができる

住み替えは、住居費を大幅に見直すチャンスです。

カエデ

家計の見直しも
できそうね

例えば、広すぎる家から適正な広さの家に住み替えることで、光熱費や固定資産税を抑えることができます。

また、住宅ローンの返済が終わっている方なら、売却益を活用して、新居の購入費用や家賃を賢く設定できます。

レオ教授レオ教授

支出を抑えて
ゆとりある暮らしの実現じゃ

老後の暮らしに合った家選びができる

60代からの住み替えは、これからの生活スタイルに合わせた理想的な住まい選びができる大きなメリットがあります。

例えば、趣味を楽しむためのスペースを確保したり、料理好きなら広々としたキッチンを選んだり、ガーデニングが趣味なら庭付きの物件を探したり。

自分たちの希望を叶える住まい選びが可能です。

ケイスケ

自分の好きなように
できるっていいな

高く売却できれば老後資金を確保できる

60代での住み替えの大きなメリットの一つが、今の家を売却して得られる資金を、老後の生活資金として活用できる点です。

ただし、売却のタイミングや相場を見誤ると、思ったより売却額が低くなってしまうリスクもあります。

カエデ

売却は慎重に
進めないとね

そのため、複数の不動産会社に査定を依頼し、適正な売却価格を見極めることが重要です。

売却で得た資金は、新居の購入費用や家賃の支払い、将来の医療費など、計画的に活用していきましょう。

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子育て後の広すぎる家から適正な広さに

子どもが独立した後の家の広さは、むしろ負担になりがちです。

適正な広さに住み替えることで、掃除や片付けの手間が大幅に減り、身体的な負担も軽くなります

ケイスケ

広いと掃除が
大変だよね

例えば、4LDKから2LDKに住み替えた方は、「がらんとした部屋の掃除から解放されて、すっきりした気分」と話しています。

レオ教授レオ教授

家事の時間が
減るのは大きなメリットじゃ

日常生活に便利な場所へ引っ越せる

60代からの住み替えで、買い物や通院など、生活に必要な場所が徒歩圏内にある便利な立地を選べます

カエデ

歩いて行ける範囲に
お店があると安心ね

例えば、スーパーまで車で15分かかっていた方が、徒歩5分の場所に引っ越して「毎日の買い物がとても楽になった」とほっとしています。

また、将来車の運転ができなくなっても、徒歩や自転車で気軽に外出できる環境を選べるのも大きな魅力です。

新しい環境で第二の人生をスタートできる

住み替えは、新しい暮らしへの第一歩。60代からの住み替えは、まさに第二の人生のスタートを切るチャンスです。

ケイスケ

わくわくする
気持ちもあるな

例えば、趣味のサークル活動が盛んな地域に引っ越して、新しい仲間との交流を楽しむ方も。

また、住み替えをきっかけに、長年やりたかった習い事を始めたり、地域のボランティア活動に参加したりする方も増えています。

レオ教授レオ教授

新しい環境は
刺激にもなるのじゃ

バリアフリーの住まいで将来の不安を解消

60代での住み替えなら、将来の身体的な変化を見据えて、バリアフリー設計の住まいを選ぶことができます

カエデ

先のことを考えると
これは大事よね

例えば、段差をなくした床、手すりの設置、広めの廊下幅など、暮らしやすい設計の物件を探せます。

実際に、玄関の上がり框につまずきそうで不安だった方が、フラットな玄関の物件に住み替えて「すとんと入れるようになって本当に楽」と喜ばれています。

レオ教授レオ教授

家の中の安全性は
何より大切じゃ

また、エレベーター付きのマンションなら、将来階段の上り下りが困難になっても安心です。

老後の趣味に合った住まい作りができる

時間に余裕のある60代は、趣味を楽しむための理想的な住まい作りができる絶好のタイミングです。

ケイスケ

好きなことを楽しめる
家っていいですね

例えば、自宅で絵画を描くことが趣味の方は、たっぷりと陽光が入る明るい部屋を書斎に。読書が好きな方は、ゆったりと本が読める静かな環境を。

また、料理好きな方は、使い勝手の良いシステムキッチンがある物件を選んで、毎日の料理をわくわくと楽しんでいます。

カエデ

自分の好きなことに
集中できそう

ただし、予算オーバーにならないよう、優先順位をつけて設備や間取りを決めることが大切です

レオ教授レオ教授

予算内で
賢く選ぼうぞ!

ただし、すべてが一度にガラリと変わることで、戸惑いを感じる方もいます。焦らずゆっくりと、新しい環境に馴染んでいくことが大切です。

デメリット

60代からの住み替えには、気をつけたい点もいくつかあります。

特に慣れ親しんだ環境を離れることへの不安や、引っ越しにかかる体力的な負担は、よく耳にする心配事です

ケイスケ

デメリットも
しっかり確認したいな

ただし、これらの多くは事前の準備で軽減できます。具体的に見ていきましょう。

住み慣れた地域・近所付き合いがリセット

長年住んだ地域を離れることは、大きな決断です。

日々の買い物ルートや、顔なじみの商店街、気の合う近所の方々との付き合いなど、築き上げてきた生活基盤がゼロからのスタートになります。

カエデ

ご近所付き合いも
一からなのね

例えば、20年以上住んでいた地域から引っ越した方は「スーパーの場所は分かっても、どの店が美味しいお惣菜を作っているかが分からずとまどいました」とぽつりと話します。

レオ教授レオ教授

少しずつ新しい
お気に入りを見つけていこう

引っ越し作業の体力的な負担が大きい

60代になると、若い頃のように体力が続かないもの。荷物の仕分けや梱包作業は、想像以上に体力を消耗します

ケイスケ

体力的な不安は
あるよね

特に、長年住んだ家には思い出の品々がどっさり。「これは取っておきたい」「あれも捨てられない」と、荷物の整理に時間がかかってしまいます。

でも安心してください。最近は、荷物の仕分けから梱包、搬出までを代行してくれるサービスも充実しています。

レオ教授レオ教授

プロの力を
借りるのも賢い選択じゃ

新しい環境への慣れるまでストレスがある

慣れない環境での生活は、思いのほかストレスを感じるもの。

どんなに便利な場所でも、最初は近所の道や店の場所が分からず、ごそごそと地図を確認することも

カエデ

慣れるまでは
不安よね

実際、引っ越して3ヶ月の方は「スーパーまでの近道を覚えるのに時間がかかり、最初の1ヶ月は毎日どきどきしながら買い物に行っていました」と振り返ります。

ただし、これは誰もが通る一時的な不安期間。近所を散歩したり、地域の催しに参加したりすることで、徐々に解消されていきます。

レオ教授レオ教授

焦らず一歩ずつ
進んでいけばいいのじゃ

思い出の詰まった家を手放す精神的負担

子育ての思い出が詰まった家を手放すことは、想像以上に心に重くのしかかってきます

カエデ

思い出の詰まった家
なかなか手放せないわ

例えば、25年住んだ家を売却した方は「子どもの身長を記した柱の跡を見た時、じーんときて涙が出そうでした」と当時を振り返ります。

また、庭の草花や、子どもと一緒に作った小さな物置など、一つひとつに思い出が刻まれています。

レオ教授レオ教授

大切な思い出は
心に残っているものじゃ

でも、その思い出は家を手放しても消えるものではありません。写真に収めたり、家族で思い出を語り合ったりすることで、大切な記憶として心に刻んでいけます

新居探しでの失敗リスクもゼロではない

60代での新居探しには、見落としがちな注意点がいくつもあります

ケイスケ

失敗は避けたいけど
何に気をつければ?

例えば、「駅から近い」と思って契約したものの、実は急な坂道があって体力的にきついケース。また、「静かな環境」と説明されたマンションが、早朝から下階の生活音が響いてくるといったケースも。

カエデ

事前に確認
しておきたいわね

そのため、物件見学は必ず複数回、しかも朝・昼・夜の異なる時間帯に行うことをおすすめします。

また、地域の医療施設や商業施設はもちろん、自治会の雰囲気や地域活動の様子まで、生活に関わるポイントは細かくチェックしましょう

レオ教授レオ教授

慎重に確認して
後悔のない選択をしようぞ!


以上、60代で住み替えるメリット・デメリットを解説しました。

60代の住み替えに失敗しないポイントは?

60代での住み替えを成功させるには、しっかりとした準備と計画が欠かせません。

特に重要なのは、「今の持ち家の売却」と「住み替え先の物件選び」の2つのポイントです。

ケイスケ

具体的に何から
始めればいいのかな

一つひとつ丁寧に進めることで、安心して住み替えを実現できます。

「今の持ち家の売却」のポイント

まずは、今お住まいの家の売却について。

売却金額で損をしたり、必要以上に時間がかかったりするケースの多くは、この準備段階でのミスが原因です。

カエデ

売却は慎重に
進めたいわね

具体的なポイントを確認していきましょう。

複数の不動産会社で査定を比較する

必ず3社以上の不動産会社に査定を依頼しましょう。査定金額は会社によってばらつきがあるものです。

例えば、実際に4,000万円で売却できた物件で、最高査定額と最低査定額で800万円もの差があったケースも。

レオ教授レオ教授

大きな差が
出ることもあるのじゃ

また、不動産会社によって得意とする物件や販売手法が異なります。複数社に相談することで、自分の家に合った売却方法が見つかりやすくなります。

売却のベストなタイミングを見極める

春や秋は住み替えのニーズが高まる時期。3月や4月、9月や10月は、特に物件を探す人が多くなります

ケイスケ

季節で需要が
変わるんだ

一方、お盆や年末年始は不動産売買が停滞しがち。時期によって売れやすさが変わることを覚えておきましょう。

また、大規模な再開発計画や新駅の開業など、地域の将来性に影響する要素もチェック。これらの情報も売却のタイミングを考える材料になります。

住み替えにかかる諸費用を事前に確認

売却時には、さまざまな費用が発生します。

仲介手数料や税金、引っ越し費用など、予想以上にかかる出費も。きちんと把握しておかないと、住み替え計画に狂いが生じかねません。

カエデ

具体的な金額を
リストアップしたいわ

例えば、以下のような費用を事前に確認しましょう。

  • 不動産仲介手数料
  • 売却に伴う税金(譲渡所得税など)
  • 残債の繰り上げ返済手数料
  • 引っ越し費用
  • 新居の購入諸費用または賃貸契約費用

近隣の売却相場は必ずチェックする

近隣で実際に売却された物件の価格を知ることは、適正な売却価格を判断する重要な指標になります。

レオ教授レオ教授

相場を知ることで
強気な交渉もできるぞ!

例えば、同じような築年数や広さの物件が、直近6ヶ月でどのくらいの価格で売れているのか。不動産会社に質問したり、ネットの売却事例を調べたりして、しっかり情報収集しましょう。

ケイスケ

相場より高すぎても
売れないもんね

また、新築マンションの販売価格や、近隣の賃貸相場なども、市場価値を判断する参考材料になります。

「住み替え物件選び」のポイント

いよいよ新しい住まい選びです。この選択が、これからの暮らしの質を大きく左右します。

特に60代からの住み替えでは、将来の健康状態や生活スタイルの変化まで見据えた物件選びが重要です。

ケイスケ

先のことまで
考えないとだね

具体的なチェックポイントを見ていきましょう。

将来の健康負担を考えた間取り選び

階段の上り下りや、部屋から部屋への移動のしやすさなど、将来の体力低下を見据えた間取り選びが大切です。

カエデ

今は元気でも
先のことを考えたいわ

例えば、以下のような点に注目しましょう。

  • 寝室とトイレ・洗面所が近い配置
  • 廊下や通路の幅が十分にある
  • 段差の少ないフラットな設計
  • 必要な収納が使いやすい位置にある
レオ教授レオ教授

動線の確認は
特に重要じゃ

医療施設や生活施設までの距離を確認

病院や診療所、スーパーやドラッグストアなど、生活に欠かせない施設までの実際の距離と所要時間を、必ず自分の足で確認しましょう

高齢になってからの通院は、想像以上に負担になるもの。地図上では近く見えても、実際に歩いてみると意外と遠かったということも

ケイスケ

実際に歩いてみないと
分からないもんね

特に、かかりつけ医を変えたくない方は、新居から現在の病院までの通院手段と時間をしっかり確認することをおすすめします。

固定費や管理費を含めた家計試算をする

住み替え後の生活を支える家計のシミュレーションは必須です。

毎月の固定費や管理費を見落として、予想以上の出費に慌てることのないよう、以下の費用をリストアップしましょう。

  • 管理費・修繕積立金(マンションの場合)
  • 固定資産税・都市計画税
  • 火災保険料
  • 光熱費の変動予測
  • 新しい地域での生活費の変化
カエデ

毎月の支出を
きちんと計算したいわ

高齢になっても使いやすい設備にこだわる

年齢とともに体力や視力は少しずつ衰えるもの。今は問題なく使える設備でも、10年後、20年後の使い勝手まで想像して選びましょう

具体的には、こんな設備がおすすめです。

  • 温度調節が簡単な水栓
  • レバー式の取っ手
  • 掃除がしやすい便器
  • 収納の取り出しやすさ
  • 明るい照明設備
レオ教授レオ教授

使いやすい設備で
快適な暮らしを続けようぞ!

特に、キッチンや浴室、トイレなどの水回りは、毎日使う場所だけに、使い勝手の良し悪しが生活の質に大きく影響します

日当たりや騒音環境をチェック

日当たりの良し悪しは、室内の明るさや温かさだけでなく、心身の健康にも大きく影響します

朝は気持ちよく目覚められるか、昼間は十分な採光があるか、西日が強すぎないかなど、時間帯ごとの確認が必要です。

カエデ

日当たりは
大事よね

また、騒音チェックは必ず複数回実施を。平日と休日、朝・昼・夜で、がらりと環境が変わることも。

レオ教授レオ教授

静かな環境で
ぐっすり眠れるかが重要じゃ

緊急時の地域のサポート体制を確認

万が一の時のために、地域の支援体制を把握しておくことは重要です。

特に、救急車の到着時間や、24時間対応の医療施設、休日診療所の場所などは、事前に確認しておきましょう

ケイスケ

いざという時のために
確認しておきたいな

また、地域包括支援センターや民生委員の連絡先、自治会の防災対策など、高齢者向けの支援体制がどの程度整っているかも重要なポイントです。

住み替え後のコミュニティ情報を集める

60代からの新生活では、地域とのつながりが心の支えになります。

自治会の活動内容や、趣味のサークル、高齢者向けの交流イベントなど、新しい仲間作りのきっかけとなる情報を集めましょう

カエデ

新しい友達が
できるといいわね

例えば、地域の公民館や図書館に立ち寄って、わくわくするような活動を探してみるのもおすすめです。

レオ教授レオ教授

地域の輪に
徐々に溶け込んでいこう

交通の利便性を実際に歩いて確かめる

最寄り駅やバス停までのアクセスは、必ず自分の足で確認を。

地図上の距離だけでは分からない坂道や階段、日陰の少ない道のりなど、実際に歩いてみないと気づけない要素がたくさんあります

ケイスケ

天気の悪い日でも
歩けるかな

特に以下のポイントは要チェックです。

  • 歩道の段差や傾斜
  • 途中で休める場所の有無
  • 夜道の明るさ
  • 雨の日の歩きやすさ
  • 買い物帰りの荷物を持っての移動
レオ教授レオ教授

実際に歩いて
確かめるのが一番確実じゃ

また、タクシーの利用のしやすさや、デマンド交通(予約型の地域交通サービス)の有無なども、将来の足として確認しておきましょう


以上、60代の住み替えに失敗しないポイントを解説しました。

ブログまとめ:60代の住み替えは早めの準備で安心の老後に

今回の不動産とーくは『60代の住み替えブログ!実際は大丈夫?体験談&メリットデメリット』と題して徹底解説しました。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

60代からの住み替えは、決して遅すぎることはありません。むしろ、子育てが終わり、ゆとりある判断ができる絶好のタイミングといえます。

レオ教授レオ教授

人生の転機に
なることじゃ

大切なのは、将来の暮らしを見据えた物件選びと、余裕を持った準備期間の確保です。医療施設への近さ、バリアフリー設備の充実度、地域コミュニティの雰囲気など、ポイントを1つずつ確認していけば、必ず理想の住まいが見つかるはずです。

また、持ち家の売却では、複数の不動産会社に相談することで、適正価格での売却と確実な住み替えにつながります

レオ教授レオ教授

プロの目線で
アドバイスがもらえるぞ!

あなたらしい住まいで、新しい生活をスタートさせましょう。きっと素敵な第二の人生が待っていますよ。

以上『60代の住み替えブログ!実際は大丈夫?体験談&メリットデメリット』でした。

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